JP6065814B2 - ベルトガイド - Google Patents

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本発明は、ベルトガイドに関する。詳しくは、乗物用シートのシートバックの肩口近傍箇所に設けられ、乗物の側壁から引き出されるシートベルトウェビングの引き出し位置をガイドするベルトガイドに関する。
従来、車両用シートにおいて、車体壁部から引き出されて使用されるシートベルトウェビングを、シートバックの肩口付近に通して同肩口付近から引き出せるようにするベルトガイドを備えたものが知られている(特許文献1)。上記ベルトガイドは、ヘッドレストの側部にねじ締結されて設けられており、その開口したガイド部内にシートベルトウェビングを通すことにより、シートベルトウェビングをシートバックの肩口に近い位置から引き出せるようにガイドするようになっている。
特開平6−191378号公報
しかし、上記従来技術では、ベルトガイドがシートに締結されて固定される構成であるため、既存のシートにベルトガイドを後から自由に着脱できるように取り付けることができない。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートに取付構造を設けることなくベルトガイドを着脱可能に取り付けられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のベルトガイドは次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用シートのシートバックの肩口近傍箇所に設けられ、乗物の側壁から引き出されるシートベルトウェビングの引き出し位置をガイドするベルトガイドであって、乗物用シートに固定される固定部と、シートベルトウェビングを通してガイドするガイド部と、を有する。固定部が、乗物用シートの所定箇所に、該所定箇所を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成となっている。
この第1の発明によれば、乗物用シートにベルトガイドを取り付けるための特別な構成を設けることなく、ベルトガイドの固定部を乗物用シートの所定箇所に取り付けて固定することができる。上記ベルトガイドの固定部は、乗物用シートの所定箇所に、同所定箇所を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成であるため、上記所定箇所に自由に着脱できるように取り付けることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成となっているものである。乗物用シートにおけるシートバックの肩口近傍箇所に、シート前後方向に貫通した開口部が形成されている。固定部が、シートバックの肩口から上記開口部内を経由する取り囲み状態で、同固定部が取り囲む乗物用シートの所定箇所に取り付けられて固定されている。
ここで、乗物用シートにおけるシートバックの肩口近傍箇所に形成される「開口部」としては、4点式シートベルトのベルトウェビングを通すためにシートバックの肩口近傍箇所に空けられる開口部や、2本のヘッドレストステーを介してシートバックとヘッドレストとの間に形成される開口部などが挙げられる。
この第2の発明によれば、ベルトガイドの固定部が、乗物用シートの開口部内を経由して取り付けられるようになっていることにより、同固定部をシートバックの肩口から近い箇所に適切に取り付けられるようになる。したがって、固定部を小型にすることができると共に乗物用シートに対して簡便に着脱できるようにすることができる。
実施例1のベルトガイドを装着したシートの斜視図である。 シートベルトウェビングを装着位置へ引き出した状態を表した斜視図である。 ベルトガイドの装着箇所を拡大した斜視図である。 同正面図である。 同背面図である。 同平面図である。 ベルトガイドの装着前状態を拡大して表した斜視図である。 ベルトガイドをシートバックの肩口にあてがえた状態を表した斜視図である。 ベルトガイドの繋ぎ片同士を結合する様子を表した斜視図である。 ベルトガイドにシートベルトウェビングを通した状態を表した斜視図である。 ベルトガイドの展開状態を表面側から見た図である。 ベルトガイドの展開状態を裏面側から見た図である。 実施例2のベルトガイドの概略構成を表した斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のベルトガイド20の構成について、図1〜図12を用いて説明する。本実施例のベルトガイド20は、図1〜図2に示すように、自動車のシート1(運転席)のシートバック10の車両外側の肩口部11A(本発明の「所定箇所」に相当する。)に装着されており、車体側壁から引き出されて使用されるシートベルトウェビング30の引き出し位置をガイドするものとなっている。ここで、上記シート1は、いわゆる「バケットシート」と呼ばれる高いホールド性を備えた構成となっており、シートバック10が着座者の腰部や肩部を両外側から深く包み込めるように両外側の縁が前方側に大きく張り出した構成となっている。上記シート1は、このような高いホールド性を備えた構成となっていることにより、着座者の姿勢を横揺れさせたり捩じらせたりしないように強く支えることができるようになっている。
具体的には、上記シートバック10は、着座者の背部を後方側から支える本体部11と、着座者の頭部を後方側から支えるヘッドレスト部12と、着座者の腰部を両外側から支えるサイドサポート部13と、着座者の肩部を両外側から支えるショルダサポート部14と、を備える形状とされている。上記ヘッドレスト部12は、本体部11の上部から上方側に山状に張り出す形となって形成されている。また、サイドサポート部13は、本体部11の両脇部から前外側に向かって山状に張り出す形となって形成されている。また、ショルダサポート部14は、本体部11の両肩口部11Aから前外側に向かって山状に張り出す形となって形成されている。
また、上記シートバック10の両肩口部11Aに近い高さ領域の中央部には、その左右2箇所の位置に、本実施例では使用されない4点式シートベルトのベルトウェビング(図示省略)を通すための開口部11Bが貫通して形成されている。上述したシートバック10の表面には、ジャージ材から成るバックカバー10Cが張設されている。
車体側壁から引き出されるシートベルトウェビング30は、公知の3点式シートベルトの構成となっており、車体側壁から引き出された先の端部が車体側壁の下部に図示しないアンカによって固定された構成となっている。上記シートベルトウェビング30には、同シートベルトウェビング30を図示しないバックルに装着するための装着具となるタングプレート31が挿通されている。上記タングプレート31は、シートベルトウェビング30の途中箇所に設けられた止め具32によって、シートベルトウェビング30の途中箇所から滑り落ちないように保持された状態とされている。
図1に示すように、ベルトガイド20は、その一部にループ状に閉じることのできるガイド部20Bを備え、ガイド部20Bを開いてその内部にシートベルトウェビング30の一部を通してガイド部20Bを閉じることにより、シートベルトウェビング30の一部をガイド部20Bに引掛けた状態としてシートバック10の肩口部11Aに引き寄せた状態に保持することができるようになっている。このようなベルトガイド20が設けられていることにより、本実施例のような高いホールド性を備えたシート1(バケットシート)に着座した際に、着座者が身体を車体側壁に向けて強く捻ることなくシートベルトウェビング30に簡単に手を届かせることができるようになっている。そして、図2に示すように、着座者が手に掴んだシートベルトウェビング30(タングプレート31)を反対側(車両内側)の腰部に向けて引き出すことにより、シートベルトウェビング30を常にベルトガイド20のガイド部20Bに沿った位置から引き出すことができ、シートベルトウェビング30を着座者の肩部から腰部にかけて常に一定の位置を通るように斜めに掛けることができる。
詳しくは、上述したシートベルトウェビング30は、上記ベルトガイド20による案内によって、シート1が図示しないスライド装置により車体フロアに対して前後方向のどのスライド位置に調整されていても、常にベルトガイド20のガイド部20Bから肩口部11Aの近傍箇所を通って引き出されるようになっている。したがって、シート1がどのスライド位置に調整されていても、常に、着座者が身体を強く捻ることなくシートベルトウェビング30に簡単に手を届かせることができると共に、引き出したシートベルトウェビング30を着座者の肩部から腰部にかけて一定の位置を通るように斜めに掛けることができる。
上述したベルトガイド20は、図3〜図6に示すように、シートバック10の肩口部11Aに固定される固定部20Aと、シートベルトウェビング30を通してガイドするガイド部20Bと、を有する。上記ベルトガイド20は、図11〜図12に示すように、2枚のジャージ材が重ね合わされて縫合された1枚の帯状の面材によって構成されている。具体的には、ベルトガイド20は、面状の中央部21と、中央部21から前方側へ延びる帯状の前帯部22と、中央部21から後方側へ延びる帯状の後帯部23と、中央部21から後外側へ曲がって延びる帯状の外帯部24と、を有する3方向に帯面が延びる形に形成されている。
上記中央部21は、図7〜図8に示すように、シートバック10の肩口部11Aの外側面にあてがわれる部位となっている。上記肩口部11Aの外側面は、図4及び図6に示すように、ヘッドレスト部12の山状に傾斜した外側面が、ショルダサポート部14の山状に傾斜した内側面に向けて、滑らかに繋がるように捩じれた形状とされていることにより、これらの中間部において、シート前方側に前外側に斜めに面を向けた傾斜面となって形成されている。詳しくは、上記肩口部11Aの傾斜した外側面は、ヘッドレスト部12の外側面からショルダサポート部14の内側面へと面を繋げるように前下方向に傾斜しながら外側へと面を広げる傾斜面となって形成されている。上述したベルトガイド20の中央部21は、このような肩口部11Aの傾斜面の形に合わせて、後方側から前方側に向けて横幅を外側へ大きく広げる三角形状に形成されている(図11〜図12参照)。
ここで、図11〜図12に示すように、上述した中央部21の内側の縁部には、その後側の領域部に部分的に山状に膨らんで形成された山形状部21Aが形成されている。上記山形状部21Aは、図5に示すように、中央部21がシートバック10の肩口部11Aにあてがえられる際に、シートバック10のヘッドレスト部12の裏面側の縁部に沿って形成された縫い線12A上にその山の頂点が位置合わせされて設けられる部位となっている。上記のように山形状部21Aの頂点が縫い線12A上に位置合わせされて設けられることにより、中央部21がヘッドレスト部12の外側面と背面との間の斜め上方側に山状に膨らむ部分に対して同じように上方側に山状に膨らむように張り出してかかるように設けられるようになっており、シートバック10の肩口部11Aの形状に合わせて見栄え良く設けられるようになっている。
図8〜図9に示すように、前帯部22と後帯部23は、上記中央部21をシートバック10の肩口部11Aにあてがえてから、前述したシートバック10の開口部11B内にそれぞれ前後側から通されて、これらの端部間に設けられた面ファスナ25により互いに繋ぎ合わされて肩口部11Aに巻き付けられる部位となっている。これら肩口部11Aに巻き付けられて固定される部位が、ベルトガイド20の固定部20Aを構成する部位となっている。
上記面ファスナ25は、図11〜図12に示すように、後帯部23の端部に表向き(図11で見える向き)に縫い付けられた無数の起毛状のフック片を備える矩形状のフック面部25Aと、前帯部22の端部に裏向き(図12で見える向き)に縫い付けられた無数の起毛状のループ片を備える矩形状のループ面部25Bと、の組み合わせにより構成されている。上記フック面部25Aやループ面部25Bは、それぞれ、後帯部23や前帯部22に面合わせされて結合されるのではなく、これらの端部に片持ち状に繋ぎ合わされるように縫い付けられた状態とされている。上記ループ面部25Bが縫い付けられた前帯部22の端部には、ループ面部25Bを表側から覆うように延出するひれ部22Aが形成されている。上記ひれ部22Aは、前帯部22の一部として構成されているが、ループ面部25Bとは面結合されておらず、ループ面部25Bを残して単独で捲り上げられるように構成されている。
上記構成により、前帯部22に縫い付けられたループ面部25Bと後帯部23に縫い付けられたフック面部25Aとを面合わせして結合する際に、ひれ部22Aを捲り上げることにより、ループ面部25Bとフック面部25Aとに直接指の力をかけてこれらを強く面着させることができるようになっている。そして、上記結合後に、ひれ部22Aが自然にループ面部25Bに被されるように復元することで、面ファスナ25による結合部をひれ部22Aによって覆った状態にすることができるようになっている。
上記ベルトガイド20は、上述した前帯部22と後帯部23とをシートバック10の開口部11B内に強く引き込んで面ファスナ25により結合することにより、シートバック10の肩口部11Aに強く巻き付いた状態(肩口部11Aを取り囲んだ状態)に取り付けられている。ここで、上記ベルトガイド20のシートバック10の肩口部11Aに当てられる裏面は、ジャージ材の裏面素材によって摩擦抵抗のかかりやすいざらざらとした面に仕上げられている。したがって、ベルトガイド20は、上記シートバック10の肩口部11Aに強く巻き付けられることにより、肩口部11Aに対して滑ることことなく肩口部11Aに対する摩擦抵抗により位置固定された状態に保持されるようになっている。
なお、ベルトガイド20の表面は、ジャージ材の表面素材によってすべすべとした手触りの面に仕上げられている。ベルトガイド20の表面がすべすべとした面となっていることにより、シートベルトウェビング30を中央部21や後述する外帯部24の表面に沿って滑らかに滑らせることができるようになっている。
外帯部24は、図10に示すように、その先端部を中央部21に引き寄せて、中央部21との間に設けられたホック26により中央部21に結合することにより、中央部21との間でシートベルトウェビング30の一部を通すことのできるループ状のガイド部20Bを形成する部位となっている。上記ホック26は、図11〜図12に示すように、外帯部24の先端部の表面箇所(図11で見える面箇所)に結合された嵌め金具26Aと、中央部21の内側の縁部寄りの表面箇所(図11で見える面箇所)に結合された受け金具26Bと、の組み合わせにより構成されている。上記ホック26は、外帯部24を表側に曲げ返してその先端部に設けられた嵌め金具26Aを中央部21の受け金具26Bに嵌め込んで閉じることにより、外帯部24をループ状に湾曲させた状態に保持するようになっている。
上記外帯部24は、上述した中央部21から後外側へ曲がって延びる形とされていることにより、中央部21に曲げ返されてホック26によって閉じられた状態では、図3〜図4に示すように、そのループ状に閉じられて形成されるガイド部20Bの開口が、前方側に向かって外斜め下方向に広がる形となって形成されるようになっている。ガイド部20Bがこのような形に形成されていることにより、シート1のスライド位置が前方側に調整された際に、シートベルトウェビング30がその車体側壁の下部に固定された先端側からの強い反力によって外側へ引張られようとする動きを適切に逃がせるようになっている。これにより、シートベルトウェビング30やベルトガイド20に無理な負荷をかけることなく、シート1のスライド位置の調整を行うことができるようになっている。
このように、本実施例のベルトガイド20は、シート1に固定される固定部20Aと、シートベルトウェビング30を通してガイドするガイド部20Bと、を有し、固定部20Aが、シート1の所定箇所(シートバック10の肩口部11A)に、該所定箇所(肩口部11A)を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成となっている。このような構成となっていることにより、シート1にベルトガイド20を取り付けるための特別な構成を設けることなく、ベルトガイド20の固定部20Aをシート1の所定箇所に取り付けて固定することができる。上記ベルトガイド20の固定部20Aは、シート1の所定箇所(肩口部11A)に、同所定箇所(肩口部11A)を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成であるため、上記所定箇所(肩口部11A)に自由に着脱できるように取り付けることができる。
具体的には、シートバック10の肩口部11Aの近傍箇所に、シート前後方向に貫通した開口部11Bが形成されており、固定部20Aが、シートバック10の肩口部11Aから上記開口部11B内を経由する取り囲み状態で肩口部11Aに取り付けられて固定されている。このようにベルトガイド20の固定部20Aがシート1の開口部11B内を経由して取り付けられるようになっていることにより、同固定部20Aをシートバック10の肩口部11Aから近い箇所に適切に取り付けられるようになる。したがって、固定部20Aを小型にすることができると共にシート1に対して簡便に着脱できるようにすることができる。
また、ベルトガイド20の固定部20Aが、シートバック10の肩口部11Aから開口部11B内を経由して無端状に繋ぎ合わされた状態で肩口部11Aを取り囲んだ状態に取り付けられる構成となっていることにより、固定部20Aが位置ズレしても開口部11Bから外れることがないため、ベルトガイド20の固定部20Aをシートバック10に強く外れ止めすることができる。また、ベルトガイド20がシートバック10のバックカバー10Cと同じジャージ材から構成されていることで、シートバック10と一体感のある見栄えの良い状態でシートバック10に取り付けることができる。また、ベルトガイド20が、比較的柔らかく、かつ、薄く形成されるため、着座者に対してベルトガイド20を設けたことによる異物感を感じさせにくく、かつ、シートバック10への乗り心地も損なわれにくい。また、ベルトガイド20全体が柔らかく構成されるため、ガイド部20Bを設けたことによる危害性も生じない。
続いて、実施例2のベルトガイド20の構成について説明する。本実施例のベルトガイド20は、図13に示すように、シートバック10の上部にヘッドレスト40が装着されて設けられるタイプのシート1に装着されるようになっている。具体的には、上記シート1は、ヘッドレスト40の下部から延びる2本の丸棒状のヘッドレストステー41が、シートバック10の上面部に空けられた2つの差込孔15内にそれぞれ差し込まれて装着される構成となっている。
そして、ベルトガイド20は、上記ヘッドレストステー41がシートバック10の上面部に差し込まれて装着される構成を利用して、ヘッドレストステー41に一緒に差し込まれることでヘッドレストステー41に吊り掛けられる形で取り付けられる構成となっている。
上記ベルトガイド20は、具体的には、平板状の固定部20Aと、固定部20Aから外側へ延びるガイド部20Bと、を備えた構成とされている。上記固定部20Aには、2本のヘッドレストステー41を上方側から差し込むことのできる差込孔27が貫通して形成されている。このような構成とされていることにより、ヘッドレストステー41をシートバック10の上面部に差し込む際に、先にヘッドレストステー41を固定部20Aの差込孔27内に差し込むことにより、固定部20Aをヘッドレストステー41に係合させることができる。上記係合により、固定部20Aが2本のヘッドレストステー41を個々に取り囲んだ状態としてヘッドレストステー41に取り付けられた状態となる。詳しくは、上記係合により、固定部20Aが、2本のヘッドレストステー41を介してシートバック10とヘッドレスト40との間に形成される開口部40A内を経由する取り囲み状態で、ヘッドレストステー41に取り付けられた状態となる。
上記取り付けにより、ベルトガイド20がシートバック10の車両外側の肩口部に吊り掛けられた状態として設けられる。なお、上記ベルトガイド20の固定部20Aは、2本のヘッドレストステー41のうちの車両外側の1本にのみ通されて設けられる構成であってもよい。なお、ガイド部20Bの構成については、実施例1で示したベルトガイド20のガイド部20Bと実質的な構成が同じとなっているため、同一の符号を付して具体的な説明を省略することとする。その他の構成については、実施例1で示した構成と同じとなっている。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のベルトガイドは、自動車の運転席以外のシートや、鉄道車両や航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートに装着されて設けられるものであってもよい。
また、ベルトガイドの固定部やガイド部は、ジャージ材以外の布帛や樹脂成形材によって形成されたものであってもよい。例えば、固定部が樹脂成形材によって形成されたものであっても、固定部を弾性的に撓ませながら乗物用シートの所定箇所に該所定箇所を取り囲んだ状態となるように取り付けて固定することができる。
また、ベルトガイドの固定部は、乗物用シートの所定箇所に該所定箇所を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成となっているものであればよく、シートバックの外回りに巻装されることでシートバックを取り囲んだ状態に取り付けられるものや、2本のヘッドレストステーのうちの1本ではなく2本をひとまとめに取り囲んだ状態に取り付けられるものなど、乗物用シートのどの部位に取り付けられるものであってもよい。また、「固定部が乗物用シートの所定箇所を取り囲んだ状態」とは、固定部が上記所定箇所を無端状(ループ状)に取り囲むものに限らず、有端状に取り囲むものであってもよい。
また、ベルトガイドのガイド部は、ループ状に閉じられてシートベルトウェビングをガイドするものに限らず、一部が開いた有端状のガイド形状によってシートベルトウェビングをガイドするものであってもよい。また、ガイド部をループ状に閉じるための手段として、上記各実施例ではホックを例示したが、ホックに代えて、面ファスナや線ファスナやフックによる引掛け構造など、種々の結合構造を採用することができる。また、固定部をループ状に繋ぎ合せるための手段についても、上記実施例では面ファスナを例示したが、面ファスナに代えて、線ファスナやホックやフックによる引掛け構造など、種々の結合構造を採用することができる。
1 シート
10 シートバック
10C バックカバー
11 本体部
11A 肩口部(所定箇所)
11B 開口部
12 ヘッドレスト部
12A 縫い線
13 サイドサポート部
14 ショルダサポート部
15 差込孔
20 ベルトガイド
20A 固定部
20B ガイド部
21 中央部
21A 山形状部
22 前帯部
22A ひれ部
23 後帯部
24 外帯部
25 面ファスナ
25A フック面部
25B ループ面部
26 ホック
26A 嵌め金具
26B 受け金具
27 差込孔
30 シートベルトウェビング
31 タングプレート
32 止め具
40 ヘッドレスト
41 ヘッドレストステー
40A 開口部

Claims (1)

  1. 乗物用シートのシートバックの肩口近傍箇所に設けられ、乗物の側壁から引き出されるシートベルトウェビングの引き出し位置をガイドするベルトガイドであって、
    前記乗物用シートに固定される固定部と、
    前記シートベルトウェビングを通してガイドするガイド部と、を有し、
    前記固定部が、前記乗物用シートの所定箇所に該所定箇所を取り囲んだ状態に取り付けられて固定される構成となっており、
    前記乗物用シートにおける前記シートバックの肩口近傍箇所にシート前後方向に貫通した開口部が形成されており、前記固定部が前記シートバックの肩口から前記開口部内を経由する取り囲み状態で該固定部が取り囲む前記乗物用シートの所定箇所に取り付けられて固定されていることを特徴とするベルトガイド。
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