JP2020026162A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】パッドに、表皮の一部を引き込むための引込み溝と、引込み溝の底部に一端が開口すると共にパッドの裏面に他端が開口する引込み孔とを設け、表皮の、引込み溝内への引込み部分が、引込み孔を貫通する連結部材を介してフレームに連結される乗物用シートにおいて、連結部材の小型軽量化を図る。【解決手段】乗物用シートにおいて、フレームF1には、パッドP1を支持する受圧部材11が架設され、パッドP1は、表皮C1の一部を引き込むための引込み溝g1と、引込み溝g1の底部に一端が開口すると共にパッドP1の裏面に他端が開口する引込み孔P1hとを有し、表皮C1の、引込み溝g1内への引込み部分が、引込み孔P1hを貫通する連結部材J1を介して受圧部材11に連結される。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用シート、特にパッドと、パッドをその裏面側から支持するフレームと、パッドの少なくとも表面を覆う表皮とを備えた乗物用シートに関する。
上記乗物用シートにおいて、パッドに、表皮の一部を引き込むための引込み溝と、引込み溝の底部に一端が開口すると共にパッドの裏面に他端が開口する引込み孔とを設け、表皮の、引込み溝内への引込み部分が、引込み孔を貫通する連結部材を介してシートのフレームに連結されるものは、例えば特許文献1に示されるように従来公知である。
特開2018−7717号公報
特許文献1のような従来の表皮付きシートでは、表皮の引き込み部位(即ち引込み溝及び引込み孔)が、シートの骨格をなすフレーム(例えばサイドフレーム)から離間していた。そのため、表皮の引き込み部分を引込み孔を通してフレームに連結する連結部材が大型化し、これがシートの重量増やコスト増の要因となる。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであり、上記問題を解決可能な乗物用シートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、パッドと、前記パッドを裏面側から支持するフレームと、前記パッドの少なくとも表面を覆う表皮とを備えた乗物用シートにおいて、前記フレームには、前記パッドを支持する受圧部材が架設され、前記パッドは、前記表皮の一部を引き込むための引込み溝と、前記引込み溝の底部に一端が開口すると共に前記パッドの裏面に他端が開口する引込み孔とを有し、前記表皮の、前記引込み溝内への引込み部分が、前記引込み孔を貫通する連結部材を介して前記受圧部材に連結されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記受圧部材は、板状部材であることを第2の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記板状部材には、凹陥部又は隆起部が設けられ、前記連結部材は、前記凹陥部上または前記板状部材の、該凹陥部に隣接した部位、或いは前記隆起部上または前記板状部材の、該隆起部に隣接した部位に連結されることを第3の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記板状部材には、凹陥部又は隆起部が複数設けられ、前記連結部材は、前記複数の凹陥部の間又は前記複数の隆起部の間で前記板状部材に連結されることを第4の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記連結部材は、前記板状部材に設けた貫通孔に連結されることを第5の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記連結部材は、前記板状部材に設けた貫通孔を避けた位置で、該板状部材に連結されることを第6の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記板状部材には、該板状部材の、前記パッドの裏面に沿う基板部から前記パッドに向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部が設けられ、前記連結部材は、前記傾斜部に連結されることを第7の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記板状部材には、該板状部材の、前記パッドの裏面に沿う基板部から前記パッドに向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部が設けられ、前記連結部材は、前記傾斜部を避けた位置で前記板状部材に連結されることを第8の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記板状部材は、前記フレームに架設した複数のスプリング間又は複数のワイヤ間に支持され、前記連結部材は、前記スプリング又は前記ワイヤを避けた位置で前記板状部材に連結されることを第9の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記受圧部材は、前記パッドを支持すべく前記フレームに架設したスプリング又はワイヤであることを第10の特徴とする。
第1の特徴によれば、シートのフレームに、パッドを支持する受圧部材が架設される乗物用シートにおいて、パッドの引込み溝内への表皮の引込み部分が、パッドの引込み孔を貫通する連結部材を介して受圧部材に連結されるので、パッドの引込み孔に対しフレームよりも近接配置可能な受圧部材に連結部材を連結したことで、連結部材の小型軽量化と構造簡素化を図ることができ、延いてはシートの重量軽減やコスト節減に寄与することができる。
また第2の特徴によれば、受圧部材は、板状部材であるので、連結部材の受圧部材への取付部位を比較的広範囲に確保、設定可能となり、これにより、連結部材が取付け易くなると共に、連結部材の取付剛性を強化可能となる。
また第3の特徴によれば、受圧部材である板状部材には、凹陥部又は隆起部が設けられ、連結部材は、隆起部上または板状部材の、隆起部に隣接した部位、或いは凹陥部上または板状部材の、凹陥部に隣接した部位に連結されるので、板状部材に凹陥部又は隆起部を設けたことにより生じた凹凸形態により、連結部材の取付剛性が更に強化可能となる。
また第4の特徴によれば、受圧部材である板状部材には、凹陥部又は隆起部が複数設けられ、連結部材は、複数の隆起部の間又は複数の凹陥部の間で板状部材に連結されるので、受圧部材において凹陥部又は隆起部の補強リブ効果により剛性が高くなる特定部位(即ち隆起部相互間又は凹陥部相互間の部位)が連結部材の取付部位となり、連結部材の取付剛性強化を図る上で有利となる。
また第5の特徴によれば、連結部材は、板状部材に設けた貫通孔に連結されるので、受圧部材が板状部材であっても、これに連結部材を係止させ易くなって取付作業性が高められる。
また第6の特徴によれば、連結部材は、板状部材に設けた貫通孔を避けた位置で、板状部材に連結されるので、板状部材の貫通孔に連結部材を係止させることに因る取付剛性の低下が回避され、取付剛性強化を図る上で有利である。
また第7の特徴によれば、板状部材には、これの基板部からパッドに向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部が設けられ、その傾斜部に連結部材が連結されるので、その連結部位をパッドの厚さ方向でパッド側に近づけることができ、それだけ連結部材の小型軽量化に寄与することができる。
また第8の特徴によれば、連結部材は、板状部材の傾斜部を避けた位置で板状部材に連結されるので、傾斜部の傾斜に起因した取付作業性の低下が回避される。
また第9の特徴によれば、板状部材は、フレームに架設した複数のスプリング間又は複数のワイヤ間に支持され、連結部材は、スプリング又はワイヤを避けた位置で板状部材に連結されるので、ワイヤ又はスプリングの位置に影響されずに連結部材を板状部材に容易に取付けることができ、連結部材の取付作業性が良好である。
また第10の特徴によれば、受圧部材は、パッドを支持すべくフレームに架設したスプリング又はワイヤであるので、パッド支持用のスプリング又はワイヤに連結部材を直結可能となり、これにより、連結構造の簡素化が図られると共に、連結部材の取付作業性が良好である。
本発明の第1実施形態に係る自動車用シートを示す全体斜視図 (A)は、シートの座部及びシートバック部において着脱容易表皮をベース表皮から取り外した状態を示す斜視図、(B)は、ベース表皮を取付ける前の座部パッド及びバックパッドの単体斜視図 座部パッド及びバックパッドを取り外して座部フレーム及びバックフレームを露出させた状態を示す斜視図(図1対応図) 図3の4−4線拡大断面図 図3の5−5線拡大断面図 (A)は図3の6A−6A線拡大断面図、また(B)は図3の6B−6B線拡大断面図 (A)〜(D)は、連結部材のパンフレームへの係止構造の種々の変形例を示す要部拡大断面図(図4の一部対応図) 本発明の第2実施形態に係る自動車用シートの座部を示す斜視図 (E)は図8の9E−9E線拡大断面図、(F)は図8の9F−9F線拡大断面図
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。尚、本明細書において、前後・左右・上下は、シートに座る乗員から見ての前後・左右・上下をそれぞれいう。
先ず、図1〜図7を参照して、第1実施形態について説明する。乗物用シートとしての自動車用シートSは、乗員の尻部を下方から支持するシート座部S1と、乗員の背中を後方から支持するシートバック部S2と、シートバック部S2の上部に装着されるヘッドレストS3とを備える。
シート座部S1は、座部パッドP1と、座部パッドP1を裏面側(即ち下側)から支持する座部フレームF1と、座部パッドP1の外表面を被覆する座部用表皮C1とを備える。座部フレームF1は、車体フロア30に従来周知の前後位置調整機構31を介して支持されており、これにより、シート座部S2は、車体フロア31に対し任意の前後位置に調節、固定できるようになっている。
シートバック部S2は、バックパッドP2と、バックパッドP2を裏面側(即ち後側)から支持するバックフレームF2と、バックパッドP2の外表面を被覆するシートバック用表皮C2とを備える。バックフレームF2は、従来周知のリクライニング機構32を介して座部フレームF1の後部に支持されており、これにより、シートバック部S2は、起立角度を任意に調節、固定できるようになっている。
次にシート座部S1及びシートバック部S2の具体例を順次、説明する。
シート座部S1の骨格フレームとなる座部フレームF1は、前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム10,10と、その両サイドフレーム10,10の後端部間を結合すべく左右方向に延びる後部クロスメンバ12とを備えた金属製のフレーム枠で構成される。尚、両サイドフレーム10,10の前端部間は、必要に応じて前部クロスメンバ(不図示)で結合するようにしてもよい。
左右のサイドフレーム10,10の前半部には、パンフレーム11の前部の左右両側部がそれぞれ載置、固定(実施形態ではビス止め)される。パンフレーム11は、上面を開放した概略箱状の金属製又は合成樹脂製の板状部材で構成され、座部パッドP1の下面を略全域に亘り受容、支持できるように概ね矩形の皿状に形成される。
即ち、パンフレーム11は、座部パッドP1の下面に沿うように概ね平坦に形成される基板部11bと、基板部11bの前、後端部よりそれぞれ立ち上がる前,後板部11f,11rと、基板部11bの左右両側より上方外向きに傾斜して立ち上がる傾斜部としての左、右側板部11sとを一体に有する。後板部11rの上端部は、後部クロスメンバ12に係合、支持される。
このようにしてパンフレーム11は、座部フレームF1に架設されて座部パッドP1を底面側から支持するものであって、本発明の受圧部材の一例である。また座部パッドP1は本発明のパッドの一例であり、座部フレームF1は本発明のフレームの一例である。
そして、パンフレーム11の基板部11b及び左、右側板部11sには複数の貫通孔h1…,h2…が、パンフレーム11の必要な剛性強度を損なわないようにして設けられる。基板部11bにおいて、少なくとも一部(実施形態では全部)の貫通孔h1の周辺部には、貫通孔h1を挟んで前後方向に延びる補強用ビード11bbが一体に設けられる。各々の補強用ビード11bbは、パンフレーム11の一部を横断面略円弧状に彎曲形成したものであり、特に上面が第1実施形態の如く凹面となる補強用ビード11bbが本発明の凹陥部を構成し、また図示はしないが、上面が凸面となる補強用ビード11bbが本発明の隆起部を構成する。尚、補強用ビード11bbは、一部の貫通孔h1,h2を囲繞するように形成されてもよい。
而して、貫通孔h1…,h2…は、例えばシート座部S1の通気性を確保したり電気配線を通したり駄肉を減らしたりするために、或いはまた後述する座部用表皮C1の引込み用連結部材J1〜J3をパンフレーム11に係止、連結するために用いられ、その目的に応じて様々なサイズ・位置に形成される。
また座部パッドP1は、シート材として適度な弾性・硬度を有するクッション材(例えばウレタンフォーム)で所定形状に成形される。即ち、座部パッドP1は、図2(B)に示すように、上面が座面となる座部パッド本体P1mと、座部パッド本体P1mの左右両側に連なり座面より上方に隆起する左、右隆起パッド部P1sとを備える。そして、座部パッドP1の上面には、座部パッド本体P1mと左、右隆起パッド部P1sとの境界部で各々前後方向に延びる第1,第2引込み溝g1,g2と、第1,第2引込み溝g1,g2の中間部相互を連通させるよう左右方向に延びる第3引込み溝g3とが凹設される。
更に座部パッドP1には、図4,図5に示すように、各々の引込み溝g1〜g3の底面に一端が開口し且つ座部パッドP1の裏面に他端が開口する複数の引込み孔P1h…が、各々の引込み溝g1〜g3の長手方向に間隔をおいて形成される。
また座部用表皮C1は、図2(A)に示すように、座部パッドP1に固定されて座部パッドP1の外表面を覆うベース表皮15と、ベース表皮15の上面全面を覆う着脱容易表皮16とを備える。その着脱容易表皮16は、後述するように各引込み溝g1〜g3内に引き込まれた表皮部分が第1〜第3ファスナf1〜f3を介してベース表皮15に着脱可能に接続され、更に着脱容易表皮16の外周縁部が第4ファスナf4を介してベース表皮15に着脱可能に接続される。
ベース表皮15は、座部パッドP1の形状に対応して、座部パッド本体P1mを覆う中央ベース表皮部15mと、左、右隆起パッド部P1sの上面及び側面上部を覆う左、右ベース表皮部15sと、座部パッドP1の外周面を全周に亘り覆う外周ベース表皮部15zとを備えると共に、それらベース表皮部15m,15s,15zが相互間で縫着されていて、全体が一体となって座部パッドP1を覆っている。
外周ベース表皮部15zの下半部外周は、図4に示すように左、右隆起パッド部P1sの外側面を覆いつつ左右のサイドフレーム10にそれらの下面側に回り込むように固定(例えば接着)されると共に、図5に示すように座部パッド本体P1mの前,後端部にそれらの下面側に回り込むように固定(例えば接着)される。
一方、着脱容易表皮16は、ベース表皮15の中央ベース表皮部15mを覆う中央着脱容易表皮部16mと、左、右ベース表皮部15sをそれぞれ覆う左、右着脱容易表皮部16sとを備えると共に、それら着脱容易表皮部16m,16sが相互間で縫着されていて、全体が一体となってベース表皮15の主要部、即ち上面及び左右側面上部を覆っている。 次にベース表皮15の座部パッドP1への固定構造について説明する。ベース表皮15の中央ベース表皮部15mと左、右ベース表皮部15sとの各縫着部は、図4に示すように第1,第2引込み溝g1,g2にそれぞれ対応した位置に設定されていて、対応する引込み溝g1,g2内に引き込まれ、その引込み部分は、座部パッドP1を貫通する各複数の第1,第2連結部材J1…,J2…を介してパンフレーム11に係止、連結される。尚、図4では左側の第1連結部材J1の連結構造のみを図示したが、右側の第2連結部材J2の連結構造も同様の構造・配置である。
また中央ベース表皮部15mの前後中間部は、第3引込み溝g3内に引き込まれ、その引込み部分は、図5に示すように座部パッドP1を貫通する複数の第3連結部材J3…を介してパンフレーム11に係止、連結される。
ベース表皮15の上記固定構造をより具体的に説明すると、中央ベース表皮部15mと左、右ベース表皮部15sとの各縫着部には、例えば上下方向に延びる各々複数の第1,第2連結部材J1…,J2…の上端部が固定(例えば縫着)され、それら連結部材J1…,J2…は、座部パッドP1の前記した複数の引込み孔P1h…をそれぞれ貫通して座部パッドP1の下面に達する。また中央ベース表皮部15mの前後中間部には、上下方向に延びる複数の第3連結部材J3…の上端部が固定(例えば縫着)され、それら連結部材J3…は、座部パッドP1の複数の引込み孔P1h…をそれぞれ貫通して座部パッドP1の下面に達する。
各々の連結部材J1〜J3は、帯板状に形成されて上下方向に延びる部材本体Jaと、部材本体Jaの下端部に結合、固定される係止片17jとを備える。後述するように係止片17jは、パンフレーム11の各複数の貫通孔h1…,h2…のうち、特に座部パッドP1の引込み孔P1h…の直下部又はその近傍部に位置する貫通孔h1…,h2…に係止、連結される。
特に第1実施形態では、図4,図5に例示したようなJ字状のフックよりなる係止片17jが用いられる。そして、その係止片17jの先端の鉤部を、パンフレーム11の各複数の貫通孔h1…,h2…のうち、座部パッドP1の引込み孔P1h対応位置(即ち引込み孔P1hの直下部又はその近傍部、以下同様)に存する貫通孔h1又はh2に係止、連結させる。
例えば、図4には、第1連結部材J1の係止片17jを、パンフレーム11の傾斜部としての側板部11sの貫通孔h2に嵌合、係止させた一例が示されており、また図5には、第3連結部材J3の係止片17jを、パンフレーム11の基板部11bの、相隣なる補強用ビード11bbの相互間に存する貫通孔h1に嵌合、係止させた一例が示される。尚、パンフレーム11の下面には、係止片17jの貫通孔h1との係止が妄りに外れないように係止片17jの鉤部先端を係合させる係合凹部(図4,図5を参照)を必要に応じて凹設してもよい。
また、図示はしないが図4,図5の断面以外の部位においても、各連結部材J1〜J3の係止片17jは、座部パッドP1の引込み孔P1h対応位置に存する貫通孔h1又はh2に係止、連結される。
ところでパンフレーム11の基板部11bにおいて、例えば図7(A)に示す変形例のように補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)が引込み孔P1h対応位置に存する場合には、補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)に設けた貫通孔h3、又はパンフレーム11の、補強用ビード11bbに隣接する部分に設けた貫通孔(図示せず)に係止片17jを係止、連結させるようにしてもよい。
また第1〜第3連結部材J1〜J3の係止片としては、上記したフック状の係止片17jに限定されず、即ちパンフレーム11に係止、連結可能な種々の形状に形成可能である。そのような係止片として、例えば図7(B)(C)に示す変形例のように、弾性変形可能な係止爪部17ktを先部に一体に有したクリップよりなる係止片17kを用いてもよい。例えば、図7(B)には、クリップからなる係止片17kをパンフレーム11の傾斜部としての側板部11sの貫通孔h2に嵌合、係止させた一例が示され、また図7(C)には、クリップからなる係止片17kを、相隣なる補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)間でパンフレーム11の基板部11bに設けた比較的小さな貫通孔h1に嵌合、係止させた一例が示される。
これら図7(B)(C)の変形例の場合、係止片17kは、パンフレーム11への取付けに際し、先細りの先部を貫通孔h1,h2に上方より押し込むようにする。その押込み過程で、係止片17kの係止爪部17ktは、貫通孔h1,h2を通過し得るよう弾性収縮変形し、通過後には復元して貫通孔h1,h2の開口縁に係止される。
また上記した係止片17j,17kの各例は、これをパンフレーム11の貫通孔h1〜h3に係止させるものであったが、貫通孔h1〜h3に代えて/又は加えて、パンフレーム11の上面に、図7(D)に示す変形例の如く係止片17jを係脱可能に係止させる被係止部(例えば開口、鉤部、係止孔等)を有する係止部材11tを突設させるようにしてもよい。
次にベース表皮15と着脱容易表皮16との接続構造について、図4,図5を参照して説明する。第1,第2引込み溝g1,g2にそれぞれ引き込まれる、中央ベース表皮部15mと左、右ベース表皮部15sとの各縫着部には、座部用第1,第2ファスナf1,f2の内側ファスナ片f1i,f2iの内端縁部がそれぞれ固定(例えば縫着)される。また同じく第1,第2引込み溝g1,g2にそれぞれ引き込まれる、中央着脱容易表皮部16mと左、右着脱容易表皮部16sとの各縫着部には、座部用第1,第2ファスナf1,f2の外側ファスナ片f1o,f2oの外端縁部がそれぞれ固定(例えば縫着)される。尚、図4では左側の第1ファスナf1の構造のみを示したが、右側の第2ファスナf2の連結構造も同様である。
一方、第3引込み溝g3に引き込まれる、中央ベース表皮部15mの前後中間部には、座部用第3ファスナf3の内側ファスナ片f3iの内端縁部が固定(例えば縫着)される。また第3引込み溝g3に引き込まれる、中央着脱容易表皮部16mの前後中間部には、座部用第3ファスナf3の外側ファスナ片f3oの外端縁部が固定(例えば縫着)される。
更に中央ベース表皮部15mの前縁部及び左、右ベース表皮部15sの左右外縁部と、外周ベース表皮部15zの上縁部との間の縫着部には、座部用第4ファスナf4の内側ファスナ片f4iの内端縁部が固定(例えば縫着)される。また着脱容易表皮16の前縁部及び左右外縁部には、座部用第4ファスナf4の外側ファスナ片f4oの外端縁部が固定(例えば縫着)される。
そして、座部用第1〜第3ファスナf1〜f3は、それらの外側ファスナ片f1o〜f3o及び内側ファスナ片f1i〜f3iの相互間が、第1〜第3引込み溝g1〜g3内でそれぞれスライダf1s〜f3sのスライド操作により任意に着脱可能に接続される。また座部用第4ファスナf4は、それの外側ファスナ片f4o及び内側ファスナ片f4iの相互間が、座部パッドP1の前面及び左右側面においてスライダf4sのスライド操作により任意に着脱可能に接続される。スライダf1s〜f4sの用途機能は、従来周知の線ファスナのスライダのそれと同様である。
尚、本実施形態では、座部用の第1〜第4ファスナf1〜f4として線ファスナを例示したが、これに代えて、面ファスナ、点ファスナ(例えばボタンファスナ)を使用してもよい。
次にシートバック部S2の構造について説明する。
シートバック部S2の骨格フレームとなるバックフレームF2は、図3に示すように、上下方向に延びる左右一対のサイドフレーム20,20と、その両サイドフレーム20,20の上部間、及び下部間をそれぞれ結合すべく左右方向に延びる上,下部クロスメンバ21,22と、両サイドフレーム20,20の上端部間を一体に接続するヘッドレスト支持フレーム部23とを備えた金属製のフレーム枠で構成される。
バックフレームF2、例えば上、下部クロスメンバ22,23には、両クロスメンバ22,23間に掛け渡した左右一対のワイヤ28,28を介して、合成樹脂製又は金属製の受圧板24が架設、支持される。各ワイヤ28は、金属製又は合成樹脂製であって弾性を有する。更にこの受圧板24の下部寄りの背面を支持する少なくとも1本の波形スプリング29が、左右のサイドフレーム20,20間に横架、支持される。これら受圧板24、波形スプリング29及びワイヤ28は、互いに協働してバックパッドP2を背面側(即ち後側)から支持する。
またバックパッドP2は、前述の座部パッドP1と同様、クッション材(例えばウレタンフォーム)で所定形状に成形されるものであって、図2に示すように、前面が乗員の背中に対する支持面となるバックパッド本体P2mと、バックパッド本体P2mの左右両側に連なり前方に隆起する左、右隆起パッド部P2sとを備える。そして、バックパッドP2の前面には、バックパッド本体P2mと左、右隆起パッド部P2sとの各境界部でそれぞれ上下方向に延びる第1,第2引込み溝g1′,g2′と、第1,第2引込み溝g1′,g2′の中間部相互を連通させるよう左右方向に延びる第3引込み溝g3′とが凹設される。
更にバックパッドP2には、各引込み溝g1′〜g3′の底面に一端が開口し且つバックパッドP2の背面に他端が開口する複数の引込み孔P2h…が、各々の引込み溝g1′〜g3′の長手方向に互いに間隔をおいて形成される。
またシートバック用表皮C2は、バックパッドP2に固定されてバックパッドP2の外表面を覆うベース表皮25と、ベース表皮25の前面を覆う着脱容易表皮26とを備える。着脱容易表皮26は、後述するように各引込み溝g1′〜g3′内において第1〜第3ファスナf1′〜f3′を介してベース表皮25に着脱可能に接続され、更に着脱容易表皮26の外周縁部において第4ファスナf4′を介してベース表皮25に着脱可能に接続される。
ベース表皮25は、バックパッドP2の形状に対応して、バックパッド本体P2mを覆う中央ベース表皮部25mと、左、右隆起パッド部P2sの前面及び側面前部を覆う左、右ベース表皮部25sと、バックパッドP2の外周面を全周に亘り覆う外周ベース表皮部25zとを備えると共に、それらベース表皮部25m,25s,25zが相互間で縫着されていて、全体が一体となってバックパッドP2を覆っている。
外周ベース表皮部25zの後半部外周は、図6に示すように左、右隆起パッド部P2sの、サイドフレーム20外側面及び後面を被覆する部分に固定(例えば接着)されると共に、バックパッド本体P2mの上,下端部にそれらの後面側に回り込むように固定(例えば接着)される。尚、シートバック部S2の背面のうち、外周ベース表皮部15zでは被覆困難な部位は、図示しないカバー部材をシートバック部S2背面に装着することで体裁よく被覆可能である。
また着脱容易表皮26は、ベース表皮25の中央ベース表皮部25mを覆う中央着脱容易表皮部26mと、左、右ベース表皮部25sをそれぞれ覆う左、右着脱容易表皮部26sとを備えると共に、それら着脱容易表皮部の相互間が縫着されていて、全体が一体となってベース表皮25の前面及び左右側面前部を覆っている。
次に図6も参照して、ベース表皮25のバックパッドP2への固定構造について説明する。ベース表皮25の中央ベース表皮部25mと左、右ベース表皮部25sとの各縫着部は、第1,第2引込み溝g1′,g2′にそれぞれ対応した位置に設定されていて、対応する引込み溝g1′,g2′内に引き込まれ、その引込み部分は、バックパッドP2を貫通する各複数の第1,第2連結部材J1′…,J2′…を介して受圧板24又はワイヤ28に係止、連結される。また中央ベース表皮部25mの上下中間部は、第3引込み溝g3′内に引き込まれ、その引込み部分は、バックパッドP2を貫通する複数の連結部材J3′…を介して受圧板24に係止、連結される。
より具体的に言えば、中央ベース表皮部25mと左、右ベース表皮部25sとの各縫着部には、前後方向に延びる各複数の第1,第2連結部材J1′…,J2′…の前端部が固定(例えば縫着)され、それら連結部材J1′…,J2′…は、バックパッドP2の複数の引込み孔P2h…をそれぞれ貫通してバックパッドP2の後面に達する。また中央ベース表皮部25mの上下中間部には、前後方向に延びる複数の第3連結部材J3…の前端部が固定(例えば縫着)され、それら連結部材J3′…は、バックパッドP2の複数の引込み孔P2h…をそれぞれ貫通してバックパッドP2の後面に達する。
シートバック用の第1〜第3連結部材J1′〜J3′の部材本体Jaの後端部に設けられる係止片27j,27kは、基本的にシート座部用の連結部材J1〜J3の係止片17j,17kと同様の構造を適用可能である。但し、相手側の受圧部材は、シート座部S1ではパンフレーム11だけであったのに対し、シートバック部S2では、バックパッドP2の各引込み孔P2h対応位置(即ち各引込み孔P2hとの対向部又はその近傍部、以下同様)に存する受圧板24及びワイヤ28となる。尚、波形スプリング29が仮にバックパッドP2の引込み孔P2h対応位置に配置される場合には、その波形スプリング29に連結部材J1′〜J3′を係止、連結させてもよい。
受圧板24は、バックパッドP2の背面に沿うように概ね平坦に形成される基板部24bと、基板部24の左右両側より前方外向きに傾斜して立ち上がる傾斜部としての左,右側板部24sとを一体に有する。そして、受圧板24には、パンフレーム11の貫通孔h1,h2及び補強用ビード11bbと同様の貫通孔h1′,h2′及び補強用ビード24bbが設けられ、これら貫通孔h1′,h2′のうち、バックパッドP2の引込み孔P2h対応位置にある貫通孔h1′,h2′に連結部材J1′〜J3′の係止片27j,27kが係止、連結される。
それら係止片27j,27kの受圧板24への係止、連結構造は、前述のシート座部用連結部材J1〜J3の係止片17j,17kの、パンフレーム11への係止、連結構造と同様である。例えば、図6(A)には、受圧板24の傾斜部としての側板部24sに設けた貫通孔h2′に第1連結部材J1′のフック状の係止片27jを係止、連結させた一例が示されるが、この係止片27jに代えて/又は加えて、例えばクリップ状の係止片27k(不図示)を、図7(B)の係止片17kと同様の係止態様で、受圧板24の貫通孔h1′,h2′に嵌合、係止させるようにしてもよい。
また図6(B)には、第1連結部材J1′のフック状の係止片27jをワイヤ28に係止、連結させた一例が示される。
而して、シートバック用の連結部材J1′〜J3′の係止片27j,27kとしては、シート座部用の連結部材J1〜J3の係止片17j,17kと同様、フックでもクリップでもよいし、或いはその他の適宜形状でもよいが、特に相手側の受圧部材が波形スプリング29又はワイヤ28である場合は、フック状の係止片27jを用いることで係止がより容易化される。
またシートバック部S2におけるベース表皮25と着脱容易表皮26との間は、シートバック用の第1〜第4ファスナf1′〜f4′により着脱可能に接続される。これらファスナf1′〜f4′は、シート座部S1におけるベース表皮15と着脱容易表皮16との間を接続する前述の座部用第1〜第4ファスナf1〜f4と基本的に同様の構造であるため、これ以上の説明は省略する。
而して、本実施形態のシートバック部S2において受圧板24及びワイヤ28は、バックフレームF2に架設されてバックパッドP2を支持するものであって、本発明の受圧部材の一例である。またバックパッドP2は本発明のパッドの一例であり、またバックフレームF2は本発明のフレームの一例である。
次に第1実施形態の作用を説明する。座部用表皮C1のベース表皮15については、これの外周ベース表皮部15z、中央ベース表皮部15m及び左、右ベース表皮部15sの相互間を縫着すると共に、これの所定部位に第1〜第3連結部材J1〜J3及び第1〜第4ファスナf1〜f4の内側ファスナ片f1i〜f4iを縫着してなるベース表皮ユニットを予め製作しておき、そのベース表皮ユニットを座部パッドP1の上面に被せるように置く。
この状態から、ベース表皮ユニットの一部表皮を、座部パッドP1の上面の第1〜第3引込み溝g1〜g3内に各々引込む。そして、その各引込み部分に連なる第1〜第3連結部材J1〜J3を引込み孔P1hを通して座部パッドP1の裏面側まで延出させ、その延出端の係止片17j,17kをパンフレーム11の、引込み孔P1h対応位置に存する貫通孔h1,h2に係止、連結する。
しかる後、上記したベース表皮ユニットの外周ベース表皮部15zの下半部外周を、左右のサイドフレーム10にそれの下面側に回り込むように固定(例えば接着)すると共に、座部パッド本体P1mの前,後端部にそれらの下面側に回り込むように固定(例えば接着)する。
かくして、ベース表皮15の各ベース表皮部15m,15s,15zを含むベース表皮ユニットが、座部パッドP1にこれを被覆するように固定される。この場合、ベース表皮15の一部が第1〜第3引込み溝g1〜g3内に引込まれた状態は、連結部材J1〜J3がパンフレーム11に係止、連結されることで維持されるため、ベース表皮15に長期の使用に伴う位置ずれや弛み、皺等が発生するのを効果的に防止可能である。
一方、座部用表皮C1の着脱容易表皮16は、これの中央着脱容易表皮部16m及び左、右着脱容易表皮部16sの相互間を縫着すると共に、これの所定部位に第1〜第4ファスナf1〜f4の外側ファスナ片f1o〜f4oを縫着してなる着脱容易表皮ユニットを予め製作しておき、その着脱容易表皮ユニットを、座部パッドP1に先に固定したベース表皮15上に被せるようにして置く。
この状態から、第1〜第3ファスナf1〜f3の外側ファスナ片f1o〜f3oと内側ファスナ片f1i〜f3iとを順次接続することで、着脱容易表皮16の一部を第1〜第3引込み溝g1〜g3に各々引込む。しかる後に第4ファスナf4の外側ファスナ片f4と内側ファスナ片f4iとを接続すれば、着脱容易表皮16をベース表皮15に接続、固定することができる。尚、この状態から着脱容易表皮16を取り外す場合は、上記とは逆の手順で行う。
かくして、座部用表皮C1の座部パッドP1への取付けが完了する。またシートバック用表皮C2のベース表皮25及び着脱容易表皮26をバックパッドP2に取付ける場合も、上記した座部用表皮C1と同様の取付手順で取付作業を行うことができる。
上記構造のシート座部S1及びシートバック部S2においては、座部パッドP1及びバックパッドP2に各々固定したベース表皮15,25に対し、着脱容易表皮16,26をファスナf1〜f4,f1′〜f4′により随時、容易に着脱可能となっている。このため、着脱容易表皮16,26を季節に応じて色、模様、風合い等の異なる他の着脱容易表皮16,26に交換したり、或いは汚れた着脱容易表皮16,26を取り外してクリーニングしたりすることが可能であり、便利である。
ところで本実施形態では、座部フレームF1及びバックフレームF2に、座部パッドP1及びバックパッドP2を各々支持する受圧部材としてのパンフレーム11、受圧板24及びワイヤ28が架設される。そして、特にシート座部S1においては、表皮C1(より具体的にはベース表皮15)の、座部パッドP1の各引込み溝g1〜g3内への引込み部分が、引込み孔P1hを貫通する連結部材J1〜J3を介してパンフレーム11に係止、連結されている。これにより、引込み孔P1hに対し座部フレームF1よりも近接した位置にあるパンフレーム11に連結部材J1〜J3を無理なく連結可能となって、連結部材J1〜J3の小型軽量化及び構造簡素化が達成され、それだけシート座部S1の重量軽減やコスト節減が図られる。
一方、シートバック部S2においては、表皮C2(より具体的にはベース表皮25)の、バックパッドP2の各引込み溝g1′〜g3′内への引込み部分が、引込み孔P2hを貫通する連結部材J1′〜J3′を介して受圧板24及びワイヤ28に係止、連結されている。これにより、引込み孔P2hに対しバックフレームF2よりも近接した位置にある受圧板24及びワイヤ28に連結部材J1′〜J3′を無理なく連結可能となって、連結部材J1′〜J3′の小型軽量化及び構造簡素化が達成され、それだけシートバック部S2の重量軽減やコスト節減が図られる。
その上、受圧部材としてのパンフレーム11や受圧板24は、座部パッドP1やバックパッドP2の背面に沿う(即ち背面と略平行に対面する)板状部材で構成されるため、連結部材J1〜J3,J1′〜J3′の、受圧部材11,24への取付部位を、受圧部材11,24の板面に沿って比較的広範囲に確保、設定可能となる。これにより、連結部材J1〜J3,J1′〜J3′が取付け易くなるばかりか、その取付剛性を効果的に高めることができる。
また本実施形態のパンフレーム11には、補強用ビード11bbが設けられており、例えば連結部材J1が、図7(A)に示す変形例のように補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)上で係止、連結されるか、或いはパンフレーム11の、補強用ビード11bbに隣接した部位に係止、連結される構造とすることで、連結部材J1に対する取付剛性が高められる。また特に補強用ビード11bbを図示例とは逆、即ち上方に凸の隆起部とした場合(不図示)には、その補強用ビード11bbが連結部材J1に対してより近い位置となるから、連結部材J1の更なる小型化が図られるばかりか、連結部材J1が更に取付け易くなる。
また本実施形態又はその変形例のパンフレーム11には、例えば図5や図7(C)(D)に示すように、相隣なる補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)の相互間において連結部材J1,J3が係止、連結される例が示される。この例によれば、補強用ビード11bb(凹陥部又は隆起部)の補強リブ効果により剛性が高くなる特定部位(即ちパンフレーム11の、補強用ビード11bbで挟まれた部位)が連結部材J1,J3の取付部位となり、その取付剛性の強化を図る上で有利となる。
また本実施形態又はその変形例のパンフレーム11や受圧板24は、これに引込み孔P1h,P2hに対応して設けた一部の貫通孔h1〜h3,h1′,h2′に、連結部材J1〜J3,J1′〜J3′の係止片17j,17k,27jを係止、連結させている。これにより、受圧部材としてのパンフレーム11や受圧板24が板状部材であっても、これに連結部材J1〜J3,J1′〜J3′を係止させ易くなるから、取付作業性が高められる。
また図7(D)の変形例のように連結部材J1を、受圧部材としてのパンフレーム11に設けた貫通孔h1〜h3を避けた位置でパンフレーム11に係止、連結させると、パンフレーム11の貫通孔h1〜h3に連結部材J1〜J3を係止させることに因る取付剛性低下が回避され、取付剛性強化を図る上で有利である。
また図4,図6(A)の実施形態や、図7(B)の変形例では、パンフレーム11や受圧板24に、これらの基板部11b,24bからパッドP1,P2に向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部としての左、右側板部11s,24sが設けられ、その側板部11s,24sに連結部材J1,J2,J1′,J2′が係止、連結される。これにより、その連結部位をパッド厚さ方向で座部パッドP1やバックパッドP2に近づけることができ、それだけ連結部材J1,J2,J1′,J2′の小型軽量化が図られる。
また図5の実施形態や、図7(A)(C)(D)の変形例では、パンフレーム11に、一部の連結部材J1,J2がパンフレーム11の側板部11s(傾斜部)を避けた位置でパンフレーム11に連結されている。この構造では、側板部11sの傾斜に起因した、連結部材J1,J2の取付作業性の低下が回避される。
また本実施形態のシートバック部S2において、図3に示すように、受圧部材としての受圧板24は、バックフレームF2に架設した複数のワイヤ28間に支持され、連結部材J1′〜J3′は、図6(A)に示すようにワイヤ28及び波形スプリング29を避けた位置で受圧板24に係止、連結されている。これにより、ワイヤ28及び波形スプリング29の位置に影響されずに連結部材J1′〜J3′を受圧板24に容易に取付けることができ、連結部材J1′〜J3′の取付作業性が良好である。
また本実施形態のシートバック部S2において、図6(B)に示すように、一部の連結部材J1′,J2′はワイヤ28に係止、連結されている。即ち、受圧板24を支持すべくバックフレームF2に架設したワイヤ28が受圧部材を兼ねていて、連結部材J1′,J2′に直結されるため、連結構造の更なる簡素化が図られると共に、連結部材J1の取付作業性が良好である。
また図8,図9には、本発明の第2実施形態が示される。第1実施形態のシート座部S1では、受圧部材の一例であるパンフレーム11が、座部パッドP1の下面を略全域に亘り受容、支持可能な大型の皿状体で構成されるが、第2実施形態では、図8に例示したようにパンフレーム11′が座部パッドP1の下面前半部だけを支持可能な比較的小型の皿状体で構成されていて、座部フレームF1の左右のサイドフレーム10に固定(実施形態ではビス止め)される。このパンフレーム11′と後部クロスメンバ12との間には、左右方向に間隔をおいて並ぶ複数の波形スプリング13…が張架、支持され、それら波形スプリング13…により座部パッドP1の後半部下面が弾力的に支持される。
また相隣なる波形スプリング13には、その相互間を連結して座部パッドP1からの荷重を支持、分散させる複数の受圧板14,14′が係止される。受圧板14,14′は、相隣なる少なくとも2本の波形スプリング13間に跨がるように延びる帯板状に形成される。
第2実施形態の座部パッドP1の構造は、第1実施形態のそれと同様である。そして、その座部パッドP1の第1〜第3引込み溝g1〜g3に引き込まれた座部用表皮C1に連結されて引込み孔P1h…を貫通する第1〜第3連結部材J1〜J3は、引込み孔P1h…と対応する位置にあるパンフレーム11′、波形スプリング13及び受圧板14,14′に係止、連結される。その係止、連結構造は、第1実施形態の座部用第1〜第3連結部材J1〜J3とパンフレーム11(受圧部材)との間の係止、連結構造と同様である。
例えば、図9(E)には、第1,第2連結部材J1,J2におけるクリップ状の係止片17kを受圧板14の貫通孔h1に嵌合、係止させた一例が示され、また図9(F)には、第1,第2連結部材J1,J2におけるフック状の係止片17jを波形スプリング13に係止させた一例が示される。
尚、図9(E)(F)以外に断面表示はないが、一部の第1,第2連結部材J1,J2は、パンフレーム11′の引込み孔P1h対応位置に設けた貫通孔h1に係止、連結される。また第3連結部材J3は、図示はしないが引込み孔P1h対応位置において受圧板14′の貫通孔h1及び/又は波形スプリング13に係止、連結される。
而して、第2実施形態において、受圧板14,14′、波形スプリング13及びパンフレーム11′は、本発明の受圧部材の一例であり、また座部フレームF1は、本発明のフレームの一例である。
そして、第2実施形態においても、第1実施形態と基本的に同様の作用効果を達成可能である。
更に第2実施形態のシート座部S1において受圧部材としての受圧板14,14′は、座部フレームF1に架設した複数の波形スプリング13間に支持され、一部の連結部材J1〜J3は、波形スプリング13を避けた位置で受圧板14,14′に係止、連結されている。これにより、波形スプリング13の位置に影響されずに一部の連結部材J1〜J3を受圧板14,14′に容易に取付けることができるため、連結部材J1〜J3の取付作業性が良好である。
しかもこの第2実施形態では、座部パッドP1を支持すべく座部フレームF1に架設した波形スプリング13の一部が受圧部材を兼ねていて、一部の連結部材J1〜J3に直結されている。これにより、連結構造の更なる簡素化が図られると共に、連結部材J1〜J3の取付作業性が良好となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、乗物用シートとして自動車用シートSを例示したが、本発明では、自動車以外の車両(例えば鉄道車両)に用いられるシートや、車両以外の乗物(例えば船舶、航空機)に用いられるシートにも適用可能である。
また前記実施形態では、シート用送風空調機能を持たない備えた乗物用シートを例示したが、本発明は、シートのパッド(例えば座部パッド)に設けた通気路と、送風装置(例えば送風ファン)と、それら通気路及び送風装置間を接続するダクトとを備えてシート用送風空調機能を発揮する乗物用シート(例えばPCT国際公開WO2018/061602A2公報、特開2005-287532 号公報等を参照)にも適用可能である。この場合、本発明に係る引込み溝g1〜g3,g1′〜g3′、引込み孔P1h,Ph2、連結部材J1〜J3,J1′〜J3′、受圧部材(パンフレーム11,11′、受圧板14,14′,24、波形スプリング13,29、ワイヤ28)は、シート座部S1又はシートバック部S2に設けられる上記した通気路、ダクト及び送風装置を避けるように配設される。
また前記実施形態では、座部用表皮C1及びシートバック用表皮C2を、ベース表皮15,25の少なくとも一部が着脱容易表皮16,26と重なり合う二層構造としたものを示したが、本発明では、ベース表皮と着脱容易表皮とが重なり合わない一層構造(例えば特開2016-97275号公報を参照)としてもよい。尚、その一層構造の場合においても、表皮の引込み構造は、前記実施形態と同様の構造とされる。
また、前記実施形態では、座部用表皮C1及びシートバック用表皮C2が、ベース表皮15,25に対し接続具(ファスナf1〜f4,f1′〜f4′)を介して着脱可能に接続される着脱容易表皮16,26を含むものを示したが、本発明は、各々の表皮C1,C2がベース表皮のみから成るもの(即ち着脱容易表皮を持たないもの)にも適用可能である。
また前記実施形態では、座部用表皮C1及びシートバック用表皮C2をそれぞれ構成するベース表皮15,25及び着脱容易表皮16,26の各々を薄皮状の一層構造としたものを示したが、本発明では、ベース表皮15,25及び着脱容易表皮16,26のうちの少なくとも一方の表皮を、互いに重なり合う少なくとも2枚の外皮の相互間に薄肉のクッションシート材を挟んだ多層構造(例えば実公平6-14628 号公報を参照)の表皮としてもよい。
また前記実施形態では、各連結部材J1〜J3,J1′〜J3′の受圧部材(パンフレーム11,11′、受圧板14,24、波形スプリング13,29、ワイヤ28)への連結部位が、座部パッドP1又はバックパッドP2の引込み孔P1h,P2h対応位置(即ち各引込み孔P1h,P2hとの対向部又はその近傍部)であるものを示したが、本発明において、連結部材J1〜J3,J1′〜J3′の受圧部材への連結部位は、上記引込み孔P1h,P2h対応位置に限定されず、例えば、引込み孔P1h,P2hから多少離れていても、少なくとも座部フレームF1又はバックフレームF2よりも近い部位であればよい。
また前記実施形態では、各連結部材J1〜J3,J1′〜J3′の部材本体Jaを剛性のある帯板材より構成したものを示したが、本発明の連結部材の部材本体Jaは、実施形態に限定されず、係止片17j,17k,27j,27kと共に引込み孔P1h,P2hを通過可能な形状であればよい。例えば、部材本体Jaを棒状材としてもよく、或いはまた、必要な連結強度を確保可能であれば部材本体Jaを可撓性材料より構成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、各連結部材J1〜J3,J1′〜J3′を、表皮C1,C2(より具体的にはベース表皮15,25)の引込み溝g1〜g3,g1′〜g3′内への引込み部分に直接結合(縫着)したものを示したが、その引込み部分に取付けられて引込み溝g1〜g3,g1′〜g3′の長手方向に延びる縁補強部材(例えば、ワイヤ)を介して、該引込み部分に各連結部材J1〜J3,J1′〜J3′を結合するようにしてもよい。
C1,C2・・・・表皮としての座部用表皮,シートバック用表皮
F1,F2・・・・フレームとしての座部フレーム,バックフレーム
g1〜g3,g1′〜g3′・・・・引込み溝としての第1〜第3引込み溝
h1〜h3,h1′,h2′・・貫通孔
J1〜J3,J1′〜J3′・・連結部材としての第1〜第3連結部材
P1,P2・・・・パッドとしての座部パッド,バックパッド
P1h,P2h・・引込み孔
S・・・・・・・・車両用シートとしての自動車用シート
11,11′・・・板状部材(受圧部材)としてのパンフレーム
13・・・・・・・受圧部材としての波形スプリング
14,14′,24・・板状部材(受圧部材)としての受圧板
11b,24b・・基板部
11bb・・・・・凹陥部又は隆起部としての補強用ビード
11s,24s・・傾斜部としての側板部
28・・・・・・・ワイヤ

Claims (10)

  1. パッド(P1,P2)と、前記パッド(P1,P2)を裏面側から支持するフレーム(F1,F2)と、前記パッド(P1,P2)の少なくとも表面を覆う表皮(C1,C2)とを備えた乗物用シートにおいて、
    前記フレーム(F1,F2)には、前記パッド(P1,P2)を支持する受圧部材(11,13,14,14′,24,28)が架設され、
    前記パッド(P1,P2)は、前記表皮(C1,C2)の一部を引き込むための引込み溝(g1〜g3,g1′〜g3′)と、前記引込み溝(g1〜g3,g1′〜g3′)の底部に一端が開口すると共に前記パッド(P1,P2)の裏面に他端が開口する引込み孔(P1h,P2h)とを有し、
    前記表皮(C1,C2)の、前記引込み溝(g1〜g3,g1′〜g3′)内への引込み部分が、前記引込み孔(P1h,P2h)を貫通する連結部材(J1〜J3,J1′〜J3′)を介して前記受圧部材(11,13,14,14′,24,28)に連結されることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記受圧部材は、板状部材(11,14,14′,24)であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記板状部材(11)には、凹陥部(11bb)又は隆起部が設けられ、
    前記連結部材(J1〜J3)は、前記凹陥部(11bb)上または前記板状部材(11)の、該凹陥部(11bb)に隣接した部位、或いは前記隆起部上または前記板状部材(11)の、該隆起部に隣接した部位に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記板状部材(11)には、凹陥部(11bb)又は隆起部が複数設けられ、
    前記連結部材(J1〜J3)は、前記複数の凹陥部(11bb)の間又は前記複数の隆起部の間で前記板状部材(11)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  5. 前記連結部材(J1〜J3,J1′〜J3′)は、前記板状部材(11,14,14′,24)に設けた貫通孔(h1〜h3,h1′,h2′)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  6. 前記連結部材(J1)は、前記板状部材(11)に設けた貫通孔(h1〜h3)を避けた位置で、該板状部材(11)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  7. 前記板状部材(11,24)には、該板状部材(11,24)の、前記パッド(P1,P2)の裏面に沿う基板部(11b,24b)から前記パッド(P1,P2)に向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部(11s,24s)が設けられ、
    前記連結部材(J1,J2,J1′,J2′)は、前記傾斜部(11s,24s)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  8. 前記板状部材(11,24)には、該板状部材(11,24)の、前記パッド(P1,P2)の裏面に沿う基板部(11b,24b)から前記パッド(P1,P2)に向かって斜めに立ち上がるよう延びる傾斜部(11s,24s)が設けられ、
    前記連結部材(J1〜J3,J1′〜J3′)は、前記傾斜部(11s,24s)を避けた位置で前記板状部材(11,24)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  9. 前記板状部材(14,14′,24)は、前記フレーム(F1,F2)に架設した複数のスプリング(13)間又は複数のワイヤ(28)間に支持され、
    前記連結部材(J1〜J3,J1′〜J3′)は、前記スプリング(13)又は前記ワイヤ(28)を避けた位置で前記板状部材(14,14′,24)に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の乗物用シート。
  10. 前記受圧部材は、前記パッド(P1,P2)を支持すべく前記フレーム(F1,F2)に架設したスプリング(13)又はワイヤ(28)であることを特徴とする、請求項1に記載の乗物用シート。
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