JP3106458B2 - 車両用シートの表皮材の引き部構造 - Google Patents
車両用シートの表皮材の引き部構造Info
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- JP3106458B2 JP3106458B2 JP07146817A JP14681795A JP3106458B2 JP 3106458 B2 JP3106458 B2 JP 3106458B2 JP 07146817 A JP07146817 A JP 07146817A JP 14681795 A JP14681795 A JP 14681795A JP 3106458 B2 JP3106458 B2 JP 3106458B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートの表皮材の
引き部構造に関し、更に詳細に説明すると、シートフレ
ームにパッド材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦
方向及び横方向の引き部材の自由端部側をパッド材に形
成された縦方向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と
表皮材とを組付けて形成された車両用シートの表皮材の
引き部構造に関する。
引き部構造に関し、更に詳細に説明すると、シートフレ
ームにパッド材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦
方向及び横方向の引き部材の自由端部側をパッド材に形
成された縦方向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と
表皮材とを組付けて形成された車両用シートの表皮材の
引き部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6乃至図8に夫々示す如
く、車両用シートのシートバック1は、シートフレーム
2の前面側にパッド材3が配設され、このパッド材3の
表面が表皮材5により被覆されて形成されている。
く、車両用シートのシートバック1は、シートフレーム
2の前面側にパッド材3が配設され、このパッド材3の
表面が表皮材5により被覆されて形成されている。
【0003】また表皮材5の裏面側に縦方向及び横方向
の引き部材6,7を取付け、この引き部材6,7の自由
端部側をパッド材3の表面側に形成した凹溝3aに挿入
し、凹溝3aに位置するワイヤやシートのS字ばね等に
ホッグリング等により固定している。
の引き部材6,7を取付け、この引き部材6,7の自由
端部側をパッド材3の表面側に形成した凹溝3aに挿入
し、凹溝3aに位置するワイヤやシートのS字ばね等に
ホッグリング等により固定している。
【0004】更にまた、表皮材5の裏面側に縦方向及び
横方向の引き部材6,7を取付ける構成として、実公平
3−155号公報、実公平3−156号公報、実公平4
−11600号公報等が存在している。
横方向の引き部材6,7を取付ける構成として、実公平
3−155号公報、実公平3−156号公報、実公平4
−11600号公報等が存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、これら従来
の車両用シートの表皮材の引き部材ではホッグリング等
により固定する固定作業が煩雑で、また袋状に縫製され
た表皮材5をシートバックの上方より被冠させる場合に
は縦方向の引き部材6に剛性を有するワイヤを用いるこ
とができず、縦方向の引きを十分に形成することができ
ず、また丸ゴム等の弾性紐を用いた場合であっても、こ
れらの弾性紐の下端がワイヤやシートのS字ばね等にホ
ッグリング等により固定しているため、シートバックの
下端の構造に規制が多くなり、組付け作業が煩雑となる
と共に、弾性紐とパッド材または連結ロッド等が擦れ、
異音を発生させる虞れを有していた。
の車両用シートの表皮材の引き部材ではホッグリング等
により固定する固定作業が煩雑で、また袋状に縫製され
た表皮材5をシートバックの上方より被冠させる場合に
は縦方向の引き部材6に剛性を有するワイヤを用いるこ
とができず、縦方向の引きを十分に形成することができ
ず、また丸ゴム等の弾性紐を用いた場合であっても、こ
れらの弾性紐の下端がワイヤやシートのS字ばね等にホ
ッグリング等により固定しているため、シートバックの
下端の構造に規制が多くなり、組付け作業が煩雑となる
と共に、弾性紐とパッド材または連結ロッド等が擦れ、
異音を発生させる虞れを有していた。
【0006】本発明の目的は、シートバックの下端の構
造の自由度を向上させることができ、簡易迅速にシート
の組付け作業をすることができ、着座時や車両の走行中
に異音が発生するのを防止することができ、作業能率を
著しく向上させることができ、また経済性に優れると共
に、外観形状の見栄えを向上させることができる車両用
シートの表皮材の引き部構造を提供するものである。
造の自由度を向上させることができ、簡易迅速にシート
の組付け作業をすることができ、着座時や車両の走行中
に異音が発生するのを防止することができ、作業能率を
著しく向上させることができ、また経済性に優れると共
に、外観形状の見栄えを向上させることができる車両用
シートの表皮材の引き部構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの表皮材の引き部構造は、シートフレームにパ
ッド材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦方向及び
横方向の引き部材の自由端部側をパッド材に形成された
縦方向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と表皮材と
を組付けて形成された車両用シートの表皮材の引き部構
造において、前記表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に
接合された引き袋と、該引き袋の内部に挿通された線状
または帯状の弾性体とからなり、前記縦方向の引き部材
の引き袋の内部に挿通された線状または帯状の弾性体の
上端が横方向の引き部材に係止され、前記弾性体の下端
がパッド材の下端を被覆する位置の表皮材に縫着されて
いることを特徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの表皮材の引き部構造は、シートフレームにパ
ッド材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦方向及び
横方向の引き部材の自由端部側をパッド材に形成された
縦方向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と表皮材と
を組付けて形成された車両用シートの表皮材の引き部構
造において、前記表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に
接合された引き袋と、該引き袋の内部に挿通された線状
または帯状の弾性体とからなり、前記縦方向の引き部材
の引き袋の内部に挿通された線状または帯状の弾性体の
上端が横方向の引き部材に係止され、前記弾性体の下端
がパッド材の下端を被覆する位置の表皮材に縫着されて
いることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの表皮材の引き部構造は、シートフレームにパッド
材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦方向及び横方
向の引き部材の自由端部側をパッド材に形成された縦方
向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と表皮材とを組
付けて形成された車両用シートの表皮材の引き部構造に
おいて、前記表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合
された引き袋と、該引き袋の内部に挿通されたゴム紐と
からなり、前記縦方向の引き部材の引き袋の内部に挿通
されたゴム紐の上端が横方向の引き部材に係止され、前
記ゴム紐の下端がパッド材の下端を被覆する位置の表皮
材に縫着されていることを特徴とする。
ートの表皮材の引き部構造は、シートフレームにパッド
材が配設され、表皮材の裏面側に設けた縦方向及び横方
向の引き部材の自由端部側をパッド材に形成された縦方
向及び横方向の凹溝に挿入し、パッド材と表皮材とを組
付けて形成された車両用シートの表皮材の引き部構造に
おいて、前記表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合
された引き袋と、該引き袋の内部に挿通されたゴム紐と
からなり、前記縦方向の引き部材の引き袋の内部に挿通
されたゴム紐の上端が横方向の引き部材に係止され、前
記ゴム紐の下端がパッド材の下端を被覆する位置の表皮
材に縫着されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の車両用シートの表皮
材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の引き部材は
表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内部に挿通さ
れた線状または帯状の弾性体とからなり、前記縦方向の
引き部材の引き袋の内部に挿通された線状または帯状の
弾性体の上端が横方向の引き部材に係止され、前記弾性
体の下端がパッド材の下端を被覆する位置の表皮材に縫
着されているので、縦方向の引き部材の線状または帯状
の弾性体の下端をワイヤやシートのS字ばね等にホッグ
リング等により固定する必要がなく、組付け作業をきわ
めて簡易且つ迅速に行うことができる。
材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の引き部材は
表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内部に挿通さ
れた線状または帯状の弾性体とからなり、前記縦方向の
引き部材の引き袋の内部に挿通された線状または帯状の
弾性体の上端が横方向の引き部材に係止され、前記弾性
体の下端がパッド材の下端を被覆する位置の表皮材に縫
着されているので、縦方向の引き部材の線状または帯状
の弾性体の下端をワイヤやシートのS字ばね等にホッグ
リング等により固定する必要がなく、組付け作業をきわ
めて簡易且つ迅速に行うことができる。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの表皮材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の
引き部材は表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内
部に挿通されたゴム紐とからなり、前記縦方向の引き部
材の引き袋の内部に挿通されたゴム紐の上端が横方向の
引き部材に係止され、前記ゴム紐の下端がパッド材の下
端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、縦方
向の引き部材のゴム紐の下端をワイヤやシートのS字ば
ね等にホッグリング等により固定する必要がなく、組付
け作業をきわめて簡易且つ迅速に行うことができる。
ートの表皮材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の
引き部材は表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内
部に挿通されたゴム紐とからなり、前記縦方向の引き部
材の引き袋の内部に挿通されたゴム紐の上端が横方向の
引き部材に係止され、前記ゴム紐の下端がパッド材の下
端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、縦方
向の引き部材のゴム紐の下端をワイヤやシートのS字ば
ね等にホッグリング等により固定する必要がなく、組付
け作業をきわめて簡易且つ迅速に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下本発明に係る車両用シートの表皮材の引
き部構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図5に
は、本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構造の
一実施例が夫々示されており、図2に示す如く、車両用
シート11は本実施例ではシートバックに適用した場合
として示されているが、同時にシートクッションにも適
用することができるものである。
き部構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図5に
は、本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構造の
一実施例が夫々示されており、図2に示す如く、車両用
シート11は本実施例ではシートバックに適用した場合
として示されているが、同時にシートクッションにも適
用することができるものである。
【0012】車両用シート11は、図3に示す如く、略
四角形状または逆U字形状に形成されたシートフレーム
12を備え、該シートフレーム12に複数のS字状ばね
16が横方向に延びて張設されている。このシートフレ
ーム12及びS字状ばね16の前面側には、パッド材1
3が配設され、表皮材15により被覆されている。
四角形状または逆U字形状に形成されたシートフレーム
12を備え、該シートフレーム12に複数のS字状ばね
16が横方向に延びて張設されている。このシートフレ
ーム12及びS字状ばね16の前面側には、パッド材1
3が配設され、表皮材15により被覆されている。
【0013】表皮材15には縦パターン15a,横パタ
ーン15bが、表皮材15の裏面側に設けた縦引き部材
21,横引き部材22により形成されている。縦引き部
材21は表皮材15の裏面側に縫着または融着等により
接合された引き袋24と、この引き袋24内に挿入され
たゴム紐等の線状または帯状の弾性体25とから形成さ
れている。
ーン15bが、表皮材15の裏面側に設けた縦引き部材
21,横引き部材22により形成されている。縦引き部
材21は表皮材15の裏面側に縫着または融着等により
接合された引き袋24と、この引き袋24内に挿入され
たゴム紐等の線状または帯状の弾性体25とから形成さ
れている。
【0014】また、前記横引き部材22は表皮材15の
裏面側に縫着または融着等により接合された引き袋27
と、この引き袋27内に挿入された引きワイヤ28とか
ら形成されている。
裏面側に縫着または融着等により接合された引き袋27
と、この引き袋27内に挿入された引きワイヤ28とか
ら形成されている。
【0015】パッド材13の表皮材15の縦パターン1
5a,横パターン15bと対向する位置には縦凹溝13
a,横凹溝13bが夫々形成され、縦引き部材21,横
引き部材22の引き袋24,引き袋27の自由端部24
a,27a側がパッド材13の縦凹溝13a,横凹溝1
3bの底部側に延びている。そして、前記縦引き部材2
1の線状または帯状の弾性25は縦凹溝13aの底部側
に沿って一直線状に下方に垂下されている。
5a,横パターン15bと対向する位置には縦凹溝13
a,横凹溝13bが夫々形成され、縦引き部材21,横
引き部材22の引き袋24,引き袋27の自由端部24
a,27a側がパッド材13の縦凹溝13a,横凹溝1
3bの底部側に延びている。そして、前記縦引き部材2
1の線状または帯状の弾性25は縦凹溝13aの底部側
に沿って一直線状に下方に垂下されている。
【0016】尚、本実施例においては、縦引き部材2
1,横引き部材22の引き袋24,引き袋27を袋状に
形成した引き布により形成したが、屈曲に対する柔軟性
を有する合成樹脂等の樹脂板や、他の素材を用いて構成
することもできる。
1,横引き部材22の引き袋24,引き袋27を袋状に
形成した引き布により形成したが、屈曲に対する柔軟性
を有する合成樹脂等の樹脂板や、他の素材を用いて構成
することもできる。
【0017】そして、本実施例の引き部構造では、図5
に示す如く、前記縦引き部材21の引き袋24の内部に
挿通されたゴム紐等からなる線状または帯状の弾性体2
5のリング状に形成された上端25aが横引き部材22
の引きワイヤ28に挿入係止されている。尚、線状また
は帯状の弾性体25の上端25aは図示の形状に限定さ
れるものではなく、フック部等により係止させるもので
あってもよい。
に示す如く、前記縦引き部材21の引き袋24の内部に
挿通されたゴム紐等からなる線状または帯状の弾性体2
5のリング状に形成された上端25aが横引き部材22
の引きワイヤ28に挿入係止されている。尚、線状また
は帯状の弾性体25の上端25aは図示の形状に限定さ
れるものではなく、フック部等により係止させるもので
あってもよい。
【0018】図1及び図3に示す如く、前記縦引き部材
21の引き袋24の内部に挿通され一直線状に下方に垂
下された線状及び帯状の弾性体25の下端25bがパッ
ド材13の下端を被覆する位置の表皮材15の下マチ部
15cの端部の縫着部31に共縫い状態で縫着されてい
る。尚、本実施例では線状または帯状の弾性体25の下
端25bを表皮材15の下マチ部15cの端部の縫着部
31に共縫い状態で縫着したが、引き袋24の自由端部
24aより後方位置の表皮材15に縫着するものであれ
ばよい。
21の引き袋24の内部に挿通され一直線状に下方に垂
下された線状及び帯状の弾性体25の下端25bがパッ
ド材13の下端を被覆する位置の表皮材15の下マチ部
15cの端部の縫着部31に共縫い状態で縫着されてい
る。尚、本実施例では線状または帯状の弾性体25の下
端25bを表皮材15の下マチ部15cの端部の縫着部
31に共縫い状態で縫着したが、引き袋24の自由端部
24aより後方位置の表皮材15に縫着するものであれ
ばよい。
【0019】次に、図4を参照して、車両用シート11
としてのシートバックの上方より表皮材15をパッド材
13に被覆する場合につき説明する。先ず、パッド材1
3の上方に表皮材15を裏返しした状態で配置する。横
引き部材22の引き袋27に引きワイヤ28を挿入し、
この引きワイヤ28に縦引き部材21の引き袋24の内
部に挿通されたゴム紐等からなる線状または帯状の弾性
体25の上端25aを係止する。
としてのシートバックの上方より表皮材15をパッド材
13に被覆する場合につき説明する。先ず、パッド材1
3の上方に表皮材15を裏返しした状態で配置する。横
引き部材22の引き袋27に引きワイヤ28を挿入し、
この引きワイヤ28に縦引き部材21の引き袋24の内
部に挿通されたゴム紐等からなる線状または帯状の弾性
体25の上端25aを係止する。
【0020】尚、ゴム紐等からなる線状の弾性体25の
下端25bは表皮材15の下マチ部15cの端部の縫着
部31に共縫い状態で予め縫着されているので、表皮材
13を裏返しした状態より順次被覆状態として行けば、
横引き部材22をパッド材13の横凹溝13bに挿入す
ることができる。そして引きワイヤ28の要部をワイヤ
やシートのS字ばね等にホッグリング等により固定す
る。
下端25bは表皮材15の下マチ部15cの端部の縫着
部31に共縫い状態で予め縫着されているので、表皮材
13を裏返しした状態より順次被覆状態として行けば、
横引き部材22をパッド材13の横凹溝13bに挿入す
ることができる。そして引きワイヤ28の要部をワイヤ
やシートのS字ばね等にホッグリング等により固定す
る。
【0021】次いで、表皮材13を更に被覆状態として
行けば、縦引き部材21の引き袋24とゴム紐等からな
る線状または帯状の弾性体25とをパッド材13の縦凹
溝13aに挿入することができ、下マチ部15cの開口
側の端部と表皮材13の裏マチ部の端部とを端末処理す
ることにより表皮材15をパッド材13に被覆すること
ができる。
行けば、縦引き部材21の引き袋24とゴム紐等からな
る線状または帯状の弾性体25とをパッド材13の縦凹
溝13aに挿入することができ、下マチ部15cの開口
側の端部と表皮材13の裏マチ部の端部とを端末処理す
ることにより表皮材15をパッド材13に被覆すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの表皮
材の引き部構造の一実施例の構成であるが、本発明の請
求項1に記載の車両用シートの表皮材の引き部構造によ
れば、表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合された
引き袋と、該引き袋の内部に挿通された線状または帯状
の弾性体とからなり、前記縦方向の引き部材の引き袋の
内部に挿通された線状または帯状の弾性体の上端が横方
向の引き部材に係止され、前記弾性体の下端がパッド材
の下端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、
縦方向の引き部材の線状または帯状の弾性体の下端をワ
イヤやシートのS字ばね等にホッグリング等により固定
する必要がなく、組付け作業をきわめて簡易且つ迅速に
行うことができる。
材の引き部構造の一実施例の構成であるが、本発明の請
求項1に記載の車両用シートの表皮材の引き部構造によ
れば、表皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合された
引き袋と、該引き袋の内部に挿通された線状または帯状
の弾性体とからなり、前記縦方向の引き部材の引き袋の
内部に挿通された線状または帯状の弾性体の上端が横方
向の引き部材に係止され、前記弾性体の下端がパッド材
の下端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、
縦方向の引き部材の線状または帯状の弾性体の下端をワ
イヤやシートのS字ばね等にホッグリング等により固定
する必要がなく、組付け作業をきわめて簡易且つ迅速に
行うことができる。
【0023】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの表皮材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の
引き部材は表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内
部に挿通されたゴム紐とからなり、前記縦方向の引き部
材の引き袋の内部に挿通されたゴム紐の上端が横方向の
引き部材に係止され、前記ゴム紐の下端がパッド材の下
端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、縦方
向の引き部材のゴム紐の下端をワイヤやシートのS字ば
ね等にホッグリング等により固定する必要がなく、組付
け作業をきわめて簡易且つ迅速に行うことができる。
ートの表皮材の引き部構造によれば、表皮材の縦方向の
引き部材は表皮材に接合された引き袋と、該引き袋の内
部に挿通されたゴム紐とからなり、前記縦方向の引き部
材の引き袋の内部に挿通されたゴム紐の上端が横方向の
引き部材に係止され、前記ゴム紐の下端がパッド材の下
端を被覆する位置の表皮材に縫着されているので、縦方
向の引き部材のゴム紐の下端をワイヤやシートのS字ば
ね等にホッグリング等により固定する必要がなく、組付
け作業をきわめて簡易且つ迅速に行うことができる。
【0024】本発明によれば、シートバックの下端の構
造の自由度を向上させることができ、簡易迅速にシート
の組付け作業をすることができ、着座時や車両の走行中
に異音が発生するのを防止することができ、作業能率を
著しく向上させることができ、また経済性に優れると共
に、外観形状の見栄えを向上させることができる車両用
シートの表皮材の引き部構造を得ることができる。
造の自由度を向上させることができ、簡易迅速にシート
の組付け作業をすることができ、着座時や車両の走行中
に異音が発生するのを防止することができ、作業能率を
著しく向上させることができ、また経済性に優れると共
に、外観形状の見栄えを向上させることができる車両用
シートの表皮材の引き部構造を得ることができる。
【図1】本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構
造の一部断面図。
造の一部断面図。
【図2】本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構
造を適用したシートバックの斜視図。
造を適用したシートバックの斜視図。
【図3】本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構
造の断面図。
造の断面図。
【図4】本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構
造の表皮材を被覆する状態を示す断面図。
造の表皮材を被覆する状態を示す断面図。
【図5】本発明に係る車両用シートの表皮材の引き部構
造の縦引き部材の上端の斜視図。
造の縦引き部材の上端の斜視図。
【図6】従来の車両用シートを示す斜視図。
【図7】従来の車両用シートの表皮材の引き部構造の縦
断面図。
断面図。
【図8】従来の車両用シートの表皮材の引き部構造の横
断面図。
断面図。
11 車両用シート 12 シートフレーム 13 パッド材 13a 縦凹溝 13b 横凹溝 15 表皮材 15a 縦パターン 15b 横パターン 15c 下マチ部 16 S字状ばね 21 縦引き部材 22 横引き部材 24 引き袋 25 線状の弾性体 25a 上端 25b 下端 27 引き袋 28 引きワイヤ 31 縫着部
Claims (2)
- 【請求項1】 シートフレームにパッド材が配設され、
表皮材の裏面側に設けた縦方向及び横方向の引き部材の
自由端部側をパッド材に形成された縦方向及び横方向の
凹溝に挿入し、パッド材と表皮材とを組付けて形成され
た車両用シートの表皮材の引き部構造において、前記表
皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合された引き袋
と、該引き袋の内部に挿通された線状または帯状の弾性
体とからなり、前記縦方向の引き部材の引き袋の内部に
挿通された線状または帯状の弾性体の上端が横方向の引
き部材に係止され、前記弾性体の下端がパッド材の下端
を被覆する位置の表皮材に縫着されていることを特徴と
する車両用シートの表皮材の引き部構造。 - 【請求項2】 シートフレームにパッド材が配設され、
表皮材の裏面側に設けた縦方向及び横方向の引き部材の
自由端部側をパッド材に形成された縦方向及び横方向の
凹溝に挿入し、パッド材と表皮材とを組付けて形成され
た車両用シートの表皮材の引き部構造において、前記表
皮材の縦方向の引き部材は表皮材に接合された引き袋
と、該引き袋の内部に挿通されたゴム紐とからなり、前
記縦方向の引き部材の引き袋の内部に挿通されたゴム紐
の上端が横方向の引き部材に係止され、前記ゴム紐の下
端がパッド材の下端を被覆する位置の表皮材に縫着され
ていることを特徴とする車両用シートの表皮材の引き部
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07146817A JP3106458B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 車両用シートの表皮材の引き部構造 |
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1995
- 1995-05-22 JP JP07146817A patent/JP3106458B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08309047A (ja) | 1996-11-26 |
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