JP4895194B2 - 水道メータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、中間金具を水道管に接続したまま水道メータを取り外した場合に、中間金具からの放水を防止することが可能な水道メータシステムに関する。
従来のこの種の水道メータシステムとしては、中間金具の中央部に水道メータを挿抜可能に受容すると共に、中間金具のうち、水道メータより上流側と下流側とに止水弁及び逆止弁を備えた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−21404号公報([0012]〜[0018]、第1図)
ところが、上記した従来の水道メータシステムでは、水道メータのみならず逆止弁も中間金具から取り外して交換又はメンテナンスしたい場合があるが、中間金具が水道管に接続された状態で逆止弁を取り外すと、中間金具から放水してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、中間金具を水道管に接続したまま水道メータ及び逆止弁を取り外しても、中間金具から放水することのない水道メータシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る水道メータシステムは、水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、1対の水道管接続部内を貫通してメータ受容部内に連通した1対の端部流路とが形成され、水道水が一方の端部流路から水道メータを通過して他方の端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、メータ受容部の内側に嵌合されて水道メータを受容しかつ、メータ受容部に対して第1の位置と第2の位置との間で回動操作可能な回動筒部と、回動筒部に形成されて、回動筒部が第1の位置に配置された状態で1対の端部流路にそれぞれ連通すると共に、回動筒部が第2の位置に配置された状態で1対の端部流路から断絶される1対の中継流路と、回動筒部の外側面から突出しかつ内部を中継流路が貫通した逆止弁収容筒と、回動筒部の内側に水道メータが受容された状態で水道メータによって逆止弁収容筒内に抜け止めされる一方、回動筒部の内側から水道メータが取り外された状態で逆止弁収容筒内から挿抜可能な逆止弁と、逆止弁収容筒の先端面のうち中継流路の開口周縁に形成されたOリング溝及びOリング溝に収容されたOリングと、メータ受容部の側壁の一部を外側に膨出させて袋構造とし、内側に逆止弁収容筒を旋回可能に収容した側方膨出部と、側方膨出部のうち逆止弁収容筒の先端面が突き合わされた部分に設けられて、回動筒部が回動したときにOリングが摺動する摺動面とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の水道メータシステムにおいて、側方膨出部の内側で逆止弁収容筒の先端面が突き合わされた部分に中間金具とは別部品の摺動板を設け、その摺動板に、回動筒部の回動軸を中心とした円弧状の滑らかな湾曲面を摺動面として形成すると共に、端部流路と中継流路との間を連通可能とした連通孔を貫通形成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の水道メータシステムにおいて、摺動板のうち連通孔の開口縁から水道管接続部の内側に向かって突出した筒形突出部を備え、筒形突出部は水道管接続部への挿入方向で水道管接続部の内面の段差部に突き当てられると共に、側方膨出部を外部から内側に貫通して先端部が摺動板の外側面に突き当てられた位置決部材を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の水道メータシステムにおいて、側方膨出部を外部から内側に貫通して先端部が摺動板に螺合された雄ねじ部材を備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、摺動板のうち連通孔の開口内に、回動筒部が回動したときにOリングが摺動してOリング溝からのOリングの離脱を防止するOリング離脱防止壁が設けられたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の水道メータシステムにおいて、Oリング離脱防止壁は、回動筒部の回動方向に差し渡されかつ、Oリングとの摺動部分に回動筒部の回動軸を中心とした円弧状の摺動面を備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の水道メータシステムにおいて、Oリング離脱防止壁の摺動面と摺動板の摺動面とが面一であるところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項5乃至7の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、Oリング離脱防止壁を摺動板に一体形成したところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の外側面とメータ受容部の内側面との間には、1対の端部流路を回動筒部の軸方向で挟むように1対のOリングが設けられたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、水道メータは、回動筒部の内部に嵌合される略円柱形状をなしかつその内部に計測流路を有し、計測流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、計測流路は、水道メータの外周面の互いに180度離れた位置に開口部を有すると共に、回動筒部が第1の位置に配置された場合に、1対の端部流路と、1対の中継流路と、計測流路の両開口部とが同軸線上に配置されるように構成したところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部と水道メータとの間には、回動筒部の内部への水道メータの挿抜を許容する一方、水道メータが回動筒部に挿入されたときに、1対の中継流路と計測流路の両開口部とが連通するように係合する凸部及び凹部が備えられたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、回動筒部の外周面とメータ受容部の内周面との間に形成されて、回動筒部が第2の位置に配置された場合に、1対の端部流路の間を連絡する一方、回動筒部が第1の位置に配置された場合に、1対の端部流路から切り離されるバイパス流路を備えたところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の水道メータシステムにおいて、中間金具は、ステンレス鋼製であるところに特徴を有する。
[請求項1及び2の発明]
請求項1の構成では、回動筒部を第1の位置に配置すると水道水は、一方の端部流路及び中継流路を通って水道メータ内に流入し、水道メータから他方の中継流路及び端部流路を通って水道メータシステムの下流側に流出する。これにより、1対の端部流路間を流れる水道水の通過体積が水道メータにて計量される。
一方、回動筒部を回動操作して第2の位置に配置すると、1対の端部流路と1対の中継流路との間が断絶し、回動筒部内への水道水の流入が禁止される。この状態で回動筒部から水道メータを取り外せば、中間金具が水道管に接続されたままであっても中間金具から放水することはない。また、水道メータを取り外すと逆止弁収容筒の基端側の開口が回動筒部の水道メータを受容していた部分の内面に開放するので、その基端側の開口から逆止弁を挿抜可能となる。このとき、逆止弁収容筒の先端面の開口は側方膨出部内に設けた摺動面で塞がれているので、逆止弁を抜いても中間金具から放水することはない。
このように、本発明によれば、中間金具を水道管に接続したまま水道メータ及び逆止弁を取り外しても、中間金具から放水することはない。
ここで、回動筒部が回動したときにOリングが摺動する摺動面は、側方膨出部を構成する壁体内面に機械加工によって形成してもよいが、この場合、側方膨出部の奥まった部分を加工しなければならないため、加工作業が困難であり中間金具の製造効率が悪い。これに対し、請求項2の発明のように、中間金具とは別部品であって、予め円弧状の滑らかな湾曲面となるように形成された摺動面を有する摺動板を、側方膨出部のうち逆止弁収容筒の先端面が突き合わされた部分に設けた構成とすれば、側方膨出部の奥まった内面に摺動面を加工しなくても済み、中間金具の製造効率が向上する。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、摺動板は、水道管接続部の内面の段差部と側方膨出部を貫通した位置決部材との2箇所に突き当てられているから、摺動板の位置決め精度が向上する。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、中間金具の外側から雄ねじ部材を締め付けることで、摺動板の外側面と位置決部材の先端とを突き当て状態としたまま、摺動板が側方膨出部の内側に固定される。これにより、逆止弁収容筒と摺動板とをスムーズに摺動させることができる。
[請求項5の発明]
回動筒部を回動させると、逆止弁収容筒の先端面に備えたOリングは、摺動板の摺動面を摺動して連通孔の開口を横切る。このとき連通孔の開口内に形成されたOリング離脱防止壁がOリングを押さえるから、連通孔を横切る際にOリングが連通孔の開口縁に引っ掛かってOリング溝から外れることが防止される。
[請求項6及び7の発明]
請求項6及び7の発明によれば、OリングとOリング離脱防止壁との間の摺動がスムーズに行われる。
[請求項8の発明]
請求項8の構成によれば、摺動板を備えたものに対して部品点数を増やさずにOリング離脱防止壁を設けることができる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成によれば、メータ受容部に流れ込んだ水道水の水圧により回動筒部の軸方向にかかる力が1対のOリングの摩擦力によって吸収される。これにより、回動筒部の軸方向の一端部を中間金具の内面に押しつける力を弱める或いはなくすことができ、回動筒部をスムーズに回動させることが可能となる。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、水道メータの計測流路に対して水をスムーズに流入又は流出させることができる。
[請求項11の発明]
請求項11の構成によれば、凹部と凸部とが凹凸係合するように水道メータを回動筒部の内部に挿入すると、1対の中継流路と計測流路の両開口部とが同軸線上に位置決めされる。また、回動筒部と水道メータとの相対回転が禁止されるから、計測流路と1対の中継流路とが常時連通する。さらに、水道メータを把持して回動操作することで回動筒部を一体回動させることができる。
[請求項12の発明]
請求項12の発明によれば、回動筒部を第2の位置にして端部流路と中継流路との間が断絶された場合に、バイパス流路によって1対の端部流路間が連絡されるので、断水することなく水道メータを着脱することができる。また、回動筒部を第1の位置にした場合に、バイパス流路は、1対の端部流路から切り離されるので、全ての水道水を水道メータに通過させることができ、通過体積の計量を正確に行うことができる。しかも、バイパス流路は回動筒部とケース受容部との間に形成されたので、1対の端部流路の間をバイパス用の配管で連絡した構成に比較して、部品点数の削減が図られ、水道メータシステムの寸法を小さくすることができる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、経年使用による中間金具の腐食や減耗を防止することができ、Oリングとの当接部分におけるシール性を維持することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1には、本発明の水道メータシステム100の全体構造が示されている。水道メータシステム100のうち中間金具10は、両端開放の筒状をなしたメータ受容部11の外面から相反する方向に1対の水道管接続部11J,11Kを延設した構造をなし、これら水道管接続部11J,11Kが、図示しない水道管に接続される。例えば、図1における左側の水道管接続部11Jは上流側の水道管に接続され、内部を上流側端部流路12が貫通している。また、反対側の水道管接続部11Kは下流側の水道管に接続され内部を下流側端部流路13が貫通している。これら上流側端部流路12及び下流側端部流路13(本発明の「1対の端部流路」に相当する)は、メータ受容部11を挟んで同軸線上に延びており、メータ受容部11の内側に連通している。本実施形態の中間金具10はステンレス鋼製であり、例えば、鋳造により成形されている。なお、中間金具10は、ステンレス鋼以外の金属や合成樹脂製でもよいが、ステンレス鋼製とすれば、経年使用による腐食や減耗を防止することができる。
メータ受容部11の内側には回動筒部30が受容されている。回動筒部30は、例えば、メータ受容部11の下端開口部14Bから挿入され、その下端開口部14Bに螺合された抜止リング36によってメータ受容部11の内側に抜け止めされている。回動筒部30は、メータ受容部11の内側で図2に示す通水位置(本発明の「第1の位置」に相当する)と図7に示す止水位置(本発明の「第2の位置」に相当する)との間で回動可能となっている。さらに、回動筒部30の内側には、以下に説明する水道メータ20が一体回転可能に収容されている。
水道メータ20は、所謂、「羽根車式水道メータ」であり、図1に示すように一端有底の円筒ハウジング120内に羽根車ユニット121を備えてなる。図2に示すように、円筒ハウジング120は、円筒体の外周面の一部を段付き状に突出させた構造をなし、その外面突出部120B(本発明の「凸部」に相当する)の外側面120Cが、水道メータ20の軸方向(図1における上下方向)に延びた平坦面となっている。
外面突出部120Bには、円筒ハウジング120を内外に貫通した流出孔21Bが形成され、後述する下流側中継流路32A(本発明の「中継流路」に相当する)に連通している。一方、円筒ハウジング120の周方向で流出孔21Bから180度離れた位置には、流入孔21Aが貫通形成され、後述する上流側中継流路35(本発明の「中継流路」に相当する)に連絡している。そして、水道水は、流入孔21Aから円筒ハウジング120内に流入し、羽根車ユニット121の羽根車を回転させ、流出孔21Bを通って水道メータ20の外部に流出する。
ここで、円筒ハウジング120の外側面で流入孔21A及び流出孔21Bの各開口の周縁部にはそれぞれOリング溝が形成され、それぞれOリング80,80が嵌め込まれている。流入孔21Aの周縁部に設けられたOリング80は回動筒部30のうち、後述するメータ嵌合筒31の内周面で押し潰されて流入孔21Aと上流側中継流路35との連絡部分をシールしている。一方、流出孔21Bの周縁部に設けられたOリング80は、後述する逆止弁収容筒32の基端面で押し潰されており、その逆止弁収容筒32の内側を貫通した下流側中継流路32Aと流出孔21Bとの連絡部分をシールしている。なお、筒形ハウジング120の内側領域(羽根車ユニット121が収容された部分)は本発明の「計測流路」に相当する。
水道メータ20のうち、円筒ハウジング120の上端開口部には表示ユニットMが螺合されている。表示ユニットMは、例えば、円筒ハウジング120の上端部から起立した複数のスナップフィットによって外周縁が係止されており、羽根車ユニット121と磁気的に結合している。そして、水道メータ20の内部を通過した水道水の積算体積が表示ユニットMにて表示される。
回動筒部30に挿入された水道メータ20の抜け止めを図るために、円筒ハウジング120のうち、回動筒部30から露出した外周面には係止溝24が形成され、この係止溝24に中間金具10(詳細には、メータ受容部11)の上端部に固定された係止金具16が係止されている。係止金具16はボルト25によって着脱可能となっており、係止金具16を取り外すことで、水道メータ20を回動筒部30から抜き取ることが可能となっている。なお、ボルト25を特殊なネジ(例えば、登録商標「トルクス」ねじ)とすれば、係止金具16が不正に取り外されるのを防ぐことができる。以上が水道メータ20の説明であり、次に水道メータ20を受容した回動筒部30について説明する。
図2及び図3に示すように回動筒部30は、水道メータ20を受容した樹脂製のメータ嵌合筒31と、メータ嵌合筒31の外周面から側方に突出した樹脂製の逆止弁収容筒32とから構成されている。メータ嵌合筒31は全体として一端有底の円筒状をなしている。図2に示すように、メータ嵌合筒31のうち、逆止弁収容筒32が突出した部分は、外側に膨出した外面膨出部31Bとなっており、この外面膨出部31Bの内側(本発明の「凹部」に相当する)に水道メータ20(円筒ハウジング120)の外面突出部120Bが凹凸嵌合している(図2を参照)。これにより、水道メータ20と回動筒部30とが相対回転不能(一体回転可能)となり、回動筒部30の上流側中継流路35と水道メータ20の流入孔21A及び、回動筒部30の下流側中継流路32Aと水道メータ20の流出孔21Bとが常時、連通状態となる。ここで、外面膨出部31Bの内側面31C(図3を参照)は平坦面をなしており、水道メータ20に備えた外面突出部120Bの外側面120C(図2を参照)と面当接している。
図3及び図4に示すように、メータ嵌合筒31の上端部及び下端部にはそれぞれ全周に亘ってOリング溝91,91が形成され、それぞれOリング81,81(本発明の「1対のOリング」に相当する)が嵌め込まれている。なお、メータ嵌合筒31のうちOリング81,81が嵌め込まれた上端部及び下端部の外径は同一径となっている
図1に示すように、メータ嵌合筒31の上端部に備えたOリング81は、メータ受容部11の上端開口部14Aの内周面に密着している。一方、メータ嵌合筒31の下端部に備えたOリング81は、下端開口部14Bの内側に螺合された抜止リング36の内周面に密着している。これらにより、中間金具10(詳細には、メータ受容部11)と回動筒部30(詳細には、メータ嵌合筒31)との間からの漏水が防止されている。なお、抜止リング36とメータ受容部11の下端開口部14Bとの間もOリング86によってシールされている。
図3に示すように、メータ嵌合筒31の外面膨出部31Bには、メータ嵌合筒31を内外に貫通した筒部取付孔34が貫通形成されている。また、メータ嵌合筒31のうち、筒部取付孔34から180度離れた位置には、上述の如く水道メータ20の流入孔21Aと常時連通した上流側中継流路35が貫通形成されている。
メータ嵌合筒31の外面で上流側中継流路35の開口周縁には、Oリング溝92が陥没形成され、このOリング溝92に嵌め込まれたOリング82がメータ受容部11の内面との間で押し潰されて、上流側端部流路12と上流側中継流路35との連絡部分をシールしている。
図1及び図2に示すように、上流側端部流路12の内側にはOリング離脱防止壁50が備えられている。Oリング離脱防止壁50は帯板状をなし、水道管接続部11Jの内側に嵌合固定された円筒体51に一体形成されている。また、Oリング離脱防止壁50は、上流側端部流路12の内部を回動筒部30の回動方向に横切っており、Oリング82が摺動する部分に、回動筒部30の回動軸Qを中心とした円弧状の摺動面52が形成されている。
そして、回動筒部30がメータ受容部11内で回動して上流側端部流路12の開口を横切る際に、メータ嵌合筒31の外周面(詳細には、上流側中継流路35の開口周縁)に取り付けられたOリング82が、Oリング離脱防止壁50に押さえられ、Oリング溝92から離脱するのが防止されている。
なお、Oリング離脱防止壁50が形成された円筒体51のうち、上流側の開口端には、網目状のストレーナ51Sが一体に設けられている。また、円筒体51及びOリング離脱防止壁50は、合成樹脂製でもよいし金属製でもよい。
図2に示すように、メータ嵌合筒31の外周面とメータ受容部11の内周面との間にはバイパス流路39が形成されている。バイパス流路39はメータ嵌合筒31の外周面を約半周に亘って溝状に陥没させることで形成されている(図4を参照)。より詳細には、メータ嵌合筒31のうち、上流側中継流路35から周方向における一方向(図2における反時計回り方向)に約45度離れた位置にはバイパス入口部39Aが形成され、下流側中継流路32Aから周方向における一方向に約45度離れた位置にはバイパス出口部39B(図4を参照)が形成されている。そして、バイパス流路39は、バイパス入口部39Aから上流側中継流路35の開口を上下に迂回するように通ってメータ嵌合筒31の周方向に延び、バイパス出口部39Bに繋がっている。以上が、メータ嵌合筒31の説明である。
回動筒部30のうち逆止弁収容筒32の内部を貫通した下流側中継流路32Aには逆止弁38が挿抜可能に組み付けられている。図3に示すように、逆止弁38は、例えば、逆止弁収容筒32の内周面に固定された取付ボディ38Bを有し、その取付ボディ38Bに直動可能な弁体38Vを備える。弁体38Vは、バネ38Sによって上流側(水道メータ20側)に向けて付勢されており、水道水が上流側端部流路12から下流側端部流路13に向かう順方向に流れた場合には、水圧により弁体38Vがバネ38Sを押し縮めながら下流側に直動して弁座38Aから離間する。これにより、下流側中継流路32Aを介して水道メータ20と下流側端部流路13との間が連通し水道水の流通を許容する。これに対し、水道水が下流側端部流路13から上流側端部流路12に向かう逆方向に流れた場合には、弁体38Vがバネ38Sの付勢力によって弁座38Aに押し付けられて密着し、下流側端部流路13と水道メータ20との間が断絶されて水道水の逆流を防止する。なお、取付ボディ38Bの基端側外周面にはOリング38Rが嵌め込まれており、このOリング38Rによって逆止弁38と逆止弁収容筒32との間がシールされている。
逆止弁収容筒32は、両端開放の円筒構造をなし、メータ嵌合筒31の内側から筒部取付孔34に挿入組み付けされている。逆止弁収容筒32の基端側の外周面にはOリング85が嵌められており、このOリング85によって逆止弁収容筒32と筒部取付孔34との間がシールされている。
逆止弁収容筒32の基端部には側方に張り出したフランジ部32Fが形成され、このフランジ部32Fが、外面膨出部31Bの内側面31Cのうち筒部取付孔34の開口縁に陥没形成された段差部34Dに凹凸係合している。また、逆止弁収容筒32を筒部取付孔34に対して抜け止め及び回り止めするために、図1に示すように、フランジ部32Fの外周面には複数の螺旋孔が等間隔で形成され、それら螺旋孔に、メータ嵌合筒31を貫通して筒部取付孔34の内部に突き出た複数の止めねじ29,29(詳細には、六角穴付止めねじ)が螺合している。
逆止弁収容筒32の基端面は、外面膨出部31Bの内側面31Cと略面一な平坦面となっており、水道メータ20に備えた外面突出部120Bの外側面120Cと面当接している。そして、上述の如く、逆止弁収容筒32の基端面によって、外面突出部120Bの外側面120Cに備えたOリング80が押し潰され、流出孔21Bと下流側中継流路32Aとの連絡部分がシールされている。
ここで、逆止弁収容筒32のうち、逆止弁38を挿抜可能な基端側の開口には、外面突出部120Bの外側面120Cが宛がわれており、逆止弁収容筒32の先端側の開口は窄んで逆止弁38の外径より小さくなっている。これらにより逆止弁38は逆止弁収容筒32の内側に抜け止めされている。
図2に示すように、逆止弁収容筒32の先端面は回動筒部30の回動軸Qを中心とした円弧面をなしており、メータ受容部11の内側に組み付けられた後述する摺動プレート60に突き合わされている。また、図4に示すように、逆止弁収容筒32の先端面で下流側中継流路32Aの開口周縁には、本発明に係るOリング溝93が形成され、このOリング溝93に嵌め込まれたOリング83が摺動プレート60の摺動面61で押し潰されて、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13との連絡部分をシールするようになっている。以上が、逆止弁収容筒32の説明である。
ここで、回動筒部30をメータ受容部11内で回動させると、メータ嵌合筒31の外周面に嵌め込まれたOリング81,82が、メータ受容部11の内側面に摺動し、逆止弁収容筒32の先端面に嵌め込まれたOリング83が、摺動プレート60の摺動面61に摺動することになるが、回動筒部30をスムーズに回動させるために、これらOリング81,82,83の表面に摩擦係数の低い樹脂(例えば、フッ素樹脂、具体的には「テフロン」(登録商標))を被覆したり、Oリング81,82,83を構成するゴムに摩擦係数の低い樹脂の粒子を配合してもよい。以上が、回動筒部30に関する説明である。
ところで、中間金具10のメータ受容部11には、回動筒部30の側方に突出した逆止弁収容筒32を旋回可能に収容するために、回動筒部30の回動方向に延びた側方膨出部40が形成されている。図2に示すように、側方膨出部40は、メータ受容部11の周壁を、通水位置(図2を参照)と止水位置(図7を参照)との間における逆止弁収容筒32の旋回範囲に応じて、側方に膨出させてなる。即ち、側方膨出部40はメータ受容部11のうち下流側の水道管接続部11Kが突出した部分から、図2における時計回り方向に延びており、メータ受容部11の内面側にのみ開放した袋構造をなしている。そして、側方膨出部40のうち、逆止弁収容筒32の先端面が突き合わされた部位、より詳細には、メータ嵌合筒31の外周面から側方に離れた位置に位置する膨出部奥壁40Aの内側面に、本発明の「摺動板」に相当する摺動プレート60が組み付けられている。
摺動プレート60は、例えば金属製或いは合成樹脂製であって、回動筒部30の回動方向に延びた円弧状をなしている。また、逆止弁収容筒32の先端部(Oリング83)が摺動する摺動面61は、回動筒部30の回動軸Qを中心とした(逆止弁収容筒32の先端面と同じ曲率の)滑らかな円弧状の湾曲面となっている。ここで、摺動面61は、摺動プレート60の材質が金属である場合には、機械加工(例えばフライス加工)によって形成することができ、材質が合成樹脂である場合には、樹脂成形(例えば射出成形)によって形成することができる。
摺動プレート60のうち、下流側端部流路13と重なる部位には、円形の連通孔64が貫通形成されている。連通孔64の内側には、Oリング離脱防止壁63が設けられている。Oリング離脱防止壁63は、摺動プレート60に一体形成されており、連通孔64の内側を回動筒部30の回動方向に横切るように差し渡されている。このOリング離脱防止壁63により、回動筒部30が回動した際に、逆止弁収容筒32の先端面に取り付けられたOリング83が連通孔64の開口縁に引っ掛かってOリング溝93から外れることが防止されている。また、Oリング離脱防止壁63のうちOリング83が摺動する面は、回動筒部30の回動軸Qを中心とした円弧状の摺動面63Aとなっており、摺動プレート60の摺動面61と面一となっている。これにより、逆止弁収容筒32の先端部を摺動プレート60に対してスムーズに摺動させることができる。
摺動プレート60の外側面で連通孔64の開口縁からは、水道管接続部11Kの内側に向かって円筒状の筒形突出部62が突出している。筒形突出部62は、水道管接続部11Kのうち、側方膨出部40の内面側の開口から挿入嵌合されており、その先端部が、水道管接続部11Kの基端側の内周面に形成された段差部11Dに突き当てられている。そして、摺動プレート60の連通孔64を介して下流側端部流路13と下流側中継流路32Aとが連通可能となっている。ここで、筒形突出部62には、水抜用孔65が貫通形成されており、この水抜用孔65を介して側方膨出部40の内側と下流側端部流路13との間が連通している。
摺動プレート60のうち、筒形突出部62が形成された端部とは反対側の端部には、突当壁部66が形成されている。突当壁部66は、摺動プレート60の外側面から側方膨出部40の奥まった内面角部に向かって突出しており、ここに、膨出部奥壁40Aを貫通した位置決ボルト70(本発明の「位置決部材」に相当する)が突き当てられている。
詳細には、膨出部奥壁40Aのうち、突当壁部66と対峙した部分には、ねじ孔43が貫通形成され、このねじ孔43に膨出部奥壁40Aの外側から位置決ボルト70が挿入され螺合されている。位置決ボルト70は、ヘッド部70Hが膨出部奥壁40Aの外面に突き当たった状態で、先端部が側方膨出部40の内側に突出しており、前記筒形突出部62の水道管接続部11Kへの挿入方向と逆方向(図2における左方向)から突当壁部66に突き当てられている。この位置決ボルト70の突き当てと、上述した筒形突出部62の段差部11Dに対する突き当てとにより、摺動プレート60の外側面が膨出部奥壁40Aの内側面から僅かに浮かされかつ、摺動面61が、回動筒部30の回動軸Qを中心とした円弧面となるように位置決めされている。なお、摺動プレート60を膨出部奥壁40Aの内側面から浮かせたことで、膨出部奥壁40Aの内側面に鋳造時に形成された僅かな凹凸があっても摺動面61を正確に位置決めすることができる。
ここで、位置決ボルト70のヘッド部70H裏面には、Oリング溝に嵌め込まれたOリング71が備えられており、このOリング71が膨出部奥壁40Aの外面で押し潰されて、ねじ孔43からの漏水が防止されている。
また、突当壁部66のうち、位置決ボルト70が突き当てられた部位は、僅かに陥没しており、その陥没部分に位置決ボルト70の先端が突入している。また、位置決ボルト70の外部への出っ張りをなくすために、膨出部奥壁40Aのうちねじ孔43の周縁部は凹んでおり、ここに位置決ボルト70のヘッド部70Hが収容されている。
図15に示すように、位置決ボルト70の軸心部には、本発明の「雄ねじ部材」に相当する固定ボルト75(詳細には、登録商標「トルクス」ねじ)が貫通している。固定ボルト75は、位置決ボルト70の軸心部に螺合すると共に位置決ボルト70の先端面から突出して、その突出部分が突当壁部66に形成された螺旋孔に螺合されている。これにより、突当壁部66と位置決ボルト70の先端とを突き当てた状態で、摺動プレート60が側方膨出部40の奥まった内側面(膨出部奥壁40Aの内側面)に固定されている。
ここで、位置決ボルト70の先端面には、固定ボルト75を囲むようにOリング溝が形成され、ここに嵌め込まれたOリング76が突当壁部66に押し潰されて、位置決ボルト70と固定ボルト75との螺合部分からの水漏れが防がれている。また、固定ボルト75の外部への出っ張りをなくすために、位置決ボルト70のヘッド部70H中央は陥没しており、この陥没部分にヘッド部75Hが収容されている。
なお、固定ボルト75を位置決ボルト70と共通のねじ孔43に貫通させたことで、固定ボルト75用のねじ孔を膨出部奥壁40Aに別途形成する手間を省くことができる。
本実施形態の水道メータシステム100に関する構成は以上である。この水道メータシステム100は、以下のようにして組み立てることができる。
まず、摺動プレート60を中間金具10に取り付ける。即ち、摺動プレート60を側方膨出部40の膨出部奥壁40A側に押し込んで、筒形突出部62を水道管接続部11K内に挿入し、その先端部を段差部11Dに突き当てる。この状態で、膨出部奥壁40Aの外側から位置決ボルト70をねじ孔43に挿入し、図示しない回転工具によって締めつける。すると位置決ボルト70のヘッド部70Hが膨出部奥壁40Aの外面に突き当たると共に、位置決ボルト70の先端が摺動プレート60の突当壁部66に突き当たって、摺動プレート60が側方膨出部40の内面から僅かに浮いた状態に位置決めされる。この状態で、位置決ボルト70の軸心部に備えた固定ボルト75を図示しない回転工具によって突当壁部66の螺旋孔に螺合する。これで、摺動プレート60が側方膨出部40の内側奥部に固定される。
次に、上流側の水道管接続部11Jに円筒体51を挿入して、Oリング離脱防止壁50の摺動面52が、メータ受容部11の内周面と面一となるように、例えば目視で確認しながら取り付ける。
次に、メータ嵌合筒31をメータ受容部11に組み付ける。即ち、メータ受容部11の下端開口部14Bからメータ嵌合筒31を挿入し、メータ嵌合筒31の上端部をメータ受容部11の上端開口部14Aの開口縁に係止させた状態で、メータ受容部11の下端開口部14Bに抜止リング36を螺合して、メータ嵌合筒31をメータ受容部11内に抜け止め状態とする。なお、抜止リング36は、その下面に形成された複数の凹所36Aに専用の回転工具(図示せず)を係止させて回転操作することで下端開口部14Bに締め付ければよい。
ここで、メータ受容部11の周方向の一部には側方膨出部40が形成されているため、メータ受容部11へのメータ嵌合筒31の挿入過程で、メータ嵌合筒31の上端部に備えたOリング81の変形に偏りが生じる。この偏りを補正するために、メータ受容部11の上端寄り内周面には、全周に亘って補正用溝200が形成されている。即ち、メータ嵌合筒31の上端部が、メータ受容部11の上端開口部14Aの開口縁に係止する直前に、メータ嵌合筒31の上端部のOリング81が補正用溝200の内側に入り込んで、Oリング81の変形の偏りが補正される。
次に、逆止弁収容筒32をメータ嵌合筒31の内側から筒部取付孔34に挿入し、フランジ部32Fを段差部34Dに係合させた状態で止めねじ29,29により逆止弁収容筒32を筒部取付孔34に固定する。このとき、逆止弁収容筒32の基端側の開口はメータ嵌合筒31の内側に開放している。
次に、メータ嵌合筒31の内側に開放した逆止弁収容筒32の基端側の開口から、逆止弁38を挿入する。そして、メータ嵌合筒31の上端開口から水道メータ20を挿入すると、逆止弁収容筒32の基端側の開口縁が水道メータ20(筒形ハウジング120)の外面で覆われ、逆止弁38が抜け止めされる。最後に、係止金具16を水道メータ20の係止溝24に係止させてボルト25を締め付ければ水道メータシステム100は完成であり、この水道メータシステム100を水道管の途中に取り付ければ、水道メータ20を通過する水道水の通過体積が計量可能となる。
次に本実施形態の水道メータシステム100の動作について説明する。
本実施形態の水道メータシステム100を使用して水道水の通過体積を計測するときには、回動筒部30を通水位置に配置する。すると、図1及び図2に示すように、中間金具10の上流側端部流路12及び下流側端部流路13と、回動筒部30の上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aと、水道メータ20の流入孔21A及び流出孔21Bとが連通する。即ち、水道水が上流側端部流路12から水道メータ20の内部を通過して下流側端部流路13に流れ、水道メータ20の内部(計測流路)を通過する際に羽根車を回転させる。このとき上流側端部流路12と上流側中継流路35の間及び、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13の間は、それぞれOリング82,83によってシールされており、メータ嵌合筒31とメータ受容部11との間はOリング81,81によりシールされているので、水道水がメータ受容部11の外へ漏れ出すことはない。
さて、水道メータ20及び逆止弁38を交換或いはメンテナンスする場合には、中間金具10を水道管に接続したまま、係止金具16を外し、回動筒部30を通水位置から止水位置に切り替えて、その状態で水道メータ20及び逆止弁38を中間金具10から取り外す。具体的には、水道メータ20のうち、メータ受容部11の上端開口部14Aから露出した上端部を把持して、図2における時計回り方向に回動操作する。すると、回動筒部30が水道メータ20と一体にメータ受容部11の内側で回動する。
回動筒部30が回動すると、回動筒部30の上流側中継流路35及び下流側中継流路32Aが、中間金具10の上流側端部流路12及び下流側端部流路13に対して徐々にずらされる(図6を参照)。そして、回動筒部30が通水位置から所定角度(例えば、約45度)回動して止水位置に至ると、図7に示すように、上流側中継流路35の開口がメータ受容部11の内面で塞がれ、下流側中継流路32Aの開口が摺動プレート60で塞がれて、上流側端部流路12と上流側中継流路35との間、及び、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13との間が断絶する。その代わりに、バイパス入口部39Aが上流側端部流路12に開放すると共に、バイパス出口部39Bが、側方膨出部40の内側に開放して、上流側端部流路12と下流側端部流路13との間がバイパス流路39によって連通する。即ち、水道管から水道メータシステム100に流れ込んだ水道水は、回動筒部30の内側に流れ込むことはなく、バイパス流路39を通って水道メータシステム100を通過する。即ち、水道メータ20及び逆止弁38の着脱時に断水することもない。
この状態で、図8に示すように、水道メータ20の上端部を把持して上方に引き上げると、回動筒部30の上端開口から水道メータ20を抜き取ることができる。このとき、水道水は回動筒部30の内側に流れ込まないので、中間金具10を水道管に接続したままで水道メータ20を取り外しても、中間金具10から放水することはない。また、水道メータ20を取り外すと、逆止弁収容筒32の基端側の開口がメータ嵌合筒31の内側に開放するので、その基端側の開口から逆止弁38を挿抜することができる。このとき、逆止弁収容筒32の先端側の開口は、摺動面61で塞がれているので、逆止弁38を抜いても中間金具10から放水することはない。
なお、水圧により回動筒部30に軸方向(図1における上向き或いは下向き)の力が付与されるが、本実施形態のように、回動筒部30(メータ嵌合筒31)の上端部及び下端部の外周面にOリング81,81を装着しておけば、そのような軸方向の力を吸収することができる。これにより、回動筒部30を中間金具10の下端開口部14B側或いは上端開口14A側に押し付ける力を弱める或いはなくすことができ、回動筒部30をスムーズに回動させることが可能となる。また、本実施形態のように回動筒部30のうちOリング81,81が装着される上端部及び下端部の外径を同一径としておけば、回動筒部30に付与される軸方向の力のバランスを取ることができ、よりスムーズに回動させることが可能となる。
水道メータ20及び逆止弁38を再度組み付ける場合は以下のようである。まず、逆止弁38を逆止弁収容筒32の基端側の開口から挿入し、次いで、水道メータ20をメータ嵌合筒31の上端開口から挿入する。このとき、水道メータ20の外面突出部120Bがメータ嵌合筒31の外面膨出部31Bの内側に嵌るように水道メータ20を挿入する。これにより、回動筒部30の上流側中継流路35と下流側中継流路32Aとの間が、水道メータ20を介して連通状態にされる。また、水道メータ20をメータ嵌合筒31に挿入することで、逆止弁収容筒32の基端側の開口からの逆止弁38の抜け止めがなされる。
そして、水道メータ20を止水位置から通水位置に向けて(図7における反時計回り方向)に回動操作すると、回動筒部30が中間金具10(メータ受容部11)の内側で回動して通水位置(図2の状態)に戻される。即ち、バイパス流路39と上流側端部流路12及び下流側端部流路13との間が断絶し、代わりに上流側端部流路12と上流側中継流路35及び、下流側中継流路32Aと下流側端部流路13とが連通して、水道メータ20への通水が再開され、水道メータ20により水道水の通過体積が計測可能となる。この後、係止金具16を元の位置に取り付けて水道メータ20の係止溝24と係止させボルト25で固定する。このとき、係止金具16が係止溝24と係止不可能であれば、回動筒部30が通水位置まで戻っていないということが判断でき、回動筒部30の戻し忘れや、通水位置からの位置ずれを防止することができる。
ここで、回動筒部30を通水位置と止水位置との間で回動させると、上流側中継流路35の開口周縁に取り付けられたOリング82は、メータ受容部11の内面に摺動し、逆止弁収容筒32の先端面に取り付けられたOリング83は、摺動プレート60の摺動面61を摺動する。そして、通水位置又は止水位置に至る過程で、Oリング82はメータ受容部11の内面に形成された上流側端部流路12の開口を横切り、Oリング83は摺動面61に形成された連通孔64の開口を横切る。このとき、図6に示すように、Oリング82は上流側端部流路12内のOリング離脱防止壁50に摺動し、Oリング83は連通孔64内のOリング離脱防止壁63に摺動する。つまり、Oリング82,83は、上流側端部流路12及び連通孔64の各開口を横切る際にOリング離脱防止壁50,63によって押さえられるから、Oリング82,83がOリング溝92,93から外れることが防止される。
また、側方膨出部40に溜まった水を、中間金具10の外部に抜く場合には、回動筒部30を通水位置とした状態(図2の状態)で固定ボルト75を僅かに緩めて、位置決ボルト70の先端部に備えたOリング76と突当壁部66との間に隙間を形成する。すると、側方膨出部40内の水が、水圧によって、固定ボルト75と位置決ボルト70との隙間から徐々に中間金具10の外部に抜かれる。
このように本実施形態によれば、回動筒部30を回動して止水位置に配置すると、各中間金具10に備えた各端部流路12,13と回動筒部30に備えた各中継流路35,32Aとの間が断絶し、回動筒部30内への水道水の流入が禁止される。この状態で回動筒部30から水道メータ20を取り外せば、中間金具10が水道管に接続されたままであっても中間金具10から放水することはない。また、水道メータ20を取り外すと逆止弁収容筒32の基端側の開口がメータ嵌合筒31の内面側に開放するので、その基端側の開口から逆止弁を挿抜可能となる。勿論、逆止弁38を抜いても中間金具10から放水することはない。
ところで、逆止弁収容筒32の先端面に備えたOリング83が摺動する摺動面を側方膨出部40の奥まった内側面、即ち、膨出部奥壁40Aの内側面に機械加工(フライス加工)によって形成する場合には、メータ受容部11の上端開口部14A又は下端開口部14Bから側方膨出部40の内部に加工工具を挿入するか、或いは、側方膨出部40の上面又は下面に別途形成した工具挿入用の孔から加工工具を挿入して加工を行う必要がある。そのため、特殊な加工工具が必要であったり、作業性の悪さから加工に長時間を要する。また、中間金具10は、通常、複数の工程からなる自動製造ラインで製造されるので、その自動製造ラインに、上述の如く摺動面を機械加工する工程が含まれると製造ラインが滞る虞がある。
これに対し、本実施形態の水道メータシステム100によれば、中間金具10とは別部品の摺動プレート60に、予め円弧状の滑らかな湾曲面に仕上げられた摺動面61が形成され、その摺動プレート60を膨出部奥壁40Aの内側面に組み付ける構成であるから、上述の如く膨出部奥壁40Aの内側面を加工して摺動面を形成した場合に比較して、摺動面61を容易かつ迅速に側方膨出部40内に設けることができる。また、膨出部奥壁40Aの内側面に摺動面を加工しなくても済むので、中間金具10の製造効率が向上する。
また、摺動プレート60は、その長手方向の2箇所(詳細には、両端部)で、水道管接続部11Kの内面の段差部11Dと、膨出部奥壁40Aを貫通した位置決ボルト70とに突き当てられているから、摺動プレート60の位置決め精度が向上する。
しかも、側方膨出部40は、回動筒部30が通水位置と止水位置との間で回動したときの逆止弁受容筒32の旋回範囲だけに形成されているので、側方膨出部がメータ嵌合筒31の全周に形成された場合に比較して、コンパクトにすることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、Oリング離脱防止壁50,63を備えていたが、Oリング82,83がOリング溝92,93に対して離脱不能に取り付けられていれば、必ずしもOリング離脱防止壁50,63は必要ではない。
(2)上記実施形態では、バイパス流路39を備えていたがバイパス流路39は備えていなくてもよい。
(3)逆止弁38は、上記実施形態の構造に限るものではない。例えば、下流側中継流路32A内で遊動するボールを備え、例えば、水道水が順方向に流れたときには、ボールが下流側端部流路から離れた位置に配置される一方、水道水が逆方向に流れたときには、ボールが水圧に押されて計測流路21の開口を塞ぎ、逆流を防止する構成でもよい。
(4)図9(A)に示すように、連通孔64の内側に複数のOリング離脱防止壁63を回動筒部30の回動方向に沿って互いに平行に差し渡してもよい。また、図9(B)に示すように回動筒部30の回動方向に差し渡したOリング離脱防止壁63に交差する補助壁67を設けてもよい。また、図示しないが、複数のOリング離脱防止壁63と複数の補助壁67とを互いに交差させて格子状としてもよい。なお、上流側端部流路12内に備えたOリング離脱防止壁50を同様な構成としてもよい。
(5)回動筒部30が通水位置と止水位置とで位置決めされる構成としてもよい。具体的には、回動筒部30が通水位置及び止水位置となったときに、逆止弁収容筒32又はメータ嵌合筒31の外面膨出部31Bが、側方膨出部40の両端部の側壁に当接して、それ以上の回動を規制する構成とすればよい。
(6)固定ボルト75は、位置決ボルト70を貫通した構成でなくてもよく、膨出部奥壁40Aのうち位置決ボルト70が貫通したねじ孔43の側方に、固定ボルト75用のねじ孔を貫通形成して、そこから摺動プレート60に螺合させてもよい。
(7)水道メータ20は、羽根車式水道メータであったが、超音波式或いは電磁式の水道メータでもよい。
(8)図示しないが、側方膨出部40の下面又は上面に、摺動面61を加工するための工具挿入孔を貫通形成して、その工具挿入孔から加工工具を挿入し、側方膨出部40のうち、逆止弁収容筒32の先端面が突き合わされた奥側の内側面に機械加工によって摺動面61を形成してもよい。また、工具挿入孔は、摺動面61の加工完了後に、蓋部材によって水密状態に塞げばよい。但し、この構成では、上述の如く、摺動面61の加工が困難であるし、工具挿入孔は、中間金具10を鋳造してから別途、貫通形成しなければならない。また、工具挿入孔は、上記実施形態で側方膨出部40に貫通形成されたねじ孔43より大きくなってしまうため、上記実施形態に比較して水密を図るための構造が大がかりとなる。以上の点から、上記実施形態のように、中間金具10とは別部品の摺動板60に摺動面61を形成しておき、その摺動板60を中間金具10に組み付けた構成が好ましい。
(9)水道メータシステム100に備えた水道メータ20の代わりに図示しないフィルター装置(例えば、セラミックフィルター、不織布、所定のメッシュの網等)を回動筒部30の内側に受容させ、そのフィルター装置に通水することで水道水中の異物を除去可能としてもよい。
また、水道メータ20の代わりに図示しない漏水検査装置(例えば、水道管を伝わる振動に基づき漏水を検出するもの)を回動筒部30の内側に受容させ、その漏水検査装置によって水道管網における漏水の有無を検査可能としてもよい。
さらに、水道メータ20の代わりに水質検査装置(例えば、pH計や塩素濃度計など)を回動筒部30の内側に受容させ、その水質検査装置に通水することで水道水の水質を検査可能としてもよい。
(10)上記実施形態では、水道メータ20の上端部を把持して回動操作することで、回動筒部30を通水位置と止水位置とに回動させていたが、回動筒部30のうち、中間金具10の上端開口部14Aから露出した部分の外周面にギヤ部を形成しておき、そのギヤ部に噛合した平ギヤ又はウォームギヤを回転工具で回転させることで、回動筒部30を回動させる構成としてもよい。
(11)上流側端部流路12のうち、メータ受容部11側の開口内にOリング離脱防止壁50と直交した縦リブを形成して、メータ受容部11に対する回動筒部30(メータ嵌合筒31)の挿入時にはOリング82がその縦リブに押さえられる様にしておき、Oリング82の離脱を防止するようにしてもよい。同様に、逆止弁38のうち、水道メータ20の流出孔21Bに臨んだ端部に縦リブを設けて、回動筒部30に対する水道メータ20の挿入時には、流出孔21Bの周縁部に設けたOリング80がその縦リブに押さえられる様にしておき、Oリング80の離脱を防止するようにしてもよい。さらに、上流側中継流路35の内部に縦リブを設けて、メータ嵌合筒31に対する水道メータ20の挿入時には、流入孔21Aの周縁部に設けたOリング80がその縦リブに押さえられる様にしておき、Oリング80の離脱を防止するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る水道メータシステムの側断面図 回動筒部が通水位置に位置している状態の水道メータシステムの平断面図 回動筒部の側断面図 回動筒部の側面図 摺動プレートに備えたOリング離脱防止壁の正面図 回動筒部が止水位置と通水位置との間に位置している状態の水道メータシステムの平断面図 回動筒部が止水位置に位置している状態の水道メータシステムの平断面図 水道メータが抜き取られる途中の水道メータシステムの側断面図 他の実施形態(4)に係るOリング離脱防止壁の正面図
符号の説明
10 中間金具
11 メータ受容部
11D 段差部
11J,11K 水道管接続部
12 上流側端部流路(端部流路)
13 下流側端部流路(端部流路)
20 水道メータ
21 計測流路
30 回動筒部
31 メータ嵌合筒
31B 外面膨出部(凹部)
32 逆止弁収容筒
32A 下流側中継流路
35 上流側中継流路
38 逆止弁
39 バイパス流路
40 側方膨出部
40A 膨出部奥壁
63 Oリング離脱防止壁
60 摺動プレート
61 摺動面
62 筒形突出部
63 Oリング離脱防止壁
63A 摺動面
65 水抜用孔
64 連通孔
70 位置決ボルト
75 固定ボルト
83 Oリング
93 Oリング溝
100 水道メータシステム
120B 外面突出部(凸部)

Claims (13)

  1. 水道メータを中間金具に組み付けてなる水道メータシステムであって、前記中間金具には、水道管に接続される1対の水道管接続部と、前記水道メータを着脱可能に受容したメータ受容部と、前記1対の水道管接続部内を貫通して前記メータ受容部内に連通した1対の端部流路とが形成され、水道水が一方の前記端部流路から前記水道メータを通過して他方の前記端部流路に流れるようにした水道メータシステムにおいて、
    前記メータ受容部の内側に嵌合されて前記水道メータを受容しかつ、前記メータ受容部に対して第1の位置と第2の位置との間で回動操作可能な回動筒部と、
    前記回動筒部に形成されて、前記回動筒部が前記第1の位置に配置された状態で前記1対の端部流路にそれぞれ連通すると共に、前記回動筒部が前記第2の位置に配置された状態で前記1対の端部流路から断絶される1対の中継流路と、
    前記回動筒部の外側面から突出しかつ内部を前記中継流路が貫通した逆止弁収容筒と、
    前記回動筒部の内側に前記水道メータが受容された状態で前記水道メータによって前記逆止弁収容筒内に抜け止めされる一方、前記回動筒部の内側から前記水道メータが取り外された状態で前記逆止弁収容筒内から挿抜可能な逆止弁と、
    前記逆止弁収容筒の先端面のうち前記中継流路の開口周縁に形成されたOリング溝及び前記Oリング溝に収容されたOリングと、
    前記メータ受容部の側壁の一部を外側に膨出させて袋構造とし、内側に前記逆止弁収容筒を旋回可能に収容した側方膨出部と、
    前記側方膨出部のうち前記逆止弁収容筒の先端面が突き合わされた部分に設けられて、前記回動筒部が回動したときに前記Oリングが摺動する摺動面とを備えたことを特徴とする水道メータシステム。
  2. 前記側方膨出部の内側で前記逆止弁収容筒の先端面が突き合わされた部分に前記中間金具とは別部品の摺動板を設け、その摺動板に、前記回動筒部の回動軸を中心とした円弧状の滑らかな湾曲面を前記摺動面として形成すると共に、前記端部流路と前記中継流路との間を連通可能とした連通孔を貫通形成したことを特徴とする請求項1に記載の水道メータシステム。
  3. 前記摺動板のうち前記連通孔の開口縁から前記水道管接続部の内側に向かって突出した筒形突出部を備え、
    前記筒形突出部は前記水道管接続部への挿入方向で前記水道管接続部の内面の段差部に突き当てられると共に、
    前記側方膨出部を外部から内側に貫通して先端部が前記摺動板の外側面に突き当てられた位置決部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の水道メータシステム。
  4. 前記側方膨出部を外部から内側に貫通して先端部が前記摺動板に螺合された雄ねじ部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載の水道メータシステム。
  5. 前記摺動板のうち前記連通孔の開口内に、前記回動筒部が回動したときに前記Oリングが摺動して前記Oリング溝からの前記Oリングの離脱を防止するOリング離脱防止壁が設けられたことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の水道メータシステム。
  6. 前記Oリング離脱防止壁は、前記回動筒部の回動方向に差し渡されかつ、前記Oリングとの摺動部分に前記回動筒部の回動軸を中心とした円弧状の摺動面を備えたことを特徴とする請求項5に記載の水道メータシステム。
  7. 前記Oリング離脱防止壁の摺動面と前記摺動板の摺動面とが面一であることを特徴とする請求項6に記載の水道メータシステム。
  8. 前記Oリング離脱防止壁を前記摺動板に一体形成したことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の水道メータシステム。
  9. 前記回動筒部の外側面と前記メータ受容部の内側面との間には、前記1対の端部流路を前記回動筒部の軸方向で挟むように1対のOリングが設けられたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の水道メータシステム。
  10. 前記水道メータは、前記回動筒部の内部に嵌合される略円柱形状をなしかつその内部に計測流路を有し、前記計測流路を流れる水道水の通過体積を、超音波、電磁誘導又は羽根車を利用して計量するように構成され、
    前記計測流路は、前記水道メータの外周面の互いに180度離れた位置に開口部を有すると共に、
    前記回動筒部が前記第1の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路と、前記1対の中継流路と、前記計測流路の両開口部とが同軸線上に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の水道メータシステム。
  11. 前記回動筒部と前記水道メータとの間には、前記回動筒部の内部への前記水道メータの挿抜を許容する一方、前記水道メータが前記回動筒部に挿入されたときに、前記1対の中継流路と前記計測流路の両開口部とが連通するように係合する凸部及び凹部が備えられたことを特徴とする請求項10に記載の水道メータシステム。
  12. 前記回動筒部の外周面と前記メータ受容部の内周面との間に形成されて、前記回動筒部が前記第2の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路の間を連絡する一方、
    前記回動筒部が前記第1の位置に配置された場合に、前記1対の端部流路から切り離されるバイパス流路を備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の水道メータシステム。
  13. 前記中間金具は、ステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の水道メータシステム。
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