JP2005041629A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hideo Isohara
英夫 磯原
Susumu Okui
進 奥井
Masami Maruko
雅巳 圓子
Kazuyoshi Kimura
和芳 記村
Kazunori Katada
和則 堅田
Tomoo Suzuki
智雄 鈴木
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Abstract

【課題】搬送経路を開放した後に記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰することができ、かつ、搬送経路を開放する際の開放量を十分に確保しつつ、装置内の省スペース化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】反転ローラ27の従動ローラ31を含み、駆動ローラ29に対して開閉可能な開閉ユニット33を設け、駆動ローラ29と開閉ユニット33とは、動滑車39を介したワイヤー36により連結され、動滑車39は、開閉ユニット33を閉じる方向にワイヤー36を引っ張るように付勢されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、搬送経路の途中につまった記録媒体を除去するために搬送経路を開放可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機に代表される画像形成装置では、従来、搬送経路の途中において記録媒体がつまった場合に、搬送経路を開放して当該記録媒体を除去することが行われている。
【0003】
このような画像形成装置として、例えば、駆動機構により回転可能な駆動ローラと駆動ローラに従動して回転する従動ローラとにより記録媒体を挟持して搬送する搬送ローラと記録媒体を両面からガイドするガイド部材とを有し、支持軸により本体部に対して回動自在に取りつけられたカバーを設け、本体部に駆動ローラ及び裏面側ガイド部材を配設するとともに、カバーに従動ローラ及び表面側ガイド部材を配設するようにした画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
このような画像形成装置においては、従動ローラ側が上方に向けて開放されるように構成されている場合には、搬送経路を開放してつまった記録媒体を除去した後、従動ローラ側が自重により駆動ローラ側に対して閉まり、記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰する。ところが、従動ローラ側の下端部を軸として上端部側が開放されるように構成されている場合や、従動ローラ側が下方に向けて開放されるように構成されている場合には、搬送経路の開放後、記録媒体を搬送可能な状態に復帰させるためには、ユーザが従動ローラ側を駆動ローラ側に持ち上げて係止部等により止着させる必要があった。
【0005】
このような場合において、ユーザの手を煩わせることなく、自動的に記録媒体を搬送可能な状態に復帰させるためには、例えば、装置本体に固定され原稿を自動的に送る自動送り装置と、この自動送り装置に対して回動可能に設けた原稿読取り用の走査光学系とについて適用されている互いの筐体をバネにより締結して回動側部材を固定側部材に固定させる構造を適用することも考えられる(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−331079号公報
【特許文献2】
特開2003−87462号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置(特許文献1)に、互いの筐体をバネにより締結して回動側部材を固定側部材に固定させる構造(特許文献2)を適用すると、搬送経路を開放する際の開放量と同じ変位量を有するバネを使用する必要があるため、開放量を十分に確保すると装置内の省スペース化に限界があるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、搬送経路を開放した後に記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰することができ、かつ、搬送経路を開放する際の開放量を十分に確保しつつ、装置内の省スペース化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による画像形成装置は、一対のローラから構成され記録媒体を搬送する搬送ローラを有する画像形成装置において、前記搬送ローラの一方のローラを含み、他方のローラに対して開閉可能な開閉ユニットを設け、前記他方のローラと前記開閉ユニットとは、動滑車を介したワイヤーにより連結され、前記動滑車は、前記開閉ユニットを閉じる方向に前記ワイヤーを引っ張るように付勢されていることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って搬送経路が開放される。開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻され、記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰する。
【0011】
ここで、たとえば動滑車を1つ設けた場合には動滑車の移動距離の2倍の長さのワイヤーが、動滑車を2つ設けた場合には動滑車の移動距離の4倍の長さのワイヤーが、他方のローラ側から引き出され、あるいは他方のローラ側へ引き戻されるため、動滑車の移動距離は、搬送経路を最大限に開放した場合の他方のローラと開閉ユニットとの距離よりも少なくてすむ。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記他方のローラは、駆動機構により回転駆動する駆動ローラであり、前記一方のローラは、駆動ローラに対向して従動可能な従動ローラであることを特徴とする

【0013】
請求項2に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って、駆動ローラと従動ローラとが離間され搬送経路が開放される。開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻され、駆動ローラと従動ローラとにより記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰する。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記開閉ユニットは、記録媒体を搬送経路に沿ってガイドするガイド部材を有することを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って、搬送経路が開放されてガイド部材が露出する。開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻され、記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰する。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記他方のローラ及び前記開閉ユニットを含み、外部へ引出可能な引出ユニットを組み込んだことを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、引出ユニットを外部へ引き出した状態で、開閉ユニットを開いて、搬送経路を開放させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1から図3を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明に係る画像形成装置1の実施の一形態を示したもので、この画像形成装置1は、記録紙10に画像を形成する画像形成装置本体2を有しており、この画像形成装置本体2の上部には、記録紙10に形成させる画像を原稿から読取る画像読取装置3が設けられている。
【0020】
画像読取装置3は、原稿に光を照射する光源4と原稿からの反射光を反射させるミラー5とが一体的に構成されたミラーユニット6を有しており、このミラーユニット6は、図1において左右方向に移動自在に配設されている。また、画像読取装置3は、例えばCCD(Charge Coupled Diode)からなり、光を光電変換する撮像素子7を有しており、この撮像素子7の前面にはミラーユニット6からの光を結像素子に結像させるレンズ8が設けられている。
【0021】
画像読取装置3の上面は、原稿を載置するプラテンガラス9により形成されており、画像読取装置3は、プラテンガラス9に載置された原稿に対して、ミラーユニット6を走査させて画像を読取るようになっている。
【0022】
画像形成装置本体2の内部下方には、複数の記録媒体である記録紙10を積層して収容する3つの収容トレイ11が上下三段にわたって設けられており、これら各収容トレイ11の一端部上側には、画像を記録しようとする記録紙10を1枚ずつ収容トレイ11から給紙する給紙装置12がそれぞれ設けられている。
【0023】
これら収容トレイ11の上方には、画像を形成する画像形成部13が配設されている。 この画像形成部13は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するための円筒状の感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkを有しており、これら感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkは、図示しないドラム駆動機構によって、回転駆動されるようになっている。
【0024】
各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの下側部周面近傍には、帯電装置15Y,15M,15C,15Bkがそれぞれ設けられており、これら帯電装置15Y,15M,15C,15Bkは、各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bk表面を一様に帯電させるようになっている。
【0025】
また、各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの周囲であって帯電装置15Y,15M,15C,15Bkより感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの回転方向下流側には、露光装置16Y,16M,16C,16Bkがそれぞれ配設されており、これら露光装置16Y,16M,16C,16Bkは、感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bk表面に対して、各色毎の画像信号に基づいた像露光を行うことにより、静電潜像を形成させるようになっている。
【0026】
各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの周囲であって露光装置16Y,16M,16C,16Bkより感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの回転方向下流側には、現像装置17Y,17M,17C,17Bkがそれぞれ設けられており、これら現像装置17Y,17M,17C,17Bkにより、各色トナーが各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの表面に形成された静電潜像にそれぞれ付着されるようになっている。
【0027】
各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの周囲であって現像装置17Y,17M,17C,17Bkより感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの回転方向下流側には、一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkが設けられており、この一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkと各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkとの間には、各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkに形成された静電潜像を転写させる中間転写ベルト19が、複数の張設ローラ20,20・・・により回転自在に張設されている。一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkは、中間転写ベルト19を感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkに対して圧接させた状態で帯電させることによりトナーを中間転写ベルト19に吸着させてトナー像を転写するようになっている。
【0028】
一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkより中間転写ベルト19の回転方向の下流側には、記録紙10を中間転写ベルト19に対して押圧することにより中間転写ベルト19に転写されたトナー像を記録紙10に対して転写する二次転写ローラ21が、張設ローラ20の一つに対向して回転自在に設けられている。
【0029】
二次転写ローラ21の記録紙10の搬送方向下流側には、加熱ローラと加圧ローラとを有する定着装置22が設けられており、この定着装置22により、熱で溶融されたトナーが記録紙10に固定され、トナー像が記録紙10に定着されるようになっている。
【0030】
二次転写ローラ21より中間中間転写ベルト19の回転方向の下流側には、中間転写ベルト19の表面に残留したトナーを除去、清掃するベルト用クリーニング装置23が設けられている。
【0031】
また、感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの周囲であって一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkより感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの回転方向下流側には、感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの表面に圧接されて残留トナーを除去、清掃するクリーニング装置24Y,24M,24C,24Bkが設けられている。
【0032】
画像形成装置11の側部には、画像が記録された記録紙10を排出する排出口25が設けられている。
【0033】
そして、画像形成装置1の内部には、給紙装置12により収容トレイ11から給紙された記録紙10を、二次転写ローラ21及び定着装置22に対して搬送させた後に、排出口8に到達するように搬送させる搬送経路が形成されており、この搬送経路の所定位置には、搬送方向に記録紙10を搬送するための複数対の搬送ローラ26,26・・・が設けられている。
【0034】
さらに、画像形成装置1の内部には、両面に対して画像形成する場合に、片面に画像が形成された記録紙10を、定着装置22の近傍から分岐し、再度二次転写ローラ21及び定着装置22に搬送させる裏面用の搬送経路が形成されている。
【0035】
搬送経路の途中には、定着装置22から下方に向けて搬送されてきた記録紙10を収容トレイ11の上方を図1において右方向へ搬送させるとともに、搬送方向を左方向に切り換えて、二次転写ローラ21の方向へ送り出す搬送ローラである反転ローラ27が設けられている。また、搬送経路の所定位置には、搬送方向に記録紙10を搬送するための複数対の搬送ローラ26,26・・・が設けられている。
【0036】
搬送経路及び搬送経路は、図中破線で示す画像形成装置本体2から外部へ引出可能な引出ユニット28とされている。
【0037】
反転ローラ27は、図2及び図3に示すように、駆動機構(図示しない)により回転駆動可能な駆動ローラ29を有しており、駆動ローラ29は、他の構成部品とともに埃やゴミ等の侵入を防止するケース30に覆われている。
【0038】
ケース30には、駆動ローラ29に対向して従動可能な従動ローラ31と記録紙10を折り返させる搬送経路に沿ってガイドするガイド部材32とをユニット化し、駆動ローラ29を含む引出ユニット28の固定側に対して開閉可能な開閉ユニット33が、搬送経路に垂直な一端側を支軸として設けられている。
【0039】
開閉ユニット33の開閉側端部には、引出ユニット28の固定側に係止する係止部34が、引出ユニット28の固定側に対する係止を解除するレバー35とともに設けられている。また、開閉ユニット33の開閉側端部の両端には、ワイヤー36を締結する締結部37がそれぞれ設けられており、この締結部37には、ワイヤー36の一端が固定されている。
【0040】
ケース30内の締結部37に対応する位置には、ワイヤー36を支持する定滑車38が、設けられており、この定滑車38の近傍には、ワイヤー36の他端が固定されている。定滑車38よりケース30の内側には、定滑車38に対向して、搬送経路に直交する方向に移動可能な動滑車39が設けられており、この動滑車39の周面にはワイヤー36が渡されている。また、ケース30内の所定位置には、動滑車39を搬送経路に直交する方向に沿って案内するガイドレール40が設けられている。
【0041】
動滑車39の軸受部には、搬送経路に直交する方向に伸縮する付勢部材としてのバネ41が、搬送経路が開放されていないときに収縮された状態となるように設けられており、バネ41の終端部は、ケース30内の開閉ユニット33の支持軸側に固定されている。バネ41は、搬送経路を最大限に開放した場合の引出ユニット28の固定側と開閉ユニット33との距離の1/2の変位量を有するとともに、開閉ユニット33を引出ユニット28の固定側に対して閉じた状態で支持可能な収縮力を有している。
【0042】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0043】
画像読取装置3によりプラテンガラス9に載置された原稿に形成されている画像が読取られると、所定の処理がなされた後、各露光装置に送られる。
【0044】
画像形成装置本体2では、各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Bkの表面が帯電装置15Y,15M,15C,15Bkにより一様に帯電させ、各露光装置16Y,16M,16C,16Bkにより像露光を行って読取装置により読取られた画像データに基づいて静電潜像を形成させ、この静電潜像に各現像装置17Y,17M,17C,17Bkによりトナーを付着させてトナー像を形成させる。そして、中間転写ベルト19が一次転写装置18Y,18M,18C,18Bkにより押圧されながら各感光体ドラムに接触して回転し、これにより中間転写ベルト19に各色のトナー像が順次転写される。
【0045】
同時に、給紙装置12により、収容トレイ11に収容された最上位の記録紙10が取出され、搬送ローラ26,26・・・が回転動作することによりこの取出された記録紙10が搬送される。
【0046】
そして、トナー像が、二次転写ローラ21の上方を通過するときに記録紙10が中間転写ベルト19の下方に搬送され、二次転写ローラ21によりトナー像が記録紙10に転写され、その後、定着装置22によりトナー像の定着処理が行われる。
【0047】
記録紙10の両面に画像を形成させる場合には、記録紙20が、裏面用の搬送経路に沿って、反転ローラ27に対して搬送される。記録紙10の後端部まで反転ローラ27に送られると、反転ローラ27が記録紙10の後端部を挟持した状態で、逆方向に回転し、これにより、記録紙10が、搬送経路をガイド部材32に沿って折り返される。その後、記録紙10が、裏面用の搬送経路に沿って搬送されることにより、中間転写ベルト19に対して裏面を向けた状態で、二次転写ローラ21に搬送され、これにより、記録紙10の裏面に所定のトナー像が転写され、定着装置22によりトナー像の定着処理が行われる。
【0048】
ここで、記録紙10を折り返させる搬送経路において、紙づまりが生じた場合には、画像形成装置本体2から引出ユニット28を引出した後、レバー35を操作して係止部34による開閉ユニット33の引出ユニット28の固定側への係止を解除する。そして、開閉ユニット33を下方へ押し下げると、ワイヤー36が引っ張られるのに伴って動滑車39がガイドレール40に沿って定滑車38側に移動するとともにバネ41が引き伸ばされて、搬送経路が開放され、従動ローラ31及びガイド部材32が露出されるため、搬送経路につまった記録紙10を除去可能となる。
【0049】
つまった記録紙10を除去した後、開閉ユニット33の押し下げ動作を解除すると、引き伸ばされていたバネ41が収縮して動滑車39がバネ41側に移動するとともに、ワイヤー36が引き戻され、これに伴って開閉ユニット33が、引出ユニット28に対して閉じ、記録紙10を搬送可能な状態に自動的に復帰する。
【0050】
ここで、開閉ユニット33の開閉時には、動滑車39の移動距離の2倍の長さのワイヤー36が、引出ユニット28の固定側から引き出され、あるいは引出ユニット28の固定側へ引き戻されるため、バネ41は、搬送経路を最大限に開放した場合の引出ユニット28の固定側と開閉ユニット33との距離の1/2の変位量を有するバネを使用すれば足りる。
【0051】
画像が形成された記録紙10は、排出装置26により排出口25から排出され、排出トレイ27上に積載される。
【0052】
以上より、本実施形態によれば、紙づまりが生じた場合には、画像形成装置本体2から引出ユニット28を引出し、開閉ユニット33を下方へ押し下げると、搬送経路が開放され、開閉ユニット33の押し下げ動作を解除すると、引き伸ばされていたバネ41が収縮してワイヤー36が引き戻され、これに伴って開閉ユニット33が、引出ユニット28に対して閉じるため、記録紙10を搬送可能な状態に自動的に復帰させることができる。
【0053】
また、バネ41は、搬送経路を最大限に開放した場合の引出ユニット28の固定側と開閉ユニット33との距離の1/2の変位量を有するバネを使用すれば足りるため、搬送経路を開放する際の開放量を十分に確保しつつ、装置内の省スペース化を図ることができる。
【0054】
なお、本実施形態においては、1つの動滑車を設けるようにしたが、動滑車の数は1つに限るものではない。
【0055】
また、本実施形態においては、付勢部材はバネにより構成するようにしたが、これに限るものではなく、たとえばゴムにより構成するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って搬送経路が開放され、開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻されるため、記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰させることができる。
【0057】
そして、動滑車の移動距離は、搬送経路を最大限に開放した場合の他方のローラと開閉ユニットとの距離よりも少なくてすむため、搬送経路を開放する際の開放量を十分に確保しつつ、装置内の省スペース化を図ることができる。
【0058】
請求項2に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って、駆動ローラと従動ローラとが離間され搬送経路が開放され、開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻されるため、駆動ローラと従動ローラとにより記録媒体を搬送可能な状態に、自動的に復帰させることができる。
【0059】
請求項3に記載の発明によれば、開閉ユニットを開くと、付勢に抗してワイヤーが引っ張られるのに伴って、搬送経路が開放されてガイド部材が露出し、開閉ユニットを閉じる際には、付勢によりワイヤーが引き戻されるため、記録媒体を搬送可能な状態に自動的に復帰する。
【0060】
請求項4に記載の発明によれば、引出ユニットを外部へ引き出した状態で、開閉ユニットを開いて、搬送経路を開放させることができるため、装置内に開閉ユニットを開くスペースを設ける必要がなく、より装置内の省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置の開閉ユニットを開閉する構成を示す側面図である。
【図3】本実施形態に係る画像形成装置の開閉ユニットを開閉する構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 記録紙(記録媒体)
27 反転ローラ(搬送ローラ)
28 引出ユニット
29 駆動ローラ
31 従動ローラ
32 ガイド部材
33 開閉ユニット
36 ワイヤー
39 動滑車
41 バネ

Claims (4)

  1. 一対のローラから構成され記録媒体を搬送する搬送ローラを有する画像形成装置において、前記搬送ローラの一方のローラを含み、他方のローラに対して開閉可能な開閉ユニットを設け、前記他方のローラと前記開閉ユニットとは、動滑車を介したワイヤーにより連結され、前記動滑車は、前記開閉ユニットを閉じる方向に前記ワイヤーを引っ張るように付勢されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記他方のローラは、駆動機構により回転駆動する駆動ローラであり、前記一方のローラは、駆動ローラに対向して従動可能な従動ローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉ユニットは、記録媒体を搬送経路に沿ってガイドするガイド部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記他方のローラ及び前記開閉ユニットを含み、外部へ引出可能な引出ユニットを組み込んだことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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