JPH0650795A - スモールボリュームプルーバ - Google Patents

スモールボリュームプルーバ

Info

Publication number
JPH0650795A
JPH0650795A JP3226508A JP22650891A JPH0650795A JP H0650795 A JPH0650795 A JP H0650795A JP 3226508 A JP3226508 A JP 3226508A JP 22650891 A JP22650891 A JP 22650891A JP H0650795 A JPH0650795 A JP H0650795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
measuring cylinder
bypass
temperature
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3226508A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Umeda
信義 梅田
Toshio Seo
利雄 瀬尾
Yujiro Nagamori
雄二郎 永盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oval Corp
Original Assignee
Oval Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oval Corp filed Critical Oval Corp
Priority to JP3226508A priority Critical patent/JPH0650795A/ja
Publication of JPH0650795A publication Critical patent/JPH0650795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定シリンダを計測流体の温度と常に等しく
保つことにより温度影響を受けることなく且つ圧力によ
る基準体積が変化することない、小形で、信頼性の検査
結果を得る。 【構成】 両端面近傍に流入口5と流出口6とを有する
密閉状の筒状体1と、ピストン18を挿通する計測シリ
ンダ17とを、流入口5と流出口6を区画する環状壁1
6を介して同心に固着し、更に、筒状体1に環状壁16
を挾んで開口するバイパス管7を設け、該バイパス管7
内に設けられたバイパス弁10を非計測時は、開弁し、
計測シリンダ17を流体温度とし、計測時は閉弁しピス
トン18を移動する。ピストン18の基準移動量は検出
ロッド19のマーク20,21を外部に設けられたセン
サ22,23とで検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、流量計の精度を検定するための
小形な検定装置に関し、より詳細には、試験流体の圧
力、温度等の影響を受けにくい高精度な小形流量計検定
装置に関する。
【0002】
【従来技術】流量計を検定するための検定装置は、新規
に製作された場合、および、使用中の流量計が、温度、
圧力等の外部要因又は可動部摩耗等の内部要因などによ
る特性の変化に対して流量計を信頼できる精度で使用す
るために、定期的に、または任意に試験して特性を求め
ること、いわゆる特性試験を行うものである。この特性
試験は、大別すると固定試験装置に被試験流量計を介装
して試験を行なうキャリブレータと、流量計を流体シス
テム内に介装して任意に試験を行なうプルーバ方式の流
量計試験装置により行われる。プルーバ方式は前記の如
く流量計の特性試験をオンラインで行なうことができ、
必要に応じて任意の特性試験を行なうことができるので
特に配管影響を受け易い推測形の流量計、例えばタービ
ンメータの試験に多く使用されている。プルーバは、断
面一定な管体内をピストンとか球体等の移動体が流体と
共に移動し、該移動体が所定区間を移動することにより
排出する流体を基準体積とする装置であり、プルーバ方
式による流量計の特性試験は、プルーバに規定された基
準体積の流体が流通するときの流量計の読み、すなわち
流量計から発信される流量パルスの数を検知することに
より単位体積当りに発信される流量パルスの数(流量係
数)いわゆるKファクタを算出するものである。また、
必要により複数の被測流量において流量計数に基づい
て、連続した流量特性曲線が求められる。
【0003】流量係数を高分解能で求めるためには基準
体積当りに発信する流量パルスの数が所定数以上である
ことが必要で、例えば基準体積の大きい大型の据置き形
プルーバの場合は20,000パルス以上の規定が与え
られる。これに対して基準体積を小さくすると、前記規
定数以上の流量パルスが発信できないが、基準体積をピ
ストン等の移動体が通過する間に発信するクロックパル
スの数(時間)と、この間の直前、直後に流量計から発
信する発信パルス(時間)との関係から流量計数を求め
ることができる。従って、流量パルス数が少ない場合で
も小形なプルーバ(以後、スモールボリュームプルーバ
と呼ぶ)が適用でき、移動も可能となる。スモールボリ
ュールプルーバは、基本的には被試験流量計と直列に接
続された断面一定な計測シリンダを有し、該計測シリン
ダ内で移動するピストンが、一定距離移動したとき、輸
液される流体の体積と流量計の読みとを比較するもので
ある。流体の体積は、実際には、ピストンの移動量から
求められる。プルービングにおいては、通常、複数回の
試験結果を平均し、平均値に基づいて流量係数(Kファ
クタ)が算出される。このため、各々の観測流量につき
計測シリンダ内でのピストンは、試験回数だけ往復移動
する。
【0004】計測シリンダ内でピストンを規定区間移動
し、計測を完了してから、ピストンを再びもとの位置に
戻す方式として、ピストンロッドを油圧又は空気圧を用
いたアクチュエータで駆動するが、この間に流体を流通
させるための流通路は、計測シリンダを利用する場合と
計測シリンダに並列な、別に設けられたバイパス流路を
利用する場合とがある。計測シリンダを流通させる場合
は、アクチュエータで戻されるピストン内に弁機能を有
し、計測時には閉弁し、戻しにおいて開弁するようにな
っている。以後、この方式を内弁方式と呼ぶ。バイパス
流路を流通させる場合は、バイパス流路内にバイパス弁
を設け、計測時には閉弁し、戻しで開弁するものであ
る。以後、この方式を外弁方式と呼ぶ。
【0005】内弁方式のスモールボリュームプルーバと
して、特開平54−153063号公報に開示されたも
のがある。これは、ピストン(可動部材)にポヘット弁
を設けたもので、非計量時には開弁し、計測時に閉弁す
るが、前記ポペット弁の開閉回数が多いので、該ポペッ
ト弁の、特にシート部分の寿命が短くなる。ピストン部
での液洩れが試験結果に重大な影響を及ぼすスモールボ
リュームプルーバにとっては、ポペット弁の信頼度は、
試験結果の信頼度につながるものである。
【0006】外弁方式のスモールボリュームプルーバと
して、特開昭60−173418号において「小型流量
検定器」が開示されている。図4は、従来のスモールボ
リュームプルーバを説明するための図で、図中、51は
導入管、51aは流入口、52はハウジング、53はバ
イパス管、54はバイパス弁、55はアクチュエータ、
56は導入部、57は押出体(ピストン)、58は軸、
59は主シリンダ、60は下流部、61は排出管、62
はばね、63,64はジャーナル軸受、65は油圧シリ
ンダ、66は油圧ピストン、67は検出ロッド、68は
検出ユニット、69,70,71は検出器、72は検出
フラッグ、73はパイロット、74はスリーブ軸受であ
る。
【0007】図示において、ハウジング52は、計測シ
リンダとなる主シリンダ59と、該主シリンダよりも大
径の導入部56および下流部60とより構成されてい
る。前記導入部56には油圧シリンダ65が配設し、該
配設部近傍の導入部56に導入管51が連通している。
該導入管51は、ハウジング52のバイパス流路の一部
となるもので、該バイパス流路は、前記導入管51とバ
イパス管53と排出管61とで構成され、該バイパス流
路に設けられた流入口51aと排出口61aとの間にバ
イパス54が介装されている。油圧シリンダ65と主シ
リンダ59とは同軸で、油圧ピストン66と軸58と押
出体57とが順に一体に接続されている。軸58はジャ
ーナル軸受63で液密に軸承され、該ジャーナル軸受6
3と押出体57との間には、ばね62が張設されてい
る。また、押出体57には、軸58と平行して検出ロッ
ド67が固着され、押出体57の移動を検知可能にして
いる。
【0008】図示の状態においては、押出体57の大口
径の導入部56内に位置しており検出フラッグ72と検
出器69とが同位置にある。また、バイパス弁54が閉
弁されており流入口51aから流入した流体は、矢印方
向に導入管51から主シリンダ59を通り、排出管61
の排出口61aより流出する。押出体57は静止してお
り計測待機の状態である。
【0009】次に、計測開始指令により、油圧ピストン
66が下流部60側(右方向)に移動初めると、ばね6
2の張力の助けを受け乍ら押出体57を移動する。検出
フラッグ72が検出器70と71との区間を通過する間
の移動量を、押出体57が主シリンダ59内を移動して
排出される流体体積が基準体積となる。押出体57は、
該押出体57の軸方向に伸びるように固着されたパイロ
ット73がスリーブ軸受74に軸承されて停止する。こ
の状態で、流体は、大口径の下流部60の部分を通り流
出口61aより流出する。アクチュエータ55の作動に
よりバイパス弁54が開弁されると流体は、バイパス管
53を経て流出口61aより流出する。この状態で押出
体57は、油圧ピストン66により図示の待機状態位置
に戻される。
【0010】上述の外弁方式のスモールボリュームプル
ーバは、押出体57は、主シリンダ59との間でシール
57aを介して摺動することとなるので、内弁方式の場
合のポペット弁部でのリークの心配はない。しかし、主
シリンダ59の内面は均一な断面になるように精密加工
が施された一重管であるから、流体の温度、圧力等によ
る変形を受ける。温度が高い場合は主シリンダ59の内
外面間の温度差が大きくなり、しかも、温度差が流体温
度により異なるので、主シリンダ59内の体積変化を補
正する場合の補正量は一時的に定まらない。また、圧力
変化は、主シリンダ59内の体積変化をもたらし、基準
体積管としての基準体積が変化することとなる。また、
主シリンダ59の両端面に大口径の導入部56と下流部
60とが配設されているので、全長が長く更に、バイパ
ス流路は導入部56と下流部60とが連通するので大形
なプルーバとなり小形にすることは困難である。
【0011】
【目的】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので
小形で、しかモ流体の温度、特に圧力影響を受けない信
頼度の高い計測を可能とするスモールボリュームプルー
バを提供することを目的とするものである。
【0012】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
両端面近傍に、互いに離間して流入口および流出口を設
けた密閉状の筒状体と、流入口と流出口間との間を前記
筒状体との間に設けられた環状壁で封止区画し、該環状
壁により筒状体内に同心支持された断面一様な計測シリ
ンダと、前記環状壁を挟む筒状体壁に開口し、バイパス
弁を配設したバイパス管と、前記計測シリンダ内で軸上
を移動するピストンと、該ピストンが計測シリンダの所
定位置区間を移動したとき、該所定位置を検知するセン
サとから構成したこと、更には、(2)前記(1)にお
いて、流入口側の筒状体端面に、ピストンが始動すると
きに、該ピストンの移動を付勢するばね手段を設け、該
ばね手段のばねの強さを試験流量に応じて調整可能とし
たこと、更には、(3)前記(1)において、バイパス
管内の流路を開閉するバイパス弁体に、該バイパス減が
流路を閉弁する閉弁動を付勢するばね手段を設けたこと
を特徴としたものである。以下、本発明の実施例に基づ
いて説明する。
【0013】図1は、本発明のスモールボリュームプル
ーバの一実施例を説明するための図で、図中、1は筒状
体、2は壁面、3は上流側端面、4は下流側端面、5は
流入口、6は流出口、7はバイパス管、8は導入管、9
は排出管、10はバイパス弁、11はアクチュエータロ
ッド、12はバイパス弁付勢機構、13,26は筒体、
14,27は押圧体、15,28はばね、16は環状
壁、17は計測シリンダ、18はピストン、18aはシ
ール材、18bはガイドリング、19は検出ロッド、1
9aはリークデテクト孔、20,21はマーク、22,
23はセンサ、24はピストン付勢機構、25はジャー
ナル軸受、29は端面板である。
【0014】図示において、筒状体1は両端面に各々上
流側端面板3および下流側端面板4を有する密閉状の筒
体であり、両端面近傍に、流入口5および流出口6が設
けてある。該筒状体1の内部には、同軸な円筒で両端を
開口する計測シリンダ17が配設されている。該計測シ
リンダ17は、流入口5と流出口6とを封止区画する環
状壁16を介して外周面で接合されている。また、計測
シリンダ17は、基準体積管となるもので内面は精密に
断面一定となるように加工を施している。
【0015】前記計測シリンダ17内には、ピストン1
8が摺動可能に挿入されている。該ピストン18には、
両面の前後部には摺動面が常に安定するようにガイドリ
ング18bが設けられ、摺動面には液洩れを防止するた
めにシール材18aが配設され、更に、ピストン18の
移動を検知するための検出ロッド19が固着されてい
る。該検出ロッド19は、計測シリンダ17の正しく軸
上を移動するように、下流側端面板4のジャーナル軸受
25により摺動可能に支持されている。検出ロッド19
の外周には、位置検出のためのマーク20,21が基準
体積に対応する所定間隔を隔て、設けられており、軸内
には、ピストン18の計測シリンダ17内の摺動におい
て、摺動面の液洩れを検知するためのリークデテクト孔
19aが設けられている。
【0016】上流側端面板3には、ピストン付勢機構2
4が配設されている。該ピストン付勢機構24は、ピス
トン18が計測のため始動するとき、慣性によりピスト
ン18の速度が低下するのを補正するためのものであ
る。該ピストン付勢機構24は、検出ロッド19と同軸
に、上流端面板3に筒体26を介して設けられており、
該筒体26の端面板29と軸上に移動可能に設けられた
糸巻き状の押圧体27との間に張設されたばね28とに
より構成される。前記押圧体27はピストン18を下流
側端面板4側の軸方向に押圧するように当接している。
【0017】筒状体1の壁面には、更に環状壁16を隔
て、バイパス弁10を配設したバイパス流路が開口して
いる。バイパス流路は、導入管8とバイパス管7と排出
管9とで構成される。バイパス弁10はアクチュエータ
ロッド11に接合され、ストッパ24およびジャーナル
軸受25により軸承され、アクチュエータロッド11の
移動によりバイパス管7のシート7aに嵌合することに
より閉弁する。該バイパス弁10には、押圧体14を介
してばね15のばね力によりバイパス弁10の初動を付
勢するバイパス弁付勢機構12が設けられている。前記
バイパス流路が、導入管8と排出管9を含む面と流入口
5と流出口6とを含む面と同一の面となるように配置さ
れた所定の角度を有する場合。すなわち、導入管8と排
出管9とが筒状体1の上部に開口しない場合はバイパス
流路を流通する流れは筒状体1内に滞留することがある
ので、図1の図示の如く同一な面となるように、配設さ
れることが好ましい。
【0018】上述のスモールボリュームプルーバは、ピ
ストン18が図示のA位置にある状態がプルービングす
る以前のものである。この状態では、流入口5から筒状
体1内に流入した流体は筒状体1と計測シリンダ17と
の間を通り、開弁しているバイパス弁10から排出管9
を経て、再び筒状体1と計測シリンダ17との間の流路
から流出口6より流出している。従って、計測シリンダ
17は常に流体の温度と同じ温度に保たれている。ま
た、計測シリンダ17の内外の圧力は等しいので、計測
シリンダ17には流体圧による変形は生じない。
【0019】計測開始の指令に基づいて、アクチュエー
タロッド11がアクチュエータ(図示せず)により駆動
され、バイパス弁がバイパス管7を閉弁すると、流体圧
がピストン18に作用し、該ピストン18を下流側端面
板4に向けて移動し、ピストン18は点線で示したB位
置で停止する。この間、該ピストン18の移動により検
出ロッド19も検出する。通常センサは1個のみ装着さ
れているが、本発明においては2個移動方向に間隔を隔
てて設けられている。このため、マーク20,21をセ
ンサ22および23で2回検知するので、平均値を算出
でき読み値の確らしさが向上する。また、センサの一方
が破損しても他方のセンサで確実にマーク20,21を
検知できる。ピストン18が移動中に摺動面で洩れがあ
ればリークデテクト孔19aを介して洩れ量を筒状体1
の外部で検知できる。
【0020】以上の試験操作により、プルービングが終
了するが、流体は、計測シリンダ17の内部を経て流入
口5と流出口6との間を流通している。この状態で、バ
イパス弁10を開弁し、バイパス流路を流通することに
より、ピストン18をAの位置に戻すことができる。該
ピストン18の戻しの移動は、検出ロッド19に接続さ
れたアクチュエータ(図示せず)により行われ、ピスト
ン18がA位置に戻った図示の状態で一回のプルービン
グ動作は終了する。
【0021】プルービングは、一定の流量でのみ行うの
ではなく、被検流量計の流量範囲内の各観測ポイントで
行われる。従って、ピストン18の移動速度も流量に従
って変化する。しかし、ピストン18と検出ロッド19
等を含めた移動体の慣性は一定であるから、遅れ時間に
より大流量ではピストン18が一定速度に達しない区間
が生ずるという問題が生ずる。逆に小流量の場合は、ピ
ストン付勢機構24のばね28のばね力により実際の移
動速度よりも速くなる区間が生ずる。
【0022】図2は、本発明のスモールボリュームプル
ーバのピストン付勢機構の実施例を説明するための図
で、図中、30はばね座、31はガイドピン、32は押
圧ねじ、33,34はウォーム歯車であり、図1と同一
の作用をする部分には等しい符号を付している。図示に
おいて、ばね28は、ばね座30と押圧体27との間に
張設され、ばね座30はガイドピン31,31に従って
端面板29と平行に矢印X−X方向に移動する。移動量
はウォーム34の軸34aを流量に従って、矢印R方向
に回転することによりウォーム歯車33を回転し、ばね
座30に当接する押圧ねじ32を移動させるものであ
る。なお、前記においてはばね28を押圧駆動する駆動
手段としては歯車を用いた例を述べたが、これに限るも
のではなく、例えば油圧又は空気圧等の流体圧で駆動さ
れるシリンダ内のピストンとばね座30を連結する方法
でもよい。この場合はシリンダに印加される流体圧力に
基づいてばね28の変位量を定める。
【0023】図3(a),(b)は、ピストンの移動速
度を説明するための図で、図(a)は大流量時、図
(b)は小流量時のピストン18の速度応答を示す。従
来例は点線で示し、本発明は実線で示す。本発明による
と、大流量においては、図(a)の実線Bに示す如く、
ばね28のばね力を強くすることによりピストン18の
速度が増大し、マーク21がセンサ22に検出される以
前に一定速度V1に達している。また、流量が小さいと
きは、ばね28を弱めることにより、図(b)の実線D
に示すごとく、計測範囲で、規定速度V2を越えること
なく一定な速度V2となる。
【0024】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、(1)計測シリンダが筒状体内に同軸に配置され、
非計測時においても流体は、計測シリンダと筒状体との
間を流通するので、計測シリンダの温度は常に流体温度
となっており、計測時に温度急変により容積変化を生ず
ることがなく、更に流体の圧力変化により基準体積が変
化しないので、温度、圧力に影響されない正確な基準体
積が得られる。また、プルービングを開始させるための
バイパス流路外弁は、筒状体の側壁に開口するので長さ
が短かく、全体に小形なスモールボリュームプルーバと
することができる。 (2)ピストンの初動において、流量に応じてピストン
の移動を付勢する付勢量を可変にしたので、速度が一定
となる初期移動区間が短くなり、その分計測シリンダの
長さ、即ちプルーバの全長を短くすることができる。 (3)バイパス弁に対しても付勢機構を設けたので短時
間に始動ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスモールボリュームプルーバの一実
施例を説明するための図である。
【図2】 本発明のスモールボリュームプルーバのピス
トン付勢機構の実施例を説明するための図である。
【図3】 ピストンの移動速度を説明するための図で、
図(a)は大流量時、図(b)は小流量時のピストンの
速度応答を示す図である。
【図4】 従来のスモールボリュームプルーバを説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…筒状体、5…流入口、6…流出口、7…バイパス
管、10…バイパス弁、12…はバイパス弁付勢機構、
16…環状壁、17…計測シリンダ、18…ピストン、
20,21…マーク、22,23…センサ、24…ピス
トン付勢機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永盛 雄二郎 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 オー バル機器工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面近傍に、互いに離間して流入口お
    よび流出口を設けた密閉状の筒状体と、流入口と流出口
    間との間を前記筒状体との間に設けられた環状壁で封止
    区画し、該環状壁により筒状体内に同心支持された断面
    一様な計測シリンダと、前記環状壁を挟む筒状体壁に開
    口し、バイパス弁を配設したバイパス管と、前記計測シ
    リンダ内で軸上を移動するピストンと、該ピストンが計
    測シリンダの所定位置区間を移動したとき、該所定位置
    を検知するセンサとから構成したことを特徴とするスモ
    ールボリュームプルーバ。
  2. 【請求項2】 流入口側の筒状体端面に、ピストンが始
    動するときに、該ピストンの移動を付勢するばね手段を
    設け、該ばね手段のばねの強さを試験流量に応じて調整
    可能としたことを特徴とする請求項1記載のスモールボ
    リュームプルーバ。
  3. 【請求項3】 バイパス管内の流路を開閉するバイパス
    弁体に、該バイパス減が流路を閉弁する閉弁動を付勢す
    るばね手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のス
    モールボリュームプルーバ。
JP3226508A 1991-08-12 1991-08-12 スモールボリュームプルーバ Pending JPH0650795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226508A JPH0650795A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 スモールボリュームプルーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226508A JPH0650795A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 スモールボリュームプルーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650795A true JPH0650795A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16846225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3226508A Pending JPH0650795A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 スモールボリュームプルーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115574899A (zh) * 2022-09-28 2023-01-06 中国计量科学研究院 一种被动式活塞气体流量标准装置的温度控制系统及方法
CN116892985A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 瑞星久宇燃气设备(成都)有限公司 一种基于调压器流量特性的流量计量方法及系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115574899A (zh) * 2022-09-28 2023-01-06 中国计量科学研究院 一种被动式活塞气体流量标准装置的温度控制系统及方法
CN115574899B (zh) * 2022-09-28 2023-04-04 中国计量科学研究院 一种被动式活塞气体流量标准装置的温度控制系统及方法
CN116892985A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 瑞星久宇燃气设备(成都)有限公司 一种基于调压器流量特性的流量计量方法及系统
CN116892985B (zh) * 2023-09-11 2023-11-21 瑞星久宇燃气设备(成都)有限公司 一种基于调压器流量特性的流量计量方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5392632A (en) Small volume prover
CA1132358A (en) Apparatus and method for determining the characteristic of a flowmeter
US5052212A (en) Dynamic leak detector
US4637244A (en) Meter provers
JP5645285B1 (ja) ピストンプルーバ
US20070119227A1 (en) Reference volume tube
US4718267A (en) Meter provers
JPH0650795A (ja) スモールボリュームプルーバ
JP3637988B2 (ja) 流量計試験装置
JP3124742B2 (ja) スモールボリュームプルーバ
JPH0545203A (ja) スモールボリユームプルーバ
JP4782236B1 (ja) ピストンプルーバ
JP3046365B2 (ja) 流量計試験装置
JPH0545202A (ja) スモールボリユームプルーバ
KR100274765B1 (ko) 피스톤탐침
JPH0650797A (ja) スモールボリュームプルーバ
RU198667U1 (ru) Устройство поверки расходомеров жидких углеводородов
RU2742256C1 (ru) Способ и устройство поверки расходомеров жидких углеводородов
JPS62259016A (ja) 流量測定装置
GB2171210A (en) Meter provers
JP4688993B2 (ja) 体積基準器
JPH11304572A (ja) 基準体積管
WO1990004757A1 (en) Dynamic leak detector
JPH0712625A (ja) スモールボリュームプルーバ
Osiński et al. Development of a method for determining micro-leaks and volumetric efficiency in pneumatic cylinders