JPH0650797A - スモールボリュームプルーバ - Google Patents

スモールボリュームプルーバ

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JPH0650797A
JPH0650797A JP3226581A JP22658191A JPH0650797A JP H0650797 A JPH0650797 A JP H0650797A JP 3226581 A JP3226581 A JP 3226581A JP 22658191 A JP22658191 A JP 22658191A JP H0650797 A JPH0650797 A JP H0650797A
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JP
Japan
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measuring cylinder
piston
measurement
hole
cylinder
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JP3226581A
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English (en)
Inventor
Toshio Seo
利雄 瀬尾
Yujiro Nagamori
雄二郎 永盛
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Oval Corp
Original Assignee
Oval Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形な内弁方式の長所を生かし、基準体積の
流体を排出する計測シリンダおよびピストンを単純な形
状とし、流体の急激な温度変化および圧力変形を受けず
長期間安定して正確な基準体積が得られるようにする。 【構成】 被測定流体の流通する筒状体1内に両端開口
する同軸な計測シリンダ8を環状壁7で支持する。該環
状壁7近傍の計測シリンダ8の周上に設けられた透孔8
を、円筒スライド弁10で開閉する。円筒スライド弁1
0により、非計測時では透孔8を開路し、計測時では閉
路する。流体は非計測時で環状流路1bを通って排出さ
れ、計測時でピストン9を移動する。ピストン9は、セ
ンサ15,16で定められる区間に相当する計測シリン
ダ8内の基準体積の流体を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、流量計を検定するスモールボリ
ュームプルーバに関し、より詳細には、計測時の流体流
れによる急激な温度変化、および、圧力の影響を受けな
い計測シリンダを有し、該計測シリンダのバイパス流路
のない小形なスモールボリュームプルーバに関する。
【0002】
【従来技術】流量計を検定するための検定装置は、新規
に製作された場合、および、使用中の流量計が、温度、
圧力等の外部要因又は可動部摩耗等の内部要因などによ
る特性の変化に対して流量計を信頼できる精度で使用す
るために、定期的に、または任意に試験して特性を求め
ること、いわゆる特性試験を行うものである。この特性
試験は、大別すると固定試験装置に被試験流量計を介装
して試験を行なうキャリブレータと、流量計を流体シス
テム内に介装して任意に試験を行なうプルーバ方式の流
量計試験装置により行われる。プルーバ方式は前記の如
く流量計の特性試験をオンラインで行なうことができ、
必要に応じて任意の特性試験を行なうことができるので
特に配管影響を受け易い推測形の流量計、例えばタービ
ンメータの試験に多く使用されている。プルーバは、断
面一定な管体内をピストンとか球体等の移動体が流体と
共に移動し、該移動体が所定区間を移動することにより
排出する流体を基準体積とする装置であり、プルーバ方
式による流量計の特性試験は、プルーバに規定された基
準体積の流体が流通するときの流量計の読み、すなわち
流量計から発信される流量パルスの数を検知することに
より単位体積当りに発信される流量パルスの数(流量係
数)いわゆるKファクタを算出するものである。また、
必要により複数の被測流量において流量計数に基づい
て、連続した流量特性曲線が求められる。
【0003】流量係数を高分解能で求めるためには基準
体積当りに発信する流量パルスの数が所定数以上である
ことが必要で、例えば基準体積の大きい大型の据置き形
プルーバの場合は20,000パルス以上の規定が与え
られる。これに対して基準体積を小さくすると、前記規
定数以上の流量パルスが発信できないが、基準体積をピ
ストン等の移動体が通過する間に発信するクロックパル
スの数(時間)と、この間の直前、直後に流量計から発
信する発信パルスの数(時間)との関係から流量計数を求
めることができる。従って、流量パルス数が少ない場合
でも小形なプルーバ(以後、スモールボリュームプルー
バと呼ぶ)が適用でき、移動も可能となる。スモールボ
リュールプルーバは、基本的には被試験流量計と直列に
接続された断面一定な計測シリンダを有し、該計測シリ
ンダ内で移動するピストンが、一定距離移動したとき、
輸液される流体の体積と流量計の読みとを比較するもの
である。流体の体積は、実際には、ピストンの移動量か
ら求められる。プルービングにおいては、通常、複数回
の試験結果を平均し、平均値に基づいて流量係数(Kフ
ァクタ)が算出される。このため、各々の観測流量につ
き計測シリンダ内でのピストンは、試験回数だけ往復移
動する。
【0004】計測シリンダ内でピストンを規定区間移動
し、計測を完了してから、ピストンを再びもとの位置に
戻す方式として、ピストンロッドを油圧又は空気圧を用
いたアクチュエータで駆動するが、この間に流体を流通
させるための流通路は、計測シリンダを利用する場合と
計測シリンダに並列な、別に設けられたバイパス流路を
利用する場合とがある。計測シリンダを流通させる場合
は、アクチュエータで戻されるピストン内に弁機能を有
し、計測時には閉弁し、戻しにおいて開弁するようにな
っている。以後、この方式を内弁方式と呼ぶ。バイパス
流路を流通させる場合は、バイパス流路内にバイパス弁
を設け、計測時には閉弁し、戻しで開弁するものであ
る。以後、この方式を外弁方式と呼ぶ。外弁方式のスモ
ールボリュームプルーバはバイパス流路を有するので、
その分大形になるが、内弁方式は小形となるのが特徴で
ある。
【0005】図5は、従来のスモールボリュームプルー
バの動作を説明するための図で、特開昭54−1530
62号公報に開示されるものである。図中、20はシリ
ンダ、21,22は端面板、21aは液シール材、22
aは接続フランジ、22bは流出口、23は流路、24
は可動部材、24aは開口、24bは弁座、25は円板
部材、25aは開口、26は支持ロッド、27はポヘッ
ト弁、27aはシール部材、28はばね、29は引戻し
装置、30は円筒導管、31はロッド、32はピスト
ン、33はフランジ、34,35はデテクタ、36,3
7は空気圧導入口である。
【0006】図示において、被試験流量計(図示せず)
は、複数の流路23に分流する以前の上流側流路に介装
される。シリンダ20は基準体積管で両端面に端面板2
1,22が固着され、内部には、複数の支持ロッド26
により平行に固着された可動部材24と円板部材25と
が液密に移動可能に嵌挿されている。前記可動部材24
(ピストン)と円板部材25との間にはポペット弁27
が同軸に移動可能に配設されている。
【0007】前記ポペット弁27は引戻し装置29によ
り移動される。ポペット弁27は前記引戻し装置29の
ロッド31の一端に固着し、該ロッド31の他端に配設
したピストン32に作用する空気圧により円筒導管30
内を移動する。空気圧は、前記円筒導管30の両端部に
開口する圧力導入口36,37の何れか一方に導入さ
れ、圧力導入口36,37の何れかが他方が大気開放さ
れる。
【0008】またポペット弁27と円板部材25との間
には同軸にばね28が張設される。また円筒導管30の
中間区間に一対のデテクタ34,35が配設され、ピス
トン32の通過を検知する。
【0009】次に叙上のスモールボリュームプルーバの
動作を説明する。被測定液体は、常時、流量計(図示せ
ず)→流路23,23→開口29a→開口24a→流出
口22bの順で矢印Q方向に流出しているが、試験開始
に当って、圧力導入口36に空気圧を導入し、圧力導入
口37を大気開放するとピストン32は流れQ方向に移
動し、張設したばね28のばね力も加わってポペット弁
27は、弁座24bに嵌挿し、シール部材27aにより
液シールするとともに開口24aを封止する。
【0010】この結果、可動部材24は、円板部材25
と共に矢印Q方向に移動する。ピストン32がデテクタ
34を通過したとき、流量計の流量パルスのゲート(図
示せず)を開き、デテクタ35を通過したときゲートを
閉じることにより、積算される流量パルスとデテクタ3
4,35間をピストン32が移動することによりシリン
ダ20の区間で定められる基準体積とを比較して流量係
数が算出される。
【0011】ポペット弁27の引き戻しは圧力導入口3
7に空気圧を導入し、圧力導入口26を大気開放するこ
とによりピストン32の力によりポペット弁27に作用
する圧力とばね28のばね力とに抗して開弁され、流れ
に抗して図示の位置に戻される。
【0012】上述のスモールボリュームプルーバは、構
造は簡単であるが、基準体積管であるシリンダ20は、
被測定液体が流通する流通路となるものであるから、該
液体の圧力の大きさにより膨張し基準体積が変化する。
更に温度が変化した場合、シリンダ内外周の温度差によ
り熱ひずみが発生し、温度差によっても基準体積が複雑
に変化する。すなわち、シリンダ20は単一構造である
ため被測液体の圧力、温度影響を受け、基準体積が変化
する。この変化を防ぐため厚肉円筒とすると重量が増
し、高価となる問題があった。また、ポペット弁27と
可動部材24とは、シール部材27aにより液シールさ
れるが、ポペット弁27の開閉回数が多いので、該ポペ
ット弁の特にシ〜ト部分の寿命が短くなる。可動部材
(ピストン)24部での液洩れが試験結果に重大な影響
を及ぼすスモールボリュームプルーバにとっては、ポペ
ット弁27の信頼性は、試験結果の信頼度につながるも
のである。
【0013】
【目的】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、内弁式のスモールボリュームプルーバの特徴を生か
し、小形であって、被測流体の温度、圧力の影響を受け
て基準体積が変化することがなく、更に、単純な弁構造
とすることにより液もれがなく、信調性の高い計測を可
能とするスモールボリュームプルーバを提供することを
目的としてなされたものである。
【00014】
【構成】本発明のスモールボリュームプルーバは、上記
目的を達成するために、(1)両端部近傍に流入口と流
出口とを有する筒状体と、両端が開口し、一方の端面近
傍の流出口側における周上に透孔を有する断面一様な円
筒で、前記筒状体内に同軸に配置される計測シリンダ
と、前記筒状体と計測シリンダとで環状流路を形成し、
該環状流路の流入口と流出口とを区画する環状壁と、前
記計測シリンダ内を移動し、所定区間内の移動により基
準体積の流体を排出するピストンと、前記計測シリンダ
内を移動するピストンの上流側に位置して計測シリンダ
内を移動し、流体を、非計測時は前記透孔より環状流路
に導入し計測時は計測シリンダ内を流通するように作動
する円筒状スライド弁と、前記ピストンを非計測時は透
孔近傍の所定位置に係止し、計測後は前記所定位置に戻
す第1アクチュエータと、前記円筒状スライド弁を駆動
し、非計測時は、前記透孔を開口し、計測時に閉止させ
る第2アクチュエータとから構成したことを特徴とした
もので、更には、(2)前記(1)において、計測シリ
ンダの透孔を、流出口側の環状壁近傍の周方向に複数個
を1列に設け、前記計測シリンダ内を移動して透孔を開
閉する円筒状スライド弁に中間に環状溝を設け糸巻形状
としたこと、更には、(3)前記(1)において、計測
シリンダの透孔を、環状壁を挾んだ流入口側と流出口側
周方向に各々複数個を1列に設け、前記円筒状スライド
弁を、円筒面の流入口側と流出口側との対応する位置に
開口し、該流入口側と流出口側との透孔を連通する連通
路を円筒状内に設けた2重円筒形とし、流入口側の透孔
と流出口側の透孔とを非計測時の所定位置で連通し、所
定位置よりも移動した計測時には前記連通路が閉止する
構造としたことを特徴としたものである。以下、本発明
の実施例に基づいて説明する。
【00015】図1は、本発明のスモールボリュームプ
ルーバの一実施例を説明するための構成図で、図中、1
は筒状体、1aは支持板、1bは環状流路、2は管壁、
3は流入側端面板、4は流出側端面板、5は流入口、6
は流出口、7は環状壁、8は計測シリンダ、8aは透
孔、9はピストン、9aはシール材、9bはピストンロ
ッド、9cは第1駆動ピストン、9dは接触リング、1
0は円筒スライド弁、10aは環状溝、10bは支柱、
10cはフランジ、10dはスライド弁ロッド、10e
は第2駆動ピストン、11は第1アクチュエータ、11
aはストッパ、11bは高圧空気口、11cは大気圧
口、12は第2アクチュエータ、12aはストッパ、1
2b,12cは空気圧口、13はばね、14はダンパ、
14aはケーシング、14bは受圧体、14cはばね、
14dは空気孔、15,16はセンサである。
【00016】図示において、筒状体1は流入側端面板
3と流出側端面板4とを有する密閉構造で、各々の端面
近傍に流入口5と流出口6とが設けられている。該筒状
体1内には、断面が精密に一定となるように加工され両
端が開口する計測シリンダ8が同軸に配設されている。
該計測シリンダ8は、一方の開口部近傍で環状壁7によ
り筒状体1内に固着され、他端部で支持板1aで支持さ
れている。また、計測シリンダ8の環状壁の近傍には、
周方向に多数、図においては一列の透孔8aが開口して
おり、該計測シリンダ8と筒状体1とで形成される環状
流路1bに連通している。
【00017】筒状体1の流入側端面板3には、順に第
2アクチュエータ12と、第1アクチュエータ11が配
設されている。第1アクチュエータ11内には空気圧駆
動される第1駆動ピストン9cが軸上を摺動可能に配設
され、該第1駆動ピストン9cにはピストンロッド9b
を介してピストン9が接続されている。ピストン9は計
測シリンダ8内を移動して基準体積の被測流体を排出す
るための移動体であり、液洩れを防ぐために摺動する外
周面にシール材9aが配設されている。また、ピストン
9の移動範囲は第1アクチュエータ11内のストッパ1
1a、11aで定められる第1駆動ピストン9cの移動
範囲で規定され、透孔8aより流出側端面4側に僅かに
離れた位置から、計測シリンダ8より外れた位置までの
区間である。
【00018】第2アクチュエータ12は、第1アクチ
ュエータ11と同軸に空気圧又は油圧で移動する第2ピ
ストン10eを駆動するための駆動装置で、該第2駆動
ピストン10eは円筒スライド弁10を駆動する駆動体
である。円筒スライド弁10は、計測シリンダ8を摺動
して透孔8aを開閉する弁体で、外周に環状溝10aを
有する円筒形で、第2駆動ピストン10eとは順に支柱
10b、フランジ10c、スライド弁ロッド10dを介
して同軸に接続されている。なお、環状溝10aはスラ
イド弁10の摺動面に作用する流体圧を一定とし、スム
ーズに移動させるためのものである。従って、該円筒ス
ライド弁10は第2ピストン10eの移動に従って移動
するが、該第2ピストン10eは第2アクチュエータ1
2内でストッパ12a、12aで規定された区間を移動
する。この区間は、計測シリンダ8の透孔8aを含む位
置から流入口5側の端部迄の範囲である。
【00019】上述の構成を有する本発明のスモールボ
リュームプルーバの動作を説明する。図1は、試験待機
の状態で、第2アクチュエータ12の駆動により円筒ス
ライド弁10は透孔8aを開路している。被験流量計
(図示せず)と直列に接続された流入口5より流入する
流体は、矢印Q方向に進む。すなわち、支柱10bとフ
ランジ10cおよび円筒スライド弁10とで形成される
内部空間から、円筒スライド弁10内および透孔8aを
経て環状流路1bを通り流出口6に流出する。この間、
ピストン9は、該ピストン9と一体に設けられた接触リ
ング9dの端部と円筒スライド弁10の端面とが当接し
ておりアクチュエータ11により透孔8aの僅かに後流
側に固定されている。すなわち、第1アクチュエータ1
1内に高圧空気口11bを介して導入された空気圧によ
り第1駆動ピストン9cがストッパ11aに当接してい
る位置である。
【00020】上記待機状態において計測開始指令が発
せられると、第2アクチュエータ12と第1アクチュエ
ータ11内の高圧空圧を大気開放する。この結果、ばね
13のばね力により円筒スライド弁10は透孔8aを閉
路し、同時にピストン9を接触リング9dを介して駆動
し、ピストン9を短時間で一定速度とする初期加速作用
を与えて、高精度な流量一定とする効果を与える。環状
流路1bは閉止されたのでピストン9は、流体圧により
計測シリンダ8内を流出側端面板4に向けて移動する。
同時に第2駆動ピストン9cも移動し、センサ15,1
6から位置信号を発信させる。該センサ15,16から
発信される信号の区間がピストン9が排出する基準体積
で被検流量計(図示せず)と比較される。
【00021】図2は、図1において計測が終了した状
態を示す図で、第2アクチュエータ12の駆動により円
筒スライド弁10は透孔8aを閉路している。ピストン
9は、計測シリンダ8の外部に移動して、流入口5から
流入した流体は、円筒スライド弁10と計測シリンダ8
内とを通り流出口6より流出している。ダンパ14は、
ピストン9の移動を停止させるときの緩衝装置で、ピス
トン9を受圧体14bで受けて、ばね14cのばね力と
空気孔14dで定める制動力によりピストン9に無理な
力が作用しないようにする。
【00022】図3は、本発明のスモールボリュームプ
ルーバの他の実施例を示す円筒スライド弁の部分図で、
図中、8b,8cは透孔,17は2ポートスライド弁、
18は連通路、18b,18cは開口、19は円筒通
路、19aは壁面で、図1と同じ作用する部分には等し
い符号を付している。
【00023】図示において、2ポートスライド弁17
は、円筒状体で、中間部の壁面に離間して開口する開口
部18b,18cを有し、円筒状体内部に形成された連
通路18が設けられている。一方、計測シリンダ8に
は、環状壁7を挾んだ流入口と、流出口側に、各々円周
上に列をなし開口する複数の透孔8b、および8cが設
けられている。透孔8bと8cとは開口18bと18c
と等しい間隔となっており、透孔8bが開口18bと一
致したところでは透孔8c開口18cとが一致し連通路
18により連通される。また、前記一致した位置から所
定量移動した位置では、透孔8b,8cは2ポートスラ
イド弁17の外周面と、壁面18aとで閉止される。
【00024】次に上記の構成における動作を説明す
る。ピストン9および2ポートスライド弁17は共に第
1アクチュエータ、第2アクチュエータ(図示せず)に
より係止され、図示の位置で固定されている。環状壁7
により封止されていた流入口から流体は矢印Fに従って
連通路18を流通して流出口側に流出する。流体は、計
測シリンダ8と接しているので、計測シリンダ8の温度
は常に流体温度になっており、また計測シリンダ8の流
出側で開口しているので、流体圧力により変形すること
はない。
【00025】図4は、図3において計測中の状態を説
明するための図で、2ポートスライド弁17は支柱10
bを介して第2アクチュエータを図示の位置となるよう
に駆動する。これにより透孔8bおよび8cは閉止し、
流入口側と流出口側の連通路18は遮断される。この直
後、第1アクチュエータの係止を解き、ピストン9は流
体と共に矢印FM方向に移動し計測を完了する。
【00026】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、計測シリンダは被測流体が常に流通する筒状体内に
同軸に配設されて、該被流定流体の温度に均一に保たれ
ているので基準体積の温度補正は正確になされる。また
圧力影響により変形することがないので、正確な基準体
積が得られる。更に、待機状態から計測開始する場合は
計測シリンダ内で単純な形状の円筒状スライド弁を移動
する内弁方式であるから、バイパス管は不要で小形であ
りながら常に安定した流路切替えができ、ピストンには
特別な付加要素を設けないので信頼性の高く、また軽量
であり慣性が小さく流速への追従性が良く短時間で一定
流速となるので高精度な基準体積が得られる。更には。
計測シリンダが両端開口しているので、該計測シリンダ
内に堆積するスラッジ等は計測毎に完全に排出されるの
でピストンの耐久性を高め、信頼性を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスモールボリュームプルーバの一実
施例を説明するための構造図である。
【図2】 図1において計測が終了した状態を示す図で
ある。
【図3】 本発明のスモールボリュームプルーバの他の
実施例を示す円筒スライド弁の部分図である。
【図4】 図3において計測中の状態を説明するための
図である。
【図5】 従来のスモールボリュームプルーバの動作を
説明するための図である。
【符号の説明】
1…筒状体、1a…支持板、1b…環状流路、2…管
壁、3…流入側端面板、4…流出側端面板、5…流入
口、6…流出口、7…環状壁、8…計測シリンダ、8a
…透孔、9…ピストン、9a…シール材、9b…ピスト
ンロッド、9c…第1駆動ピストン、10…円筒スライ
ド弁、10a…環状溝、10b…支柱、10c…スライ
ド弁ロッド、10d…第2駆動ピストン、11…第1ア
クチュエータ、11a…ストッパ、11b…高圧空気
口、11c…大気圧口、12…第2アクチュエータ、1
2a…ストッパ、12b,12c…油圧源、13…ば
ね、14…ダンパ、14a…ケーシング、14b…受圧
体、14c…ばね、14d…空気孔、15,16…セン
サ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部近傍に流入口と流出口とを有する
    筒状体と、両端が開口し、一方の端面近傍の流出口側に
    おける周上に透孔を有する断面一様な円筒で、前記筒状
    体内に同軸に配置される計測シリンダと、前記筒状体と
    計測シリンダとで環状流路を形成し、該環状流路の流入
    口と流出口とを区画する環状壁と、前記計測シリンダ内
    を移動し、所定区間内の移動により基準体積の流体を排
    出するピストンと、前記計測シリンダ内を移動するピス
    トンの上流側に位置して計測シリンダ内を移動し、流体
    を、非計測時は前記透孔より環状流路に導入し計測時は
    計測シリンダ内を流通するように作動する円筒状スライ
    ド弁と、前記ピストンを非計測時は透孔近傍の所定位置
    に係止し、計測後は前記所定位置に戻す第1アクチュエ
    ータと、前記円筒状スライド弁を駆動し、非計測時は、
    前記透孔を開口し、計測時に閉止させる第2アクチュエ
    ータとから構成したことを特徴とするスモールボリュー
    ムプルーバ。
  2. 【請求項2】 計測シリンダの透孔を、流出口側の環状
    壁近傍の周方向に複数個を1列に設け、前記計測シリン
    ダ内を移動して透孔を開閉する円筒状スライド弁に中間
    部に環状溝を設け糸巻形状としたことを特徴とする請求
    項1記載のスモールボリュームプルーバ。
  3. 【請求項3】 計測シリンダの透孔を、環状壁を挾んだ
    流入口側と流出口側周方向に各々複数個を1列に設け、
    前記円筒状スライド弁を、円筒面の流入口側と流出口側
    との対応する位置に開口し、該流入口側と流出口側との
    透孔を連通する連通路を円筒状内に設けた2重円筒形と
    し、流入口側の透孔と流出口側の透孔とを非計測時の所
    定位置で連通し、所定位置よりも移動した計測時には前
    記連通路が閉止する構造としたことを特徴とする請求項
    1記載のスモールボリュームプルーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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