JP3706357B2 - コンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置 - Google Patents

コンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、コンプレッサーシリンダのように、内孔と該内孔から径方向の外方に延びる直線状のベーン溝を有するワークを研削するコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、この種の溝研削盤として、砥石円板を昇降及び砥石回転軸芯方向移動可能に備えたものが使用されており、ワークの内孔に砥石円板を挿入し、昇降すると共に砥石回転軸芯方向に移動することにより、ワークの溝の幅方向の両端面を研削するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような溝研削作業において、ワーク保持治具に保持されるワークの下端取付面(仕上げ面)に対する砥石円板の直角度は、研削精度に大きな影響を与えるため、砥石円板交換時には、砥石円板の上記直角度を正確に微調節する必要がある。すなわち、図3を利用して簡単に説明すると、ワーク保持治具36の上端取付面にワークWが位置決め固定されており、ワークWに形成された直線状の溝43を砥石円板20により研削する構造となっているが、砥石円板交換時には、ワーク保持治具36の上端取付面に対する砥石円板20の角度θを、直角に微調節する必要がある。
【0004】
ところが従来、上記のような砥石角度調整作業は、たとえばテスト用ワークを使用して試し研削を行ない、試し研削したものの研削精度を一々確認しながら砥石角度θを調整しており、熟練を要すると共に手間がかかる。
【0005】
【発明の目的】
本願発明は、テストワーク等によって試し研削を行うことなく、迅速、かつ、精度良く砥石円板の角度を調節できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願請求項1記載の発明は、砥石円板を回転軸芯方向及び回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、ワーク供給用のテーブルにワーク保持治具を固定し、該ワーク保持治具に、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークを保持すると共に、ワーク位置決め機構及びクランプ機構によりワーク保持治具に対してワークを位置決め固定し、砥石円板により上記ワークの直線状の溝を研削するコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置において、ワーク位置決め機構及びクランプ機構によりワーク保持治具に位置決め固定されるセンサー保持台に複数の変位センサーを保持し、砥石円板の回転軸芯方向の端面に対して回転軸芯方向に間隔を置いて設定される測定基準面に、各変位センサーの変位量0位置を揃えてある。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置において、4つの変位センサーを備え、各変位センサーは長方形の四隅に対応する位置にそれぞれ配列されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
[溝研削盤の構造]
図1は本願発明が適用されるコンプレッサーシリンダ用のベーン溝研削盤であり、説明の都合上、ワーク供給用のインデックステーブル(移動テーブル)2を配置してある側を前側と規定し、紙面と直角方向を左右方向として、以下説明する。
【0009】
ベース1の上面には左右方向に延びるレール3を介して左右スライダー4が水平左右方向移動可能に承されており、左右スライダー4とベース1の間にはボールねじ送り機構6が介装され、図示しないACサーボモータでボールねじ送り機構6を駆動することにより、左右スライダー4を左右方向に移動できるようになっている。
【0010】
左右スライダー4の前端部には垂直なレール8が立設され、該垂直なレール8の前面には上下スライダー10が上下方向移動可能に支持されている。上下スライダー10と垂直なレール8の後面の間には垂直姿勢のボールねじ送り機構12が介装され、該ボールねじ送り機構12の親ねじは垂直なレール8の上端部に配置されたACサーボモータ13の出力軸に連動連結し、ACサーボモータ13により、上下スライダー10を上下方向に量移動できるようになっている。
【0011】
上下スライダー10の上半部の前面には駆動ユニット台11が固定され、該駆動ユニット台11には砥石円板回転用のモータ15と動力取出軸25が上下に並べて固定されている。上下スライダー10の下部の前面には、複数の取付ボルト12により砥石ヘッド16が着脱自在に固定され、砥石ヘッド16には下方に突出するサポート17が固定され、該サポート17の下端部に設けられた支軸21に砥石円板20が回転可能に支持されている。砥石円板20の回転軸21は水平左右方向に配置され、したがって砥石円板20は前後方向に延びる垂直面内に位置している。
【0012】
砥石円板20はベルト伝導機構24を介して動力取出軸25に連動連結し、該動力取出軸25はベルト伝導機構26を介して上方の砥石駆動用モータ15の出力軸に連動連結している。
【0013】
円形のインデックステーブル2はベースの前方に水平姿勢で配置されており、該インデックステーブル2の垂直回転軸28は、テーブル支持ケース29に回転可能に支持されると共に図示しない駆動モータに連動連結し、90°ずつインデックス回転するように設定されている。
【0014】
図2はインデックステーブル2及びワークWの平面図であり、ワークWは内孔40を有する円筒状に形成されており、扇形の張出し部41及び該張出し部41と対称な位置に位置決め用の突起42が一体に形成されると共に、内孔40から径方向の外方に延びて扇形張出し部41の中間位置まで至る直線状のベーン溝43が一体に形成されている。上記突起42には第1の位置決め孔45が形成され、扇形張出し部41の周方向の一端部付近には第2の位置決め孔46が形成されている。
【0015】
インデックステーブル2上には、同一円周上に90°の間隔をおいて4つのワーク保持治具36が固定されており、各ワーク保持治具36はインデックステーブル2が矢印R方向に90°づつ回転することにより、前端のローディング及びアンローディング位置P1と、左端の位置決め及びクランプ位置P2と、後端の研削位置P3と、右端の計測位置P4とを順次巡るようになっている。
【0016】
各ワーク保持治具36の中央部には、ワークWの内孔40に概ね対応する貫通孔37が形成され、該貫通孔37にはワークWのベーン溝43よりも幅広でテーブル回転軸芯O1側に延びる砥石挿通溝38が形成されている。ワーク保持治具36の上面には、ワーク位置決め機構として、ワークWの第1,第2位置決め孔45,46に対応する第1,第2位置決めピン48,49が上向きに突設されている。
【0017】
各ワーク保持治具36のテーブル回転軸芯O1側には、二股状のクランプアーム51がそれぞれ配置されており、各クランプアーム51の柄部51aは、図5に示すように水平な支軸52及びリンク54を介してクランプ台53に回動可能に支持され、柄51aの先端部は上下方向に伸縮可能なロッド55に連結されている。すなわち、ロッド55の伸縮により柄51aの先端部を上下方向に移動することにより、クランプアーム51を実線で示すクランプ位置と、仮想線で示すアンクランプ位置とに変更できるようになっている。
【0018】
位置決め及びクランプ位置P2におけるインデックステーブル2の径方向外方側には、ベーン溝43を最終的に位置決めする溝位置決め治具56が配置されている。該溝位置決め治具56は、垂直なレール57に昇降可能に支持された昇降アーム59の先端部に、ワークWのベーン溝43に嵌合可能な溝位置決め用の割りピン60が下向きに設けられている。昇降アーム59はシリンダ61により昇降駆動する。
【0019】
[砥石円板]
図8は砥石円板20の水平断面拡大図であり、砥石円板20は、支軸21に回転可能に支持された回転ディスク22と、該回転ディスク22の外周端の回転軸芯方向の両端面に固着された環状の研削砥石23から構成されており、研削砥石23は、セラミック系のメタルボンドによって砥粒同士を結束すると共に回転ディスク22に固着してあり、砥粒の層が幾重にも形成されている。
【0020】
[砥石角度調節機構]
図4は砥石ヘッド16の水平断面図(図3のIV-IV断面図)であり、上下スライダー10の前端面には前方に突出する円柱状のピン31が固着され、砥石ヘッド16の後端面にはピン孔32が形成されており、該ピン孔32を上記ピン31に嵌合した状態で、前記取付ボルト12により砥石ヘッド16を上下スライダー10に締着してある。
【0021】
図3は砥石ヘッド16の正面図(図1のIII-III断面拡大図)であり、前記ピン孔32の中心は、砥石ヘッド16の上下方向幅の中央部に位置すると共に砥石円板20と同一垂直面内に位置している。取付ボルト12は砥石ヘッド16の四隅部に配置されると共に、砥石ヘッド16のボルト挿通孔に対して一定のがた隙間(がた)を有している。従って、各取付ボルト12を緩めた状態においては、砥石ヘッド16はピン31回りに上記取付ボルト12のがたの範囲で回動可能となっており、これにより砥石ヘッド16のピン31回りの取付角度を微調節できるようになっている。
【0022】
上記砥石ヘッド16の取付角度を微調節するために、砥石ヘッド16の左右の各端面に対して、それぞれ上下一対の角度調節ねじ35を当接可能に対向配置している。各角度調節ねじ35は、それぞれ近傍の取付ボルト12と同じ高さに配置されると共に、上下スライダー10に固着されためねじブロック33に螺挿されており、ロックナット34により所定の突出位置に固定されている。すなわち、各角度調節ねじ35の突出量を調節することにより、砥石ヘッド16のピン31回りの取付角度を微調節し、それによりワーク保持治具36の上端取付面に対する砥石円板20の角度θ、すなわち直角度を微調節できるようになっている。
【0023】
[砥石角度測定装置]
図6〜図9は本願発明を適用した砥石角度測定装置58の実施の形態である。図7は砥石角度測定装置58を装着する際のインデックステーブル2の平面図並びに砥石角度測定装置58の平面図を示しており、この図7において、砥石角度測定装置58は、円形の内孔63を有する環状のセンサー保持台62に複数の変位センサー65を取り付けてなり、各変位センサー65は、図示しないが計測値表示部を有するコントローラに接続している。
【0024】
センサー保持台62の内孔63には、センサー保持台62の径方向外方側に直線状に延びる砥石挿入溝64が形成され、センサー保持台62の下面には、ワーク保持治具36の第1,第2位置決めピン48,49に対応する位置に第1,第2位置決め孔71,72が形成されている。
【0025】
図8は砥石角度測定装置58の水平断面部分図であり、砥石挿入溝64は砥石円板20の幅の2〜4倍程度の幅を有し、砥石挿入溝64の幅方向の少なくとも一方の端面64aは、センサー保持台62の下端取付面に対して直角に仕上げられることにより、変位センサー65の測定基準面64aとして利用される。該測定基準面64aは変位センサー65の変位量0の対象となる面であり、該測定基準面64aにはこれと直角なセンサー取付用のねじ孔66が開口し、該ねじ孔66に変位センサー65が螺着されている。各変位センサー65の先端検知面は砥石円板20の回転軸芯方向端面に対して、回転軸芯方向の間隔を置いて対向している。
【0026】
ねじ孔66を形成してある壁肉部分は、測定基準面64aと平行な段面69を有しており、これにより変位センサー65を段面69側から容易にねじ孔66に螺合できるようにしてある。変位センサー65としては、渦電流式変位センサーが用いられており、前方の測定物との距離に応じて変化する電圧(又は電流)をコントローラに入力し、デジタル表示で測定基準面64aからの変位量を測定できるようになっている。
【0027】
図9は図8のIX-IX断面図であり、変位センサー65は四個備えられており、上下方向に長い長方形の四隅にそれぞれ配置され、四点測定を行なうようになっている。また、ねじ孔66と直角に形成された固定用ねじ孔に螺着される固定ねじ68により固定されている。
【0028】
【作用】
[溝研削作業]
図2により、ワークWのベーン溝43を研削する作業を説明する。前端のローディング及びアンローディング位置P1において、ワーク保持治具36の上面に、ワークWを載せると共に第1,第2位置決め孔45,46を第1,第2位置決めピン48,49に嵌合する。この時、第2位置決め孔46は第2位置決めピン49に対し、多少のがたを有して嵌合している。
【0029】
左端の位置決め及びクランプ位置P2において、溝位置決め用の昇降アーム59を下降することにより、溝位置決め用の割り形ピン60をワークWのベーン溝43内に圧入し、これにより、ワーク保持治具36に対するベーン溝43の位置を正確に設定し、この状態でクランプアーム51を下降させることにより、ワークWをワーク保持治具36に固定する。しかる後に溝位置決め用の昇降アーム59を上昇させる。
【0030】
後端の研削位置P3において、砥石円板20をサポート17と共に下降することによりワークWの内孔40内に挿入し、砥石円板20を回転させながら昇降及び回転軸芯方向に移動することにより、ワークWのベーン溝43の幅方向両縁を研削する。この時、音響センサー30により砥石円板20がベーン溝43の各幅方向端縁に接触する初期位置を検出し、各初期位置から所定の切り込み量だけそれぞれ研削する。
【0031】
計測位置P4において、ベーン溝43の幅の計測を行ない、ローディング及びアンローディング位置P1に戻り、クランプ51を解除して、研削済のワークWを取り外す。
【0032】
[砥石角度測定装置の0位置調節]
図8において、センサー保持台62の測定基準面64aに0位置設定用の平板を押し当て、該平板の位置を各変位センサー65の0位置に設定する。すなわち、各変位センサー65から測定基準面64aまでの距離にばらつきがある状態で、各変位センサー65が取り付けられていても、測定基準面64aが全変位センサー65の0位置として設定される。
【0033】
[砥石角度測定及び調整方法]
砥石円板20を砥石ヘッド16と共に交換後、砥石角度θを測定し、直角度を調節する方法を説明する。図7では、ローディング及びアンローディング位置P1,位置決め及びクランプ位置P2,研削位置(測定位置)P3,及び計測位置P4に砥石角度測定装置58をそれぞれ描いてあるが、これは4つの砥石角度測定装置58を使用しているのではなく、1つの砥石角度測定装置58の各位置P1,P2,P3,P4の状態をそれぞれ示すものである。
【0034】
ローディング及びアンローディング位置P1において、ワーク保持治具36の上面に、センサー保持台62を載せると共に第1,第2位置決め孔71,72をワーク保持治具36の第1,第2位置決めピン48,49に嵌合する。この時、第1、第2位置決め孔71,72は、いずれも第1,第2位置決めピン48,49に対してがたのない状態で嵌合し、これによりと砥石挿入溝64はワークのベーン溝に対応する位置に正確に位置決めされる。
【0035】
次に位置決め及びクランプ位置P2(又はローディング及びアンローディング位置P1でも可能)において、クランプアーム51を下降させることにより、センサー保持台62をワーク保持治具36に固定する。これにより、センサー保持台62の下端取付面がワーク保持治具36の上端ワーク取付面により水平姿勢に固定され、それによって図8の砥石挿入溝64の測定基準面64aがワーク保持治具36の上端取付面に対して直角姿勢に固定される。
【0036】
図7の研削位置P3において、砥石円板20を図9のようにその回転軸芯O2が上下の変位センサー65間の中央位置にくるまで下降し、この状態で四つの変位センサー65により、砥石円板20の4つの点における測定基準面64aからの変位量を測定する。
【0037】
上記測定値をコントローラの画面で見ながら、図6の砥石ヘッド16の取付ボルト12を緩めた状態とし、角度調節ねじ35で砥石ヘッド16をピン31回りに回動調節することにより、4点の測定値を所定の値に一致させる。これにより、ワーク保持治具36の上端取付面に対する砥石円板20の角度θの直角度を微調節する。
【0038】
砥石角度調節後は、図7の計測位置P4においてセンサー保持台62を取り外す。
【0039】
【その他の実施の形態】
(1)ワーク保持治具を取り付ける移動テーブルとして、図示の実施の形態では、垂直軸心回りに回転するインデックステーブルを備えているが、水平方向に直線状に往復移動する移動テーブルを備えた溝研削盤に適用することも可能である。
【0040】
(2)図示の実施の形態では、図8のように砥石挿入溝64の片面だけに変位センサー65を配置しているが、両端面に4個ずつ配置することも可能である。
【0041】
(3)変位センサーを図8のように長方形の四隅位置に4個配置すると、精度的にもコスト的にも有利であるが、変位センサーを溝の片面に2個あるいは3個配置することも可能であり、また、5個以上配置することも可能である。
【0042】
(4)変位センサーとしては、渦電流式の他に、レーザー照射式等、各種非接触式変位センサーを用いることも可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、(1)複数の変位センサーを備えたセンサー保持台を、ワーク用の位置決め機構及びクランプ機構を利用して、テーブル上のワーク保持治具に位置決め固定し、砥石円板の角度を微調節するようにしているので、テストワーク等を用いて試し研削を行なうことなく、迅速、かつ、正確に砥石円板の角度を調節できる。すなわち、砥石交換作業に伴う砥石角度調節作業に手間がかからず、また、試し研削によりテストワークを浪費することもなくなる。
【0044】
(2)ワークを所定位置に固定保持するためのワーク保持治具、ワーク位置決め機構及びクランプ機構を利用して、必要な時だけ砥石角度測定装置を取り付けるようにしているので、測定装置専用の取付部材を必要とせず、部品点数を節約できると共に、測定装置配置用に余分なスペースを確保する必要もなくなる。
【0045】
(3)4つの変位センサーを備え、各変位センサーは長方形の四隅に対応する位置にそれぞれ配列してあると、より正確な精度で測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明が適用される溝研削盤を一部断面で示す側面図である。
【図2】 図1のインデックステーブルの平面図である。
【図3】 図1のIII-III断面拡大図である。
【図4】 図3のIV-IV断面図である。
【図5】 位置決め及びクランプ位置におけるインデックステーブルの拡大部分正面図である。
【図6】 ワークの代わりに砥石角度測定装置を取り付けた状態を示す図3と同じ部分の断面拡大図である。
【図7】 各インデックス位置でのセンサー保持台の状態を示すインデックステーブルの平面図である。
【図8】 砥石角度測定装置の水平断面拡大部分図である。
【図9】 図8のIX-IX断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 インデックステーブル
20 砥石円板
21 砥石軸
36 ワーク保持治具
45,46 第1,第2の位置決め孔(位置決め機構)
48,49 第1,第2の位置決めピン(位置決め機構)
51 クランプアーム(クランプ機構)
58 砥石角度測定装置
62 センサー保持台
64 砥石挿入溝
64a 測定基準面
65 渦電流式変位センサー
71,72 第1、第2位置決め孔(位置決め機構)

Claims (2)

  1. 砥石円板を回転軸芯方向及び回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、ワーク供給用のテーブルにワーク保持治具を固定し、該ワーク保持治具に、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークを保持すると共に、ワーク位置決め機構及びクランプ機構によりワーク保持治具に対してワークを位置決め固定し、砥石円板により上記ワークの直線状の溝を研削するコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置において、
    ワーク位置決め機構及びクランプ機構によりワーク保持治具に位置決め固定されるセンサー保持台に複数の変位センサーを保持し、
    砥石円板の回転軸芯方向の端面に対して回転軸芯方向に間隔を置いて設定される測定基準面に、各変位センサーの変位量0位置を揃えてあることを特徴とするコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置。
  2. 4つの変位センサーを備え、各変位センサーは長方形の四隅に対応する位置にそれぞれ配列されていることを特徴とする請求項1記載のコンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置。
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