JP4791428B2 - ダクトの接続構造 - Google Patents
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Description
また、フレキシブルダクトと呼ばれる屈曲自在の管体が用いられる場合もある。
その絞り部7は、断熱材層5がやや圧縮されて小径となって、その絞り部7の端部で内装材3と外装材6とを封止されている。この封止は、工場で予め施工される場合もあるし、現場において、そのフレキシブルダクトFが所定の長さに切断された後、その端面を粘着テープS等で被覆する場合もある。
このとき、本管1と分岐管11との接続部分、すなわち、分岐管11の根元部とベースプレート32の外周面は断熱材層5が途切れた状態となるので、適宜、追加の断熱材やテープ等で補修されて、その接続部分の断熱性を保持している(例えば、特許文献1参照)。
多数の箇所での切断を伴うフレキシブルダクトFの配設作業において、現場でこのような断熱材層5の補修作業を切断箇所毎に行うことは煩雑であり、また、天井裏のような閉鎖された空間では、このような細かな作業を行うことは困難な場合もある。
さらに、本管1に分岐管11を接続した後、その接続部分、すなわち、分岐管11の外周面のうち本管1側に近い根元部、及び本管1の外周面のうち分岐管11周囲の部分を、追加の断熱材やテープ等で補修して外気に露出しないようにする必要があるのは、図10の場合と同様である。
通常、芯材4の切断面は鋭利に尖ったままの状態であるので、分岐管11を本管1に接続する際に、分岐管11の外周に設けた断熱材層5に芯材4の先端が摺れて、その断熱材層5に傷をつけてしまう場合もある。断熱材層5に傷がつくと、分岐管11の断熱効果が阻害されるので好ましくない。
すなわち、両断熱材層の間に隙間ができないよう両者を突き合わせて密着させて連続した状態にし、加えて、その突き合わせた両断熱材層の境目が拡がらないよう適宜の方法で両者を接続する。例えば、粘着テープで両断熱材層間の境目を塞ぐように接続して、その接続により、前記根元部の断熱材層と本管の断熱材層とを隙間無く連続させるようにすれば、断熱効果がより良好に発揮できる。粘着テープは、分岐管又は開口の全周に亘って連続的に貼り付けることが望ましい。
また、前記根元部の外周に設けられる断熱材層と、その根元部よりも先端側に接続された他の管体の外周に設けられる断熱材層とを隙間なく連続させる場合にも、同様の粘着テープ等による接続手法を採用することができる。
前記爪部を外径側に折り曲げて本管の内周面に沿わせることにより、ある程度の強さで分岐管と本管とは固定され得るが、このようにピンを用いた固定手段を採用すれば、分岐管と本管とをよりしっかりと固定できる。また、そのピンによる固定作業は本管の外側から行うことができるので、広い作業スペースを確保し得る、このため、作業性がよい。
なお、固定部材は、例えば、ピンを係止し得る機能を備えた本管の外周面に沿う板状の部材であってもよいし、その他、棒状の部材、ブロック状の部材であってもよい。また、その固定部材は、本管の外周面からやや内径側に入り込んだ部分に設けても良い。すなわち、前記爪部と固定部材との間に、本管の構成部材の少なくとも一部が挟まれていればよい。
また、その係止方法としては、ピンに設けた係止部を前記固定部材に設けた被係止部に係止する構成であり、例えば、被係止部を前記固定部材に設けた係止孔とし、その係止孔に挿通したピンの端部をカシメることにより前記係止部を形成するようにしてもよい。
すなわち、フレキシブルダクトとは、螺旋状を成す金属製の芯材の外周にグラスウール等の断熱材層が設けられているものであり、本管を切開して開口を設けた場合に、その開口の周縁の部分で芯材が切断される。このため、その芯材の切断面が、開口内に差し入れた分岐管の根元部の外周面に対向する。
また、芯材は、本管の内径寄りの部分に配置されているので、爪部の折り曲げによって変形した前記根元部の断熱材層が、その切断端部を外径側に押さえつける。このため、切断端部が動くことを防止し、その切断端部によって他の断熱材層が傷つかないように保護することができる。
分岐管の根元部に設けられる断熱材層として、例えば、グラスウール等を樹脂シートからなる外装材で覆った構成の場合、特に樹脂シートは傷つきやすいので芯材の切断端部が直接触れると好ましくない場合も考えられる。
爪部15は、図1に示すように、相対的に突出長さの長い爪部15aと長さの短い爪部15bとが周方向に沿って交互に設けられている。爪部15aには、ピン挿通用の孔15cが設けられている。また、各爪15には長孔11cが設けられており、その各爪15が、前記根元部12の端縁12aを境に折り曲げやすいようになっている。
なお、前記各爪15a,15bに前記長孔11cを2箇所ずつ設けると、それらの爪15a,15bはさらに折り曲げやすくなる。
この発泡ゴムシートからなる断熱材層13aは、前記根元部12の端縁12aよりも爪部15側へ突出し、さらに、前記爪部15aの先端よりもやや手前に位置させた状態に固定する。
このとき、前記発泡ゴムシート先端の外周面に両面テープを貼り付けておけば、その発泡ゴムシートが前記本管1の内周面に押し付けられた際に、よりしっかりと本管1の内周面に密着して気密性が高まる。
続いて、爪部15aの孔15cにピン16を挿通する。ピン16の頭部16aは孔15cを通過できない大きさとなっており、ピン16の軸部16bが、前記内装材3、断熱材層5、外装材6をそれぞれ貫通させて本管1の外側に引き出される。前記内装材3、断熱材層5、外装材6は柔らかいので、ピン16は手作業で本管1を貫通させることが可能である。
ピン16の引っ張り、及びカシメは、本管1の外側の広いスペースで作業できるので、作業性がよいといえる。
すなわち、ピン16と固定部材17との係止方法としては、ピン側に設けた係止部を固定部材側に設けた被係止部に係止して、ピン16が固定部材17に対して外れないように固定されている構成であればよい。
また、発泡ゴムシートは気密性を有するので、本管1内の気流が分岐管11の外周に沿って遺漏しない。このため、分岐管の接続部分において、より高い断熱性を保つことができる。また、その断熱材層13aが外気に露出する部分においても、断熱材として機能することができる。
なお、このような効果は、図6に示す金属板Pにおいて、図中右側に示す端縁12aを波状に形成したことにより可能となっている。
なお、前記根元部12の外周に設けられる断熱材層13aと、管体21の外周に設けられる断熱材層13bとの密着部分の境を塞ぐように、粘着テープTを貼り付けてもよい。
また、図5に示すように、管体21の絞り部7を、分岐管11の根元部12の外周に設けられる断熱材層13aに重なるように接続すれば、その絞り部7の外周から金属バンドを巻き付けて締め付けることにより、前記分岐管11と管体21を固定することもできる。
なお、図7(a)(b)に示す本管1両端の絞り部7,7は、それぞれ図示しない継手管の外周に嵌められて、その継手管を介して、次なる本管1に接続されるようになっている。
スパイラルダクト等を用いた場合、ピン16を本管1に貫通させることは手作業では困難であるので、ピン16を挿通する前に、本管1の外側からドリル等で孔を開けておくことが望ましい。
この管体21は、フレキシブルダクトFのほか、スパイラルダクト等の筒状の金属からなる管体の外周にグラスウール等の断熱材層5を巻き付けて固定した管体21、あるいはさらに他の管体21と接続するために用いられる継手管の管体21であってもよい。
また、前記分岐管11の断熱材層13aとしては、上記実施形態に示す発泡ゴムシートに限定されず、発泡を伴わないゴムシートを用いることもできる。また、グラスウール等の一般的な断熱材を用いることもできる。
2 開口
3 内装材
4 芯材
5,13,13a,13b 断熱材層
6 外装材
7 絞り部
11 分岐管
12 根元部
15,15a,15b 爪部
16 ピン
17 固定部材
21 他の管体
F フレキシブルダクト
P 金属板
Claims (4)
- 本管1の外周に断熱材層5が設けられており、その本管1に内外を貫通する開口2を設け、その開口2の周囲の前記本管1に分岐管11の根元部12が固定されて、前記開口2を通じて前記本管1内の空間と前記分岐管11内の空間とが連通し、その分岐管11の外周に設けられる断熱材層13を前記本管1の内側から外側に亘って隙間なく連続させたダクトの接続構造において、
前記分岐管11の根元部12に、その根元部12の端縁12aから管軸方向に突出する折り曲げ自在の爪部15を設け、少なくとも前記分岐管12の根元部12の外周に断熱材層13aを設けてその断熱材層13aを前記根元部12の端縁12aよりも爪部15側へ突出させ、前記爪部15を前記開口2の内部に挿入して外径側に折り曲げることにより、前記断熱材層13aを変形させて前記本管1の内周面に押し付けた状態にして前記分岐管11を本管1に固定するとともに、前記分岐管11の外周に設けられる断熱材層13aを、前記本管1の内側から外側に亘って隙間なく連続させ、
前記爪部15にピン16を固定し、そのピン16を前記本管1の外側へ引き出して前記本管1の少なくとも一部を挟んで設けた固定部材17に係止することにより、前記分岐管11を前記本管1に固定したことを特徴とするダクトの接続構造。 - 前記根元部12の端縁12aは、前記本管1の内周面1aに沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダクトの接続構造。
- 前記本管1は、フレキシブルダクトであることを特徴とする請求項1又は2に記載のダクトの接続構造。
- 前記根元部12の断熱材層13aは、前記分岐管11の外周に巻き付けられた発泡ゴムシートであることを特徴とする請求項3に記載のダクトの接続構造。
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