JPH0576667A - 車輛用シートにおけるシート表皮の吊込み被着方法 - Google Patents

車輛用シートにおけるシート表皮の吊込み被着方法

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Publication number
JPH0576667A
JPH0576667A JP26721491A JP26721491A JPH0576667A JP H0576667 A JPH0576667 A JP H0576667A JP 26721491 A JP26721491 A JP 26721491A JP 26721491 A JP26721491 A JP 26721491A JP H0576667 A JPH0576667 A JP H0576667A
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JP
Japan
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cushion body
seat
gap
body portion
skin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26721491A
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English (en)
Inventor
Tadao Kobayashi
忠雄 小林
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車輛用シートのシートクッション体部とヘッ
ドレストクッション体部との隙き間内に、各クッション
体部の前面側に被着される表皮部分の継ぎ合された端末
を引張り、その端末に取付けられる吊込み部材を前記隙
き間内に突出するリスティングワイヤと掛け止める作業
を容易に行い得るようにする。 【構成】 各クッション体部10,20の隙き間Wを通
して吊込み部材4より相対的に長尺な引き手部材6をク
ッション体部10,20の背後側に延長させて位置し、
この引き手部材6の引張り操作で吊込み部材4を各クッ
ション体部10,20の隙き間W内に突出するリスティ
ングワイヤで掛け止めて吊込み止着するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輛用シートにおける
シート表皮の吊込み被着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輛用シートにおいては、図5で示すよ
うにシートクッションフレーム1の上部に固着された左
右の突片1a,1bとヘッドレストフレーム2の下部に
固着された突片2a,2bとを中折れヒンジとして軸承
連結し、そのヒンジ部を介してシートクッション体部と
ヘッドレストクッション体部との間に多少の隙き間を隔
て、ヘッドレストクッション体部をシートクッション体
部の上部に取付けることにより、前後に微傾倒自在なヘ
ッドレストをシートクッションに備付けるものがある。
【0003】この車輛用シートでは下端側が開放された
袋状のシート表皮を各クッション体部に連続させて被着
し、また、図6で示すようにヘッドレストHとシートク
ッションCとの境い目を体裁上良好なものに形成するべ
く、当該個所に吊込みラインLを付形することが行なわ
れる。
【0004】その吊込みラインLは、図7で示す如くシ
ートクッションフレーム1,ヘッドレストフレーム2に
クッションパッド1c,2cを組付けてシートクッショ
ン体部10,ヘッドレストクッション体部20を構成す
ると共に、各クッション体部10,20の前面側に被着
されるシート表皮3の表皮部分3a,3bの互いに継ぎ
合される端末30を引張することで形成されている。ま
た、このシート表皮3の端末30はヘッドレストHの微
傾倒に伴っても、吊込みラインLを緊張保形できるよう
吊込み止着されている。
【0005】その吊込み止着は当該端末30にフック状
の吊込み部材4を取付け、この吊込み部材4をシートク
ッション体部10とヘッドレストクッション体部20の
隙き間Wに通すと共に、図5でも示すようにシートクッ
ションフレーム1の上部に固定されてシートクッション
体部10の上方に突出するリスティングワイヤ5に吊込
み部材4をシートクッション体部10とヘッドレストク
ッション体部20との隙き間Wで掛け止めるよう行なわ
れるのが通常である。
【0006】然し、上述した隙き間Wは狭くしかも中折
れ状のヒンジ部でシートクッション体部10とヘッドレ
ストクッション体部20とを連結するものにあってはク
ッション厚みが大きくて隙き間Wの奥行きがあるため、
吊込み部材4を隙き間内で引張ることによりリスティン
グワイヤ5に掛け止める作業に手間が掛ることを免れ得
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シート表皮
の組付け作業性に鑑みて、シートクッション体部とヘッ
ドレストクッション体部との隙き間内でも吊込み部材を
リスティングワイヤに容易に掛止め得るよう改善した車
輛用シートにおけるシート表皮の吊込み止着方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車輛用シートに
おけるシート表皮の吊込み止着方法においては、シート
クッション体部とヘッドレストクッション体部との間に
多少の隙き間を隔て、ヘッドレストクッション体部をシ
ートクッション体部の上部に取付けた車輛用のクッショ
ン体に対し、これらクッション体部の隙き間に通して各
クッション体部の前面側に被着される表皮部分の互いに
継ぎ合された端末を当該端末に取付けられたフック状の
吊込み部材で隙き間の奥寄りに引張すると共に、その吊
込み部材をシートクッション体部の上部に突出するリス
ティングワイヤに掛止め固定し、更に、この下端側が開
放された袋状のシート表皮を各クッション体部に連続さ
せて被着するのにあたり、各クッション体部の隙き間を
通して吊込み部材より相対的に長尺な引き手部材をクッ
ション体部の背後側に延長させて位置し、この引き手部
材の引張り操作で吊込み部材を各クッション体部の隙き
間内に突出するリスティングワイヤに掛け止めて、上記
各クッション体部の前面側に被着される表皮部分の互い
に継ぎ合された端末をクッション体部に吊込み止着する
ようにされている。
【0009】
【作用】この車輛用シートにおけるシート表皮の吊込み
止着方法では、吊込み部材よりも相対的に長尺でクッシ
ョン体部の背後側に延長位置される引き手部材をクッシ
ョン体部の背後側より引張り操作することにより、シー
トクッション体部とヘッドレストクッション体部との隙
き間内でも、吊込み部材をリスティングワイヤに容易に
掛け止め得るからシート表皮の組付け作業性を向上でき
るようになる。
【0010】
【実施例】この車輛用シートにおけるシート表皮の吊込
み被着方法は、図5で示すと同様のシートフレームにク
ッションパッドを組付けて構成されるシートクッション
体部とヘッドレストクッション体部とを有する車輛用シ
ートで、下端側が開放されたシート表皮を各クッション
体部に連続させて被着するのに適用されている。図中、
図5〜7で示すと共通の構成部は同一の符号で示されて
いる。
【0011】そのシート表皮の被着にあたっては、図1
で示す如く各クッション体部10,20の前面側に被着
される表皮部分3a,3bの端末30を当該端末30に
取付けられる吊込み部材4で引張支持することにより吊
込みラインLを座面側に刻明に現出するよう吊込み止着
することが行われている。また、このシート表皮の吊込
み止着は吊込み部材4をシートクッション体部10とヘ
ッドレストクッション体部20との隙き間Wに通し、そ
の隙き間Wの内部でシートクッション体部10の背後寄
り上方に突出するリスティングワイヤ5に吊込み部材4
を掛け止めることにより行われている。
【0012】吊込み部材4は、比較的硬質な樹脂製のト
リムコードで形成され、各クッション体部10,20の
前面側に被着される表皮部分3a,3bの端末30に沿
って帯状部4aの片端辺を縫着することによりシート表
皮3の内側に取付けられている。この吊込み部材4の他
端辺はフック状の略U字部4bとして曲込み成形され、
その略U字部4bの開放端からリスティングワイヤ5を
内部に受入れてリスティングワイヤ5に掛け止めるよう
形成されている。なお、この吊込み部材4は図5で示す
ようにヒンジ部1a,2a、1b,2bを隔てて左右並
びに中間位置に突出するリスティングワイヤ5a,5
b,5cに掛け止めるところから、図2で示すように三
個所に分岐させて形成されている。
【0013】その吊込み部材4からクッション体部1
0,20の背後側に延長位置させて、吊込み部材4より
相対的に長尺な引き手部材6がシート表皮3の端末30
に縫着することにより取付けられている。この引き手部
材6としてはクッション体部10,20の隙き間W内を
通して背後側まで引き出せる長さを有するものがよく、
その場合には軟質な布製テープを用いるのが好ましい。
また、この引き手部材6は吊込み部材4が三個所に分岐
されているところから、左右に一本づつ6a,6b並び
に中央に二本6c,6d程度備付ければ足りる。
【0014】この引き手部材6は、吊込み部材4をクッ
ション体部10,20の隙き間Wに通してリスティング
ワイヤ1dに掛け止める際、シート表皮3の端末30と
共にクッション体部10,20の背後側に引張り操作す
るのに用いられる。その引き手部材6の引張り操作によ
っては、吊込み部材4の略U字部4bをリスティングワ
イヤ5の背後側に位置させてから多少引張力を緩める
と、シート表皮3の端末30がクッション体部10,2
0の膨張復元で前方に引き戻されると共に、吊込み部材
4の略U字部4bがリスティングワイヤ5の軸線と当接
して開放端を多少拡げるよう弾性変形することにより、
リスティングワイヤ5を吊込み部材の略U字部bでくわ
え込めるようになる。従って、クッション体部10、2
0の隙き間Wが狭くても、また、この吊込み部材4の掛
止め位置が隙き間Wの奥寄りであっても、吊込み部材4
をリスティングワイヤ5に容易に掛け止めできてシート
表皮3の端末30を確実に吊込み止着するようにでき
る。
【0015】そのシート表皮3の端末30を吊込み止着
した後は、引き手部材6を取外さなくてもクッション体
部10,20の背後側に被着されるシート表皮3の表皮
部分3cを下方まで引下げることによりシート内部に隠
せ、また、シート表皮3の開放端を通常の止め手段で封
止することでクッション体部10,20の全体をシート
表皮3で体裁よく被包するようにできる。
【0016】図3は引き手部材6の変形例を示すもので
あり、この引き手部材60は吊込み部材4の片端縁から
上方に沿って延長位置するよう一体成形されている。図
4は同様に引き手部材5の変形例を示すもので、その引
き手部材61は吊込み部材4の帯状部4aから略U字状
部4bより後方に延長するよう一体に形成されている。
これらの変形例では吊込み部材4のU字状部4bを比較
的硬質な樹脂で形成し、帯状部4a,引き手部材61を
含む他の部分は縫着で容易に取付け且つ背部被着時の突
出を防止するべく軟質な合成樹脂で形成するとよい。ま
た、その各樹脂製の引き手部材60,61には治具を係
合させて引張り操作する治具の掛止め孔62を設けるこ
ともできる。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る車輛用シート
におけるシート表皮の吊込み被着方法によれば、クッシ
ョン体部の隙き間内であっても、シート表皮の端末を吊
込み止着する吊込み部材を引き手部材でリスティングワ
イヤに容易に掛止め操作できるから、当該端末の吊込み
止着は勿論、シート表皮全体の組付け作業性を向上する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輛用シートにおけるシート表皮
の吊込み被着方法を示す要部の説明図である。
【図2】同方法の要部をシートの背後側から示す説明図
である。
【図3】同方法で用いられる引き手部材及び吊込み部材
の変形例を示す説明図である。
【図4】同引き手部材並びに吊込み部材の更に別の変形
例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る方法で組立可能な車輛用シートの
シートフレームを示す説明図である。
【図6】同車輛用シートを前面側から示す説明図であ
る。
【図7】同車輛用シートのシート表皮を止着するのに用
いられる一般例の吊込み手段を示す説明図である。
【符号の説明】
10 シートクッション体部 20 ヘッドレストクッション体部 W 各クッション体部間の隙き間 3 シート表皮 3a,3b シート表皮の表皮部分 30 シート表皮の継ぎ合された端末 4 吊込み部材 5 リスティングワイヤ 6,60,61 引き手部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション体部とヘッドレストク
    ッション体部との間に多少の隙き間を隔て、ヘッドレス
    トクッション体部をシートクッション体部の上部に取付
    けた車輛用のクッション体に対し、これらクッション体
    部の隙き間に通して各クッション体部の前面側に被着さ
    れる表皮部分の互いに継ぎ合された端末を当該端末に取
    付けられたフック状の吊込み部材で隙き間の奥寄りに引
    張すると共に、その吊込み部材をシートクッション体部
    の上部に突出するリスティングワイヤに掛止め固定し、
    更に、この下端側が開放された袋状のシート表皮を各ク
    ッション体部に連続させて被着するのにあたり、上記各
    クッション体部の隙き間を通して吊込み部材より相対的
    に長尺な引き手部材をクッション体部の背後側に延長さ
    せて位置し、この引き手部材の引張り操作で吊込み部材
    を各クッション体部の隙き間内に突出するリスティング
    ワイヤに掛け止めて、上記各クッション体部の前面側に
    被着される表皮部分の互いに継ぎ合された端末をクッシ
    ョン体部に吊込み止着するようにしたことを特徴とする
    車輛用シートにおけるシート表皮の吊込み被着方法。
JP26721491A 1991-09-18 1991-09-18 車輛用シートにおけるシート表皮の吊込み被着方法 Withdrawn JPH0576667A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5964017A (en) * 1996-11-19 1999-10-12 Roberts; Clifford D. Seat cover retainer apparatus and method of using same
CN114760887A (zh) * 2019-12-13 2022-07-15 提爱思科技股份有限公司 乘坐物用座椅及制造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5964017A (en) * 1996-11-19 1999-10-12 Roberts; Clifford D. Seat cover retainer apparatus and method of using same
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203