JP4775600B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4775600B2
JP4775600B2 JP2008300705A JP2008300705A JP4775600B2 JP 4775600 B2 JP4775600 B2 JP 4775600B2 JP 2008300705 A JP2008300705 A JP 2008300705A JP 2008300705 A JP2008300705 A JP 2008300705A JP 4775600 B2 JP4775600 B2 JP 4775600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
parts
mass
component
room temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008300705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010126575A (ja
Inventor
功 岩崎
恒雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2008300705A priority Critical patent/JP4775600B2/ja
Priority to US12/619,842 priority patent/US8703866B2/en
Priority to KR1020090114441A priority patent/KR101527231B1/ko
Priority to CN2009102249906A priority patent/CN101735618B/zh
Publication of JP2010126575A publication Critical patent/JP2010126575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775600B2 publication Critical patent/JP4775600B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/10Metal compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/14Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0091Complexes with metal-heteroatom-bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/101Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids
    • C08K5/103Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids with polyalcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/541Silicon-containing compounds containing oxygen
    • C08K5/5415Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond
    • C08K5/5419Silicon-containing compounds containing oxygen containing at least one Si—O bond containing at least one Si—C bond

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

本発明は、室温で硬化しシリコーンゴムとなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に係り、硬化後はガラス、塗装アルミニウム等への自己接着性に優れたシリコーンゴムを与え、特に密封された包装形態での貯蔵安定性に優れた室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関する。
従来、室温で硬化してゴム状弾性体を生成するオルガノポリシロキサン組成物の中で、空気中の水分と接触することにより硬化反応が進行する、いわゆる1成分型(1液型)室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、使用直前にベースポリマー、架橋材、触媒などを秤量したり、混合したりする煩雑さが無く、配合上のミスを生じることがない上に、一般的にプライマーを使用しない場合でも広範囲の基材に接着性が優れているので、電気・電子工業などにおける弾性接着剤やコーティング材として、また建築用シーリング材などとして広く用いられている。このような1成分型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、空気中の水分と接触した際に組成物から放出される化合物によりしばしば分類され、代表的なものに脱酢酸型、脱オキシム型、脱アミド型、脱ヒドロキシルアミン型、脱アセトン型、脱アルコール型のオルガノポリシロキサン組成物が挙げられる。その中でもアルコールを放出して硬化する脱アルコール型のオルガノポリシロキサン組成物は、臭気が少ないこと、銅や鉄などの金属類を腐食しないこと、自己接着性(プライマーを使用しない場合の各種基材に対する硬化後の接着性)に優れること、接着耐久性に優れることなどから、特に好まれて使用されている。
しかし、1成分型脱アルコール型のオルガノポリシロキサン組成物は製造後短期間の間は前記した優れた特性を有するが、配合によっては保存中に時間の経過とともに製造直後の特性が得られなくなるなど、貯蔵安定性に欠点があった。また、使用現場で直射日光のもとで保管されたり、輸送中にコンテナ内で保管されるなどのしばしば起こり得る50℃を超える高温環境下での保管後は、比較的短期間の保管後も製造直後の特性が得られないばかりか、硬化不良を起こしてしまうなどの問題があった。
1成分型脱アルコール型のオルガノポリシロキサン組成物は古くから提案されており、組成物の代表例として特公昭39−27643号公報(特許文献1)で提案されている末端水酸基封鎖オルガノポリシロキサンとアルコキシシランとチタン化合物からなる組成物が挙げられる。また、特開昭55−43119号公報(特許文献2)では、末端にアルコキシシロキシ基を持つオルガノポリシロキサンとアルコキシシラン及びアルコキシチタンからなる組成物が提案されている。しかし、これらの組成物はシーリング材に良好な物理的特性を付与するために、炭酸カルシウムを配合した場合、貯蔵安定性が得られず、長期間保管した組成物を使用した際に所望の特性が得られなかったり、50℃を超える高温環境下で保管した場合は組成物が硬化しなくなってしまうなどの問題があった。更に特公平7−39547号公報(特許文献3)では、密封状態において貯蔵安定性に優れる組成物について提案されているが、ここで提案されている組成物ではアルコキシシリルアルキレン基をオルガノポリシロキサンの末端に修飾したポリマーの使用が必須であり、このポリマーの調製のために、工業的にコスト高となってしまうことなどの問題が生じた。更に最近では特開平2−38309号公報(特許文献4)、特開2003−176411号公報(特許文献5)では、脂肪酸エステルで処理された炭酸カルシウムを使用する組成物が提案されているが、50℃を超える高温保存においては貯蔵安定性が不十分であったり、脂肪酸エステルで処理された炭酸カルシウムが特殊な充填剤であるために、添加量が多い組成物はコスト高となってしまうなどの問題があった。
特公昭39−27643号公報 特開昭55−43119号公報 特公平7−39547号公報 特開平2−38309号公報 特開2003−176411号公報
本発明の目的は、硬化後はプライマーを使用しなくてもガラス、塗装アルミニウムなどへの接着性に優れた硬化物(シリコーンゴム)を与え、かつ密封された包装形態での貯蔵安定性、特に高温環境下での貯蔵安定性に優れた組成物を安価に提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、本発明に到達したもので、本発明は下記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供する。
請求項1:
(A)分子鎖両末端がヒドロキシシリル基、アルコキシシリル基又はアルコキシアルコキシシリル基で封鎖された25℃における粘度が20〜1,000,000mPa・sである下記一般式(1)によって表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
Figure 0004775600
(式中、R1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基であり、R2は一価炭化水素基、ハロゲン化一価炭化水素基及びシアノアルキル基から選択される炭素原子数1〜10の基である。aはR1が水素原子の場合は2であり、R1が炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基の場合は0又は1である。Yは酸素原子、炭素原子数1〜6の二価炭化水素基又は下記一般式(2)
Figure 0004775600
(式中、R2は上記の通り、Zは炭素原子数1〜6の二価炭化水素基である。)
で示される基である。nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃の粘度を20〜1,000,000mPa・sとする数である。)
(B)アルコキシシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物:
0.5〜20質量部、
(C)硬化触媒: 0.001〜20質量部、
(D)1分子中に、下記一般式(3)
−OC(=O)CH23 (3)
(式中、R3は水素原子又は炭素数1〜18の一価の飽和又は不飽和の炭化水素基で、直鎖でも分岐構造を有していてもよい。)
で表される脂肪酸エステル基をα個とヒドロキシル基をβ個持つ有機化合物(αは1〜3の整数で、βは0、1又は2であり、かつα+β=3である。):
0.1〜5質量部
を含んでなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項2:
(C)成分がチタン化合物である請求項1記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項3:
(D)成分が一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する、一分子中に3個以上のヒドロキシル基を持つ多価アルコールの脂肪酸エステルである請求項1又は2記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項4:
(D)成分が一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する脂肪酸のグリセリンエステルである請求項3記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項5:
(D)成分がトリアセチン、ジアセチン、モノアセチンから選ばれる単独もしくは複数の化合物の混合物からなる請求項4記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項6:
更に、(E)炭酸カルシウムを(A)成分100質量部に対し10〜300質量部含んでなる請求項1〜5のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
請求項7:
更に、(F)シランカップリング剤を(A)成分100質量部に対し0.1〜20質量部含んでなる請求項1〜6のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物によれば、プライマーを使用しなくても硬化後はガラス、塗装アルミニウムなどへの接着性に優れた硬化物を与え、かつ密封された包装形態での貯蔵安定性に優れたものである。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、
(A)分子鎖両末端がヒドロキシシリル基、アルコキシシリル基又はアルコキシアルコキシシリル基で封鎖された25℃における粘度が20〜1,000,000mPa・sである下記一般式(1)によって表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
Figure 0004775600
(式中、R1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基であり、R2は一価炭化水素基、ハロゲン化一価炭化水素基及びシアノアルキル基から選択される炭素原子数1〜10の基である。aはR1が水素原子の場合は2であり、R1が炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基の場合は0又は1である。Yは酸素原子、炭素原子数1〜6の二価炭化水素基又は下記一般式(2)
Figure 0004775600
(式中、R2は上記の通り、Zは炭素原子数1〜6の二価炭化水素基である。)
で示される基である。nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃の粘度を20〜1,000,000mPa・sとする数である。)
(B)アルコキシシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物:
0.5〜20質量部、
(C)硬化触媒: 0.001〜20質量部、
(D)1分子中に、下記一般式(3)
−OC(=O)CH23 (3)
(式中、R3は水素原子又は一価の飽和又は不飽和の炭化水素基で、直鎖でも分岐構造を有していてもよい。)
で表される脂肪酸エステル基をα個とヒドロキシル基をβ個持つ有機化合物(αは1以上の正の整数で、βは0、1又は2であり、かつα+β≧3を満たす。):
0.1〜5質量部
を含んでなることを特徴とする。
(A)成分のジオルガノポリシロキサンは、本組成物の主成分であり、これは分子鎖両末端がヒドロキシシリル基、アルコキシシリル基もしくはアルコキシアルコキシシリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンである。また、その粘度は低すぎると硬化後のゴム弾性が乏しくなり、高すぎると作業性が低下するので、25℃における粘度が20〜1,000,000mPa・sの範囲内にあることが必要であり、100〜100,000mPa・sの範囲内にあることが好ましい。このオルガノポリシロキサンの分子構造は、実質的に直鎖状であるが、分子鎖の一部が分岐していてもよい。なお、この粘度は回転粘度計による測定値である。
(A)成分は、下記一般式(1):
Figure 0004775600
で表されるジオルガノポリシロキサンである。式中、R1は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等の炭素原子数1〜10のアルキル基;メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシメチル基等の炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基から選択される基であり、水素原子、メチル基、又はエチル基であることが好ましい。R2は一価炭化水素基、ハロゲン化一価炭化水素基及びシアノアルキル基から選ばれる炭素原子数1〜10の基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;トリフルオロプロピル基、クロロプロピル基等のハロゲン化一価炭化水素基;β−シアノエチル基、γ−シアノプロピル基等のシアノアルキル基が例示される。中でもメチル基であることが好ましい。なお、R1がアルキル基又はアルコキシアルキル基である場合は、aは0又は1であり、R1が水素原子である場合は、aは2である。
Yは酸素原子、炭素原子数1〜6の二価炭化水素基、又は下記一般式(2):
Figure 0004775600
(式中、R2は前記の通り、Zは炭素原子数1〜6の二価炭化水素基である。)
で示される基である。
二価炭化水素基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキセン基等の炭素原子1〜6のアルキレン基であることが好ましく、特にエチレン基が好ましい。アルキレン基の水素原子はメチル基等の一価炭化水素基により置換されていてもよい。nは25℃における粘度が20〜1,000,000mPa・sとなるような数である。(A)成分は周知の方法により製造することができる。
(B)成分は、アルコキシシラン化合物であり、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を硬化させたり、その添加量を調整することにより硬化速度を調節する役目を担うものである。
(B)成分のアルコキシシランとしては、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ノルマルブチルトリメトキシシラン、ノルマルヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン及びそれらの部分加水分解縮合物のようなアルコキシ基含有化合物、テトラキス(2−エトキシエトキシ)シラン、メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニル(2−エトキシエトキシ)シラン、フェニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン及びそれらの部分加水分解縮合物のような置換アルコキシ基含有化合物、メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラン、ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルビニルジイソプロペノキシシラン、及びそれらの部分加水分解縮合物のようなエノキシ基含有化合物、1,3−ビス[(トリメトキシシリル)エチル]−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ビス[(トリエトキシシリル)エチル]−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ビス[(メチルジメトキシシリル)エチル]−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1−[(トリメトキシシリル)エチル]−3−[(トリエトキシシリル)エチル]−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1−[(メチルジメトキシシリル)エチル]−3−[(トリメトキシシリル)エチル]−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンのようなビスアルコキシシリルジシロキサン化合物、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタン、1,6−ビス(トリメトキシシリル)ヘキサンなどのビスアルコキシリルアルカン化合物が例示される。
本発明では、アルコキシシランは1種単独で用いてもよく、又は2種以上を混合してもよい。中でも工業的に比較的安価に得られるメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランが好ましく、特にメチルトリメトキシシランであることが好ましい。
(B)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して、0.5〜20質量部であるが、(A)成分を示す一般式(1)中、R1が水素原子である場合は、(B)成分中のアルコキシ基のモル数が(A)成分中のヒドロキシル基のモル数を上回るような量とすることが良好な硬化性、貯蔵安定性を得るために好ましい。
(C)成分の硬化触媒としては、錫、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、鉄、アンチモン、ビスマス、マンガン等の金属の有機カルボン酸塩、アルコキサイド、キレート化合物が例示され、より具体的には、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクトエート、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレートエステル、ジメチル錫ジネオデカノエート、ジブチル錫ジメトキサイド、ジオクチル錫ジネオデカノエート、スタナスオクトエート等の錫化合物;アルミニウムトリス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート、トリエトキシアルミニウムなどの有機アルミニウム;ジルコニウムテトラキス(アセチルアセトナート)、テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウム、トリブトキシジルコニウムアセチルアセトナート、トリブトキシジルコニウムステアレートなどの有機ジルコニウム化合物;テトラノルマルブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、テトライソプロポキシチタン、テトラターシャリーブトキシチタンなどのアルコキシチタン化合物;ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン、ジブトキシビス(メチルアセトアセテート)チタン等のチタンキレート化合物、ジブチルアミン、ラウリルアミン、テトラメチルグアニジン、テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン等のアミン化合物及びその塩等が例示される。これらの化合物は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明組成物の接着性や貯蔵安定性等の特性が優れることから、チタン化合物を添加することが好ましく、中でも、チタンキレート化合物、アルコキシチタン化合物であることが好ましい。その添加量は、(A)成分100質量部に対して、0.001〜20質量部であり、1〜10質量部の範囲が好ましい。
(D)成分の1分子中に、下記一般式(3)
−OC(=O)CH23 (3)
(式中、R3は水素原子又は炭素数1〜18の一価の飽和又は不飽和の炭化水素基で、直鎖でも分岐構造を有していてもよい。)
で表される脂肪酸エステル基をα個とヒドロキシル基をβ個持つ有機化合物(αは1〜3の整数で、βは0、1又は2であり、かつα+β=3である。)は、本発明のオルガノポリシロキサン組成物の貯蔵安定性を飛躍的に向上させる効果があり、本発明の組成物に特徴的な成分である。
(D)成分は一般式(3)で表される脂肪酸エステル基をα個とヒドロキシル基をβ個有する(但し、αは1〜3の整数であり、βは0、1又は2であり、かつα+β≧3を満たさなければならない)有機化合物である限りは、特に制限を受けない。(D)成分としてα+β<3の化合物、例えばステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ラウリル、パルミチン酸ステアリル、パルミチン酸ラウリル、ベヘニン酸ベヘニル、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジアセテート、酢酸リナリルなどの脂肪酸エステルを使用した場合は、本発明の組成物に十分な貯蔵安定性を付与することは全くできない。(D)成分としてα+β≧3を満たし、α=0の化合物、例えばグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グルコース、フルクトース、セルロースなどを使用した場合は、本発明の組成物に十分な自己接着性を与えることができないばかりか、組成物の粘度が上昇するなどの悪影響がでるため、使用できない。一般式(3)において、 3 と−OC(=O)−基の間には必ず−CH2−基が存在しなければならない。−CH2−基の水素原子が他の有機基に置換された化合物(例えばグリセロールトリス(2−エチルヘキサノエート)、グリセロールトリスネオデカノエートなど)を使用した場合は、本発明の組成物に十分な貯蔵安定性を付与することができない。α+βは3である。αは1以上3以下である。βは0、1、2から選択される整数であればよい。R3は水素原子又は一価の飽和又は不飽和の炭化水素基で、直鎖でも分岐構造を有していてもよい。R3の具体例としては水素原子やメチル基、エチル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、2−エチルヘキシル基、ビニル基、アリル基などの炭化水素基が挙げられるが、少ない添加量で十分な効果を得るためにはできるだけ分子量の小さな基が好ましく、中でも水素原子であることが好ましい。
(D)成分としては、1分子中に3個以上のヒドロキシル基を持つ多価アルコールの上記一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する脂肪酸エステルが好適に用いられ、より好ましくは上記一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する脂肪酸のグリセリンエステルが用いられる。
(D)成分の具体例としては、トリアセチン、ジアセチン、モノアセチン、トリブチリン、トリカプリリン、トリステアリン、グリセロールジアセテートラウレート、トリメチロールプロパントリステアレート、トリメチロールプロパントリアセテート、ペンタエリスリトールモノアセテートなどが挙げられるが、少ない添加量で大きな効果が得られることからトリアセチン、ジアセチン、モノアセチンが好ましく、特にトリアセチンが好ましい。
(D)成分の添加量は、(A)成分100質量部に対して、0.1〜5質量部であり、好ましくは0.5〜2.5質量部である。0.1質量部を下回ると、組成物に十分な貯蔵安定性を付与する効果が得られなくなり、5質量部を超えると、組成物の自己接着性が著しく低下する。
本発明の組成物には、前記した(A)〜(D)成分に加えて、(E)炭酸カルシウムを配合することが好ましい。(E)成分は、本組成物の深部硬化性を更に向上し、本発明組成物の硬化物に良好な機械的特性を付与する働きをするものである。
この(E)成分は、重質(又は粉砕法)炭酸カルシウム、沈降法炭酸カルシウム、これらの炭酸カルシウムを脂肪酸や樹脂酸等の有機酸、有機酸アルカリ金属塩、有機酸エステル等で表面処理した粉末が例示される。本発明においては、表面処理の有無、処理剤の種類は限定されるものでなく、組成物の所望の特性にあわせて、沈降法炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウムをそれぞれ単独、もしくは2種以上を併用して使用することができる。(E)成分のBET法比表面積は特に限定されないが、沈降法炭酸カルシウムの表面を各種有機物で処理した炭酸カルシウムについては、好ましくは5〜50m2/gであり、特に好ましくは10〜40m2/gである。沈降法炭酸カルシウムの表面を処理しない炭酸カルシウムは製造中に凝集し紡錘形の一次粒子を持つもので、好ましくは1〜20m2/g、特に好ましくは3〜10m2/gである。重質炭酸カルシウムは表面を処理しないもの、表面を有機物で処理するものともに、好ましくは1〜15m2/gである。
(E)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して、10〜300質量部の範囲内であり、好ましくは30〜200質量部の範囲内である。これは、(E)成分の配合量が上記範囲の下限未満であると、所望の特性が向上しないことがあり、一方、上記範囲の上限を超えると、本発明組成物の取り扱い作業性が損なわれたりすることがある。
本発明組成物には、前記した(A)〜(E)成分に加えて、(F)シランカップリング剤を配合することが、本発明組成物の各種被着体への接着性を更に向上させる点から好ましい。
(F)成分としては、当該技術分野で公知のものが好適に使用される。特には加水分解性基として、アルコキシシリル基又はアルケノキシシリル基を有するものが好ましく、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(N−アミノメチルベンジルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、N,N’−ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N−ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン、(メタ)アクリルシランとアミノシランの反応物、エポキシシランとアミノシランの反応物等、アミノシランとハロゲン化アルキル基含有シランとの反応物等が例示される。特にはアミノ基を分子内に少なくとも1つ含むシランカップリング剤の使用が好ましい。
このシランカップリング剤の配合量は、(A)成分100質量部当たり0.1〜20質量部、好ましくは0.5〜10質量部使用される。0.1質量部未満では十分な接着性が得られず、20質量部を超えると価格的に不利となるばかりか耐温水接着性の低下を招く場合がある。
[その他の成分]
また、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、前記した成分以外に一般に知られている添加剤を使用しても差し支えない。添加剤としては、乾式法シリカ、湿式法シリカ、石英微粉末、二酸化チタン粉末、ケイソウ土粉末、水酸化アルミニウム粉末、微粒子状アルミナ、マグネシア粉末、酸化亜鉛粉末、及びこれらをシラン類、シラザン類、低重合度ポリシロキサン類等で表面処理した微粉末状の無機質充填剤が挙げられる。このような無機質充填剤の添加量は(A)成分100質量部に対して10〜200質量部であり、好ましくは30〜150質量部である。またその他の添加剤としては、硬化後のシリコーンゴムを低モジュラスにするための成分である。ジフェニルジメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン等のジアルコキシシラン類、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、イソパラフィン等、難燃剤としての白金化合物、炭酸亜鉛粉末、必要に応じてチクソ性向上剤としてのポリエーテル、顔料、染料、蛍光増白剤等の着色剤、ベンガラ及び酸化セリウム等の耐熱性向上剤、耐寒性向上剤、防錆剤、防かび剤、抗菌剤等が挙げられる。また、トルエン、キシレン、溶剤揮発油、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、低沸点イソパラフィン等の溶剤も添加され得る。
本発明組成物の製造法としては、上記した(A)〜(D)成分及びその他の所用成分を乾燥雰囲気下に常法に従って配合することにより、いわゆる1成分型として製造することができ、その後は密封包装して保存することが好ましい。
本発明の組成物は、通常、大気雰囲気下に放置することにより、大気中の水分の存在によって硬化する。
本発明の組成物は、種々の用途に使用し得るが、特にシーリング材や接着剤の用途に有効である。
以下、本発明の実施例と比較例を説明するが、本発明は以下の実施例により限定されるものではない。なお、実施例中の粘度は25℃における値であり、部はいずれも質量部を意味する。また、本発明の組成物は全て株式会社ダルトン製「混合攪拌機(型式:5DMV−01−r)」を用いて調製した。
[実施例1]
粘度50Pa・sのα,ω−ビス(トリメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部、粘度100mPa・sのα,ω−ビス(トリメチルシロキシ)ポリジメチルシロキサン45部、脂肪酸処理沈降炭酸カルシウム「カーレックス300(丸尾カルシウム社製)」130部、無処理沈降炭酸カルシウム「シルバーW(白石カルシウム社製)」45部、ステアリン酸「粉末ステアリン酸300(新日本理化株式会社製)」1.5部を均一に混合した。次いで、メチルトリメトキシシラン9部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1部、トリアセチン(α=3、β=0)1部、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン6部を更に加え、湿気遮断下で均一に混合し、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例2]
トリアセチン1部の替わりにトリブチリン(α=3、β=0)1部を使用した以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例3]
トリアセチン1部の替わりにトリカプリリン(α=3、β=0)1部を使用した以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例1]
トリアセチン1部を添加しないこと以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例2]
トリアセチン1部の替わりにグリセロールトリス(2−エチルヘキサノエート)1部を使用した以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例3]
トリアセチン1部の替わりにグリセロールトリス(2−エチルヘキサノエート)3部を使用した以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例4]
ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン6部の替わりに、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン4部とテトライソプロポキシチタン1.5部を使用した以外は実施例1と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例5]
粘度50Pa・sのα,ω−ビス(トリメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部、粘度100mPa・sのα,ω−ビス(トリメチルシロキシ)ポリジメチルシロキサン70部、脂肪酸処理沈降炭酸カルシウム「カーレックス300(丸尾カルシウム社製)」130部、無処理沈降炭酸カルシウム「シルバーW(白石カルシウム社製)」35部を均一に混合した。次いで、メチルトリメトキシシラン10部、トリアセチン2部、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン8部を更に加え、湿気遮断下で均一に混合し、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例6]
トリアセチン2部の替わりにジアセチン(α=2、β=1)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例7]
トリアセチン2部の替わりにモノアセチン(α=1、β=2)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例4]
トリアセチン2部の替わりにプロピレングリコールジアセテート(α=2、β=0)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例5]
トリアセチン2部の替わりにエチレングリコールジアセテート(α=2、β=0)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例6]
トリアセチン2部の替わりにエチレングリコール(α=0、β=2)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例7]
トリアセチン2部の替わりに酢酸リナリル(α=1、β=0)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[比較例8]
トリアセチン2部の替わりにグリセリン(α=0、β=3)2部を使用した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例8]
粘度50Pa・sのα,ω−ビス(トリメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部の替わりにα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン100部を使用し、トリアセチン2部を1部に変更した以外は実施例5と同様にして、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例9]
粘度30Pa・sのα,ω−ビス(トリメトキシシリルエチル)ポリジメチルシロキサン100部、粘度100mPa・sのα,ω−ビス(トリメチルシロキシ)ポリジメチルシロキサン70部、脂肪酸処理沈降炭酸カルシウム「カーレックス300(丸尾カルシウム社製)」165部、無処理沈降炭酸カルシウム「シルバーW(白石カルシウム社製)」35部を均一に混合した。次いで、メチルトリメトキシシラン10部、トリアセチン1部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.5部、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン3.5部、テトライソプロポキシチタン1.5部を更に加え、湿気遮断下で均一に混合し、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
[実施例10]
粘度50Pa・sのα,ω−ビス(トリメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部、粘度100mPa・sのα,ω−ビス(トリメチルシロキシ)ポリジメチルシロキサン65部、ジメチルジクロロシランで疎水化処理された煙霧質シリカ「アエロジルR972(日本アエロジル社製)」17部、無処理重質炭酸カルシウム「ホワイトンSSB(白石カルシウム社製)」183部、ステアリン酸「粉末ステアリン酸300(新日本理化株式会社製)」1.7部を均一に混合した。次いで、メチルトリメトキシシラン10部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.7部、トリアセチン0.8部、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン5部を更に加え、湿気遮断下で均一に混合し、オルガノポリシロキサン組成物を得た。
次に、前記実施例及び比較例で調製されたオルガノポリシロキサン組成物について、物理的特性、接着性、貯蔵安定性を評価した。各評価は下記の方法に従って実施し、実施例で得られた組成物の結果を表1に、比較例で得られた組成物の結果を表2に示した。
[物理的特性]
調製した組成物をポリエチレン製の枠に押出し、温度23℃、相対湿度50%の条件下で7日間放置して硬化させ、厚さ2mmのシートを作製した。このシートの物理的特性をJIS K 6249に準拠して測定した。
[接着性]
調製した組成物について、建築工事標準仕様書・同解説JASS 8 防水工事に示される簡易接着性試験方法に準拠して接着性を評価した。被着体にはフロートガラス、アルマイト、一般的に接着させることが難しいとされている高温焼付型フッ素樹脂塗装に分類される「デュフロンK500(日本ペイント社製)」を塗装したアルミニウム材(以下、フッ素樹脂塗装アルミと記述する)の3種類を使用した。試験の結果、凝集破壊又は薄層凝集破壊で接着性が良好と判断された場合は○、一部界面剥離が確認されたが密着性が良好と判断された場合には△、界面剥離して密着性も不良であった場合には×と判定した。なお、プライマーは使用しなかった。
[貯蔵安定性]
ポリエチレン製のシーリング材用カートリッジ(容量330ml)に組成物を入れ、内栓をして密封した。このカートリッジを70℃の乾燥機にて7日間保管した後に取り出し、温度23℃、相対湿度50%で1日間放置した。次いで、加熱保管された組成物について、物理的特性の評価を実施した。
Figure 0004775600
Figure 0004775600
表1,2から分かるように、実施例1〜10で得られたオルガノポリシロキサン組成物はプライマーを使用しなくても優れた接着性を示し、また加熱下放置された場合でも優れた貯蔵安定性を示すことから建築土木用途の防水シール材や電気・電子工業分野での弾性接着剤、コーティング材などとして有用である。

Claims (7)

  1. (A)分子鎖両末端がヒドロキシシリル基、アルコキシシリル基又はアルコキシアルコキシシリル基で封鎖された25℃における粘度が20〜1,000,000mPa・sである下記一般式(1)によって表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
    Figure 0004775600
    (式中、R1は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基であり、R2は一価炭化水素基、ハロゲン化一価炭化水素基及びシアノアルキル基から選択される炭素原子数1〜10の基である。aはR1が水素原子の場合は2であり、R1が炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルコキシアルキル基の場合は0又は1である。Yは酸素原子、炭素原子数1〜6の二価炭化水素基又は下記一般式(2)
    Figure 0004775600
    (式中、R2は上記の通り、Zは炭素原子数1〜6の二価炭化水素基である。)
    で示される基である。nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃の粘度を20〜1,000,000mPa・sとする数である。)
    (B)アルコキシシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物:
    0.5〜20質量部、
    (C)硬化触媒: 0.001〜20質量部、
    (D)1分子中に、下記一般式(3)
    −OC(=O)CH23 (3)
    (式中、R3は水素原子又は炭素数1〜18の一価の飽和又は不飽和の炭化水素基で、直鎖でも分岐構造を有していてもよい。)
    で表される脂肪酸エステル基をα個とヒドロキシル基をβ個持つ有機化合物(αは1〜3の整数で、βは0、1又は2であり、かつα+β=3である。):
    0.1〜5質量部
    を含んでなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. (C)成分がチタン化合物である請求項1記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  3. (D)成分が一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する、一分子中に3個以上のヒドロキシル基を持つ多価アルコールの脂肪酸エステルである請求項1又は2記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  4. (D)成分が一般式(3)で表される脂肪酸エステル基を有する脂肪酸のグリセリンエステルである請求項3記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  5. (D)成分がトリアセチン、ジアセチン、モノアセチンから選ばれる単独もしくは複数の化合物の混合物からなる請求項4記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  6. 更に、(E)炭酸カルシウムを(A)成分100質量部に対し10〜300質量部含んでなる請求項1〜5のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  7. 更に、(F)シランカップリング剤を(A)成分100質量部に対し0.1〜20質量部含んでなる請求項1〜6のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
JP2008300705A 2008-11-26 2008-11-26 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Active JP4775600B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300705A JP4775600B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
US12/619,842 US8703866B2 (en) 2008-11-26 2009-11-17 Room temperature curable organopolysiloxane composition
KR1020090114441A KR101527231B1 (ko) 2008-11-26 2009-11-25 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
CN2009102249906A CN101735618B (zh) 2008-11-26 2009-11-26 室温可固化的有机基聚硅氧烷组合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300705A JP4775600B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010126575A JP2010126575A (ja) 2010-06-10
JP4775600B2 true JP4775600B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=42196916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008300705A Active JP4775600B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8703866B2 (ja)
JP (1) JP4775600B2 (ja)
KR (1) KR101527231B1 (ja)
CN (1) CN101735618B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183347A1 (ja) 2016-04-19 2017-10-26 信越化学工業株式会社 新規有機ケイ素化合物及びその製造方法
WO2022168613A1 (ja) 2021-02-02 2022-08-11 信越化学工業株式会社 新規有機チタン化合物及び硬化触媒
KR20230088263A (ko) 2021-12-10 2023-06-19 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온경화성 오가노폴리실록산 조성물의 제조 방법 및 실온경화성 오가노폴리실록산 조성물
KR20240115744A (ko) 2023-01-19 2024-07-26 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물의 제조 방법 및 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5414627B2 (ja) 2010-06-07 2014-02-12 株式会社東芝 半導体発光装置及びその製造方法
CN101857772B (zh) * 2010-06-22 2012-09-12 北京红狮漆业有限公司 抗划伤纳米水性陶瓷无机-有机聚合物涂料及其应用
CN102153866A (zh) * 2011-02-01 2011-08-17 佛山市普力达科技有限公司 一种单组份透明触变高储存期脱醇型室温硫化硅橡胶
GB201103689D0 (en) 2011-03-04 2011-04-20 Dow Corning Organosil oxane compositions
JP2012219113A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Dow Corning Toray Co Ltd 室温硬化性シリコーンゴム組成物
CN103781850B (zh) 2011-09-07 2016-10-26 道康宁公司 含锆络合物和缩合反应催化剂、制备该催化剂的方法以及包含该催化剂的组合物
CN103781823B (zh) 2011-09-07 2016-08-17 道康宁公司 含钛络合物和缩合反应催化剂、制备该催化剂的方法以及包含该催化剂的组合物
US9328205B2 (en) 2011-10-04 2016-05-03 Dow Corning Corporation Iron(III) containing complex and condensation reaction catalysts, methods for preparing the catalysts, and compositions containing the catalysts
US9139699B2 (en) 2012-10-04 2015-09-22 Dow Corning Corporation Metal containing condensation reaction catalysts, methods for preparing the catalysts, and compositions containing the catalysts
CN102965068B (zh) * 2012-11-28 2015-03-25 武汉长盈通光电技术有限公司 双组分热固型低粘度硅橡胶胶粘剂
CN103289637B (zh) * 2013-04-18 2014-10-15 杭州师范大学 一种高粘结性脱醇型硅橡胶的制备方法及其应用
CN103275617B (zh) * 2013-05-17 2016-03-02 涌奇材料技术(上海)有限公司 有机硅光扩散粒子的制备方法及其应用
CN103408941A (zh) * 2013-08-23 2013-11-27 山东永安胶业有限公司 透明脱醇型单组份室温硫化硅橡胶及其制备方法
WO2015098118A1 (en) * 2013-12-27 2015-07-02 Dow Corning Toray Co., Ltd. Room-temperature-curable silicone rubber composition, the use thereof, and method for repairing electronic device
FR3015984B1 (fr) * 2013-12-30 2016-02-05 Bostik Sa Article auto-adhesif supporte sur mousse
US9683130B2 (en) * 2014-03-19 2017-06-20 Xerox Corporation Polydiphenylsiloxane coating formulation and method for forming a coating
KR102479607B1 (ko) * 2016-06-29 2022-12-20 린텍 가부시키가이샤 방오성 조성물 용액, 및 그 제조 방법
CN106609038B (zh) * 2016-11-28 2020-04-10 湖北航天化学技术研究所 一种在密闭环境下深层固化的硅橡胶包覆层
CN106753215B (zh) * 2017-01-11 2020-08-11 宁波聚力新材料科技有限公司 低应力导热硅凝胶组合物
CN107513367B (zh) * 2017-09-20 2020-06-05 成都硅宝科技股份有限公司 一种脱醇型耐贮存rtv电子披敷胶及其制备方法
CN109504337B (zh) * 2018-11-07 2021-05-04 成都硅宝科技股份有限公司 一种低黏度透明防霉电子披敷胶及其制备方法
CN109593510A (zh) * 2018-12-17 2019-04-09 杭州之江新材料有限公司 烷氧基封端的有机硅聚合物、其制备方法与单组分脱醇型有机硅密封胶
US11254838B2 (en) 2019-03-29 2022-02-22 Ppg Industries Ohio, Inc. Single component hydrophobic coating
CN110499140A (zh) * 2019-08-23 2019-11-26 中国航发北京航空材料研究院 一种脱丙酮型室温硫化氟硅密封剂及其制备方法
CN113861693B (zh) * 2021-10-24 2022-07-19 扬州晨化新材料股份有限公司 一种汽车用过电泳耐高温密封胶及其制备方法
CN114874744A (zh) * 2022-05-11 2022-08-09 福建省三棵树新材料有限公司 一种室内装修用防霉美容胶及其制备方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543119A (en) 1978-09-20 1980-03-26 Sws Silicones Corp Titanium ester contained vulcanizable organopolysiloxane composition and its manufacture
JPS61174270A (ja) * 1985-01-29 1986-08-05 Kyowa Chem Ind Co Ltd 耐発錆性ないし耐着色性賦与剤
JP2652044B2 (ja) 1988-07-28 1997-09-10 丸尾カルシウム株式会社 湿気硬化一液型シーリング材用炭酸カルシウム及びそれを含有したシーリング材組成物
JPH0710938A (ja) * 1992-10-23 1995-01-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 常温架橋性樹脂組成物およびその製造法
JP2877644B2 (ja) * 1992-12-14 1999-03-31 信越化学工業株式会社 保存性に優れた室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2998505B2 (ja) 1993-07-29 2000-01-11 富士写真光機株式会社 ラジアル超音波走査装置
US5776308A (en) * 1996-10-10 1998-07-07 Rayonier Research Center Method of softening pulp and pulp products produced by same
JP3927643B2 (ja) 1997-04-01 2007-06-13 日本たばこ産業株式会社 分岐αデキストリンに親油性香料を包接指せた加香剤を用いた喫煙物品
JPH11302544A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Dow Corning Toray Silicone Co Ltd 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO2000061662A1 (fr) * 1999-04-13 2000-10-19 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Procédé de production d'une composition à base de caoutchouc
US7060351B2 (en) * 2000-04-24 2006-06-13 Avery Dennison Corporation Adhesive article with improved air egress
JP3891784B2 (ja) * 2001-03-05 2007-03-14 丸尾カルシウム株式会社 硬化型樹脂用炭酸カルシウム充填剤及び該充填剤を含有してなる硬化型樹脂組成物
JP4183940B2 (ja) * 2001-12-10 2008-11-19 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4684551B2 (ja) * 2003-12-25 2011-05-18 東レ・ダウコーニング株式会社 変色防止又は変色低減方法及び変色防止又は変色低減剤並びに当該変色防止又は変色低減剤を含むジオルガノポリシロキサン組成物
TW200716710A (en) * 2005-09-30 2007-05-01 Dow Corning Toray Co Ltd Multi-component room-temperature curable silicone rubber composition
US20070148433A1 (en) * 2005-12-27 2007-06-28 Mallory Mary F Elastic laminate made with absorbent foam

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183347A1 (ja) 2016-04-19 2017-10-26 信越化学工業株式会社 新規有機ケイ素化合物及びその製造方法
KR20180135929A (ko) 2016-04-19 2018-12-21 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 신규 유기 규소 화합물 및 그의 제조 방법
US10544170B2 (en) 2016-04-19 2020-01-28 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Organosilicon compound and method for producing same
WO2022168613A1 (ja) 2021-02-02 2022-08-11 信越化学工業株式会社 新規有機チタン化合物及び硬化触媒
KR20230088263A (ko) 2021-12-10 2023-06-19 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온경화성 오가노폴리실록산 조성물의 제조 방법 및 실온경화성 오가노폴리실록산 조성물
KR20240115744A (ko) 2023-01-19 2024-07-26 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물의 제조 방법 및 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
US20100130658A1 (en) 2010-05-27
JP2010126575A (ja) 2010-06-10
CN101735618B (zh) 2013-11-06
KR20100059716A (ko) 2010-06-04
CN101735618A (zh) 2010-06-16
US8703866B2 (en) 2014-04-22
KR101527231B1 (ko) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4775600B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2007106944A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
KR20160099630A (ko) 다성분계 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물, 해당 조성물의 경화물 및 해당 경화물을 포함하는 성형물
JP2004035631A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4912754B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2010084062A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4864318B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP5817626B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2024117823A (ja) 二成分型室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物の硬化物及び物品、並びに室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化方法
JP2006316212A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2006131824A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP5842831B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び構造体
JP5545924B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH04214764A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2005162974A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP6915551B2 (ja) 難燃性室温硬化型オルガノポリシロキサン組成物、電気又は電子部品並びに電気又は電子部品における耐熱接着性の向上方法
JP2014218558A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2008144042A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO2023068094A1 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、接着剤、シール剤及びコーティング剤
JP4085177B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4183940B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP3178998B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH0686574B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3979479B2 (ja) 硬化性組成物
JP5548112B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4775600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3