JP2796207B2 - スモールボリュームプルーバ - Google Patents

スモールボリュームプルーバ

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JP2796207B2
JP2796207B2 JP3295179A JP29517991A JP2796207B2 JP 2796207 B2 JP2796207 B2 JP 2796207B2 JP 3295179 A JP3295179 A JP 3295179A JP 29517991 A JP29517991 A JP 29517991A JP 2796207 B2 JP2796207 B2 JP 2796207B2
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利雄 瀬尾
雄二郎 永盛
健一 松岡
信吾 五味
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F25/00Testing or calibration of apparatus for measuring volume, volume flow or liquid level or for metering by volume
    • G01F25/10Testing or calibration of apparatus for measuring volume, volume flow or liquid level or for metering by volume of flowmeters
    • G01F25/11Testing or calibration of apparatus for measuring volume, volume flow or liquid level or for metering by volume of flowmeters using a seal ball or piston in a test loop

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、流量計の精度を検定するための
小形な検定装置に関し、より詳細には、試験流体の圧
力、温度等の影響を受けにくい高精度な小形流量計検定
装置に関する。
【0002】
【従来技術】流量計を検定するための検定装置は、新規
に製作された流量計や、使用中の流量計が、温度、圧力
等の外部要因又は可動部摩耗等の内部要因などによる特
性の変化に対して流量計を信頼できる精度で使用するた
めに、定期的に、または任意に試験して特性を求めるこ
と、いわゆる特性試験を行うものである。この特性試験
は、大別すると固定試験装置に被試験流量計を介装して
試験を行なうキャリブレータと、流量計を流体システム
内に介装して任意に試験を行なうプルーバ方式の流量計
試験装置により行われる。プルーバ方式は前記の如く流
量計の特性試験をオンラインで行なうことができ、必要
に応じて任意の特性試験を行なうことができるので特に
配管影響を受け易い推測形の流量計、例えばタービンメ
ータの試験に多く使用されている。プルーバは、断面一
定な管体内をピストンとか球体等の移動体が流体と同期
して移動し、該移動体が所定区間を移動することにより
排出する流体を基準体積とする装置であり、プルーバ方
式による流量計の特性試験は、プルーバに規定された基
準体積の流体が流通するときの流量計の読み、すなわち
流量計から発信される流量パルスの数を検知することに
より単位体積当りに発信される流量パルスの数(流量係
数)いわゆるKファクタを算出するものである。また、
必要により複数の被測流量において流量係数に基づい
て、連続した流量特性曲線が求められる。
【0003】流量係数を高分解能で求めるためには基準
体積当りに発信する流量パルスの数が所定数以上である
ことが必要で、例えば基準体積の大きい大型の据置き形
プルーバの場合は10,000パルス以上の規定が与え
られる。これに対して基準体積を小さくすると、前記規
定数以上の流量パルスが発信できないが、基準体積をピ
ストン等の移動体が通過する間に発信するクロックパル
スの数(時間)と、この間の直前、直後に流量計から発
信する発信パルス(時間)との関係から流量係数を求め
ることができる。従って、流量パルス数が少ない場合で
も小形なプルーバ(以後、スモールボリュームプルーバ
と呼ぶ)が適用でき、移動も可能となる。スモールボリ
ュールプルーバは、基本的には被試験流量計と直列に接
続された断面一定な計測シリンダを有し、該計測シリン
ダ内で移動するピストンが、一定距離移動したとき、輸
液される流体の体積と流量計の読みとを比較するもので
ある。流体の体積は、実際には、ピストンの移動量から
求められる。プルービングにおいては、通常、複数回の
試験結果を平均し、平均値に基づいて流量係数(Kファ
クタ)が算出される。このため、各々の観測流量につき
計測シリンダ内でのピストンは、試験回数だけ往復移動
する。
【0004】計測シリンダ内でピストンを規定区間移動
し、計測を完了してから、ピストンを再びもとの位置に
戻すには、ピストンロッドを介して油圧又は空気圧を用
いたアクチュエータで流体の流れに抗して駆動するが、
この間に流体を流通させるための流路は、計測シリンダ
自体を利用する場合と、計測シリンダに並列な別に設け
られたバイパス流路を利用する場合とがある。計測シリ
ンダを流通させる場合は、アクチュエータで戻されるピ
ストン内に弁機能を有し、計測時には閉弁し、戻しにお
いて開弁するようになっている。以後、この方式を内弁
方式と呼ぶ。バイパス流路を流通させる場合は、バイパ
ス流路内にバイパス弁を設け、計測時には閉弁し、戻し
で開弁するものである。以後、この方式を外弁方式と呼
ぶ。
【0005】内弁方式のスモールボリュームプルーバと
して、特開平54−153063号公報に開示されたも
のがある。これは、ピストン(可動部材)にポペット弁
を設けたもので、非計測時にはピストンを固定しポペッ
ト弁を開弁して流体のみを流し、計測時に閉弁し流体の
流れと等速度でピストンを移動するが、前記ポペット弁
の開閉回数が多いので、該ポペット弁の、特にシート部
分の寿命が短くなる。ピストン部での液洩れが試験結果
に重大な影響を及ぼすスモールボリュームプルーバにと
っては、ポペット弁の信頼度は、試験結果の信頼度につ
ながるものである。
【0006】外弁方式のスモールボリュームプルーバと
して、特開昭60−173418号において「小型流量
検定器」が開示されている。図6は、従来のスモールボ
リュームプルーバを説明するための図で、図中、81は
導入管、81aは流入口、82はハウジング、83はバ
イパス管、84はバイパス弁、85はアクチュエータ、
86は導入部、87は押出体(ピストン)、88は軸、
89は主シリンダ、90は下流部、91は排出管、92
はばね、93,94はジャーナル軸受、95は油圧シリ
ンダ、96は油圧ピストン、97は検出ロッド、98は
検出ユニット、99,100,101は検出器、102
は検出フラッグ、103はパイロット、104はスリー
ブ軸受である。
【0007】図示において、ハウジング82は、計測シ
リンダとなる主シリンダ89と、該主シリンダよりも大
径の導入部86および下流部90とより構成されてい
る。前記導入部86には油圧シリンダ95が配設し、該
配設部近傍の導入部86に導入管81が連通している。
該導入管81は、ハウジング82のバイパス流路の一部
となるもので、該バイパス流路は、前記導入管81とバ
イパス管83と排出管81とで構成され、該バイパス流
路に設けられた流入口81aと排出口91aとの間にバ
イパス弁84が介装されている。油圧シリンダ95と主
シリンダ89とは同軸で、油圧ピストン96と軸88と
押出体87とが順に一体に接続されている。軸88はジ
ャーナル軸受93で液密に軸承され、該ジャーナル軸受
93と押出体87との間には、ばね92が張設されてい
る。また、押出体87には、軸88と平行して検出ロッ
ド97が固着され、押出体87の移動を検知可能にして
いる。
【0008】図示の状態においては、押出体87の大口
径の導入部86内に位置しており検出フラッグ102と
検出器99とが同位置にある。また、バイパス弁84が
閉弁されており流入口81aから流入した流体は、矢印
方向に導入管81から主シリンダ89を通り、排出管9
1の排出口91aより流出する。押出体87は静止して
おり計測待機の状態である。
【0009】次に、計測開始指令により、油圧ピストン
96が下流部90側(右方向)に移動初めると、ばね9
2の張力の助けを受け乍ら押出体87を移動する。検出
フラッグが検出器100と101との区間を通過する間
の移動量を、押出体87が主シリンダ89内を移動して
排出される流体体積が基準体積となる。押出体87は、
該押出体87の軸方向に伸びるように固着されたパイロ
ット103がスリーブ軸受104に軸承されて停止す
る。この状態で、流体は、大口径の下流部90の部分を
通り流出口91aより流出する。アクチュエータ85の
作動によりバイパス弁84が開弁されると流体は、バイ
パス管83を経て流出口91aより流出する。この状態
で押出体87は、油圧ピストン96により図示の待機状
態位置に戻される。
【0010】上述の外弁方式のスモールボリュームプル
ーバは、押出体87は、主シリンダ89との間でシール
87aを介して摺動することとなるので、内弁方式の場
合のポペット弁部でのリークの心配はない。しかし、主
シリンダ89の内面は均一な断面になるように精密加工
が施された一重管であるから、流体の温度、圧力等によ
る変形を受ける。温度が高い場合は主シリンダ89の内
外面間の温度差が大きくなり、しかも、温度差が流体温
度により異なるので、主シリンダ89内の体積変化を補
正する場合の補正量は一義的に定まらない。また、圧力
変化は、主シリンダ89内の体積変化をもたらし、基準
体積管としての基準体積が変化することとなる。また、
バイパス流路は導入部86と下流部90とが連通するよ
うに主シリンダ89の外部に設けられるので大形なプル
ーバとなり小形にすることは困難である。
【0011】
【目的】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもの
で、小形で、しかも流体の温度、特に圧力影響を受けな
い信頼度の高い計測を可能とするスモールボリュームプ
ルーバを提供することを目的とするものである。
【0012】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
両端面近傍に流入口および流出口を設けた密閉状の筒状
体と、流入側が開口し流出側が前記筒状体内端面に同心
に支持された内径一定の円筒体で、距離を隔てた筒壁面
の周方向に透孔を有する計測シリンダと、該計測シリン
ダと前記筒状体とで形成される環状流路を計測シリンダ
の開口と流入側透孔との区間において液密に区画する環
状壁と、前記筒状体流入側端面を液密に貫通する弁ロッ
ドを有し、前記計測シリンダ内の開口端近傍を摺動し、
流入側透孔を開閉するスライド弁と、前記筒状体流出側
端面を液密に貫通するピストンロッドを有し、計測シリ
ンダの流入側透孔の後流側を移動し、流入側透孔と流出
側透孔との間の所定区間の移動において基準体積を形成
するピストンと、前記弁ロッドを駆動してスライド弁を
移動し計測時のみ流入側透孔を閉止する弁アクチュエー
タと、計測準備時において前記ピストンを流入側透孔の
後部位置に保持し計測時に保持を解除し計測後は計測準
備位置に引戻すようにピストンロッドを駆動するピスト
ンアクチュエータと、該ピストンアクチュエータに配設
されピストンの前記所定区間を通過したことを検知する
位置センサとで構成したこと、更には、(2)(1)に
おいて、前記スライド弁を計測シリンダの流入側透孔と
同形の透孔を前記流入側透孔と等しいピッチで配設した
筒状体とし、該筒状体を前記ピッチの1/2の角度で往
復回転する回転スライド弁としたこと、更には、(3)
(1)又は(2)において、計測シリンダの流出側透孔
よりもピストン厚さに相当する後流位置周方向に排圧孔
を設け、該排圧孔の大きさを前記流出側透孔よりも小さ
くしたこと、更には、(4)(1)又は(2)におい
て、前記ピストンと一体的に形成されたピストンロッド
の端部に、先端部に向け断面積が小さくなる紡錘状体を
有する緩衝体を設け、ピストンアクチュエータのシリン
ダ内端部に、前記紡錘状体を挿入可能な該紡錘状体底面
と略々等しい断面積を有する一定断面の凹部を設けたこ
と、更には、(5)(1)又は(2)において、ピスト
ンと一体的に形成されたピストンロッドに計測シリンダ
の基準体積に相当する区間を隔ててマーカを設け、該マ
ーカを検知する位置センサを筒状体とピストンアクチュ
エータとで挾まれた筒体に配設し、該筒体の位置センサ
の両側部にシール部材を配設したこと、更には、(6)
(1)において、前記スライド弁の軸上に突出する突起
部を軸上に有し該スライド弁内部に固着された押圧部材
と、ピストンの上流側端面軸上に一端が移動可能に挿入
固着され他端端面に鍔部を有する受圧部材と、該受圧部
材の鍔部とピストンとの間に張設するばねとからなり、
非計測時は前記突起部と鍔部とを僅かに離間して配設し
たこと、更には、(7)(1)において、前記流出側端
面板を、筒状体流出側端面が固着された内側フランジ
と、該内側フランジに同心に接合し内側に突起する案内
輪を有する外側フランジとで構成し、前記案内輪に計測
シリンダの流出側内周面を嵌挿し、該計測シリンダ流出
側周方向に設けられた係止孔と、一端が該係止孔に挿通
し他端が外側フランジに螺着するL字形の係止金具を介
して計測シリンダを外側フランジに片持固定したこと、
更には、(8)(1)において、前記流入側端面を、前
記筒状体流入側端面が固着され外周が液密に回動可能な
可動外輪と、該可動外輪の回動により該可動外輪と着脱
可能で前記スライド弁およびアクチュエータを一体に固
設した固定内輪とからなるクラッチドアで構成し、前記
固定内輪を計測シリンダの軸方向に移動可能とする直線
駆動手段と、該直線駆動手段の駆動により移動したスラ
イド弁およびアクチュエータを水平方向に回転可能とす
る回転駆動手段とで構成したこと、更には、(9)
(1)において、前記スライド弁の弁体に該弁体の内外
壁面を貫通する貫通孔と、筒状体壁面を貫通する貫通孔
とを設け、各々の貫通孔を可撓性チューブで連通し、該
連通孔内の圧力を検知する圧力検出手段を配設したこ
と、更には、(10)(1)において、両端面近傍の外
周面にシール部材を有し、前記計測シリンダ内壁面を液
密に摺動するピストンの前記シール部材間の圧力を筒状
体外部に導出する導管を設け、該導管にピストンのシー
ル部材間の圧力を検知する圧力検知手段を配設したこ
と、更には、(11)(1)において、前記環状壁両端
面近傍の計測シリンダ側内周面にシール部材を配設し、
該環状壁内面を計測シリンダ外周面と液密に移動可能と
し、環状壁内周面のシール部材間の圧力を筒状体外部に
導出する導管を設け、該導管に環状体シール部材間の圧
力を検知する圧力検出手段を配設したこと、更には、
(12)(1)〜(11)の何れかにおいて、密封され
た減圧室と、該減圧室に液密に移動可能に挿通されたプ
ランジャと、該プランジャを往復駆動するアクチュエー
タとからなる差圧発生装置と、前記減圧室に前記スライ
ド弁と環状壁およびピストンから導出する導出管を選択
可能に導入する被検圧力と、該減圧室と基準圧力との間
に配設された差圧計とで構成したことを特徴としたもの
である。以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1(a),(b),(c)は、本発明のス
モールボリュームプルーバにおける一実施例を説明する
ための図、図1(a)は全体構成図、図1(b)は図1
(a)のB部拡大図、図1(c)は図1(a)のA部拡
大図で、図中、1は筒状体、2は外筒、3は流入側端面
板、4は流出側端面板、4aは環状凹部、5は流入口、
6は流出口、7は計測シリンダ、8は上流側透孔、9は
下流側透孔、10は排圧孔、11は環状壁、12は環状
流路、13はピストン、14はピストンロッド、15は
緩衝体、16はピストンアクチュエータ、17はシリン
ダ、17aは凹部、18はスライド弁、18aは環状
溝、18bは貫通孔、19は支柱、20は支持板、21
は弁ロッド、22は駆動ピストン、23は弁アクチュエ
ータ、24はシリンダ、25,26,27は給圧口、2
8はストッパー、29は位置センサ、30,31はマー
カー、38は可撓性チューブ、41a,41bは大気
孔、46はスプリングである。
【0014】図1(a)の図示において、筒状体1は外
筒2と流入側端面板3と流出側端面板4とからなる密閉
状の容器で流入側端面板3の近傍の外筒2の管壁に流入
口5が、また、流出側端面板4の近傍の外筒2の管壁に
流出口6が設けられている。該筒状体1の内部には計測
シリンダ7が同軸に配設されている。計測シリンダ7は
両端が開口する円筒体で基準体積を定める容器となる。
このため内径は長さ方向に精密に一定寸法となるように
加工されており、開口端より僅かに離間した壁面には周
方向に開口する複数の上流側透孔8と下流側透孔9およ
び下流側透孔9の下流側に排圧孔10が設けられてい
る。また、計測シリンダ7は上流側の開口端と上流側透
孔8との区間において、筒状体1とで形成した環状流路
12を上下流に区画するための環状壁11が固着されて
いる。この結果、計測シリンダ7の基準体積を形成する
上流透孔8と下流透孔9との区間には、環状壁11の固
着によるひずみおよび円筒体1からの熱伝達による熱ひ
ずみの影響は取り除かれる。従って、計測シリンダ7は
外部影響を受けることなく安定して正確な基準体積を形
成する。以上、一体に形成された筒状体1と計測シリン
ダ7をスモールボリュームプルーバの本体と呼ぶ。
【0015】該計測シリンダ7内には、ピストン13が
嵌挿されている。ピストン13の両端面近傍にはシール
手段13aを設けてある。ピストン13は計測時に測定
流体の流体圧により移動され基準体積の流体を排出する
移動体で、ピストンロッド14と緩衝体15と一体に形
成されている。ピストンロッド14は筒状体1の流出側
端面板4側に設けられたプランジャー形の油圧装置の移
動体でピストンアクチュエータ16の駆動体となるもの
である。該ピストンアクチュエータ16は測定の各段階
で給圧口27の開閉(開閉装置は図示せず)により、例
えば、シリンダ17内に油圧を導入又は排出してピスト
ン13を保持又は引戻す機能を有する。計測時におい
て、ピストン13は測定流体に同期して下流側透孔9に
向けて移動するが、下流側透孔9を通過すると測定流体
は急激に圧縮され大きい衝撃を受ける。排圧孔10はこ
れを防ぐため上昇圧力を逃がし緩衝作用を与えるもの
で、上下流側透孔8,9よりも小さい断面積を有してい
る。排圧孔10はピストン13の上流側端面が下流側透
孔9を通過したときピストン13の下流側端面が排圧孔
10を遮閉し始めるように位置している。しかし、排圧
孔10の総面積は一定であり、緩衝の度合は流量により
変化しピストンに過大な応力が作用することがある。緩
衝体15は、排圧孔10を補助してピストン13に過大
な応力が作用するのを防ぐためのものである。
【0016】図1(c)は、緩衝作用を説明するための
図1(a)のA部拡大図で、緩衝体15の端部には先端
部に従って断面積が小さくなる紡錘状体15aが設けら
れている。一方、シリンダ17の端面内壁部には紡錘状
体15aの底部断面に略しい断面一定な凹部17aが設
けられている。ピストンロッド14がシリンダ17の端
面に近づくと、凹部17a内の流体通路断面は除々に狭
くなり凹部17a内から排除される流体抵抗は増大して
緩衝作用が付与される。ここで、ピストンロッド14は
流出側端面板4に設けられたジャーナル軸受4bにより
液密に軸承し摺動される。また、ジャーナル軸受4bか
ら流出側端面4を貫通して大気孔41bが開放され測定
流体がピストンアクチュエータ16側に流出する危険を
防いでいる。なお、図示においては、緩衝体15に紡錘
状体15aを設けシリンダ17の端面に凹部17aを設
けたが、逆に、緩衝体15内に凹部17aを設けシリン
ダ17の端面に紡錘状体15aを設けてもよい。
【0017】また、前記ピストンアクチュエータ16と
スモールボリュームプルーバ本体との間にはセンサ取付
筒17bが配設され、該センサ取付筒17bにはピスト
ン13の移動を検出するための位置センサ29が設けら
れている。位置センサ29は前記の如く、測定流体圧が
作用するスモールボリュームプルーバ本体と高圧の油圧
が作用するピストンアクチュエータ16との間に位置す
るので液シールが不完全な場合位置センサ29に異常な
高圧が作用する。センサ取付筒17bの前後に設けられ
た前記大気孔41bおよびシール部材39は位置センサ
に異常な高圧が作用するのを防ぐためのものである。位
置センサ29の位置検出方式は電磁、光学その他何れの
方式のものでもよくピストン13の移動により移送され
る被測定流体による基準体積の精度に応じて位置検出さ
れるものであればよい。図示においては、ピストンロッ
ド14の所定位置の周上に溝を形成したマーカー30と
マーカー31とが設けられ、該マーカー30と31を通
過したときの電磁信号に基づいて所定位置を検知してい
る。
【0018】一方、計測シリンダ7内の上流開口部近傍
には軸方向に移動可能なスライド弁18が設けられてい
る。該スライド弁18は上流側透孔8を開閉する弁体
で、該スライド弁18は順に、支柱19と支持板20お
よび弁ロッド21と接続されて、該弁ロッド21の端部
に駆動ピストン22を設けており、該駆動ピストン22
を弁アクチュエータ23により軸方向に移動する。弁ア
クチュエータ23は筒状体1の流入側端面3に配設さ
れ、スライド弁18の移動区間はシリンダ24内の両端
面側に挿入されたストッパ28,28により規定され
る。スライド弁18が一方のストッパ28に当接したと
きは開弁し、他方のストッパ28に当接とき閉弁する。
弁の開閉動作を円滑にするためにスライド弁18には環
状溝18aが設けられ弁体外周に均一に液圧が作用する
ようにしている。弁アクチュエータ23は給圧口25と
26とに導入し排除される油圧等の流体圧力により駆動
される。なお、弁ロッド21は流入側端面板3に設けら
れたジャーナル軸受3aで液密に軸承され、大気孔41
aは弁アクチュエータ23内の高圧駆動油がスモールボ
リュームプルーバ本体に流入するのを防いでいる。
【0019】スライド弁18の環状溝18aの部分に
は、スライド弁18の内外壁を貫通する貫通孔18bが
設けられており、筒状体1の流入側端面板3を貫通した
貫通孔3bとの間を可撓性チューブ38で連通してい
る。該可撓性チューブ38にはスライド弁18の液リー
クを圧力で検知する圧力検出手段(図示せず)が配設さ
れており、非計測時スライド弁18の前後部間に液リー
クの有無を検知し、この結果に基づいて計測する閉弁時
に、該スライド弁18を介して環状流路12への液洩れ
による計測誤差の有無を予測チェックしている。
【0020】筒状体1の前記ジャーナル軸受3aの端面
と支持板20との間にはスプリング46が張設されてお
り、スライド弁18を弁アクチュエータ23により駆動
した場合、該スライド弁18の慣性による移動速度の遅
れを補正するためのばね力を与える。図1(a)の図示
の状態ではピストン13はピストンアクチュエータ16
でロックされており、計測シリンダ7への測定流体の流
入はなく、流入口5より矢印Q方向に流入した測定流体
はスライド弁18の内部から上流側透孔8と環状流路1
2を通って流出口6より流出しているが、スライド弁1
8が駆動されて上流側透孔8を閉弁し初めると環状流路
12への流量は減少し、この結果、計測シリンダ7のピ
ストン13上流部圧力は上昇する。これは弁アクチュエ
ータ23の駆動と、ピストンアクチュエータ16の給圧
口27のロック解除とは同時であってもピストン13の
質量と摺動摩擦、および絞り効果による流体抵抗とによ
る遅れ時間が発生するためである。この圧力上昇はピス
トン13の移動速度に過度な変化を与える。
【0021】図1(b)は、本発明のピストン等速化機
構を説明するための図で、図中、13bは案内孔、42
は押圧部材、42aは突起部、43は受圧部材、43a
は鍔、44はばね、45は押え板である。
【0022】図示において、押圧部材42はスライド弁
18内面に一体的に配設され中心軸方向に下流側に突出
する突起部42aを有している。またピストン13の上
流側の軸に案内孔13bが穿孔され、該案内孔13b内
には、先端に鍔43aを有する受圧部材43の一端が緩
挿され押え板45によりピストン13の上流側端面に係
止されている。また鍔43aと押え板45との間にはば
ね44が張設されている。押圧部材42の突起部42a
と受圧部材43とは同軸上に非計測時は離間して配設さ
れているが、スライド弁18が閉弁し初め所定位置まで
移動すると突起部42aと受圧部材43は当接する。更
にスライド弁18が移動するとばね44のばね力により
ピストン13は除々に移動を初め前述の圧力上昇をなく
し測定流体はピストン13を一定の速度で移動する。
【0023】次に、上述のスモールボリュームプルーバ
の動作を説明する。図2(a)〜(g)は本発明のピス
トンプルーバにおける動作を説明するための図、図2
(a)は計測スタート準備(II)完了を示す図、図2
(b)は計測スタートを示す図、図2(c)は計測中を
示す図、図2(d)は計測完了を示す図、図2(e)は
計測スタート準備(I)開始(スライド弁の戻し)を示
す図、図2(f)は計測スタート準備終了(スライド弁
の開弁定)を示す図、図2(g)は計測スタート準備
(II)開始(ピストンの戻し)を示す図であり、図示に
おいて、説明のために、弁アクチュエータ23と計測シ
リンダ7およびピストンアクチュエータ16は各々分離
しているが図1に示したスモールボリュームプルーバの
動作は等価である。また、図示の符号は、図1と同じ作
用する部分には等しい符号が付されている。なお、説明
において、弁アクチュエータ23の給圧口25を単に
A、給圧口25を単にB、給圧口27を単にCと呼び、
図2(b)以下には構成要素への符号を省いている。被
測定流量計(図示せず)は流入口5と直列に接続され
る。
【0024】(a)計測スタート準備(II)完了 弁アクチュエータ23のAには油圧が印加されBは開放
されており、駆動ピストン22はB側で停止し、スライ
ド弁18は流入側透孔8を開弁する。このときピストン
アクチュエータ16のCには油圧が印加され駆動ピスト
ン15を油圧ロックしている。この状態でピストン13
は上流側透孔8の直後の下流側に停止している。流入口
5より導入された測定流体は、計測シリンダ7に開口端
から流入し、ピストン13に遮ぎられて上流側透孔8か
ら環状流路12を経て流出口6より流出し、被測定時測
定流体の温度と計測シリンダ7との温度は等しく保たれ
ており、計測シリンダ7の内外のわずかな配管損失分の
圧力差しか発生しない。
【0025】(b)計測スタート 弁アクチュエータ23のBに油圧を印加し、Aを開放し
て駆動ピストン22を矢印方向に移動してスライド弁1
8により流入側透孔8を閉止し始める。同時にピストン
アクチュエータ16のCの油圧ロックは解除される。こ
のときスプリング46の張力により、スライド弁18は
ピストン13を慣性力による遅れを補うように付勢し、
スライド弁18とピストン13を迅速に一定速度で移動
させる。流体は、上記(a)の計測スタート状態からス
ライド弁18の閉弁に従って環状流路12へ流れていた
流れはなくなり、その分計測シリンダ7内へ流入しピス
トン13を駆動開始する。
【0026】(c)計測中 弁アクチュエータ23のBには油圧を印加しAを開放す
る状態のままで駆動ピストン22はA側で停止される。
従ってスライド弁18は流入側透孔8を全閉する。この
とき、ピストンアクチュエータCは油圧ロックを解除さ
れたままである。計測流体は計測シリンダ7内だけを流
れ、この流体圧によりピストン13は下流側に向けて移
動する。この移動に伴ってピストン13の下流側流体は
下流側透孔9,10から流出口6に向けて流出する。従
って、計測中の計測シリンダ7の温度条件および圧力条
件は前記(a)の計測スタート準備の状態と変化はな
い。この間、ピストンロッド14に刻印されたマーカー
30と31とで規定される所定距離を移動したピストン
の排出流体の体積が基準となり被測定流体と比較され
る。
【0027】(d)計測完了 弁アクチュエータ23のAとBの油圧は前記計測中
(c)と同様である。計測シリンダ7の流れとともに移
動したピストン13は下流側透孔9を越えて下流側端面
板4に向けて進む。この間の流体は排圧孔10より排除
されピストンアクチュエータの駆動ピストン15は給排
圧口27近傍で停止する。これで計測は完了する。
【0028】(e)計測スタート準備(I)開始(スラ
イド弁の戻し) 弁アクチュエータ23のBを開放しAに油圧を印加して
スライド弁18を移動し初める。同時にばね46も圧縮
する。ピストンアクチュエータ16は計測完了の(d)
と同じ状態であり、計測流体は、上流側透孔8が開弁す
るまで計測シリンダ7内を流れて下流側透孔9を経て流
出口6より流出する。
【0029】(f)計測スタート準備(I)終了(スラ
イド弁の開弁定) 弁アクチュエータのAには油圧を印加し続け、Bは開放
されるのでスライド弁18は完全に開弁する。ピストン
アクチュエータ16は計測完了の(d)と同じ状態であ
る。このとき計測流体は、計測シリンダ7と環状流路1
2とに分流して流出口6より流出する。
【0030】(g)計測スタート準備(II)開始(ピス
トンの戻し) 弁アクチュエータ23のAには油圧を印加し、Bは開放
してスライド弁18全開状態である。ピストンアクチュ
エータ16のCに油圧を印加しピストン13を上流側透
孔8に向けて移動する。計測シリンダ7内を下流に向け
流れていた計測流体をピストン13で上流に押し戻し上
流側透孔8から環状流路12に流す。環状流路12の流
体は一部ピストン移動分が下流側透孔9を経て流入し、
他は流出口6より流出する。以下、(a)計測スタート
準備(II)開始に戻り、前記(g)計測スタート準備
(II)開始までの操作を繰返す。
【0031】上述においてはスライド弁18は計測シリ
ンダ7の軸方向に移動して上流側透孔8を開閉するが、
スライド弁18を計測シリンダ7の周方向に回転して上
流側透孔8を開閉することができる。図3(a),
(b),(c)は、本発明のスモールボリュームプルー
バにおけるスライド弁の他の実施例を説明するための図
で、図3(a)は側面図、図3(b)は閉弁、図3
(c)は開弁を示す図であり、図中、32は回転スライ
ド弁、32aは鍔部、32bは溝、33は透孔、34は
支柱、35は支持板、36はアクチュエータロッド、3
7はOリングであり、図1と同じ作用をする部分には等
しい符号を付している。
【0032】図示において、回転スライド弁32は、外
径が計測シリンダ7内径と略々等しく、且つ、摺動可能
な寸法のもので円周方向の壁面に複数の透孔33が設け
られている。透孔33の孔径は計測シリンダ7の上流側
透孔8と等しいか又は上流透孔8よりも小さく、等しい
ピッチθで穿孔されている。鍔部32aは透孔33と上
流側透孔8との軸方向の位置が正しく保持するための位
置決め効果を有し、溝32b内に嵌挿されたOリング3
7は、回転スライド弁32と計測シリンダ7との液洩れ
を防ぐためのシール材である。
【0033】該回転スライド弁32は、鍔部32aに設
けられた支柱34と、該支柱34を固着した支持板35
を介してアクチュエータロッド36により矢印ω方向に
ピッチθ/2だけ往復回転駆動される。往復回転は流入
側端面板3に配設され周知の油圧モータ(図示せず)等
により前記アクチュエータロッド36を介して行う。図
3(b)は回転スライド弁32が上流側透孔8を閉路し
た場合、図3(c)は開路した場合を示すもので、ピッ
チ角θが小さい程高速に弁開閉が行われる。流量が大き
いときは透孔31および流入側透孔8を円孔ではなく軸
方向に長い形状にして有効流路面積を拡大すればよい。
なお、計測シリンダ7の上流側透孔8と弁動作する回転
スライド弁32の透孔33外周部とは完全に液シールす
るためのシール手段(図示せず)を施してある。
【0034】以上、本発明のスモールボリュームプルー
バを図1の一実施例に基づいて説明したが、図示におい
ては、筒状体1は流入側端面板3と流出側端面板4とで
密閉された容器であり、製作上、計測シリンダ7を筒状
体1内に収納する装着手段の詳細な構造を図4に基づい
て説明する。図4は、本発明のスモールボリュームプル
ーバにおける他の実施例を説明するための図で、図中、
1aは流入圧口、1bは環状壁圧口、4aは内側フラン
ジ、4bは外側フランジ、47は可撓チューブ、48は
貫通口、49は係止金具、50,51,52,53は導
圧管、54,55,56は弁、57は接合部、58は差
圧発生装置、59はピストン、60は調整棒、61,6
2は圧力導入口、63は差圧計であり、図1と同様の作
用する部分には等しい符号を付している。
【0035】図示において、流出側端面4は内側フラン
ジ4aと外側フランジ4bとで構成され、該内側フラン
ジ4aと外側フランジ4bとは嵌込部4dにより同心に
嵌合されボルト(図示せず)等で接合される。また、内
側フランジ4aには外筒2の流出側端面が嵌挿固着され
る。外側フランジ4bの計測シリンダ7側には同心な突
起部である案内輪4cが設けられ、該案内輪4cには計
測シリンダ7の流出側近傍の内壁面が嵌挿される。また
計測シリンダ7の流出側近傍の周方向に複数の係止孔7
aが設けられ、該係止孔7aには係止金具49の爪49
bが挿入される。係止金具49は、外側フランジ4bの
フランジ面にボルト接合される固着面49aと該固着面
49aと平行で係止孔7aに延びるL字形をした接合用
の金具で、該係止金具49により外側フランジ4bを計
測シリンダ7とは片持式に一体に固着される。
【0036】従って、外筒2と計測シリンダ7とは内側
フランジ4aと外側フランジ4bとにより同心に固着さ
れる。環状壁11は外周面11aで計測シリンダ7に固
着されるが内周面11cは、計測シリンダ7と固定され
ず、計測シリンダ7の挿入時において摺動する。環状壁
11の両端面11c近傍内周面にOリング等のシール部
材11bが配設され液洩れを防いでいる。
【0037】スモールボリュームプルーバにおいては特
に計測のための基準体積が小さいので、計測時のリーク
(液洩れ)は、前記基準体積のバイパス流となるため基
準体積の誤差要因となるものであるから、リークを防が
なければならない。しかし、計測中においては差圧が生
じ、リークが生じ易いため、リークの有無を判別する判
別手段を設けることは計測の信頼性を与えるために不可
欠のものである。本発明のスモールボリュームプルーバ
においてのリーク個所は、スライド弁18と、前記環状
壁11内面およびピストン13に対して摺動面となる計
測シリンダ7の内外壁面である。本発明においては、こ
れらの摺動面でのリークの有無を推定、計測するため、
これら摺動面の圧力を所定量減圧して基準圧と比較し、
リークのある場合は減圧した圧力が減圧する以前のもと
の圧力に戻ることを利用してなされる。
【0038】差圧発生装置58は、目的とする測定個所
の圧力を導入して、該測定個所の摺動面における圧力を
所定量減圧させる装置である。該差圧発生装置58は、
密閉された減圧室58aと駆動室58bとからなり、駆
動室58b内には圧力導入口61と62とより導入され
る圧力源により軸方向に移動するピストン59と、該ピ
ストン59と連結して減圧室58a内に液密に出入れす
るプランジャ59aとから構成されている。該減圧室5
8aには被測定圧が導入され、前記ピストン59を駆動
し同時にプランジャ59aを引き抜くことにより減圧室
58aは膨張し、該減圧室58aの圧力は膨張量だけ低
下する。この圧力は差圧計63により基準圧力と比較さ
れる。図示においては、この基準圧力は流入圧口1aよ
り導圧管50を介して導入される流入口5の流体圧力で
ある。また、導圧調整棒60はねじを設けており、回転
により駆動室58b内に移動してピストン59の移動
量、すなわち減圧室58a内の差圧量を調整するための
もので調整完了によりナット60aによりロックされ
る。なお、図示においてはプランジャ59aの駆動を圧
力アクチュエータにより行ったが、電磁手段、圧電ひず
み等の電気的手段によってもよい。
【0039】前記被測定圧力を検出する個所としては、
リークの発生するスライド弁18と、環状壁11と、ピ
ストン13とがある。スライド弁18においては可撓チ
ューブ38と貫通孔3bおよび導圧管51を介して接合
部57に通ずる導圧路と、環状壁11においては、シー
ル材11b、11bの間の位置で環状壁11の内周面1
1cと環状壁圧口1bおよび導圧管52を介して接合部
57に通ずる導圧路と、ピストン13においては、ピス
トン13の両端面近傍に設けられたシール手段13aの
中間位置に開口する導圧路13dと可撓チューブ47と
貫通孔48および導圧管53を介して接合部57に通ず
る導圧路とからなり、これら導圧路は接合部57を経て
減圧室58aに導入される。前記導圧管51と52およ
び53とには各々弁54と55および56が設けられ、
各々の導圧路を切替えることにより、スライド弁18又
は環状壁11或いはピストン13の何れかのリークを検
知可能にしている。なお、スライド弁18のリークは試
験前の位置で予めリークテストが行われ、試験中のリー
クの有無を予測している。
【0040】ここで、アクチュエータ23により駆動さ
れるスライド弁18の摺動面は上流側透孔8を開閉する
のでスライド弁18のシール部材(図示せず)は損傷し
易いにもかかわらず、シール部材の交換作業は、容易に
行うことができなかった。以下、簡易にスライド弁18
を取出し可能とする上流側端面板3の機構について述ベ
る。図5は、本発明のスモールボリュームプルーバにお
ける更に他の実施例を説明するための図で、図5(a)
は要部断面図、図5(b)は図(a)の矢印A−A断面
図、図5(c)は図(a)の平面図である。図中、64
は架台、64aは台座、64bはレール、64cは案内
溝、64dは車輪、66はクラッチドア、67は可動外
輪、68は固定内輪、69は保持枠、70は軸ピン、7
2はスクリュー軸、73はスクリュー軸受、74はハン
ドル、75はインデックスで、図1と同様の作用する部
分には等しい符号を付している。
【0041】図示において、スモールボリュームプルー
バ本体は車輪65付の架台64に搭載されている。架台
64には計測シリンダ7の軸方向に2本の平行なレール
64bが固定され、該レール64b上に各々案内溝64
cが移動可能に介装されている。案内溝64cは着脱可
能なハンドル74を介して回転されるスクリュー軸72
によりレール64b上を矢印X方向に移動される。案内
溝64cにはクラッチドア66を固着した保持枠69が
配設されている。
【0042】クラッチドア66は、可動外輪67と、可
動外輪67に対して着脱可能な固定内輪68とからな
る。また可動外輪67は、可動輪67aと固定輪67b
とからなり、固定輪67bは外筒2の端面に同心に溶着
され、可動輪67aは固定輪67bの外周N−N線で回
動可能に固定輪67bと一体に構成されている。可動輪
67a内に環状溝67dが設けられ、該環状溝67dの
外枠部には等間隔に複数の爪67が形成されている。こ
れに対して固定内輪68の外周には前記爪67cの間を
通過できる幅をもった爪68aが形成されている。該固
定内輪68の爪68aは可動外輪67の環状溝67dの
位置で可動輪67aを着脱可能なハンドル67eで矢印
R方向に回動し爪67cと爪68aが同位相で重なり係
止される。このとき固定内輪68と可動外輪67との間
では液シール(図示せず)がなされている。
【0043】図5(b)に図示した係止が解かれた状態
では、固定内輪68は、図5(a)の矢印X方向に移動
可能で可動外輪67から離間できる位置である。固定内
輪68にはアクチュエータ23がフランジ23aを介し
て固着され、更に該アクチュエータ23にはスライド弁
18が一体に固着されているので、スライド弁18が可
動輪67aから離間する位置までスクリュー軸72を回
動して後、スライド弁18を保持枠69に設けられた支
柱70の軸ピン71まわりに矢線Q方向に90°回転す
ることにより容易に補修可能な位置となる。補修完了後
は、前記の逆の操作によりクラッチドア66が係止され
る。
【0044】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果;スモールボリューム本
体は離間して流入口と流出口とを有する密閉状容器であ
る筒状体内に同軸な計測シリンダを設けて、環状壁によ
り上下流側を区画して環状流路を形成している。被計測
流量計に接続された流入口より導入される流体は、非計
測時は環状流路を流通し計測時は計測シリンダを流通す
るので、計測シリンダは常に計測流体の温度に保たれ、
また、内外のわずかな配管損失の圧力差しかないので計
測シリンダの定める基準体積は常に安定して高精度に保
たれる。また、前記の如く圧力影響がないので圧力ひず
みをなくすため厚肉にすることも不要で、両端開口する
円筒でよいから基準体積を得るための内面加工も容易で
高精度で安価になされる。また計測の準備とスタートを
指令するスライド弁は本体内に設けられているので流路
切換えのためのバイパス流路を外部に設けることも不要
で小形にすることができる。 (2)請求項2に対応する効果;スライド弁を計測シリ
ンダの流入側透孔と同形等ピッチな透孔を有する筒状の
回転スライド弁とし、該回転スライド弁を1/2ピッチ
の小角度で回転するので応答の速い弁駆動ができる。 (3)請求項3に対応する効果;流出側透孔の後流側
に、該流出側透孔よりも小さい排出側透孔を設けたので
計測完了して流出側透孔を通過したピストンは緩衝さ
れ、ピストンに不用な力が作用することを防ぐ。 (4)請求項4に対応する効果;ピストンと一体なピス
トンロッドの端部に緩衝体を設けたので計測完了時に等
速度で移動するピストンを衝撃なしの緩やかに停止する
ことができ、ピストンに異常な応力が作用するのを防止
することができる。 (5)請求項5に対応する効果;位置センサを高圧流体
の流通する筒状体とピストンアクチュエータとの間に配
設して、高圧流体が作用することがないので安全な位置
検知ができる。 (6)請求項6に対応する効果;スライド弁を移動し上
流側透孔を閉弁する過度的な状態においてスライド弁と
ピストンとの移動速度差に基づいて生ずるピストンの速
度ムラをなくし速やかに一定のピストン速度とすること
ができるので計測シリンダの長さを小さくでき、小形な
スモールボリュームプルーバとすることができる。 (7)請求項7に対応する効果;計測シリンダが案内輪
を有する外側フランジに同心に片持ち固着され、他端面
が自由開放されるので、温度圧力等流体条件によるひず
みの発生はなく、芯出しも内側フランジとの間でなされ
るので芯ずれにより外力も作用せず高精度の基準体積が
得られ、また固着は係止金具によるので、着脱、芯出し
も簡単である。 (8)請求項8に対応する効果;流入側端面を可動外輪
と固定内輪とからなるクラッチドアで形成し、該固定内
輪を着脱移動可能としてスライド弁を設けたので、該ス
ライド弁のシール部材等の補修が容易に行うことができ
る。 (9)請求項9に対応する効果;スライド弁の非計測時
におけるリークを検知することにより計測時に計測不可
能なスライド弁のリークを予測できる。 (10)請求項10に対応する効果;要部ピストンが、
計測シリンダを移動するときの該計測シリンダとピスト
ンとの摺動面からのリークの有無が容易となり信頼度の
高い計測シリンダができる。 (11)請求項11に対応する効果;計測シリンダを外
側フランジと片持式に一体固着することにより環状壁部
においてリーク発生部が加わることとなるが、この部分
のリークを検知できるので計測の信頼性を損ねることは
なくなる。 (12)請求項12に対応する効果;リークの有無を検
知するためにリーク検知個所の圧力を密閉された減圧室
に選択的に導入し、アクチュエータで駆動されるプラン
ジャの移動量に対応する体積相当の減圧を形成するので
構成が簡易で試験も簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスモールボリュームプルーバにおけ
る一実施例を説明するための図である。
【図2】 本発明のピストンプルーバにおける動作を説
明するための図である。
【図3】 本発明のスモールボリュームプルーバにおけ
るスライド弁の他の実施例を説明するための図である。
【図4】 本発明のスモールボリュームプルーバにおけ
る他の実施例を説明するための図である。
【図5】 本発明のスモールボリュームプルーバにおけ
る更に他の実施例を説明するための図である。
【図6】 従来のスモールボリュームプルーバを説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…筒状体、5…流入口、6…流出口、7…計測シリン
ダ、8…上流側透孔、9…下流側透孔、10…排圧孔、
13…ピストン、16…ピストンアクチュエータ、18
…スライド弁、23…弁アクチュエータ、29…位置セ
ンサ、30,31…マーカー、49…係止金具、50,
51,52,53…導圧管、57…接合部、58…差圧
発生装置、63…差圧計、64…架台、66…クラッチ
ドア、67…可動外輪、68…固定内輪、69…保持
枠、70…支柱、71…軸ピン、72…スクリュー軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 健一 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 オ ーバル機器工業株式会社内 (72)発明者 五味 信吾 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 オ ーバル機器工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 25/00 G01F 3/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面近傍に流入口および流出口を設け
    た密閉状の筒状体と、流入側が開口し流出側が前記筒状
    体内端面に同心に支持された内径一定の円筒体で、距離
    を隔てた筒壁面の周方向に透孔を有する計測シリンダ
    と、該計測シリンダと前記筒状体とで形成される環状流
    路を計測シリンダの開口と流入側透孔との区間において
    液密に区画する環状壁と、前記筒状体流入側端面を液密
    に貫通する弁ロッドを有し、前記計測シリンダ内の開口
    端近傍を摺動し、流入側透孔を開閉するスライド弁と、
    前記筒状体流出側端面を液密に貫通するピストンロッド
    を有し、計測シリンダの流入側透孔の後流側を移動し、
    流入側透孔と流出側透孔との間の所定区間の移動におい
    て基準体積を形成するピストンと、前記弁ロッドを駆動
    してスライド弁を移動し計測時のみ流入側透孔を閉止す
    る弁アクチュエータと、計測準備時において前記ピスト
    ンを流入側透孔の後部位置に保持し計測時に保持を解除
    し計測後は計測準備位置に引戻すようにピストンロッド
    を駆動するピストンアクチュエータと、該ピストンアク
    チュエータに配設されピストンの前記所定区間を通過し
    たことを検知する位置センサとで構成したことを特徴と
    するスモールボリュームプルーバ。
  2. 【請求項2】 前記スライド弁を計測シリンダの流入側
    透孔と同形の透孔を前記流入側透孔と等しいピッチで配
    設した筒状体とし、該筒状体を前記ピッチの1/2の角
    度で往復回転する回転スライド弁としたことを特徴とす
    る請求項1記載のスモールボリュームプルーバ。
  3. 【請求項3】 計測シリンダの流出側透孔よりもピスト
    ン厚さに相当する後流位置周方向に排圧孔を設け、該排
    圧孔の大きさを前記流出側透孔よりも小さくしたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のスモールボリュームプ
    ルーバ。
  4. 【請求項4】 前記ピストンと一体的に形成されたピス
    トンロッドの端部に、先端部に向け断面積が小さくなる
    紡錘状体を有する緩衝体を設け、ピストンアクチュエー
    タのシリンダ内端部に、前記紡錘状体を挿入可能な該紡
    錘状体底面と略々等しい断面積を有する一定断面の凹部
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のスモー
    ルボリュームプルーバ。
  5. 【請求項5】 ピストンと一体的に形成されたピストン
    ロッドに計測シリンダの基準体積に相当する区間を隔て
    てマーカを設け、該マーカを検知する位置センサを筒状
    体とピストンアクチュエータとで挾まれた筒体に配設
    し、該筒体の位置センサの両側部にシール部材を配設し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のスモールボリ
    ュームプルーバ。
  6. 【請求項6】 前記スライド弁の軸上に突出する突起部
    を有し該スライド弁内部に固着された押圧部材と、ピス
    トンの上流側端面軸上に一端が移動可能に挿入固着され
    他端端面に鍔部を有する受圧部材と、該受圧部材の鍔部
    とピストンとの間に張設するばねとからなり、非計測時
    は前記突起部と鍔部とを僅かに離間して配設したことを
    特徴とする請求項1記載のスモールボリュームプルー
    バ。
  7. 【請求項7】 前記流出側端面板を、筒状体流出側端面
    が固着された内側フランジと、該内側フランジに同心に
    接合し内側に突起する案内輪を有する外側フランジとで
    構成し、前記案内輪に計測シリンダの流出側内周面を嵌
    挿し、該計測シリンダ流出側周方向に設けられた係止孔
    と、一端が該係止孔に挿通し他端が外側フランジに螺着
    するL字形の係止金具を介して計測シリンダを外側フラ
    ンジに片持固定したことを特徴とする請求項1記載のス
    モールボリュームプルーバ。
  8. 【請求項8】 前記流入側端面を、前記筒状体流入側端
    面が固着され外周が液密に回動可能な可動外輪と、該可
    動外輪の回動により該可動外輪と着脱可能で前記スライ
    ド弁およびアクチュエータを一体に固設した固定内輪と
    からなるクラッチドアで構成し、前記固定内輪を計測シ
    リンダの軸方向に移動可能とする直線駆動手段と、該直
    線駆動手段の駆動により移動したスライド弁およびアク
    チュエータを水平方向に回転可能とする回転駆動手段と
    で構成したことを特徴とする請求項1記載のスモールボ
    リュームプルーバ。
  9. 【請求項9】 前記スライド弁の弁体に該弁体の内外壁
    面を貫通する貫通孔と、筒状体壁面を貫通する貫通孔と
    を設け、各々の貫通孔を可撓性チューブで連通し、該連
    通孔内の圧力を検知する圧力検出手段を配設したことを
    特徴とする請求項1記載のスモールボリュームプルー
    バ。
  10. 【請求項10】 両端面近傍の外周面にシール部材を有
    し、前記計測シリンダ内壁面を液密に摺動するピストン
    の前記シール部材間の圧力を筒状体外部に導出する導管
    を設け、該導管にピストンのシール部材間の圧力を検知
    する圧力検知手段を配設したことを特徴とする請求項1
    記載のスモールボリュームプルーバ。
  11. 【請求項11】 前記環状壁両端面近傍の計測シリンダ
    側内周面にシール部材を配設し、該環状壁内面を計測シ
    リンダ外周面と液密に移動可能とし、環状壁内周面のシ
    ール部材間の圧力を筒状体外部に導出する導管を設け、
    該導管に環状体シール部材間の圧力を検知する圧力検出
    手段を配設したことを特徴とする請求項1記載のスモー
    ルボリュームプルーバ。
  12. 【請求項12】 密封された減圧室と、該減圧室に液密
    に移動可能に挿通されたプランジャと、該プランジャを
    往復駆動するアクチュエータとからなる差圧発生装置
    と、前記減圧室に前記スライド弁と環状壁およびピスト
    ンから導出する導出管を選択可能に導入する被検圧力
    と、該減圧室と基準圧力との間に配設された差圧計とで
    構成したことを特徴とする請求項1乃至11何れか記載
    のスモールボリュームプルーバ。
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