JP2006275589A - 水道メータシステム - Google Patents

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Teruo Yamada
輝夫 山田
Noboru Itoigawa
昇 糸魚川
Yutaka Tanaka
豊 田中
Yoshihisa Sato
善久 佐藤
Kazuhisa Mori
森  和久
Makoto Saito
誠 斉藤
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Abstract

【課題】 従来の止水部を備えた水道メータシステムよりも全長を短くすることが可能な水道メータシステムの提供を目的とする。
【解決手段】 本実施形態の水道メータシステム100によれば、可動筒体30Aを止水位置に配置すると可動筒体30Aが止水部として機能して、水道メータ20Aよりも上流側と下流側との両方から水道水が可動筒体30Aの内側に流れ込まなくなる。これにより、中間金具10Aから水道水を漏出させることなく水道メータ20Aを取り外すことができる。しかも、止水部として機能する可動筒体30Aは、メータ受容部11Aの内側に配置されているので、止水部とメータ受容部とを水道管との接続方向に横並びに配置した従来の水道メータシステムに比較して全長を短くすることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、一方の水道管接続部からメータ受容部内に連通した上流側端部流路と、メータ受容部内から他方の水道管接続部に連通した下流側端部流路とが形成され、水道水が上流側端部流路と下流側端部流路との間を流れるようにした水道メータシステムに関する。
従来より、この種の水道メータシステムは、水道メータを取り外す際に水道メータへの水道水の流入を止めるために止水部を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−21404号公報(段落[0012]、第1図)
ところが、上述した従来の水道メータシステムは、メータ受容部と止水部とが、水道管との接続方向に横並びに配置されているため、止水部を備えていないものに比べて水道管との接続方向における全長が長くなり、止水部を有しない水道メータシステムよりも大きな設置スペースが必要であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来の止水部を備えた水道メータシステムよりも全長を短くすることが可能な水道メータシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る水道メータシステムは、水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、一方の水道管接続部からメータ受容部内に連通した上流側端部流路と、メータ受容部内から他方の水道管接続部に連通した下流側端部流路とが形成され、水道水が上流側端部流路から水道メータを通過して下流側端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、メータ受容部の内側に嵌合されて水道メータを受容しかつ、第1の位置と第2の位置との間で移動操作可能な可動筒体を設けると共に、その可動筒体に、上流側端部流路と下流側端部流路とに対応した上流側中継流路と下流側中継流路とを貫通形成し、可動筒体が第1の位置に配置された場合には、上流側端部流路と上流側中継流路との間及び下流側端部流路と下流側中継流路との間が共に連通して、水道水が上流側端部流路から水道メータを通過し下流側端部流路に流れる一方、可動筒体が第2の位置に配置された場合には、少なくとも上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶するように構成したところに特徴を有する。
ここで、「中間金具」とは、水道管に水道メータを間接的に取り付けるための構造物であって、水道メータの業界では慣習上「中間金具」(「JIS B8570−1:2005」を参照)と呼ばれているが、その材質は金属に限るものではなく、例えば、合成樹脂等の他の材質でもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体が第2の位置に配置された場合に、上流側端部流路と上流側中継流路との間及び下流側端部流路と下流側中継流路との間が共に断絶するように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体は、円筒状をなすと共に、上流側中継流路及び下流側中継流路は、可動筒体の周方向に離して配置され、メータ受容部は、可動筒体が嵌合可能な円筒内面を備えると共に、上流側端部流路及び下流側端部流路の各開口は、円筒内面の周方向に離して配置され、可動筒体は、メータ受容部に対して回動操作されて、第1の位置と第2の位置との間を移動するように構成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の水道メータシステムにおいて、水道メータは、可動筒体の内部に嵌合される円柱形状をなしかつその径方向に貫通した計量流路を有し、計量流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、可動筒体が第1の位置に配置された場合に、上流側端部流路及び下流側端部流路の各開口と、上流側中継流路及び下流側中継流路と、計量流路とが同軸線上に配置されるように構成したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体の一端部を水道メータシステムの外側に露出し、その露出部分に可動筒体を操作するための筒体操作部を備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体のうち水道メータが挿入される側の端部開口と反対側の端部壁を中間金具から露出し、その露出部分に可動筒体を操作するための操作レバーを設けたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体と水道メータとの間には、可動筒体の内部への水道メータの挿抜を許容する一方、可動筒体と水道メータとが一体回転するように係合する凸部及び凹部を備えたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の水道メータシステムにおいて、凸部は、可動筒体と水道メータとの一方の周面から側方に突出形成され、凹部は、可動筒体と水道メータとの他方の周面に形成され、可動筒体と水道メータとの嵌合方向に延びた溝状をなしたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体に形成されて、可動筒体が第2の位置に配置された場合に、上流側端部流路及び下流側端部流路の間を連絡する一方、可動筒体が第1の位置に配置された場合に、上流側端部流路及び下流側端部流路の少なくとも一方から切り離されて、それら上流側端部流路及び下流側端部流路の間を断絶するバイパス流路を備えたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項9に記載の水道メータシステムにおいて、バイパス流路は、可動筒体の周方向に沿って延びた溝形状であるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の水道メータシステムにおいて、バイパス流路は、可動筒体の外周面の全周に亘って延びた環形状になっているところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項9に記載の水道メータシステムにおいて、バイパス流路は、上流側中継流路及び/又は下流側中継流路の近傍部分において、可動筒体における円筒壁部の内部を通過しかつ、上流側中継流路及び/又は下流側中継流路と立体交差したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、メータ受容部と可動筒体との間に形成されて、上流側端部流路と上流側中継流路とが共に連通した球体収容部屋と、球体収容部屋内に収容され、水道水が上流側端部流路から下流側端部流路に向かう順方向に流れたか逆方向に流れたかに応じて、その流れの方向に移動する球体と、球体収容部屋における上流側端部流路の開口縁に設けられ、水道水が逆方向に流れた場合に球体が密着して上流側端部流路を塞ぐための開口シール部と、メータ受容部又は可動筒体に設けられ、水道水が順方向に流れた場合に球体と当接し、球体を上流側中継流路の開口縁から離した位置に保持するための球体当接部と、可動筒体に形成されて、可動筒体が第1の位置に配置された場合には、球体を水道水の流れに応じて移動可能とする一方、可動筒体が第2の位置に配置された場合には、球体を開口シール部に押し付けるカム機構を備えたところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項13に記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体はメータ受容部内で回動可能に設けられると共に、可動筒体の径方向で、球体収容部屋と上流側端部流路の開口とが対向するように配置されたところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項13に記載の水道メータシステムにおいて、可動筒体はメータ受容部内で回動可能に設けられると共に、可動筒体の軸方向で、球体収容部屋と上流側端部流路の開口とが対向するように配置され、カム機構には、球体収容部屋に収容されると共に、メータ受容部に対して回転を規制されかつ直動可能に係合したカム中継部材と、可動筒体とカム中継部材との間に形成されて、可動筒体を回動したときに摺接し、カム中継部材を球体側に直動させて球体を開口シール部に押し付ける回動摺接部とが備えられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の水道メータシステムで水道水の通過体積を計測する場合には、可動筒体を第1の位置に配置する。すると、水道水は、上流側端部流路、上流側中継流路を通って水道メータ内に流入し、水道メータから下流側中継流路、下流側端部流路を通って水道メータシステムの下流側に流出する。これにより、上流側端部流路と下流側端部流路との間を流れる水道水の通過体積が水道メータにて計量される。
一方、水道メータを取り外す場合には、可動筒体をメータ受容部の内側で第1の位置から第2の位置に移動する。すると、上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶され、上流側中継流路から可動筒体の内部に水道水が流入しなくなる。これにより、少なくとも上流側から水道メータに水道水が流入しない状態としてから、水道メータを取り外すことができる。
ここで、止水部として機能する可動筒体は、水道メータを受容するメータ受容部の内側に配置されているので、従来の止水部を備えた水道メータシステムよりも全長を短くすることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の水道メータシステムによれば、水道メータより上流側と下流側の端部流路の両方で止水する(閉じる)ことができる。これにより、水道メータを取り外す際に水道メータシステムから水道水が漏出することが防がれる。しかも、可動筒体を第1と第2の位置の間で移動する一操作で、水道メータの上流側と下流側の端部流路の両方を一度に開閉することができ、操作性にも優れる。
[請求項3の発明]
請求項3の水道メータシステムにおいて、可動筒体が第2の位置に配置された場合に、上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶されるように構成したものでは、可動筒体をメータ受容部に対して回動操作して、第1の位置から第2の位置に向けて移動すると、上流側中継流路が、メータ受容部の円筒内面に形成された上流側端部流路の開口に対して徐々にずらされ、第2の位置に至ると上流側中継流路がメータ受容部の円筒内面により完全に塞がれる。
また、可動筒体が第2の位置に配置された場合に、上流側端部流路と上流側中継流路との間、及び、下流側端部流路と下流側中継流路との間が共に断絶されるように構成したものでは、可動筒体を第1の位置から第2の位置に向けて移動すると、上流側中継流路及び下流側中継流路が、メータ受容部の円筒内面に形成された上流側端部流路及び下流側端部流路の各開口に対して徐々にずらされ、第2の位置に至ると上流側中継流路及び下流側中継流路がそれぞれメータ受容部の円筒内面により完全に塞がれる。
[請求項4の発明]
請求項4の水道メータシステムでは、可動筒体を第2の位置にすることで水道メータよりも上流側と下流側との両方を一度に止水することができる。また、可動筒体が第1の位置に配置されたときに水道水をスムーズに流すことができる。
[請求項5の発明]
請求項5の水道メータシステムでは、水道メータシステムの外側から可動筒体を第1の位置と第2の位置との間で移動操作することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の水道メータシステムでは、中間金具から露出した操作レバーを操作することで、可動筒体を第1の位置と第2の位置との間で移動することができる。
[請求項7及び8の発明]
請求項7の水道メータシステムでは、水道メータを操作することで可動筒体を第1の位置と第2の位置との間で移動することができる。具体的には、凸部は、可動筒体と水道メータとの一方の周面から側方に突出形成され、凹部は、可動筒体と水道メータとの他方の周面に形成され、可動筒体と水道メータとの嵌合方向に延びた溝状とすればよい(請求項8の発明)。
[請求項9の発明]
請求項9の水道メータシステムでは、可動筒体を第2の位置にして上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶された場合に、バイパス流路によって上流側端部流路及び下流側端部流路の間が連絡されるので、断水させることなく水道メータを着脱することができる。しかも、バイパス流路は可動筒体に形成されたので、上流側端部流路と下流側端部流路との間を配管部材で連絡した構成に比較して、部材数の削減が図られ、水道メータシステムの寸法を小さくすることができる。
[請求項10及び11の発明]
請求項10の水道メータシステムでは、可動筒体の外径を変更することなくバイパス流路を設けることができる。ここで、バイパス流路は、可動筒体の外周面の全周に亘って延びた環形状であってもよい(請求項11の発明)。
[請求項12の発明]
請求項12の水道メータシステムでは、可動筒体を第2の位置にした場合に、水道水を上流側端部流路から可動筒体を構成する円筒壁部の内部を通して下流側端部流路に流すことができる。
[請求項13の発明]
請求項13の水道メータシステムでは、可動筒体が第1の位置に配置され、水道水が順方向に流れると、球体収容部屋に収容された球体が上流側端部流路から流入した水道水に押されて上流側中継流路側へ移動する。このとき球体は、球体当接部によって上流側中継流路の開口縁から離した位置に保持されるので、水道水は、球体収容部屋から上流側中継流路、計測ユニット、下流側中継流路、下流側端部流路の順に通過する。一方、水道水が逆方向に流れると、球体が水道水に押されて上流側端部流路の開口シール部に密着し、水道水が水道メータシステムの上流側へ逆流することが防止される。即ち、球体は逆止弁として機能する。
ところで、可動筒体を第1の位置から第2の位置に移動操作すると、可動筒体に形成されたカム機構により、球体が開口シール部に押し付けられて、上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶され、水道メータシステムの上流側から可動筒体の内部に水道水が流入しなくなる。即ち、逆止弁として機能する球体は、水道メータへの水道水の流入を防止する止水部としても機能する。
[請求項14の発明]
請求項14の水道メータシステムでは、可動筒体をメータ受容部内で回動し第2の位置とすると、カム機構によって球体が開口シール部に押し付けられて、上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶する。これにより、上流側から水道メータに水道水が流入しない状態としてから、水道メータを取り外すことができる。
[請求項15の発明]
請求項15の水道メータシステムでは、可動筒体をメータ受容部内で第2の位置に向けて回動すると、回動摺接部材がカム中継部材に摺接して、カム中継部材を球体側に直動させる。すると、カム中継部材に押されて球体が開口シール部側に移動し、可動筒体が第2の位置に至ると球体が開口シール部に押し付けられて、上流側端部流路と上流側中継流路との間が断絶する。これにより、上流側から水道メータに水道水が流入しない状態としてから、水道メータを取り外すことができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1には、本発明の水道メータシステム100の全体構造が示されている。水道メータシステム100のうち中間金具10Aは、下端有底の円筒構造をなしたメータ受容部11Aの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。そして、図1における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Aは円筒内面を備え、その円筒内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが配置されている。メータ受容部11Aの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Aを収容した可動筒体30Aが挿入されている。そして可動筒体30Aはメータ受容部11Aに対して通水位置(本発明の「第1の位置」に相当する)と止水位置(本発明の「第2の位置」に相当する)との間で回動可能に嵌合されている。
水道メータ20Aは円柱構造をなし、下端部寄り部分に計量流路21を備える。計量流路21は水道メータ20Aを径方向に貫通しており、この計量流路21を流れる水道水の通過体積が、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車(図示せず)を利用して計量される。水道メータ20Aの下端部中央には、水道メータ20Aと後述する可動筒体30Aとを一体回動可能に連結する断面非円形の連結凸部22が形成されている。
水道メータ20Aの上部には、外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング23Aが可動筒体30Aの内面に密着している。また、水道メータ20Aの上端部には表示ユニットMが一体に設けられて中間金具10Aから露出しており、図示しないが、周縁部がメータ受容部11Aの上端部に係止されている。そして水道メータ20Aで計測された水道水の通過体積がこの表示ユニットMにて表示される。なお、水道メータ20Aと中間金具10Aとの間は、常には図示しない取り外し防止部材によって連結されており、正規の作業者ではない者によって不正に水道メータ20Aが取り外されることが防止されている。
さて、可動筒体30Aは、以下のようである。可動筒体30Aは下端有底の円筒形状をなして水道メータ20Aのほぼ全体を収容し、その周方向で互いに180度離れた位置に、可動筒体30Aの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。
図2に示すように、可動筒体30Aの外周面には両中継流路31A,31Bの各開口を囲むようにOリング溝が形成され、ここにOリング33B,33Bが装着されている。また、両中継流路31A,31Bが設けられた部分よりも上側部分と下側部分とには、可動筒体30Aの外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング33A,33Aが装着されている。これらOリング33A,33Bはメータ受容部11Aの内面に押し潰されて密着している。
可動筒体30Aの内面底部には、連結凹部35が陥没形成され、ここに水道メータ20Aの連結凸部22が凹凸嵌合している。ここで、連結凹部35と連結凸部22とが凹凸嵌合すると、水道メータ20Aの計量流路21と可動筒体30Aの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bとが同軸線上に位置決めされる。
図1に示すように、可動筒体30Aの下面は、中央部から周縁部に向かうに従って、メータ受容部11Aの底面から離れるように緩やかに傾斜している。即ち、可動筒体30Aの下面中央部がメータ受容部11Aの底面に接触し、その外側部分がメータ受容部11Aの底面から浮いている。これにより、可動筒体30Aの下面全体がメータ受容部11Aの底面に接触したものに比べて、可動筒体30Aをメータ受容部11Aに対して回動させる際に可動筒体30Aの下面にかかる摩擦が軽減され、可動筒体30Aを回動させ易くなっている。
なお、可動筒体30Aは、通常使用時にはメータ受容部11Aの上端部に螺合された連結ナット80により、メータ受容部11Aに対して抜け止めされている。
本実施形態の水道メータシステム100に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。
水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Aを通水位置に配置する。具体的には、例えば水道メータ20Aの表示ユニットMに付された目印をメータ受容部11Aに付された通水位置用の目印に一致させる。すると、図3に示すように、中間金具10Aの上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、可動筒体30Aの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、水道メータ20Aの計量流路21とが同軸線上に配置される。即ち、水道水が上流側端部流路12から計量流路21を通過して下流側端部流路13に向かって流れて、計量流路21を通過する際に水道水の通過体積が計量される。
さて、水道メータ20Aを検査或いは交換する場合には以下の手順により、水道メータ20Aを中間金具10Aから取り外す。まず、表示ユニットMを把持して、水道メータ20Aをメータ受容部11Aに対して回動操作する。具体的には、例えば、表示ユニットMの目印をメータ受容部11Aに付された止水位置用の目印に近づける。すると、可動筒体30Aが水道メータ20Aと一体に回動し、可動筒体30Aの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが中間金具10Aの上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる。そして、可動筒体30Aが止水位置に至ると、図4に示すように、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが可動筒体30Aの外面で塞がれて、上流側端部流路12と上流側中継流路31Aとの間、及び、下流側中継流路31Bと下流側端部流路13との間が断絶する。この状態で表示ユニットMの周縁部とメータ受容部11Aとの係止を解除し、表示ユニットMを把持して上方に引き上げる。すると、図5に示すように、可動筒体30Aの上端開口32から水道メータ20Aが抜き取られる。このとき、水道水は上流側端部流路12及び下流側端部流路13の内部で堰き止められて可動筒体30Aの内側に流れ込むことはない。
検査の済んだ水道メータ20A或いは新規な水道メータ20Aは、可動筒体30Aの上端開口32から挿入して、水道メータ20Aの連結凸部22と可動筒体30Aの連結凹部35とを凹凸嵌合させる。そして、表示ユニットMを把持して水道メータ20Aを回動操作すれば、可動筒体30Aが一体に回動する。そして、可動筒体30Aを通水位置に戻せば、水道メータ20Aの計量流路21に再び通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
このように、本実施形態によれば、可動筒体30Aを止水位置に配置すると可動筒体30Aが止水部として機能して、水道メータ20Aよりも上流側と下流側との両方から水道水が可動筒体30Aの内側に流れ込まなくなる。これにより、中間金具10Aから水道水を漏出させることなく水道メータ20Aを取り外すことができる。しかも、止水部として機能する可動筒体30Aは、メータ受容部11Aの内側に配置されているので、止水部とメータ受容部とを水道管との接続方向に横並びに配置した従来の水道メータシステムに比較して全長を短くすることができる。従って、従来の止水部を備えた水道メータシステムに比べて設置スペースを省スペース化できる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を図6〜図10に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については同一符号を付す。
図6には、本実施形態に係る水道メータシステム200の全体構造が示されている。水道メータシステム200のうち中間金具10Bは、下端有底の円筒構造をなしたメータ受容部11Bの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。そして、図6における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Bは上端から下端に向かうに従って緩やかに縮径した円筒内面を備え、その円筒内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが配置されている。メータ受容部11Bの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Bを収容した可動筒体30Bが挿入されている。そして可動筒体30Bはメータ受容部11Bに対して通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。なお、メータ受容部11Bの上端内周面に嵌合されたCリング15が可動筒体30Bを抜け止めしている。
水道メータ20Bは、上端から下端に向かうに従って緩やかに縮径した円柱構造をなし、上端寄り部分に計量流路21を備える。計量流路21は水道メータ20Bを径方向に貫通しており、この計量流路21を流れる水道水の通過体積が、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量される。
図6に示すように、水道メータ20Bの上端部には外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング23Aが可動筒体30Bの内周面に密着している。また、図10に示すように、水道メータ20Bの外周面のうち、周方向で互いに180度離れた位置には、水道メータ20Bと後述する可動筒体30Bとを一体回動可能に連結した1対の連結凸部24,24が設けられている。
さらに、水道メータ20Bの上端には水道水の計量結果を表示するための表示ユニットMが一体に設けられて中間金具10Bから露出している。表示ユニットMには、所謂、バヨネット式の係止構造が備えられ、周縁部に形成された複数の係止爪によりメータ受容部11Bの上端縁に係止されている。
さて、可動筒体30Bは以下のようである。可動筒体30Bは下端有底の円筒構造をなし、メータ受容部11B及び水道メータ20Bの形状に対応して上端から下端に向かって緩やかに縮径している。可動筒体30Bのうち、その周方向で互いに180度離れた位置には、可動筒体30Bの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。
図6に示すように、可動筒体30Bの上端には外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング33Aがメータ受容部11Bの内面に密着している。また、図10に示すように、可動筒体30Bの内面の周方向で互いに180度離れた位置には、1対の連結溝34,34が形成され、ここに水道メータ20Bの連結凸部24,24が凹凸嵌合している。連結溝34は可動筒体30Bの軸方向に延びて、上端開口32側に開放している。連結凸部24,24と連結溝34,34とが凹凸嵌合すると、水道メータ20Bの計量流路21と可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bとが同軸線上に位置決めされる(図6及び図8の状態)。また、これら連結凸部24,24と連結溝34,34とにより、水道メータ20Bと可動筒体30Bとが一体回動可能されかつ、水道メータ20Bが可動筒体30Bに対して挿抜可能とされている。
可動筒体30Bの下面中央には、メータ受容部11Bの底面に向かって突出したボス36が形成されている。即ち、可動筒体30Bの下面のうち、ボス36のみがメータ受容部11Bの底面に接触し、その他の部分がメータ受容部11Bの底面から浮いている。これにより、可動筒体30Bの下面全体がメータ受容部11Bの底面に接触したものに比べて、可動筒体30Bをメータ受容部11Bに対して回動させる際に可動筒体30Bの下面にかかる摩擦が軽減され、可動筒体30Bを回動させ易くなっている。
ところで、可動筒体30Bの外周面にはバイパス流路37が形成されている。バイパス流路37は、可動筒体30Bの外周面を半周に亘って陥没させた溝構造をなしている。詳細には、可動筒体30Bのうち、上流側中継流路31Aから周方向における一方向(図8における時計回り方向)に約45度離れた位置にはバイパス入口部37Aが形成され、下流側中継流路31Bから周方向における一方向に約45度離れた位置にはバイパス出口部37Bが形成されている。そして、バイパス流路37は、バイパス入口部37Aから斜め下方に延び、可動筒体30Bの下端寄り部分を周方向に延びて下流側中継流路31Bの下方を通り(図6を参照)、ここから斜め上方に延びてバイパス出口部37Bに繋がっている(図7を参照)。なお、バイパス流路37は、可動筒体30Bの外周面を全周に亘って陥没させた溝構造をなしていてもよい。
本実施形態の水道メータシステム200に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Bを通水位置に配置する。具体的には、例えば、水道メータ20Bの表示ユニットMに付された目印をメータ受容部11Bに付された通水位置用の目印に一致させる。すると、図6及び図8に示すように、中間金具10Bの上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、水道メータ20Bの計量流路21とが同軸線状に配置される。即ち、水道水が上流側端部流路12から計量流路21を通過して下流側端部流路13に向かって流れて、計量流路21を通過する際に水道水の通過体積が計量される。
さて、水道メータ20Bを検査或いは交換する場合には以下の手順により、水道メータ20Bを中間金具10Bから取り外す。具体的には、まず、可動筒体30Bを通水位置から止水位置に向けて(図8における反時計回り方向)に回動操作する。具体的には、例えば、表示ユニットMを把持して、その表示ユニットMに付された目印をメータ受容部11Bに付された止水位置用の目印に近づけるように回動操作する。すると、水道メータ20Bと共に可動筒体30Bが一体回動し、可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが中間金具10Bの上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる。そして、可動筒体30Bが図8における反時計回り方向に約45度回動されて止水位置に至ると、図9の(A)に示すように、上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bがメータ受容部11Bの内面で塞がれ、代わりに、上流側端部流路12の開口12Aとバイパス入口部37A、及び、下流側端部流路13の開口13Aとバイパス出口部37Bとがそれぞれ整合する。つまり、上流側端部流路12と上流側中継流路31Aとの間、及び、下流側端部流路13と下流側中継流路31Bとの間が断絶する代わりに、上流側端部流路12と下流側端部流路13とがバイパス流路37により連絡される。このとき、表示ユニットMに備えたバヨネットとメータ受容部11Bの上端縁との係止が解除されるので、表示ユニットMを把持して水道メータ20Bを上方に引き上げ、可動筒体30Bの上端開口32から抜き取る。
このとき、水道水は、可動筒体30Bの内側に流れ込むことはなく、バイパス流路37を通って上流側端部流路12から下流側端部流路13に向けて流される(図9の(B)を参照)。
検査の済んだ水道メータ20B或いは新規な水道メータ20Bは、可動筒体30Bの上端開口32から挿入して、水道メータ20Bの連結凸部24,24と可動筒体30Bの連結溝34,34とを凹凸嵌合させる。そして、水道メータ20Bを回動操作(図9の(A)における時計回り方向へ約45度回動操作)することで可動筒体30Bを止水位置から通水位置に戻せば、再び水道メータ20Bの計量流路21に通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
このように、本実施形態の水道メータシステム200によれば、上記第1実施形態と同等の効果を奏することができる。また、断水させることなく水道メータ20Bの着脱操作を行うことができる。
なお、本実施形態の水道メータシステム200では、水道メータ20Bの着脱時に断水状態にすることも可能である。具体的には、可動筒体30Bを止水位置とは反対方向(図8における時計回り方向)に約45度回動すれば、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが可動筒体30Bの外面で塞がれて、上流側端部流路12と下流側端部流路13との間が断絶する。すると、水道水は上流側端部流路12及び下流側端部流路13の内部でそれぞれ堰き止められて可動筒体30Bの内側及びバイパス流路37に流れ込まなくなる。また、常には、水道メータ20Bと中間金具10Bとの間を図示しない回動禁止部材によって連結して、水道メータ20Bの中間金具10Bに対する回動操作を禁止しておけば、正規の作業者ではない者が水道メータ20Bを回動操作して、水道水が水道メータ20Bを経由せずにバイパス流路37を経由して不正に供給されることを防止できる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態を図11〜図15に基づいて説明する。この第3実施形態は、主に、可動筒体の構成を前記第2実施形態と異ならせたものである。以下、前記第2実施形態と同じ構成については、同一符号を付す。
図11には、本実施形態に係る水道メータシステム300の全体構造が示されている。水道メータシステム300のうち中間金具10Cは、下端有底の円筒構造をなしたメータ受容部11Cの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。そして、図11における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Cは円筒内面を備え、その円筒内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが配置されている。メータ受容部11Cの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Bを収容した可動筒体30Bが挿入されている。そして、可動筒体30Bはメータ受容部11Cに対して通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。なお、メータ受容部11Cの上端内周面に嵌合されたCリング15が可動筒体30Bを抜け止めしている。
水道メータ20Bは、円柱構造をなし、下端寄り部分に計量流路21を備える。計量流路21は水道メータ20Bを径方向に貫通しており、この計量流路21を流れる水道水の通過体積が、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量される。
図11に示すように、水道メータ20Bの上端には、外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング23Aが装着されている。また、水道メータ20Bの外面には、計量流路21の上流側の開口縁を囲むようにOリング溝が形成され、ここにOリング23Bが装着されている。これらOリング23A,23Bは可動筒体30Bの内周面に押し潰されて密着している。
また、図10に示すように、水道メータ20Bの外周面のうち、周方向で互いに180度離れた位置には、水道メータ20Bと後述する可動筒体30Bとを一体回動可能に連結した1対の連結凸部24,24が設けられている。
水道メータ20Bの上端には計量結果を表示するための表示ユニットMが一体に設けられ中間金具10Bから露出している。表示ユニットMには、所謂、バヨネット式の係止構造が備えられ、周縁部に形成された複数の係止爪によりメータ受容部11Cの上端縁に係止されている。
さて、可動筒体30Bは、以下のようである。可動筒体30Bは下端有底の円筒形状をなして水道メータ20Bのほぼ全体を収容し、その周方向で互いに180度離れた位置に、可動筒体30Bの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。
図11に示すように、可動筒体30Bの上端には外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング33Aが装着されている。また、可動筒体30Bの外周面には、上流側中継流路31Aの開口縁を囲むようにOリング溝が形成され、ここにOリング33Bが装着されている。これらOリング33A,33Bはメータ受容部11Cの内面に押し潰されて密着している。
図10に示すように、可動筒体30Bの上端内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置には、1対の連結溝34,34が形成されている。連結溝34は可動筒体30Bの軸方向に延びて、上端開口32側に開放している。そして、この連結溝34に水道メータ20Bの連結凸部24,24が凹凸嵌合することで、水道メータ20Bの計量流路21と可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bとが同一軸線状に配置されるように位置決めされている。また、これら連結溝34と連結凸部24,24とにより、水道メータ20Bと可動筒体30Bとを一体回動可能としつつ、水道メータ20Bを可動筒体30Bに対して挿抜可能としてある。
可動筒体30Bの下面中央には、メータ受容部11Cの底面に向かって突出したボス36が形成されている。即ち、可動筒体30Bの下面のうち、ボス36のみがメータ受容部11Cの底面に接触し、その他の部分がメータ受容部11Cの底面から浮いている。これにより、可動筒体30Bの下面全体がメータ受容部11Cの底面に接触したものに比べて、可動筒体30Bをメータ受容部11Cに対して回動させる際に可動筒体30Bの下面にかかる摩擦が軽減され、可動筒体30Bを回動させ易くなっている。
ところで、可動筒体30Bの外周面には、バイパス流路37が形成されている。バイパス流路37は、可動筒体30Bの外周面を半周に亘って陥没させた溝構造をなしている。詳細には、可動筒体30Bのうち、上流側中継流路31Aから周方向における一方向(図13における時計回り方向)に約45度離れた位置には、バイパス入口部37Aが形成され、下流側中継流路31Bから周方向における一方向に約45度離れた位置には、バイパス出口部37Bが形成されている。そして、バイパス流路37は、バイパス入口部37Aから斜め上方に延び、可動筒体30Bの上端寄り部分を周方向に延びて下流側中継流路31Bの上方を通り(図11を参照)、ここから斜め下方に延びてバイパス出口37Bに繋がっている(図12を参照)。なお、バイパス流路は、可動筒体30Bの外周面を全周に亘って陥没させた溝構造をなしていてもよい。
可動筒体30Bの外周面のうち、周方向において上流側中継流路31Aを挟んでバイパス入口部37Aと反対側の部分(図13において上流側中継流路31Aから反時計回り方向に約45度離れた部分)、及び、下流側中継流路31Bを挟んでバイパス出口部37Bと反対側の部分(図13において下流側中継流路31Bから反時計回り方向に約45度離れた部分)には、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aよりも大きな径を有する環状溝が形成され、ここにOリング33C,33Cが装着されている。Oリング33C,33Cは、メータ受容部11Cの内面に押し潰されて密着するようになっている。
本実施形態の水道メータシステム300に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Bを通水位置に配置する。具体的には、例えば、水道メータ20Bの表示ユニットMに付された目印をメータ受容部11Bに付された通水位置用の目印に一致させるように水道メータ20Bを回動操作する。すると、水道メータ20Bと共に可動筒体30Bが一体回動し、図11及び図13に示すように、中間金具10Cの上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、水道メータ20Bの計量流路21とが同軸線上に配置される。即ち、水道水が上流側端部流路12から計量流路21を通過して下流側端部流路13に向かって流れて、計量流路21を通過する際に水道水の通過体積が計量される。
さて、水道メータ20Bを検査或いは交換する場合には以下の手順により、水道メータ20Bを中間金具10Cから取り外す。まず、可動筒体30Bを通水位置から止水位置に向けて(図13における反時計回り方向)に回動操作する。具体的には、表示ユニットMを把持して、表示ユニットMの目印をメータ受容部11Bに付された止水位置用の目印に近づけるように水道メータ20Bを回動操作する。すると、可動筒体30Bが水道メータ20Bと一体に回動し、可動筒体30Bの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが中間金具10Cの上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる。そして、可動筒体30Bが図13における反時計回り方向に約45度回動されて止水位置に至ると、図14の(A)に示すように、上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bがメータ受容部11Cの内面で塞がれ、代わりに、上流側端部流路12の開口12Aとバイパス入口部37A、及び、下流側端部流路13の開口13Aとバイパス出口部37Bとが整合する。つまり、上流側端部流路12と上流側中継流路31Aとの間、及び、下流側端部流路13と下流側中継流路31Bとの間が断絶する代わりに、上流側端部流路12と下流側端部流路13とがバイパス流路37により連絡される。このとき、表示ユニットMに備えたバヨネットとメータ受容部11Bの上端縁との係止が解除されるので、水道メータ20Bを上方に引き上げ、可動筒体30Bの上端開口32から抜き取る。
このとき、水道水は、可動筒体30Bの内側に流れ込むことはなく、バイパス流路37を通って上流側端部流路12から下流側端部流路13に向けて流される(図14の(B)を参照)。
また、水道メータ20Bの着脱操作時に断水状態にする場合は、可動筒体30Bを通水位置から、止水位置とは反対方向(図13における時計回り方向)に約45度回動する。すると、図15に示すように、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが可動筒体30Bの外面で塞がれて、上流側端部流路12と下流側端部流路13との間が断絶する。そして、水道水は上流側端部流路12及び下流側端部流路13の内部で堰き止められて可動筒体30Bの内側及びバイパス流路37に流れ込まなくなる。
このとき、可動筒体30Bの外面に装着されたOリング33C,33Cが、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aを囲むようにメータ受容部11Cの内面に密着するので、堰き止められた水道水がメータ受容部11Cと可動筒体30Bとの隙間に浸入することが防がれる。
検査の済んだ水道メータ20B或いは新規な水道メータ20Bは、可動筒体30Bの上端開口32から挿入して、水道メータ20Bの連結凸部24,24と可動筒体30Bの連結溝34とを凹凸嵌合させ、Cリング15で固定する。そして、水道メータ20Bを回動操作することで可動筒体30Bを通水位置に戻せば、再び水道メータシステム300の計量流路21に通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
本実施形態の水道メータシステム300によれば、上記第2実施形態と同等の効果を奏することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態を図16〜図20に基づいて説明する。なお、前記第1〜第3実施形態と同じ構成については、同一符号を付す。
図16には、本実施形態に係る水道メータシステム400の全体構造が示されている。水道メータシステム400のうち中間金具10Dは、下端有底の円筒形状をなしたメータ受容部11Dの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。水道管接続部11J,11Kのメータ受容部11D寄り部分は、メータ受容部11Dに近づくに従って窄んで内部空間を徐々に絞った構造をなしている。そして、図16における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Dは円筒内面を備え、その円筒内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが配置されている。これら各開口12A,13Aは、図18の(B)に示すように、横長の矩形状をなしている。
図20の(A)に示すように、メータ受容部11Dの周壁にはパッキン着脱用窓11Rが貫通形成されている。パッキン着脱用窓11Rは、両水道管接続部11J,11Kから90度ずつ離れた位置に設けられている。パッキン着脱用窓11Rは横長矩形状をなし、通常使用時は蓋体11Sによって塞がれている(図18の(A)を参照)。
メータ受容部11Dの底壁には位置決め凸部11Pが設けられている。位置決め凸部11Pはメータ受容部11Dの底壁から起立してメータ受容部11Dの径方向(図16における紙面に直交する方向)に延びた壁構造をなしている。
メータ受容部11Dの上端には開放口14が形成され、その開放口14から水道メータ20Dを収容した可動筒体30Dが挿入されている。そして可動筒体30Dは、メータ受容部11Dに対して後述する通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。
水道メータ20Dは、メータ受容部11Dよりも長い円柱構造をなし、下端寄り部分に水道メータ20Dを径方向に貫通した計量流路21を備える。計量流路21は、幅方向の寸法に比べて高さ方向の寸法が短い断面扁平空間で構成され、この計量流路21を流れる水道水の通過体積が、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量される。水道メータ20Dの外周面で、計量流路21よりも上側部分と下側部分とには、外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング23C,23Cが可動筒体30Dの内面に密着している。さらに、水道メータ20Dの下面中央には、位置決め凹部25が形成され、ここにメータ受容部11Dの位置決め凸部11Pが凹凸嵌合している(図16及び図17を参照)。位置決め凹部25と位置決め凸部11Pとが凹凸嵌合すると、水道メータ20Dの計量流路21と、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aとが同軸線上に配置されかつ、水道メータ20Dがメータ受容部11Dに対して回り止めされる。
水道メータ20Dの上端には水道水の計量結果を表示するための表示ユニットMが一体に設けられている。表示ユニットMは、水道メータ20Dよりも径の大きい扁平な円柱構造をなしている。そして、通常使用時には、表示ユニットMの周縁部に係止された連結ナット81が次述する可動筒体30Dの上端部に締め付けられて、水道メータ20Dと可動筒体30Dとが一体に固定されている。なお、水道メータ20Dと中間金具10Dとの間は、常には図示しない取り外し防止部材によって連結されており、正規の作業者ではない者によって不正に水道メータ20Dが取り外されることが防止されている。
さて、可動筒体30Dは、以下のようである。可動筒体30Dは、メータ受容部11Dよりも長い両端開放の円筒構造をなし、その周方向で互いに180度離れた位置には、可動筒体30Dの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。これら上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bは、計量流路21と同様に、幅方向の寸法に比べて高さ方向の寸法が短い断面扁平空間で構成されている。
図19に示すように、可動筒体30Dの外面には、両中継流路31A,31Bの各開口を囲むようにパッキン装着溝が形成され、ここに装着されたパッキン33D,33Dがメータ受容部11Dの内面に密着するようになっている(図16を参照)。
可動筒体30Dのうち中間金具10Dの開放口14から露出した部分には固定用フランジ部39Aが形成され、この固定用フランジ39Aがメータ受容部11Dの上端部に突き当たっている。また、固定用フランジ39Aの上方には、側方に張り出した操作用グリップ39B(本発明の「筒体操作部」に相当する)が設けられ、操作用グリップ39Bと固定用フランジ39Aとの間の溝部に連結ナット80が係止されている。そして通常使用時には、この連結ナット80がメータ受容部11Dの上端部に締め付けられて、可動筒体30Dがメータ受容部11Dに対して回動不能に固定されている。
ところで、可動筒体30Dを構成する円筒壁部の内部にはバイパス流路38が形成されている。図20の(A)に示すように、バイパス流路38は、可動筒体30Dのほぼ半周に亘って延びている。
詳細には、上流側中継流路31Aから周方向における一方向(図20(A)における時計回り方向)に約90度離れた位置と、下流側中継流路31Bから周方向における一方向に約90度離れた位置とには、バイパス流路38の端部空間38A,38Aが形成され、これら両端部空間38A,38Aを1対の閉塞流路38C,38Cによって連絡した構造をなす。
図17に示すように、両端部空間38A,38Aは、奥行き幅が上下方向の幅に比べて薄い扁平空間となっており、メータ受容部11Dの内面側に開口している。これら両端部空間38A,38Aの開口は、上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aの形状に対応して横長矩形状をなしている。
一方、図16に示すように、閉塞流路38C,38Cは周囲を円筒壁部によって塞がれており、幅寸法に比べて上下寸法が短い扁平空間となっている。閉塞流路38C,38Cは、図20の(A)に示すように、円筒壁部の内部を可動筒体30Dの周方向に沿って円弧状に延びかつ、図20の(B)に示すように、可動筒体30Dの円筒壁部の内部で上流側中継流路31Aを上下方向から挟むように立体交差して互いに平行となっている。
図19に示すように、可動筒体30Dの外周面には、バイパス流路38の両端部空間38A,38Aの開口を囲むように、パッキン33E,33Eが装着されている。これらパッキン33E,33Eは、可動筒体30Dの外周面に陥没形成されたパッキン装着溝に嵌合され、メータ受容部11Dの内面に密着するようになっている。
本実施形態の水道メータシステム400に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Dを通水位置に配置する。具体的には、例えば、可動筒体30Dに付された位置決め用の目印を中間金具10Dに付された通水位置用の目印に一致させる。すると、図16に示すように、中間金具10Dの上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aと、可動筒体30Dの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、水道メータ20Dの計量流路21とが同一軸線上に配置される。即ち、水道水が上流側端部流路12から計量流路21を通って下流側端部流路13に向かって流れて、計量流路21を通過する際に水道水の通過体積が計量される。
さて、水道メータ20Dを検査或いは交換する場合には、以下の手順により水道メータ20Dを中間金具10Dから取り外す。まず連結ナット80,81を緩めて、可動筒体30Dをメータ受容部11D及び水道メータ20Dに対して回動可能な状態とする。次に、可動筒体30Dの操作用グリップ39Bを工具或いは手で把持して通水位置から止水位置に向けて回動操作する。具体的には、例えば、可動筒体30Dの目印をメータ受容部11Dに付された止水位置用の目印に近づける。すると、可動筒体30Dが水道メータ20Dの外面とメータ受容部11Dの内面とに摺接しながら回動し、上流側中継流路31Aが上流側端部流路12の開口12Aに対してずらされると共に、下流側中継流路31Bが下流側端部流路13の開口13Aに対してずらされる。
そして、可動筒体30Dが通水位置から約90度回転されて止水位置になると(図20の(A)の状態)、上流側端部流路12の開口12Aには、上流側中継流路31Aの代わりにバイパス流路38の一方の端部空間38Aが整合し、下流側端部流路13の開口13Aには、下流側中継流路31Bの代わりにバイパス流路38の他方の端部空間38Aが整合する。つまり、上流側端部流路12と上流側中継流路31Aとの間、及び、下流側端部流路13と下流側中継流路31Bとの間が断絶する代わりに、上流側端部流路12と下流側端部流路13とがバイパス流路38により連絡される。この状態で、連結ナット81を取り外して水道メータ20D及び表示ユニットMを可動筒体30Dの上端開口32から上方へ引き抜く。このとき、水道水は、可動筒体30Dの内側に流れ込むことはなく、バイパス流路38を通って上流側端部流路12から下流側端部流路13に向けて流される(図20の(B)を参照)。
検査の済んだ水道メータ20D或いは新規な水道メータ20Dは、可動筒体30Dの上端開口32から挿入して、水道メータ20Dの位置決め凹部25とメータ受容部11Dの位置決め凸部11Pとを凹凸嵌合させる。次に、可動筒体30Dを、水道メータ20Dの取り外し時とは反対方向に90度回動して通水位置に戻し、最後に、連結ナット80,81を締め付ければ、再び水道メータシステム400の計量流路21に通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
ところで、本実施形態の水道メータシステム400によれば、可動筒体30Dの外周面に装着されたパッキン33D,33Eを中間金具10Dの外部からメンテナンスすることができる。具体的には、例えば、可動筒体30Dを通水位置に配置した状態で蓋体11Sを取り外すと、パッキン着脱用窓11Rから、バイパス流路38の端部空間38A,38Aの開口を囲んだパッキン33E,33Eの何れか一方が中間金具10Dの外部に露出される。そして、パッキン着脱用窓11Rを介して、そのパッキン33Eを点検・交換する。このとき、水道水は、上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、計量流路21とを通って下流側に流されている。
パッキン33Eの点検・交換が終わったら、可動筒体30Dを90度回転させて止水位置にする(図20の(A)の状態)。すると、上流側中継流路31A又は下流側中継流路31Bの開口を囲んだパッキン33D,33Dの何れか一方がパッキン着脱用窓11Rから外部に露出される。そして、パッキン着脱用窓11Rを介してこのパッキン33Dを点検・交換する。このとき、水道水はバイパス流路38を通って下流側に流されている。
以下同様に、可動筒体30Dを一方向に90度回転させる毎にパッキン着脱用窓11Rからパッキン33Eとパッキン33Dとが交互に露出するので、その都度、点検・交換を行う。全てのパッキン33D,33Eの点検・交換が終わったら最後にパッキン着脱用窓11Rに蓋体11Sを取り付けてパッキン33D,33Eのメンテナンス作業は終了である。
このように、本実施形態によれば、上記第2,第3実施形態と同等の効果を奏すると共に、断水させることなくパッキン33D,33Eのメンテナンス作業を行うことができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態を図21に基づいて説明する。なお、前記第1〜第4実施形態と同じ構成については、同一符号を付す。
本実施形態の水道メータシステム500のうち中間金具10Eは、円筒構造をなしたメータ受容部11Eの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。そして、図21における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Eは円筒内面を備え、その円筒内面のうち周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aが配置されている。メータ受容部11Eの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Eを収容した可動筒体30Eが挿入される。そして可動筒体30Eは、メータ受容部11Eの内側において、通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。
メータ受容部11Eの底壁中央には、可動筒体突入孔11Mが設けられ、その側方には、水道メータ位置決め孔11Lが設けられている。また、メータ受容部11Eの底壁内面に敷設された図示しない滑りシートにより可動筒体30Eをメータ受容部11Eに対して回動した際の可動筒体30Eの下面にかかる摩擦が軽減されている
水道メータ20Eは略円柱構造をなし、上端部に表示ユニットMを備えると共に表示ユニットMの真下位置に計量流路21を備える。表示ユニットMは、水道メータ20Eの上端部に形成された陥没凹所に嵌め込まれて、例えば、スナップフィット85及び押さえナット85により水道メータ20Eに取り付けられている。
計量流路21は水道メータ20Eを径方向に貫通しており、この計量流路21を通過する水道水の通過体積が計量される。ここで、本実施形態の水道メータ20Eの主要部は、所謂、軸流羽根車式流量計で構成されている。即ち、計量流路21の内側には、計量流路21の軸線方向(図21における左右方向)に軸支された羽根車83が備えられている。そして、羽根車83の回転数を羽根車83の外縁部に備えたマグネット83Mと、表示ユニットMの下端部に備えた磁気センサー84とで検出し、その回転数に基づいて通過体積を算出して表示ユニットMにて表示している。なお、水道メータ20Eの主要部を、所謂、超音波式流量計又は電磁式流量計としてもよい。
水道メータ20Eのうち計量流路21よりも上側部分と下側部分とには、水道メータ20Eの外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング23C,23Cが可動筒体30Eの内面に密着している。
水道メータ20Eの下面には、位置決め凸部26が形成されている。位置決め凸部26は、可動筒体30Eの底部を貫通してメータ受容部11Eに形成された位置決め孔11Lに嵌合している。位置決め凸部26と位置決め孔11Lとが凹凸嵌合すると、水道メータ20Eの計量流路21が上流側端部流路12及び下流側端部流路13と同軸線上に配置されかつ、水道メータ20Eがメータ受容部11Eに対して回り止めされる。なお、表示ユニットMが一体に設けられた水道メータ20Eは、メータ受容部11Eの開放口14に螺合した押さえナット85に係止されて、メータ受容部11Eからの抜け止めが図られている。以上が水道メータ20Eの説明である。なお、水道メータ20Eと中間金具10Eとの間は、常には図示しない取り外し防止部材によって連結されており、正規の作業者ではない者によって不正に水道メータ20Eが取り外されることが防止されている。
さて、水道メータ20Eを収容した可動筒体30Eは、以下のようである。可動筒体30Eは全体として下端有底の円筒形状をなし、その周方向で互いに180度離れた位置に、可動筒体30Eの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。
可動筒体30Eの上端部と下端部とには、可動筒体30Eの外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング33A,33Aが装着されている。また、可動筒体30Eの外周面には上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bの開口を囲むようにOリング溝が形成され、ここにもOリング33B,33Bが装着されている。そして、これらOリング33A,33Bがメータ受容部11Eの内面に密着している。
可動筒体30Eは、メータ受容部11Eの上端内周面に嵌合されたCリング15により抜け止めされている。また、Cリング15と可動筒体30Eとの間には、例えば、ゴム製の押さえリング82が挟まれており、可動筒体30Eの上下方向におけるがたつきが防止されている。さらに押さえリング82と可動筒体30Eとの間には挟まれた図示しない滑りシートにより、可動筒体30Eをメータ受容部11Eに対して回動した際の可動筒体30Eの上端面にかかる摩擦が軽減されている。
可動筒体30Eの底部は、メータ受容部11Eの可動筒体突入孔11Mに突入してメータ受容部11Eの下面側に露出しており、この露出部分に可動筒体30Eを回動操作するための操作レバー40が備えられている。即ち、中間金具10Eの外部から直接、可動筒体30Eを回動操作可能となっている。なお、操作レバー40は可動筒体30Eに対して着脱可能であってもよい。
本実施形態の水道メータシステム500に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Eを通水位置に配置する。具体的には、例えば図21に示すように、操作レバー40を水道管接続部11J,11Kに対して略平行にし、中間金具10Eの上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、可動筒体30Eの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bと、水道メータ20Eの計量流路21とを同軸線上に配置させる。すると、水道水が上流側端部流路12から計量流路21を通過して下流側端部流路13に向かって流れて、計量流路21を通過する際に羽根車83を回転させることで水道水の通過体積が計量される。
さて、水道メータ20Eを検査或いは交換する場合には以下の手順により水道メータ20Eを中間金具10Eから取り外す。まず、操作レバー40を操作して可動筒体30Eを通水位置から止水位置に向けて回動させる。すると、可動筒体30Eがメータ受容部11Eと水道メータ20Eとの間で摺動して、可動筒体30Eの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが中間金具10Eの上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる。操作レバー40を通水位置から所定角度(例えば、約90度)回動させて止水位置に至ると、上流側端部流路12と計量流路21との間、及び、計量流路21と下流側中継流路31Bとの間に可動筒体30Eを構成する円筒壁部が配置され、上流側端部流路12と下流側中継流路31Bとの間が断絶される。この状態で、押さえナット85を取り外し、表示ユニットMを把持して上方に引き上げると、水道メータ20Eがメータ受容部11Eから引き抜かれる。このとき、水道水は上流側端部流路12及び下流側端部流路13の内部で堰き止められて可動筒体30Eの内側に流入することはない。
検査の済んだ水道メータ20E或いは新規な水道メータ20Eは、可動筒体30Eの上端開口32から挿入して、水道メータ20Eの位置決め凸部26とメータ受容部11Eの位置決め孔11Lとが凹凸嵌合するように嵌め込む。次いで、押さえナット85をメータ受容部11Eの上端部に螺合して水道メータ20Eを抜け止めする。最後に、操作レバー40を回動操作して可動筒体30Eを通水位置に戻せば、再び水道メータ20Eの計量流路21に通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同等の効果を奏する。また、中間金具10Eの内部に収容された可動筒体30Eを、中間金具10Eの外部から直接、回動操作できるので、通水位置と止水位置との切り替えを比較的容易に行うことができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態を図22〜図26に基づいて説明する。なお、前記第1〜第5実施形態と同じ構成については、同一符号を付す。
図22には、本実施形態に係る水道メータシステム600の全体構造が示されている。水道メータシステム600のうち中間金具10Fは、下端有底の円筒構造をなしたメータ受容部11Fの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。そして、図22における左側の水道管接続部11Jの内部空間が上流側端部流路12をなす一方、反対側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
メータ受容部11Fの内面のうち、周方向で互いに180度離れた位置に上流側端部流路12及び下流側端部流路13の各開口12A,13Aとが配置されている。メータ受容部11Fの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Fを収容した可動筒体30Fが挿入されている。そして可動筒体30Fは、メータ受容部11Fに対して通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。なお、メータ受容部11Fの上端内周面に嵌合されたCリング15が可動筒体30Fを抜け止めしている。
水道メータ20Fは、円柱構造をなすと共に内部に計量流路21を備える。計量流路21は水道メータ20Fを径方向に貫通しており、この計量流路21を流れる水道水の通過体積が、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量される。また、水道メータ20Fの下端部中央には、水道メータ20Fと後述する可動筒体30Fとを一体回動可能に連結する断面非円形の連結凸部22が形成されている。
図22に示すように、水道メータ20Fの上端外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング23Aが装着されている。また、水道メータ20Fの外面には、計量流路21の上流側の開口縁を囲むようにOリング溝が形成され、ここにOリング23Bが装着されている。これらOリング23A,23Bは可動筒体30Fの内周面に押し潰されて密着している。
水道メータ20Fの上端には計量結果を表示するための表示ユニットMが一体に設けられ、中間金具10Fから露出している。表示ユニットMは、所謂、バヨネット式の係止構造を備え、周縁部に形成された複数の係止爪によりメータ受容部11Fの上端縁に係止されている。なお、水道メータ20Fと中間金具10Fとの間は、常には図示しない取り外し防止部材によって連結されており、正規の作業者ではない者によって不正に水道メータ20Fが取り外されることが防止されている。
さて、可動筒体30Fは、以下のようである。可動筒体30Fは下端有底の円筒構造をなして水道メータ20Fのほぼ全体を収容し、その周方向で互いに180度離れた位置に、可動筒体30Fの円筒壁部を貫通した上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bが形成されている。
図22に示すように、可動筒体30Fの上端には外周面の全周に亘ってOリング溝が形成され、ここにOリング33Aが装着されている。また、可動筒体30Fの外周面には、上流側中継流路31Aの開口縁を囲むようにOリング溝が形成され、ここにOリング33Bが装着されている。これらOリング33A,33Bはメータ受容部11Fの内面に密着している。
可動筒体30Fの内面底部には、連結凹部35が陥没形成され、ここに水道メータ20Fの連結凸部22が凹凸嵌合している。ここで、連結凹部35と連結凸部22とが凹凸嵌合すると、水道メータ20Fの計量流路21と可動筒体30Fの上流側中継流路31A及び下流側中継流路31Bとが同軸線上に位置決めされる。
ところで、メータ受容部11Fと可動筒体30Fとの間には、例えばゴム製のボール87(本発明の「球体」に相当する)を収容したボール収容部屋17(本発明の「球体収容部屋」に相当する)が設けられている。ボール収容部屋17はボール87が遊動可能な広さを有し、上流側端部流路12と上流側中継流路31Aとに連通している。また、メータ受容部11Fの内面に形成された上流側端部流路12の開口12Aには、例えばゴム製の環状パッキン88(本発明の「開口シール部」に相当する)が装着されている。環状パッキン88の内周面は、ボール収容部屋17から上流側端部流路12に向かうに従って窄んだすり鉢形状をなしている。
上流側中継流路31Aの内周面はボール収容部屋17から離れるに従って窄んだすり鉢形状をなしている。また、上流側中継流路31Aの奥側の開口縁には、本発明の「球体当接部」に相当する網状部材89(図26を参照)が嵌め込まれている。この網状部材89により、ボール87が上流側中継流路31Aの内側に嵌って閉塞しないようになっている。
本実施形態の水道メータシステム600に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Fを通水位置に配置する。
すると、上流側端部流路12に流れ込んだ水道水によってボール87は上流側中継流路31A側へ押されて移動し、環状パッキン88とボール87との間に隙間ができる。また上流側中継流路31A側へ押されたボール87は、網状部材89に当接するので、上流側中継流路31Aとボール87との間にも隙間ができる。これにより、水道水は、環状パッキン88とボール87との隙間を通ってボール収容部屋17に流入し、ボール収容部屋17から上流側中継流路31Aを通って計量流路21へ流入する。そして、計量流路21を通過する際に通過体積が計量される。
ここで、水道水が下流側端部流路13から上流側端部流路12に向かう逆方向に流れた場合には、ボール87が上流側端部流路12側に移動し、環状パッキン88に密着して上流側端部流路12の開口12Aを閉塞する。即ち、ボール87は、水道水の順方向への流れを許容し逆方向への流れを阻止する逆止弁として機能する。
さて、水道メータ20Fを検査或いは交換する場合には以下の手順により水道メータ20Fを中間金具10Fから取り外す。まず、可動筒体30Fを通水位置から止水位置へ向けて回動させる。具体的には、表示ユニットMを把持して水道メータ20Fをメータ受容部11Fに対して回動操作する。すると、可動筒体30Fが水道メータ20Fと一体となってメータ受容部11Fに対して回動し、ボール87が上流側中継流路31Aの内周面に押されて徐々に上流側端部流路12側へ移動して、環状パッキン88に密着して上流側端部流路12の開口12Aが完全に塞がれる(図24を参照)。この状態で、図25に示すように、水道メータ20Fを上方に引き上げ、可動筒体30Fの上端開口32から抜き取る。このとき、水道水は上流側端部流路12の内部で堰き止められるので、少なくとも、水道メータシステム600の上流側から可動筒体30F内へ水道水が流入することはない。なお、可動筒体30Fは、本発明の「カム機構」に相当する。
検査の済んだ水道メータ20F或いは新規な水道メータ20Fは、可動筒体30Fの上端開口32から挿入する。このとき、水道メータ20Fの連結凸部22と可動筒体30Fの連結凹部35とを凹凸嵌合させる。そして、水道メータ20Fを回動操作することで、可動筒体30Fを通水位置に戻せば、再び計量流路21に通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
本実施形態の水道メータシステム600によれば、可動筒体30Fを止水位置に配置することで、上流側から水道メータ20Fに水道水が流入しないような状態としてから、水道メータ20Fを取り外すことができる。しかも、止水部として機能する可動筒体30Fは、メータ受容部11Fの内側に配置されているので、止水部とメータ受容部とを水道管との接続方向に横並びに配置した従来の水道メータシステムに比較して全長を短くすることができる。従って、従来の止水部を備えた水道メータシステムに比べて設置スペースを省スペース化できる。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態を図27〜図30に基づいて説明する。なお、前記第1〜第6実施形態と同じ構成については、同一符号を付す。
図27には、本実施形態に係る水道メータシステム700の全体構造が示されている。水道メータシステム700のうち、中間金具10Gは、本体部11Vの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。
本体部11Vの内部は、下端有底の円筒構造をなしたメータ受容部11Gにより、図27における左側の水道管接続部11Jから下方に延びた下側部屋11Tと、下側部屋11Tの上方に位置して左側の水道管接続部11Jに連通した上側部屋11Uとに分けられている。これら下側部屋11Tと上側部屋11Uは、メータ受容部11Gで上下に重なりかつ、メータ受容部11Gの底壁に形成された流入口11Wを介して連通している。また、メータ受容部11Gの底壁上面には、流入口11Wを囲むようにリング溝が形成され、ここに本発明の「開口シール部」に相当する環状パッキン16が装着されている。さらに、メータ受容部11Gの底壁には、環状パッキン16を囲むように円筒ガイド壁11Yが起立形成されている。
ここで、図27における左側の水道管接続部11Jの内部空間及び下側部屋11Tが上流側端部流路12をなし、図27における右側の水道管接続部11Kの内部空間が下流側端部流路13をなしている。
本体部11Vの上端には開放口14が形成され、この開放口14から水道メータ20Gを収容した可動筒体30Gが挿入されている。そして可動筒体30Gは、メータ受容部11Gに対して通水位置と止水位置との間で回動可能に嵌合されている。なお、本体部11Vの上端部に螺合された連結ナット80が可動筒体30Gの上端面に重なって可動筒体30Gを抜け止めしている。
水道メータ20Gは円柱構造をなし、その軸心部分に計量流路21Gが設けられている。水道メータ20Gの上部には複数の側部開口27が周方向に並んで形成され、計量流路21Gを通過した水道水は、これら側部開口27から水道メータ20Gの外部に流出するようになっている。また、計量流路21Gを流れる水道水の通過体積は、所謂、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量される。
水道メータ20Gのうち、側部開口27よりも上側部分には、外周面の全周に亘ってシール溝が形成され、ここに装着されたOリング23Aが可動筒体30Gの内面で押し潰されて密着している。さらに水道メータ20Gの上端は閉塞されかつその上部には表示ユニットMが一体に設けられており、水道メータ20Gで計測された通過体積はここで表示される。なお、表示ユニットMは係止部材93により本体部11V(詳細には、本体部11Vに螺合した連結ナット80)に係止されている。また、水道メータ20Gの下端部の中心からずれた位置には、水道メータ20Gと後述する可動筒体30Gとを一体回動可能に連結する連結凸部22が形成されている。
可動筒体30Gは以下のようである。可動筒体30Gは両端開放の円筒構造をなし、隔壁30Lにより内部空間が水道メータ収容部屋50Aとボール収容部屋50B(本発明の「球体収容部屋」に相当する)とに分けられている。これら水道メータ収容部屋50A及びボール収容部屋50Bは、隔壁30Lの中心部分に貫通形成された隔壁連絡口30Mによって連通している。そして、水道メータ20Gの下面に形成された計量流路21Gの上流側開口と隔壁連絡口30Mとが整合して、ボール収容部屋50Bと計量流路21Gとが連通している。なお、隔壁連絡口30Mは、本発明の「上流側中継流路」に相当する。
水道メータ収容部屋50Aは円柱空間で構成され水道メータ20Gのほぼ全体を収容している。水道メータ収容部屋50Aの底面、即ち、隔壁30Lの上面には隔壁連絡口30Mを囲むようにOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング33Gが水道メータ20Gの下面に押し潰されて密着している。また、隔壁30Lの上面で中心からずれた位置には、連結凹部35が陥没形成され、ここに水道メータ20Gの連結凸部22が凹凸嵌合している。
可動筒体30Gの上端寄り部分には、可動筒体30Gの周壁を貫通した複数の側部開口51が設けられている。側部開口51は、可動筒体30Gの周方向に並んで設けられ、水道メータ収容部屋50Aと下流側端部流路13とを連通している。また、可動筒体30Gの側部開口51と水道メータ20Gの側部開口27とが整合しており、計量流路21Gと下流側端部流路13とが連通している。なお、可動筒体30Gの側部開口51は、本発明の「下流側中継流路」に相当する。
一方、ボール収容部屋50Bは、例えばゴム製のボール87を遊動可能に収容し、水道メータ収容部屋50Aに比べて扁平な略円柱空間で構成されている。また、ボール収容部屋50Bの上面、即ち、隔壁30Lの下面は、周縁部から隔壁連絡口30Mに向かうに従って、メータ受容部11Gの底壁から離れるように湾曲した形状をなしている。
ところで、ボール収容部屋50Bには、可動筒体30Gが通水位置に配置されたときには、上述のように水道水の流れに応じてボール87を上下移動可能にする一方、止水位置に配置されたときには、ボール87を環状パッキン16に押し付けて流入口11Wを塞ぐ止水機能が備えられている。
具体的には、ボール収容部屋50Bには、メータ受容部11Gに対して回転を規制されかつ上下方向に直動可能はカム中継部材91と、可動筒体30Gが通水位置から止水位置に向けて回動したときに、カム中継部材91に摺接して下方へ移動させる回動摺接壁92とが備えられている。
カム中継部材91は、円板壁91Aの周縁部から下方に向かって周壁91Bを垂下させた構造をなし、その周壁91Bが可動筒体30Gの内面と円筒ガイド壁11Yの外面とに摺接可能に嵌合している。また、図示しないが、周壁91Bと円筒ガイド壁11Yの互いの摺接面には、カム中継部材91をメータ受容部11Gに対して回動不能としつつ上下移動可能とした凹凸係合部が設けられている。
カム中継部材91のうち、円板壁91Aの中心部分とその周りには、複数の通水口91Eが貫通形成されており、それら通水口91Eのうち円板壁91Aの中心に形成された通水口91Eの内周面がボール当接面91D(本発明の「球体当接部」に相当する)となっている。ボール当接面91Dは円板壁91Aの下面から上方に向かうに従って窄んだすり鉢形状をなしている。
カム中継部材91のうち円板壁91Aの上面周縁部には、可動筒体30Gを通水位置から止水位置へ向けて回動する際の回動方向(図30における右方向)とは反対方向を向いた傾斜面91Cが備えられている。そして、可動筒体30Gが通水位置から止水位置に向けて回動した場合には、この傾斜面91Cに、次述する回動摺接壁92が摺接する。
回動摺接壁92(本発明の「回動摺接部」に相当する)は、隔壁30Lの下面周縁部からカム中継部材91に向かって延びている。回動摺接壁92には、可動筒体30Gを通水位置から止水位置へ向けて回動する際の回動方向(図30における右方向)を向いた傾斜面92Aが備えられている。そして、可動筒体30Gが通水位置から止水位置へ向けて回動されると、回動摺接壁92がカム中継部材91に対して回動し、回動摺接壁92の傾斜面92Aとカム中継部材91の傾斜面91Cとが摺接してカム中継部材91を下方、即ち、ボール87側に押し下げる。
本実施形態の水道メータシステム700に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。水道メータシステム700によって水道水の通過体積を計量する場合には、可動筒体30Gを通水位置に配置する。具体的には、例えば、表示ユニットMに付された目印を中間金具10Gの外面に付された通水位置用の目印に一致させる。すると、上流側端部流路12から下流側端部流路13に向かって流れる水道水の水圧により、ボール87がボール収容部屋50B内で上方に押し上げられ、環状パッキン16から離れて流入口11Wが開放される。またボール87は、カム中継部材91のボール当接面91Dで受け止められて、隔壁連絡口30Mから離れた位置に保持される。これにより、上流側端部流路12と下流側端部流路13との間が連通し、水道メータ20G(詳細には、計量流路21G)を流れる水道水の通過体積が計量される。
ここで、水道水が下流側端部流路13から上流側端部流路12に向かう逆方向に流れた場合には、ボール87は下方、即ち、流入口11W側に移動し、環状パッキン16に密着して流入口11Wを塞ぐ。これにより、水道水は、ボール収容部屋50Bで堰き止められて上流側端部流路12に向かって流れことはない。即ち、水道メータシステム700の通常使用時には、ボール87は水道水の順方向への流れを許容し逆方向への流れを阻止する逆止弁として機能する。
さて、水道メータ20Gを検査或いは交換する場合には以下の手順により、水道メータ20Gを中間金具10Gから取り外す。まず、可動筒体30Gを通水位置から止水位置に向けて回動操作する。具体的には、表示ユニットMを把持して水道メータ20Gをメータ受容部11Gに対して回動操作する。すると可動筒体30Gが水道メータ20Gと一体に回動する。このとき、可動筒体30Gに備えた回動摺接壁92とカム中継部材91とが摺接し、カム中継部材91がボール87側へ移動し、カム中継部材91はボール当接面91Dにボール87を受け止めた状態で下方へ移動する。可動筒体30Gが止水位置に配置されると、ボール87がカム中継部材91によって環状パッキン16に押し付けられ流入口11Wが塞がれる(図28の状態)。この状態で、係止部材93を外側に撓ませて係止を解除し、図29に示すように、水道メータ20Gを上方に引き上げて可動筒体30Gの上端開口32から抜き取る。このとき、水道水は上流側端部流路12の内部で堰き止められるので、少なくとも上流側から可動筒体30F内へ水道水が流入することはない。
検査の済んだ水道メータ20G或いは新規な水道メータ20Gは、可動筒体30Gの上端開口32から挿入する。このとき、水道メータ20Fの連結凸部22と可動筒体30Fの連結凹部35とを凹凸嵌合させ、係止部材93を連結ナット80に係止する。そして、水道メータ20Gを回動操作することで、可動筒体30Gを止水位置から通水位置に戻すと、ボール87が上流側端部流路12に流れ込んだ水道水によってカム中継部材91と共に上方へ押し上げられ、環状パッキン16から離れて流入口11Wが開放する。これにより、再び水道メータ20Gの計量流路21Gに通水されて、水道水の通過体積が計量可能となる。
本実施形態によれば、前記第6実施形態と同等の効果を奏することができる。なお、水道メータ20Gと中間金具10Gとの間を、常には図示しない取り外し防止部材によって連結して、正規の作業者ではない者によって不正に水道メータ20Gが取り外されることを防止するようにしてもよい。
[第8実施形態]
図31は本発明の第8実施形態を示す。この第8実施形態は、中間金具の構成を上記第7実施形態とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記第7実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図31には、本実施形態に係る水道メータシステム800の全体構造が示されている。水道メータシステム800のうち、中間金具10Hは、図示しない水道管に接続される水道管接続ユニット60と、水道メータ20Gを収容した本体部10Nとに分けられ、これらが着脱可能となっている。
水道管接続ユニット60は、二重筒体60Aの外周面から相反する方向に1対の水道管接続部60B,60Cを延設した構造をなし、これら水道管接続部60B,60Cが、図示しない水道管に接続される。図31における右側の水道管接続部60Cの内部空間は、二重筒体60Aの内筒部62の内部空間に連通しており、図31における左側の水道管接続部60Cは、内筒部62とその外側を囲んだ外筒部63とで囲まれた空間に連通している。内筒部62の上端には段差部が形成され、ここにパッキン64が装着されている。また、外筒部63の内周面には螺子が形成されている。
本体部10Nは、円筒形状の外ケース10Jの内側に、円筒形状のメータ受容部11Hを備えてなり、これら外ケース10Jとメータ受容部11Hとが図示しないリブによって一体に繋がった構造をなしている。そして、メータ受容部11Hに、水道メータ20Gを収容した可動筒体30Gが通水位置(第1の位置)と止水位置(第2の位置)との間で回動可能に嵌合されている。
外ケース10Jの下面中央部には、円形開口10Lが形成されその円形開口10Lの周縁部から水道管接続ユニット60の外筒部63に向かって連結筒10Mが延びている。連結筒10Mの外周面には螺子が形成され外筒部63の内周面に螺合している。
メータ受容部11Hの下面中央部には流入口11Wが形成され、その流入口11Wの周縁部には流入管11Zが形成されている。流入管11Zは、メータ受容部11Hの下面から水道管接続ユニット60の内筒部62に向かって延び、円形開口10Lの中央部を通って外ケース10Jの下面よりも下方に突出している。流入管11Zの下端部には段差部が形成され、内筒部62の上端部に凹凸嵌合している。
ここで、水道管接続ユニット60の上面には、外筒部63を囲むようにOリング溝が形成され、ここに装着されたOリング65が本体部10N(詳細には、外ケース10J)の下面に押し潰されて密着している。また、内筒部62の上端にもパッキン64が装着され、流入管11Zとの間で押し潰されて密着している。
なお、本実施形態において、図31における左側の水道管接続部60Bと内筒部62と流入管11Zの各内部空間が、本発明の「上流側端部流路」に相当する。また、内筒部62及び外筒部63で囲まれた空間と、外ケース10J及びメータ受容部11Hで囲まれた空間と、図31における右側の水道管接続部60Cの内部空間が本発明の「下流側端部流路」に相当する。
そして、上流側の水道管接続部60Bから水道メータシステム800に流入した水道水は、内筒部62、ボール収容部屋50Bを通って計量流路21Gに流入し、ここで羽根車、電磁誘導又は超音波を利用して通過体積が計測される。計量流路21Gを通過した水道水は、メータ受容部11H及び外ケース10Jで囲まれた空間、内筒部62及び外筒部63で囲まれた空間の順に通って下流側の水道管接続部60Cから水道メータシステム800の外部に流出する。本実施形態によれば、上記第7実施形態と同等な効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 水道メータシステムの側断面図 通水状態における水道メータシステムの平断面図 止水状態における水道メータシステムの平断面図 水道メータを取り外した状態の水道メータシステムの正断面図 第2実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 可動筒体の斜視図 通水状態における水道メータシステムの平断面図 (A)バイパス流路による通水状態時の水道メータシステムの平断面図(B)正断面図 水道メータと可動筒体の分解斜視図 第3実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 可動筒体の斜視図 通水状態における水道メータシステムの平断面図 (A)バイパス流路による通水状態時の水道メータシステムの平断面図(B)正断面図 止水状態における水道メータシステムの平断面図 第4実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 水道メータシステムの側断面図 (A)水道メータシステムの正面図(B)側面図 可動筒体の斜視図 (A)バイパス流路による通水状態時の水道メータシステムの平断面図(B)図20の(A)におけるX−X断面図 第5実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 第6実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 通水状態時の水道メータシステムの平断面図 止水状態時の水道メータシステムの平断面図 水道メータを取り外した状態の水道メータシステムの正断面図 網状部材の平面図 第7実施形態に係る水道メータシステムの正断面図 止水状態時の水道メータシステムの平断面図 水道メータを取り外した状態の水道メータシステムの正断面図 (A)通水状態におけるカム中継部材と回動摺接部材の側面図(B)止水状態におけるカム中継部材と回動摺接部材の側面図 第8実施形態に係る水道メータシステムの正断面図
符号の説明
10A〜10H 中間金具
11A〜11H メータ受容部
11J,11K 水道管接続部
12 上流側端部流路
13 下流側端部流路
16 Oリング(開口シール部)
17,50B ボール収容部屋(球体収容部屋)
20A,20B,20D〜20G 水道メータ
21 計量流路
30A〜30G 可動筒体
31A 上流側中継流路
31B 下流側中継流路
37,38 バイパス流路
39B 操作用グリップ(筒体操作部)
40 操作レバー
60B,60C 水道管接続部
87 ボール(球体)
88 環状パッキン(開口シール部)
89 網状部材(球体当接部)
91 カム中継部材
91D ボール当接面(球体当接部)
92 回動摺接壁(回動摺接部)
100〜800 水道メータシステム

Claims (15)

  1. 水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、前記中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、前記水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、一方の前記水道管接続部から前記メータ受容部内に連通した上流側端部流路と、前記メータ受容部内から他方の前記水道管接続部に連通した下流側端部流路とが形成され、水道水が前記上流側端部流路から前記水道メータを通過して前記下流側端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、
    前記メータ受容部の内側に嵌合されて前記水道メータを受容しかつ、第1の位置と第2の位置との間で移動操作可能な可動筒体を設けると共に、その可動筒体に、前記上流側端部流路と前記下流側端部流路とに対応した上流側中継流路と下流側中継流路とを貫通形成し、
    前記可動筒体が前記第1の位置に配置された場合には、前記上流側端部流路と前記上流側中継流路との間及び前記下流側端部流路と前記下流側中継流路との間が共に連通して、水道水が前記上流側端部流路から前記水道メータを通過し前記下流側端部流路に流れる一方、前記可動筒体が前記第2の位置に配置された場合には、少なくとも前記上流側端部流路と前記上流側中継流路との間が断絶するように構成したことを特徴とする水道メータシステム。
  2. 前記可動筒体が前記第2の位置に配置された場合に、前記上流側端部流路と前記上流側中継流路との間及び前記下流側端部流路と前記下流側中継流路との間が共に断絶するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の水道メータシステム。
  3. 前記可動筒体は、円筒状をなすと共に、前記上流側中継流路及び前記下流側中継流路は、前記可動筒体の周方向に離して配置され、
    前記メータ受容部は、前記可動筒体が嵌合可能な円筒内面を備えると共に、前記上流側端部流路及び前記下流側端部流路の各開口は、前記円筒内面の周方向に離して配置され、
    前記可動筒体は、前記メータ受容部に対して回動操作されて、前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の水道メータシステム。
  4. 前記水道メータは、前記可動筒体の内部に嵌合される円柱形状をなしかつその径方向に貫通した計測流路を有し、前記計測流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、
    前記可動筒体が前記第1の位置に配置された場合に、前記上流側端部流路及び前記下流側端部流路の各開口と、前記上流側中継流路及び前記下流側中継流路と、前記計量流路とが同軸線上に配置されるように構成したことを特徴とする請求項3に記載の水道メータシステム。
  5. 前記可動筒体の一端部を前記水道メータシステムの外側に露出し、その露出部分に前記可動筒体を操作するための筒体操作部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステム。
  6. 前記可動筒体のうち前記水道メータが挿入される側の端部開口と反対側の端部壁を前記中間金具から露出し、その露出部分に前記可動筒体を操作するための操作レバーを設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステム。
  7. 前記可動筒体と前記水道メータとの間には、前記可動筒体の内部への水道メータの挿抜を許容する一方、前記可動筒体と前記水道メータとが一体回転するように係合する凸部及び凹部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の水道メータシステム。
  8. 前記凸部は、前記可動筒体と前記水道メータとの一方の周面から側方に突出形成され、前記凹部は、前記可動筒体と前記水道メータとの他方の周面に形成され、前記可動筒体と前記水道メータとの嵌合方向に延びた溝状をなしたことを特徴とする請求項7に記載の水道メータシステム。
  9. 前記可動筒体に形成されて、前記可動筒体が前記第2の位置に配置された場合に、前記上流側端部流路及び前記下流側端部流路の間を連絡する一方、
    前記可動筒体が前記第1の位置に配置された場合に、前記上流側端部流路及び前記下流側端部流路の少なくとも一方から切り離されて、それら上流側端部流路及び下流側端部流路の間を断絶するバイパス流路を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステム。
  10. 前記バイパス流路は、前記可動筒体の周方向に沿って延びた溝形状であることを特徴とする請求項9に記載の水道メータシステム。
  11. 前記バイパス流路は、前記可動筒体の外周面の全周に亘って延びた環形状になっていることを特徴とする請求項10に記載の水道メータシステム。
  12. 前記バイパス流路は、前記上流側中継流路及び/又は前記下流側中継流路の近傍部分において、前記可動筒体における円筒壁部の内部を通過しかつ、前記上流側中継流路及び/又は前記下流側中継流路と立体交差したことを特徴とする請求項9に記載の水道メータシステム。
  13. 前記メータ受容部と前記可動筒体との間に形成されて、前記上流側端部流路と前記上流側中継流路とが共に連通した球体収容部屋と、
    前記球体収容部屋内に収容され、水道水が前記上流側端部流路から前記下流側端部流路に向かう順方向に流れたか逆方向に流れたかに応じて、その流れの方向に移動する球体と、
    前記球体収容部屋における前記上流側端部流路の開口縁に設けられ、前記水道水が逆方向に流れた場合に前記球体が密着して前記上流側端部流路を塞ぐための開口シール部と、
    前記メータ受容部又は前記可動筒体に設けられ、前記水道水が順方向に流れた場合に前記球体と当接し、前記球体を前記上流側中継流路の開口縁から離した位置に保持するための球体当接部と、
    前記可動筒体に形成されて、前記可動筒体が前記第1の位置に配置された場合には、前記球体を水道水の流れに応じて移動可能とする一方、前記可動筒体が前記第2の位置に配置された場合には、前記球体を前記開口シール部に押し付けるカム機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステム。
  14. 前記可動筒体は前記メータ受容部内で回動可能に設けられると共に、前記可動筒体の径方向で、前記球体収容部屋と前記上流側端部流路の開口とが対向するように配置されたことを特徴とする請求項13に記載の水道メータシステム。
  15. 前記可動筒体は前記メータ受容部内で回動可能に設けられると共に、前記可動筒体の軸方向で、前記球体収容部屋と前記上流側端部流路の開口とが対向するように配置され、
    前記カム機構には、前記球体収容部屋に収容されると共に、前記メータ受容部に対して回転を規制されかつ直動可能に係合したカム中継部材と、前記可動筒体と前記カム中継部材との間に形成されて、前記可動筒体を回動したときに摺接し、前記カム中継部材を前記球体側に直動させて前記球体を前記開口シール部に押し付ける回動摺接部とが備えられたことを特徴とする請求項13に記載の水道メータシステム。
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