JP4839088B2 - ワークフロー管理システム - Google Patents

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Description

本発明はワークフロー管理システムに関する。
従来のワークフロー管理システムは、ワークフロー実行以前にワークフローモデルを決定する必要があった。しかし、研究開発や一部のサービス業務など、事前情報の完全性の低い分野では、先行的なワークフローモデルの策定が難しい。そこで、コンストラクティブワークフローと呼ばれる、ワークフロー実行時に動的にモデルを構成できる方法が開発されてきた(例えば、特願2005−47792号、特願2005−154261号)。
なお、出願人は出願時点までに本発明に関連する公開された先行技術文献を発見することができなかった。よって、先行技術文献情報を開示していない。
基本的に上述したようなコンストラクティブワークフローの技術では、予め定められたワークフロー部品(典型的な部分ワークフロー)の組み合わせを可能とすることでワークフローの動的定義を実現している。
しかしながら、適当なワークフロー部品を見つけるための手段に乏しく、動的ワークフロー構築の実用性が低いという問題があった。
また、ワークフローの実行に際しては各種の情報が必要になるが、従来はその提供の仕組みが確立しておらず、実際のタスク実行における作業性が悪いという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、過去のワークフロー部品を容易に再利用することが可能であるとともに、関連情報を適時に提示することのできるワークフロー管理システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、ワークフローを構成する過去のタスクインスタンスを一般化したタスクモデルを記憶手段に格納する手段と、ワークフローを構成する過去の具体的なタスクインスタンスを前記記憶手段に格納する手段と、ユーザが入力手段を介して入力したタスク名およびタスク情報に基づいて前記記憶手段に格納された前記タスクモデルを検索し、検索により取得されたタスクモデルを表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクモデルをインスタンス化し、インスタンス化により取得されたタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする手段と、前記ユーザが前記入力手段を介して入力した検索語に基づいて前記記憶手段に格納されたタスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスを前記表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする手段と、前記ユーザが選択した対象タスクをターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクのサブタスク情報を参照して当該ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクを取得して前記ターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて登録し、前記ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクの取得、当該タスクの前記ターゲットタスクへの設定、当該ターゲットタスクの関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を上位のタスクがなくなるまで繰り返し、上位のタスクがなくなった時点で登録されている関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段とを備えるワークフロー管理システムを要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のワークフロー管理システムにおいて、前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクモデルおよび前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクの一つを第2のターゲットタスクに設定し、当該第2のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記検索により取得されたタスクの全てについて前記第2のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段を更に備えるようにすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載のワークフロー管理システムにおいて、前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスのそれぞれにつき当該タスクインスタンスをタスクインスタンスリストに含むドメインコンセプトデータを前記記憶手段に格納されたドメインコンセプトから検索し、検索結果が存在する場合に当該検索結果のドメインコンセプトデータのそれぞれにつき当該ドメインコンセプトデータのタスクインスタンスリストに含まれる一つのタスクインスタンスを第3のターゲットタスクに設定し、当該第3のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記タスクインスタンスリストに含まれる全てのタスクインスタンスについて前記第3のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクインスタンスについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段を更に備えるようにすることができる。
また、請求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワークフロー管理システムにおいて、前記タスクモデルからインスタンス化したタスクインスタンスにタスク情報をコピーする手段および前記タスクインスタンスにタスク情報をコピーする手段は、検索により取得されたタスクをユーザにより選択させる前記表示手段に、予め定められた特定の種類の情報をコピーの対象から外すことを指示するフィルタボタンを表示し、当該フィルタボタンの選択に応じて情報のコピーを行うようにすることができる。
また、請求項5〜8に記載されるように、ワークフロー管理方法として構成することができる。
また、請求項9に記載されるように、ワークフロー制御プログラムとして構成することができる。
本発明のワークフロー管理システムにあっては、過去のワークフロー部品を容易に再利用することが可能であるとともに、関連情報を適時に提示することができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<システム構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるワークフロー管理システム100の構成例を示す図である。図1において、ワークフロー管理システム100は、システムを使用するユーザUに対してGUI(Graphical User Interface)を提供するGUI提供部101と、既存のタスクモデルおよび/もしくはタスクインスタンスからの再利用により動的にワークフローモデルを生成し実行するワークフローエンジン104と、各種のDB(Data Base)111〜116とを備えている。
DBとしては、ワークフローの実行に際して参考にされる関連情報を格納する関連情報DB111と、文書本体を格納する文書DB112と、予め管理者等によって抽象化されたタスクモデルを格納するタスクモデルDB113と、過去のタスクインスタンスを格納するタスクインスタンスDB114と、予め管理者等によって関連のあるタスクインスタンスおよび関連情報をグループ化したマッチングカテゴリを格納するドメインコンセプトDB115と、ワークフローの作業記録を格納する作業記録DB116とを備えている。タスクモデルDB113およびタスクインスタンスDB114は、関連情報DB111および文書DB112に登録された情報とのリンクを持つ。また、ドメインコンセプトDB115の内容はタスクインスタンスDB114の内容に対してリンクを持つ。
GUI提供部101は、表示画面を描画するためのレンダリングエンジン102と、ユーザUとの情報のやり取りを行う入出力制御部103とを備えている。
ワークフローエンジン104は、DB111〜115に対して各種の検索を実行する検索エンジン105と、ワークフローを構成するタスクの制御を行うタスク制御部106と、DB111〜114を参照し、ユーザUとワークフロー管理システム100の動作を監視してワークフローの作業記録を作業記録DB116に対して行うワークフロー記録部110とを備えている。
タスク制御部106は、タスクを作成するタスク作成部107と、作成されたタスクを実行するタスク実行部108と、作業記録DB116の情報を元にユーザUの現在のタスクを推測し、関連する情報をDB111〜114から検索する推測エンジン109とを備えている。
動作概要としては、ユーザUはGUI提供部101の入出力制御部103を通じてワークフローエンジン104を操作し、ワークフローの作成、実行、ワークフローモデルの作成、関連情報、文書の登録、およびこれらとワークフローインスタンス、ワークフローモデルとのリンク等の作業を行う。
ワークフローの作成に際し、ワークフローエンジン104の検索エンジン105は、DB111〜115に対して各種の検索を実行する。
ワークフローエンジン104のタスク制御部106は、タスクモデルDB113およびタスクインスタンスDB114を使用し、ユーザUの指示等に基づいてタスクを制御する。タスク制御部106のタスク作成部107は、ユーザUの指示に従ってDB111〜114の情報を元にタスクの作成、情報のリンク付け等の作業を行う。タスク実行部108は、ユーザUの指示に従ってタスクインスタンスDB114の情報を利用し、実際のタスク情報の更新(タスクの実行とはシステム側から見ればタスク情報の更新である。)を行う。推測エンジン109は、作業記録DB116の情報を元にユーザUの現在のタスクを推測し、関連する情報をDB111〜114から検索する。
ワークフロー記録部110は、ユーザUとワークフロー管理システム100の動作を監視し、ワークフローの作業記録を作業記録DB116に格納する。
図2はワークフローの構造例および抽象度を示す図である。図2において、ルートタスクであるワークフローは任意数のタスクにより構成される。各タスクは更に任意数のサブタスクから構成されることができる。すなわち、ワークフローは複数のタスクを、タスクは複数のサブタスクを持つことができ、それぞれの順序関係(図中で矢印付きの線で表示)などは、一般的なワークフロー管理システムのものと同一である。
ここで、研究開発等の事前情報の完全性の低い分野では、抽象度の高いワークフローは一般化してモデル化が可能であるが、具体的な詳細については、事例ごとの個別性が強く、モデル化は難しい。そのため、このような場合には、抽象度の高い部分に関してはモデル化された情報を参照し、詳細部分に関してはモデル化していない個別事例を参考にすることが有効である。
本発明によるワークフロー管理システム100では、高抽象度のワークフローに関しては、一般化されたタスクモデルとそれに関連する情報を、ワークフローの詳細部分に関しては、以前の事例(ベストプラクティス)であるタスクインスタンスを再利用することで、システム全体でのワークフローを用いた業務の生産性の最適化を図るようにしている。
図3はタスクモデルDB113に格納されるタスクモデルデータの構造例を示す図であり、データラベルとして、タスクモデル名、タスクモデルID、実行者ロールIDリスト、元になったタスクのリスト、平均使用時間、最短使用時間、最長使用時間、共通入力情報、非共通入力情報、共通出力情報、非共通出力情報、サブタスクに関する情報等を含んでいる。
図4はタスクインスタンスDB114に格納されるタスクインスタンスデータの構造例を示す図であり、データラベルとして、タスク名、タスクID、実行者ID、実行日時、終了日時、使用時間、実行に必要な情報、実行により作られた情報、サブタスクに関する情報、制約条件、タスクの詳細情報等を含んでいる。
図5はドメインコンセプトDB115に格納されるドメインコンセプトデータの構造例を示す図であり、データラベルとして、マッチングカテゴリ名、マッチングカテゴリID、管理者、登録者、記述、タスクインスタンスリスト(タスクIDリスト)、Task1関連情報、Task2関連情報、…、Taskn関連情報、マッチングカテゴリ関連情報等を含んでいる。
図6は関連情報の例を示す図であり、分類の項目名として、詳細情報、添付文書、継承文書、関連文書、関連カテゴリ、関連プロセス、類似タスク等を含んでいる。これらの他にも、例えば、関連組織リスト、実行者のリスト等を含めることもできる。
<タスクの再利用>
本発明は、ワークフロー実行時に該ワークフローを構成するタスクを動的に変更・更新することのできるワークフロー管理システムをベースとし、以前の類似タスクを検索して再利用するための支援システムである。
タスクの再利用に関しては、以下に挙げる2つの方法がある。
(1)インスタンスベースの再利用
(2)モデルベースの再利用
ここで、インスタンスとは、過去の具体的なタスクを指し、モデルとはインスタンスが一般化、抽象化された情報を指すものとする。二種類の再利用方式が共に利用可能であることが本発明の新規性のひとつである。
インスタンスレベルでの再利用とはすなわち、過去のタスクの各種情報((1)実行者、(2)実行日時、(3)終了日時、(4)使用時間、(5)実行に必要な情報、(6)実行により作られた成果物、(7)制約条件、(8)タスクを構成するサブタスクおよびそれらの関係を示す情報、各サブタスクに関する(1)〜(8)の情報)の直接的再利用であり、具体的にはこれらの情報が現在のタスクにコピーされる。このコピーに際して情報のフィルタリング、例えば実行時日時等の再利用にふさわしくない情報に関する削除/変更処理が可能である。
モデルベースの再利用とは、過去のタスクを抽象化したモデルを現在のタスクに当てはめることであり、インスタンスベースの再利用よりも一般的なタスクに対して主に用いられる。このモデルはタスクモデルライブラリとしてのタスクモデルDB113により管理される。
各モデルは本システムの一般使用者もしくはタスクモデルライブラリ管理者により、過去のタスクからの一般化により作成される。例えば、製品A、B、CおよびDに関する要求解析タスクには、相応の共通点が見られるため、それを一般化して再利用可能な形で登録されたものがモデルとなる。ここで再利用可能な情報とは、例えば、(9)実行者のロール、すなわち役職もしくは技能レベル、(10)平均、最短、最長実行時間等実行時間に関する情報、(11)実行に必要な情報のうち各インスタンスに共通するもの、例えばテンプレートおよび特別なもの、例えば各製品のターゲットユーザに関する情報、(12)実行により作られた成果物のうち各インスタンスに共通するもの、例えば該テンプレートのうち、実際に共通に使用された部分および特別なもの、例えば該テンプレートのうち一部のインスタンスでのみ使用された部分、(13)タスクを構成するサブタスクの分解例、つまり各インスタンスで共通するサブタスクと共通しない特別なサブタスクに関する情報(上記(1)〜(8))、(14)本タスクモデルの元になったタスクのリスト等を指す。
モデルがサブタスク情報を含むことで、階層的なタスク表現とその再利用が可能となる。モデルの適用に際しては、現在のタスクに対するインスタンス化が必要である。本発明における、該インスタンス化をサポートする機能としては、例えば開始日時は現時刻を、終了時刻は上記(10)情報から類推される終了日時を、実行に必要な情報は以前の各インスタンスに共通する部分を共通情報として、共通しない情報を特例情報として提示する機能が挙げられる。タスクインスタンスからのタスクモデルの作成は、基本的には主に管理者ユーザにより直接行われる。
<タスクの再利用の処理>
本発明によるシステムでは、まず高抽象度のワークフローで必要とされる情報を、自動もしくは手動で提示し、タスクの詳細化に伴って具体事例の参照手段を提供する。
本発明によるシステムは自動的にタスク名から検索語を検出し、それを元に自動的にタスクモデルの検索と提示を行う。タスク名からの検索語切り出しについては例えば文献(BrainBot BrainFiler、http://brainbot.com/site3/produkte/brainfiler/)による方法を用いることができる。本方式を実現するため、各タスクモデルは、タスクの内容を説明する自然文を持つ必要がある。タスク名から検出された検索語と、この自然文とのマッチングによりタスクモデルの類似度判定を行う。単語同士の類似度判定には例えばベクトル距離法等が使用できる。また、提示されたタスクモデルの再利用の可否はユーザが判断する。
タスク名からの検索語切り出しの他の方法として、例えば専用辞書を用いた方法も使用可能である。これはシステムが使用される分野(例えば化学プラントの設計や、携帯電話バッテリー駆動部回路の設計など)毎に使用頻度の高い語句を辞書として持ち、タスク名とのマッチングをとる方式である。この場合、一般的に使われる語句(例えば「解析」、「設計」)などは一般辞書として別途保持することも可能である。
図7はタスクモデルの検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。二重線の部分はユーザアクションを示す。
図7において、処理を開始すると(ステップS101)、ユーザからのタスク名、タスク情報の入力を行い(ステップS102)、これらタスク名、タスク情報から単語の切り出しを行い(ステップS103)、切り出した単語によりタスクモデルの検索を行う(ステップS104)。
次いで、検索されたタスクモデルを表示し(ステップS105)、ユーザによるタスクモデルの選択を受け(ステップS106)、当該タスクモデルの再利用が指示されると(ステップS107のYes)、タスクモデルからタスクインスタンスへのインスタンス化を行い(ステップS108)、タスク情報のコピーを行い(ステップS109)、タスクを生成して処理を終了する(ステップS110)。タスク情報のコピー(モデルベースの再利用)の場合、図3に示したようなデータ構造に基づいたタスク情報のコピーが行われる。
一方、再利用しないとされた場合(ステップS107のNo)、再検索が指示された場合は(ステップS111のYes)、検索条件の緩和を行い(ステップS112)、検索クエリの決定を行い(ステップS113)、タスクモデルの検索(ステップS104)に戻る。検索条件の緩和についてはいくつか実現方法があるが、いずれも検索語(クエリ)との一致度に対する閾値を緩めることにより実現される。
再検索しないとされた場合(ステップS111のNo)、処理を終了する(ステップS114)。
図8はタスクインスタンスの検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。図8において、処理を開始すると(ステップS121)、ユーザからの検索語の入力を行い(ステップS122)、この検索語によりタスクインスタンスの検索を行う(ステップS123)。
次いで、検索されたタスクインスタンスを表示し(ステップS124)、ユーザによるタスクインスタンスの選択を受け(ステップS125)、当該タスクインスタンスの再利用が指示されると(ステップS126のYes)、タスク情報のコピーを行い(ステップS127)、タスクを生成して処理を終了する(ステップS128)。タスク情報のコピー(インスタンスベースの再利用)の場合、図4に示したようなデータ構造に基づいたタスク情報のコピーが行われる。
一方、再利用しないとされた場合(ステップS126のNo)、再検索が指示された場合は(ステップS129のYes)、検索条件の緩和を行い(ステップS130)、検索クエリの決定を行い(ステップS131)、タスクインスタンスの検索(ステップS123)に戻る。再検索しないとされた場合(ステップS129のNo)、処理を終了する(ステップS132)。
図9はタスクモデルおよびタスクインスタンスの両者に対応した検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。図9において、処理を開始すると(ステップS141)、類似タスクを再利用するか否かの指示を待ち(ステップS142)、再利用する場合(ステップS142のYes)、続いてモデルベースの再利用であるか否か判断し(ステップS143)、モデルベースの再利用でない(インスタンスベースの再利用である)場合(ステップS143のNo)、タスクインスタンスを検索し(ステップS144)、再利用するか否かの指示を待ち(ステップS145)、再利用する場合(ステップS145のYes)、タスク情報をコピーし(ステップS146)、タスクを作成して処理を終了する(ステップS147)。
また、再利用しない場合(ステップS145のNo)、再検索するか否かの指示を待ち(ステップS148)、再検索する場合は(ステップS148のYes)、検索条件を緩和し(ステップS149)、タスクインスタンスの検索(ステップS144)に戻る。再検索しない場合は(ステップS148のNo)、処理を終了する(ステップS150)。
一方、モデルベースの再利用である場合(ステップS143のYes)、検索クエリを決定し(ステップS151)、タスクモデルを検索し(ステップS152)、再利用するか否かの指示を待ち(ステップS153)、再利用する場合(ステップS153のYes)、インスタンス化を行い(ステップS154)、タスク情報をコピーし(ステップS155)、タスクを作成して処理を終了する(ステップS147)。
また、再利用しない場合(ステップS153のNo)、再検索するか否かの指示を待ち(ステップS156)、再検索する場合は(ステップS156のYes)、検索条件を緩和し(ステップS157)、検索クエリの決定(ステップS151)に戻る。再検索しない場合は(ステップS156のNo)、処理を終了する(ステップS158)。
一方、類似タスクを再利用しない場合(ステップS142のNo)、タスク名、タスク情報の入力を行い(ステップS159)、タスクを作成して処理を終了する(ステップS147)。
<再利用のためのUI例>
モデルベースの再利用、インスタンスベースの再利用ともに、タスク構成に関する情報を保持、再利用するため、以下で説明される再利用方法そのものは、モデルベース/インスタンスベースの再利用両方に利用でき、UIを統一させることもできる。
タスクは複数のサブタスクから構成されることもある。そのため、タスク情報の再利用に関しては、再利用されるべきタスクのサブタスクに関する情報も必要とされる。しかし、一部のサブタスクは、特定のタスクに特化した内容になることもあるため、タスク構成の一部を変更/削除することもありうる。そのため、再利用するサブタスクを選択できる機能も必要とされる。これは具体的には、タスクを構成するサブタスク一覧から、再利用するべきサブタスクを選択する機能により実現される。
図10は再利用のためのUI例を示す図であり、類似タスク検索を指示するボタン201、再検索を指示するボタン202、再利用を指示するボタン203と、タスクの検索結果204と、検索結果に対してアクションを指示するボタン205〜207が表示された状態を示している。ここでは再利用するべきサブタスクの検索結果204の右にある「+」ボタン205を押した後に、上部「再利用」ボタン203を押下することで、選択したサブタスクに関する情報が、現在のタスクにコピーされる。また、「++」ボタン206を押下することで、サブタスクごとにタスクを再利用することができる。
タスク情報の再利用に際しては、再利用するべき情報とするべきでない情報を区別することが必要である。ここで、再利用するべき情報とは例えば、タスク実行に必要な平均時間等情報、タスク実行に必要なスキル、ロールに関する情報等をさす。また、再利用するべきでない情報としては、具体的な実行日時、実行者氏名等が挙げられる。これらの区別はタスクの状況やユーザの嗜好によっても異なるため、再利用する情報の選択はユーザによる変更可能性を残しておくべきである。
本発明によるシステムでは、例えば、図10に示すようにタスク情報再利用に際しての「フィルタ」ボタン207として実現される。この「フィルタ」ボタン207を押下することで、タスク情報のコピー時に、予め定められた特定の種類の情報についてはコピーの対象から外される。該特定種類の情報については、ユーザが変更することも可能である。
図11は図10において「フィルタ」ボタン207を押下した場合の表示例を示したものであり、データラベル208と対応するタスクに関する実際の値209が表示され、ユーザが再利用の可否をチェックボックス210で決定できる。図中、「clear」ボタン211により選択可能欄を白紙にすることができる。「Filter適用」ボタン212でフィルタ機能を適用することができる。
更に、本発明によるシステムでは、より詳細な再利用タスク選択方法も提供される。この例を図12に示す。タスク構造が複雑になった場合などに、サブタスクも一括して選択したい場合がありうる。その場合には本機能を使用することで簡単にサブタスクを含めたタスク情報のコピーを制御できる。具体的には、通常の「再利用」ボタン205、「全体再利用」ボタン206のほかに、「特殊再利用」ボタン213を用意し、そこで指定された数値により、再利用するサブタスクの階層を決定する。図12の例では、Task 1のサブタスクを第二階層まで再利用することを示している。
<関連情報の提示>
本発明は、ワークフロー実行時に、ユーザが必要とする情報を提供することで、動的ワークフローの可用性を高める機構を具備する。ここではこの機能を適時情報配信と呼ぶこととする。
ここで、タスク実行に必要な情報とは以下の二つを指す。
(1)該タスクを構成するサブタスクに関する情報(プロセス情報:タスクがどのような小タスクに分解できるか、各小タスクはどのような順番で実行されるか等)
(2)タスクの実行に必要な情報(ドメイン情報:例えば既存関連文書、規格、以前の類似タスクの実施例などのタスクの入出力情報等)
プロセス情報の提示については、既に本発明者により提案済であるため、ここではタスクの実行に必要なドメイン情報の提示について説明する。
該ドメイン情報は、主に「タスクのドメインに関する情報」(例えば携帯電話のバッテリー駆動装置の設計という業務(タスク)であれば、これまでに開発した携帯電話製品のバッテリー駆動装置の仕様、使用可能なバッテリー種類など)と、「タスクの入出力情報」(設計仕様テンプレートなど)である。タスクのドメインに関する情報、タスクの入出力情報ともに図1に示した関連情報DB111および文書DB112により管理される。
また、タスクはサブタスクを持ち、階層化することができる。また各タスク、サブタスクはそれぞれ関連情報、関連文書を持つことができる。ある特定のタスク、例えば図2では、タスク3−1は親タスク3とサブタスク3−1−1、3−1−2を持つ。この場合、サブタスクは実行時まで未定である可能性があるが、親タスクは既に決定している必要がある。そのため少なくとも親タスク(タスク3)に関連付けられた情報(関連情報DBおよび文書DBにより管理される)は、タスク3−1実行時に利用可能であり、また親タスクに関連する情報は、サブタスクにも関連性が高いため、タスク実行に有効である。
図13は適時情報配信機能を実現するための関連情報の検索および提示の流れを示す図である。本発明によるシステムは自動的にユーザが参照しているタスク(ここではUser Task Aとする)のタスク名から検索語を検出し、それを元に自動的にタスクインスタンスおよびタスクモデルの検索を行う。タスク名からの検索語切り出しについては例えば文献(BrainBot BrainFiler、http://brainbot.com/site3/produkte/brainfiler/)による方法を用いることができる。本方式を実現するため、各タスクインスタンスおよびタスクモデルは、タスクの内容を説明する自然文を持つ必要がある。タスク名から検出された検索語と、この自然文とのマッチングによりタスクモデルの類似度の判定を行う。単語同士の類似度判定には例えばベクトル距離法等が使用できる。
タスク名からの検索語切り出しの他の方法として、例えば専用辞書を用いた方法も使用可能である。これはシステムが使用される分野(例えば化学プラントの設計や、携帯電話バッテリー駆動部回路の設計など)ごとに使用頻度の高い語句を辞書としてもち、タスク名とのマッチングをとる方式である。この場合、一般的に使われる語句(例えば「解析」、「設計」)などは一般辞書として別途保持することも可能である。
タスクインスタンスおよびタスクモデル検索により見つかったタスクインスタンス若しくはタスクモデルに関連付けられている情報を、関連情報DB111もしくは文書DB112より検索し、当該情報を、User Task Aに関連する情報として提示する。
<関連情報提示の処理>
タスクの再利用のためには、現在のタスクに対して有効な情報を提供するであろう、過去のタスクを検索する必要がある。ここでは、類似するタスクは類似する情報を必要とするという前提に立ち、過去の類似タスクを検索するシステムについて説明する。
各タスクは、最低限必要な情報として、タスク名を持つ。また、付加情報として、(1)実行者、(2)実行日時、(3)終了日時、(4)使用時間、(5)実行に必要な情報、(6)実行により作られた成果物、(7)制約条件、(8)タスクを構成するサブタスクおよびそれらの関係を示す情報に加え、(15)タスクの詳細記述を持つことができる。類似タスクの検索はこれらの情報を用いて行われる。具体的には例えば、タスク名、タスクの詳細記述中に含まれる単語をキーワードとした検索がある。また、上記(1)〜(8)の情報それぞれ、もしくはそれらの組み合わせ、更に(13)タスクを構成するサブタスクで共通するサブタスクと共通しない特別なサブタスクに関する情報、(14)本タスクモデルの元になったタスクのリストおよび(15)タスクの詳細記述との組み合わせにより検索を行うこともできる。
<関連情報の検索の処理例>
図14はタスク間の関係に基づいた関連情報の検索の処理例を示すフローチャートである。図14において、処理を開始すると(ステップS201)、検索エンジン105内に現タスクに対応するエントリを作成し(ステップS202)、現タスクをターゲットタスクにセットする(ステップS203)。なお、現タスクの階層はnであるとする。
次いで、ターゲットタスクに親タスクがあるか否か判断し(ステップS204)、親タスクがある場合(ステップS204のYes)、n−1階層のタスクのうち、現タスクを子タスクに持つタスクをターゲットタスクにセットし(ステップS205)、ターゲットタスクの関連情報を関連情報DB111および文書DB112より検索し、結果をターゲットタスクと併せて検索エンジン105内の対応エントリに登録する(ステップS206)。そして、親タスクがあるか否かの判断(ステップS204)に戻る。
そして、親タスクがない場合(ステップS204のNo)、ワークフローエンジン104により、検索エンジン105内の現タスクに対応するエントリの内容を表示し(ステップS207)、処理を終了する(ステップS208)。
図15は類似タスクからの関連情報の検索の処理例を示すフローチャートである。図15において、処理を開始すると(ステップS211)、現タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し(ステップS212)、抽出された検索語により、タスクインスタンスDB114およびタスクモデルDB113を検索し、結果をリストとして検索エンジン105内の対応エントリに保持する(ステップS213)。なお、検索結果の全数をNとする。
次いで、変数n(リスト内のタスクインスタンスおよびタスクモデルの通し番号)を「1」とし(ステップS214)、リスト中のタスクインスタンス、タスクモデルのうち、n番目のものをターゲットタスクにセットする(ステップS215)。次いで、ターゲットタスクの関連情報を関連情報DB111および文書DB112より検索し、結果をターゲットタスクと併せて検索エンジン105の対応エントリに登録する(ステップS216)。
次いで、変数nが検索結果の全数Nに到達したか否か判断し(ステップS217)、到達していない場合(ステップS217のNo)、変数nをインクリメントし(ステップS218)、ターゲットタスクのセット(ステップS215)に戻る。
そして、変数nが検索結果の全数Nに到達した場合(ステップS217のYes)、ワークフローエンジン104により、検索エンジン105内の現タスクに対応するエントリの内容を表示し(ステップS219)、処理を終了する(ステップS220)。
図16および図17はマッチングカテゴリを使用した関連情報の検索の処理例を示すフローチャートである。
単一類似タスクに付随する関連情報のみでは、現タスク実行に充分な情報が得られない場合がある。この問題を解決するため、タスクインスタンスDB114に登録される各タスクをグループ化し、現タスクに類似する、タスクインスタンスDB114内タスクの属するグループのタスク群の関連情報を提示するためのシステムを、ここではマッチングカテゴリと呼ぶ。以下ではマッチングカテゴリシステムについて説明を加える。
類似タスク検索時に、複数の候補タスク提示を許すことで、マッチングカテゴリと類似した機能を実現することができるが、この場合、システム管理者やその他タスク管理を行う専門家のアドホックな意見や経験等によるタスク間の関連付けを反映させることができない。予め当該タスクの専門家(例えば上記携帯電話バッテリーの例では、駆動回路設計の専門家、要求解析の専門家)によるタスク間の関連付け行い、それを参照することで、現タスクの属するドメインの専門家の知識、経験の再利用が可能となる。
マッチングカテゴリシステムは、個別のタスクを管理するタスクインスタンスDB114とタスク群としての情報を管理するドメインコンセプトDB115により構成される。ドメインコンセプトDB115では、前述した図5に示されるようなデータを管理する。各タスクの関連情報は、タスクインスタンスDB114でも管理されるため、ドメインコンセプトDB115での管理は必要ではないが、マッチングカテゴリを編集する際の操作性を高めるため、ここではドメインコンセプトDB115内でも管理されるものとする。また、これらのタスクインスタンスに付随する関連情報に加え、各マッチングカテゴリに付随する情報(図5では「マッチングカテゴリ関連情報」として記述)も付加される。
タスクインスタンスやタスクモデルと同じように、現タスクのタスク名、記述等からの検索語切り出しと、該検索語による検索により、現タスクに関連するマッチングカテゴリをドメインコンセプトDB115から見つけることができる。この場合、まず上記検索語によりタスクインスタンスDB114を検索し、該当するタスクを検出後、該検出タスクのタスクIDによりマッチングカテゴリを検索することができる。
図16および図17において、処理を開始すると(ステップS221)、現タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し(ステップS222)、抽出された検索語により、タスクインスタンスDB114を検索し、結果をタスクインスタンスのIDリストとして検索エンジン105内の対応エントリに保持する(ステップS223)。なお、結果の全数をNとする。
次いで、変数nを「1」とし(ステップS224)、リスト中のn番目のタスクインスタンスIDにより、ドメインコンセプトDB115を検索する(ステップS225)。
次いで、該当するエントリがあるか否か判断し(ステップS226)、エントリがある場合(ステップS226のYes)、該当エントリの全数をNtとし(ステップS227)、変数tを「1」とする(ステップS228)。また、t番目のドメインコンセプトエントリに属するタスクインスタンスの全数をNnとする(ステップS229)。
次いで、変数mを「1」とし(ステップS230)、リスト中のタスクインスタンス、タスクモデルのうち、m番目のものをターゲットタスクにセットし(ステップS231)、ターゲットタスクの関連情報を関連情報DB111および文書DB112より検索し、結果をターゲットタスクと併せて検索エンジン105の対応エントリに登録する(ステップS232)。
次いで、変数mがNnに到達したか否か判断し(ステップS233)、到達していない場合(ステップS233のNo)、変数mをインクリメントし(ステップS234)、ターゲットタスクのセット(ステップS231)に戻る。
また、変数mがNnに到達した場合(ステップS233のYes)、変数tがNtに到達したか否か判断し(ステップS235)、到達していない場合(ステップS235のNo)、タスクインスタンスの全数のセット(ステップS229)に戻る。
また、変数tがNtに到達した場合(ステップS235のYes)、続いて変数nがNに到達したか否か判断し(ステップS237)、到達していない場合(ステップS237のNo)、変数nをインクリメントし(ステップS238)、ドメインコンセプトDB115の検索(ステップS225)に戻る。
また、変数tがNtに到達した場合(ステップS237のYes)、ワークフローエンジン104により、検索エンジン105内の現タスクに対応するエントリの内容を表示し(ステップS239)、処理を終了する(ステップS240)。
<ユーザによる処理のUI例>
ここでは、典型的な研究開発の例として、「要求分析」について、本発明によるワークフロー管理システムを適用した場合のUI例について説明する。
第1の例では要求分析の初心者ユーザ(ノービスユーザ)が本発明によるシステムを使用した場合について、第2の例では要求分析に熟練しているユーザ(エキスパートユーザ)が使用した場合についてそれぞれ説明を行う。
<ノービスユーザによる処理のUI例>
図18〜図20はノービスユーザによる処理のUI例を示す図である。
ノービスユーザはドメインについての知識が十分ではないため、まずワークフロー管理システムはドメインについての一般的知識を提供し、その後順次詳細な情報を提示する。
先ず、ユーザは元になるタスク「携帯電話のバッテリー機能に関する要求分析」をシステム上に作成し、現時点で判明している納期および諸条件を入力する。システムはタスク名と入力された条件を元に、要求工学一般の知識、すなわち要求分析に一般的に用いられる手法、それらの手続き、想定される入出力情報等をユーザに提示する。これらは既に説明したモデルベースのタスク情報の再利用(タスクモデル再利用)により実現される。なお、タスクインスタンスの提示も行われる。
図18はユーザにより入力されたタスク情報301から、類似タスクモデル情報302および類似タスクインスタンス情報303が提示された状態を示している。また、類似タスクモデル情報302から「Task Model 1」が選択され、右ペインに関連情報304として「Task Model 1 関連情報」が表示されている状態も併せて示している。ここでは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の標準的要求分析方法を説明したモデルとそのテンプレートが提示された状態を示している。
更に、ユーザは「Task Model 1」のタスクおよびサブタスクの構成についての情報を得ることができる。図19は、類似タスクモデル情報302から「Task Model 1」が選択された状態で、右ペインの「Task Model 1 タスク構成」タブを押下したことによりタスク構成情報305が表示された状態を示している。ユーザのタスクが要求分析に関係することが既に明らかであるから、システムはタスクモデルDB113およびタスクインスタンスDB114から同クエリ「要求分析」を用いて、過去のタスクをバックグランドで検索しておき、自動的にユーザに提示する。このとき検索・提示される情報に、組織上のアクセス制限をかけることもできる。
これらの提示される情報は前述したように予めシステム内の関連情報DB111および文書DB112に保存されている。これらの情報は、システムの管理者により追加/更新されるが、一般ユーザがシステムを使用することでタスクと入出力文書の関係などが記録された場合、それらも同じようにタスク名からの推測によりユーザに提示される。
ユーザはこれらの情報から、一般的に要求分析が複数のステップからなることを知り、それらに対応したサブタスクをシステム上に作成することとなる。サブタスク作成に際しては、以前のタスクが持つサブタスク構成および関連情報を再利用することができる。これは検索されたタスク情報をコピーすることで実現される。
ユーザは提示された過去のタスクから、最も類似していると思われるタスクとして「Task Model 1」を選択し、その内容(手段、手続き、納期等)を確認し、その手続き(ワークフロー)を、今回のタスクに適用することを決めた場合、図20に示すように、タスク構成情報305のペインからタスク情報コピーボタン306を押下することでシステムに内容のコピーを指示する。
システムは以前のタスク(再利用されるタスク)のワークフロー(タスク構成、順序、タスク遂行に必要な情報、納期等)をユーザの現在のタスクにコピーする。このとき、納期は絶対的な日時ではなく、タスク遂行に必要であった時間を計算し、それと現在の日時を元に仮の納期を設定することもできる。また、より詳細な再利用に関しては、前述した全体再利用や特殊再利用機能が提供される。この場合、それぞれの機能に対して専用のボタンをUIに示すことでユーザの利便性を高めることができる。
図20の左ペインには、タスク情報301として、過去のタスク「Task Model 1」のタスク構成および関連情報がコピーされた状態が示されている。
<エキスパートユーザによる処理のUI例>
図21〜図24はエキスパートユーザによる処理のUI例を示す図である。
エキスパートユーザは充分なドメイン知識を持つため、ドメインに関する一般的知識の提供は、ノービスユーザの場合に比べ重要度は低い。そのため、ユーザの指示に従い、一般的情報の提供機能はオフにすることもできる。
エキスパートユーザにとって重要な情報である、過去の類似タスクに関する情報の提供は、既に説明したインスタンスベースでの再利用を主に利用することで実現される。
エキスパートユーザは要求分析工程の詳細を知っているため、それを元にサブタスクを作成する。それぞれのサブタスクに入出力情報、納期等を設定することができるが、サブタスクを作成した時点で、上記タスク作成時と同じようにシステムから、過去の類似タスクに関する入出力情報、納期等の情報が提示され、その中でもユーザが高類似性と判断した過去のタスクの情報をコピーすることができる。
図21はユーザにより入力されたタスク情報301から、類似タスクモデル情報302および類似タスクインスタンス情報303が提示された状態を示している。また、類似タスクインスタンス情報303から「Task 3」が選択され、右ペインに関連情報304として「Task 3 関連情報」が表示されている状態も併せて示している。ここでは、「Product AA」および「Product BB」という関連情報が示されている。
また、図21において右ペインから「Task 3 タスク構成」タブを押下することで、図22に示すように、タスク構成情報305が表示される。
ユーザは「Task 3」のサブタスクのうちいくつかは再利用可能であると考え、図22に示す工程1−2、2−1、2−2、および工程3のみ再利用することにしたものとする。この場合、これらに対応する「再利用」のチェックボックスにマークした後、タスク情報フィルタボタン307を押下することで、これらのタスクが現在のタスクのサブタスクとしてコピーされる。この際、フィルタ機能により、タスクの実行者、実際の納期等の情報は再利用からはずされる。図23の左ペインには、タスク情報301として、過去のタスク「Task 3」のタスク構成および関連情報がコピーされた状態が示されている。
コピーされた工程1−2を選択し、詳細情報を表示させた場合、コピー元の情報も提示される。実際にコピーされたタスクの情報を参照した場合の表示例を図24に示す。工程1−2の詳細情報308およびProduct AA等の詳細情報309が表示されている。今回のコピーに際してタスク情報のフィルタ機能を使用しているため、期間等に関する情報はコピーされない。ただし、コピー元に関する情報から、類似タスクに関する情報が過去の類似タスク情報として表示される。
<関連情報の表示例>
図25〜図28は関連情報の表示例を示す図である。
上述したように、本発明によるシステムでは、ユーザのタスクそれぞれに対して、該タスク実行に関連する情報を提示する。そのため、ユーザタスクと関連付けられた形で、検索された関連情報を提示する必要がある。最も単純な方法としては、各タスクの詳細表示時に、関連情報として表示する方法がある。これ以外にも、例えばタスクリスト表示時に、それぞれのタスクに対して最高関連度の情報(類似度判定における最大類似度を持つ情報)を表示することも可能である。
マッチングカテゴリによる関連情報検索を行った場合、検索により見つかる情報の数が多くなる場合がある。この場合、可読性を高めるために、該関連情報の表示を、タスク名等を利用したツリー構造にすることもできる。
図25はこのような場合における表示例を示したものであり、右ペインの関連情報401における「展開」欄における「+」はツリーが閉じた状態であることを、「−」はツリーが展開した状態であることを示す。これらのアイコンをクリックすることで、ツリーの展開を制御することができる。また、「再利用」欄にマークをつけることで、当該関連情報がユーザの現在のタスクにコピーされる。
図25における例のようなマッチングカテゴリを利用した関連情報の表示を行った場合、当該情報の再利用に関しても以下のような特徴を持つ。
(1)カテゴリごとの再利用
(2)特定の情報のみの再利用
ここで再利用とは、検索結果の関連情報を現在のユーザのタスクの関連情報としてコピーすることを指す。この機能は図25においては、「再利用」ボタンにより実現される。いずれの場合にも、コピーに際して前述した図5に示したようなデータ構造が保持されることにより、ユーザはコピーされた関連情報から登録者やマッチングカテゴリ関連情報をたどることができる。
今日のオフィス業務は一度に多量の情報を参照することが必要な場合が多いが、画像表示手段であるディスプレイやプリンタの能力は限られており、ノートパソコン等の使用が前提となるモバイルオフィスや、会議の場でのリアルタイムのアプリケーション使用が難しくなってきている。同様にワークフローモデリングに関しても、業務ドメインの専門家との会議において、モデル化の知識を持ったユーザがリアルタイムにモデル化ができれば有効であるが、多量の情報の把握に問題が生じることがある。
この問題に対応するため、以下に述べる特徴を持つUIについて説明する。
先ず、限られた画面面積を有効に利用するために、本来の業務であるワークフローモデルの表示には多くの面積を費やし、関連情報はまとめて独立したフレームに表示する。図26はこのような表示の例を示したものであり、関連情報フレーム402は、表示面積が限られているため、情報を項目ごとにボックス状にまとめ、実際に利用可能な情報の数のみ項目名の後に数字で表示している。ユーザはこれらの情報に興味があれば項目名(展開可能リスト)をクリックすることで実際の情報のリストを参照することができる。図27は関連情報フレーム402の中から「関連文書」を展開した状態を示している。実際の情報のリストが表示された状態で、リスト中の情報アイテム名をクリックすることで新規ウィンドウに該情報アイテムを表示することができる。
なお、ここでは情報アイテムを展開可能リストを用いて表示する例を示したが、タブ構造を用いて本機能を実装することもできる。この例を図28に示す。右ペイン403には選択されたタスクの関連情報を表示し、この状態ですでにタブに各項目名と利用可能な情報アイテム数が表示される。これによりユーザはどの程度の情報があるかを概観することができ、且つ情報アイテムが「0」のときに展開してみる手間を省くことができる。図28では右ペイン403において「関連文書」が選択された状態を示しており、関連文書一覧が展開されて表示されている。なお、本説明では、タスクモデリングに関連する情報アイテムを、図6に示したような、詳細情報、添付文書、継承文書、関連文書、関連カテゴリ、関連プロセス、類似タスクの7つに分類して表示する例を示した。
<まとめ>
以上説明したように、本発明では、より一般的なプロセス情報を再利用する「モデルベースの再利用」と、より具体的な情報を再利用する「インスタンスベースの再利用」という、二つの再利用手段(検索手段を含む)を提供することにより、より効率的な動的ワークフロー構築を可能とすることができる。モデルベースの再利用、インスタンスベースの再利用ともに、複数の候補を提示し、その中からユーザが選択を可能とすることで、より自由度の高いワークフロー構成を可能としている。
また、プロセス情報と、その実行に必要な情報、若しくは該必要情報のメタ情報(テンプレート、情報入手経路等)などの現タスクのドメインに関する情報が適時に提示されることで、動的ワークフロー運用システムの利便性を高める仕組みを提供することができ、実際のタスク実行における高い可用性を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
本発明の一実施形態にかかるワークフロー管理システムの構成例を示す図である。 ワークフローの構造例および抽象度を示す図である。 タスクモデルデータの構造例を示す図である。 タスクインスタンスデータの構造例を示す図である。 ドメインコンセプトデータの構造例を示す図である。 関連情報の例を示す図である。 タスクモデルの検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。 タスクインスタンスの検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。 タスクモデルおよびタスクインスタンスの両者に対応した検索および再利用の処理例を示すフローチャートである。 再利用のためのUI例を示す図(その1)である。 再利用のためのUI例を示す図(その2)である。 再利用のためのUI例を示す図(その3)である。 関連情報の検索および提示の流れを示す図である。 タスク間の関係に基づいた関連情報の検索の処理例を示すフローチャートである。 類似タスクからの関連情報の検索の処理例を示すフローチャートである。 マッチングカテゴリを使用した関連情報の検索の処理例を示すフローチャート(その1)である。 マッチングカテゴリを使用した関連情報の検索の処理例を示すフローチャート(その2)である。 ノービスユーザによる処理のUI例を示す図(その1)である。 ノービスユーザによる処理のUI例を示す図(その2)である。 ノービスユーザによる処理のUI例を示す図(その3)である。 エキスパートユーザによる処理のUI例を示す図(その1)である。 エキスパートユーザによる処理のUI例を示す図(その2)である。 エキスパートユーザによる処理のUI例を示す図(その3)である。 エキスパートユーザによる処理のUI例を示す図(その4)である。 関連情報の表示例を示す図(その1)である。 関連情報の表示例を示す図(その2)である。 関連情報の表示例を示す図(その3)である。 関連情報の表示例を示す図(その4)である。
符号の説明
100 ワークフロー管理システム
101 GUI提供部
102 レンダリングエンジン
103 入出力制御部
104 ワークフローエンジン
105 検索エンジン
106 タスク制御部
107 タスク作成部
108 タスク実行部
109 推測エンジン
110 ワークフロー記録部
111 関連情報DB
112 文書DB
113 タスクモデルDB
114 タスクインスタンスDB
115 ドメインコンセプトDB
116 作業記録DB
U ユーザ

Claims (9)

  1. ワークフローを構成する過去のタスクインスタンスを一般化したタスクモデルを記憶手段に格納する手段と、
    ワークフローを構成する過去の具体的なタスクインスタンスを前記記憶手段に格納する手段と、
    ユーザが入力手段を介して入力したタスク名およびタスク情報に基づいて前記記憶手段に格納された前記タスクモデルを検索し、検索により取得されたタスクモデルを表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクモデルをインスタンス化し、インスタンス化により取得されたタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする手段と、
    前記ユーザが前記入力手段を介して入力した検索語に基づいて前記記憶手段に格納されたタスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスを前記表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする手段と
    前記ユーザが選択した対象タスクをターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクのサブタスク情報を参照して当該ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクを取得して前記ターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて登録し、前記ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクの取得、当該タスクの前記ターゲットタスクへの設定、当該ターゲットタスクの関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を上位のタスクがなくなるまで繰り返し、上位のタスクがなくなった時点で登録されている関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段と
    を備えたことを特徴とするワークフロー管理システム。
  2. 請求項1に記載のワークフロー管理システムにおいて、
    前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクモデルおよび前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクの一つを第2のターゲットタスクに設定し、当該第2のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記検索により取得されたタスクの全てについて前記第2のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段
    を更に備えたことを特徴とするワークフロー管理システム。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載のワークフロー管理システムにおいて、
    前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスのそれぞれにつき当該タスクインスタンスをタスクインスタンスリストに含むドメインコンセプトデータを前記記憶手段に格納されたドメインコンセプトから検索し、検索結果が存在する場合に当該検索結果のドメインコンセプトデータのそれぞれにつき当該ドメインコンセプトデータのタスクインスタンスリストに含まれる一つのタスクインスタンスを第3のターゲットタスクに設定し、当該第3のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記タスクインスタンスリストに含まれる全てのタスクインスタンスについて前記第3のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクインスタンスについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する手段
    を更に備えたことを特徴とするワークフロー管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワークフロー管理システムにおいて、
    前記タスクモデルからインスタンス化したタスクインスタンスにタスク情報をコピーする手段および前記タスクインスタンスにタスク情報をコピーする手段は、検索により取得されたタスクをユーザにより選択させる前記表示手段に、予め定められた特定の種類の情報をコピーの対象から外すことを指示するフィルタボタンを表示し、当該フィルタボタンの選択に応じて情報のコピーを行う
    ことを特徴とするワークフロー管理システム。
  5. ワークフローエンジンが、ワークフローを構成する過去のタスクインスタンスを一般化したタスクモデルを記憶手段に格納する工程と
    前記ワークフローエンジンが、ワークフローを構成する過去の具体的なタスクインスタンスを前記記憶手段に格納する工程と
    前記ワークフローエンジンが、ユーザが入力手段を介して入力したタスク名およびタスク情報に基づいて前記記憶手段に格納された前記タスクモデルを検索し、検索により取得されたタスクモデルを表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクモデルをインスタンス化し、インスタンス化により取得されたタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする工程と、
    前記ワークフローエンジンが、前記ユーザが前記入力手段を介して入力した検索語に基づいて前記記憶手段に格納されたタスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスを前記表示手段に表示し、前記ユーザが前記入力手段を介して選択したタスクインスタンスに前記ユーザが選択した対象タスクのタスク情報をコピーする工程
    前記ワークフローエンジンが、前記ユーザが選択した対象タスクをターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクのサブタスク情報を参照して当該ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクを取得して前記ターゲットタスクに設定し、当該ターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて登録し、前記ターゲットタスクをサブタスクとする1階層上位のタスクの取得、当該タスクの前記ターゲットタスクへの設定、当該ターゲットタスクの関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を上位のタスクがなくなるまで繰り返し、上位のタスクがなくなった時点で登録されている関連情報を前記ターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する工程と
    を備えたことを特徴とするワークフロー管理方法。
  6. 請求項5に記載のワークフロー管理方法において、
    前記ワークフローエンジンが、前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクモデルおよび前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクの一つを第2のターゲットタスクに設定し、当該第2のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記検索により取得されたタスクの全てについて前記第2のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第2のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する工程
    を更に備えたことを特徴とするワークフロー管理方法。
  7. 請求項5または6のいずれか一項に記載のワークフロー管理方法において、
    前記ワークフローエンジンが、前記ユーザが選択した対象タスクのタスク名および記述から検索語を抽出し、抽出された検索語により前記記憶手段に格納された前記タスクインスタンスを検索し、検索により取得されたタスクインスタンスのそれぞれにつき当該タスクインスタンスをタスクインスタンスリストに含むドメインコンセプトデータを前記記憶手段に格納されたドメインコンセプトから検索し、検索結果が存在する場合に当該検索結果のドメインコンセプトデータのそれぞれにつき当該ドメインコンセプトデータのタスクインスタンスリストに含まれる一つのタスクインスタンスを第3のターゲットタスクに設定し、当該第3のターゲットタスクの関連情報を前記記憶手段に格納された関連情報および文書から検索し、検索により取得された関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて登録し、前記タスクインスタンスリストに含まれる全てのタスクインスタンスについて前記第3のターゲットタスクへの設定、関連情報の取得、および取得した関連情報の登録を繰り返し、全てのタスクインスタンスについて処理を完了した時点で登録されている関連情報を前記第3のターゲットタスクと対応付けて前記表示手段に表示する工程
    を更に備えたことを特徴とするワークフロー管理方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載のワークフロー管理方法において、
    前記タスクモデルからインスタンス化したタスクインスタンスにタスク情報をコピーする工程および前記タスクインスタンスにタスク情報をコピーする工程は、検索により取得されたタスクをユーザにより選択させる前記表示手段に、予め定められた特定の種類の情報をコピーの対象から外すことを指示するフィルタボタンを表示し、当該フィルタボタンの選択に応じて情報のコピーを行う
    ことを特徴とするワークフロー管理方法。
  9. ワークフロー管理システムを構成するコンピュータを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の各手段として機能させることを特徴とするワークフロー制御プログラム。
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