JP4831672B2 - 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法 - Google Patents

水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4831672B2
JP4831672B2 JP2006061869A JP2006061869A JP4831672B2 JP 4831672 B2 JP4831672 B2 JP 4831672B2 JP 2006061869 A JP2006061869 A JP 2006061869A JP 2006061869 A JP2006061869 A JP 2006061869A JP 4831672 B2 JP4831672 B2 JP 4831672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water meter
rotating cylinder
meter system
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006061869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007240283A (ja
Inventor
鈴木  登
輝夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Tokei Denki Co Ltd filed Critical Aichi Tokei Denki Co Ltd
Priority to JP2006061869A priority Critical patent/JP4831672B2/ja
Publication of JP2007240283A publication Critical patent/JP2007240283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4831672B2 publication Critical patent/JP4831672B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

本発明は、水道管に接続される1対の水道管接続部と、水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、1対の水道管接続部からメータ受容部内に連通した1対の端部流路とが形成された中間金具を備え、水道水が一方の端部流路から水道メータを通過して他方の端部流路に流れるようにした水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法に関する。
従来のこの種の水道メータシステムとしては、中間金具から水道メータを取り外す場合に、予め水道メータへの水道水の流入を止めるための止水部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−21404号公報(段落[0012]、第1図)
ところが、上述した従来の水道メータシステムは、メータ受容部と止水部とが、水道管との接続方向に横並びに配置されているため、止水部を備えていないものに比べて水道管との接続方向における全長が長くなり、大きな設置スペースが必要となるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、止水機能を有しかつ従来の水道メータシステムよりも全長を短くすることが可能な水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る水道メータシステムは、水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、1対の水道管接続部内を貫通してメータ受容部内に連通した1対の端部流路とが形成され、水道水が一方の端部流路から水道メータを通過して他方の端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、メータ受容部の内側に嵌合されて水道メータを受容しかつ、メータ受容部に対して第1の位置と第2の位置との間で回動操作可能な回動筒部と、回動筒部に形成されて、回動筒部が第1の位置に配置された状態で1対の端部流路にそれぞれ連通すると共に、回動筒部が第2の位置に配置された状態で1対の端部流路から断絶される1対の中継流路とを備え、端部流路又は中継流路の一方の開口周縁に形成されたOリング溝及びOリング溝に収容されたOリングと、端部流路又は中継流路の他方の開口内に形成されて、回動筒部を回動したときにOリングに摺動してOリング溝からのOリングの離脱を防止するOリング離脱防止壁とが設けられたところに特徴を有する。
ここで、「中間金具」とは、水道管に水道メータを間接的に取り付けるための構造物であって、水道メータの業界では慣習上「中間金具」(「JIS B8570−1:2005」を参照)と呼ばれているが、その材質は金属に限るものではなく、例えば、合成樹脂等の他の材質でもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載の水道メータシステムにおいて、Oリング離脱防止壁は、回動筒部の回動方向に差し渡されかつ、Oリングとの摺動部分に回動筒部の回動中心と同心の円弧状摺動面を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の水道メータシステムにおいて、Oリング離脱防止壁は端部流路の開口内に形成され、円弧状摺動面とメータ受容部の内側面とが面一であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、水道管接続部の内側に嵌合して固定された取付筒体を備え、取付筒体にOリング離脱防止壁を一体形成したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の外側面から突出しかつ内部を中継流路が貫通した側面突出部と、側面突出部の内側の中継流路に着脱可能に設けられた逆止弁と、メータ受容部の側壁の一部を外側に膨出させかつ回動筒部の回動方向に延びて内側に側面突出部を旋回可能に収容した側方膨出部とを備えると共に、側面突出部の先端面のうち中継流路の開口縁にOリング溝及びOリングを設け、側方膨出部のうち側面突出部の先端部が突き合わされた部分に、回動筒部の回動中心と同心の膨出円弧内側面を形成し、その膨出円弧内側面の一部に端部流路が開口したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の水道メータシステムにおいて、側方膨出部のうち回動筒部の軸方向を向いた円弧壁に、膨出円弧内側面を加工するための円弧状加工孔を形成すると共に、円弧状加工孔を蓋体で閉塞したところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載の水道メータシステムにおいて、側方膨出部には、側面突出部と当接して回動筒部を第1の位置と第2の位置とに位置決めするストッパ部が設けられたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の端部に設けられ、回動筒部と一体回転する出力ギヤと、出力ギヤに連結されかつ中間金具に回転可能に軸支され、外部から付与された力により回動される入力ギヤとを設け、入力ギヤから出力ギヤに回転が減速して伝達されるようにしたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載の水道メータシステムにおいて、出力ギヤは、回動筒部に対して着脱可能に設けられ、入力ギヤは、中間金具に対して着脱可能に設けられたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項8又は9に記載の水道メータシステムにおいて、入力ギヤは、ウォームギヤであり、出力ギヤは、ウォームギヤが直接噛合したウォームホイールであるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の外側面とメータ受容部の内側面との間には、1対の端部流路を回動筒部の軸方向で挟むように1対のOリングが設けられたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、水道メータは、回動筒部の内部に嵌合される円柱形状をなしかつその径方向に貫通した計測流路を有し、計測流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、回動筒部が第1の位置に配置された場合に、1対の端部流路と、1対の中継流路と、計量流路とが同軸線上に配置されるように構成したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部と水道メータとの間には、回動筒部の内部への水道メータの挿抜を許容する一方、水道メータが回動筒部に挿入されたときに、1対の中継流路と計測流路とが同軸線上に配置されるように係合する凸部及び凹部が備えられたところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項1乃至13の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の外周面とメータ受容部の内周面との間に形成されて、回動筒部が第2の位置に配置された場合に、1対の端部流路の間を連絡する一方、回動筒部が第1の位置に配置された場合に、1対の端部流路から切り離されるバイパス流路を備えたところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項1乃至14の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、中間金具は、ステンレス鋼製であるところに特徴を有する。
請求項16の発明に係る水道メータシステムを利用した異物除去方法は、請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた水道メータの代わりにフィルター装置を回動筒部の内側に受容させ、そのフィルター装置に通水することで水道水中の異物を除去するところに特徴を有する。
請求項17の発明に係る水道メータシステムを利用した漏水検査方法は、請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた水道メータの代わりに漏水検査装置を回動筒部の内側に受容させ、その漏水検査装置によって水道管における漏水の有無を検査するところに特徴を有する。
請求項18の発明に係る水道メータシステムを利用した水質検査方法は、請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた水道メータの代わりに水質検査装置を回動筒部の内側に受容させ、その水質検査装置に通水することで水道水の水質を検査することを特徴とするところに特徴を有する。
[請求項1及び4の発明]
請求項1の水道メータシステムで水道水の通過体積を計測する場合には、回動筒部を第1の位置に配置する。すると水道水は、一方の端部流路及び中継流路を通って水道メータ内に流入し、水道メータから他方の中継流路及び端部流路を通って水道メータシステムの下流側に流出する。これにより、1対の端部流路間を流れる水道水の通過体積が水道メータにて計量される。
一方、水道メータを取り外す場合には、回動筒部を回動操作して第2の位置に配置する。すると、1対の端部流路と1対の中継流路との間が断絶し、回動筒部内に水道水が流入しなくなる。この状態で水道メータを中間金具(詳細には、回動筒部)から取り外せば、中間金具から放水することはない。このように、止水部として機能する回動筒部をメータ受容部の内側に配置したので、従来の止水部を備えた水道メーシステムよりも全長を短くすることができる。
また、回動筒部の回動に伴って、端部流路又は中継流路の何れか一方の開口周縁に備えられたOリングが、端部流路又は中継流路の他方の開口を横切るが、このときOリングは他方の開口内に形成されたOリング離脱防止壁に摺動するから、Oリングが他方の開口縁に引っ掛かってOリング溝から離脱することが防止される。ここで、Oリング離脱防止壁を、水道管接続部の内側に嵌合して固定された取付筒体に一体形成してもよい(請求項4の発明)。
[請求項2及び3の発明]
請求項2及び3の発明によれば、OリングとOリング離脱防止壁との摺動がスムーズに行われ、回動筒部をメータ受容部内でスムーズに回動させることができる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、回動筒部の外側面から突出した側面突出部内に逆止弁の設置スペースが確保され、水道水の逆流が防がれる。また、逆止弁は着脱可能なので、回動筒部から取り外して交換したりメンテナンスを行うことができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、中間金具の外側から円弧状加工孔を通して工具を挿入し、膨出円弧内側面を加工することができる。また、円弧状加工孔を蓋体で閉塞することで円弧状加工孔からの漏水を防止できる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、回動筒部を確実に第1の位置と第2の位置とに位置決めすることができ、回動筒部を第1の位置と第2の位置の中間位置で止めてしまうという作業ミスを防げる。
[請求項8の発明]
回動筒部を回動操作する場合には、入力ギヤに力を付与して入力ギヤを回転させる。すると、入力ギヤに連結された出力ギヤが連動回転して、回動筒部がメータ受容部の内側で回動する。ここで、入力ギヤから出力ギヤに回転が減速して伝達されるので、回動筒部に力を直接付与して回動操作する場合に比べて小さい力で回動筒部を回動させることができ、回動筒部の回動時に水道管にかかる力を軽減できる。これにより、水道メータの着脱時に老朽化した水道管を破損することが防止される。なお、入力ギヤの回転中心に操作ハンドルを備えて、手動で入力ギヤを回転可能としてもよいし、電動式の工具回転機の回転トルクを利用して入力ギヤを回動させてもよい。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、入力ギヤ及び出力ギヤが交換可能となる。また、1つの入力ギヤ及び出力ギヤを複数の水道メータシステム間で共通使用することができる。さらに、例えば、水道メータの交換・メンテナンス時以外は、入力ギヤ及び出力ギヤを取り外しておけば、不正に回動筒部が回動操作されたり、水道メータが着脱されることを防止できる。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、入力ギヤと出力ギヤを共に平ギヤとした場合に比較して、入力ギヤと出力ギヤとの間で回転をより大きく減速させることができ、さらに小さい力で回動筒部を回動させることができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、メータ受容部に流れ込んだ水道水の水圧により回動筒部の軸方向にかかる力が1対のOリングの摩擦力によって吸収される。これにより、回動筒部の軸方向の一端部を中間金具の内面に押しつける力を弱める或いはなくすことができ、回動筒部をスムーズに回動させることが可能となる。
[請求項12の発明]
請求項12の水道メータシステムでは、回動筒部が第1の位置に配置された場合に、1対の端部流路と、1対の中継流路と、計測流路とが同軸線上に配置されるので水道水をスムーズに流すことができる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、凹部と凸部とが凹凸係合するように水道メータを回動筒部の内部に挿入すると、1対の中継流路と計測流路とが同軸線上に位置決めされる。また、回動筒部と水道メータとの相対回転も禁止されるから、計測流路と1対の中継流路とを常時連通させることができる。
[請求項14の発明]
請求項14の発明によれば、回動筒部を第2の位置にして端部流路と中継流路との間が断絶された場合に、バイパス流路によって1対の端部流路間が連絡されるので、断水することなく水道メータを着脱することができる。また、回動筒部を第1の位置にした場合に、バイパス流路は、1対の端部流路から切り離されるので、全ての水道水を計測流路に通水させることができ、通過体積の計量を正確に行うことができる。しかも、バイパス流路は回動筒部とケース受容部との間に形成されたので、1対の端部流路の間を配管部材で連絡した構成に比較して、部品点数の削減が図られ、水道メータシステムの寸法を小さくすることができる。
[請求項15の発明]
請求項15の発明によれば、経年使用による中間金具の腐食や減耗を防止することができ、Oリングとの当接部分におけるシール性を維持することができる。
[請求項16の発明]
請求項16の発明によれば、水道メータシステムを利用して水道水中の異物を除去することができる。即ち、水道メータシステムから水道メータを取り外し、代わりにフィルター装置を取り付けて通水する。このようにすれば、例えば、水道管工事などにより水道水に異物(泥や錆)が混じった場合でも、フィルター装置でそれら異物を除去してユーザーに供給することができる。
[請求項17の発明]
請求項17の発明によれば、水道メータシステムを利用して水道管の漏水検査を行うことができる。即ち、水道メータシステムから水道メータを取り外し、代わりに漏水検査装置を取り付ける。なお、漏水検査装置は、例えば、漏水時に水道管を伝わる振動に基づいて漏水を検出する構成とすればよい。
[請求項18の発明]
請求項18の発明によれば、水道メータシステムを利用して水道水の水質を検査することができる。即ち、水道メータシステムから水道メータを取り外し、代わりに水質検査装置を取り付けて通水する。これにより、ユーザーに水道水を供給する給水栓(蛇口)に近い位置で水質検査を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1には、本発明の水道メータシステム100の全体構造が示されている。水道メータシステム100のうち中間金具10は、両端開放の筒状をなしたメータ受容部11の外面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。例えば、図1における左側の水道管接続部11Jは水道管の上流側に接続され、内部を上流側端部流路12(本発明の「端部流路」に相当する)が貫通している。また、反対側の水道管接続部11Kは水道管の下流側に接続され内部を下流側端部流路13(本発明の「端部流路」に相当する)が貫通している。これら上流側端部流路12及び下流側端部流路13は、メータ受容部11を挟んで同軸線上に延びており、メータ受容部11の内部に連通している。ここで、本実施形態の中間金具10はステンレス鋼製であり、所謂、バルジ加工又はロストワックス鋳造法により成形される。なお、中間金具10は、ステンレス鋼以外の金属や合成樹脂製でもよいが、ステンレス鋼製とすれば、経年使用による腐食や減耗を防止することができる。
メータ受容部11の内側には水道メータ20を収容した回動筒部30が受容されている。回動筒部30はメータ受容部11の内側に嵌合すると共に、通水位置(本発明の「第1の位置」に相当する、図2を参照))と止水位置(本発明の「第2の位置」に相当する、図9を参照)との間で回動可能となっており、水道メータ20は回動筒部30の内側に回転不能に嵌合している。まず、水道メータ20について説明する。
水道メータ20は、全体として円柱構造をなし、その径方向に計測流路21が貫通している(図2を参照)。詳細には、水道メータ20は、断面円形の円柱体20Aの周面の一部が外側に段付き状に突出した構造をなし、その段付突出部20B(本発明の「凸部」に相当する)が、計測流路21と直交しかつ円柱体20Aの軸方向(図1における上下方向)に延びた外向平坦面20Cを備えている。計測流路21の上流側開口21Aは円柱体20Aの周面に形成されて後述する上流側中継流路35(本発明の「中継流路」に相当する)に連絡し、下流側開口21Bは段付突出部20Bの外向平坦面20Cに形成されて後述する下流側中継流路32A(本発明の「中継流路」に相当する)に連絡している。また、上流側開口21Aの周縁部にはOリング溝90が形成され、ここに嵌め込まれたOリング80が回動筒部30の内周面との間で押し潰されて計測流路21と上流側中継流路35との連絡部分がシールされている。そして、計測流路21を流れる水道水の通過体積が、超音波、電磁誘導又は羽根車(図示せず)を利用して計量される。
水道メータ20のうち中間金具10から露出した上端部には表示部Mが設けられ、計測流路21にて計量された水道水の通過体積が表示される。また、水道メータ20の露出部分の外周面には全周に亘って係止溝24が形成され、ここに中間金具10(詳細には、メータ受容部11)の上端部に固定された係止金具16が係止して、水道メータ20の回動筒部30からの抜け止めが図られている。係止金具16は、例えばボルト25によって固定されており、ボルト25を緩めるか取り外すことで、係止金具16と係止溝24との係止状態を解除できる。なお、ボルト25を特殊なネジ(例えば、トルクスネジ)とすれば、係止状態が不正に解除されるのを防ぐことができる。以上が水道メータ20の説明であり、次に回動筒部30について説明する。
図2及び図3に示すように、回動筒部30は一端有底の略円筒構造をなして内側に水道メータ20が嵌合したメータ嵌合筒31と、メータ嵌合筒31の外周面から側方に突出した側面突出筒部32(本発明の「側面突出部」に相当する)とから構成されている。図2に示すように、メータ嵌合筒31は、水道メータ20に形成された段付突出部20Bに対応させて、円筒体31Aの周壁の一部が外側に段付き状に膨出した構造をなし、その段付膨出部31B(本発明の「凹部」に相当する)に水道メータ20の段付突出部20Bが嵌合している。段付膨出部31Bは、計測流路21と直交しかつ回動筒部30の軸方向に延びた内向平坦面31Cを有する。この内向平坦面31Cと、水道メータ20に備えた段付突出部20Bの外向平坦面20Cとが互いに面当接している。これにより、水道メータ20が回動筒部30に対して回転不能となっている。
図3に示すように、メータ嵌合筒31は、その上端部及び下端部の外径が同一径をなしている。メータ嵌合筒31の上端部及び下端部にはそれぞれ全周に亘ってOリング溝91,91が形成され、ここに装着されたOリング81,81(本発明の「1対のOリング」に相当する)が、図1に示すようにメータ受容部11の上端開口部14Aと、下端開口部14Bに螺合された押さえリング36との各内周面に密着してそれらの間をシールしている。また、押さえリング36の外周面にもOリング86が装着されており、メータ受容部11の下端開口部14Bと押さえリング36との間もシールされている。これらにより、メータ受容部11とメータ嵌合筒31との間からの漏水が確実に防がれている。
図2及び図3に示すように、メータ嵌合筒31の段付膨出部31Bには、計測流路21の下流側開口21Bと常時連絡した筒部嵌合孔34が貫通形成されている。また、メータ嵌合筒31のうち回動筒部30の回動中心Qを挟んで筒部嵌合孔34と対向した位置には、計測流路21の上流側開口21Aと常時連絡した上流側中継流路35が貫通形成されている。メータ嵌合筒31の外面で上流側中継流路35の開口周縁には、本発明に係るOリング溝92が陥没形成されており(図4を参照)、このOリング溝92に嵌め込まれたOリング82がメータ受容部11の内面との間で押し潰されて、上流側端部流路12と上流側中継流路35との連絡部分をシールしている。
回動筒部30のうち側面突出筒部32は、メータ嵌合筒31とは別部品で構成されており、筒部嵌合孔34に挿入嵌合されている。側面突出筒部32は両端開放の円筒構造をなし、その内側が計測流路21と連通した下流側中継流路32Aとなっている。下流側中継流路32Aのうち、側面突出筒部32の基端側の開口は計測流路21よりも大径となっている。また、下流側中継流路32Aの内径は途中まで基端側の開口と同径であり、途中でテーパー状に縮径して先端側の開口は下流側端部流路13と同径となっている。
側面突出筒部32の基端部は側方に張り出してフランジ32Fを形成している。メータ嵌合筒31の内向平坦面31Cで筒部嵌合孔34の周縁部には、段差部34Dが陥没形成されており、筒部嵌合孔34に挿入された側面突出筒部32のフランジ32Fがこの段差部34Dに係合している。また、図3に示すように、側面突出筒部32の周壁には複数のピン孔32P(図3には2つ示されている)が形成され、ここにメータ嵌合筒31の外側から打ち込まれたピン29が嵌合して、側面突出筒部32が筒部嵌合孔34の内側に回転不能かつ離脱不能に固定されている。ここで、側面突出筒部32の外周面にはOリング85が装着されており、このOリング85によって側面突出筒部32と筒部嵌合孔34との嵌合部分がシールされている。
側面突出筒部32の基端面は、段付膨出部31Bの内向平坦面31Cと略面一な平坦面となっており、水道メータ20の外向平坦面20Cに突き合わされている。側面突出筒部32の基端面で下流側中継流路32Aの開口周縁にはOリング溝94が形成され、ここに嵌め込まれたOリング84が外向平坦面20Cとの間で押し潰されて、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13との連絡部分がシールされている。
図2に示すように、側面突出筒部32の先端面は回動筒部30の回動中心Qと同心の円弧面をなしており、メータ受容部11の内側面(詳細には、後述する側方膨出部40の膨出円弧内側面41)に突き当てられている。また、側面突出筒部32の先端面で下流側中継流路32Aの開口周縁には、本発明に係るOリング溝93が陥没形成されており、このOリング溝93に嵌め込まれたOリング83が膨出円弧内側面41との間で押し潰されて、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13との連絡部分をシールするようになっている。
図1及び図2に示すように、下流側中継流路32A(側面突出筒部32の内側)には、公知な逆止弁38が着脱可能に取り付けられている。逆止弁38は、例えば、側面突出筒部32の内周面に固定可能な取付ボディ38Bを有し、その取付ボディ38Bに直動可能な弁体38Vを備える。弁体38Vは、バネ38Sによって上流側(水道メータ20側)に向けて付勢されており、水道水が上流側端部流路12から下流側端部流路13に向かう順方向に流れた場合には、水圧により弁体38Vがバネ38Sを押し縮めながら下流側に直動して弁座38Aから離間する。これにより、下流側中継流路32Aを介して計測流路21と下流側端部流路13との間が連通し水道水の流通を許容する。これに対し、水道水が下流側端部流路13から上流側端部流路12に向かう逆方向に流れた場合には、弁体38Vがバネ38Sの付勢力によって弁座38Aに押し付けられて密着し、下流側端部流路13と計測流路21との間が断絶されて水道水の逆流を防止する。なお、逆止弁38は、水道メータ20の外向平坦面20Cによって下流側中継流路32Aから抜け止めされている。
ここで、回動筒部30をメータ受容部11内で回動させると、回動筒部30とメータ受容部11との間に挟まれたOリング81,82,83が、メータ受容部11の内側面に摺動することになるが、回動筒部30をスムーズに回動させるために、これらOリング81,82,83の表面に摩擦係数の低い樹脂(例えば、フッ素樹脂、具体的には「テフロン」(登録商標))を被覆したり、Oリング81,82,83を構成するゴムに摩擦係数の低い樹脂の粒子を配合してもよい。
図2に示すように、メータ嵌合筒31の外周面とメータ受容部11の内周面との間にはバイパス流路39が形成されている。バイパス流路39は、図4に示すようにメータ嵌合筒31の外周面を約半周に亘って溝状に陥没させることで形成されている。より詳細には、メータ嵌合筒31のうち、上流側中継流路35から周方向における一方向(図2における反時計回り方向)に約45度離れた位置にはバイパス入口部39Aが形成され、下流側中継流路32Aから周方向における一方向に約45度離れた位置にはバイパス出口部39B(図8を参照)が形成されている。そして、バイパス流路39は、バイパス入口部39Aから上流側中継流路35の開口を上下に迂回するように通ってメータ嵌合筒31の周方向に延び、バイパス出口部39Bに繋がっている。以上が、回動筒部30に関する説明である。
ところで、中間金具10のうち、回動筒部30を回動可能に収容したメータ受容部11は以下のような構成となっている。即ち、メータ受容部11は、回動筒部30のメータ嵌合筒31が嵌合する円筒形の周壁11Aの一部を外側に向かって膨出させて側方膨出部40を形成している。図2に示すように、側方膨出部40は、回動筒部30の回動方向に円弧状に延びており、回動筒部30に備えた側面突出筒部32を旋回可能に収容している。側方膨出部40のうち、側面突出筒部32の先端面が突き合わされた部分には、回動筒部30の回動中心Qと同心でかつ側面突出筒部32の先端面と同じ曲率の膨出円弧内側面41が形成されている。そして、膨出円弧内側面41の一端寄り位置に下流側端部流路13の開口が形成されている。
側方膨出部40のうち、膨出円弧内側面41と連絡した角部内面47,47は、側面突出筒部32の先端面の曲率よりも大きくなっており、これら角部内面47,47と側面突出筒部32の先端角部とが当接することで、回動筒部30が通水位置と止水位置とでそれ以上回動しないように位置決めされる。また、側方膨出部40のうち、周方向(回動筒部30の回動方向)における両端部壁42,42は、回動筒部30の軸方向から見るとクランク状に屈曲しており、段付膨出部31B及び側面突出筒部32が、通水位置及び止水位置において両端部壁42,42に接触しないようになっている(図2及び図9を参照)。なお、角部内面47,47は本発明の「ストッパ部」に相当する。
側方膨出部40のうち、回動筒部30の軸方向(図1における上下方向)で対向した1対の円弧壁43,43の一方(本実施形態では、下側の円弧壁43)には、円弧状加工孔44が貫通形成されている。円弧状加工孔44は、円弧壁43の外縁寄り部分で膨出円弧内側面41に沿って形成されている。この円弧状加工孔44を通して、膨出円弧内側面41を加工する(例えば、凹凸を除去して滑らかにする)ための工具を挿入可能となっている。ここで、水道メータシステム100を使用するときには、円弧壁43の下面に蓋体45を宛がって円弧状加工孔44を閉塞する。なお、円弧壁43のうち円弧状加工孔44の周縁部と蓋体45との間にはガスケット46が挟まれており、円弧状加工孔44からの漏水を確実に防ぐことができる。
ところで、本実施形態の水道メータシステム100には、回動筒部30がメータ受容部11内で回動したときに、上流側中継流路35の開口周縁に取り付けられたOリング82及び、下流側中継流路32Aの開口周縁に取り付けられたOリング83が、Oリング溝92,93から離脱するのを防止するOリング離脱防止壁50,50が備えられている。
図1及び図2に示すように、Oリング離脱防止壁50は板状をなして各水道管接続部11J,11Kの内側に嵌合固定された取付筒体51の一端部に一体形成され、上流側端部流路12のうち上流側中継流路35側の開口内と、下流側端部流路13のうち下流側中継流路32A側の開口内とに配置されている。Oリング離脱防止壁50は、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の内部を回動筒部30の回動方向に横切るように差し渡されており(図2及び図5を参照)、Oリング82,83が摺動する部分に、回動筒部30の回動中心Qと同心の円弧状摺動面52が備えれられている。より詳細には、上流側端部流路12内に備えたOリング離脱防止壁50の円弧状摺動面52は、メータ受容部11の周壁11Aの内周面と同じ曲率でかつ面一であり、下流側端部流路13に備えたOリング離脱防止壁50の円弧状摺動面52は側方膨出部40の膨出円弧内側面41と同じ曲率でかつ面一である。なお、Oリング離脱防止壁50及び取付筒体51は、合成樹脂製でもよいし金属製でもよい。
本実施形態の水道メータシステム100に関する構成は以上である。次に、水道メータシステム100の製造方法について説明する。まず、Oリング離脱防止壁50,50を中間金具10に取り付ける。即ち、Oリング離脱防止壁50を一体に備えた取付筒体51,51を、それぞれ水道管接続部11J,11Kの開口端から挿入して、Oリング離脱防止壁50の円弧状摺動面52がメータ受容部11の内面(周壁11Aの内周面及び側方膨出部40の膨出円弧内側面41)と面一となるように、例えば目視で確認しながら位置を合わせる。
次に、メータ受容部11の下端開口部14Bからメータ嵌合筒31を挿入し、メータ嵌合筒31の上端部をメータ受容部11の上端開口部14Aの開口縁に係止させた状態で、メータ受容部11の下端開口部14Bに押さえリング36を螺合して、メータ嵌合筒31をメータ受容部11内において上下方向で挟持する。なお、押さえリング36は、その下面に形成された複数の凹所36Aに専用の回転工具(図示せず)を係止させて、回転工具を回転操作することで下端開口部14Bに締め付ければよい。
次に、側面突出筒部32をメータ嵌合筒31の内側から筒部嵌合孔34に挿入し、フランジ32Fを段差部34Dに係合させた状態でピン29,29により筒部嵌合孔34に固定する。これでメータ嵌合筒31と側面突出筒部32とが一体となり回動筒部30が完成する。
次に、側面突出筒部32の内側に逆止弁38を挿入する。そして最後にメータ嵌合筒31の上端開口14Aから水道メータ20を挿入し、係止金具16を係止溝24に係止させてボルト25を締め付ける。以上で水道メータシステム100は完成であり、この水道メータシステム100を水道管の途中に取り付ければ、水道メータ20を通過する水道水の通過体積が計量可能となる。
次に本実施形態の水道メータシステム100の動作について説明する。
本実施形態の水道メータシステム100を使用して水道水の通過体積を計測するときには、回動筒部30を通水位置に配置する。すると、図1及び図2に示すように、中間金具10の上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、回動筒部30の上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aと、水道メータ20の計測流路21とが同軸線上に配置される。即ち、水道水が上流側端部流路12から計測流路21を通過して下流側端部流路13に流れて、計測流路21を通過する水道水の通過体積が計量される。このとき上流側端部流路12と上流側中継流路35の間、及び下流側中継流路32Aと下流側端部流路13の間は、それぞれOリング82,83によってシールされているので、水道水が回動筒部30とメータ受容部11との間に漏れ出すことはない。
さて水道メータ20を交換或いはメンテナンスする場合には、水道メータシステム100に着脱可能に備えられたギヤユニット60を利用して回動筒部30を通水位置から止水位置に切り替え、その状態で水道メータ20を中間金具10から取り外す。
ギヤユニット60は図6に示されており、中間金具10に固定可能な固定盤61と、その固定盤61上に回転可能に備えられかつ回動筒部30の上端外周面に係合可能なウォームホイール62と、ウォームホイール62に噛合しかつ固定盤61から起立した1対の支持壁63,63の間に回転可能に軸支されたウォームギヤ64とを備える。ウォームギヤ64の何れか一端部には、例えば、操作ハンドルHd(図6(a)を参照)又は図示しない工具回転機と連結可能な連結部65が形成されている。
図7に示すように、ギヤユニット60は係止金具16を取り外した状態で中間金具10に取り付けられる。詳細には、ギヤユニット60の固定盤61に形成された開口部66をメータ受容部11の上端外面に嵌合すると共に、メータ受容部11にボルト25で固定する。また、ウォームホイール62の内周面と回動筒部30の上端外周面とを凹凸係合させて一体回転可能に連結する。そして、操作ハンドルHd(図6(a)を参照)又は図示しない工具回転機をウォームギヤ64の連結部65に連結し、操作ハンドルHd又は工具回転機を利用してウォームギヤ64を回転させる。すると、ウォームギヤ64からウォームホイール62に回転が減速して伝達され、中間金具10(メータ受容部11)の内側で回動筒部30が水道メータ20と共に一体回転する。
回動筒部30が回動すると、回動筒部30の上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aが中間金具10の上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる(図8を参照)。そして、回動筒部30が所定角度(例えば、約45度)回動して止水位置に至ると、図9に示すように、上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aの各開口がメータ受容部11の内面で塞がれて、上流側端部流路12と上流側中継流路35との間、及び、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13との間が断絶する。その代わりに、上流側端部流路12と下流側端部流路13との間が、メータ受容部11の内周面とメータ嵌合筒31の外周面との間に形成されたバイパス流路39によって連通する。即ち、バイパス入口部39Aが上流側端部流路12と連通すると共に、バイパス出口部39Bが、側方膨出部40の内側を介して下流側端部流路13と連通し、水道水が計測流路21ではなくバイパス流路39を通って下流側端部流路13へと流れる。
この状態で図10に示すように、水道メータ20の上端部を把持して上方に引き上げると、回動筒部30の上端開口から水道メータ20が抜き取られる。即ち、水道メータシステム100のうち、中間金具10は水道管(図示せず)に接続したままで、水道メータ20だけを取り外すことができる。
このとき、水道水は回動筒部30の内側に流れ込むことはないので、水道メータ20を取り外しても中間金具10から放水することはない。また、水道水は、バイパス流路39を通って流れるので、水道メータ20の着脱時に断水することもない。ここで、水道メータ20を回動筒部30から抜き取ると、下流側中継流路32A内に取り付けられた逆止弁38を取り外すことが可能となり、水道メータ20と共に逆止弁38の交換或いはメンテナンスを行うことができる。
また、バイパス流路39に水道水が流入すると、その水圧により回動筒部30に軸方向(図1における上向き或いは下向き)の力が付与されるが、本実施形態のように、回動筒部30(メータ嵌合筒31)の上端部及び下端部の外周面にOリング81,81を装着しておけば、そのような軸方向の力を吸収することができる。これにより、回動筒部30を中間金具10の下端開口部14B側或いは上端開口14A側に押し付ける力を弱める或いはなくすことができ、回動筒部30をスムーズに回動させることが可能となる。また、本実施形態のように回動筒部30のうちOリング81,81が装着される上端部及び下端部の外径を同一径としておけば、回動筒部30に付与される軸方向の力のバランスを取ることができ、よりスムーズに回動させることが可能となる。
メンテナンスの済んだ水道メータ20或いは新規な水道メータ20を回動筒部30に取り付ける場合には、水道メータ20の段付突出部20Bがメータ受容部11の段付膨出部31Bに嵌合するように水道メータ20を回動筒部30の上端開口から挿入する。これにより、回動筒部30の上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aと、水道メータ20の計測流路21とが同軸線上に配置される。そして、操作ハンドルHd又は工具回転機を利用してウォームギヤ64を逆回転させる。すると回動筒部30が中間金具10(メータ受容部11)の内側で回動して止水位置から通水位置(図2の状態)に戻され、バイパス流路39と上流側端部流路12及び下流側端部流路13との間が断絶し、代わりに上流側端部流路12、上流側中継流路35、計測流路21、下流側中継流路32A及び下流側端部流路13が互いに連通して、水道メータ20により水道水の通過体積が計測可能となる。
さて、回動筒部30を通水位置と止水位置との間で回動させた場合、上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aの各開口周縁に取り付けられたOリング82,83は、メータ受容部11の内面(周壁11Aの内周面及び側方膨出部40の膨出円弧内側面41)を摺動すると共に、途中で上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口を横切ることになる。本実施形態では、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口内に、回動筒部30の回動方向に差し渡されたOリング離脱防止壁50がそれぞれ設けられており、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口を横切る際には、Oリング82,83がOリング離脱防止壁50の円弧状摺動面52を摺動する。つまりOリング82,83は、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口を横切る過程においてもOリング離脱防止壁50,50によって押さえられるから、Oリング溝92,93からのOリング82,83の離脱が防止される。しかも、各Oリング離脱防止壁50の円弧状摺動面52は、回動筒部30の回動中心Qと同心の円弧面でありかつ、Oリング82,83が摺動するメータ受容部11の内面(周壁11Aの内周面及び膨出円弧内側面41)と面一となっているので、Oリング82,83がスムーズに円弧状摺動面52を摺動することができ、回動筒部30を中間金具10(メータ受容部11)に対してスムーズに回動させることができる。
ところで、本実施形態の水道メータシステム100は、水道水の通過体積を計量する以外に、以下の用途に利用可能となっている。
図11に示すように、水道メータシステム100は、水道メータ20の代わりにメータ受容部11に取り付け可能な各種取替ユニットを備えている。具体的には、例えば、水道水に混入している異物を除去するフィルターユニット70(本発明の「フィルター装置」に相当する)や、水道管における漏水の有無を検査する漏水検査ユニット71(本発明の「漏水検査装置」に相当する)や、水道水の水質を検査する水質検査ユニット72(本発明の「水質検査装置」に相当する)などを備えている。これらユニット70〜72は、水道メータ20と同一形状のアダプタボディ75を有し、そのアダプタボディ75の内部に、それぞれの目的に応じた部品や機器が備えられている。例えば、フィルターユニット70は、図12及び図13に示すように水道水が通過可能な流路76の途中にフィルター77(例えば、セラミックフィルター、不織布、所定のメッシュの網等)を備えている。また、漏水検査ユニット71は、水道水が通過する流路に加えて、漏水時に水道管を伝わる振動を検出可能な振動センサ78を備えている。また、水質検査ユニット72は、水道水が通過する流路の途中に水質検査用のセンサ79(例えば、pH計や塩素濃度計など)を備えている。
そして、例えば、水道メータシステム100を利用して水道水中の異物を除去する場合には、上述した水道メータ20の交換或いはメンテナンス時と同じ手順で中間金具10(詳細には、回動筒部30)から水道メータ20を取り外し、代わりにフィルターユニット70を取り付けて流路76に通水させる。このようにすれば、例えば、水道管工事などにより、水道水に泥や錆が混入した場合でも、フィルター77でそれら異物を除去してユーザーに供給することができる。
また、例えば、水道メータシステム100を利用して水道管の漏水検査を行う場合には、例えば、検査対象地域にある複数の水道メータシステム100に対して上述した手順で水道メータ20を取り外し、代わりに漏水検査ユニット71を取り付けて通水させる。そして、各漏水検査ユニット71に備えた振動センサが検出した振動に基づいて、その検査対象地域における水道管の漏水の有無や漏水箇所を特定する。
また、例えば、水道メータシステム100を利用して水道水の水質検査を行う場合には、上述した手順で水道メータ20を取り外し、代わりに水質検査ユニット72を取り付けて流路に通水させる。このようにすれば、ユーザーが使用する給水栓(蛇口)に近い位置で水質を検査することができる。
このように、本実施形態の水道メータシステム100によれば、止水部として機能する回動筒部30は、メータ受容部11の内側に配置されているので、止水部とメータ受容部とを水道管との接続方向に横並びに配置した従来の水道メータシステムに比較して全長を短くすることができる。従って、従来の止水部を備えた水道メータシステムに比べて設置スペースを省スペース化できる。また、断水することなく、水道メータ20を着脱することができる。さらに、回動筒部30をギヤユニット60を用いて回動させることができるので、回動筒部30に力(回転トルク)を直接付与して回動させた場合に比べて小さい力で回動させることができ、回動筒部30の回動時に水道管にかかる力を軽減できる。これにより、水道メータ20の着脱時に老朽化した水道管を破損することが防止できる。さらに、ギヤユニット60を着脱可能に備えたので、ギヤユニット60に不具合が生じた場合には交換することができる。また、1つのギヤユニット60を複数の水道メータシステム100間で共通使用することができる。さらに、例えば、水道メータ20の交換・メンテナンス時以外は、ギヤユニット60を取り外しておけば、回動筒部30の不正な回動操作や水道メータ20の不正な着脱操作を防止できる。
また、計量法で定められた8年毎の定期交換時には、水道メータ20だけを交換すればよく、中間金具10は不具合がない限り継続して使用することができるので、水道メータシステム100の全体を交換する場合に比較して交換にかかる部品コストを抑えることができる。また、通常は、中間金具10と水道管との着脱を行う必要がないので、着脱操作により誤って老朽化した水道管を破損することも防がれる。
さらに、中間金具10をステンレス鋼製としたことで経年使用による腐食や減耗が防止され、Oリング81,82,83と中間金具10(詳細には、メータ受容部11)の内側面とのシール性を維持することができる。また、中間金具10をバルジ加工又はロストワックス鋳造法で成形すれば、膨出円弧内側面41となる鋳肌の加工が不要となり、円弧状加工孔44、蓋体45、ガスケット46が不要になる。
しかも、回動筒部30を通水位置と止水位置との間で回動させた場合にOリング82,83が横切る上流側端部流路12と下流側端部流路13の各開口内に、Oリング離脱防止壁50を備え、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口を横切る際には、Oリング82,83がこれらOリング離脱防止壁50に摺動するようにしたので、回動筒部30の回動によりOリング溝92,93からOリング82,83が離脱することが防がれる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、上流側中継流路35の開口周縁にOリング82を取り付け、上流側端部流路12の開口内に、Oリング離脱防止壁50を設けていたが、この逆でもよい。即ち、上流側中継流路35の開口内にOリング離脱防止壁を設けると共に、メータ受容部11の内周面で上流側端部流路12の開口周縁にOリング溝を形成し、ここにOリングを収容してもよい。
(2)上記実施形態では、逆止弁38及びバイパス流路39を備えていたが、これらを備えていない構造でもよい。
(3)逆止弁38は、上記実施形態の構造に限るものではない。例えば、下流側中継流路32A内で遊動するボールを備え、例えば、水道水が順方向に流れたときには、ボールが下流側端部流路から離れた位置に配置される一方、水道水が逆方向に流れたときには、ボールが水圧に押されて計測流路21の開口を塞ぎ、逆流を防止する構成でもよい。
(4)上記実施形態では、上流側端部流路12と下流側端部流路13の各開口内に、それぞれ1つのOリング離脱防止壁50を備えていたが、例えば、図14(a)に示すように複数のOリング離脱防止壁50を回動筒部30の回動方向に平行に差し渡してもよい。また、図14(b)に示すように十字状又は格子状にしてもよい。
(5)上記実施形態では、Oリング離脱防止壁50を、水道管接続部11J,11K内に嵌合された取付筒体51に一体形成していたが、水道管接続部11J,11Kに一体形成してもよい。
(6)上記実施形態では、ウォームホイール62及びウォームギヤ64を回動筒部30及び中間金具10に対して着脱可能に備えていたが、例えば、回動筒部30の上端外周面にギヤを一体形成し、そのギヤに噛合するウォームギヤ64を中間金具10に一体形成された1対の支持壁間に軸支した構成でもよい。
本発明の一実施形態に係る水道メータシステムの側断面図 通水状態における水道メータシステムの平断面図 回動筒部の側断面図 回動筒部の側面図 Oリング離脱防止壁の正面図 ギヤユニットの(a)平面図、(b)側断面図 ギヤユニットを取り付けた状態の水道メータシステムの側断面図 回動操作の過程における水道メータシステムの平断面図 止水状態における水道メータシステムの平断面図 水道メータを抜き取る過程における水道メータシステムの側断面図 水道メータの代わりに取替ユニットを取り付ける過程の水道メータシステムの側断面図 フィルターユニットを取り付けた水道メータシステムの側断面図 フィルターユニットを取り付けた水道メータシステムの平断面図 他の実施形態(4)に係るOリング離脱防止壁の正面図
符号の説明
10 中間金具
11 メータ受容部
11J,11K 水道管接続部
12 上流側端部流路(端部流路)
13 下流側端部流路(端部流路)
20 水道メータ
20B 段付突出部(凸部)
21 計測流路
30 回動筒部
31B 段付膨出部(凹部)
32 側面突出筒部(側面突出部)
32A 下流側中継流路(中継流路)
35 上流側中継流路(中継流路)
38 逆止弁
39 バイパス流路
40 側方膨出部
41 膨出円弧内側面
43 円弧壁
44 円弧状加工孔
45 蓋体
47,47 角部内面(ストッパ部)
50 リング離脱防止壁
51 取付筒体
52 円弧状摺動面
62 ウォームホイール(出力ギヤ)
64 ウォームギヤ(入力ギヤ)
70 フィルターユニット(フィルター装置)
71 漏水検査ユニット(漏水検査装置)
72 水質検査ユニット(水質検査装置)
82,83 Oリング
92,93 Oリング溝
100 水道メータシステム

Claims (18)

  1. 水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、前記中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、前記水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、前記1対の水道管接続部内を貫通して前記メータ受容部内に連通した1対の端部流路とが形成され、水道水が一方の前記端部流路から前記水道メータを通過して他方の前記端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、
    前記メータ受容部の内側に嵌合されて前記水道メータを受容しかつ、前記メータ受容部に対して第1の位置と第2の位置との間で回動操作可能な回動筒部と、
    前記回動筒部に形成されて、前記回動筒部が前記第1の位置に配置された状態で前記1対の端部流路にそれぞれ連通すると共に、前記回動筒部が前記第2の位置に配置された状態で前記1対の端部流路から断絶される1対の中継流路とを備え、
    前記端部流路又は前記中継流路の一方の開口周縁に形成されたOリング溝及び前記Oリング溝に収容されたOリングと、
    前記端部流路又は前記中継流路の他方の開口内に形成されて、前記回動筒部を回動したときに前記Oリングに摺動して前記Oリング溝からの前記Oリングの離脱を防止するOリング離脱防止壁とが設けられたことを特徴とする水道メータシステム。
  2. 前記Oリング離脱防止壁は、前記回動筒部の回動方向に差し渡されかつ、前記Oリングとの摺動部分に前記回動筒部の回動中心と同心の円弧状摺動面を備えたことを特徴とする請求項1に記載の水道メータシステム。
  3. 前記Oリング離脱防止壁は前記端部流路の開口内に形成され、前記円弧状摺動面と前記メータ受容部の内側面とが面一であることを特徴とする請求項2に記載の水道メータシステム。
  4. 前記水道管接続部の内側に嵌合して固定された取付筒体を備え、前記取付筒体に前記Oリング離脱防止壁を一体形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の水道メータシステム。
  5. 前記回動筒部の外側面から突出しかつ内部を前記中継流路が貫通した側面突出部と、
    前記側面突出部の内側の前記中継流路に着脱可能に設けられた逆止弁と、
    前記メータ受容部の側壁の一部を外側に膨出させかつ前記回動筒部の回動方向に延びて内側に前記側面突出部を旋回可能に収容した側方膨出部とを備えると共に、
    前記側面突出部の先端面のうち前記中継流路の開口縁に前記Oリング溝及び前記Oリングを設け、
    前記側方膨出部のうち前記側面突出部の先端部が突き合わされた部分に、前記回動筒部の回動中心と同心の膨出円弧内側面を形成し、
    その膨出円弧内側面の一部に前記端部流路が開口したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステム。
  6. 前記側方膨出部のうち前記回動筒部の軸方向を向いた円弧壁に、前記膨出円弧内側面を加工するための円弧状加工孔を形成すると共に、前記円弧状加工孔を蓋体で閉塞したことを特徴とする請求項5に記載の水道メータシステム。
  7. 前記側方膨出部には、前記側面突出部と当接して前記回動筒部を前記第1の位置と第2の位置とに位置決めするストッパ部が設けられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の水道メータシステム。
  8. 前記回動筒部の端部に設けられ、前記回動筒部と一体回転する出力ギヤと、
    前記出力ギヤに連結されかつ前記中間金具に回転可能に軸支され、外部から付与された力により回動される入力ギヤとを設け、前記入力ギヤから前記出力ギヤに回転が減速して伝達されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の水道メータシステム。
  9. 前記出力ギヤは、前記回動筒部に対して着脱可能に設けられ、前記入力ギヤは、前記中間金具に対して着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項8に記載の水道メータシステム。
  10. 前記入力ギヤは、ウォームギヤであり、前記出力ギヤは、前記ウォームギヤが直接噛合したウォームホイールであることを特徴とする請求項8又は9に記載の水道メータシステム。
  11. 前記回動筒部の外側面と前記メータ受容部の内側面との間には、前記1対の端部流路を前記回動筒部の軸方向で挟むように1対のOリングが設けられたことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の水道メータシステム。
  12. 前記水道メータは、前記回動筒部の内部に嵌合される円柱形状をなしかつその径方向に貫通した計測流路を有し、前記計測流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、
    前記回動筒部が前記第1の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路と、前記1対の中継流路と、前記計量流路とが同軸線上に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の水道メータシステム。
  13. 前記回動筒部と前記水道メータとの間には、前記回動筒部の内部への前記水道メータの挿抜を許容する一方、前記水道メータが前記回動筒部に挿入されたときに、前記1対の中継流路と前記計測流路とが同軸線上に配置されるように係合する凸部及び凹部が備えられたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の水道メータシステム。
  14. 前記回動筒部の外周面と前記メータ受容部の内周面との間に形成されて、前記回動筒部が前記第2の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路の間を連絡する一方、
    前記回動筒部が前記第1の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路から切り離されるバイパス流路を備えたことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の水道メータシステム。
  15. 前記中間金具は、ステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の水道メータシステム。
  16. 請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた前記水道メータの代わりにフィルター装置を前記回動筒部の内側に受容させ、そのフィルター装置に通水することで水道水中の異物を除去することを特徴とする水道メータシステムを利用した異物除去方法。
  17. 請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた前記水道メータの代わりに漏水検査装置を前記回動筒部の内側に受容させ、その漏水検査装置によって水道管における漏水の有無を検査することを特徴とする水道メータシステムを利用した漏水検査方法。
  18. 請求項1乃至15の何れかに記載の水道メータシステムに備えた前記水道メータの代わりに水質検査装置を前記回動筒部の内側に受容させ、その水質検査装置に通水することで水道水の水質を検査することを特徴とする水道メータシステムを利用した水質検査方法。
JP2006061869A 2006-03-07 2006-03-07 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法 Expired - Fee Related JP4831672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061869A JP4831672B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061869A JP4831672B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007240283A JP2007240283A (ja) 2007-09-20
JP4831672B2 true JP4831672B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38585969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006061869A Expired - Fee Related JP4831672B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4831672B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4895194B2 (ja) * 2006-12-19 2012-03-14 愛知時計電機株式会社 水道メータシステム
JP5245709B2 (ja) * 2008-10-16 2013-07-24 トヨタ紡織株式会社 締結構造及びこれを備える流体フィルタ
DE102008057755B4 (de) * 2008-11-17 2015-12-17 Krohne Ag Magnetisch-induktives Durchflußmeßgerät
JP2010271105A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aichi Tokei Denki Co Ltd メータ挿抜補助具
JP2011038980A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Aichi Tokei Denki Co Ltd 水道メータシステムのシール構造

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2796207B2 (ja) * 1991-10-14 1998-09-10 株式会社オーバル スモールボリュームプルーバ
JPS62193615A (ja) * 1986-02-20 1987-08-25 Michio Nosaka ストレ−ナ
JPS63158416A (ja) * 1986-12-23 1988-07-01 Yokokawa Nabitetsuku Kk 流体の物理量検知装置
JPH0625775B2 (ja) * 1989-04-11 1994-04-06 株式会社テイエルブイ 流動検視器
JP3531010B2 (ja) * 1993-09-13 2004-05-24 株式会社ベン 配管装置
JP3268333B2 (ja) * 1999-05-24 2002-03-25 株式会社タブチ メータ設置器
CN1147672C (zh) * 2000-04-27 2004-04-28 吴龙洙 电动球形阀
JP2002154653A (ja) * 2000-11-15 2002-05-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管路切替装置
JP2003294186A (ja) * 2002-04-01 2003-10-15 Reflex:Kk 給水管の接続具
JP4190388B2 (ja) * 2003-10-10 2008-12-03 株式会社栗本鐵工所 管内夾雑物の排出装置
JP4140969B2 (ja) * 2003-10-24 2008-08-27 株式会社ダンレイ 流量メータ設置ユニット
JP2005189090A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Aichi Tokei Denki Co Ltd 超音波式水道メータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007240283A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101379330B (zh) 用于水处理系统的具有累积流量传感器的旁通阀
JP4831672B2 (ja) 水道メータシステム及びこれを利用した異物除去方法、漏水検査方法、水質検査方法
US9342077B2 (en) System, method and apparatus for plumbing fitting with removable sampling valve
US5834657A (en) Apparatus and methods for sensing fluid parameters
US20150376969A1 (en) Removable orifice plate device
KR101535661B1 (ko) 라인 블라인드 밸브
JP2007522928A (ja) フィルタ装置
JP5193989B2 (ja) バルブ装置
CN104315164A (zh) 具有多种功能的截止阀
JP4895194B2 (ja) 水道メータシステム
JP5046314B2 (ja) 水道メータシステム
US5588467A (en) Orifice fitting
JP2005214951A (ja) 水道メータユニット
JP5827993B2 (ja) ブラインドフランジ型バルブを有するバルブ装置
JP2006275589A (ja) 水道メータシステム
JP4780641B2 (ja) 水道メータシステム
KR20160121988A (ko) 유체흐름 확인장치
CN216207373U (zh) 一种检测管道阀门泄漏的装置
CN221099787U (zh) 一种涡轮式流量计
JPH07270445A (ja) サイトグラス
JP4859017B2 (ja) 水道メータシステム
KR101277512B1 (ko) 유지보수가 용이한 부단수 초음파 슬러지 농도측정장치
JP3018846U (ja) 定流量器内蔵ボール弁
JP2007162719A (ja) バタフライ弁、および消火設備の圧力測定装置
JP4386990B2 (ja) ガス栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4831672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees