JP2017018561A - シートの吊り込み構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】着せ替えカバーを着脱するためのファスニング部材が破損した場合に、ベーストリムカバーを交換することなく当該ファスニング部材のみの交換を可能として補修コストを抑える。【解決手段】吊り込み構造10は、オープンタイプのスライドファスナー50によって構成され、ベーストリムカバー6とは縫合されていないファスニング部材5と、シート部材に形成された吊り込み用の溝部11において一のファスナー半部511をシート部材に留め付ける樹脂製の留付部材30と、を有している。ファスニング部材5には被係止部53が設けられ、留付部材30には、該被係止部53を係止させる可撓性のある係止部31が設けられ、他のファスナー半部512と着せ替えカバー7とが固着部74で固着されている。【選択図】図2

Description

本発明は、シートの吊り込み構造に関する。
車両用のシートを構成する座あるいは背もたれは、一般に、発泡材料からなるクッション材、該クッション材を覆うトリムカバー等からなる。また、ワディングや、使用者の好みに合わせて替えることができる着脱可能な着せ替えカバーをさらに備えるシートも利用されている。
例えば特許文献1には、シートクッション本体に吊り込み用の溝部を形成し、そこに設けたスライドファスナーでカバー体をシートクッション本体に着脱可能とした車両用シートが提案されている。ここでは、スライドファスナーの一方のファスナー片を、シートクッション本体の側周面と着座面に形成されている溝部とに取り付け、他方のファスナー片を、一方のファスナー片と係合可能にカバー体の周縁と内面部とに取り付けている(特許文献1参照)。
実開平02−141256号公報
しかしながら、上述の車両用シートにおいては、ベーストリムカバー(特許文献1では、シートクッション本体を包み込むメインパッドカバー、およびパッドのサイド部を覆うサイドパッドアッパーカバーが相当)に縫合されたスライドファスナーでトリムカバー(カバー体)を着脱可能として着せ替えできるようにした構造を採用していることから、スライドファスナーが破損するとベーストリムカバーごと交換が必要になり、補修コストが嵩んでしまう。
本発明は、着せ替えカバーを着脱するためのファスニング部材が破損した場合に、ベーストリムカバーを交換することなく当該ファスニング部材のみの交換を可能として補修コストを抑えるシートの吊り込み構造を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべく、本発明は、ベーストリムカバーが設けられたシート部材に対して着せ替えカバーを着脱可能に吊り込み支持するシートの吊り込み構造において、
一のファスナー半部および他のファスナー半部からなるファスナー部と、該ファスナー部に沿ってスライドし前記一のファスナー半部および他のファスナー半部を開閉するスライダー部と、を備えるオープンタイプのスライドファスナーによって構成され、前記ベーストリムカバーとは縫合されていないファスニング部材と、
前記シート部材に形成された吊り込み用の溝部において前記一のファスナー半部を前記シート部材に留め付ける樹脂製の留付部材と、
を有しており、
前記ファスニング部材には被係止部が設けられ、
前記留付部材には、該被係止部を係止させる可撓性のある係止部が設けられ、
前記他のファスナー半部と前記着せ替えカバーとが固着部で固着されていることを特徴とする。
この吊り込み構造においては、ファスニング部材はベーストリムカバーに縫合されていないことから、これらベーストリムカバーとファスニング部材とが互い独立しており、ベーストリムカバーはそのままに、留付部材による留め付けを解除してファスニング部材のみを交換することが可能となっている。このため、ファスニング部材が破損した場合に、ベーストリムカバーを交換することなくファスニング部材のみを交換することができる。
また、留付部材が樹脂製であり、可撓性のある係止部を有していることから、当該係止部を撓ませ変形させることでファスニング部材の被係止部を係脱させることができる。このように樹脂製の係止部を変形させる作業は素手でも行うことができるものであり、工具を使わずとも吊り込み作業あるいはトリムカバーを外す作業をすることを可能とする。
また、樹脂製の留付部材は金属製のものよりも見栄えがよく、違和感を与えづらい。
前記留付部材の前記係止部は、前記被係止部を挟持する一対の係止爪を有するものであってもよい。このような係止部は、一対の係止爪の間に被係止部を挟み込み、係止爪で係止した状態として保持する。
前記被係止部は断面が楔形であることが好ましい。断面楔形の被係止部を留付部材の係止部に押し付けると一対の係止爪が押し広げられるので、押し込んで係止させる作業がしやすい。また、係止爪で挟持された状態の被係止部を捻って回し、楔の尖端を一対の係止爪の間に向けて引っ張れば、係止部から被係止部を取り外すことができる。
前記留付部材は、被係止部が押圧された際に前記一対の係止爪を押し開く力を作用させる傾斜面を有することが好ましい。ファスニング部材の被係止部を係止部に押し付ければ、傾斜面を介して一対の係止爪が押し開かれるので、これら一対の係止爪の間に被係止部を押し込みやすい。
前記被係止部は断面が矩形であってもよい。
前記シート部材内部に、前記留付部材を係止させるインサート部材が設けられており、前記留付部材は、前記インサート部材に引っ掛け可能なファスニング部を有していてもよい。このファスニング部により、インサート部材に留付部材を引っ掛けて係止させることができる。また、ファスニング部を外すことで係止状態を簡単に解除できる。
前記被係止部は、樹脂成形品を含むものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂プレートからなるものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂コードからなるものであってもよい。
前記被係止部は、袋状に縫製された前記一のファスナー半部に挿通された樹脂コードからなるものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部の一部を構成する継ぎ部材に設けられていてもよい。
また、前記ベーストリムカバーに孔が形成されており、該孔を通った前記留付部材が前記インサート部材に係止する構造であってもよい。
さらに、本発明は、シート部材に対して着せ替えカバーを着脱可能に吊り込み支持するシートの吊り込み構造において、
一のファスナー半部および他のファスナー半部からなるファスナー部と、該ファスナー部に沿ってスライドし前記一のファスナー半部および他のファスナー半部を開閉するスライダー部と、を備えるオープンタイプのスライドファスナーによって構成されたファスニング部材と、
前記シート部材に形成された吊り込み用の溝部において前記一のファスナー半部を前記シート部材に留め付ける樹脂製の留付部材と、
を有しており、
前記ファスニング部材には被係止部が設けられ、
前記留付部材には、該被係止部を係止させる可撓性のある係止部が設けられ、
前記他のファスナー半部と前記着せ替えカバーとが固着部で固着されていることを特徴とする。
この吊り込み構造においては、着せ替えカバーを着脱するためのファスニング部材が破損した場合に、当該ファスニング部材のみの交換を可能として補修コストを抑えることができる。
前記留付部材の前記係止部は、前記被係止部を挟持する一対の係止爪を有するものであってもよい。このような係止部は、一対の係止爪の間に被係止部を挟み込み、係止爪で係止した状態として保持する。
前記被係止部は断面が楔形であることが好ましい。断面楔形の被係止部を留付部材の係止部に押し付けると一対の係止爪が押し広げられるので、押し込んで係止させる作業がしやすい。また、係止爪で挟持された状態の被係止部を捻って回し、楔の尖端を一対の係止爪の間に向けて引っ張れば、係止部から被係止部を取り外すことができる。
前記留付部材は、被係止部が押圧された際に前記一対の係止爪を押し開く力を作用させる傾斜面を有することが好ましい。ファスニング部材の被係止部を係止部に押し付ければ、傾斜面を介して一対の係止爪が押し開かれるので、これら一対の係止爪の間に被係止部を押し込みやすい。
前記被係止部は断面が矩形であってもよい。
前記シート部材内部に、前記留付部材を係止させるインサート部材が設けられており、前記留付部材は、前記インサート部材に引っ掛け可能なファスニング部を有していてもよい。このファスニング部により、インサート部材に留付部材を引っ掛けて係止させることができる。また、ファスニング部を外すことで係止状態を簡単に解除できる。
前記被係止部は、樹脂成形品を含むものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂プレートからなるものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂コードからなるものであってもよい。
前記被係止部は、袋状に縫製された前記一のファスナー半部に挿通された樹脂コードからなるものであってもよい。
前記被係止部は、前記一のファスナー半部の一部を構成する継ぎ部材に設けられていてもよい。
本発明によれば、着せ替えカバーを着脱するためのファスニング部材が破損した場合に、ベーストリムカバーを交換することなく当該ファスニング部材のみの交換ができることから、その際に要する補修コストを抑えることができる。
シートの一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る吊り込み構造の一例を示す斜視図である。 図1のIII-III線における背もたれ(シート部材)の吊り込み構造の一例を示す断面図である。 図3に示す吊り込み構造において樹脂プレート(被係止部)を回転させた状態を示す断面図である。 樹脂クリップから樹脂プレート(被係止部)を取り外す様子を示す断面図である。 吊り込み構造の他の例を示す、ファスニング部材、留付部材等の斜視図である。 図6に示す吊り込み構造の断面図である。 図7に示す吊り込み構造において樹脂コード(被係止部)を回転させた状態を示す断面図である。 樹脂クリップから樹脂コード(被係止部)を取り外す様子を示す断面図である。 吊り込み構造のさらに他の例を示す、ファスニング部材、留付部材等の斜視図である。 図10に示す吊り込み構造において樹脂コード(被係止部)を回転させた状態を示す断面図である。 樹脂クリップから樹脂コード(被係止部)を取り外す様子を示す断面図である。 樹脂クリップでファスニング部材を留め付けることにより、ベーストリムカバーをクッション材に固定した場合の背もたれ(シート部材)の吊り込み構造を示す断面図である。 本発明の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態を示す断面図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るシートの吊り込み構造の好適な実施形態について詳細に説明する(図1〜図12参照)。
シート1は、車両のフロアパネル上で前後に移動可能な座2と、座2に対してリクライニング可能な背もたれ3とを備える。座2および背もたれ3は、それぞれ、シート1を構成するシート部材であり、発泡体からなるクッション材4を備えている。また、座2および背もたれ3には、吊り込み構造10を利用して着せ替えカバー7の着脱が可能となっている。座2と背もたれ3には、吊り込み構造10を構成するライン状の吊り込み溝11が複数設けられている(図1参照)。
ここで、背もたれ3を例に挙げて説明する。背もたれ3を構成するクッション材4は、乗員の背中を後方から支持するためのメインクッション部41と、乗員の背中を横から保持するためのサイドクッション部42とを有している(図3参照)。クッション材4の表面には、ベーストリムカバー6が例えば接着あるいは一体発泡成形により被覆されている。
着せ替えカバー7は、クッション材4のメインクッション部41上に載置される主面部71と、サイドクッション部42に載置されるサイド面部72と、によって形成されている(図3参照)。着せ替えカバー7の主面部71とサイド面部72は、互いの表面どうしを接触させた状態で縫合部74によって接合されており、表面が着座者の側、裏面がクッション材4側を向いてクッション材4およびベーストリムカバー6に被せられたとき、縫合部74および着せ替えカバー7の該縫合部74から先の部分が表面側に露出しない(図3参照)。
また、ファスニング部材5を用いて吊り込み溝11で吊り込み支持された着せ替えカバー7は、その外周部を、外周部着せ替えファスナー8によって背もたれ3あるいは座2に取り付けられる。なお、本明細書および図面では外周部着せ替えファスナー8の配置例のみ図示し(図1参照)、その構造についての説明は省略する。また、特に図示していないが、ベーストリムカバー6と着せ替えカバー7との間にワディングが設けられてもよい。
着せ替えカバー7を吊り込み支持する吊り込み構造10は、ファスニング部材5、吊り込み溝11、インサートワイヤー16、留付用の樹脂クリップ(留付部材)30で構成される(図2等参照)。
吊り込み溝11は、メインクッション部41とサイドクッション部42との境界部分に沿って背もたれ2の縦方向に所定の深さに形成された凹部12からなるもので、シート1の外観を形成するとともに、着せ替えカバー7の吊り込みに用いられるファスニング部材5のうちベース側テープ部(一のファスナー半部)511を格納する。通常時、凹部12は、クッション材4の弾力によってメインクッション部41とサイドクッション部42との間で圧迫され塞がった状態となるが、便宜上、図3においては理解しやすいように拡がった状態の凹部12を示している。
なお、背もたれ3には、上述した吊り込み溝11の他、横方法(背もたれ3の幅方向)に沿って延びる吊り込み溝11がさらに設けられ、また、座2にも吊り込み溝11が設けられているが(図1参照)、本実施形態では上述したように縦方向に形成された凹部12からなる吊り込み溝11を例に説明を続ける。
ファスニング部材5は、クッション材4に形成された吊り込み溝11において着せ替えカバー7を着脱可能とする部材である。本実施形態のファスニング部材5は、ファスナー部51とスライダー部52とを含むスライドファスナー50によって構成されている(図2、図3参照)。なお、図2では、破断線こそ明示していないが、クッション材4、ファスニング部材5、着せ替えカバー7の一部のみを示している。吊り込み溝11に対し、このファスニング部材5のファスナー部51のカバー側テープ部512(他のファスナー半部)を凹部12の深さ方向Dに差し入れ、ベース側テープ部511と噛合させてファスニング部材5を締結させることで、シート1に着せ替えカバー7を吊り込み固定することができる。
スライドファスナー50のファスナー部51は、ベース側テープ部511およびカバー側テープ部512からなる。ベース側テープ部511およびカバー側テープ部512は、互いに噛合するエレメント(務歯)511B,512Bと、蝶棒(図2等ではカバー側テープ部512の蝶棒512Cのみ図示)とを備えている(図2等参照)。
スライドファスナー50のスライダー部52は、エレメント511B,512Bが並ぶ方向(以下、スライド方向と呼び符号Sで表す)に沿ってファスナー部51上をスライドし、ベース側テープ部511のエレメント511Bとカバー側テープ部512のエレメント512Bとを噛合してファスニング部材5を締結状態とし、あるいは、噛合を解除してファスニング部材5の締結を解く。
カバー側テープ部512は、縫合部74において着せ替えカバー7の主面部71およびサイド面部72とともに縫合され、着せ替えカバー7に固着されている(図2、図3等参照)。なお、ここでは縫合される場合を例示しているが、代わりに溶着等により固着されていても構わない。
ベース側テープ部511の縁部には被係止部53が形成されている。被係止部53は、樹脂クリップ30の係止部31に係止されるに足る幅を有している(図2等参照)。
被係止部53の具体的構成は特に限定されないが、樹脂成型品を含むものであってもよく、一例を挙げると、平板状の樹脂プレート53Aをベース側テープ部511の縁部に縫製し一体化することによって構成することができる(図2参照)。このようにベース側テープ部511に一体化された樹脂部材は、当該ベース側テープ部511のうち少なくとも樹脂クリップ30によりクッション材4に留め付けられる部分を補強し、ベース側テープ部511が破れるのを防ぎ、吊り込み時に作用するテンションを一定に保ちやすくする。
別の例を挙げると、ベース側テープ部511の縁部に沿って成形した樹脂コード53Bで被係止部53を構成することもできる(図6、図7参照)。樹脂コード53Bは、断面が、例えば三角形状などの楔形である。また、樹脂一体成形によれば被係止部53の形成に要するコストを抑えやすい。
さらに別の例を挙げると、ベース側テープ部511の端部を袋状に縫製してループ511Lを形成し、このループ511Lに樹脂コード53Bを挿通することによって被係止部53を構成することもできる(図10参照)。また、ループ511Lの所定位置に孔部511Hを形成しておけば、樹脂クリップ30の係止部31を樹脂コード53Bに直接係止させることができる(図10参照)。
インサートワイヤー16は、背もたれ2のクッション材4の内部であって、凹部12の底から所定量深い部分に埋設されている(図2、図3参照。なお、図3では、凹部12の溝深さ方向を符号Dで表している)。ここでいう所定量は、樹脂クリップ30でファスニング部材5のベース側テープ部511とインサートワイヤー16とを留め付ける際、当該樹脂クリップ30のサイズ等を考慮して留め付けに適した量である(図3参照)。
なお、図ではインサートワイヤー16の具体的形状を示していないが、インサートワイヤー16は、凹部12が形成された方向(本実施形態であれば、メインクッション部41とサイドクッション部42との境界部分に沿った縦方向)に真っ直ぐ延びるワイヤーであってもがよいし、樹脂クリップ30が留め付けられる部分が凹部12寄りにクランク状に曲折したワイヤーであってもよい。また、インサートワイヤー16の両端は曲げられて丸められている。
樹脂クリップ30は、吊り込み溝11においてファスニング部材5のベース側テープ部511をシート部材に留め付ける留付部材であり、係止部31と、ファスニング部32とを有する(図3参照)。
係止部31は、ファスニング部材5の被係止部53を係止させる部分で、可撓性を備える。本実施形態の樹脂クリップ30の係止部31は、対向する一対の係止爪(係止片)31Aを有しており、これら一対の係止爪31Aで被係止部53を挟み込み、保持する(図2、図3等参照)。
また、係止部31の各係止爪31Aの背面側(外側を向く部分)には、被係止部53が押圧された際に一対の係止爪31Aを押し開く力を作用させる傾斜面31Bが形成されている(図3等参照)。被係止部53を係止部31に押し付ければ、傾斜面31Bに力が作用して一対の係止爪31Aが自動的に押し開かれるので、これら一対の係止爪31Aの間に被係止部53が押し込まれるように案内しやすい。
樹脂クリップ30のファスニング部32は、インサートワイヤー16に引っ掛かって係止する部分である。本実施形態の樹脂クリップ30のファスニング部32は、インサートワイヤー16にフッキング可能なフック形状である(図2、図3等参照)。このようなファスニング部32を有する樹脂クリップ30は、インサートワイヤー16に引っ掛かることでファスニング部材5を保持することができ、また、フッキングを外すことで保持状態を解除することができる。
また、ベーストリムカバー6に孔65が形成されており、該孔65を通じて樹脂クリップ30がインサートワイヤー16に係止するようになっている(図2参照)。この場合、樹脂クリップ30は、ベーストリムカバー6を介在させることなくインサートワイヤー16に直接係止した状態となることから、ベーストリムカバー6が介在する場合よりも係止力をさらに向上させることが可能である。また、孔65は、樹脂クリップ30の位置すべき箇所を示すマーキング20の機能を併せ持つ。さらに、上述のごとき孔65は、吊り込み溝11の中に位置することから、着座者らの目に触れることがない。
なお、背もたれ3の他の吊り込み溝11および座2における吊り込み溝11、並びにこれらによって構成される吊り込み構造10は、上述した吊り込み構造10と同様の構成になっているため、これらについての説明は省略する。
ここまで説明した本実施形態のシート1の吊り込み構造10においては、ファスニング部材5がベーストリムカバー6に縫合されていない(換言すれば、ファスニング部材5(のベース側テープ部511)をクッション材4に留め付ける樹脂クリップ30がベーストリムカバー6を貫通しているにすぎない)ので、これらベーストリムカバー6とファスニング部材5とは互い独立しており分離可能である。したがって、ファスニング部材5が破損した場合、樹脂クリップ30を取り外して留め付けを解除し、ベーストリムカバー6はそのままに、ファスニング部材5だけを取り外して交換することができる。すなわち、ベーストリムカバー6を交換することなくファスニング部材5のみを交換することができるので、当該ファスニング部材5の破損時に必要となる補修コストを抑えることができる。
しかも、この吊り込み構造10では、専用の取付工具が必要となる金属製の留付部材は用いず、代わりに、素手でも吊り込み作業が可能な樹脂クリップ30を留付部材として用いているため、工具を使わなくて済む。このため、不慣れな作業者が工具を使った場合に起こり得た扱い損ないの事例やこれに起因する問題を回避することができる。また、樹脂クリップ30を使った吊り込み作業は、係止部31にファスニング部材5の被係止部53を係止させたり、ファスニング部32をインサートワイヤー16に引っ掛けたりといった比較的簡単な作業で構成されており、高い習熟度までは要しない。
続いて、上述した吊り込み構造10により着せ替えカバー7を吊り込む際の手順を簡単に説明する。
ファスニング部材5の被係止部53の所定箇所に樹脂クリップ30を取り付ける(図2等参照)。樹脂クリップ30を取り付けるには、樹脂プレート53Aや樹脂コード53Bの端部に嵌め入れてスライドさせてもよいし、上述の傾斜面31Bに樹脂プレート53Aや樹脂コード53Bを宛がい押し込んで係止爪31Aを押し広げることによって係止させてもよい。特に、樹脂コード53Bのように被係止部53が楔形である場合には、係止爪31Aを押し広げやすい。
次に、樹脂クリップ30のファスニング部32を、ベーストリムカバー6の孔65を通過させ、インサートワイヤー16に引っ掛ける(図2参照)これにより、樹脂クリップ30によってファスニング部材5とインサートワイヤー16とが締結される。
同様にして、他の所定箇所でも樹脂クリップ30でファスニング部材5とインサートワイヤー16を締結する。以上により、着せ替えカバー7の一部ごと、ファスニング部材5を吊り込み溝11に吊り込むことができる(図3等参照)。
なお、吊り込み溝11に着せ替えカバー7を吊り込むにあたっては、上述したごとく、ファスニング部材5の被係止部53を樹脂クリップ30の係止部31に係止させる作業と、樹脂クリップ30のファスニング部32をインサートワイヤー16に引っ掛ける作業の両方を要する。ただし、両作業の順番は特に限定されるものではなく、いずれの作業を先に行ってもよい。
また、クッション材4からファスニング部材5を取り外す際には、以下のように作業する。
すなわち、吊り込み溝11に指を差し込み、樹脂クリップ30の近傍で樹脂プレート53Aを摘み、捻りを加えて当該樹脂プレート53Aを回転させる(図4参照)。これにより、被係止部53(当該樹脂プレート53A)が樹脂クリップ30の係止部31に係止した状態が解除されるので、そのまま樹脂クリップ30の係止部31から被係止部53を引き抜く(図5参照)。他の樹脂クリップ30に対してもこの作業を行い、すべての樹脂クリップ30から被係止部53(樹脂プレート53A)を引き抜けば、クッション材4からファスニング部材5を取り外すことができる。
また、被係止部53が、断面楔形の樹脂コード53Bで構成されている場合は(図6、図7参照)、上記と同様にして樹脂コード53Bを回転させ、楔形の尖端が、樹脂クリップ30の一対の係止爪31Aの間を向いた状態とし(図8参照)、そのまま樹脂クリップ30の係止部31から被係止部53(樹脂コード53B)を引き抜く(図9参照)。他の樹脂クリップ30に対してもこの作業を行い、すべての樹脂クリップ30から被係止部53(樹脂コード53B)を引き抜けば、クッション材4からファスニング部材5を取り外すことができる。
さらに、ベース側テープ部511のループ511Lに樹脂コード53Bが挿通されている場合は(図10参照)、同様に樹脂コード53Bを回転させ、楔形の尖端が、樹脂クリップ30の一対の係止爪31Aの間を向いた状態とし(図11参照)、そのまま樹脂クリップ30の係止部31から被係止部53(樹脂コード53B)をループ511Lごと引き抜く(図12参照)。他の樹脂クリップ30に対してもこの作業を行い、すべての樹脂クリップ30から被係止部53(樹脂コード53B)をループ511Lごと引き抜けば、クッション材4からファスニング部材5を取り外すことができる。
以上のように、本実施形態の吊り込み構造10における留付部材は樹脂クリップ30であり、可撓性のある係止部31を有していることから、当該係止部31を撓ませ変形させることでファスニング部材5の被係止部53を係脱させることができる。このように樹脂製の係止部31を変形させる作業は素手でも行うことができるものであり、工具を使わずとも吊り込み作業あるいはファスニング部材5を外す作業をすることを可能とする。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本発明に係る吊り込み構造10を適用したシート1は、自動車用シートのほか、航空機用シート、旅客船用シート、鉄道用車両シートなどに利用することができる。
また、上述した実施形態のごとく、クッション材4にインサートワイヤー16等のインサート部材が設けられていることが、吊り込み構造10によるクッション材4の局所的変形を緩和し、樹脂クリップ30が動きづらくあるいは抜けづらくしうる点で好ましいが、クッション材4のみでも樹脂クリップ30を堅固に留め付けることが可能であれば、必ずしもインサート部材が設けられていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、クッション材4の表面にベーストリムカバー6が例えば接着あるいは一体発泡成形により被覆されている場合を例示したが(図3等参照)、これは好適な一例にすぎない。この他、例えば、ベーストリムカバー6を、樹脂クリップ30でファスニング部材5を留め付けると同時にクッション材4に固定することもできる(図13参照)。
さらには、ベーストリムカバー6がないシート1の吊り込み構造10に本発明を適用することもできる(図14、図15参照)。このシート1においては、スライドファスナー50が破損したとしても、そもそもベーストリムカバーがないので、ベーストリムカバーごと交換するという作業自体不要であり、上述した実施形態と同様、樹脂クリップ30の可撓性のある係止部31を撓ませ変形させることで、工具を使わずともファスニング部材5の被係止部53を係脱させることができる。また、このシート1においては、ベーストリムカバーを簡略化することで、そのぶん部品点数削減と軽量化を図ることができる。
また、上述した実施形態では、ベース側テープ部511の縁部に被係止部53が形成された吊り込み構造10を例示したが、これは、ファスニング部材5に被係止部53を設ける場合の好適な一例にすぎない。すなわち、ベース側テープ部511の一部に被係止部53が直接形成されていてもよいし(図6参照)、あるいは、被係止部53が一部に形成された別部材を取り付けることによってベース側テープ部511の一部を非係止部53としてもよい。例えば、図16に示す実施形態では、ベース側テープ部511に対して後付け可能なサスペンダー(継ぎ部材)511Sを用い、このサスペンダー511Sの縁部に被係止部53を設けておき、該サスペンダー511Sの他の縁部をベース側テープ部511に取り付けることによって、ベース側テープ部511に被係止部53を設けている。サスペンダー511Sをベース側テープ部511に取り付ける方法としては、縫製の他、接着、ピン止めなどがある。これによれば、樹脂プレート53A等からなる被係止部53をサスペンダー511に予め樹脂成形しておき、樹脂成形された被係止部53をサスペンダー511Sごと縫製等によってファスニング部材5に設けることができる。
また、このように被係止部53をサスペンダー511Sに予め樹脂成形する構造の場合には、詳細な寸法が決まっていない長尺のサスペンダー511Sに長尺の被係止部53を樹脂成形しておき、ここから所定の長さに切り出して使用することができる。これによれば、製品の種々の長さに対応しやすいために汎用性が向上し、かつ、樹脂成形時の型をつくり分ける必要がないためコスト面でも優れる。
なお、特に図示はしていないが、ベース側テープ部511の端部を袋状に縫製してループ511Lを形成し、このループ511Lに樹脂コード53Bを挿通することによって被係止部53を構成する形態(図10参照)に、サスペンダー511Sを組み合わせた構造とすることもできる。すなわち、後付け可能なサスペンダー511Sの縁部を袋状に縫製してループ511Lとし、該サスペンダー511Sの他の縁部をベース側テープ部511に取り付けることによって、ベース側テープ部511に被係止部53を設けることもできる。
本発明は、ベーストリムカバー付きのシート部材に対して着せ替えカバーを着脱可能とするシートの吊り込み構造に適用して好適である。
1…シート
2…座(シート部材)
3…背もたれ(シート部材)
4…クッション材
5…ファスニング部材
6…ベーストリムカバー
7…着せ替えカバー
10…吊り込み構造
11…吊り込み溝(吊り込み用の溝部)
16…インサートワイヤー(インサート部材)
30…留付用の樹脂クリップ(留付部材)
31…係止部
31A…係止爪
31B…傾斜面
32…ファスニング部
50…スライドファスナー
51…ファスナー部
52…スライダー部
53…(樹脂クリップ30の係止部31に係止される)被係止部
53A…樹脂プレート
53B…樹脂コード
53C…樹脂コード
65…(ベーストリムカバー6の)孔
74…縫合部(固着部)
511…ベース側テープ部(一のファスナー半部)
511S…サスペンダー
512…カバー側テープ部(他のファスナー半部)

Claims (23)

  1. ベーストリムカバーが設けられたシート部材に対して着せ替えカバーを着脱可能に吊り込み支持するシートの吊り込み構造において、
    一のファスナー半部および他のファスナー半部からなるファスナー部と、該ファスナー部に沿ってスライドし前記一のファスナー半部および他のファスナー半部を開閉するスライダー部と、を備えるオープンタイプのスライドファスナーによって構成され、前記ベーストリムカバーとは縫合されていないファスニング部材と、
    前記シート部材に形成された吊り込み用の溝部において前記一のファスナー半部を前記シート部材に留め付ける樹脂製の留付部材と、
    を有しており、
    前記ファスニング部材には被係止部が設けられ、
    前記留付部材には、該被係止部を係止させる可撓性のある係止部が設けられ、
    前記他のファスナー半部と前記着せ替えカバーとが固着部で固着されていることを特徴とするシートの吊り込み構造。
  2. 前記留付部材の前記係止部は、前記被係止部を挟持する一対の係止爪を有することを特徴とする請求項1に記載のシートの吊り込み構造。
  3. 前記被係止部は断面が楔形であることを特徴とする請求項2に記載のシートの吊り込み構造。
  4. 前記留付部材は、前記被係止部が押圧された際に前記一対の係止爪を押し開く力を作用させる傾斜面を有することを特徴とする請求項2または3に記載のシートの吊り込み構造。
  5. 前記被係止部は断面が矩形であることを特徴とする請求項2に記載のシートの吊り込み構造。
  6. 前記シート部材内部に、前記留付部材を係止させるインサート部材が設けられており、前記留付部材は、前記インサート部材に引っ掛け可能なファスニング部を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のシートの吊り込み構造。
  7. 前記被係止部は、樹脂成形品を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のシートの吊り込み構造。
  8. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂プレートからなることを特徴とする請求項7に記載のシートの吊り込み構造。
  9. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂コードからなることを特徴とする請求項7に記載のシートの吊り込み構造。
  10. 前記被係止部は、袋状に縫製された前記一のファスナー半部に挿通された樹脂コードからなることを特徴とする請求項7に記載のシートの吊り込み構造。
  11. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部の一部を構成する継ぎ部材に設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載のシートの吊り込み構造。
  12. 前記ベーストリムカバーに孔が形成されており、該孔を通った前記留付部材が前記インサート部材に係止することを特徴とする請求項6に記載のシートの吊り込み構造。
  13. シート部材に対して着せ替えカバーを着脱可能に吊り込み支持するシートの吊り込み構造において、
    一のファスナー半部および他のファスナー半部からなるファスナー部と、該ファスナー部に沿ってスライドし前記一のファスナー半部および他のファスナー半部を開閉するスライダー部と、を備えるオープンタイプのスライドファスナーによって構成されたファスニング部材と、
    前記シート部材に形成された吊り込み用の溝部において前記一のファスナー半部を前記シート部材に留め付ける樹脂製の留付部材と、
    を有しており、
    前記ファスニング部材には被係止部が設けられ、
    前記留付部材には、該被係止部を係止させる可撓性のある係止部が設けられ、
    前記他のファスナー半部と前記着せ替えカバーとが固着部で固着されていることを特徴とするシートの吊り込み構造。
  14. 前記留付部材の前記係止部は、前記被係止部を挟持する一対の係止爪を有することを特徴とする請求項13に記載のシートの吊り込み構造。
  15. 前記被係止部は断面が楔形であることを特徴とする請求項14に記載のシートの吊り込み構造。
  16. 前記留付部材は、前記被係止部が押圧された際に前記一対の係止爪を押し開く力を作用させる傾斜面を有することを特徴とする請求項14または15に記載のシートの吊り込み構造。
  17. 前記被係止部は断面が矩形であることを特徴とする請求項14に記載のシートの吊り込み構造。
  18. 前記シート部材内部に、前記留付部材を係止させるインサート部材が設けられており、前記留付部材は、前記インサート部材に引っ掛け可能なファスニング部を有していることを特徴とする請求項13から17のいずれか一項に記載のシートの吊り込み構造。
  19. 前記被係止部は、樹脂成形品を含むことを特徴とする請求項13から18のいずれか一項に記載のシートの吊り込み構造。
  20. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂プレートからなることを特徴とする請求項19に記載のシートの吊り込み構造。
  21. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部に一体化された樹脂コードからなることを特徴とする請求項19に記載のシートの吊り込み構造。
  22. 前記被係止部は、袋状に縫製された前記一のファスナー半部に挿通された樹脂コードからなることを特徴とする請求項19に記載のシートの吊り込み構造。
  23. 前記被係止部は、前記一のファスナー半部の一部を構成する継ぎ部材に設けられていることを特徴とする請求項20または21に記載のシートの吊り込み構造。
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