JP3046365B2 - 流量計試験装置 - Google Patents

流量計試験装置

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JP3046365B2
JP3046365B2 JP3019459A JP1945991A JP3046365B2 JP 3046365 B2 JP3046365 B2 JP 3046365B2 JP 3019459 A JP3019459 A JP 3019459A JP 1945991 A JP1945991 A JP 1945991A JP 3046365 B2 JP3046365 B2 JP 3046365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、被試験流量計を実流システム内
で試験するプルーバに関し、より詳細には、プルーバの
全長を短かくし小形にし且つ安価な流量計試験装置に関
する。
【0002】
【従来技術】流量計は被測定流体に接続されて該流量計
を流通する流体の体積を計測するものであるが、流量計
を流通する一定の流体体積に対して流量計の読みは常に
一定となるものでなく温度、圧力等の物性要因、配管長
さ形状等の外部要因、流量計の可動部摩耗等の内部要因
等により変化する。これらは、また流量計の原理および
構造によっても異なるものである。
【0003】流量計の上記諸要因による特性の変化に対
して流量計を信頼できる精度で使用するために定期的
に、または任意に試験して特性を求めること、いわゆる
特性試験が行われている。この特性試験は、大別すると
固定試験装置に被試験流量計を介装して試験を行なうキ
ャリブレータと、流量計と試験装置(プルーバ)を流体
システム内に介装して任意に試験を行なうプルーバ方式
の流量計試験装置により行われる。
【0004】プルーバ方式は前記の如く流量計の特性試
験をオンラインで行なうことができ、必要に応じて任意
に特性試験を行なうことができるので特に配管影響を受
け易い推測形の流量計、例えばタービンメータの試験に
多く使用されている。
【0005】プルーバ方式による流量計の特性試験は、
プルーバの有する基準体積が流通するときの流量計の読
み、すなわち流量計から発信される流量パルスの数を検
知することにより単位単積当りに発信される流量パルス
の数(流量係数)を算出するものであり、必要により複
数の所定流量において流量計数を求められる。
【0006】流量係数を高分解能で求めるためには基準
体積当りに発信する流量パルスの数が所定数以上である
ことが必要で、例えば20,000パルス以上の規定が
与えられる。従って前記規定数以上の流量パルスが発信
できる流量計に対しては小形なプルーバが適用できるの
で移動も可能となる。
【0007】図3は、従来の流量計試験装置の動作を説
明するための図で、特開昭54−153062号公報に
開示されるものである。図中、20はシリンダ、21,
22は端面板、21aは液シール材、22aは接続フラ
ンジ、22bは流出口、23は流路、24は可動部材、
24aは開口、24bは弁座、25は円板部材、25a
は開口、26は支持ロッド、27はポヘット弁、27a
はシール部材、28はばね、29は引戻し装置、30は
円筒導管、31はロッド、32はピストン、33はフラ
ンジ、34,35はデテクタ、36,37は空気圧導入
口である。
【0008】図示において、被試験流量計(図示せず)
は、複数の流路23に分流する以前の上流側流路に介装
される。シリンダ20は基準体積管で両端面に端面板2
1,22が固着され、内部には、複数の支持ロッド26
により平行に固着された可動部材24と円板部材25と
が液密に移動可能に嵌挿されている。前記可動部材24
と円板部材25との間にはポペット弁27が同軸に移動
可能に配設されている。
【0009】前記ポペット弁27は引戻し装置29によ
り移動される。ポペット弁27は前記引戻し装置29の
ロッド31の一端に固着し、該ロッド31の他端に配設
したピストン32に作用する空気圧により円筒導管30
内を移動する。空気圧は、前記円筒導管30の両端部に
開口する圧力導入口36,37の何れか一方に導入さ
れ、圧力導入口36,37の何れかが他方が大気開放さ
れる。
【0010】またポペット弁27と円板部材25との間
には同軸にばね28が張設される。また円筒導管30の
中間区間に一対のデテクタ34,35が配設され、ピス
トン32の通過を検知する。
【0011】次に叙上の流量計試験装置の動作を説明す
る。被測定液体は、常時、流量計(図示せず)→流路2
3,23→開口29a→開口24a→流出口22bの順
で矢印Q方向に流出しているが、試験開始に当って、圧
力導入口36に空気圧を導入し、圧力導入口37を大気
開放するとピストン32は流れQ方向に移動し、張設し
たばね28のばね力も加わってポペット弁27は、弁座
24bに嵌挿し、シール部材27aにより液シールする
とともに開口24aを封止する。
【0012】この結果、可動部材24は、円板部材25
と共に矢印Q方向に移動する。ピストン32がデテクタ
34を通過したとき、流量計の流量パルスのゲート(図
示せず)を開き、デテクタ35を通過したときゲートを
閉じることにより、積算される流量パルスとデテクタ3
4,35間をピストン32が移動することによりシリン
ダ20の区間で定められる基準体積とを比較して流量係
数が算出される。
【0013】ポペット弁27の引き戻しは圧力導入口3
7に空気圧を導入し、圧力導入口26を大気開放するこ
とによりピストン32の力によりポペット弁27に作用
する圧力とばね28のばね力とに抗して開弁され、流れ
に抗して図示の位置に戻される。
【0014】叙上の流量計試験装置は、ポペット弁27
および可動部材24を移動するための引戻し装置29は
シリンダ20と直列に接続することが条件となるため、
軸方向の長さはシリンダ20の倍の長さとなり小容積を
特徴としているが全体の長さは長く、大形な試験装置と
なった。
【0015】
【目的】本発明は、叙上の問題点に鑑みなされたもの
で、同一の基準体積を得るシリンダを用いて引戻し装置
を除くことにより短小で、しかも安価な流量計試験装置
を提供することを目的としてなされたものである。
【0016】
【構成】本発明の流量計試験装置は、上記目的を達成す
るために、被試験流量計と直列に接続し前記流量計の読
みと基準体積とを実流システム内で比較し試験する流量
計試験装置において、試験流体の流入口または流出口を
端面部に配設した断面一定なシリンダと、該シリンダ内
に少くとも一端を前記端面部に固着され軸方向の位置を
発信素子の位置として検知する変位計と、前記発信素子
を内蔵し前記流入口、流出口間の差圧によりシリンダ内
を液シールして移動するピストンとからなり基準体積を
前記変位計の読みから与えることを特徴とするもので、
以下実施例に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の流量計試験装置を説明す
るための構成を示す図で、図中、1はシリンダ、2,3
は端面板、2a,3aは流入、流出口、2b,3bは空
室、3cは突部、3dは凹陥部、4はピストン、4aは
軸孔、5はシール材、6はOリング、7は変位計、7a
は棒状体、7bは取付部、7cは端部、7dは検出部、
7eは導線、8は発信素子、9はシールリング、10は
カウンタ、11は接続部材である。
【0018】図示において、シリンダ1は内径一定な円
筒であり、該円筒両端に端面部2,3を設けることによ
り基準体積管を形成する。一方の端面部2とシリンダ1
とは溶接等により固着されるが、他端の端面部3はOリ
ング等のシールリング9によりシリンダ1と液密にシー
ルされて嵌挿され、接続部材11により端面部2に連結
される。
【0019】一方の端面部2の中央には変位計7が取付
部7bのねじにより螺着される。変位計7の変位検出要
素を内蔵した棒状体7aはシリンダ1の軸心上に延びて
端部7cを端面部3の突部3cの中央に穿孔された凹陥
部3dに挿入し支持する。
【0020】前記シリンダ1には外周面にシール材5を
配設したピストン4を軸方向に移動可能に収納してい
る。従ってピストン4の軸心には棒状体7aを挿通する
軸孔4aが貫通して、該軸孔4aの中間部には棒状体7
aの変位検出要素に対する発信素子8が配設され、該発
信素子8の両端部にはOリング6を介装してピストン4
両端面間を液シールしている。
【0021】変位計7は、シリンダ1内を移動するピス
トン4の変位を検知するものであればその方式を問うも
のではないが、ここでは、一例とした磁歪線を用いた方
式の変位計をあげる。
【0022】図2は、磁歪線を用いた変位計の原理を説
明するための図で、図中、12は磁歪線、13は発信素
子である。図示の状態でニッケル合金等からなる磁歪線
12に矢印A方向に電流パルスを印加すると円周方向磁
場14が発生する。発信素子13を図示の如く長さ方向
に着磁された磁石とすると、該発信素子13からは軸方
向磁場15が発生している。軸方向磁場15に対して円
周方向磁場14が印加されると合成され斜め方向磁場1
7が発生し、ウィデマン(Wiedeman)効果により部分的
なねじりを発生する。
【0023】該ねじりは磁歪線12に作用して軸方向に
音波16を伝幡する。磁歪線12内を伝幡する音速は予
め知られているから、電流パルスを印加してから音波を
検知する迄の時間を検知することにより発信素子13の
位置を求めることができる。
【0024】棒状体7a内に検出要素として磁歪線12
を配設し、ピストン4内の発信素子8として磁石を装着
することによりシリンダ1内のピストン4の位置が検知
可能となる。検出部7dは電流パルス発生および超音波
の検出部を内蔵している。
【0025】叙上の如く構成された流量計試験装置は、
被試験流量計(図示せず)を配設した流管(図示せず)
を弁(図示せず)切換えにより試験液を流入口2aに導
入することにより試験液は空室2bを通ってシリンダ1
内のピストンを端面部3側に押圧移動しピストン4の低
圧側の液体を流出口3aより排出し、シリンダ1の所定
区間でのピストン4の移動量をカウンタ10で検知して
基準体積を算出し、これとこの間に発信される流量パル
スの数とから流量係数を求める。
【0026】ピストン4の引戻しは弁切換えにより流出
口3a側から試験液の所定量を導入することにより行わ
れる。
【0027】
【効果】以上の説明から明らかなうよに、本発明の流量
計試験装置によれば、基準体積をシリンダ内軸方向に配
設された変位計とピストン内に装着された発信素子とで
検知したピストンの移動量により与えられるから、シリ
ンダ端面部より外部に延長する部分は原理的にはなくな
り小形な流量計試験装置とすることができる。更には、
シリンダは単純な円筒で構成できるので、素材費も安価
となり加工も容易で安価な流量計試験装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量計試験装置を説明するための構成
を示す図である。
【図2】磁歪線を用いた変位計の原理を説明するための
図である。
【図3】本発明に係る流量計試験装置の動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 シリンダ、 2,3 端面図 4 ピストン 5 シール材 7 変位計 8 発信素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験流量計と直列に接続し前記流量計
    の読みと基準体積とを実流システム内で比較し試験する
    流量計試験装置において、試験流体の流入口または流出
    口を端面部に配設した断面一定なシリンダと、該シリン
    ダ内に少くとも一端を前記端面部に固着され軸方向の位
    置を発信素子の位置として検知する変位計と、前記発信
    素子を内蔵し前記流入口、流出口間の差圧によりシリン
    ダ内を液シールして移動するピストンとからなり基準体
    積を前記変位計の読みから与えることを特徴とした流量
    計試験装置。
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