JP2005171650A - 配管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】
継手本体とクランク継手との充分なシールを得るとともに、配管継手にねじ込まれるクランク継手の継手本体からの突出量、すなわち取付面からの突出量について、熟練度を必要とすることなく、容易に定めることを可能とすることにより配管と給水栓本体との接続作業を容易とすること。
【解決手段】
配管の端末に接続され取付面2に固定される継手本体10と、平行雄ねじが継手本体10の平行雌ねじにねじ込まれる第1接続部52と第1接続部52の他端側の軸心周りに回動自在に連接され給水栓本体8が接続される第2接続部54とを有するクランク継手50とを備える配管継手1において、継手本体10内に円筒状のパッキン保持部材30を装着するとともに、パッキン保持部材30の外周面と継手本体10内周面との間にはOリング38を周設し、パッキン保持部材30の端面37と第1接続部52端面との間にはパッキン44を装着した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給水配管や給湯配管等の配管の端末に接続される継手本体と、給水栓本体に接続されるクランク継手とを備えて、配管と給水栓本体とを接続する配管継手に関する。
従来、壁面などの取付面の裏側に引き回された配管と給水栓本体とを接続するために、配管の端末に接続されるとともに取付面に固定される継手本体と、この継手本体にねじ込まれるとともに給水栓本体に接続されるクランク継手とを備えた種々の配管継手が用いられている。このような配管継手は、配管に接続された継手本体が取付面に固定され、取付面に開口された取付穴を通して継手本体の先端側が取付面表側に露呈されて継手本体先端側にクランク継手が接続され、さらにクランク継手の先端側に給水栓本体が接続されることにより、配管と給水栓本体とが接続されるものである。
例えば湯水混合水栓には、水が流入される水側接続部、湯が流入される湯側接続部がその本体にそれぞれ設けられているが、このような給水栓では、給水・給湯の両配管と水側・湯側の両接続部をそれぞれ接続するために、クランク継手を用いた上記の配管継手を2つ用いることが多い。クランク継手はクランク状に折曲形成された継手であり、継手本体側に螺着される第1接続部と、この第1接続部の軸心に対してほぼ直角に折曲形成されるとともにその先端には第1接続部の軸心と同一で反対方向に開口され給水栓本体に接続される接続口が形成された第2接続部が設けられているものである。このような配管継手では、継手本体にねじ込んだクランク継手を若干回転調節して、2つのクランク継手の接続口の間隔を給水栓本体の両接続部の間隔に合わせることとして2つのクランク継手の接続口と給水栓本体の両接続部との位置合わせが行えるようにされているものが多い。そしてこのような配管継手を用いた接続作業においては、まず、上記した2つのクランク継手の第1接続部を継手本体にそれぞれねじ込んでいき、次いで、ねじを締めきった位置から第1接続部の軸心回りにクランク継手を多少回転調節して、二つのクランク継手の接続口の間隔を給水栓本体の水側・湯側の接続部の間隔に合わせている。
ここで、上記のようなクランク継手と継手本体とは、継手本体の雌ねじをテーパねじとし、クランク継手の第1接続部の雄ねじを平行ねじとしたり、また逆に、継手本体の雌ねじを平行ねじとし、クランク継手の第1接続部の雄ねじをテーパねじとしており、クランク継手の第1接続部の雄ねじにシールテープを巻き付けて継手本体にねじ込むことで接続されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−173963号公報(0021欄、図1)
上記のように従来の配管継手では、テーパ雌ねじに平行雄ねじをねじ込むことなどにより接続していたので、クランク継手を継手本体にねじ込むとテーパ雌ねじや平行雄ねじなどの加工のバラツキにより壁面などからのそれぞれのクランク継手の突出量が異なってしまい給水栓本体への接続が困難となるおそれがあった。一方、このような場合に2つのクランク継手の壁面などからの突出量を揃えるために、クランク継手の第1接続部の雄ねじに巻き付けるシールテープの巻き数を増やしたり、巻き付け位置を加減することにより、クランク継手のねじ込み量を調節していたが、シールテープの巻き数を増やしたり、巻き付け位置を加減したりするには高度な熟練度が必要とされ、配管と給水栓本体との接続作業の作業性が低下する要因となっていた。
本発明は上記した従来の配管継手の問題点を解消するものであり、継手本体とクランク継手との充分なシールを得るとともに、配管継手にねじ込まれるクランク継手の継手本体からの突出量、すなわち取付面からの突出量について、熟練度を必要とすることなく、容易に定めることを可能とすることにより配管と給水栓本体との接続作業を容易とすることのできる配管継手を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の配管継手は「壁面などの取付面の裏側に引き回された配管と給水栓本体とを接続するために、前記配管の端末に接続されるとともに前記取付面に固定される継手本体と、一端側の平行雄ねじが前記継手本体の平行雌ねじにねじ込まれる第1接続部と該第1接続部の他端側の軸心周りに回動自在に連接されるとともに前記給水栓本体が接続される第2接続部とを有するクランク継手とを備える配管継手であって、前記継手本体内に略円筒状のパッキン保持部材が装着されるとともに、該パッキン保持部材の外周面と継手本体内周面との間にはシール部材が周設され、該パッキン保持部材端面と前記第1接続部端面との間にはシール部材が装着されたことを特徴とする配管継手」(請求項1)である。
本発明においては、上記のようにパッキン保持部材を用いることにより、パッキン保持部材を介して継手本体とクランク継手の第1接続部との水密を図っている。パッキン保持部材外周面と継手本体内周面との水密を両者の間に周設されたシール部材により行うことにより、クランク継手のねじ込み具合や寸法誤差にかかわらず継手本体とパッキン保持部材との水密を図ることができる。具体的には、パッキン保持部材の外周面に設けられた周溝に装着されたOリングなどを用いる。さらに、パッキン保持部材端面と、継手本体にねじ込まれるクランク継手の第1接続部の端面との間にシール部材を装着し、両部材の水密を図る。具体的には、クランク継手の第1接続部開口部端面とパッキン保持部材の端面との間に介在される輪パッキンなどを用いることができる。両部材の端面間にシール部材が介在されるが、従来の配管継手のように両部材のねじの間にシールテープを巻き付けるのではないので、両部材の端面間においてクランク継手のねじ込み量に影響を及ぼさない程度に適度にシール部材が潰されて水密を図ることができる。よって、クランク継手を継手本体にねじ込み、ねじを締め切った状態で位置決めがなされることとすることにより、単にクランク継手をねじ込んでいくだけで、熟練度を要することなくクランク継手の位置決め(ねじ込み方向における位置決め)を極めて容易になすことができる。また、第2接続部は第1接続部の他端側に回動自在に連設されているので、上記のように継手本体に対する第1接続部のねじ込み量を一定とした状態のままに、給水栓本体が接続される第2接続部の回動位置を適宜に調整・選択できる。よって、例えば、湯側・水側の2つの配管継手が接続される湯水混合水栓等において、継手本体に対する第1接続部の位置(突出量)を所定としたままで、水栓本体に設けられる湯側接続部・水側接続部の間の間隔に合わせて2つの配管継手のそれぞれの第2接続部の間隔を適宜に位置決め(2つの配管継手の間隔方向における位置決め)をすることができる。
また、上記した発明において、継手本体に対してパッキン保持部材が回動自在に設けられるようにしても良い(請求項2)。
上記したパッキン保持部材を継手本体に対して回動自在に設けることにより、継手本体にクランク継手をねじ込んでいく際に、パッキン保持部材端面とクランク継手の第1接続部端面との間に介在されるシール部材は、クランク継手の第1接続部端面に圧着されつつクランク継手とともに容易に共回りすることができる。よって、このシール部材は、クランク継手のねじが締めきられる直前に、回転しながらねじ込まれるクランク継手の端面によって、その表面が捻られるようにして潰されることがない。したがって、クランク継手のねじ込みによりシール部材が破損するおそれを減少させることができる。
また、上記した発明において、パッキン保持部材端面には小径部を備え、この小径部にパッキンが装着されるようにしても良い(請求項3)。
上記したパッキン保持部材端面に小径部を備え、この小径部にパッキンを装着することにより、継手本体にクランク継手をねじ込んでいく際に、パッキン保持部材端面とクランク継手の第1接続部端面との間に介在されたシール部材が、パッキン保持部材の内側に逃げてパッキン保持部材とクランク継手との間から外れたり、脱落することがなくなり、継手本体とクランク継手との充分なシール性を得ることができる。
本発明は上記のように、第1接続部の他端側に回動自在に第2接続部が連設され、継手本体内に略円筒状のパッキン保持部材が装着されるとともに、パッキン保持部材の外周面と継手本体内周面との間にはシール部材が周設され、パッキン保持部材端面とクランク継手の第1接続部端面との間にはシール部材が装着されている(請求項1)ので、単にクランク継手を継手本体にねじ込んでいくだけで、熟練度を要することなく極めて容易にクランク継手の位置決め(ねじ込み方向における位置決め)をなすことができ、また、このような位置決めをしたままで、2つの配管継手が接続される湯水混合水栓等の水栓本体に設けられる2つの接続部の間隔に合わせてそれぞれの配管継手の第2接続部の間隔を適宜に調整可能として、配管継手を水栓本体に容易に接続することができる。また、継手本体に対してパッキン保持部材が回動自在に設けられるようにすることもでき(請求項2)、このように構成することにより、クランク継手のねじ込みにより、パッキン保持部材端面とクランク継手の第1接続部端面との間のシール部材が破損するおそれを減少させることもできる。また、パッキン保持部材端面に小径部を備え、この小径部にパッキンを装着することもでき(請求項3)、このように構成することにより、クランク継手のねじ込みにより、パッキン保持部材端面とクランク継手の第1接続部端面との間に介在されたシール部材が、パッキン保持部材の内側に逃げてパッキン保持部材とクランク継手との間から外れたり、脱落することがなくなり、継手本体とクランク継手との充分なシール性を得ることもできる。
次に、本発明の配管継手の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本発明の配管継手1は、取付面2に固定される継手本体10と、継手本体10内に装着されたパッキン保持部材30と、継手本体10の雌ねじにねじ込まれて固定されるクランク継手50を備えている。
取付面2には、取付穴3が穿設されており、この取付穴3に継手本体10が挿通固定されている。継手本体10は、略L字状に折曲形成された全体形状をしており、その一端側には、配管(図示省略)に接続される配管接続部12が、他端側には、この配管接続部12からほぼ直角に折曲形成されるとともにクランク継手50が接続されるクランク継手接続部14が設けられている。また、クランク継手接続部14の外周面には雄ねじが刻設されている。クランク継手接続部14の奥端寄り外周面には、取付面2裏側の取付穴3周縁にシートパッキン4を間に介在して当接されるフランジ部16が周設されており、同様にシートパッキン4を間に介在して取付面1表側から雄ねじに螺着されるナット5と、このフランジ部16とが協働して取付面1を狭持固定することにより、継手本体10が取付面1に固定されている。また、クランク継手接続部14の雄ねじにねじ込まれたナット5には、その固定用孔6に挿通されて取付面2にねじ込まれる皿付き木ねじ7が取り付けられ、給水栓本体8の操作ハンドル9の操作などにより伝わる応力やウォーターハンマなどによっても、クランク継手接続部14に螺着されたナット5が緩まないように設けられており、継手本体10の取付面2への固定が一層強固となるように構成されている。
また、クランク継手接続部14の内部奥端には、配管接続部12の内径よりもやや大径であって、かつ、後述するパッキン保持部材30の大径部32よりも僅かに大径に形成された収容部18が形成されており、配管接続部12側の内周面との間に、パッキン保持部材30の端面が係止される段部20が形成されている。パッキン保持部材30は、この収容部18に回動自在に装着されている。また、この収容部18よりもクランク継手接続部14先端側の内周面には、クランク継手50の平行雄ねじがねじ込まれる平行雌ねじが刻設されている。
次いで、パッキン保持部材30について説明する。パッキン保持部材30は、略円筒状の全体形状に形成されており、軸心方向における一端側の大径部32と、他端側の小径部34とが備えられ、大径部32と小径部34との間には段部36が形成されている。大径部32の外周面には、継手本体10の収容部18の内周面との水密を図るOリング38がそれぞれ装着された周溝40が2つ周設されている。また、段部36の端面37に係止されて小径部34奥端にパッキン44が装着されている。
次いで、継手本体10にねじ込まれるクランク継手50について説明する。クランク継手50は、図1に示すように全体がクランク状に形成されており、継手本体10に螺着される第1接続部52と、第1接続部52から第1接続部52の軸心に対してほぼ直角方向に連接される第2接続部54と、第2接続部54の先端に第1接続部の軸心と同一で反対方向に開口され給水栓本体8側に接続される接続口56とが備えられている。
第1接続部52の外周面には平行雄ねじが刻設されており、継手本体10のクランク継手接続部14の内周面の平行雌ねじに螺着されている。また、第1接続部52の開口先端の内径は、パッキン保持部材30の小径部34の外径とほぼ同一に形成されている。そして、パッキン保持部材30の小径部34の奥端の端面37と、この第1接続部52開口先端面とにより、パッキン44が潰されてパッキン接続部材30とクランク継手50との水密が図られている。
また、継手本体10にねじ込まれた状態で外部に露呈する部位の第1接続部52の外周面には、美観のために上記したナット5及び皿付き木ねじ7を被覆するカバー58が係止される複数の突条60が形成されている。カバー58には第1接続部52が挿通される挿通孔が備えられるとともに、この挿通孔から連設される円筒部62が形成されている。そしてまた、円筒部62の内周面には、突条60が係止可能な突条64が複数形成されており、この突条64が第1接続部52の突条60に係止されて、カバー58が第1接続部52に対して位置決めされるように設けられている。
第1接続部52には、第1接続部52の軸心方向とほぼ直角に、第2接続部54が第1接続部52の軸心周りに回動自在に連接されている。図1及び図3に示すように、第1接続部52の端部が第2接続部54の円筒隔壁71内に挿嵌されており、第1接続部52の端部外周面には、この円筒隔壁71内周面と第1接続部52の端部外周面との水密を図るOリング70が装着される周溝72が前後方向にそれぞれ設けられている。そして、この周溝72の間の第1接続部52及び円筒隔壁71に、流通孔73,75がそれぞれ形成されている。このようにして、第1接続部52は第2接続部54に対して回動自在に設けられ、かつ両部材間の水密が図られている。また、図3に示すように、第1接続部52の外周面には規制凸部53が突設されており、一方、第2接続部54の内周面には、第2接続部54が所定角度以上に回動された際にこの規制凸部53に係止される部位に規制凸部74が突設されている。本例においては、第2接続部54は約350度の範囲内で回動可能に設けられている。
また、第1接続部52の配管継手1の正面側内部には、止水機能付きの流量調節弁76が内蔵されており、スピンドル78の回動操作により弁口80を開閉して吐水量の調節等を行うように構成されている。また、第2接続部54の先端には、給水栓本体8の各接続部66が接続される接続口56が第1接続部52の軸心方向に開口して設けられている。また、第2接続部54の先端内部には図示は省略するがストレーナが内蔵されている。
次いで、この配管継手1を用いた配管と給水栓本体8との接続方法について説明する。まず、継手本体10内にパッキン保持部材30を装着する。パッキン保持部材30を継手本体10内に挿入し、大径部32が収容部18の段部20に当接するまで押し込む。なお、配管継手1の出荷時に、あらかじめパッキン保持部材30を継手本体10内に装着しておいても良い。次いで、継手本体10を取付面2に固定する。継手本体10のクランク継手接続部14を取付穴3に挿通し、シートパッキン4を間に介在させたフランジ部16を取付穴3周縁に当接させる。そしてこの状態で、シートパッキン4を間に介在させて取付面2表側からクランク継手接続部14にナット5を螺着して、フランジ部16とナット5とにより取付面2を狭持固定して、継手本体10を取付面2に固定する。さらにナット5の固定用孔6から皿付き木ねじ7を取付面2にねじ込んでナット5の回り止めを行う。
次いで、クランク継手50を継手本体10にねじ込む。まず、カバー58を第1接続部52の奥端まで挿通させておき、第1接続部52を継手本体10内にねじ込む。このねじ込みの際には、クランク継手50の第2接続部54を把持して第1接続部52をねじ込むと、小さな力で容易にねじ込み作業を行うことができる。この際に、図3(a)に示すように、第2接続部54は第1接続部52に対して回動自在に設けられており第2接続部54のみが回動するが、図3(b)に示すように、第2接続部54側の規制凸部74が第1接続部52側の規制凸部53に係止された後には第1接続部52も共に回動し、第1接続部52が継手本体10内にねじ込まれていく。第1接続部52が継手本体10の奥側までねじ込まれていくと、第1接続部52内にパッキン保持部材30の小径部34が挿嵌され、さらにねじ込むと端面37に係止されたパッキン44が適度に潰れ第1接続部52とパッキン保持部材30との水密が充分に行える状態にまで第1接続部52がねじ込まれることとなる。湯水混合水栓の給水栓本体8に接続する場合には、ここまでの接続作業を給水配管側及び給湯配管側の2つの配管継手1について行う。クランク継手50は、このパッキン保持部材30の端面37に対して、パッキン44を間に介して位置決めされることとなる。よって、クランク継手50の取付面からの突出量はパッキン44の潰れ具合の僅かな範囲で定められることとなり、クランク継手50の接続口56に給水栓本体8の各接続部を接続することが困難となるほどの誤差は生じることはない。また、大径部32外周面と継手本体10内周面との間は、常時Oリング38により水密がなされている。
そして、図2に示すB矢印方向において、二つのクランク継手50の接続口56の間隔を給水栓本体8の接続部66の間隔に合わせる。この間隔調節のためには、いずれか一方または両方のクランク継手50の第2接続部54をねじ込み方向と逆に回転させて間隔調節を行う。この際に、図3(a)に示すように、それまで規制凸部53に係止されていた規制凸部74は規制凸部53から離隔し、再度逆回りにて規制凸部74が規制凸部53に係止されるまでは、第2接続部54のみがねじ込みと逆回りに回転される。本実施の形態では、上記したように約350度の範囲内でこの回転調節を行うことができる。またこの際に、第1接続部52に対して第2接続部54が回転している範囲内では、第1接続部52の継手本体10に対するねじ込み量が変化することはない。したがって、クランク継手50の位置決め(クランク継手50のねじ込み方向における位置決め)も変化することがない。よって、取付面2に対するクランク継手50の突出量が2つのクランク継手50において異なってしまうことが無いので、図2のC矢印方向において2つの接続口56の位置を揃えて、給水栓本体8の各接続部66への接続口56の接続作業を円滑に行うことができる。また、パッキン保持部材30の小径部34奥端のパッキン44の潰れ具合が変化することがなく、依然充分なシールを確保できる。そして最後に、カバー58の円筒部62内周面の突条64が第1接続部52の突条60を順次乗り越えるように円筒部62をスライドさせ、カバー58の外周端が取付面2に押し付けられるようにしてナット5等を被覆させる。なお、このカバー58のスライド作業は、上記したクランク継手50のねじ込み作業の直後に行ってもよい。
なお、上記実施の形態は例示でありこれに限られることなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、各規制凸部は上記した形状・幅などに限定されることはなく、パッキン保持部材が継手本体に対して所定の範囲で回動可能となり、所定範囲外となるときは回動が規制されるものであれば良い。また、各規制凸部はなくても良いが、この場合、クランク継手を継手本体にねじ込むにはスパナ等の工具を使って第1接続部を継手本体にねじ込むようにすれば良い。
本発明の配管継手の側面視一部破断面図である。 配管継手及び給水栓本体の平面図である。 配管継手に用いられるクランク継手の正面視一部破断面図である。
符号の説明
1;配管継手、2;取付面、3;取付穴、4;シートパッキン、5;ナット、6;固定用孔、7;皿付き木ねじ、8;給水栓本体、9;操作ハンドル、10;継手本体、12;配管接続部、14;クランク継手接続部、16;フランジ部、18;収容部、20;段部、30;パッキン保持部材、32;大径部、34;小径部、36;段部、37;端面、38;Oリング、40;周溝、44;パッキン、50;クランク継手、52;第1接続部、53;規制凸部、54;第2接続部、56;接続口、58;カバー、60;突条、62;円筒部、64;突条、66;接続部、70;Oリング、71;円筒隔壁、72;周溝、73;流通孔、74;規制凸部、75;流通孔、76;流量調節弁、78;スピンドル、80;弁口。

Claims (3)

  1. 壁面などの取付面の裏側に引き回された配管と給水栓本体とを接続するために、前記配管の端末に接続されるとともに前記取付面に固定される継手本体と、一端側の平行雄ねじが前記継手本体の平行雌ねじにねじ込まれる第1接続部と該第1接続部の他端側の軸心周りに回動自在に連接されるとともに前記給水栓本体が接続される第2接続部とを有するクランク継手とを備える配管継手であって、前記継手本体内に略円筒状のパッキン保持部材が装着されるとともに、該パッキン保持部材の外周面と継手本体内周面との間にはシール部材が周設され、該パッキン保持部材端面と前記第1接続部端面との間にはシール部材が装着されたことを特徴とする配管継手。
  2. 前記継手本体に対して前記パッキン保持部材が回動自在に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の配管継手。
  3. 前記パッキン保持部材端面には小径部が備えられ、該小径部に前記パッキンが装着されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管継手。
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