JP4675069B2 - 段ボールダクトの組立構造 - Google Patents

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Description

本発明は、空調設備機器の配管部分に使用される段ボールダクトの組立構造に関する。
空調機器の配管部分に使用されるダクトに関しては、低コスト、短工期、省力化を図ることのできるダクト素材および工法の研究、開発が行われ、従来、グラスウールダクトなどが用いられてきたが、これらのダクトよりも低コスト、短工期を実現できるものとして段ボールダクトが開発されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
段ボールダクトを用いて実際に空調機器の配管経路を形成する場合、段ボール材の製作の都合上、1本の段ボールダクトの長さは限られているので、複数の段ボールダクトをその軸方向に接続して所定長さの配管経路を形成する必要があるが、特許文献1においては、隣接する段ボールダクト同士の接続手段として、端部に鋸刃状の山形刃を有する断面コ字形の薄鉄板製の接続具およびアルミ粘着テープが用いられている。
一方、特許文献2においては、隣接する段ボールダクト同士の接続手段として、継手を使用することなく、嵌合による接続が可能である旨の記載があるほか、接合部に接着剤を塗布したり、外方よりテープ捲着を行ったりすることが記載されている。
特開昭48−93145号公報 実公昭48−9694号公報
特許文献1に記載されている段ボールダクトの接続技術の場合、強度は確保できるものの、段ボール材とは素材の異なる薄鉄板製の接続具が用いられているため、冷房運転時に接続具に結露が生じることがあるほか、資材点数の増大によるコストアップを招きがちである。また、接続具の山形刃を段ボールダクトの所定部分に突き刺す必要があるため、施工には若干の熟練と押圧力とを要し作業が面倒であり、押圧力によって段ボールダクトが変形したり、損傷したりすることがある。
一方、特許文献2に記載の段ボールダクトを接続する場合、図14に示すように、複数の段ボールダクト90の開口端90a同士を対向させ、図15に示すように、開口端90a同士を当接させ、当接部分Fの外周面に粘着テープ91を貼着して、両者を固定する必要がある。しかしながら、図16に示すように、段ボールダクト90の外周面には、その耳端縁部90bの貼着部分に段差92があるため、隣接する段ボールダクト90同士を粘着テープ91を用いて接合すると、粘着テープ91とダクト外周面90cとの間に隙間93が生じ、空気漏れが発生することがある。
この場合、隙間93が生じないようにするため、施工の際、図17に示すように、段差部分に沿って粘着テープ91を貼着することも可能である。しかしながら、空調運転中のダクト内圧増大に起因して粘着テープ91に引張力が加わった場合、粘着テープ91は、図17中の二点鎖線91aで示す状態に浮き上がるため、施工直後は粘着テープ91が段差部分に密着しているものの、その後、比較的短期間のうちに隙間93が生じ、空気漏れが発生することがある。
本発明が解決しようとする課題は、施工が容易で、気密性に優れた段ボールダクトの組立構造を提供することにある。
本発明は、平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部同士を重ね合わせて形成される段ボールダクトの組立構造であって、複数の前記段ボールダクトの開口端同士を当接させ、当該当接部分の外周面と前記辺縁部との段差部に当該段差部の落差と略同一厚さの段差補填部を有する補助部材を装着し、前記当接部分を接続手段で接続することによって前記段ボールダクト同士を連結したことを特徴とする。
このような構成とすれば、平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部同士を重ね合わせて形成される段ボールダクトの接続部分において、開口端同士の当接部分に生じる、当該当接部分の外周面と前記辺縁部との段差部を、この部分に段差補填部を有する補助部材を装着することによってなくすことができるため、当該当接部分を粘着テープで接続したとき、図16で示した隙間93が発生せず、気密性に優れた組立構造を形成することができる。また、開口端同士の当接部分の外周面と辺縁部との段差部に補助部材を装着し、当該当接部分を接続手段で接続するだけで組み立てることができるので、施工も容易である。
この場合、前記接続手段としては、アルミ製やダクトテープ、ガムテープなどの粘着テープ、ステープラあるいは段ボール材などを使用することが可能である。
この場合、前記補助部材の多角筒体周方向の長さを、前記段差部から前記多角筒体外周面の複数の角縁部のうちのいずれか1つまでの長さと略同一とすることが望ましい。このような構成において、補助部材の基端縁部を段差部に位置させれば、基端縁部と対向する先端縁部は多角筒体外周のいずれかの角縁部に位置することとなるため、補助部材の先端縁部と多角筒体の外周面との間に隙間が発生するのを回避することができる。このため、接続部分における気密性向上に有効である。
一方、開口端同士の当接部分の外周面と辺縁部との段差部に装着した補助部材を段ボールダクトに固定することが望ましく、これによって、補助部材は段ボールダクトと一体化することとなるため、当接部分の強度および気密性がさらに向上する。なお、補助部材の固定手段は特に限定するものではないが、接着剤、両面粘着テープ、ステープラなどを用いることができる。
本発明により、以下に示す効果を奏する。
(1)平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部同士を重ね合わせて形成される複数の段ボールダクトの開口端同士を当接させ、当該当接部分の外周面と前記辺縁部との段差部に当該段差部の落差と略同一厚さの段差補填部を有する補助部材を装着し、前記当接部分を接続手段で接続することで段ボールダクト同士を連結したことより、施工が容易で、気密性に優れた組立構造を得ることができる。
(2)前記補助部材の多角筒体周方向の長さを、前記段差部から前記多角筒体外周面の複数の角縁部のうちのいずれか1つまでの長さと略同一とすることにより、補助部材の先端縁部と多角筒体の外周面との間に隙間が発生するのを回避することができるため、当接部分の気密性向上に有効である。
(3)前記補助部材を前記段ボールダクトに固定すれば、補助部材は段ボールダクトと一体化するため、当接部分の強度および気密性がさらに向上する。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図1は本発明の第1実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図、図2は図1に示す工程の後工程を示す斜視図、図3は図1,図2に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。
本実施形態は、図1に示すように、平板状の段ボール材1aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部1b,1c同士を重ね合わせて形成される段ボールダクト1の組立構造である。図2,図3に示すように、複数の段ボールダクト1の開口端1d同士を当接させ、外側に位置する辺縁部1cと当接部分Fの外周面1eとの段差部2に、当該段差部2の落差2aと略同一の厚さ3aの段差補填部3bを有する補助部材3を当接部分Fを跨ぐ状態で装着し、その外面および開口端1dの当接部分Fに沿って接続手段である粘着テープ4を巻き付けて当接部分Fを接続することによって、2つの段ボールダクト1同士を連結している。
辺縁部1b,1c同士の重ね合わせ部分にはパッキン5が挟持され、辺縁部1b,1c同士はステープラ6で固定されている。補助部材3は、段ボールダクト1を構成する段ボール材1aと同じ素材で形成され、その平面形状は四角形をなしている。本実施形態において補助部材3は両面粘着テープ20を用いて段ボールダクト1に固定しているが、接着剤やステープラを用いて固定することもできる。
図3に示すように、平板状の段ボール材1aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部1b,1c同士を重ね合わせて形成される段ボールダクト1の接続部分において、2つの段ボールダクト1の開口端1d同士の当接部分Fに生じる当該当接部分Fの外周面1eと辺縁部1cとの段差部2を、この当接部分Fに、段差補填部3bを有する補助部材3を装着することによってなくすことができるため、気密性に優れた組立構造を形成することができる。また、開口端1d同士の当接部分Fの外周面1eと辺縁部1cとの段差部2に補助部材3を装着し、粘着テープ4を巻き付けて当接部分Fを接続することによって段ボールダクト1同士を連結するだけでよいので、施工も容易である。
また、図3に示すように、補助部材3の多角筒体周方向の長さ3cを、段差部2から多角筒体外周面の4つの角縁部1v,1w,1x,1yのうちの角縁部1vまでの長さと略同一としている。従って、補助部材3の基端縁部3sを段差部2に位置させれば、基端縁部3sと対向する先端縁部3eは多角筒体外周の角縁部1vに位置することとなる。
これによって、補助部材3の先端縁部3eと多角筒体の外周面との間に隙間が発生するのを回避することができ、接続部分における気密性向上に有効である。なお、補助部材3の基端縁部3sから先端縁部3eに向かって徐々に板厚を薄くした形状とすることによっても前記隙間の発生を回避することができる。
さらに、補助部材3および当接部分Fの外周に貼着して当接部分Fを接続する接続手段として、アルミ製の粘着テープ4を用いているため、施工は容易であり、優れた気密性が得られる。また、補助部材3は両面粘着テープ(図示せず)を用いて段ボールダクト1に固定しているため、補助部材3は段ボールダクト1と一体化した状態となり、当接部分Fの接続手段としても機能し、当接部分Fの強度および気密性が大幅に向上する。
次に、図4,図5を参照して、本発明の第2実施形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図4は本発明の第2実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図、図5は図4に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。なお、図4,図5に示す構成部分のうち、図1〜図3で示した構成部材と同じ機能、効果を発揮するものについては図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、図4に示すように、2つの段ボールダクト1の開口端1d同士を対向させ、その当接部分に沿って補助部材13を巻き付けるように装着し、その周りに粘着テープ4を巻き付けて貼着することによって当接部分を接続している。これによって2つの段ボールダクト1同士が連結され、図5に示すような組立構造が形成される。補助部材13は、補助部材3の段差補填部3bと同じ機能を発揮する段差補填部13bを有しているため、段差部2をなくすことができる。なお、図5に示すように、重なり合った辺縁部1b,1cを固定するためにステープラ6および粘着テープ4aが使用されている。
本実施形態では、図5に示すように、補助部材13の多角筒体周方向の長さ13cを、段差部2から多角筒体外周面の4つの角縁部1v,1w,1x,1yのうちの角縁部1yまでの長さと略同一としている。従って、補助部材13の基端縁部13sを段差部2に位置させれば、先端縁部13eは多角筒体外周の角縁部1yに位置することとなる。
これによって、補助部材13の先端縁部13eと多角筒体の外周面との間に隙間が発生するのを回避することができ、接続部分における気密性向上に有効である。また、補助部材13は、2つの段ボールダクト1の開口端1d同士の当接部分のほぼ全周にわたって装着されているため、当接部分の接続手段としても機能しており、接続部分の強度は大幅に向上する。さらに、補助部材13は両面粘着テープ20を介して段ボールダクト1に固定されているため、これによっても当接部分の強度および気密性が向上する。
次に、図6〜図8を参照して、本発明の第3実施形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図6は本発明の第3実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図、図7は図6に示す工程の後工程を示す斜視図、図8は図6,図7に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。なお、図6〜図8に示す構成部材のうち、図1〜図3で示した構成部材と同じ機能、効果を発揮するものについては図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の組立構造は、図6および図7(a)に示すように、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部10cが四角筒体外周面の4つの角縁部10v,10w,10x,10yのうちの角縁部10vに位置するようにして形成される段ボールダクト10の組立構造である。
図6に示すように、2つの段ボールダクト10の開口端10d同士を当接させ、当該当接部分の外周面の全周にわたって、図7(b)に示すように、接続手段である粘着テープ4を巻き付けて貼着することによって2つの段ボールダクト10同士を連結している。
本実施形態においては、図8に示すように、外周面に段差部のない段ボールダクト10を形成することができるため、図1〜図3で示したような段差補填部3bを有する補助部材3を使用することなく、当接部分に粘着テープ4を貼着するだけで、気密性に優れた接続構造を形成することができる。また、補助部材3が不要であるため、施工も極めて容易である。
また、段ボールダクト10においては、辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cp同士が重なり合っている部分は、全面的に段ボール材10aの2層構造が形成されているため、剛性が高く、優れた強度を発揮する。さらに、本実施形態では、辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cpの間に両面粘着テープ20を挟持することによって両者を互いに固定しているため、気密性が高く、平面部10bp,10cpの隙間から空気の漏洩が発生することがなく、優れた強度を発揮する。
次に、図9,図10を参照して、図6で示した段ボールダクト10に関するその他の実施形態について説明する。図9は図6に示す段ボールダクトに関するその他の実施形態を示す斜視図、図10は図9に示す段ボールダクトの使用状態を示す断面図である。
本実施形態においては、図9に示すように、段ボールダクト10を構成する辺縁部10cに連なる平面部10cpを構成する段ボール材10aに複数のスリット11を設け、これらのスリット11を利用して、倒立T字形状をした吊り部材12を取り付けている。図10に示すように、吊り部材12は、その基板部12aを平面部10bp,10cpの間に挟持し、起立部12bがスリット11を貫通する状態で固定されている。
このような構成とすれば、図10に示すように、段ボールダクト10の上面から突出する吊り部材12の起立部12bの係止孔12c(図9参照)にワイヤ14などの吊り下げ材を係止することによって段ボールダクト10を建造物に吊り下げ保持することができるため、施工性が良好である。
次に、図11を参照して、本発明の第4実施形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図11は本発明の第4実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工手順を示す工程図である。なお、図11に示す構成部分のうち、図1〜図3で示した構成部材と同じ機能、効果を発揮するものについては図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、図1で示した段ボールダクト1と同じ形状であって、その開口端1d付近の辺縁部1cを一部削除した構成を有する複数の段ボールダクト21同士を接続することによって形成される組立構造である。図11(a)に示すように同軸上に配置した複数の段ボールダクト21の開口端21d同士を当接させると、図11(b)に示す状態となる。そこで、2つの辺縁部21cの間に、その間の距離と同じ幅で辺縁部21cと厚さの等しい補助部材23を、両面粘着テープ(図示せず)を介して、当接部分Fを跨いだ状態に固定する。そして、図11(c)に示すように、補助部材23および当接部分Fに沿って粘着テープ4を巻き付けて接続することによって段ボールダクト21同士を連結する。
このような構成とすれば、2つの辺縁部21cの間に位置する当接部分Fにも粘着テープ4および補助部材23が固定された状態となるため、施工後に隙間が発生することがなく、優れた気密性を長期間にわたって維持することができる。また、当接部分Fの段ボールダクト21上面に位置する部分全体に補助部材23が装着されるため、強度的にも優れている。
次に、図12を参照して、本発明の第5実施形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図12は本発明の第5実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工手順を示す工程図である。なお、図12に示す構成部分のうち、図1〜図3および図11で示した構成部材と同じ機能、効果を発揮するものについては図1〜図3および図11と同じ符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態は、図11と同様の段ボールダクト21同士を接続することによって形成される組立構造である。図12(a)に示すように同軸上に配置した複数の段ボールダクト21の開口端21d同士を当接させると、図12(b)に示す状態となる。そこで、2つの辺縁部21cの間に、その間の距離と同じ幅で辺縁部21cと厚さの等しい補助部材23を、両面粘着テープ(図示せず)を介して、当接部分Fを跨いだ状態に固定する。但し、補助部材23には、図9で示した吊り部材12が、補助部材23の下面側からスリット11を通して一対取り付けられている。そして、図12(c)に示すように、補助部材23および当接部分Fに沿って粘着テープ4を巻き付けて接続することによって段ボールダクト21同士を連結する。
また、図12(c)に示すように、段ボールダクト21の辺縁部21cにも吊り部材12がスリット11を通して図9と同じ要領で取り付けられ、この吊り部材12と対をなすように、辺縁部21cとの段差部2に貼着された第2補助部材24に吊り部材12が取り付けられている。この吊り部材12も第2補助部材24に設けられたスリット11を通して、第2補助部材24の下面側から取り付けられている。
このような構成とすれば、図10で示した状態と同様に、段ボールダクト21の上面から突出する吊り部材12の起立部12bの係止孔12cにワイヤなどの吊り下げ具(図示せず)を係止することにより、連結状態にある段ボールダクト21を建造物に吊り下げ保持することができる。
次に、図13を参照し、本発明の第6実施形態である段ボールダクトの組立構造について説明する。図13は本発明の第6実施形態である段ボールダクトを示す断面図である。なお、図13において、図8で示した構成部材と同じ機能、効果を発揮するものについては図8と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、図13に示すように、平板状の段ボール材30aを三角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部30b,30cにそれぞれ連なる平面部30bp,30cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部30cが三角筒体外周面の3つの角縁部30v,30w,30xのうちの角縁部30vに位置するように固定して形成される段ボールダクト30の組立構造である。
2つの段ボールダクト30の接続部分については図示していないが、図6,図7で示した段ボールダクト10の接続部分と同様、接続手段である粘着テープ4を巻き付けて貼着することによって2つの段ボールダクト30同士を連結する。
本実施形態の段ボールダクト30は三角筒体形状であるため、外力を受けたときに変形しにくく、高強度である。また、図13に示すように、ダクト設置場所付近に障害物32があってもそれを避けて設置することができるため、施工性に優れている。その他の機能、効果については、前述した、段ボールダクト10の組立構造と同様である。
以上の実施形態においては、四角筒体形状および三角筒体形状の段ボールダクトについて説明しているが、本発明の段ボールダクトの組立構造はこれらに限定するものではないので、六角筒体形状あるいは八角筒体形状など、その他の多角筒体形状の段ボールダクトにおいても形成することができる。
例えば、同じ面積の平板状の段ボール材を用いて段ボールダクトを形成した場合、三角筒体形状や四角筒体形状の段ボールダクトに比べ、六角筒体形状あるいは八角筒体形状の段ボールダクトの方がダクト断面積を広くすることができる。このため、同じダクト断面積を確保しようとすれば、三角筒体形状や四角筒体形状より、六角筒体形状あるいは八角筒体形状の段ボールダクトの方が使用する段ボール材の量を削減することができる。
本発明に係る段ボールダクトの組立構造は、空調設備機器の配管部分に使用される段ボールダクトとして広く利用することができる。
本発明の第1実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図である。 図1に示す工程の後工程を示す斜視図である。 図1,図2に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図である。 図4に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工工程を示す斜視図である。 図6に示す工程の後工程を示す斜視図である。 図6,図7に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。 図6に示す段ボールダクトに関するその他の実施形態を示す斜視図である。 図9に示す段ボールダクトの使用状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工手順を示す工程図である。 本発明の第5実施形態である段ボールダクトの組立構造の施工手順を示す工程図である。 本発明の第6実施形態である段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。 従来の段ボールダクトの組立構造の組み立て工程を示す斜視図である。 図14に示す工程の後工程を示す斜視図である。 図14,図15に示す工程を経て完成した段ボールダクトの組立構造を示す断面図である。 図16の一部拡大図である。
符号の説明
1,10,21,30 段ボールダクト
1a,10a,30a 段ボール材
1b,1c,10b,10c,30b,30c,21c 辺縁部
1d,10d,21d 開口端
1e 外周面
1v,1w,1x,1y,10v,10w,10x,10y,30v,30w,30x 角縁部
2 段差部
2a 段差
3,13,23 補助部材
3a 厚さ
3b,13b 段差補填部
3c,13c 多角筒体周方向の長さ
3s,13s 基端縁部
3e,13e 先端縁部
4,4a 粘着テープ
5 パッキン
6 ステープラ
10bp,10cp,30bp,30cp 平面部
11 スリット
12 吊り部材
12a 基板部
12b 起立部
12c 係止孔
14 ワイヤ
20 両面粘着テープ
24 第2補助部材
32 障害物
F 当接部分

Claims (3)

  1. 平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部同士を重ね合わせて形成される段ボールダクトの組立構造であって、複数の前記段ボールダクトの開口端同士を当接させ、当該当接部分の外周面と前記辺縁部との段差部に当該段差部の落差と略同一厚さの段差補填部を有する補助部材を装着し、前記当接部分を接続手段で接続することによって前記段ボールダクト同士を連結したことを特徴とする段ボールダクトの組立構造。
  2. 前記補助部材の多角筒体周方向の長さを、前記段差部から前記多角筒体外周面の複数の角縁部のうちのいずれか1つまでの長さと略同一とした請求項1記載の段ボールダクトの組立構造。
  3. 前記補助部材を前記段ボールダクトに固定した請求項1または2記載の段ボールダクトの組立構造。
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