JP4893285B2 - シートカバー被覆構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートカバー被覆構造に関する。より具体的には、シートパッドの外表面を、袋状のシートカバーで被覆してその開口部を紐状部材で巾着して取付けるに際して、シートカバーの少なくとも一部をシートパッドの内部に吊り込んだ状態として取付けるシートのシートカバー被覆構造に関する。
従来、自動車等車両のシート表面を被覆するシートカバー(表皮材)として、例えば特許文献1には、いわゆる巾着式のシートカバーが開示されている。このシートカバーは、袋状でありシートパッド(クッション体)の表面に被せられ、シートパッドの裏面側で開口を絞ることによりシートパッドの表面を被覆する。
ところで、シートへの着座者の着座性を向上させたり、あるいは意匠性を向上させる等の目的で、シートパッドの表面形状に追従させた状態としてシートカバーを被覆することが必要となる。
下記特許文献1によれば、シートカバーの裏面と、シートパッドの表面の対応位置に対の面ファスナーが配設されており、面ファスナーを綴じ合わせることによりシートカバーをシートパッドの表面に密着させて、その表面形状に追従させている。
他の構成方法としては、シートパッドの多少へこませた中央部位置にシートカバーを吊り込むための凹部を形成して、このシートパッドの凹部にシートカバーを吊り込んで掛止することにより、表面形状に追従させる方法がある。いわゆる吊り込み構造方式である。
例えば、特許文献2には、図20に示すように着座者が着座するシートクッション110の中央部位置の多少へこんだ表面部分102に吊り込み構造方式によりシートカバーをシートパッドの表面形状に追従して被覆したシート100が開示されている。図21(A)に示すように、この吊り込み構造ではシートパッド111の中央部位置に形成された凹部111aに予めインサートワイヤ112が配設されており、シートカバー115の裏面には先端にJ字状のフック113aを備えておりその上方に止め穴113bが形成された吊り込みコード113が縫合されている。図21(B)に示すように、J字状のフック113aをインサートワイヤ112に掛け止めることによりシートカバー115が凹部111aに位置決めされ、さらに別体としてのC字状のリング114を止め穴113bに挿通するとともにインサートワイヤ112を絡めてかしめることにより吊り込みコード113がインサートワイヤ112に掛止される。これによりシートカバー115が凹部111aに吊り込まれ、シートパッド111の表面にシートカバー115が追従した状態として被覆される。すなわち、図20に示すようにシートクッション110のへこんだ表面部分102に追従したシート100として形成することができる。
また、特許文献3には、特許文献2とは掛止手段が異なる吊り込み構造が開示されている。図22に、特許文献3に示される掛止手段である樹脂フック120を示した。この樹脂フック120は、特許文献2のJ字状のフック113a及びC字状のリング114に対応しており、シートカバーの裏面においてシートパッドの中央部位置に形成した凹部に対応した位置に縫合されている。樹脂フック120は、下方に開口部122を有する略円筒形の筒状体124を有し、開口部122の外側には拡開する1対のガイド片126a、126bを備えており、内側には返り爪形状の突起部128a、128bが形成されている。インサートワイヤ130は、ガイド片126a、126bにガイドされながら開口部122が撓むことによって筒状体124に陥入し、突起部128a、128bにより抜け止めされた状態となる。この樹脂フック120によれば、シートカバーをより容易にインサートワイヤ130に掛止することができる。
実開昭62−111500号公報 特開2004−337号公報 特開2004−8488号公報
上述したように、上記特許文献1に記載されている巾着式のシートカバーは裏面で被覆するシートカバーの開口を絞るため表面は左右上下に引っ張られる作用力が生じたり、着座荷重によりシートカバーに剥がれやずれが生じやすく、へこんだ表面形状に追従可能な実用性のあるシートを得るには限界があった。
一方、特許文献2に開示されているように、シートパッド111に配設されたインサートワイヤ112にシートカバー115の裏面を掛止させる吊り込み構造をとれば、シートカバーの剥がれやずれは生じ難く、シートカバー115をシートパッド111のへこんだ表面形状に追従させることができる。しかしながら、シートカバー115をシートパッド111に装着するためにはC字状のリング114をかしめるために専用の治具を要し、自動車等車両の所有者や使用者が容易に装着することはできない。また、取り外すのも困難である。
特許文献3には、シートカバーの装着性を改善した掛止手段が開示されているが、掛止状態でインサートワイヤ130が抜け止めされているので、専用の治具を使用しなければ取り外すことができず、やはり取り外しが困難である。
上述したように、従来、シートパッドにシートカバーを被覆してシートを形成するに際して、シートカバーの着脱の容易性と、シートパッド表面形状への追従形成に際して剥がれやずれの生じ難い確実な取付け性を兼ね備えたシートはなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドにシートカバーを被覆してシートを形成するに際して、吊り込み構造方式をとりシートカバーを巾着式でシートパッドに被覆する場合であっても、吊り込み構造の吊り込み作用をその被覆する際の巾着作用力を用いて行うようにすることにより、シートカバーの着脱容易性とシートパッド表面への追従性を確保しながらシートカバーをシートパッドに確実に取付けることにある。
本発明に係るシートのシートカバー被覆構造は、上記課題を解決するために以下の手段をとる。
まず、第1の発明は、吊り込み凹部を有するシートパッドの外表面を、袋状のシートカバーで被覆してその開口部を紐状部材による巾着構造にて取付けるシートのシートカバーの被覆構造であって、前記吊り込み凹部に対応する位置のシートカバー裏面には吊り込み部材が設けられており、前記紐状部材を引き締めて前記開口部を絞るための作用力を、吊り込み部材に作用させることにより、前記開口部の絞りと同時に、前記吊り込み凹部への当該シートカバーの吊り込みが可能なことを特徴とする。
この第1の発明によれば、シートカバー裏面の対応する位置に設けられた吊り込み部材をシートパッドの吊り込み凹部へ吊り込むため、シートカバーのシートパッドの外表面への追従性に優れる。それとともに、シートカバーを巾着構造にて取付けるにあたり、シートカバーの開口部を引き締めて開口部を絞るための作用力を吊り込み部材に作用させることにより、開口部の絞り込みと吊り込み凹部への吊り込みとを同時に行うことが可能な構成とされているため、シートカバーの着脱が容易であり、且つシートカバーをシートパッドに確実に取付けることができる。
第2の発明は、前記吊り込み凹部の少なくとも一部は当該シートパッドの裏面まで貫通する貫通孔として形成されており、前記吊り込み部材には、前記シートパッドの裏面まで貫通して形成された貫通孔を挿通して配設される吊り引き部位が、直接設けられるか又は別部材として取付けられえており、かつ、該吊り引き部位の貫通孔を挿通する先端部には前記紐状部材を掛止することのできる掛止部が形成されており、該シートパッドの裏面まで貫通して形成された貫通孔を挿通したシートカバーの吊り引き部位の掛止部は、前記紐状部材を引き締めて前記開口部を絞るための作用力が及ばされる状態で該紐状部材に掛止されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、シートパッドの外表面に形成された吊り込み凹部はその少なくとも一部がシートパッドの裏面まで貫通する貫通孔として形成されており、シートカバー裏面の吊り込み部材にはシートパッドの貫通孔に対して挿通して配設される吊り引き部位が設けられている。吊り引き部位の先端部には紐状部材を掛止することができる掛止部が設けられており、紐状部材を引き締めて開口部を絞るための作用力が及ばされる状態で紐状部材に掛止されることにより、シートカバーがシートパッドの内部に吊り込まれた状態となる。このとき、シートカバーでシートパッドを被覆してその開口部を引き締めて取付けるため取付けが容易であり、且つ、シートカバーをシートパッドに吊り込んだ状態とする際にも特別な治具等を用いることなく、シートパッドの貫通孔に吊り込み部位を挿通し、吊り込み部位の先端に形成された掛止部を紐状部材を掛止することにより容易に吊り込まれた状態とすることができる。したがって、シートカバーの開口部の絞り込みと吊り込み凹部へのシートカバーの吊り込みとを同時に、しかも容易に行うことができる。また、シートカバーを取り外すときは、引き締められた紐状部材の作用力を緩めることにより開口部が開放され、同時に吊り込まれた状態が解除されるので容易に取り外すことができる。
第3の発明は、上記した第2の発明において、袋状の開口部に配設された紐状部材の両端部分が前記シートカバーの吊り引き部位の掛止部に掛止されており、更に、該紐状部材の両先端部分が前記吊り引き部位を前記貫通孔に沿った方向の作用力が生じるように他の構成部位に係止されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、吊り引き部位を貫通孔に沿った方向の作用力が生じるように紐状部材の両端部分が他の構成部位に係止されている。それにより、吊り引き部に吊り込み方向への張力がより確実に加わり、吊り込まれた状態を維持しやすくシートカバーのずれが生じにくい。
第4の発明は、上記した第2または第3の発明において、シートは、前記シートパッドの裏面方向位置に配設される台座部材に載置される構成となっており、前記紐状部材の先端部分が掛止される他の構成部位が該台座部材とされていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、紐状部材の先端部分がシートの載置される台座部材に掛止されるため、紐状部材によりシートカバーの開口部を絞ると同時に、吊り込むことができるのみならず、さらに、シートが載置される台座部材に対して固定することもできる。
本発明によれば、上記した手段により次の効果を得る。
先ず、上記第1の発明によれば、上述した本発明が解決しようとする課題を達成することができる。すなわち、シートパッドにシートカバーを被覆してシートを形成するに際して、吊り込み構造方式をとりシートカバーを巾着式でシートパッドに被覆する場合であっても、吊り込み構造の吊り込み作用をその被覆する際の紐状部材を引き締めて開口部を絞るための作用力を用いて行うことにより、シートカバーの着脱容易性とシートパッド表面への追従性を確保しながらシートカバーをシートパッドに確実に取付けることができる。
次に、上記第2の発明によれば、シートカバーの開口部の絞込みと吊り込み凹部へのシートカバーの吊り込みを同時に、しかも容易に行うことができる。
次に、上記第3の発明によれば、更に、吊り引き部位に吊り込み方向への張力がより確実に加わり、吊り込まれた状態を維持しやすくシートカバーのずれが生じにくい。
次に、上記第4の発明によれば、更に、紐状部材の先端部分がシートの載置される台座部材に掛止されるものであるため、紐状部材を容易に固定することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の最良の形態について詳細に説明する。本実施形態は図1に示す車両のシート10の座面を構成するシートクッション20に本発明に係るシートカバー被覆構造1を適応した例である。なお、車両のシート10は特に自動車用として好適な形態のものである。
車両のシート10は座面となるシートクッション20と背凭れとなるシートバック18とから構成されている。シートクッション20は着座性の点から通常、座面中央部は両側部より多少へこんだ形状22として低く形成されている。なお、シートクッション20は、図2に示すように、有底の台座部材12に取り外し可能に載置される。シートクッション20は、シートパッド30と、このシートパッド30を被覆するシートカバー40とで構成されている。シートパッド30の外表面はシートクッション20の基本的外形形状として形成され、中央部位置が両側部より多少へこんだ形状22とされている。このへこんだ形状22に追従した状態としてシートカバー40をシートパッド30に被覆するために、吊り込み構造方式が用いられ、且つ、シートカバー40の開口を絞り込んで取付ける巾着構造方式により被覆される。このシートカバー被覆構造1の各構成部材について以下説明する。
図3及び図4に示すように、シートパッド30はウレタン製であり、その上面の外表面形状はシートクッション20の基本的外形形状として形成されている。すなわち上面の外表面は中央部位置が両側部より多少へこんだ形状22として形成されている。このへこんだ形状22箇所に吊り込み構造を施すために、図3の平面視で見て、吊り込み溝部32が三日月状に形成されている。この吊り込み溝部32は有底の溝形状として形成されており、図4に示されるように、この吊り込み溝部32にはその溝底部からシートパッド30の裏面まで貫通する2つの貫通孔34a、34bが形成されている。貫通孔34a、34bが形成された裏側の裏面には、この2つの貫通孔34a、34bを跨いで形成された浅溝35が形成されている。この実施形態では、この吊り込み溝部32、貫通孔34a、34b、浅溝35で本発明で言う吊り込み凹部36が構成されている。
なお、シートパッド30は、その表面にポリウレタンがコートされており、シボ加工によりポリウレタンコートに細かい凹凸が形成されている。このシボは、主にシートカバー40とシートパッドがずれるのを防止する機能を果たす。
また、貫通孔34a、34bが形成されたシートパッド30の裏面には、浅溝35に隣接してくい込み防止板嵌合凹部が形成されており、くい込み防止板38が嵌め込まれて取付けられている。くい込み防止板38は硬質の樹脂板で形成されており、後で詳述するように、シートカバー40の巾着時に紐状部材50がシートパッド30にくい込むのを防止する機能を果たす(図11(B)参照)。
図5及び図6に示すように、シートカバー40は、シートパッド30の外表面を被覆することのできる袋状として形成されている。その袋状の開口周縁部には折り返して縫成された挿通孔42が形成されており(図8参照)、紐状部材50が開口に沿って挿通され、その両端部がシートカバー40の後方側からはみ出した状態となっている。この紐状部材50の両端部を引っ張ることにより巾着式に開口を絞ることができる。
シートカバー40の内面には、シートパッド30に形成された吊り込み凹部36に対応する位置に吊り込み部材44が一体的に設けられている。本実施形態では、別体として形成された吊り込み部材44をシートカバー40の内面に縫着して一体的とされている。
吊り込み部材44は、図7に示すように、上端がシートカバー40に直接縫着された布状の吊り込み帯44aとして形成されており、この吊り込み帯44aの下端には2つの掛止具46a、46bが取付けられている。掛止具46a、46bは、扁平な長形の樹脂製であり、下端は鉤状の掛止部47a、47bが形成されており、紐状部材50が掛止されるようになっている。なお、掛止具46a、46bは、シートパッド30に形成された貫通孔34a、34bに挿通されてシートカバー40の吊り込み機能を果たすものである(図13参照)。
掛止具46a、46bは吊り込み部材44としての吊り込み帯44aとは別体として形成されており、吊り込み帯44aへの取付けは次のような取付け構造となっている。掛止具46a、46bの上端には取付け孔48a、48b形成されており、吊り込み帯44aの下端には二箇所が切り欠かれた挿通孔44bが縫成されており、ワイヤ49が挿通されて吊り込み帯44aの全幅に渡って掛架されている。掛止具46a、46bは取付け孔48a、48bにワイヤ49が挿通されて挿通孔44bの切り欠き位置から垂下した状態で吊り込み帯44aの下端に取付けられている。この掛止具46a、46bが本発明の吊り引き部位に対応する。
図2に示すように、シートクッション20が載置される台座部材12は、シートフレーム16上に固定されており、後方が開放した略船形であり、前方及び両側方を覆うシールド部12a内にシートクッション20を載置する略平らな載置台14として配設されている。なお、この載置台14の高さ位置はシート10が取付けられる床面位置からは底上げされた位置状態として配設されている(図16参照)。
シートクッション20は台座部材12にはシールド部12aに嵌め込まれた状態で載置される。載置台14には通し孔14aが形成されている。この通し孔14aが形成される位置は、シートパッド30が載置された際にシートパッド30に形成された貫通孔34a、34bの真下ないしはその付近の位置とされており、巾着する紐状部材50を挿通可能としている。更に、シールド部12aの前方位置にもまた紐状部材50の通し孔12bが設けられており、通し孔14aを挿通した紐状部材50が挿通されるように成っている。
なお、載置台14の後部には、後方の端部が切り欠かれて緩やかに反り上がる2つの爪部14bが形成されている。
次に、シートパッド30をシートカバー40で被覆してシートクッション20のアッシー状態とし、さらに台座部材12に載置する手順を、順を追って説明する。
まず、図9及び図12に示すように、シートカバー40に取付けた吊り込み部材44をシートパッド30に形成した吊り込み凹部36に対応させた位置状態として袋状のシートカバー40をシートパッド30に覆い被せる。この際に、図13に示すように、吊り込み部材44としての吊り込み帯44aをシートパッド30に形成された吊り込み溝32に垂らし込んだ状態とすると共に、吊り込み帯44aの下端部に取付けられた掛止具46a、46bを吊り込み溝32に連続して形成された貫通孔34a、34bに垂らし込んだ状態とする。すなわち、吊り込み帯44a及び掛止具46a、46bを吊り込み溝42及び貫通孔34a、34bに垂らし込んで嵌め込みつつシートカバー40をシートパッド30に被せる(図10参照)。このとき、吊り込み部材44は、吊り込み凹部36内に垂らし込まれているものの、吊り込み凹部36へ吊り込む作用力は加えられていない。
次に、図11(B)に示すように、紐状部材50をシートカバー40に形成した挿通孔42外で交差させ、その交差位置より端部側で紐状部材50をそれぞれ貫通孔34a、34bに垂らし込まれた掛止具46a、46bの先端の掛止部47a、47bに掛止し、紐状部材50の両端を下方に引っ張る。これにより、紐状部材50には開口部を絞るための作用力、すなわち巾着の作用力が働き、シートカバー40をシートパッド30に被覆する作用力として機能すると共に、シートパッド30の外表面のへこんだ形状にシートカバー40を追従させる吊り込み作用力として機能する。
すなわち、紐状部材50は、その両端部が引張られて緊張状態となることによりシートカバー40の開口を絞る巾着の作用が生じる。これにより袋状のシートカバー40の開口が絞られシートパッド30の外表面に追従した状態として被覆する作用がなされる。この巾着の作用時、紐状部材50は掛止具46a、46bの掛止部47a、47bに掛止されているため、掛止具46a、46bは紐状部材50により図13の状態から図14に示す状態に同図で見て下方向に引かれる。すなわち、掛止具46a、46bには下方向への引き込み力が生じる。これにより、吊り込み部材44全体が吊り込み凹部36に引き込まれ、吊り込み部材44を取付けたシートカバー40の箇所をシートパッド30の外表面形状に追従させた被覆状態として被覆される(図11(A)参照)。これによりシートパッド30の外表面が多少へこんだ形状の場合でも確実に追従させて被覆することができる。なお、吊り込み部材44の引き込みは、図15によく示されるように、ワイヤ49が吊り込み溝部32の底部に底付き状態となるまで行うことができる。場合によっては吊り込み溝部32の底部のシートパッド30を弾性変形させて引き込むことも可能である。
以上のようにして、シートカバー40によりシートパッド30が被覆されたシート20のアッシー状態とすることができる。なお、この状態で紐状部材50の両端を互いに結んで固定することによりシートカバーの被覆作業を終了させることもできる。すなわち、図11(B)で図示される紐状部材50の両端50a、50aを掛止具46a、46bの掛止部47a、47bに掛止された後で、両者を結んで固定して終了させることもできる。本実施形態の場合はこの紐状部材50の両端50a、50aの固定を以下のように、シートクッション20を台座部材12に載置した状態とした後で行う。
紐状部材50の両端50a、50aを固定するにあたって、先ず、アッシー状態のシートクッション20を台座部材12上に載置する。そして、図16に示すように、紐状部材50の両先端部を載置台14の通し孔14aと、シールド部12aの通し孔12bに順に挿通させる。この状態で紐状部材50の両先端部を引張ってシールド部12aの通し孔12bに掛止する。この紐状部材50の先端の掛止は本実施形態では樹脂製の固定具52を用いて行われている。固定具52は紐状部材50の長さ方向の任意の位置で位置決めして挟着可能とされるものであり、紐状部材50を引き締めて巾着の作用力を生じさせた状態で、固定具52をシールド部12aの貫通孔12bに係合させて紐状部材50を固定する。また、シート20を載置台14に載置する際には、シート20の裏面後方位置においてシートパッド30と、シートパッド30を覆うシートカバー40との間に載置台14の爪部12bを挿入する。したがって、図16に示すように、シート20裏面の後方位置においては、シートカバー40が爪部12bをかみ込んだ状態でシートパッド30を被覆した状態となっている。
以上の構成のシートクッション20のシートカバー被覆構造1によれば、以下の作用効果を奏する。
まず、シートパッド30に形成された吊り込み凹部36には裏面に貫通する貫通孔34a、34bが設定されており、シートカバー40に設けられた吊り込み部材44には貫通孔34a、34bに対して挿通可能な掛止具46a、46bが設定されている。シートカバー40を巾着するために配設された紐状部材50に対して、巾着の作用力が及ばされる状態で掛止具46a、46bの掛止部47a、47bに掛止されることにより、シートカバー40がシートパッド30の内部に吊り込まれた状態となる。この吊り込まれた位置状態でシートカバー40はシートパッド30の外表面に確実に位置決めされるため、シートカバー40の剥がれやずれが生じにくく、且つ、シートカバー40をシートパッド30の外表面形状に追従させた状態として被覆することができる。しかも、この巾着作用時、紐状部材50は貫通孔34a、34bを通りその真下の載置台14の通し孔14bに引き込まれることにより、掛止具44a、44bの掛止部47a、47bの引張り方向は貫通孔34a、34bの貫通方向となっている。この貫通方向は吊り込み方向となっているため、吊り込み部材44への吊り込み作用力がより確実に加わる。それにより、吊り込まれた状態を維持しやすくシートカバー40のずれが一層生じにくくなっている。
次に、シートカバー40は袋状であり、シートパッド30を被覆してその開口部を巾着して取付けるため取付けが容易である。また、シートカバー40をシートパッド30に吊り込んだ状態とする際にも特別な治具等を用いることなく、シートパッド30の貫通孔34a、34bに掛止具46a、46bを挿通し、先端の掛止部47a、47bを紐状部材50に掛止することにより容易に吊り込まれた状態とすることができる。さらにこの紐状部材50の先端部分がシートクッション20の載置される台座部材12に掛止されるため、紐状部材50によりシートカバー40の開口部を絞ると同時に吊り込むことができるのみならず、シートクッション20を台座部材12に対して固定することもできる。
次に、シートカバー40を巾着して取付ける際の巾着の作用力が及ばされる状態で紐状部材50を掛止具46a、46bの掛止部47a、47bに掛止しているため、シートカバー40の開口部を絞ると同時に吊り込むことができる。逆に、シートカバー40を取り外すときは巾着の作用力を緩めることにより開口部が開放され、吊り込まれた状態が解除されるので容易に取り外すことができる。したがって、自動車等車両の所有者や使用者がシートカバーを容易に着脱可能であり、シートカバー40をクリーニングしたり、柄換えして車室内を模様替えするなどの対応が可能である。
さらに、シートパッド30に設けられた吊り込み凹部36は、吊り込み溝部32の一部のみが裏面に貫通する2つの貫通孔34a、34bとして設定されており、シートカバー40の掛止具46a、46bを挿通することにより吊り込み部材44を容易に位置決めして裏面に挿通することができる。また、吊り込み溝部32の裏面に貫通しない部分は有底であり、吊り込み帯44aが底付き位置で固定され、その位置より深く吊り込まれないため吊り込み深さを一定に保つこともできる。
また、吊り込み帯44aの下端には全幅に渡りワイヤ49が掛架されて枠としも作用しており、掛止部47a、47bを紐状部材50に掛止した際に掛止部47a、47bに加わる下方への張力が吊り込み帯44aの下端の全幅に略均等に加わるためシートカバー40にたるみが生じにくい。しかも、枠として作用するとともに、ワイヤ49と掛止具46a、46bは容易に吊り込み帯44aから取り外すことができるため、シートカバー40をシートパッド30から取り外してクリーニングする際などにでも容易に対応可能である。
また、シートパッド30の裏面には、貫通孔34a、34bが形成された浅溝35の後方位置、すなわち紐状部材50が配索されて接触する角部に形成されたくい込み防止板嵌合凹部37にくい込み防止板38が嵌めこまれている。それにより、紐状部材50がシートパッド30にくい込むことにより紐状部材50がたるみ、紐状部材50により掛止部47a、47bに加わる下方への張力が不安定となってシートカバー40がずれたり、シート20の表面の凹部形状が浅くなるのを防ぐことができる。
また、シートパッド30にポリウレタンがコートされていることにより、シートパッド30のウレタン部分に直接紫外線が照射されるのを防ぐことができる。すなわち、ウレタン製のシートパッドは紫外線に弱いため、太陽光を浴びることにより劣化することがある。本発明のシート20はシートカバー40を取り外し可能であるため、例えばシートカバー40をクリーニングしているときなどにシートパッド30が剥き出し状態となることがある。そのような場合であっても、ポリウレタンコートが施されていることによりシートパッド30の劣化を防ぐことができる。更に、このポリウレタンコートにシボ加工が施されていることによりシートカバー40との摩擦が大きくなり、シートカバー40がシートパッド30とずれるのを防ぐことができる。また、シートパッド30の表面にシボ加工が施されていることにより、シートカバー40とシートパッド30の表面にわずかな隙間が生じ、通気性を確保することもできる。
また、シートパッド30は、紐状部材50の巾着の作用力が及んだ状態でシートカバー40で載置台14の爪部12bをかみ込んで載置台14上に載置されている。それにより、シートカバー30により載置台14の後端が覆われるため見栄えが良いとともに、載置台14への紐状部材50が載置台14の後端部に対しても固定手段としても作用することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の実施形態が考えられるものである。
吊り引き部位の掛止部は、袋状のシートカバーを巾着して取付ける際の紐状部材の巾着の作用力が及ばされる状態で掛止されていれば、紐状部材の先端部分でなくても、直接シートカバーの開口部に係り合っている紐状部材の中間部に掛止されていてもよい。紐状部材の中間部に掛止した実施形態として、図17には上記実施形態のシートパッド30と同様に三日月状の吊り込み溝部132と、吊り込み溝部132から裏面まで貫通する貫通孔134a、134bを備えたシートパッド130に対してシートカバー140を被覆したシートクッション120に係る実施形態を示した。紐状部材150の端部150a、150aは、シートカバー140の開口に形成された挿通孔の後方位置(図中符号142)より引き出されて巾着の作用力を生じているが、挿通孔は前方位置(図中符号143)で切り欠かれており、その切り欠きから紐状部材150の中間部150bが引き出されシートカバーの吊り引き部位を構成する掛止具147a、147bが掛止されている。
また、図示は省略するが、紐状部材は複数用いてもよい。但し、紐状部材を複数用いる場合も掛止部は少なくとも一の紐状部材に対して巾着の作用力が及ばされる状態で掛止されなければならない。
また、吊り込み凹部は、上記実施形態においては平面視で三日月状でありシートパッド外表面上に1箇所のみに設けられている例を示したが、吊り込み凹部の平面視形状は、三日月状に限定されるものではなく、直線状、曲線状、点状など任意に設定可能でありシートの外形形状として種々の意匠形状を表現することができる。直線状の吊り込み凹部を設定した実施形態として、図18には中央に前後方向に形成された直線状の吊り込み溝部232と、吊り込み溝部232から裏面まで貫通する貫通孔234a、234bからなる吊り込み凹部236を備えたシートパッド230に対してシートカバー240が被覆されたシートクッション220に係る実施形態を示した。図示は省略するが、シートカバー240には、シートパッド230の吊り込み凹部236に対応する位置において吊り込み部材が設けられている。吊り込み部材に設けられた吊り引き部位を構成する掛止具247a、247bはそれぞれ貫通孔234a、234bに挿通されており、前方に位置する掛止具247aは紐状部材250の中間部250bにおいて、後方に位置する掛止具247bは後方側から引き出された紐状部材250の端部250a側において巾着の作用力が及ぼされた状態で掛止されている。
また、吊り込み凹部はシートパッドの外表面上に複数箇所設けてもよい。吊り込み凹部を複数箇所設けた実施形態として、図19には左右両側において前後方向に形成された直線状の吊り込み溝部332、333を備えたシートパッド330に対してシートカバー340が被覆されるシートクッション320に係る実施形態を示した。吊り込み溝部332、333のそれぞれには、裏面まで貫通する貫通孔334a、334b、334a、335bが形成されており、吊り込み凹部336、337を構成している。図示は省略するが、シートカバー340には、シートパッド330の2つの吊り込み凹部236、237のそれぞれに対応する位置において吊り込み部材が設けられている。吊り込み部材の吊り引き部位を構成する掛止具346a、346b、347a、347bはそれぞれ対応する貫通孔334a、334b、335a、335bに挿通されており、シートカバー340の側方から引き出された紐状部材350の中間部350b〜eのそれぞれに掛止されている。紐状部材350は、端部350a、350aがシートカバー340の後方位置から引き出されて引っ張られ巾着の作用力を生じている。
なお、シートパッドに形成されるの吊り込み凹部は少なくとも一部がシートパッドの裏面まで貫通していればよく、吊り込み凹部の全体が貫通していてもよい。平面視で線状の吊り込み凹部に対しては、複数の貫通孔として設定すれば吊り引き部位を位置決めしやすく、吊り込み部材の横ずれを防止することができるため好ましい。
また、シートカバーに形成される吊り引き部位は吊り込み部材に直接設けられていても、別体として設けられていてもよい。
また、本発明を適応するシートはシートクッションに限定されず、背もたれ面のシートバックやヘッドレスト等でもよい。
本実施形態のシートカバー被覆構造を有する車両のシートの斜視図である。 図1に示す車両のシートの分解斜視図である。 本実施形態に係るシートパッドの外表面を示す斜視図である。 図3に示すシートパッドの裏面を示す斜視図である。 本実施の形態に係るシートカバーの外表面を示す斜視図である。 図5に示すシートカバーの裏面を示す斜視図である。 図6に示すシートカバーの吊り込み部材の斜視図である。 図6に示すシートカバーの(8)−(8)線断面図である。 本実施形態に係るシートの分解斜視図であり、シートパッドにシートカバーを被覆する前の状態を示す図である。 本実施形態においてシートカバーをシートパッドに被覆する途中段階を示した斜視図であり、(A)はシートの外表面を示す図であり、(B)はシート裏面を示す図である。 本実施形態においてシートカバーのシートパッドへの被覆が完了した状態を示した斜視図であり、(A)はシート外表面を示す図であり、(B)はシート裏面を示す図である。 図9に示すシートの(12)−(12)線断面図である。 図10に示すシートの(13)−(13)線断面図である。 図11に示すシートの(14)−(14)線断面図である。 図12に示すシートの吊り込み部分の斜視図である。 図1に示すシートカバー被覆構造の(16)−(16)線断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は図3に対応する図であり、(B)は図10(B)に対応する図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は図3に対応する図であり、(B)は図10(B)に対応する図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は図3に対応する図であり、(B)は図10(B)に対応する図である。 従来のシートの斜視図である。 図20に示すシートの(21)−(21)線断面図であり、(A)はシートカバーによりシートパッドが被覆される前の状態を示す図であり、(B)はシートカバーによりシートパッドが被覆されている状態を示す図である。 他の従来のシートにおいてインサートワイヤにシートカバーの裏面を掛止する掛止手段の軸方向に垂直な断面図である。
符号の説明
1 シートカバー被覆構造
10 シート
12 台座部材
12a シールド部
12b 通し孔
14 載置台
14a 通し孔
14b 爪部
18 シートバック
20 シートクッション
30 シートパッド
32 吊り込み溝部
34a,34b 貫通孔
35 浅溝
36 吊り込み凹部
37 くい込み防止板嵌合凹部
38 くい込み防止板
40 シートカバー
42 挿通孔
44 吊り込み部材
44a 吊り込み帯
44b 挿通孔
46a,46b 掛止具
47a,47b 掛止部
48a 取付け孔
49 ワイヤ
50 紐状部材
52 固定具
120 シートクッション
130 シートパッド
132 吊り込み溝部
134a,134b 貫通孔
140 シートカバー
142 (挿通孔の)後方位置
143 (挿通孔の)前方位置
147a,147b 掛止具
150 紐状部材
220 シートクッション
230 シートパッド
232 吊り込み溝部
234a,234b 貫通孔
236 吊り込み凹部
240 シートカバー
42 挿通孔
247a,247b 掛止具
250 紐状部材
320 シートクッション
330 シートパッド
332,333 吊り込み溝部
334a,334b,335a,335b 貫通孔
336,337 吊り込み凹部
340 シートカバー
342 挿通孔
346a,346b,347a,347b 掛止具
350 紐状部材

Claims (4)

  1. 吊り込み凹部を有するシートパッドの外表面を、袋状のシートカバーで被覆してその開口部を紐状部材による巾着構造にて取付けるシートのシートカバーの被覆構造であって、
    前記吊り込み凹部に対応する位置のシートカバー裏面には吊り込み部材が設けられており、前記紐状部材を引き締めて前記開口部を絞るための作用力を、吊り込み部材に作用させることにより、前記開口部の絞りと同時に、前記吊り込み凹部への当該シートカバーの吊り込みが可能なことを特徴とするシートのシートカバー被覆構造。
  2. 前記吊り込み凹部の少なくとも一部は当該シートパッドの裏面まで貫通する貫通孔として形成されており、
    前記吊り込み部材には、前記シートパッドの裏面まで貫通して形成された貫通孔を挿通して配設される吊り引き部位が、直接設けられるか又は別部材として取付けられえており、かつ、該吊り引き部位の貫通孔を挿通する先端部には前記紐状部材を掛止することのできる掛止部が形成されており、
    該シートパッドの裏面まで貫通して形成された貫通孔を挿通したシートカバーの吊り引き部位の掛止部は、前記紐状部材を引き締めて前記開口部を絞るための作用力が及ばされる状態で該紐状部材に掛止されていることを特徴とする請求項1に記載のシートのシートカバー被覆構造。
  3. 前記袋状の開口部に配設された紐状部材の両端部分が前記シートカバーの吊り引き部位の掛止部に掛止されており、更に、該紐状部材の両先端部分が前記吊り引き部位に前記貫通孔に沿った方向の作用力が生じるように他の構成部位に係止されていることを特徴とする請求項2に記載のシートのシートカバー被覆構造。
  4. 前記シートは、前記シートの裏面方向位置に配設される台座部材に載置される構成となっており、前記紐状部材の先端部分が掛止される他の構成部位が該台座部材とされていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシートのシートカバー被覆構造。
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