JP4795427B2 - 放電灯点灯装置用高電圧発生トランス - Google Patents

放電灯点灯装置用高電圧発生トランス Download PDF

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Description

この発明は、主に水銀を使用しない高輝度放電灯等の大きな電流を通電する放電灯に適した放電灯点灯装置用高電圧発生トランスに関するものである。
車両のヘッドランプに使用される高輝度放電灯(HIDバルブ)の点灯には一般に「イグナイタ(IGN)」と称する高電圧発生装置を必要とし、この高電圧を発生するイグナイタには高電圧発生トランスを使用している。従来の放電灯点灯装置用高電圧発生トランスとして、例えば以下の従来例がある。
従来例その1として、この従来例は1本の棒コアに平角電線をエッジワイズ巻きにした2次巻線の上に1次巻線を巻回した高電圧発生トランスであり、エッジワイズ巻きの平角電線による2次巻線を抵抗の大きなNi―Zn系フェライトコアに直接組付けることで、巻線の外形が小さく、軸方向の長さが短縮できることを特徴とする。
また、実施例の中でいろいろな1次巻線の巻き方ができることを示し、絶縁された丸銅線や、1次巻線用ボビンを用いた平角電線のトラバース巻きあるいは、フィルムによって絶縁された薄い導電箔を用いた例も示しているが、いずれのアイデアも1次巻線を2次巻線の低圧側に偏った配置にしている(例えば、特許文献1参照)。
前記従来例その1(特許文献1)の構成に類似するものとして従来例その2の高電圧発生トランスがあり、この従来例その2はコアを絶縁体として扱う従来例その1に対し、コアを導電体として扱っている。このためにコアと2次巻線の間の絶縁を確保する必要があり、2次巻線用のボビンに絶縁特性を持たせるために、2次巻線の高電圧を発生する側のボビンを厚くしている。しかし、これら従来例その1および従来例その2とは、1次巻線と2次巻線の構成において基本的な部分で同構成である(例えば、特許文献2参照)。
従来例その3として、この従来例はいくつかのセクションに分割したボビンに丸線の2次巻線を巻回し、その外周に1次巻線を巻回した高電圧発生トランスであり、中央に穴のあいたコアを用い、高電圧の出力ターミナルがコアを貫く構成を特徴としている。
この従来例その3も前記従来例その1等と同様に、実施例の中でいろいろな1次巻線の巻き方ができることを示し、絶縁された丸線や、1次巻線用ボビンを用いて平角電線のトラバース巻きを用いた例も示しているが、最良の1次巻線の配置は中央のセクションに集中することとし、ボビンを使った疎巻きの巻線でも軸方向に均等に配置すれば良好な特性が得られるとしている(例えば、特許文献3参照)。
従来例その4として、この従来例は後述する水銀を使用しない高輝度放電灯を対象にした高電圧発生トランスであり、前記従来例その1と同様に、1本の棒コアに巻回した平角電線の2次巻線の上に1次巻線を重ねて巻回したものである。また、水銀を使用しない高輝度放電灯の点灯には大電流を要するが、この大電流用に断面積を大きくして厚みの増した2次巻線の軸方向の長さを短縮するために、2次巻線を分割して、高電圧側の2次巻線の外側に低電圧側の2次巻線を重ね、さらにその外側に1次巻線を設けたことを特徴としている。
また、実施例の中には、耐電圧を確保する隔壁となるボビンの厚さを、印加される電圧に対応して断面が階段状や楔状に変化させた形状にするアイデアも示している(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−93635号公報 特開2005−322515号公報 特開2001−257087号公報 特開2004−111451号公報
従来の放電灯点灯装置用高電圧発生トランスは以上のように構成され、いくつかの方法で実現され、製品化されている。
このうち、前記従来例その1(特許文献1)および従来例その3(特許文献3)の高電圧発生トランスはいずれも水銀を使用した高輝度放電灯(HIDバルブ〜以下、「従来バルブ」とする)に対応したものであり、イグナイタ用の高電圧発生トランスとして充分に完成された技術であった。
しかし、その後において、環境物質である水銀に対する配慮により、水銀を使用しない高輝度放電灯(以下、「Hgフリーバルブ」とする)が実用化され始めた。このHgフリーバルブはバルブ電流が従来バルブに対して約2倍になるため、Hgフリーバルブ用の新たなイグナイタを設計するにあたり、従来バルブに対応する技術だけでは以下に示すように充分な対応ができないため、イグナイタをさらに高性能にする必要がある。
例えば、車両ヘッドランプ用の従来バルブとHgフリーバルブの定格電力は両者とも35Wであるが、Hgフリーバルブの定格電流は0.8A、従来バルブの定格電流は0.4A、Hgフリーバルブの定格電圧は42V、従来バルブの定格電圧は85Vである。
従って、Hgフリーバルブ用のイグナイタに使用する高電圧発生トランスの巻線においては、前述の約2倍になった通電電流に対応し、損失による発熱を従来バルブにおける発熱と同等にするためには巻線の電気抵抗を1/4にする必要がある。このため仮に、巻線に使用する電線の直径を単純に2倍(断面積4倍)にした場合には、巻線の体積が増大し、これによりボビンの巻線を納める部分も拡大し、イグナイタのサイズが肥大してヘッドランプの収納スペースに納まらず、サイズ的な問題が生じる可能性がある。
上記サイズ的問題に対し周囲の製品の形状を変え、肥大したイグナイタをヘッドランプに取り付けられたとしても、全ての車両にスペースの拡大余地があるわけではなく、他車への流用ができない可能性があり、これにより互換性が無くなり、車両用部品としての商品性を劣化させることとなる。
また、太い電線を用いた巻線では隣接する巻線との距離が離反することになり、鎖交する磁束が漏洩して磁気的な結合が低下し、これにより電気的な性能が低下し、特性的な問題も生じる。
以上説明のように、Hgフリーバルブを対象にした高電圧発生トランスは従来バルブを対象にしたものに対し大電流仕様が求められる。以下、この大電流仕様に前述の従来例それぞれを対応させた場合について説明する。
従来例その1(特許文献1)において、大電流に対応するためには、2次巻線の平角電線の幅もしくは厚さを拡大するする必要があるが、前記のように平角電線をエッジワイズ巻きにした2次巻線を用いる構成においては、エッジワイズ巻きに対応できる平角電線の幅と厚さの比率には制限があり、従来バルブ用の厚さを保ち、高電圧発生トランスの全長を維持したままで幅だけを拡大することはできず、幅の拡大と同時に厚さを厚くすることも必要となる。従って、大電流用に電線の厚さと幅を増した断面積の大きな平角電線を用いてこの従来例その1の方式の高電圧発生トランスを構成した場合、厚く、且つ幅が拡大した2次巻線により、高電圧発生トランスの直径方向への拡大と、軸方向(コアの長手方向)への伸長によってイグナイタのサイズが肥大し、従来バルブ用と同サイズのイグナイタが構成できないという問題点がある。
従来例その2(特許文献2)において、この従来例その2の場合、大電流に対応するために2次巻線の平角電線を厚くすることによって、1次巻線からの2次巻線(特に1次巻線の反対側に位置する2次巻線)までの距離が離れる(コアも伸長する)ために、1次巻線が発生する磁束が伸長した2次巻線の途中で漏洩しやすくなる。1次巻線が発生する磁束が2次巻線の途中で漏洩すれば1次巻線から離れた位置の2次巻線には1次巻線が発生する磁束が届かなくなる。磁束が届かない位置の2次巻線はトランスとして機能しない。従って、2次巻線側に発生するイグナイタパルス電圧が低くなり、高電圧発生トランスとして充分な特性が得られないという問題点がある。
従来例その3(特許文献3)において、この従来例その3のように、いくつかのセクションに分割した丸線による2次巻線の外周に1次巻線を巻回する構造においても、Hgフリーバルブに通電する大電流に対応するためには2次巻線の線形を拡大せざるを得ない。
従って、この従来例その3による高電圧発生トランスにおいても、大電流対応に線形の太い電線を使用した場合、前記従来例その1の場合と同様に、イグナイタのサイズが肥大するという問題と、以下の特性的な問題が生じる。
即ち、高電圧発生トランスの2次巻線が巻径(直径)方向に拡大し、軸方向に伸長するため、1次巻線から2次巻線までの直径方向(2次巻線の中心部の層)の距離と軸方向の距離が離れる。1次巻線からの2次巻線までの距離が離れることによって、1次巻線が発生する磁束が径方向に拡大した巻線の途中あるいは軸方向に伸長した巻線の途中で漏洩しやすくなる。1次巻線が発生する磁束が途中で漏洩すれば、前記従来例その2の場合と同様に充分な出力が得られないという問題点が生じる。
従来例その4(特許文献4)において、この従来例その4は前述のようにHgフリーバルブに対応したものであり、前述のようなHgフリーバルブに対応する問題点、即ち、車両用として限られた空間の中に納めるイグナイタのサイズ的な問題、または高電圧発生トランスの電気的な性能(特性)の低下を解決し、イグナイタの一層の高性能化を目的として提案されたものである。
しかしながら、2次巻線を低電圧側と高電圧側に分割し重ねるときに、高電圧部と低電圧部の耐電圧を確保するために隔絶用のボビンを使用し、さらに1次巻線を2次巻線の片側に偏らせているため、1次巻線から2次巻線までの距離が離れることは必至であり、1次巻線が発生する磁束が2次巻線の途中で漏洩しやすい構造的な問題についてはあまり改善されておらず、高電圧発生トランスとして充分な特性が得られない可能性(問題点)がある。
以上が、大電流仕様に従来例その1〜従来例その4を対応させた場合である。
前述のHgフリーバルブに対応する問題点中の発生磁束の漏洩に関し、1次巻線の線間の隙間から磁束が漏れないように、且つ、2次巻線と1次巻線を密着させ、両者の隙間からも磁束を漏らさないようにするためには、2次巻線を巻径(直径)方向に2ボビンに分割し、1次巻線をこの2分割した2次巻線の間に挿入する3層構造の高電圧発生トランスの構成が最適といえる。また、この3層構造は軸方向の長さを短縮する。
しかしながら、軸方向の長さを短縮できる上記3層構造の高電圧発生トランスにおいては、巻線の直径が拡大するために2次巻線の巻回半径が伸長し、巻回に要する2次巻線の長さが長くなり、2次巻線の抵抗値が増大し、結果的に好ましい特性は得られず、また、イグナイタのサイズが肥大するといった問題点がある。
以上説明のように、新たに製品化されたHgフリーバルブ用の高電圧発生トランスの作製に前記従来例による構成を適用しても、イグナイタのサイズの肥大および特性の劣化という問題を免れることはできない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、イグナイタのサイズを著しく肥大させることなく、且つ、1次巻線から発する磁束の漏洩を減らして2次巻線に鎖交させ、Hgフリーバルブの点灯に対応した特性を有した放電灯点灯装置用高電圧発生トランスを得ることを目的とする。
この発明に係る放電灯点灯装置用高電圧発生トランスは、
棒状磁性体のコアと、複数のセクションに分割され、中心部にコアが配設された2次巻線用ボビンと、2次巻線用ボビンに複数のセクションに分割して巻回する2次巻線と、2次巻線の外周側に配設する1次巻線用ボビンと、2次巻線の全域に亘って1次巻線用ボビンに巻回する複数の並列電線に分割された1次巻線とを備え、1次巻線用ボビンは、1次巻線と2次巻線との間の電位差が高い側はボビンの厚さを厚く、電位差が低い側はボビンの厚さを薄くするように2次巻線のセクションごとまたは複数セクションごとにボビンの厚さを変化させたものである。
以上のように、この発明によれば、コアが中心部に配設された2次巻線用ボビンの複数のセクションに分割して巻回された2次巻線と、この2次巻線の外周側に配設された1次巻線用ボビンに複数の線材を並列に巻回された1次巻線との間の電位差が高い側は1次巻線用ボビンの厚さを厚く、電位差が低い側はその厚さを薄くするように2次巻線のセクションごとまたは複数セクションごとにボビンの厚さを変化させた構成としたので、1次巻線と2次巻線の絶縁性を確保しながら1次巻線が発生した磁束の漏洩を減少し、発生した磁束を2次巻線に鎖交させることとなり、これにより、放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの特性をより向上することができ、Hgフリーバルブの点灯に対応することができる。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの構成を示す構造説明図であり、放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの断面を示す。
図1において、この放電灯点灯装置用高電圧発生トランス(以下、「高電圧発生トランス」とする)1は、複数のセクションに分割し、中心部に棒状磁性体のコア11を配設した2次巻線用ボビン12に2次巻線13を前記セクションごとに分割して巻回し、この2次巻線13の外周側に配設した1次巻線用ボビン14に1次巻線15を巻回し、2次巻線13に発生した高電圧を出力ターミナル16を介し出力するようにしたものであり、収納ケース17に収納される。なお、図1に示す2次巻線用ボビン12は4つのセクションに分割した例である。
上記図1の構成の詳細を説明する前に、この図1の構成の高電圧発生トランス1の機能について図2で説明する。
図2は高電圧発生トランス1の機能説明用の放電灯点灯装置回路構成図である。
図2において、この放電灯点灯装置は高電圧発生トランス1、電源部21、抵抗(R)22、コンデンサ(C)23、ギャップスイッチ(SW)24および高輝度放電灯(HIDバルブ)25とで構成される。
上記構成において、電源部21は昇圧用の直流(DC)/直流(DC)コンバータ等を備え、バッテリ等の直流電源をもとに所定値の電圧Eaおよび電圧Ebを生成する。生成した電圧Eaは抵抗22を介しコンデンサ23へ印加し、コンデンサ23を充電する。
この充電によりコンデンサ23の両端電圧が所定の高電圧に達すると、コンデンサ23の両端電圧が印加されているギャップスイッチ24が絶縁破壊されてオンし、コンデンサ23の放電電圧が高電圧発生トランス1の1次巻線に印加される。この電圧印加により、高電圧発生トランス1の2次巻線には高電圧パルスが発生し、この高電圧パルスがHIDバルブ25に印加される。この高電圧パルスの印加により、HIDバルブ25はその電極間がブレークダウンして放電を開始し、起動する。放電起動後のHIDバルブ25は電源部21からの電圧Ebの印加による定常点灯へ移行する。
以上説明のように、高電圧発生トランス1は1次巻線に印加された電圧をもとに2次巻線に高電圧パルスを発生し、HIDバルブ25を起動させる機能を有するものである。
ここで、実際の高電圧発生トランス1には浮遊容量と寄生容量とによる容量成分(Cs)26が負荷として存在しており、高電圧パルスを発生するときにこの容量成分(Cs)26を充電する2次電流が存在し、この2次巻線に流れる2次電流により1次巻線が発生する磁束を打ち消す作用が働くため2次巻線の全てに磁束が届くことはなく、一部が漏洩する。
従って、高電圧発生トランス1は発生磁束の漏れの少ない高効率の特性が求められ、また、イグナイタの肥大化を避けるための方策が求められる。
次に、高電圧発生トランス1の磁束モデルについて図3で説明する。
図3は高電圧発生トランス1の磁束モデル説明図である。なお、図3は磁束モデルの説明図のため、構造的な形態は図1と必ずしも一致していない。
図3において、高電圧パルスを必要とする放電灯点灯装置において使用される高電圧発生トランスは、小型化を優先して図3に示すような1次巻線31および2次巻線32を棒状磁性体のコア33に巻回したトランスを用いることが多い。この棒状のコア33を用いたトランスは磁気回路が開放されており、1次巻線31から発生した磁束が図3のA部のように、2次巻線の端部に届く前に漏れやすく、1次巻線に流れる電流により発生する磁束の一部は例えば図3に示すように2次巻線の一部範囲32aに鎖交しない。このような磁束が届かない位置の2次巻線はトランスとして機能しない。この場合、コア33の直径を拡大することにより磁束が2次巻線に鎖交しない部分を少なくすることは可能であるが、小形の高電圧発生トランスを構成することについては障害になる。
さらに、図2で説明したように、実際の高電圧発生トランスには容量成分(Cs)26が負荷として存在し、この容量成分(Cs)26に起因して2次巻線に流れる電流により、1次巻線が発生する磁束を打ち消す作用が働く。従って、容量成分(Cs)26が存在しない場合には1次巻線が発生する磁束は図3の実線で示す磁束となるが、容量成分(Cs)の上記打消し作用により図3の破線で示す磁束となり、図3のA部より前のB部に示すように、1次巻線の発生する磁束はさらに漏れ、1次巻線の発生する磁束がいっそう2次巻線に鎖交し難くなっている。2次巻線に鎖交できない磁束は1次巻線と2次巻線の間に集中し、図3のC部に示すように、1次巻線の線間をすり抜ける場合もある。
上記1次巻線の発生する磁束に着目すれば、高電圧発生トランス1の特性向上には、1次巻線から発生する磁束をできる限り漏らさずに2次巻線へ導くことが必要となり、このため下記方策の検討が必要となる。
(a)2次巻線の全域に亘り1次巻線を近接し密着させ、1次巻線から離れた2次巻線を無くし、両者の隙間を減らして磁束を漏らさないようにする。
(b)1次巻線を複数の並列巻きにし、線間の隙間を狭くして隙間から漏れる磁束を減らし、1次巻線の発生する磁束を2次巻線に導くようにする。
次に、高電圧発生トランス1の構造の詳細について図1で説明する。
最初に、1次巻線用ボビン14の構造について説明する。
前記(a)より、高電圧発生トランス1は、その1次巻線15を2次巻線13の全セクションの外側に配置し、1次巻線15と2次巻線13間の隔絶壁となる1次巻線用ボビン14の厚さを薄くする。ただし、1次巻線と2次巻線との間の電位差が殆ど同電位となる低電圧側(14a)は厚さを薄くすることが可能であるが、高耐電圧が要求される高電圧が発生する2次巻線13に対向する側(高電圧側14b)の1次巻線用ボビン14の厚さは厚くせざるを得ない。
従って、1次巻線用ボビン14は1次巻線15と2次巻線13との間の電位差が低い低電圧側(14a)は可能な限り厚さを薄くし、1次巻線15と2次巻線13との間の電位差が高い高電圧側(14b)は耐電圧を確保するように厚さを厚くする。この構造の1次巻線用ボビン14の外周に1次巻線15を2次巻線の全域に亘るように巻回する。
上記条件を満たす具体例が図1に示す形状であり、図1に示すように、1次巻線用ボビン14の厚さは、セクションごとに電圧が変わる2次巻線13の各セクションに対応して階段状に変える。図1はこの階段状を1次巻線用ボビン14の内径側(内周側)に設けたものであり、この構造例を図4に示す。
図4は1次巻線用ボビン14の構造説明図であり、一部切断の外観斜視を示す。
図4に示すように、1次巻線用ボビン14はその内径側(内周側)は階段状であり、外径側(外周側)は一定(平坦)である。これにより、外周の1次巻線15の巻回が容易となり、工作的に好ましい。
以上説明のように構成することにより、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
また、1次巻線用ボビン14の上記階段状の形状に関し、図1は2次巻線13の各セクションごとに対応して階段状に変えているが、複数セクションごとに対応して階段状に変えてもよい。
また、この階段状を図1のように内径側(内周側)に設ける構造に替え、1次巻線用ボビン14の外径側(外周側)に設け、内径側(内周側)を一定(平坦)にした構造としてもよい。この場合、1次巻線15が巻き難くなるが、高電圧発生トランス1の特性向上に対しては内径側(内周側)に階段状を設ける構造と同等の効果が得られる。
なお、前記特許文献4においても厚さの変化するボビンを使用したアイデアが記載されているが(図22)、このアイデアは二つ折りにされた2次巻線において高電圧部分と低電圧部分の耐電圧を確保する目的で使用されたものであり、1次巻線15と2次巻線13間の電位差の関係で厚さの変化するボビンを使用している図1の構成とは発想が異なる。
次に、2次巻線用ボビン12の構造について説明する。
前記説明のように、1次巻線用ボビン14の内径側(内周側)を階段状にし、1次巻線15を2次巻線13の全セクションの外側に配置し、また、1次巻線15と2次巻線13との隙間を狭くすることにより、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
このように1次巻線15と2次巻線13との隙間を狭くするためには1次巻線用ボビン14の内径に沿わせて2次巻線13を内径方向に嵩上げする必要がある。この嵩上げは1次巻線15の位置と2次巻線13の位置を両巻線間の電位差によって絶縁耐力を変えるための手段である。
従って、1次巻線用ボビン14の内径側(内周側)を階段状にしないで1次巻線用ボビン14を均一な厚さにし、この1次巻線用ボビン14と同等な絶縁性を持つ充填材料を厚さ均一にした1次巻線用ボビン14と2次巻線13との間に充填し、この充填材料の形状を含めて階段状にしたときには内径側(内周側)を階段状にした図1および図4の1次巻線用ボビン14と同等な効果が得られる。
また、2次巻線13を内径方向に嵩上げする手段として、セクションごとに2次巻線13の巻回数を変える方法や、中心部のコア11をセクションに対応させて階段状または楔状に太くする方法も可能ではあるが、図1に示すように、中心部のコア11に沿って高電圧の出力ターミナル16が配置される場合、この出力ターミナル16と低電圧セクションの2次巻線部分13aとの間の耐電圧を確保する必要があり、これら出力ターミナル16と2次巻線部分13aとが対向する箇所の2次巻線用ボビン12の厚さを耐電圧が確保できる厚さにすることが必要となる。この耐電圧確保に必要な2次巻線用ボビン12の前記対向箇所の厚さ(E)は、2次巻線13の高電圧セクションの外周に位置する1次巻線15の部分と高電圧セクションの2次巻線部分13bとの間の耐電圧を確保するために必要な1次巻線用ボビン14の厚さ(D)と略等しい。従って、2次巻線用ボビン12はその厚さが2次巻線13のセクションごとに一方は薄くなり、他方は厚くなる。即ち、2次巻線用ボビン12の外周側は1次巻線用ボビン14の内径側(内周側)と同様にセクションごとの階段状の形状にする。この結果、2次巻線13のいずれのセクションにおいても1次巻線用ボビン14の内径と2次巻線13の外周の隙間は同一になり、各部の耐電圧を確保しながら磁束の漏れが少ない巻線の構成ができ、高電圧発生トランスとしての特性をより向上することができる。
上記2次巻線用ボビン12の階段状の形状に関し、図1は2次巻線13の各セクションごとに対応して階段状に変えているが、複数セクションごとに対応して階段状に変えてもよい。
なお、2次巻線用ボビン12の厚さを変化させることに関しては、前記従来例その2(特許文献2)に記載のものと同構造であるが、図1に示す構成は2次巻線13を覆う1次巻線15を持つ構成であり、従来例その2における一層巻きの1次巻線と2次巻線の配置の点において全く発想が異なっている。
次に、1次巻線15について説明する。
前記(b)より、1次巻線15は複数の線材を並列にして巻回する。図1に示す1次巻線15は6本の線材(6つの小丸マーク15a)を並列に巻回した例である。
これにより、図3のC部に示した線間をすり抜ける磁束を少なくすることができ、1次巻線15が発生する磁束をより多く2次巻線13に導くことが可能になり、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
ここで、前記従来例その1(特許文献1)においては、幅の広い平角電線や薄い導電箔を1次巻線に使用するアイデアが示されているが、幅の広い導体の中を電流が一様に均一に流れることはない。この従来例その1の中で提案されている1次巻線として巻回される薄い導電箔を例にとれば、この薄い導電箔を展開すれば長方形の電極と同等であり、その長方形の電極の2点を経由して電流を通電すれば、電流は長方形の面の中で最短距離となる経路に集中することとなり、電流が流れない最短距離以外においては磁束を発生することがなく、磁束を漏らす結果となる。
従って、好ましい高電圧発生トランス1を構成するために、1次巻線15から巻線の軸方向に磁束を均一に発生し、且つ、漏洩を少なくする方策としては複数の並列電線に分割することが効果的であり、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
また、1次巻線15を複数の線材で並列巻きにするにあたり、1次巻線の線材の断面積を拡大する必要はなく、複数並列に巻く線材の断面積の合計が通電する1次電流に対応する断面積であれば単線と同等な電流が流せるため、複数並列に巻回される各々の線材の直径を細くすることが可能である。
従って、1次巻線15に細線を使用すれば、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができ、また、トランスの最外径を小さくすることができ、高電圧発生トランス1を小型にすることができる。
次に、2次巻線13の高電圧発生部分と1次巻線15間の放電防止について説明する。
高電圧が発生する2次巻線13の引き出し部13cまたは出力ターミナル16の先端部16aと対向する1次巻線用ボビン14に巻回された低電圧の1次巻線15との間には高い電位差があり、この間に空間を経由して放電が発生し、高電圧発生トランス1を破壊する可能性がある。この放電による破棄を回避するためには放電経路の沿面距離を長くすることが有効となる。
そこで、2次巻線13の高電圧発生部分に対向する1次巻線用ボビン14の終端部に凹部14cを設ける一方、高電圧発生トランス1を収納するケース17に絶縁壁の襞状突出部17aを設け、これら凹部14cの内側の面と襞状突出部17aの外側の面とが対向するように前記襞状突出部17aを凹部14cに入り組ませる構造にする。上記襞状突出部17aの絶縁壁により、低電圧の1次巻線15と高電圧を出力する2次巻線13の引き出し部13cまたは出力ターミナル16の先端部16aとの間の沿面距離が長くなり、両者間の耐電圧が確保でき、小型の高電圧発生トランス1の狭い空間においても放電による破壊を回避することが可能になる。
以上のように、この実施の形態1によれば、コア11が中心部に配設された2次巻線用ボビン12の複数のセクションに分割して巻回された2次巻線13と、この2次巻線13の外周側に配設された1次巻線用ボビン14に巻回された1次巻線15との間の電位差が高い高電圧側14bは1次巻線用ボビン14の厚さを厚く、電位差が低い低電圧側14aはその厚さを薄くするように2次巻線13のセクションごとまたは複数セクションごとに1次巻線用ボビン14の厚さを階段状に変化させ、また、この1次巻線用ボビン14に1次巻線15を2次巻線の全域に亘るように巻回した構成としたので、電位差が高い高電圧側14bで耐電圧が確保される一方、1次巻線15が発生した磁束の漏洩を減少し、発生した磁束を2次巻線13に鎖交させることとなり、これにより、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができ、Hgフリーバルブの点灯に対応することができる。
また、2次巻線用ボビン12は、2次巻線13の高電圧側はボビンの厚さを薄く、低電圧側はボビンの厚さを厚くするように前記2次巻線のセクションごとまたは複数セクションごとにボビンの厚さを階段状に変化させた構成としたので、出力ターミナル16と低電圧セクションの2次巻線部分13aとの間の耐電圧を確保することができる一方、1次巻線15との間で磁束の漏れが少ない巻線構成ができ、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
また、1次巻線15は、複数の線材を並列に巻回した構成としたので、1次巻線15の線間の隙間が減少し、この線間をすり抜ける磁束を少なくすることができ、1次巻線が発生する磁束をより多く2次巻線に導くこととなって高電圧発生トランスの特性をより向上することができる。
また、上記並列に巻回する1次巻線の複数の線材それぞれは細線を使用し、複数並列に巻くこれら細線の断面積の合計が目的とする断面積となるように構成したので、同一断面積の単線と同等な電流が流すことができ、高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。さらに、トランスとしての最外径を小さくでき、高電圧発生トランス1を小型にすることができる。これにより、イグナイタのサイズを肥大させることなく、Hgフリーバルブの点灯に対応可能な、従来バルブ用と概ね同等サイズのイグナイタを実現することができる。
また、1次巻線用ボビン14の終端部に設けた凹部14cの内側の面と、ケース17に設けた絶縁壁の襞状突出部17aの外側の面とが対向するように前記襞状突出部17aを凹部14cに入り組ませた構造にしたので、低電圧の1次巻線15と高電圧を出力する2次巻線13の引き出し部13cまたは出力ターミナル16の先端部16aとの間の沿面距離が長くなり、両者間の耐電圧が確保でき、小型の高電圧発生トランス1の狭い空間においても放電による破壊を回避することができる。
なお、以上説明の構成の高電圧発生トランス1は、新たに製品化されたHgフリーバルブに対応可能にし、イグナイタをより高性能にしたものであるが、この構成の高電圧発生トランス1を従来バルブ用の高電圧発生トランスに適用することが可能であり、従来バルブ用のイグナイタを高性能化および小型化することができる。
実施の形態2.
前記実施の形態1の高電圧発生トランス1は、1次巻線用ボビン14としてその厚さが階段状に変化する構造のものを使用した。
この階段状に替え、一端から他端に至るに従って厚さが変化する楔状にした1次巻線用ボビンを使用してもよい。
上記楔状にした1次巻線用ボビンの構造例を図5に示す。
図5はこの発明の実施の形態2による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスに使用する1次巻線用ボビンの一例の構造説明図であり、一部切断の外観斜視を示す。
図5に示すように、1次巻線用ボビンはその内径側(内周側)を楔状にし、外径側(外周側)は前記図4と同様に一定(平坦)にした形状のものである。
この図5に示す1次巻線用ボビンを使用した場合にも、1次巻線と2次巻線との間の電位差が低い低電圧側は厚さが薄くなり、電位差が高い高電圧側では耐電圧が確保され、これにより1次巻線が発生する磁束の漏洩を減少し、実施の形態1と同様に高電圧発生トランス1の特性をより向上することができる。
上記図5の構造に対し、楔状を1次巻線用ボビンの内径側(内周側)に設ける構造に替えて外径側(外周側)に設け、内径側(内周側)を一定(平坦)にした構造としてもよく、この構造においても高電圧発生トランスの特性向上に対しては楔状を内径側(内周側)に設ける構造と同等の効果が得られる。
なお、1次巻線用ボビンの内径側(内周側)を図5のように楔状にしないでボビンを均一な厚さにし、1次巻線用ボビンと同等な絶縁性を持つ充填材料を厚さ均一にした1次巻線用ボビンと2次巻線との間に充填し、この充填材料の形状を含めて楔状にした場合には、実施の形態1で説明した内径側(内周側)が階段状の1次巻線用ボビン14の場合と同様に、内径側(内周側)を楔状にした1次巻線用ボビンと同等な効果が得られる。
以上のように、この発明に係る、放電灯点灯装置用高電圧発生トランスは、1次巻線と2次巻線の絶縁性を確保しながら1次巻線が発生した磁束の漏洩を減少し、発生した磁束を2次巻線に錯交させることにより、高電圧発生トランスの特性をより向上させることができたため、特に従来バルブ用と概ね同等サイズのイグナイタによるHgフリーバルブに対応した車両用ヘッドライトなどに用いるのに適している。
この発明の実施の形態1による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの構成を示す構造説明図である。 この発明の実施の形態1による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの機能説明用の放電灯点灯装置回路構成図である。 この発明の実施の形態1による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスの磁束モデル説明図である。 この発明の実施の形態1による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスに使用する1次巻線用ボビンの構造説明図である。 この発明の実施の形態2による放電灯点灯装置用高電圧発生トランスに使用する1次巻線用ボビンの一例の構造説明図である。
符号の説明
1 高電圧発生トランス、11,33 コア、12 2次巻線用ボビン、13,32 2次巻線、14 1次巻線用ボビン、15,31 1次巻線、16 出力ターミナル、17 ケース、21 電源部、22 抵抗、23 コンデンサ、24 ギャップスイッチ、25 高輝度放電灯、26 容量成分。

Claims (4)

  1. 棒状磁性体のコアと、
    複数のセクションに分割され、中心部に前記コアが配設された2次巻線用ボビンと、
    前記2次巻線用ボビンに複数のセクションに分割して巻回する2次巻線と、
    前記2次巻線の外周側に配設する1次巻線用ボビンと、
    前記2次巻線の全域に亘って前記1次巻線用ボビンに巻回する複数の並列電線に分割された1次巻線とを備え、
    前記1次巻線用ボビンは、前記1次巻線と前記2次巻線との間の電位差が高い側はボビンの厚さを厚く、電位差が低い側はボビンの厚さを薄くするように前記2次巻線のセクションごとまたは複数セクションごとにボビンの厚さを変化させた放電灯点灯装置用高電圧発生トランス。
  2. 2次巻線用ボビンは、出力端子またはコアと2次巻線の電位差に対応して、セクションごとまたは複数セクションごとに、コアに対向するボビンの厚さを変化させたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置用高電圧発生トランス。
  3. 並列に巻回する1次巻線を細線にしたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置用高電圧発生トランス。
  4. 2次巻線の高電圧が発生する部分に対応する1次巻線用ボビン終端部の内側の面と、高電圧発生トランスを収納するケースから襞状に突き出した襞の外側の面とが対向するように、入り組んだ形状にして、低電圧の1次巻線と、高電圧を出力する2次巻線の引き出し部あるいは、出力用のターミナルの先端部からの沿面距離を長くすることを特徴とした請求項1記載の放電灯点灯装置用高電圧発生トランス。
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