JP2002267245A - ダクト - Google Patents
ダクトInfo
- Publication number
- JP2002267245A JP2002267245A JP2001067967A JP2001067967A JP2002267245A JP 2002267245 A JP2002267245 A JP 2002267245A JP 2001067967 A JP2001067967 A JP 2001067967A JP 2001067967 A JP2001067967 A JP 2001067967A JP 2002267245 A JP2002267245 A JP 2002267245A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- present
- heat insulating
- cardboard
- removal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より安全で、施工性が良く、撤去時の問題が
少ない空調用ダクトを提供すること。 【解決手段】 複数個の段ボール製筒11を粘着テープ
12で接続して、ダクト10を形成する。段ボールを複
数段重ねた多層段ボール構造とすることで、必要な強度
を得る。
少ない空調用ダクトを提供すること。 【解決手段】 複数個の段ボール製筒11を粘着テープ
12で接続して、ダクト10を形成する。段ボールを複
数段重ねた多層段ボール構造とすることで、必要な強度
を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調用ダクトに関す
るもので、詳しくは小規模建築物の空気調和換気設備に
用いられるダクトに関するものである。
るもので、詳しくは小規模建築物の空気調和換気設備に
用いられるダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、災害時の仮設住宅や、工事現場に
おける宿舎や事務所などの暫定的な、3, 000m2 を
超えないような小規模建築物の場合でも、その空気調和
換気設備に用いられるダクトの材料は、ブリキや亜鉛鉄
板又はアルミニュウム合金などの金属薄板が一般的であ
った。
おける宿舎や事務所などの暫定的な、3, 000m2 を
超えないような小規模建築物の場合でも、その空気調和
換気設備に用いられるダクトの材料は、ブリキや亜鉛鉄
板又はアルミニュウム合金などの金属薄板が一般的であ
った。
【0003】しかし、このような金属薄板は断熱性に乏
しく、そのままでは空調効率が悪いため金属薄板製ダク
トの外側をグラスウール等の断熱材で覆い、そのまた外
側をテープや金網等で固定する等の工夫が必要であっ
た。
しく、そのままでは空調効率が悪いため金属薄板製ダク
トの外側をグラスウール等の断熱材で覆い、そのまた外
側をテープや金網等で固定する等の工夫が必要であっ
た。
【0004】このような断熱材を空調ダクトに固着する
方法は、施工現場において空調ダクトを配管して固定し
た後行うことになり、 狭い場所での作業が多く作業が煩
雑であり、手間がかかると共に危険も伴っていた。更に
施工時のみならず撤去時においても多大な工数を要し、
廃棄材の処分にも神経を使わなければならなかった。
方法は、施工現場において空調ダクトを配管して固定し
た後行うことになり、 狭い場所での作業が多く作業が煩
雑であり、手間がかかると共に危険も伴っていた。更に
施工時のみならず撤去時においても多大な工数を要し、
廃棄材の処分にも神経を使わなければならなかった。
【0005】また、グラスウールを使った場合、施工作
業者に健康上の危害を及ぼす恐れや、 撤去時に大量の産
業廃棄物を発生するという問題があった。
業者に健康上の危害を及ぼす恐れや、 撤去時に大量の産
業廃棄物を発生するという問題があった。
【0006】また、特開平5−306832公報では、
空調ダクトの結露水の滴下を防止するために、空調ダク
トの外周面に貼付けるダクト用紙を開示している。一般
に冷房用配管や通風管の吸込み側等の空調配管に金属薄
板製のダクトを用いた場合、ダクト内に冷気を通した際
に生ずるダクト内外の温度差によって、外気に含まれる
水分がダクトの外周面に凝結し結露水が発生する。
空調ダクトの結露水の滴下を防止するために、空調ダク
トの外周面に貼付けるダクト用紙を開示している。一般
に冷房用配管や通風管の吸込み側等の空調配管に金属薄
板製のダクトを用いた場合、ダクト内に冷気を通した際
に生ずるダクト内外の温度差によって、外気に含まれる
水分がダクトの外周面に凝結し結露水が発生する。
【0007】特開平5−306832公報に開示する技
術は、製紙用パルプと自己消火性と吸放湿性とを有する
無機粉体とから抄造された用紙、又は前記無機粉体とバ
インダーとを主材とする塗工液を塗工した用紙を金属薄
板製ダクトの外側に貼って、ダクト外周面に発生する結
露水の滴下を防止するものである。
術は、製紙用パルプと自己消火性と吸放湿性とを有する
無機粉体とから抄造された用紙、又は前記無機粉体とバ
インダーとを主材とする塗工液を塗工した用紙を金属薄
板製ダクトの外側に貼って、ダクト外周面に発生する結
露水の滴下を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この特開平5−306
832公報の技術によれば、断熱効果は若干向上し施工
性はかなり改善されるが、やはり他の従来技術同様、撤
去時に金属製のダクトとダクト用紙とを分離する作業が
必要である。また産業廃棄物も発生する。
832公報の技術によれば、断熱効果は若干向上し施工
性はかなり改善されるが、やはり他の従来技術同様、撤
去時に金属製のダクトとダクト用紙とを分離する作業が
必要である。また産業廃棄物も発生する。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記従来技術の欠点を解消し、断熱性が良く、より
安全で施工性が良く、更に撤去時の問題の少ないダクト
を提供することを目的としている。
で、前記従来技術の欠点を解消し、断熱性が良く、より
安全で施工性が良く、更に撤去時の問題の少ないダクト
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は段ボール製ダク
トであることを特徴としている。
トであることを特徴としている。
【0011】本発明で使用する紙の材質は、一般的な梱
包用段ボールに使用されるものを用いる。また必要に応
じ、吸放湿性や難燃性のある紙を段ボール構造にして用
いることもできる。本発明に係るダクトによれば、ダク
ト自身が断熱効果の大きい材質と構造を有しているた
め、ダクト取付け後に断熱材を巻く必要がなく、施工時
及び撤去時における工数削減が図れ経済的効果が大き
い。また産業廃棄物の発生も少ない。
包用段ボールに使用されるものを用いる。また必要に応
じ、吸放湿性や難燃性のある紙を段ボール構造にして用
いることもできる。本発明に係るダクトによれば、ダク
ト自身が断熱効果の大きい材質と構造を有しているた
め、ダクト取付け後に断熱材を巻く必要がなく、施工時
及び撤去時における工数削減が図れ経済的効果が大き
い。また産業廃棄物の発生も少ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るダクトの好ましい実施の形態について説明する。
係るダクトの好ましい実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係るダクトの実施の形態
を示す斜視図である。複数個の段ボール製筒11、1
1、…を粘着テープ12で接続して適宜の長さのダクト
10を形成する。
を示す斜視図である。複数個の段ボール製筒11、1
1、…を粘着テープ12で接続して適宜の長さのダクト
10を形成する。
【0014】このダクト10を受板13a、ロッド13
bとから成る吊り金具13を複数用いて図示しない天井
から吊り下げる。
bとから成る吊り金具13を複数用いて図示しない天井
から吊り下げる。
【0015】部屋のコーナー等に合わせてダクトを形成
する場合は、紙用のカッター等で自由に加工してエルボ
を形成し、ダクトの形状を整える。
する場合は、紙用のカッター等で自由に加工してエルボ
を形成し、ダクトの形状を整える。
【0016】また、図2及び図3に示すように、段ボー
ル11a 、11a 、…を複数段重ねた多層段ボール11
A又は11Bを用いて段ボール製筒11を形成すること
により、必要な強度を得ることが出来る。図2は段ボー
ル11a 、11a 、…を同じ向きに複数段重ねた多層段
ボール11Aを示している。また図3は、段ボール11
a 、11a 、…を互いに90度向きを変えて交互に複数
段重ねた多層段ボール11Bを示しており、同じ向きの
ものに比べより大きな強度を得ることが出来る。
ル11a 、11a 、…を複数段重ねた多層段ボール11
A又は11Bを用いて段ボール製筒11を形成すること
により、必要な強度を得ることが出来る。図2は段ボー
ル11a 、11a 、…を同じ向きに複数段重ねた多層段
ボール11Aを示している。また図3は、段ボール11
a 、11a 、…を互いに90度向きを変えて交互に複数
段重ねた多層段ボール11Bを示しており、同じ向きの
ものに比べより大きな強度を得ることが出来る。
【0017】この多層段ボール11A、11Bは、用紙
間に多くの空気層が介在することになり、 断熱効果が大
きい。これによりダクトを取付けた後に改めて断熱材を
巻く必要がなく、施工時、撤去時における工数削減と工
期短縮及びそれに伴う経済的効果が大きい。更に産業廃
棄物の削減につながり、地球にやさしい。
間に多くの空気層が介在することになり、 断熱効果が大
きい。これによりダクトを取付けた後に改めて断熱材を
巻く必要がなく、施工時、撤去時における工数削減と工
期短縮及びそれに伴う経済的効果が大きい。更に産業廃
棄物の削減につながり、地球にやさしい。
【0018】なお、図1に示した実施の形態では、断面
長方形の角型ダクトを用いた実施形態を示しているが、
断面長方形の角型に限らず断面正方形やその他の多角形
断面や円形断面等、筒を形成できる形状であれば構わな
い。
長方形の角型ダクトを用いた実施形態を示しているが、
断面長方形の角型に限らず断面正方形やその他の多角形
断面や円形断面等、筒を形成できる形状であれば構わな
い。
【0019】またこの実施の形態では、段ボール製筒1
1、11…を粘着テープ12で接続して適宜の長さのダ
クト10を形成する方法を示しているが、必要な強度が
得られる方法であればこれに限らない。例えば接着剤を
用いて接続する方法、段ボール用ホッチキスを用いる方
法等、従来公知の方法を採用することができる。
1、11…を粘着テープ12で接続して適宜の長さのダ
クト10を形成する方法を示しているが、必要な強度が
得られる方法であればこれに限らない。例えば接着剤を
用いて接続する方法、段ボール用ホッチキスを用いる方
法等、従来公知の方法を採用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダクトに
よれば、段ボール製なので断熱効果に優れ、取付け工事
及び撤去に容易で地球環境にやさしい、安価なダクトを
提供することができる。
よれば、段ボール製なので断熱効果に優れ、取付け工事
及び撤去に容易で地球環境にやさしい、安価なダクトを
提供することができる。
【図1】本発明に係るダクトの実施形態を示す斜視図。
【図2】本発明に係るダクトに用いる多層段ボール構造
を説明する斜視図。
を説明する斜視図。
【図3】本発明に係るダクトに用いる別の多層段ボール
構造を説明する斜視図。
構造を説明する斜視図。
10…ダクト、11…段ボール製筒、12…粘着テー
プ、13…吊り金具
プ、13…吊り金具
Claims (1)
- 【請求項1】段ボール製ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067967A JP2002267245A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067967A JP2002267245A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002267245A true JP2002267245A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18926225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001067967A Pending JP2002267245A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002267245A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001095A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Takenaka Komuten Co Ltd | 空調ダクト形成用乃至建材用不燃性段ボール |
JP2006029681A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 段ボールダクトの組立構造 |
JP2007147185A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Taisei Corp | 段ボール製ダクト及びその施工方法並びにチャンバーボックス |
JP2008275204A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Taisei Corp | 段ボールダクトの施工方法 |
JP2009228957A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Taisei Corp | 段ボール製ダクトのニップル接続方法 |
KR101029559B1 (ko) | 2010-11-22 | 2011-04-15 | (주)세이크엠이씨 | 골판지로 형성된 공조덕트 |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001067967A patent/JP2002267245A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001095A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Takenaka Komuten Co Ltd | 空調ダクト形成用乃至建材用不燃性段ボール |
JP2006029681A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 段ボールダクトの組立構造 |
JP4675069B2 (ja) * | 2004-07-15 | 2011-04-20 | 株式会社竹中工務店 | 段ボールダクトの組立構造 |
JP2007147185A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Taisei Corp | 段ボール製ダクト及びその施工方法並びにチャンバーボックス |
JP2008275204A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Taisei Corp | 段ボールダクトの施工方法 |
JP2009228957A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Taisei Corp | 段ボール製ダクトのニップル接続方法 |
KR101029559B1 (ko) | 2010-11-22 | 2011-04-15 | (주)세이크엠이씨 | 골판지로 형성된 공조덕트 |
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