JP4804140B2 - 仮撚加工糸及び織編物、並びに仮撚加工糸の製造方法 - Google Patents

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本発明は、適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感、及びストレッチ性を併せ持った織編物を提供することが可能な仮撚加工糸及び同仮撚加工糸を含む織編物、並びに前記仮撚加工糸の製造方法に関する。
従来、シボ感、ハリコシ感、及びソフト感の風合いを織編物に付与可能な加工糸として、未解撚部分と過解撚部分とを交互に形成された先撚仮撚糸が広く利用されており、この先撚仮撚糸は、一般的に、先撚を付与した撚糸にその先撚方向と同方向に仮撚加工を施すことによって得られている。しかし、このような先撚仮撚糸は、その製造工程で先撚が付与された撚糸が必要とされるため、生産性が極めて低くなる欠点があり、また、同先撚仮撚糸を用いて織編物を織編成した場合に、得られた織編物が硬くなるという欠点もあった。
これに対して、先撚工程を省略して仮撚加工を行い、未解撚部分と過解撚部分とが形成された仮撚加工糸を製造する方法が特開2000−336538号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に記載されている仮撚加工糸の製造方法では、染色濃度又は染色性の異なる2種類のポリエステル単繊維群からなる未延伸糸にそれぞれ個別に加圧空気により交絡部を形成した後、半延伸により太細斑を付与し、その後、同半延伸した糸条に、仮撚温度が(軟化点−50℃)〜(軟化点−10℃)で、仮撚数(t/m)が15000/√T〜26000/√T(T:デシテックス)となるような仮撚加工が行われている。これにより、未解撚部分として仮撚方向の撚りを有する融着部と、過解撚部分として捲縮及び解撚方向の撚りを有する非融着部とが形成された部分融着仮撚加工糸が得られる。特許文献1によれば、このようにして得られた仮撚加工糸は、強撚調の風合いと適度のシャリ感、及び高度の多色効果を併せ持つポリエステル部分融着仮撚加工糸となるとしている。
また、特開昭54−88337号公報(特許文献2)によれば、先撚工程を省略して、実撚の風合いに近い非嵩高強撚調加工糸を製造する方法が開示されている。この特許文献2に記載されている強撚調加工糸の製造方法では、熱可塑性繊維を含む1種又は2種以上のマルチフィラメント糸に乱流エア処理を行って、フックドロップ値で示される交絡度が5.0cm以下のインターレース糸とし、その後、同インターレース糸に熱可塑性繊維の軟化点以上融点以下の温度で仮撚加工を行う。このように高度の交絡が形成されたインターレース糸に対して、繊維が部分的に融着を起こすような温度で仮撚加工を行うことにより、嵩高性を有する部分が実質的に形成されず、S及びZ撚部(仮撚方向及び解撚方向の撚部)と無撚非嵩高交絡部とを有する実撚の風合いに近い非嵩高強撚調加工糸が高生産性で得られる。
更に、特開昭55−67025号公報(特許文献3)においては、実撚調の風合や淡い絣を呈する織編物を得るために、仮撚加工の際に繊維相互の融着を極力少なくして未解撚部分と過解撚部分とが形成された実撚調仮撚加工糸が記載されている。特許文献3によれば、従来では、マルチフィラメント糸に仮撚加工を施して仮撚加工糸を製造する際に、スピンドル方式の仮撚装置を用いて繊維が部分的に融着を起こすような高い加熱温度の下で仮撚加工を施した場合、得られた仮撚加工糸で織編物を織編成しても、実撚糸様の風合や淡い絣を呈することはできないという問題があった。
このため、特許文献3は、上記のような問題を解決するために、未延伸糸を供給糸として摩擦仮撚装置に供給し、同摩擦仮撚装置により定常状態で糸のバルーニングを発生させないように延伸仮撚加工を行うことによって仮撚加工糸を製造している。このとき、仮撚加撚数は21000/√D(D:デニール)以上とし、且つ、仮撚温度は、仮撚加工の際に繊維が融着しない温度に設定される。
これにより、撚密度が21000/√Dであり、繊維の捲縮形態が糸の撚構造と一致している堅密撚糸構造の未解撚部分と、同未解撚部分とは反対方向の撚を有し、かつ繊維の捲縮形態が露顕している嵩高撚糸構造の過解撚部分とを交互に有し、これら両構造以外の無撚糸構造部分は実質的に含まない仮撚加工糸が得られる。特許文献3によれば、このような仮撚加工糸を用いて得られた織編物は、実撚糸様の風合や淡い絣を呈するとしている。また、この特許文献3に記載されている仮撚加工糸は、織編物にフクラミ感を付与し、更に実撚部を有することからハリコシ感の付与も期待できるものである。
更にまた、特開平1−52833号公報(特許文献4)は、先撚工程を省略して簡単で生産効率良く、従来の先撚仮撚加工糸に匹敵する先撚調仮撚加工糸を製造可能な方法を開示している。この特許文献4に記載されている製造方法は、先撚加撚糸におけるシボ外観の発現機構を解析して見出されたものであり、具体的には、所定の複屈折率及び単繊維間の複屈折率の差を有するマルチフィラメントからなる原糸に、30ヶ/m以上の交絡を付与した後、延伸仮撚加工することにより仮撚加工糸を製造している。
このように延伸仮撚加工前に予め交絡を付与しておくことにより、仮撚加工時に、交絡部では捲縮クリンプの付与が妨げられ、一方交絡が付与されていない部分では、単糸の層転移が起こって捲縮クリンプが付与される。その結果、マルチフィラメントの長さ方向に捲縮クリンプ形態が変化した仮撚加工糸が得られ、同仮撚加工糸を用いて織編物を織編成することにより、織編物に凹凸のあるシボ外観が発現するとしている。
特開2000−336538号公報 特開昭54−88337号公報 特開昭55−67025号公報 特開平1−52833号公報
しかるに、前記特許文献1に記載されている部分融着仮撚加工糸は、濃色性を示す融着部と淡色性を示す非融着部とが糸条長手方向に交互に存在するため斑感は得られるものの、糸条に太細斑を付与した後に仮撚数が非常に多い仮撚加工が施されるため、織編物を織成又は編成した際に風合いが硬く、フクラミ感に欠けるといった欠点があった。
また、前記特許文献2に記載されている強撚調加工糸は、実撚風合いを強調したことにより、嵩高性を有する部分(捲縮部)が実質的に存在していない。このため、同加工糸を用いて得られる織編物も、風合いが硬く、フクラミ感に欠ける製品となっていた。
更に、前記特許文献3に記載されている実撚調仮撚加工糸は、前述のように、織編物にフクラミ感を付与するとともに、実撚部を有することからハリコシ感の付与も期待できる。しかし、この特許文献3では未延伸糸に仮撚加工が行われているため、仮撚加工糸における未解撚部分と過解撚部分との糸形態差が顕著となり、織編物の表面で未解撚部分が欠点となりやすく、製品の外観が損なわれるといった不具合があった。
更にまた、前記特許文献4に記載されている先撚調仮撚加工糸は、前述のように、凹凸のあるシボ外観を有する織編物を得られるものの、同仮撚加工糸に実撚部が存在しないために、ハリコシ感、シャリ感に欠ける織編物となるという問題があった。
本発明は上記種々の問題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、仮撚加撚方向の撚り及び仮撚加撚方向とは逆方向の撚りを有する実撚部と嵩高の捲縮部と含んでおり、適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感、及びストレッチ性を発現する織編物を提供可能な仮撚加工糸を提供すること、更に、前記仮撚加工糸を含む織編物、及び、前記仮撚加工糸を高い生産性で製造可能な製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供される仮撚加工糸は、基本的な構成として、熱可塑性マルチフィラメント糸からなり、仮撚加撚方向の撚りを有する第1実撚部と、前記仮撚加撚方向とは逆方向の撚りを有する第2実撚部と、前記第1及び第2実撚部の実撚部間に形成され、仮撚捲縮を有する嵩高捲縮部と、を含んでなる仮撚加工糸であって、前記第1及び第2実撚部の合計の平均実撚数(t/m)が6000/√T以上10000/√T以下(但し、Tはトータル繊度(デシテックス))であり、前記第1及び第2実撚部の前記仮撚加工糸全体に占める長さ方向の割合が80%以上であることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係る前記仮撚加工糸はJIS L 1013に基づく伸張弾性率が20%以上であることが好ましい。
また、本発明にあっては、前記構成を備えた仮撚加工糸を含む織編物が提供される。
更に、本発明により提供される仮撚加工糸の製造方法は、基本的な構成として、熱可塑性マルチフィラメント糸に交絡数が70ヶ/m以上で、かつ平均交絡長が2mm以上7mm以下の交絡を付与すること、及び、交絡を付与した前記熱可塑性マルチフィラメント糸に、同熱可塑性マルチフィラメント糸の(仮撚融着温度−20℃)以上仮撚融着温度以下の熱セット温度で、かつ所定のオーバーフィード率で仮撚加工を行うことを含むことを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係る仮撚加工糸は、仮撚加撚方向の撚り及び仮撚加撚方向とは逆方向の撚りを有する第1及び第2実撚部の合計の平均実撚数が、6000/√T以上10000/√T以下、好ましくは6500/√T以上8500/√T以下となるものである。ここで、第1及び第2実撚部の合計の平均実撚数とは、第1及び第2実撚部の実撚数と実撚部比率とを用いて下記式から算出される。
平均実撚数=t1×r1/100+t2×r2/100
なお、t1は、仮撚方向と同方向の実撚数(t/m)であり、r1は、仮撚方向と同方向の実撚部比率(%)である。また、t2は、仮撚方向と逆方向の実撚数(t/m)であり、r2は、仮撚方向と逆方向の実撚部比率(%)である。ここで、実撚部比率とは、仮撚加工糸の測定長さに対する第1又は第2実撚部の測定長さの比率を指している。
本発明者等が鋭意研究及び検討を重ねた結果、前記式で算出される平均実撚数が前記所定の範囲内の値を有する仮撚加工糸であれば、織編物を織編成した際に、適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感を併せ持ち、更にストレッチ性にも優れた織編物を得ることが可能となることが明らかとなった。
また、本発明の仮撚加工糸は、第1及び第2実撚部の前記仮撚加工糸全体に占める長さ方向の割合が80%以上、好ましくは85%以上であることにより、織編物を得たときにハリコシ感をより確実に発現させることが可能となる。更には、例えば仮撚捲縮によるフカツキ感が発現して織編物の品質が低下するといった不具合の発生を防ぐことも可能となる。
更に、前記仮撚加工糸におけるJIS L 1013に基づく伸張弾性率が20%以上、好ましくは25%以上であることにより、織編物を織編成したときにより適切なフクラミ感を得ることが可能となる。
そして、上述のような構成を備えた仮撚加工糸を含む本発明の織編物は、従来の仮撚加工糸では得ることができなかった適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感を併せ持ち、ストレッチ性にも優れた織編物となる。
次に、本発明に係る仮撚加工糸の製造方法においては、先ず、熱可塑性マルチフィラメント糸に対して例えばエアノズルを用いて間欠的に交絡処理を行って、交絡数が70ヶ/m以上で、かつ平均交絡長が2mm以上7mm以下の交絡を付与する。これにより、マルチフィラメント糸に適切な集束性を与えることができ、下記の仮撚加工を行った際に十分な実撚が得られる。
また、熱可塑性マルチフィラメント糸に前記交絡を付与した後、同熱可塑性マルチフィラメント糸に、(仮撚融着温度−20℃)以上仮撚融着温度以下の熱セット温度で仮撚加工を行う。このとき、マルチフィラメント糸の前記交絡が付与された部分では、交絡が付与されていないその他の部分と比較して集束性が高いため、交絡を付与された部分を起点として、設定加撚数以上の撚りが付与される。この結果、解撚領域において加撚数以上に付与された撚りは完全に解撚されることなく、仮撚加撚方向の撚りが残留することにより第1実撚部は形成される。また、交絡が付与されていないその他の部分では、交絡が付与された部分とは逆に、設定加撚数よりも少ない撚りが付与される。この結果、解撚領域において、仮撚加撚方向とは逆方向(解撚方向)の撚りがかけられて第2実撚部が形成されるとともに、第1実撚部と第2実撚部との間には、撚りが解かれて細かい仮撚捲縮が付与された嵩高捲縮部が形成される。このように所定の条件で交絡処理を行った後に、所定の熱セット温度下で仮撚加工を行うことにより、本発明に係る前記仮撚加工糸を安定して製造することができる。なお、本発明でいう仮撚融着温度とは、熱セット温度を上げていったときに単繊維に融着が発生する温度をいう。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る仮撚加工糸の一例を模式的に示す模式図である。
図1に示した本実施形態の仮撚加工糸10は、熱可塑性マルチフィラメント糸からなり、仮撚加撚方向の撚りを有する第1実撚部1と、前記仮撚加撚方向とは逆方向の撚りを有する第2実撚部2と、仮撚捲縮を有する嵩高捲縮部3とを備えている。
前記第1実撚部1は、マルチフィラメント糸に仮撚加工を行ったときに、交絡が付与された部分を起点として設定加撚数以上の撚りが付与されることにより、解撚領域において未解撚部分として仮撚加撚方向と同じ方向の撚りをかけた形態が保持されて形成されたものであり、マルチフィラメント糸の単繊維が揃った集束構造を有している部分である。
前記第2実撚部2は、マルチフィラメント糸が全体として集束した前記第1実撚部1とは反対方向の撚りを有している部分である。この第2実撚部2には、仮撚加工によって付与される仮撚捲縮が混在している部分もある。
前記嵩高捲縮部3は、マルチフィラメント糸が実質的に集束せず、開繊状態で仮撚捲縮を有する部分であり、図1に示したように第1実撚部1と第2実撚部2との間に形成され、またその他に第1実撚部1同士の間や第2実撚部2同士の間のような実撚部間にも形成されることがある。この嵩高捲縮部3は、以下で説明するような仮撚加工により仮撚捲縮が形成された部分だけでなく、交絡処理により交絡されて仮撚捲縮が形成された部分も含む。
本実施形態の仮撚加工糸10において、第1及び第2実撚部1,2の合計の平均実撚数(t/m)は、6000/√T以上10000/√T以下であることが必要であり、特に前記合計平均実撚数は6500/√T以上8500/√T以下となることが好ましい。前記合計平均実撚数が6000/√T未満では、実撚構造の形態安定性が悪くなり、織編物を織編成したときに織編物のハリコシ感が低下する。一方、10000/√Tを超えると、実撚構造は安定化するものの、織編物と得たときに欠点のように見える部位が多く存在して製品の外観が損なわれ、またフクラミ感にも欠けるといった不具合が生じる。従って、仮撚加工糸10の第1及び第2実撚部1,2の合計平均実撚数が上記範囲内にあれば、織編物を織編成したときに、織編物に適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感を同時に付与することができ、更に優れたストレッチ性も併せ持たせることができる。
また、本実施形態の仮撚加工糸10では、第1及び第2実撚部1,2の仮撚加工糸10全体に占める長さ方向の割合が80%以上、好ましくは85%以上である。第1及び第2実撚部1,2における長さ方向の比率が80%未満の場合では、織編物を織製又は編成したときに、織編物のハリコシ感が低下し、更に仮撚捲縮によるフカツキ感が発現しやすくなるため、製品の品質低下を招く恐れがある。従って、第1及び第2実撚部1,2の長さ方向の比率が80%以上、更には85%以上であれば、織編物としたときにフカツキ感の発現を防ぎ、ハリコシ感を十分に発現させることができるため、良質の製品を得ることが可能となる。なお、織編物の外観及び風合いを考慮すると、第1及び第2実撚部1,2の長さ方向の比率は95%以下であることが好ましい。
更に、本実施形態の仮撚加工糸10は、JIS L 1013に基づく伸張弾性率が20%以上、好ましくは25%以上となる。この伸張弾性率が20%未満の場合では、織編物を織製又は編成したときにフクラミ感を殆ど得ることができないが、伸張弾性率が20%以上、更には25%以上であれば、適切なフクラミ感を織編物に付与することができる。なお、織編物への適度なフクラミ感の付与を考慮すると、前記伸張弾性率は40%以下であることが好ましい。
本発明において、仮撚加工糸10を構成する熱可塑性マルチフィラメント糸の材質は特に限定されるものではなく、ポリエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリアミド繊維、アセテート繊維等の一般的な熱可塑性繊維を用いることが可能である。また、個々の構成フィラメントの断面形状、全繊度、繊度斑、染色特性等も特に限定されず、目的等に応じて任意に設定することができる。更に、必要に応じて各種添加物等を含むことも可能である。
なお、本実施形態の仮撚加工糸10は、1本の熱可塑性マルチフィラメント糸から構成されている場合について説明しているが、本発明はこれに限定されず、2本以上の熱可塑性マルチフィラメント糸から構成されていても良い。本発明の仮撚加工糸が2本以上の複数のマルチフィラメント糸からなる場合は、例えばポリエステル繊維同士等といった同じ材質のマルチフィラメント糸同士の組み合わせ、又は、ポリエステル繊維とアセテート繊維等といった材質が異なるマルチフィラメント糸の組み合わせで仮撚加工糸を構成することができる。特に、本発明の仮撚加工糸を材質の異なる複数のマルチフィラメント糸で構成する場合、用いる繊維の材質や構成割合に応じて織編物の風合いや製品外観を様々に変化させることが可能となり、様々な製品への応用が期待できる。
そして、上述のような本実施形態の仮撚加工糸10を用いて得られる織編物は、従来の仮撚加工糸では得ることができなかった適度なシボ感、ハリコシ感、フクラミ感を併せ持ち、ストレッチ性にも優れた織編物となる。なお、前記仮撚加工糸10を含む織編物において、仮撚加工糸の混率や織物組織又は編物組織等に関しては、目的の風合いや、製品外観が得られる範囲で任意に選択することができ、例えば前記仮撚加工糸10を単独で用いて織編物を構成したり、又は、前記仮撚加工糸10を織編物の一部に用いて交編物或いは交織物を構成したりすることができる。
また、本発明では、前記仮撚加工糸10を含んだ撚糸を用いて織編物を織編成しても良い。この撚糸としては、前記仮撚加工糸10を撚糸したもの、前記仮撚加工糸10同士を合撚したもの、又は前記仮撚加工糸10と他の繊維とを合撚したもの等を用いることができる。例えば、前記仮撚加工糸10と他の繊維とを合撚することにより、仮撚加工糸10の特徴だけでなく他繊維の特徴も併せ持つ織編物を得ることが可能となる。具体的な例としては、前記仮撚加工糸10と、天然繊維や再生繊維等のような他繊維とが合撚されていることにより、シボ感やハリコシ感といった仮撚加工糸10による特徴の他に、当該他繊維が本来有している特徴、例えば、光沢感、清涼感、シャリ感、ウェット感等といった風合いを織編物に付与することができる。また、合撚による撚り効果でハリコシ感に富んだ織編物を得ることが可能となる。
なお、上述の合撚に使用する他繊維としては、例えば、綿、麻、絹等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、又はポリエステル繊維等の熱可塑性繊維等を用いることができる。また、それぞれの繊維を構成する単繊維の断面形状は特に限定されるものではなく、得られる織編物の風合いや光沢等を考慮して、菊型、円形、扁平、Y字等の糸断面形状を選択すればよい。また、前記他繊維の単繊維繊度、染色特性等についても特に限定されない。更にこの場合、撚糸の撚り方向及び合撚数に関しても特に限定されるものではなく、構成糸条の本数、前記仮撚加工糸10の混率、撚り数等は、目的の風合いや織編物外観が得られる範囲で適宜設定すれば良い。
次に、上述した本実施形態の仮撚加工糸10を製造する方法の一例について、図2を参照しながら説明する。ここで、図2は、本発明の仮撚加工糸を製造する装置の構成を概略的に示す概略図である。
図2に示した製造装置11は、先ず、仮撚加工糸10を構成する延伸された熱可塑性マルチフィラメント糸を供給糸12として、第1糸条供給ローラー13を介して、交絡エアノズル14に所定のオーバーフィード率で供給する。交絡エアノズル14では、連続的に供給される熱可塑性マルチフィラメント糸に対して間欠的に交絡処理を行って、交絡数が70ヶ/m以上で、かつ平均交絡長が2mm以上7mm以下の交絡を付与する。
この交絡エアノズル14による交絡処理において、マルチフィラメント糸に付与する交絡の交絡数が70ヶ/m未満となる場合は、繊維間の集束性が低く、仮撚加工を行った後に得られる仮撚加工糸の平均実撚数が、前述した範囲の下限である6000/√Tよりも少なくなる結果、織編物において適切なハリコシ感が得られず、またシボ感も低くなる。
また、前記交絡処理において、マルチフィラメント糸に付与する交絡の平均交絡長が2mm未満の場合、その後に仮撚加工を行った際に第1実撚部及び第2実撚部を安定して形成することが難しくなる。一方、平均交絡長が7mmを越えると、第1実撚部及び第2実撚部を適切に形成することができず、前記仮撚加工糸10を得ることができなくなる。このため、マルチフィラメント糸には、2mm以上7mm以下の平均交絡長で交絡を付与する必要があり、これにより、以下の仮撚加工にて第1実撚部及び第2実撚部を適切に形成することができ、その結果、シボ感やハリコシ感に優れた織編物を得ることが可能となる。
前記交絡エアノズル14で所定の条件で交絡処理が施されたマルチフィラメント糸は、次に、第2糸条供給ローラー15と第1引取ローラー18との間で仮撚加工が行われる。第2糸条供給ローラー15と第1引取ローラー18との間には、第1ヒーター(接触ヒーター)16と仮撚スピンドル17とが配されている。
第2糸条供給ローラー15を介して所定のオーバーフィード率で仮撚加工領域に供給されたマルチフィラメント糸は、仮撚スピンドル17で所定方向に回転が与えられることにより、第2糸条供給ローラー15と仮撚スピンドル17との間(即ち、加撚領域)で仮撚加撚方向の撚りが掛けられるとともに、第1ヒーター16により、熱可塑性マルチフィラメント糸の(仮撚融着温度−20℃)以上仮撚融着温度以下の温度で熱処理が行われる。
続いて、マルチフィラメント糸は、前記仮撚スピンドル17を通過して、仮撚スピンドル17と第1引取ローラー18との間(即ち、解撚領域)で仮撚加撚方向とは逆方向の撚りが掛けられて解撚作用を受ける。この一連の操作により、マルチフィラメント糸は、他の部分よりも集束性が高い交絡付与されている部分では、交絡部を起点として設定加撚数以上の撚りが付与された状態で熱セットされるとともに、解撚領域で未解撚部分となり仮撚加工糸の前記第1実撚部1となる。また、第1実撚部が未解撚部分となることからその他の部分では、仮撚加撚方向の撚りが解かれて仮撚捲縮を有する嵩高捲縮部3と、加撚数以上の解撚作用を受けて仮撚加撚方向とは逆方向の撚りが掛けられた第2実撚部2とが形成される。
このように所定の交絡数及び平均交絡長の交絡が付与されたマルチフィラメント糸に対して、所定の熱セット温度で仮撚加工を行うことによって、第1及び第2実撚部1,2の合計の平均実撚数が前述のような所定範囲内の値となり、更に、第1及び第2実撚部1,2の長さ方向の比率が80%以上となる前記仮撚加工糸10を得ることができる。
更に、図2に示した製造装置11においては、第1引取ローラー18の後段に、前記仮撚加工が施されたマルチフィラメント糸(仮撚加工糸)に弛緩熱セット処理を行う第2ヒーター(非接触ヒーター)19が配されている。この第2ヒーター19で仮撚加工糸に弛緩熱セット処理を行うことにより、同仮撚加工糸の顕在トルク軽減等を行うことができる。なお、この第2ヒーター19は省略することができ、目的等に応じて第2ヒーターの設置の有無を選択することができる。
その後、第2ヒーター19で熱セット処理を受けた仮撚加工糸は、第2引取ローラー20を経由して巻き取り部21で巻き取られる。以上のような工程を経ることにより、本発明に係る前記仮撚加工糸10を安定して製造することができる。なお、図2に示した製造装置11では、交絡エアノズル14により行われる交絡処理、第2糸条供給ローラー15と第1引取ローラー18との間で行われる仮撚加工、及び第2ヒーター19による弛緩熱セット処理が連続的に行われて、前記仮撚加工糸10を効率的に製造しているが、本発明はこれに限定されず、それぞれの処理及び加工を工程毎に分割して、各工程を別々に実施しても良い。
以下、本発明について実施例及び比較例を挙げて、より具体的に説明する。なお、実施例及び比較例で得られた各仮撚加工糸における物性の測定及び評価は、以下の方法を用いて行われた。
(1)平均実撚数の測定方法
1mの糸条に3.6×10-3g/dtexの初荷重を付与して台紙に巻取り、マイクロスコープ(株式会社KEYENCE社製)にて各実撚部の撚角度を10点測定し、その平均値を算出して実撚数を求めた。なお、平均実撚数は、求めた実撚数と後述する実撚部比率とを用いて下記式から算出した。
平均実撚数=t1×r1/100+t2×r2/100
なお、上記式において、t1は仮撚方向と同方向の撚りを有する第1実撚部の実撚数(t/m)、t2は仮撚方向と逆方向の撚りを有する第2実撚部の実撚数(t/m)、r1は第1実撚部の実撚部比率(%)、r2は第2実撚部の実撚部比率(%)を示している。
(2)実撚部比率の測定方法
1mの糸条に3.6×10-3g/dtexの初荷重を付与して台紙に巻取り、マイクロスコープ(株式会社KEYENCE社製)にて第1及び第2実撚部の長さと、嵩高捲縮部の長さとを測定し、仮撚加工糸の全測定長に対する各実撚部の長さの比率を算出した。
(3)捲縮特性の測定方法
JIS L 1013に準拠して、各仮撚加工糸の伸張弾性率を捲縮特性として測定した。
(4)織編物の風合い評価方法
仮撚加工糸あるいは撚糸を製編織して、ハンドリング及び目視判定による織編物の風合い評価を行った。
(5)仮撚融着温度
仮撚オーバーフィード率2%、加工速度100m/分、仮撚数3000T/mに固定し、仮撚り温度を上げていき単繊維に融着が発生する温度を仮撚融着温度とした。
(実施例1)
図2に示した製造装置11から第2ヒーター19及び第2引取ローラー20を省略した装置を用いて、以下のようにして仮撚加工糸を製造した。
ポリエステルマルチフィラメント延伸糸(84dtex/36フィラメント)を供給糸12として、第1糸条供給ローラー13を介して、交絡エアノズル14に供給し、エア圧0.5MPa、オーバーフィード率(以下、OFと略記)4%で交絡を付与した。交絡処理後におけるマルチフィラメント糸の交絡数は81ケ/mで、平均交絡長は4.1mmであった。仮撚融着温度は、243℃であった。
次いで、交絡を付与したマルチフィラメント糸を第2糸条供給ローラー15を介して仮撚加工領域に供給し、加工速度200m/分、仮撚オーバーフィード率(以下、仮撚OFと略記)1%、仮撚温度237℃(第1ヒーター16の熱セット温度)、仮撚数2850t/m(Z撚)の条件で仮撚加工を行った。その後、仮撚加工が施された仮撚加工糸を、第1引取ローラー18を介して巻き取り部21で巻き取ることによって、実施例1の仮撚加工糸を得た。
得られた実施例1の仮撚加工糸について、平均実撚数、実撚部比率、及び捲縮特性を前記各測定方法に従って測定した。その測定結果を以下の表1に示す。更に、得られた実施例1の仮撚加工糸を用いて織物(経糸密度10.56羽/cm、緯糸密度120本/2.54cm、サテン組織)を織成し、常法による精錬後に染色温度130℃、染色時間30分の条件で分散染料にて染色を行った。得られた織物について、その風合いを評価したところ、適度なシボ感、ハリコシ感を有し、かつフクラミ感を併せ持つ織物であった。
(実施例2)
ポリエステルマルチフィラメント延伸糸(56dtex/24フィラメント)を供給糸12として、第1糸条供給ローラー13を介して、交絡エアノズル14に供給し、エア圧0.35MPa、OF率4%で交絡を付与した。交絡処理後におけるマルチフィラメント糸の交絡数は74ケ/m、平均交絡長4.4mmであった。仮撚融着温度は、245℃であった。
次いで、交絡を付与したマルチフィラメント糸を第2糸条供給ローラー15を介して仮撚加工領域に供給し、加工速度140m/分、仮撚OF2%、仮撚温度240℃(第1ヒーター16の熱セット温度)、仮撚数3800t/m(Z撚)の条件で仮撚加工を行った。その後、仮撚加工が施された仮撚加工糸を、第1引取ローラー18を介して巻き取り部21で巻き取ることによって、実施例2の仮撚加工糸を得た。
得られた実施例2の仮撚加工糸について、平均実撚数、実撚部比率、及び捲縮特性を前記各測定方法に従って測定した。その測定結果を以下の表1に示す。更に、得られた実施例2の仮撚加工糸とトリアセテートマルチフィラメント糸(84dtex/20フィラメント)とを用いて、合撚数800t/m(Z撚り方向)で合撚糸を作製した。この得られた合撚糸を用いて織物(経糸密度10.56羽/cm、緯糸密度125本/2.54cm、サテン組織)を織成し、常法による精練後に高圧分散染色を行った。得られた織物について、その風合いを評価したところ、適度なシボ感、ハリコシ感を有し、かつフクラミ感を併せ持ち、ストレッチ性にも優れた織物であった。
(比較例1)
ポリエステルマルチフィラメント延伸糸(84dtex/36フィラメント)を供給糸12として、第1糸条供給ローラー13を介して、交絡エアノズル14に供給し、エア圧0.3MPa、OF2%で交絡を付与した。交絡処理後におけるマルチフィラメント糸の交絡数は51ケ/mで、平均交絡長は4.3mmであった。仮撚融着温度は、243℃であった。
次いで、交絡を付与したマルチフィラメント糸を第2糸条供給ローラー15を介して仮撚加工領域に供給し、加工速度200m/分、仮撚OF2%、仮撚温度237℃(第1ヒーター16の熱セット温度)、仮撚数2800t/m(Z撚)の条件で仮撚加工を行った。その後、仮撚加工が施された仮撚加工糸を、第1引取ローラー18を介して巻き取り部21で巻き取ることによって、比較例1の仮撚加工糸を得た。
得られた比較例1の仮撚加工糸について、平均実撚数、実撚部比率、及び捲縮特性を前記各測定方法に従って測定した。その測定結果を以下の表1に示す。更に、得られた比較例1の仮撚加工糸を用いて実施例1と同じ条件で織物を織成し、常法による精練後に実施例1と同じ条件で染色を行った。得られた織物について、その風合いを評価したところ、実撚数が低いためにシボ感、ハリコシ感が少なく、またフクラミ感はあるもののフカツキ感があり、品質の低い織物であることがわかった。
Figure 0004804140
本発明に係る仮撚加工糸の一例を模式的に示す模式図である。 本発明の仮撚加工糸を製造する装置の構成を概略的に示す概略図である。
符号の説明
1 第1実撚部
2 第2実撚部
3 嵩高捲縮部
10 仮撚加工糸
11 仮撚加工糸の製造装置
12 供給糸
13 第1糸条供給ローラー
14 交絡エアノズル
15 第2糸条供給ローラー
16 第1ヒーター
17 仮撚スピンドル
18 第1引取ローラー
19 第2ヒーター
20 第2引取ローラー
21 巻き取り部

Claims (4)

  1. 熱可塑性マルチフィラメント糸からなり、
    仮撚加撚方向の撚りを有する第1実撚部と、前記仮撚加撚方向とは逆方向の撚りを有する第2実撚部と、前記第1及び第2実撚部の実撚部間に形成され、仮撚捲縮を有する嵩高捲縮部と、を含んでなる仮撚加工糸であって、
    前記第1及び第2実撚部の合計の平均実撚数(t/m)が6000/√T以上10000/√T以下(但し、Tはトータル繊度(デシテックス))であり、
    前記第1及び第2実撚部の前記仮撚加工糸全体に占める長さ方向の割合が80%以上である、
    ことを特徴とする仮撚加工糸。
  2. JIS L 1013に基づく伸張弾性率が20%以上であることを特徴とする請求項記載の仮撚加工糸。
  3. 請求項1又は2に記載された仮撚加工糸を含む織編物。
  4. 熱可塑性マルチフィラメント糸に交絡数が70ヶ/m以上で、かつ平均交絡長が2mm以上7mm以下の交絡を付与すること、及び、
    交絡を付与した前記熱可塑性マルチフィラメント糸に、同熱可塑性マルチフィラメント糸の(仮撚融着温度−20℃)以上仮撚融着温度以下の熱セット温度で、かつ所定のオーバーフィード率で仮撚加工を行うこと、
    を含んでなることを特徴とする仮撚加工糸の製造方法。
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