JP2002246246A - イグニッションコイル - Google Patents

イグニッションコイル

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JP2002246246A
JP2002246246A JP2001037046A JP2001037046A JP2002246246A JP 2002246246 A JP2002246246 A JP 2002246246A JP 2001037046 A JP2001037046 A JP 2001037046A JP 2001037046 A JP2001037046 A JP 2001037046A JP 2002246246 A JP2002246246 A JP 2002246246A
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JP
Japan
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secondary winding
winding
bobbin
ignition coil
primary winding
Prior art date
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JP2001037046A
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English (en)
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Hidefumi Abe
秀文 阿部
Tsukasa Naganuma
司 永沼
Yoshinobu Matsumoto
栄伸 松本
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型化及び軽量化を図って基板への取り付け
を容易にしたイグニッションコイルを提供する。 【解決手段】 1次巻線15と2次巻線16とが互いに
異なる位置に隣接して各々形成された単一のボビン11
を有し、前記2次巻線16は、複数の領域に分割されて
前記ボビン11に形成され、該2次巻線16の形成位置
のボビン11の外周は1次巻線15の位置から遠くなる
ほど大になるようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エンジンの点火装
置に用いられるイグニッションコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図1はエンジンの点火装置に用いられて
いる従来のイグニッションコイルの断面を示している。
この従来のイグニッションコイルを概略説明すると、1
次巻線1が形成された1次側ボビン3と、2次巻線2が
形成された2次側ボビン4とがケース5内に収納されて
いる。1次側ボビン3は2次側ボビン4の外側に配置さ
れている。2次側ボビン4は、巻線が形成される部分に
仕切4aを備え、2次巻線2を均一な5つのセル、すな
わち2次巻線部21〜25に分割して形成させている。ま
た、2次側ボビン4の中心部には長手円柱状のコア挿入
孔6が形成されており、そのコア挿入孔6にはフェライ
トコア7が挿入されている。ケース5内の隙間は絶縁樹
脂8で埋められている。
【0003】図1のイグニッションコイルを電気回路図
として示すと、図2の如くなる。1次巻線1の一端と2
次巻線2の一端とが共通接続され、イグニッションスイ
ッチ(図示せず)に至るラインに接続されるようになっ
ている。また、1次巻線1の他端及び2次巻線2の他端
各々は独立している。1次巻線1の他端は、通常、イグ
ニッション回路のパワートランジスタ等のスイッチング
素子に接続され、2次巻線部25側の2次巻線2の他端
は高圧出力としてスパークプラグに接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のイグニッ
ションコイルにおいては、2次巻線2の他端は高圧を発
生しかつ絶縁破壊を起こさない絶縁耐電圧を確保するよ
うに絶縁距離を1次巻線1と2次巻線2との間でとる必
要がある。しかしながら、1次巻線1と2次巻線2との
間の絶縁距離を大きくとるためにイグニッションコイル
全体が大型化となると共に、絶縁樹脂8の量が多く必要
となるために重量が増加する。この結果、イグニッショ
ンコイルを基板に実装すると、基板のたわみや基板の基
板自体の大型化を招くので、基板へのイグニッションコ
イルの取り付けが難しいという問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、小型化及び軽量
化を図って基板への取り付けを容易にしたイグニッショ
ンコイルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のイグニッション
コイルは、エンジンの点火装置に用いられるイグニッシ
ョンコイルであって、1次巻線と2次巻線とが互いに異
なる位置に隣接して各々形成された単一のボビンを有
し、2次巻線の形成位置のボビンの外周は1次巻線の位
置から遠くなるほど大になるようにされていることを特
徴としている。
【0007】かかる構成の本発明のイグニッションコイ
ルによれば、高電圧が生ずる2次巻線の端部分から1次
巻線までの絶縁距離を長くすることができるので、絶縁
破壊を起こさない絶縁耐電圧を比較的高く確保すること
ができる。よって、1次巻線と2次巻線とを互いに異な
るボビンに個別に形成した従来のイグニッションコイル
に比べて1次巻線によって生ずる磁束を小さくすること
ができるので、イグニッションコイル全体の小型化及び
軽量化を図ることができ、更に、基板への取り付けを容
易にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図3は本発明によるイグニッ
ションコイルの断面を示している。このイグニッション
コイルにおいては、単一のボビン11が用いられてい
る。単一のボビン11の両端11a,11b(フランジ
端)はフランジ状に形成されている。単一のボビン11
の内部には長手円柱状のフェライトコア12が埋設され
ている。単一のボビン11の両端11a,11b間はフ
ェライトコア12に対応した外周部分となっており、そ
こにはフランジ端11a側から順に8つの円盤状の仕切
13a〜13hがボビン11と一体に形成されている。
仕切13a〜13hによってフランジ端11a側から順
に1次巻線領域A1と8つの2次巻線領域B1〜B8と
が作り出している。仕切13aの幅は仕切13b〜13
hの幅より十分に大である。これは、1次巻線領域A1
と2次巻線領域B1との間の絶縁抵抗を大とするためで
ある。
【0009】1次巻線領域A1を形成するフランジ端1
1aと仕切13aとの間隔は2次巻線領域B1〜B8を
形成する仕切13a〜13hの間隔より十分大きい。ま
た、2次巻線領域B1〜B8を形成する仕切13a〜1
3h及びフランジ端11b各々の間隔は等しく、フェラ
イトコア12の長手方向における2次巻線領域B1〜B
8の幅は等しい。1次巻線領域A1におけるボビン11
の直径は2次巻線領域B1におけるボビン11の直径と
ほぼ同一である。2次巻線領域B1〜B8各々における
ボビン11の直径(すなわち外周)は2次巻線領域B8
に向けて段階的に大きくなる。よって、2次巻線領域B
1〜B8の容量は2次巻線領域B1から2次巻線領域B
8に向けて徐々に減少するようにされている。
【0010】1次巻線領域A1には1次巻線15が形成
され、2次巻線領域B1〜B8には2次巻線16が形成
されている。2次巻線16は図4に示す電気回路図から
分かるように8つのセル、すなわち2次巻線部161
168に分割されている。2次巻線部161〜168各々
の巻数は2次巻線部161〜168の順に少なくなる。例
えば、2次巻線部161が1900回であれば、2次巻
線部162〜167の順で巻数が徐々に少なくなり、2次
巻線部168では300回となる。
【0011】2次巻線部161〜168の形成位置は2次
巻線領域B1〜B8に対応している。すなわち、2次巻
線部161〜168の巻数に対応した2次巻線領域B1〜
B8に位置するのである。このように1次巻線15及び
2次巻線16が形成されたボビン11はケース17内に
収納されている。ケース17内の隙間には絶縁樹脂18
が充填され、1次巻線15及び2次巻線16がケース1
7に接触しないようにされている。
【0012】図4に示すように、1次巻線15の一端と
2次巻線16の一端(2次巻線部168側)とが共通接
続され、イグニッションスイッチ(図示せず)を介して
バッテリ(図示せず)のプラス端子に至るラインに接続
されるようになっている。また、1次巻線15の他端及
び2次巻線16の他端(2次巻線部161側)各々は独
立している。1次巻線15の他端は、通常、イグニッシ
ョン回路のパワートランジスタ等のスイッチング素子を
介してバッテリのマイナス端子に至るラインに接続さ
れ、2次巻線部168側の2次巻線16の他端は高圧出
力としてスパークプラグに接続される。
【0013】かかる本発明によるイグニッションコイル
においては、1次巻線15の巻数をNpとし、2次巻線
部161〜168の巻数をNs1〜Ns8とすると、上記し
たように、Ns1>Ns2>Ns3>Ns4>Ns5>Ns6
>Ns7>Ns8である。1次巻線15への供給電圧をV
INとし、2次巻線部161〜168各々の一端(各々の高
圧出力側)で生ずる電圧をV161〜V168とすると、その
電圧V161〜V168は次の如く表すことができる。
【0014】V161=VIN×Ns1/Np V162=VIN×(Ns1+Ns2)/Np V163=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3)/Np V164=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3+Ns4)/Np V165=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3+Ns4+Ns5)/Np V166=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3+Ns4+Ns5+Ns6)
/Np V167=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3+Ns4+Ns5+Ns6+
Ns7)/Np V168=VIN×(Ns1+Ns2+Ns3+Ns4+Ns5+Ns6+
Ns7+Ns8)/Np すなわち、1次巻線15から遠い位置の2次巻線部(1
8,167,166,165,164,163,162,1
1の順)である程、発生電圧が高くなる。これによ
り、単一のボビン11において発生電圧が低い2次巻線
部の順に1次巻線15に近い位置に配置すれば、発生電
圧が高い2次巻線部ほど2次巻線部から1次巻線までの
絶縁距離が長くなるので、絶縁破壊を起こさない絶縁耐
電圧を比較的高く確保することができる。よって、単一
のボビン11に1次巻線15と2次巻線16の両方を形
成することができる。このことは、1次巻線と2次巻線
とを互いに異なるボビンに個別に形成した図1に示した
如き従来のイグニッションコイルに比べて1次巻線によ
って生ずる磁束を小さくすることができるので、イグニ
ッションコイル全体の小型化及び軽量化を図ることがで
きる。更に、単一のボビン11で済むことにより、構造
の簡略化も図ることができる。
【0015】また、かかる本発明によるイグニッション
コイルにおいては、発生電圧が高い2次巻線部ほどボビ
ン11の直径が大きくなるので、ボビン11の中心に位
置するフェライトコア12との絶縁距離が長くなり、フ
ェライトコア12を介した1次巻線15と発生電圧が高
い2次巻線部168,167,…との間の絶縁耐電圧を比
較的高く確保することができる。更に、発生電圧が高い
2次巻線部ほどボビン11の直径が大きくなり、2次巻
線部161〜168の巻数は小さい。これにより図3に示
したように2次巻線部161〜168各々の表面をほぼ同
一位置にすることができるので、無駄な空間を作ること
なく小型化が可能となり、また絶縁樹脂18の量を減ら
すことができる。
【0016】この結果、イグニッションコイルを基板に
実装した時のイグニッションコイルの重量による基板の
たわみを防止することができ、基板面への取り付けが容
易になる。また、イグニッションコイルの小型化により
基板占有面積が小さくなり車両の制御回路一体型のユニ
ットの小型化を図ることができる。また、イグニッショ
ンコイルの構造の簡略化によってイグニッションコイル
自体のコスト低下が可能となる。
【0017】なお、上記した実施例においては、ボビン
11における1次巻線15及び2次巻線16の位置は円
形状の外周になっているが、8角形等の角形状の外周で
あっても良い。また、上記した実施例においては、2次
巻線16を2次巻線部161〜168の各領域に分けて、
2次巻線の形成位置のボビンの外周は1次巻線の位置か
ら遠くなるほど段階的に大になるようにしてるが、2次
巻線16を領域分けしないで2次巻線の形成位置のボビ
ンの外周を連続的に大にしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明のイグニッションコ
イルによれば、小型化及び軽量化を図ることができるの
で、基板への取り付けを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のイグニッションコイルの構成を示す断面
図である。
【図2】図1のイグニッションコイルの電気回路を示す
図である。
【図3】本発明によるイグニッションコイルの構成を示
す断面図である。
【図4】図3のイグニッションコイルの電気回路を示す
図である。
【符号の説明】
1,15 1次巻線 2,16 2次巻線 3,4,11 ボビン 5,17 ケース 7,12 フェライトコア 8,18 絶縁樹脂
フロントページの続き (72)発明者 松本 栄伸 栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺字サギノヤ東 2021番地8 株式会社ケーヒン栃木開発セ ンター内 Fターム(参考) 3G019 KC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの点火装置に用いられるイグニ
    ッションコイルであって、 1次巻線と2次巻線とが互いに異なる位置に隣接して各
    々形成された単一のボビンを有し、 前記2次巻線の形成位置の前記ボビンの外周は前記1次
    巻線の位置から遠くなるほど大になるようにされている
    ことを特徴とするイグニッションコイル。
  2. 【請求項2】 前記2次巻線は複数の領域に分割されて
    前記ボビンに形成され、前記複数の領域のうちの前記1
    次巻線の位置から遠くなる領域ほど前記ボビンの外周は
    大であることを特徴とする請求項1記載のイグニッショ
    ンコイル。
  3. 【請求項3】 前記複数の領域のうちの前記1次巻線の
    位置から遠くなる領域ほど前記2次巻線の巻数を少なく
    したことを特徴とする請求項2記載のイグニッションコ
    イル。
JP2001037046A 2001-02-14 2001-02-14 イグニッションコイル Pending JP2002246246A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008041318A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 直流高電圧発生装置
JP2016207855A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 Tdk株式会社 コイル装置

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