JPH051774A - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール

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Publication number
JPH051774A
JPH051774A JP15293591A JP15293591A JPH051774A JP H051774 A JPH051774 A JP H051774A JP 15293591 A JP15293591 A JP 15293591A JP 15293591 A JP15293591 A JP 15293591A JP H051774 A JPH051774 A JP H051774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding surface
lubricating liquid
mechanical seal
fixed ring
gradient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15293591A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsumitsu Kanzaki
淳光 神崎
Yasuhiko Mizuseki
康彦 水関
Minoru Akeda
実 明田
Yukitaka Itou
幸香 伊藤
Sunao Kawamura
直 河村
Takatoshi Kinoshita
高年 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Techno Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority to JP15293591A priority Critical patent/JPH051774A/ja
Publication of JPH051774A publication Critical patent/JPH051774A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はメカニカルシール摺動面部の潤滑液の
移動を促進させ、摺動面部の温度上昇を防止し、摺動材
の寿命の向上を図ることを目的としたものである。 【構成】本発明は固定環３摺動面の外周に傾斜４を設
け、回転環６の摺動面外周及び外筒部に勾配７，８を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内気密を保持する
メカニカルシールに有効で、特に軸封室内の潤滑液が強
制的に循環されない軸封装置に好適なメカニカルシール
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、軸封室内の潤滑液を循環させる方
法としては、ポンプ等で強制的に潤滑液を循環させる方
法、又は軸封室外部にポットを設け、ポット内を冷却し
自然循環させる方法があった。なお、この種の装置に関
連するものには、例えば実開昭６１−５５５５２号公報
が挙げられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、軸
封室内の断面積が大きいため潤滑液の流速が遅く、いず
れもメカニカルシール摺動面部に潤滑液が停滞し、摺動
面の温度が上昇して摺動材の摩耗が早くなり、寿命が短
くなったり摺動面部が焼き付き破損する等の問題があっ
た。
【０００４】本発明の目的は、メカニカルシール摺動面
部の潤滑液の移動を促進させ、摺動面部の温度上昇を防
止し、摺動材の寿命の向上を図ることができるメカニカ
ルシールを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定環の摺動面外周に傾斜を設け、回転環の摺動面
外周及び外筒部に勾配を設けたものである。
【０００６】
【作用】メカニカルシール摺動面部の潤滑液は、回転軸
の回転により円周方向に回転し、固定環に設けた傾斜部
に衝突し、かつ回転環の摺動面外周部及び外筒部の勾配
により、潤滑液は勾配部の外周周速の違いによる遠心力
により、潤滑液を強制的に移動させることができる。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図１により説明する。１
は密閉された容器、２は容器１を貫通した回転軸で、駆
動装置（図示せず）により回転される。３は摺動面５の
外周に傾斜４を設けた固定環、６は回転軸２に嵌合され
摺動面５の外周に勾配７を設け、かつ外筒部に所要の勾
配８が設けられ、回転軸２に嵌合されたばね受９により
ドライブピン１０を介して回転軸２と一緒に回転する回
転環、１１は軸封箱である。軸封箱１１内には潤滑液が
封入され、摺動部５の外周辺の潤滑液は回転軸２の回転
により円周方向に移動し、固定環３に設けた傾斜４によ
り円周方向の潤滑液移動に乱れが生じ、かつ、回転環６
に設けた勾配８により潤滑液を強制的に軸方向に移動さ
せ、摺動面５の周辺部における潤滑油の停滞を防止する
ことができる。固定環３に設けた傾斜４の角度及び回転
環６に設けた勾配８の角度は、回転環６と固定環３の直
径、回転軸２の回転数及び潤滑液の粘度等により、摺動
面５周辺に発生する潤滑液の遠心力の大きさが異なるた
め、固定環６と回転環３の直径，回転数及び潤滑液の粘
度等を基に適正な傾斜及び勾配にすることにより、摺動
面５周辺の潤滑液の強制循環を促進する効果を発揮する
ことができる。
【０００８】本実施例のような自己潤滑型のメカニカル
シールによれば、摺動面周辺の潤滑液を回転軸の回転を
活用して強制的に移動させることができ、摺動面の温度
を低下させることが可能である。
【０００９】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、固定環の
摺動面外周に傾斜を設け、回転環の外周及び外筒部に勾
配を設けることにより、摺動面周辺の潤滑液は回転軸の
回転により乱れが生じ、かつ強制的に潤滑液が移動し、
摺動面の温度の上昇を防止することにより摺動材の寿命
の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のメカニカルシールを示す縦
断面図である。
【符号の説明】
２…回転軸、３…固定環、４…傾斜、５…摺動面、６…
回転環、７，８…勾配、９…ばね受、１１…軸封箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水関 康彦 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 明田 実 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 伊藤 幸香 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 河村 直 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 木下 高年 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】容器内の気密を保持するために設けたメカ
    ニカルシールにおいて、固定環摺動面の外周に傾斜を設
    け、かつ回転環の摺動面外周及び外筒部に勾配を設けた
    ことを特徴とするメカニカルシール。
JP15293591A 1991-06-25 1991-06-25 メカニカルシール Pending JPH051774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15293591A JPH051774A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 メカニカルシール

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JP15293591A JPH051774A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 メカニカルシール

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Publication Number Publication Date
JPH051774A true JPH051774A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15551365

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15293591A Pending JPH051774A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 メカニカルシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH051774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7950861B2 (en) 2006-06-30 2011-05-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Opening-angle restricting device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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