JP6611587B2 - ダクト接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物の空調設備における2つのダクトどうしを接続する接続構造に関する。
一般に、フレキシブルダクト等の2つのダクトどうしを連結する際は、ニップルを、これら2つのダクトの端部の内周どうし間に跨るように差し込む。2つのダクトの端部の外周には、それぞれ接続バンドを巻き付ける。続いて、2つのダクトの接続バンドの外周側からそれぞれビスを打ち込むことによって、接続バンドとダクトとニップルを互いに固定する。更に、各ダクトの接続バンド上に粘着テープを巻き付ける。
特許文献1では、2つのダクトの端部の外周面どうし間に跨るように、非通気性シートが巻き付けられている。非通気性シートは、帯状になっており、その両端部には、それぞれ面ファスナーが設けられている。これら両端部の面ファスナーによって、非通気性シートが環状に保持されている。
特開2009−180412号公報
住宅等の建物における空調設備は、通常、屋根裏に配管される。一方、建物を改築等する際は、作業者が屋根裏に入って作業をする必要が生じる場合がある。そのような場合に、屋根裏に空調設備が配管されていると、作業の障害になる。そこで、空調設備における2つのダクトどうしの接続部を切り離すことが考えられる。しかし、従来の一般的な接続構造では、前述した通り、2つのダクトがそれぞれビスでニップルに固定されているために、切り離し作業は容易でなく、ある程度の熟練を要す。
特許文献1の非通気性シートの面ファスナーは、非通気性シートを環状に保持するためだけに用いられており、2つのダクトを連結する役目は果たしていない。
本発明は、前記事情に鑑み、2つのダクトどうしを簡単に接続したり切り離したりできるダクトの接続構造を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明は、空調設備における第1ダクトと第2ダクトとを接続する構造であって、
前記第1ダクトの端部の外周面の全周にわたって設けられた環状の第1面ファスナーと、
前記第2ダクトの端部の外周面の全周にわたって設けられた環状の第2面ファスナーと、
前記第1、第2ダクトの端部どうし間に跨るようにして、前記第1、第2面ファスナーの全周に巻き付けられる連結帯と、
を備え、前記連結帯が、保温材からなる帯本体と、前記帯本体の内周面の全域に積層された連結面ファスナーとを備え、前記連結面ファスナーが、前記第1面ファスナー及び前記第2面ファスナーと全周にわたって剥離可能に接合されていることを特徴とする。
第1、第2ダクトどうしを接続する際は、連結帯を、これら2つのダクトの端部どうし間に跨るように巻き付けながら、連結帯の連結面ファスナーを第1、第2面ファスナーと接合させる。これによって、2つのダクトどうしを簡単に接続することができる。しかも、2つのダクトの端部の全周にわたって面ファスナー接合されるから、接続強度を十分に強くできる。
第1、第2ダクトどうしを分離する際は、連結帯の連結面ファスナーを第1、第2面ファスナーから剥がす。面ファスナー接合であるから、簡単に剥がすことができる。これによって、第1、第2ダクトどうしを簡単に分離することができる。接続及び分離作業に格別な熟練を要しない。
前記第1、第2ダクトの端部の内周面どうし間に跨る環状の連結筒を、更に備え、
前記連結筒が、前記第1ダクトの端部に固定される第1筒側部と、前記第1ダクトよりも前記第2ダクト側へ突出する第2筒側部とを有し、
前記第2筒側部が、前記第2ダクトの端部に引き抜き可能に差し込まれていることが好ましい。
連結筒によって、第1、第2ダクトを互いに一直線に接続できる。また、第1、第2ダクトどうしの接続部においては、温調気体や送風気体が、連結筒の内部を通る。連結筒の材質を気密性材質にすることで、前記接続部における気密性を高めることができる。
前記第1面ファスナー及び前記第2面ファスナーの少なくとも一方が、軸方向に間隔を置いて配置された複数の環状面ファスナー部を含み、隣接する2つの環状面ファスナー部どうしの間には、環状のパッキンが介在され、前記連結帯が、前記パッキンに押し当てられることが好ましい。
これによって、第1、第2ダクトどうしの接続部における気密性を向上させることができる。
本発明によれば、2つのダクトどうしを簡単に接続したり、切り離したりできる。
図1は、本発明の第1実施形態を示し、住宅の屋根裏の空調設備における第1フレキシブルダクトと第2フレキシブルダクトとの接続部の側面断面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う、前記接続部の正面断面図である。 図3は、前記空調ダクトの分解斜視図である。 図4は、前記第1フレキシブルダクトと前記第2フレキシブルダクトとを分離した状態で示す側面断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る第1フレキシブルダクトと第2フレキシブルダクトとの接続部の側面断面図である。 図6は、前記第2実施形態に係る第1フレキシブルダクトと第2フレキシブルダクトとを分離した状態で示す側面断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る第1フレキシブルダクトと第2フレキシブルダクトとの接続部の側面断面図である。 図8は、前記第3実施形態の空調ダクトの分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1〜図3に示すように、住宅の屋根裏には、空調設備の空調ダクト1が配管されている。詳細な図示は省略するが、空調ダクト1の上流端は、空調機(図示せず)に接続されている。空調ダクト1の下流端は、各室の吹き出し部(図示せず)に接続されている。図2に示すように、空調ダクト1の内部に気体流路1aが画成されている。気体流路1a内を、空調機で温調(冷暖房)された空気や換気対象の空気が通される。図1に示すように、空調ダクト1は、複数(図1では2つのみ図示)のフレキシブルダクト(ダクト)10,20を連ねることによって構成されている。互いに連続する2つのフレキシブルダクト10,20のうちの一方(図1において右側)を第1フレキシブルダクト10(第1ダクト)と称し、他方(図1において左側)を第2フレキシブルダクト20(第2ダクト)と称す。
図1及び図2に示すように、第1フレキシブルダクト10の本体部11は、柔軟なグラスウールにて構成され、管状になっている。なお、第1ダクト本体部11の材質は、前記に限られず、ウレタン系等の発泡樹脂等であってもよい。第1ダクト本体部11の外周面は外膜体12によって被覆され、内周面は内膜体13によって被覆されている。外膜体12は、例えばポリエチレンやポリエチレンテレフタレート等の樹脂層とアルミニウム等の金属層との積層シートにて構成されている。内膜体13は、不織布や樹脂シートにて構成されている。第1ダクト本体部11の内周と内膜体13との間には、芯材14が設けられている。芯材14は、鋼、鉄等の金属にて構成され、螺旋状になっている。芯材14によって、第1フレキシブルダクト10の断面形状が円形に保たれている。
なお、図1及び図2等において、膜体12,13の厚さは、第1ダクト本体部11の厚さに対して誇張されている。
図4に示すように、第1フレキシブルダクト10の端部10eの外周部には、締め付けテープ15が設けられている。締め付けテープ15によって第1ダクト端部10eが締め付けられている。これによって、第1ダクト端部10eの厚み及び外径が、当該端部10e以外の第1ダクト本体部11の厚み及び外径よりも小さくなっている。
締め付けテープ15の外周面ひいては第1ダクト端部10eの外周面には、第1面ファスナー31が設けられている。第1面ファスナー31は帯状になっている。この帯状の第1面ファスナー31が第1ダクト端部10eの全周にわたって巻き付けられることで環状になっている。なお、第1面ファスナー31と第1ダクト端部10eとは、両面テープ(図示省略)によって互いに貼り合わされている。更に、ステープル(図示省略)によって、第1面ファスナー31を第1ダクト端部10eに固定してもよい。
同様に、第2フレキシブルダクト20の本体部21は、柔軟なグラスウール等にて構成されている。第2ダクト本体部21の外周面は、樹脂層と金属層の積層シートからなる外膜体22によって被覆され、内周面は不織布や樹脂シートからなる内膜体23によって被覆されている。第2ダクト本体部21の内周と内膜体23との間には、金属製の芯材24が設けられている。芯材24によって、第2フレキシブルダクト20の断面形状が円形に保たれている。
なお、図1及び図2等において、膜体22,23の厚さは、第2ダクト本体部21の厚さに対して誇張されている。
第2フレキシブルダクト20の端部20eの外周部には、締め付けテープ25が設けられている。締め付けテープ25によって第2ダクト端部20eが締め付けられている。これによって、第2ダクト端部20eの厚み及び外径が、当該端部20e以外の第2ダクト本体部21の厚み及び外径よりも小さくなっている。
締め付けテープ25の外周面ひいては第2ダクト端部20eの外周面には、第2面ファスナー32が設けられている。第2面ファスナー32は帯状になっている。この帯状の第2面ファスナー32が、第2ダクト端部20eの全周にわたって巻き付けられることで環状になっている。第2面ファスナー32と第2ダクト端部20eとは、両面テープ(図示省略)によって互いに貼り合わされている。更に、ステープル(図示省略)によって、第2面ファスナー32を第2ダクト端部20eに固定してもよい。
図1に示すように、フレキシブルダクト10,20の内周どうし間には、連結筒40(ニップル)が跨って配置されている。図4に示すように、連結筒40は、円筒形状(環状)になっている。連結筒40の外径は、フレキシブルダクト10,20の内径とほぼ等しい。連結筒40の材質は、鋼等の金属であるが、或る程度の剛性を有し、かつ気体の透過を阻止するものであれば、金属に限られず、樹脂等であってもよい。連結筒40の一端側(図4において右側)は第1筒側部41となり、他端側(図4において左側)は第2筒側部42となっている。第1筒側部41が、第1フレキシブルダクト10の端部10eの内周に嵌められている。かつ、ビス45によって、第1筒側部41が第1フレキシブルダクト10に止められている。ビス45は、第1フレキシブルダクト10の径方向に向けられ、第1面ファスナー31、第1フレキシブルダクト10、及び第1筒側部41を貫いている。連結筒40の第2筒側部42は、第1フレキシブルダクト10よりも第2フレキシブルダクト20側へ突出されている。第2筒側部42(突出部)が、第2フレキシブルダクト20の端部20eの内周に引き抜き可能に差し込まれている。
図1に示すように、フレキシブルダクト10,20の端部10e,20eの外周面、ひいては面ファスナー31,32の外周面どうし間には、連結帯50が跨って配置されている。図3に示すように、連結帯50は、帯状ないしは長いシート状の帯本体51と、連結面ファスナー52を備えている。帯本体51は、完全独立気泡の発泡ポリオレフィン樹脂等にて構成され、高保温性及び気密性を有している。帯本体51の内周側の面の全域に連結面ファスナー52が積層されている。帯本体51の内周側の面には、粘着層(図示省略)が被膜されており、この粘着層によって連結面ファスナー52が帯本体51に貼り合わされている。連結面ファスナー52は、面ファスナー31,32と雌雄の対をなす。つまり、面ファスナー31,32が、雄の面ファスナーであるときは、連結面ファスナー52は、雌の面ファスナーによって構成されている。面ファスナー31,32が、雌の面ファスナーであるときは、連結面ファスナー52は、雄の面ファスナーによって構成されている。
図2に示すように、連結帯50は、面ファスナー31,32の外周面の全周にわたって環状に巻き付けられている。かつ、連結面ファスナー52が、面ファスナー31,32と剥離可能に接合されている。
なお、図2においては、連結帯50の両端面どうしが、ダクト端部10e,20eの周方向の一箇所において突き合わされているが、連結帯50の両端部を重ね合わせてもよく、その重ね合わせ部を両面テープ等で接合してもよい。
空調ダクト1は、次のようして、建物の屋根裏に配管施工される。
図4に示すように、第1フレキシブルダクト10の端部10eには予め第1面ファスナー31を設け、第2フレキシブルダクト20の端部20eには予め第2面ファスナー32を設けておく。そして、複数のフレキシブルダクト10,20と、連結筒40と、連結帯50とを、互いに分離された状態で別々に屋根裏に搬入する。別々にしておくことによって、搬入の作業性を向上できる。次に、連結すべき2つのフレキシブルダクト10,20のうち一方を第1フレキシブルダクト10とし、その端部10eに連結筒40の第1筒側部41を嵌めて、ビス45を打ち込む。つまり、施工現場(屋根裏)で、フレキシブルダクト10,20のうちの1つに連結筒40を取り付ける。連結筒40を取り付けたほうが第1フレキシブルダクト10となり、他方が第2フレキシブルダクト20となる。したがって、始めから第1フレキシブルダクト10であるか第2フレキシブルダクト20であるかを判別しながら配管する必要が無く、配管施工を簡易化できる。
次に、連結筒40の第2筒側部42を第2ダクト端部20eの内周に嵌め込む。これによって、連結筒40が、ダクト端部10e,20eの内周どうし間に跨る。この連結筒40によって、フレキシブルダクト10,20どうしが、互いに一直線に接続されるようにできる。
続いて、図1に示すように、連結帯50を、ダクト端部10e,20e間に跨るように配置して、これらダクト端部10e,20eの外周に巻き付けながら、連結面ファスナー52を第1、第2面ファスナー31,32と接合させる。詳しくは、連結面ファスナー52の第1ダクト端部10e側の部分を第1面ファスナー31と全周にわたって接合させ、かつ連結面ファスナー52の第2ダクト端部20e側の部分を第2面ファスナー32と全周にわたって接合させる。
これによって、第1フレキシブルダクト10と第2フレキシブルダクト20とを簡単に短時間で接続することができる。熟練作業者でなくても簡単に取り付けることができる。ひいては、空調ダクト1の配管作業を効率的に行うことができる。連結面ファスナー52が面ファスナー31,32と全周にわたって接合されるから、接続強度を十分に確保できる。
空調機(図示せず)からの温調空気が、空調ダクト1の気体流路1a内を通り、各室の吹き出し部から吹き出される。フレキシブルダクト10,20どうしの接続部においては、温調空気は、気密性の連結筒40の内部を通る。したがって、温調空気が、フレキシブルダクト10,20どうしの接続部から外部に漏れるのを防止できる。
さらに、連結帯50の保温性の帯本体51によって、温調空気の温度を維持することができ、熱効率を良好にすることができる。
フレキシブルダクト10,20の端部10e,20eにおいては、ダクト本体部11,21が圧縮されることで保温性が低下しているが、その外周に保温材質の帯本体51を設けることによってダクト端部10e,20eにおける保温性を確保でき、温調設備の熱効率を確保できる。更には、ダクト端部10e,20eにおける結露の発生を防止できる。
建物の改築等のために、作業者が屋根裏で作業をする必要が生じた場合、空調ダクト1が障害になることがある。そのときは、フレキシブルダクト10,20を互いに分離する。
詳しくは、連結帯50を面ファスナー31,32から剥がす。面ファスナー接合であるから、簡単に剥がすことができる。
次に、第2筒側部42を第2フレキシブルダクト20から引き抜く。
これによって、第1フレキシブルダクト10と第2フレキシブルダクト20とを簡単に短時間で切り離すことができる。切り離しのための工具も不要である。熟練作業者でなくても簡単に取り外すことができる。
屋根裏作業の終了後は、第2筒側部42を第2フレキシブルダクト20に嵌め込み、連結帯50を面ファスナー31,32に巻き付けて接合する。これによって、フレキシブルダクト10,20を簡単に再連結できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図5〜図6は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2形態の空調ダクト1Bでは、図6に示すように、第1面ファスナー31が、複数(ここでは2つ)の環状面ファスナー部31a,31aに分割されている。これら環状面ファスナー部31a,31aは、第1フレキシブルダクト10の軸方向に間隔を置いて配置されている。隣接する2つの環状面ファスナー部31a,31aどうしの間に環状パッキン33が介在されている。環状パッキン33は、ネオスポンジなどの気密性のスポンジ状ゴム又は樹脂によって構成され、閉じた環状になっている。環状パッキン33の内周面には粘着層(図示省略)が設けられている。この粘着層によって、環状パッキン33が締め付けテープ15の外面に接合されている。
図6に示すように、環状パッキン33の自然状態(連結帯50を外した状態)における厚みは、第1面ファスナー31の厚みよりも大きい。このため、環状パッキン33の外周面が、第1面ファスナー31よりも突出されている。
同様に、第2面ファスナー32が、複数(ここでは2つ)の環状面ファスナー部32a,32aに分割されている。これら環状面ファスナー部32a,32aは、第2フレキシブルダクト20の軸方向に間隔を置いて配置されている。隣接する2つの環状面ファスナー部32a,32aどうしの間に環状パッキン34が介在されている。環状パッキン34は、ネオスポンジなどの気密性のスポンジ状ゴム又は樹脂によって構成され、閉じた環状になっている。環状パッキン34の内周面には粘着層(図示省略)が設けられている。この粘着層によって、環状パッキン34が締め付けテープ25の外面に接合されている。
環状パッキン34の自然状態における厚みは、第2面ファスナー32の厚みよりも大きい。このため、環状パッキン34の外周面が、第2面ファスナー32よりも突出されている。
図5に示すように、連結帯50をダクト端部10e,20e間に被せることで、連結帯50が環状パッキン33,34に押し当てられ、環状パッキン33,34が圧縮される。これによって、ダクト端部10e,20eどうしの接続部における気密性を一層高めることができる。
図7及び図8は、本発明の第3実施形態を示したものである。空調ダクト1Cの連結筒40(ニップル)には、筒側環状パッキン63,64が設けられている。これら筒側環状パッキン63,64は、第2実施形態の面ファスナー側環状パッキン33,34と同等に、ネオスポンジなどの気密性のスポンジ状ゴム又は樹脂によって構成され、閉じた環状になっている。
筒側環状パッキン63は、連結筒40における第1筒側部41(図7において右側部)に設けられている。第1筒側部41には、リング部43が形成されている。リング部43は、連結筒40から径方向外側へ半円断面状に隆起されるとともに、連結筒40の全周にわたる環状になっている。このリング部43に添うようにして、筒側環状パッキン63が、連結筒40の全周にわたって環状に巻き付けられている。筒側環状パッキン63は、リング部43よりも第2筒側部42側(図7において左側)に配置されているが、リング部43よりも第2筒側部42とは反対側(図7において右側)に配置されていてもよい。
ビス45は、好ましくは、筒側環状パッキン63からずれた位置に配置されている。これによって、筒側環状パッキン63の気密機能を確実に確保できる。
なお、ビス45が、筒側環状パッキン63を貫通するように配置されていてもよい。
筒側環状パッキン64は、連結筒40における第2筒側部42(図7において左側部)に設けられている。第2筒側部42には、リング部43と同様の半円断面状のリング部44が環状に形成されている。このリング部44に添うようにして、環状パッキン64が、連結筒40の全周にわたって環状に巻き付けられている。環状パッキン64は、リング部44よりも第1筒側部41側(図7において右側)に配置されているが、リング部44よりも第1筒側部41とは反対側(図7において左側)に配置されていてもよい。
図7に示すように、連結帯50がダクト端部10e,20e間に跨って巻き付けられることによって、筒側環状パッキン63が第1ダクト端部10eと密着され、かつ筒側環状パッキン64が第2ダクト端部20eと密着されている。これによって、ダクト端部10e,20eどうしの接続部における気密性を一層高めることができる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
第1ダクトは、必ずしもフレキシブルである必要はない。第2ダクトも同様である。
連結帯50の外周に更に別の保温シートを巻き付けることにしてもよい。そうすることで、ダクト端部10e,20eどうしの接続部における保温性を一層高めることができる。
フレキシブルダクト10,20の製造工場で第1フレキシブルダクト10に連結筒40を取り付けた状態で出荷することにしてもよい。
第2実施形態(図5〜図6)において、面ファスナー31,32がそれぞれ3つ以上に分割されていてもよく、環状パッキン33,34が2以上設けられていてもよい。面ファスナー31,32のうち第1面ファスナー31だけが複数の環状面ファスナー部31aに分割されていてもよく、第2面ファスナー32だけが複数の環状面ファスナー部32aに分割されていてもよい。連結帯50における環状パッキン33,34と対応する部分には、連結面ファスナー52に代えて、環状パッキン33,34と同様のパッキンを設けてもよい。連結帯50における環状パッキン33,34と対応する部分の内周面が径方向内側へ突出されることで、環状パッキン33,34に押し当たるようにしてもよい。
第2実施形態(図5〜図6)と第3実施形態(図7〜図8)を組み合わせてもよい。すなわち、面ファスナー31,32にそれぞれ面ファスナー側環状パッキン33,34が介在されるとともに、連結筒40に筒側環状パッキン63,64が設けられていてもよい。
第1、第2実施形態(図1〜図6)の連結筒40にも、リング部43,44が設けられていてもよい。第3実施形態(図7〜図8)の連結筒40にリング部43,44が設けられていなくてもよい。
本発明は、家屋等の建物の空調設備に適用可能である。
1,1B,1C 空調ダクト
10 第1フレキシブルダクト(第1ダクト)
10e 端部(第1ダクト端部)
20 第2フレキシブルダクト(第2ダクト)
20e 端部(第2ダクト端部)
31 第1面ファスナー
31a 環状面ファスナー部
32 第2面ファスナー
32a 環状面ファスナー部
33,34 環状パッキン
40 連結筒
41 第1筒側部
42 第2筒側部
50 連結帯
51 帯本体
52 連結面ファスナー

Claims (2)

  1. 空調設備における第1ダクトと第2ダクトとを接続する構造であって、
    前記第1ダクトの端部の外周面の全周にわたって設けられた環状の第1面ファスナーと、
    前記第2ダクトの端部の外周面の全周にわたって設けられた環状の第2面ファスナーと、
    前記第1、第2ダクトの端部どうし間に跨るようにして、前記第1、第2面ファスナーの全周に巻き付けられる連結帯と、
    を備え、前記連結帯が、保温材からなる帯本体と、前記帯本体の内周面の全域に積層された連結面ファスナーとを備え、前記連結面ファスナーが、前記第1面ファスナー及び前記第2面ファスナーと全周にわたって剥離可能に接合されており、
    前記第1面ファスナー及び前記第2面ファスナーの少なくとも一方が、軸方向に間隔を置いて配置された複数の環状面ファスナー部を含み、隣接する2つの環状面ファスナー部どうしの間には環状のパッキンが介在され、前記連結帯が前記パッキンに押し当てられることを特徴とするダクト接続構造。
  2. 前記第1、第2ダクトの端部の内周面どうし間に跨る環状の連結筒を、更に備え、
    前記連結筒が、前記第1ダクトの端部に固定される第1筒側部と、前記第1ダクトよりも前記第2ダクト側へ突出する第2筒側部とを有し、
    前記第2筒側部が、前記第2ダクトの端部に引き抜き可能に差し込まれていることを特徴とする請求項1に記載のダクト接続構造。

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