JP4763478B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を研削するための研削装置に関する。
当業者には周知の如く、半導体デバイス製造工程においては、IC、LSI等のデバイスが複数個形成されたウエーハは、個々のデバイス(チップ)に分割される前にその裏面を研削装置によって研削して所定の厚さに形成されている。このような半導体ウエーハの表面を研削する研削装置は、図6に示すように被加工物であるウエーハWを保持するチャックテーブルCTと、該チャックテーブルCTに保持されているウエーハWを研削するための研削砥石GWを備えた研削ユニットとを具備している。そして、ウエーハWを保持するチャックテーブルCTを例えば300rpmの回転速度で回転するとともに、研削砥石GW例えば6000rpmの回転速度で回転しつつ下方に研削送りすることにより、研削砥石GWによってウエーハWを所定の厚さに研削する。
上述した研削装置を用いてウエーを所定の厚さに研削するためには、チャックテーブルCTに保持されたウエーハWの厚さを検出しつつ研削する必要がある。このため、チャックテーブルCTの高さ位置を検出する第1の高さ位置センサーHS1と、チャックテーブルCTに保持されたウエーハWの高さ位置を検出する第2の高さ位置センサーHS2を配設し、第2の高さ位置センサーHS2によって検出されたウエーハWの高さ位置と第1の高さ位置センサーHS1によって検出されたチャックテーブルCTの高さ位置との差が所定値に達したとき研削砥石GWを上方に後退させるようにしている。
而して、上述したように第2の高さ位置センサーHS2によって検出されたウエーハWの高さ位置と第1の高さ位置センサーHS1によって検出されたチャックテーブルCTの高さ位置との差に基づいてウエーハWを所定の厚さに研削しても、所定の厚さに仕上がっていない場合がある。
本発明者は上記不具合について検討した結果、チャックテーブルCTに保持されたウエーハWに研削砥石GWを所定の圧力で押圧しつつ研削送りする際に、チャックテーブルCTが傾斜せしめられることに起因することが判った。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、チャックテーブルに保持された被加工物に研削砥石が押圧することによりチャックテーブルが傾斜しても、被加工物を所定の厚さに研削することができる研削装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持する保持面を備え回転可能に構成されたチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削砥石を備え該研削砥石を回転せしめる駆動手段を備えた研削ユニットと、該研削ユニットを該チャックテーブルの該保持面に対して垂直な方向に移動せしめる研削送り手段と、該チャックテーブルの該保持面に接触する第1の接触子を備えた第1の高さ位置検出手段と、該チャックテーブルに保持された被加工物の加工面に接触する第2の接触子を備えた第2の高さ位置検出手段と、該第1の高さ位置検出手段と該第2の高さ位置検出手段からの検出信号に基づいて被加工物の厚さを演算する制御手段と、を具備する研削装置において、
該第1の高さ位置検出手段の該第1の接触子と該第2の高さ位置検出手段の該第2の接触子は、該第1の接触子と該第2の接触子とを結ぶ線が該チャックテーブルに保持された被加工物に研削砥石が接触した際に該チャックテーブルが傾斜する中心軸に対して平行になるように配置されている、
ことを特徴とする研削装置が提供される。
本発明による研削装置においては、チャックテーブルの保持面に接触する第1の高さ位置検出手段の第1の接触子とチャックテーブルに保持された被加工物の加工面に接触する第2の高さ位置検出手段の第2の接触子は、第1の接触子と第2の接触子とを結ぶ線がチャックテーブルに保持された被加工物に研削砥石が接触した際にチャックテーブルが傾斜する中心軸に対して平行になるように配置されているので、チャックテーブルが上記傾斜の中心軸を中心として傾斜しても第1の接触子と第2の接触子の変位量は変わらないため正確な厚さを検出することができる。従って、本発明による研削装置によれば、チャックテーブルに保持された被加工物に研削砥石が押圧することによりチャックテーブルが傾斜しても、被加工物を所定の厚さに研削することができる。
以下、本発明に従って構成された研削装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には本発明に従って構成された研削装置の斜視図が示されている。
図示の研削装置は、全体を番号2で示す装置ハウジングを具備している。この装置ハウジング2は、細長く延在する直方体形状の主部21と、該主部21の後端部(図1において右上端)に設けられ実質上鉛直に上方に延びる直立壁22とを有している。直立壁22の前面には、上下方向に延びる一対の案内レール221、221が設けられている。この一対の案内レール221、221に研削ユニット3が上下方向に移動可能に装着されている。
研削ユニット3は、移動基台31と該移動基台31に装着されたスピンドルユニット32を具備している。移動基台31は、後面両側に上下方向に延びる一対の脚部311、311が設けられており、この一対の脚部311、311に上記一対の案内レール221、221と摺動可能に係合する被案内溝312、312が形成されている。このように直立壁22に設けられた一対の案内レール221、221に摺動可能に装着された移動基台31の前面には前方に突出した支持部313が設けられている。この支持部313にスピンドルユニット32が取り付けられる。
スピンドルユニット32は、支持部313に装着されたユニットハウジング321と、該ユニットハウジング321に回転自在に配設された回転スピンドル322と、該回転スピンドル322を回転駆動するための駆動手段としてのサーボモータ323とを具備している。回転スピンドル322の下端部はユニットハウジング321の下端を越えて下方に突出せしめられており、その下端には円板形状のマウンター324が設けられている。なお、マウンター324には、周方向に間隔をおいて複数のボルト挿通孔(図示していない)が形成されている。このマウンター324の下面に研削ホイール4が着脱可能に装着される。この研削ホイール4は、環状の支持部材41と、該環状の支持部材41の下面に同一円周上に装着された複数個の研削砥石42とからなっており、支持部材41が上記マウンター324の下面に締結ボルト325によって装着される。
図示の実施形態における研磨装置は、上記研磨ユニット3を上記一対の案内レール221、221に沿って上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる研削送り手段5を備えている。この研削送り手段5は、直立壁22の前側に配設され実質上鉛直に延びる雄ねじロッド51を具備している。この雄ねじロッド51は、その上端部および下端部が直立壁22に取り付けられた軸受部材52および53によって回転自在に支持されている。上側の軸受部材52には雄ねじロッド51を回転駆動するための駆動源としてのパルスモータ54が配設されており、このパルスモータ54の出力軸が雄ねじロッド51に伝動連結されている。移動基台31の後面にはその幅方向中央部から後方に突出する連結部(図示していない)も形成されており、この連結部には鉛直方向に延びる貫通雌ねじ穴(図示していない)が形成されており、この雌ねじ穴に上記雄ねじロッド51が螺合せしめられている。従って、パルスモータ54が正転すると移動基台31即ち研磨ユニット3が下降即ち前進せしめられ、パルスモータ54が逆転すると移動基台31即ち研磨ユニット3が上昇即ち後退せしめられる。
上記ハウジング2の主部21にはチャックテーブル機構6が配設されている。このチャックテーブル機構6について、図2を参照して説明する。
チャックテーブル機構6は、支持基台61と、この支持基台61に支持手段62によって回転可能に支持されたチャックテーブル63と、該チャックテーブル63の周囲を覆うカバー部材64を具備している。支持基台61は、主部21に前後方向(図2において左右方向)に延在する案内レール65上に摺動自在に載置されており、チャックテーブル移動機構66によって被加工物搬入・搬出域(図2において2点鎖線で示す位置)と加工域(図2において実線で示す位置)との間で移動せしめられる。チャックテーブル移動機構66は、案内レール65に沿って配設された雄ねじロッド661と、該雄ねじロッド661を回転駆動するサーボモータ662を具備している。雄ねじロッド661は、上記支持基台61に設けられたネジ穴(図示せず)と螺合して、その先端部が軸受部材663によって回転自在に支持されている。サーボモータ662は、その駆動軸が雄ねじロッド661の基端と伝動連結されている。従って、サーボモータ662が正転すると支持基台61が図2において右方(図1において矢印23aで示す方向)に移動し、サーボモータ662が逆転すると支持基台61が図2において左方((図1において矢印23bで示す方向)に移動せしめられる。
上記支持手段62は、支持基台61上に立設された3本の支持柱621a、621b、621cと、該3本の支持柱621a、621b、621c上に荷重検出手段としてのキスラー動力計622を介して支持された環状の支持盤623とからなっている。なお、図示の実施形態においては3本の支持柱中2本の支持柱621a、621bは上下方向に微調整可能に構成されており、他の1本の621cは固定支柱となっている。支持盤623の上面にはベアリング624が環状に配設されており、このベアリング624上にチャックテーブル63が回転可能に支持される。チャックテーブル63は、上面が被加工物を保持する保持面63aとして機能し、下面には回転軸631が設けられている。この回転軸631が支持基台61上に配設されたサーボモータ67の駆動軸に伝動連結されている。なお、チャックテーブル63の保持面63aは、図示しない吸引手段に接続されている。
上記チャックテーブル63の周囲を覆うカバー部材64は、支持基台61上に配設されている。このカバー部材64の前後には、図1に示すように蛇腹手段67、68がそれぞれ装着されている。この蛇腹手段67、68はキャンパス布の如き適宜の材料によって形成され、蛇腹手段67の前端は主部21の前面壁に固定され、蛇腹手段68の後端は装置ハウジング2の直立壁22の前面に固定されている。チャックテーブル63が矢印23aで示す方向に移動せしめられる際には蛇腹手段67が伸張されて蛇腹手段68が収縮され、チャックテーブル63が矢印23bで示す方向に移動せしめられる際には蛇腹手段67が収縮されて蛇腹手段68が伸張せしめられる。
図示の実施形態における研削装置は、図1に示すようにチャックテーブル63の高さ位置を検出する第1の高さ位置検出手段7aと、チャックテーブル63に保持された被加工物の加工面の高さ位置を検出する第2の高さ位置検出手段7bとを具備している。第1の高さ位置検出手段7aおよび第2の高さ位置検出手段7bは、図示の実施形態においては上記カバー部材63の上面に配設されている。第1の高さ位置検出手段7aはチャックテーブル63の保持面63aに接触する第1の接触子71aを備えており、第2の高さ位置検出手段7bはチャックテーブル63に保持された被加工物の加工面(上面) に接触する第2の接触子71bを備えている。このように構成された第1の高さ位置検出手段7aおよび第2の高さ位置検出手段7bは、それぞれ検出信号を制御手段8に送る。制御手段8は、第1の高さ位置検出手段7aおよび第2の高さ位置検出手段7bからの検出信号に基づいてチャックテーブル63に保持された被加工物の厚さを演算し、上記研削送り手段5のパルスモータ54や研削ユニット32のサーボモータ323等に制御信号を出力する。
次に、上記第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aと第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bの配設位置について、図3および図4を参照して説明する。
図3および図4に示す実施形態は、チャックテーブル63の保持面63aが回転中心P1を頂点として円錐形に形成されている。この円錐形に形成された保持面63aは、その半径をRとし、頂点の高さをHとすると、勾配(H/R)が0.00001〜0.001に設定されている。ここで、チャックテーブル63を支持する3本の支持柱621a、621b、621cと、研削ホイール4の研削砥石42によるチャックテーブル63の保持面63a上に保持された被加工物であるウエーハWへの加工位置(荷重位置)との関係について説明する。
図示の実施形態においては、チャックテーブル63の保持面63aは、図3に示すように回転中心P1を頂点として円錐形に形成されている。従って、図3に示すように円錐形に形成された保持面63a上に吸引保持された被加工物であるウエーハWも、回転中心P1を頂点として円錐状となる。図3に示す実施形態においては、チャックテーブル63はその回転中心P1の軸芯が保持面63aの勾配に対応する角度だけ研削ホイール4の回転中心P2の軸芯に対して傾斜して配設されている。従って、チャックテーブル63の保持面63aに吸着保持されたウエーハWに研削ホイール4の環状の研削砥石42を接触させると、環状の研削砥石42による加工位置(荷重位置)は、図4において斜線で示す領域S1となる。即ち、加工位置(荷重位置)S1は、被加工物である半導体ウエーハWの回転中心(チャックテーブル63の回転中心P1に相当する)から円錐形の外周縁に至る領域となる。図示の実施形態のおいては、環状の研削砥石42の加工位置(荷重位置)S1は、上記3本の支持柱621a、621b、621cで形成される三角形の内側に位置するように構成されている。従って、研削作業時には研削ホイール4の環状の研削砥石42がチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持されたウエーハWを上記加工位置(荷重位置)S1で押圧することになるが、この加工位置(荷重位置)S1は3本の支持柱621a、621b、621cで形成される三角形の内側に位置しているので、チャックテーブル63は安定した状態に維持される。
上述したように、研削ホイール4の環状の研削砥石42がチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持されたウエーハWを上記加工位置(荷重位置)S1で押圧すると、研削ホイール4の押圧荷重によって3本の支持柱621a、621b、621cに歪が発生する。この結果、チャックテーブル63は、加工位置(荷重位置)S1側が下がって傾斜する。この傾斜の中心軸L1は、計算によって求めることができるが、チャックテーブル63の保持面63aの複数の高さを測定して求めてもよい。
このようにして、チャックテーブル63が傾斜する中心軸L1が求められたならば、第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aと第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bとの配設位置を設定する。チャックテーブル63は傾斜の中心軸L1を中心として傾斜するので、第1の接触子71aと第2の接触子71bとを結ぶ線L2が中心軸L1と平行になるように第1の接触子71aと第2の接触子71bを配置すれば、チャックテーブル63が傾斜の中心軸L1を中心として傾斜しても、第1の接触子71aと第2の接触子71bの変位量は変わらない。従って、第2の接触子71bによって検出されたチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持されたウエーハWの上面(加工面)の高さ位置と、第1の接触子71aによって検出されたチャックテーブル63の保持面63aの高さ位置との差を求めることにより、ウエーハWの厚さを正確に検出することができる。
次に、チャックテーブル63の保持面63aが平面に形成されている場合の実施形態について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、チャックテーブル63の保持面63aが平面に形成されている場合には、チャックテーブル63の保持面63aに吸着保持されたウエーハWに研削ホイール4の環状の研削砥石42を接触させると、環状の研削砥石42による加工位置(荷重位置)は、図4において斜線で示す領域S2となる。このように、研削ホイール4の環状の研削砥石42がチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持されたウエーハWを上記加工位置(荷重位置)S2で押圧すると、研削ホイール4の押圧荷重によって3本の支持柱621a、621b、621cに歪が発生する。この結果、チャックテーブル63は、加工位置(荷重位置)S2側が下がって傾斜する。この傾斜の中心軸L1は、上述したように計算によって求めることができるが、チャックテーブル63の保持面63aの複数の高さを測定して求めてもよい。従って、第1の接触子71aと第2の接触子71bとを結ぶ線L2が中心軸Lと平行になるように第1の接触子71aと第2の接触子71bを配置すれば、チャックテーブル63が中心軸L1を中心として傾斜しても、第1の接触子71aと第2の接触子71bの変位量は変わらない。このように、第2の接触子71bによって検出されたチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持されたウエーハWの上面(加工面)の高さ位置と、第1の接触子71aによって検出されたチャックテーブル63の保持面63aの高さ位置との差を求めることにより、ウエーハWの厚さを正確に検出することができる。
図示の実施形態における研削装置は以上のように構成されており、以下その作用につい主に図1を参照して説明する。
被加工物であるウエーハWを加工面を上側にして図1に示す研磨装置の被加工物載置域24に位置付けられているチャックテーブル63の保持面63a上に載置する。このとき、第1の接触子71aと第2の接触子71bは、退避位置に位置付けられている。そしてチャックテーブル63の回転中心とウエーハWの中心が一致するようにウエーハWを載置する。このようにしてチャックテーブル63の保持面63a上に載置されたウエーハWは、図示しない吸引手段によってチャックテーブル63の保持面63a上に吸引保持される。チャックテーブル63の保持面63a上にウエーハWを吸引保持したならば、第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aをチャックテーブル63の保持面63aにおける所定位置に載置するとともに、第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bをチャックテーブル63の保持面63a上に保持されたウエーハWの加工面(上面)における所定位置に載置する。なお、第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aと第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bは、上述した図4および図5に示すように第1の接触子71aと第2の接触子71bとを結ぶ線L2が上記チャックテーブル63の中心軸L1と平行になるように配置するようになっている。
チャックテーブル63の保持面63aおよび保持面63a上に保持されたウエーハWの所定位置に第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aおよび第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bをセットしたならば、上記チャックテーブル移動機構65(図2参照)を作動してチャックテーブル63を矢印23aで示す方向に移動し研削域25に位置付ける。ウエーハWを保持したチャックテーブル63は、研削域25に位置付けられるとサーボモータ67(図2参照)の駆動によって図4および図5において矢印630で示す方向にたとえば300rpmの回転速度で回転せしめられる。また、研削ユニット3のサーボモータ323が駆動され研削ホイール4が図4および図5において矢印40で示す方向に例えば6000rpmの回転速度で回転せしめられるとともに、研削送り手段5のパルスモータ54が正転駆動して研削ホイール4を下降せしめる。この結果、チャックテーブル63の保持面63aに保持されているウエーハWの加工面(上面)に 研削ホイール4の環状に配設された研削砥石42が押圧され研削加工が施される。
上記研削加工時においては、第1の高さ位置検出手段7aによって検出されたチャックテーブル63の保持面63aの高さ位置信号(H1)が制御手段8に入力されているとともに、第2の高さ位置検出手段7bに検出されたチャックテーブル63の保持面63a上に保持されているウエーハWの高さ位置信号(H2)が制御手段8に入力されている。そして、制御手段8は、第1の高さ位置検出手段7aからの高さ位置信号(H1)と第2の高さ位置検出手段7bからの高さ位置信号(H2)に基づいてウエーハWの厚さ(T)を演算する。このウエーハWの厚さ(T)は、T=H2−H1によって求めることができる。このようにして求めたウエーハWの厚さ(T)は、上述したように第1の高さ位置検出手段7aの第1の接触子71aと第2の高さ位置検出手段7bの第2の接触子71bとを結ぶ線L2がチャックテーブル63の傾斜の中心軸L1と平行になるように第1の接触子71aと第2の接触子71bが配置されているので、チャックテーブル63が中心軸L1を中心として傾斜しても第1の接触子71aと第2の接触子71bの変位量は変わらないため正確な厚さとなる。
このようにしてウエーハWの厚さ(T)を求めたならば、制御手段8はウエーハWの厚さ(T)が目標とする厚さ(T0)に達したか否かをチェックし、ウエーハWの厚さ(T)が目標とする厚さ(T0)に達していないならば、制御手段8は上記研削加工を継続する。そして、ウエーハWの厚さ(T)が目標とする厚さ(T0)に達したならば、制御手段8は、研削送り手段5のパルスモータ54を逆転駆動して研削ホイール4を上昇せしめる。また、制御手段8は、サーボモータ323の駆動を停止して研削ホイール4の回転を停止するとともに、サーボモータ66(図2参照)の駆動を停止してチャックテーブル63の回転を停止する。
本発明に従って構成された研削装置の斜視図。 図1に示す研削装置に装備されるチャックテーブル機構の断面図。 図1に示す研削装置に装備されるチャックテーブルの保持面が円錐形の場合の研削ホイールとの関係を示す一実施形態第の説明図。 図3に示すチャックテーブルと研削ホイールとの関係において第1の高さ位置検出手段の第1の接触子と第2の高さ位置検出手段の第2の接触子の配設位置を示す説明図。 図1に示す研削装置に装備されるチャックテーブルの保持面が平面の場合の研削ホイールとの関係において第1の高さ位置検出手段の第1の接触子と第2の高さ位置検出手段の第2の接触子の配設位置を示す説明図。 従来用いられている研削装置の説明図。
符号の説明
2:装置ハウジング
3:研削ユニット
31:移動基台
32:スピンドルユニット
321:スピンドルハウジング
322:回転スピンドル
323:サーボモータ
324:マウンター
4:研削ホイール
42:研削砥石
5:研削送り手段
6:チャックテーブル機構
61:支持基台
62:支持手段
63:チャックテーブル
64:カバー部材
66:チャックテーブル移動機構
7a :第1の高さ位置検出手段
71a :第1の接触子
7b :第2の高さ位置検出手段
71b :第2の接触子
8:制御手段

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する保持面を備え回転可能に構成されたチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削砥石を備え該研削砥石を回転せしめる駆動手段を備えた研削ユニットと、該研削ユニットを該チャックテーブルの該保持面に対して垂直な方向に移動せしめる研削送り手段と、該チャックテーブルの該保持面に接触する第1の接触子を備えた第1の高さ位置検出手段と、該チャックテーブルに保持された被加工物の加工面に接触する第2の接触子を備えた第2の高さ位置検出手段と、該第1の高さ位置検出手段と該第2の高さ位置検出手段からの検出信号に基づいて被加工物の厚さを演算する制御手段と、を具備する研削装置において、
    該第1の高さ位置検出手段の該第1の接触子と該第2の高さ位置検出手段の該第2の接触子は、該第1の接触子と該第2の接触子とを結ぶ線が該チャックテーブルに保持された被加工物に研削砥石が接触した際に該チャックテーブルが傾斜する中心軸に対して平行になるように配置されている、
    ことを特徴とする研削装置。
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