JP4742508B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示部に表示する画像データのスクロール時に画像表示部の画像メモリに画像データを書込む情報処理手段の負荷を軽減することができる画像表示装置に関する。
従来の画像表示装置としては、一度に表示できる文字の量が例えば6文字×3行程度に限定された液晶表示部に、記憶部に記憶された最大192文字の文字メッセージを表示する際に、制御回路で、記憶部に記憶された文字メッセージを横6文字の表示データとして記憶部に含まれるVRAM上に展開しながら順次表示部にスムーススクロール表示し、そのスクロール表示速度をタッチセンサをタッチ操作することにより遅くすることができる携帯電話機やページャ等の文字メッセージの受信機能を備える通信端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−184420号公報(第1頁〜第5頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、記憶部に記憶された表示部で表示可能な文字量より多くの文字メッセージを表示部で表示する場合に、スクロール表示速度の異なるスクロール表示を行うことができるので、使用者は表示部における文字メッセージの表示を見ながら、そのスクロール表示の速度を自在に変更させることができるので、使用者に取って読みやすいスクロール表示を行うことができるものであるが、この場合のスクロール表示制御を制御回路が行うようにしているので、スクロール表示する場合の制御回路の負担が大きく、制御回路での他の処理を実行する場合に、その実行が制限されるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、液晶表示器等の表示部に表示データをスクロール表示する場合に、文字や画像等の表示データの表示制御処理を軽減することができる画像表示装置を提供することを目的としている。
第1の技術手段は、表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを出力するコントローラドライバと、該コントローラドライバに前記表示データを書込む外部の情報処理手段とを備え、
前記コントローラドライバは、前記表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定された表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、該表示データ読出手段の表示データ読出開始位置を、スクロール表示の切替速度に対応するフレーム表示期間の整数倍に設定されたスクロール周期毎にアドレス移動量を表す設定されたステップ量だけ移動させる読出開始位置変更手段と、前記スクロール周期のスクロール開始タイミングから設定された前記スクロール周期の終了時までの経過時間を計数する計数タイマと、該計数タイマが前記スクロール周期の終了時となり、前記ステップ量が0以外の値に設定されているときにスクロール周期の開始時点を表す割込信号を前記情報処理手段に出力するスクロール周期タイミング報知手段とを有し、
前記情報処理手段は、前記スクロール周期タイミング報知手段から前記スクロール周期の開始時点を表す割込信号が入力されたときに、現在の表示処理より処理を優先させる優先処理が存在するか否かを判定し、前記優先処理が存在しないときに前記表示データ記憶手段に新たな表示データの書込みを行い、前記優先処理が存在し新たな表示データの書込みを行えないときに前記計数タイマの経過時間を読込み、当該経過時間が書込みを完了するのに必要な時間以上となったときに前記表示データ記憶手段に新たに表示する表示データの書込みを行うことを特徴としている。
この構成によると、表示データ記憶手段から表示データを読出す表示データ読出手段の表示データ読出開始位置を読出開始位置変更手段で、設定されたスクロール周期毎に設定されたステップ量だけ移動させることにより、表示手段に表示される表示データを順次スクロールするが、このスクロール周期の開始時点を表す割込信号をスクロール周期タイミング報知手段で情報処理手段に出力することにより、情報処理手段で、スクロール周期の開始時点を表示データ記憶手段に対する新たな表示データの書込タイミングとすることができるとともに、スクロール周期の開始時点で現在の表示制御より処理を優先させる優先処理が存在して表示データの書込みが行えないときに、計数タイマの経過時間を読込み、当該経過時間が所定時間以上となったときに新たな表示データの書込みを行い、書込タイミングとなるまでの間で他の処理を実行することが可能となる。
また、第2の技術手段は、前記スクロール周期タイミング報知手段が、前記読出開始位置変更手段で読出開始位置を変更したときにスクロール開始タイミングを前記情報処理手段に報知するように構成されていることを特徴としている。
この構成によると、スクロール周期タイミング報知手段で、スクロール開始タイミングを情報処理装置に報知するので、このスクロール開始タイミングとスクロール周期とから次回のスクロール開始タイミングまでにスクロールのステップ量に相当する表示データの書込みを完了する書込タイミングを正確に決定することができ、この書込タイミングとなるまでの間を他の処理の実行に使用することができる。
さらに、第3の技術手段は、前記スクロール周期タイミング報知手段が、スクロール開始タイミングでスクロール開始フラグをセットし、前記情報処理手段のスクロール開始フラグの読込みを検出し、スクロール開始フラグの読込みを検出したときに当該スクロール開始フラグをリセットするように構成されていることを特徴としている。
この構成によると、スクロール周期タイミング報知手段が、スクロール開始タイミングでスクロール開始フラグをセットし、情報処理手段がスクロール開始フラグの読込を検出したときに、スクロール開始フラグをリセットするので、情報処理手段側でスクロール開始フラグのリセットを行う必要がなく、この分情報処理手段側の処理を軽減することができる。
なおさらに、第の技術手段は、前記スクロール周期タイミング報知手段が、前記スクロール周期の開始時点表す割込信号前記情報処理手段に出力するように構成されていることを特徴としている。
この構成によると、スクロール周期の開始時点が割込信号として情報処理手段に出力されるので、情報処理手段では割込信号に基づいて表示データの書込タイミングを正確に決定することができる。
また、第の技術手段は、前記読出開始位置変更手段が、スクロール周期を設定するスクロール周期設定手段と、該スクロール周期設定手段で設定されたスクロール周期が終了したときに設定されたステップ量を表示開始アドレスに加算して読出開始位置を決定する読出開始位置決定手段とを備えていることを特徴としている。
この構成によると、スクロール周期設定手段で設定されたスクロール周期が終了したときに、設定されたステップ量を表示開始アドレス加算して読出開始位置を決定するので、読出開始位置を正確に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すブロック図であり、図中、10は画像表示装置であって、表示したい表示データをコントローラドライバ11に書込む信号を発生する機能を有する情報処理手段としての情報処理装置12と、コントローラドライバ11から出力される表示データを表示する液晶表示器13と、この液晶表示器13を駆動するYドライバ14と、コントローラドライバ11に液晶画面表示に必要な基準クロックを発生する発振回路15とを備えている。
コントローラドライバ11は、情報処理装置12とのインタフェースと液晶表示器13とのインタフェースとを非同期に行うことが可能な表示データ記憶手段としてのデュアルポートメモリ16と、情報処理装置12からの表示データが入力される情報処理装置用ロジック回路17と、発振回路15からの基準クロック信号DCLK及び表示コントローラ18からの設定値が入力される表示ロジック回路19とを備えている。
この他、コントローラドライバ11は、デュアルポートメモリ16から1ライン分の表示データを読出すXドライバ20と、デュアルポートメモリ16の表示データを記憶するメモリ領域16U,16S,16Lに読み書きの制御を行う情報処理装置用リードライト回路21と、情報処理装置12の読み書き時のメモリ領域16U,16S,16LのY(ロウ)方向のアドレスを示すロウアドレスデコーダ22と、情報処理装置12の読み書き時のメモリ領域16U,16S,16LのX(カラム)方向のアドレスを出力するカラムアドレスデコーダ23と、メモリ領域16U,16S,16Lに記憶された表示データのうち、Xドライバ20へ供給する表示データを読み出すための表示アドレスデコーダ24とで構成されている。
ここで、情報処理装置用ロジック回路17は、情報処理装置12から送られたコマンドの処理や、デュアルポートメモリ16に読み書きする表示データの制御等の情報処理装置12に関わる処理を行う機能を有している。
また、表示ロジック回路19は、デュアルポートメモリ16から表示データを読出してXドライバ20に供給する制御や、Yドライバ14の制御等の表示に関わる制御を行う機能を有している。
さらに、Xドライバ20は、デュアルポートメモリ16から読出された表示データを液晶表示器13で必要な電圧に変換する回路である。
また、Yドライバ14は、Xドライバ20から供給されるデータ信号を書込むラインを選択するデータを表示コントローラ18を介して受け取り、選択/非選択の電圧を液晶表示器13を駆動するために必要な電圧を発生する機能を有している。そして、Yドライバ14及びXドライバ20には表示用電源25で発生された液晶表示器13の表示に必要な電圧が供給されている。
さらに、液晶表示器13の表示容量は例えば176×180ドットであり、液晶表示器13の左側にコモン電極を180本、及び上側にセグメント電極を176本有しており、図7に示すように、上側固定表示領域13Uと下側固定表示領域13Lとこれら固定表示領域13U及び13L間に配置されたスクロール表示領域13Sとが形成されている。
一方、デュアルポートメモリ16の容量は、液晶表示器13の表示容量より大きい176×240ビットである。このデュアルポートメモリ16は、図2に示すように、ロウアドレスで、“000”〜“039”間で上側固定表示領域13Uに表示する上側固定表示データ格納領域が形成され、“040”〜“199”間でスクロール表示領域13Sに表示するスクロール表示データ格納領域が形成され、“200”〜“239”間で下側固定表示領域13Lに表示する下側固定表示データ格納領域が形成されている。
デュアルポートメモリ16のカラムアドレスデコーダ23は、液晶表示器13のX方向のドット数と同じ176のアドレスを持っている。デュアルポートメモリ16のロウアドレスデコーダ22は、8ビット同時書込みであるので、液晶表示器13のY方向のドット数である240を8で割った結果である30のアドレスを有している。
情報処理装置12は、任意のアドレスをカラムアドレスデコーダ23とロウアドレスデコーダ22とに情報処理装置用ロジック回路17を介して指定することにより、表示したい表示データをデュアルポートメモリ16の任意の位置に情報処理装置用ロジック回路17及び情報処理装置用リードライト回路21を介して書込むことができる。
表示データは、1ビットが液晶表示器13の表示の1ドットに相当する。表示データが“0”であれば、液晶表示器13の対応する所定のドットは白色に表示され、“1”であれば黒色に表示される。
表示アドレスデコーダ24は、液晶表示器13のY方向のドット数と同じ240のアドレスを有している。表示ロジック回路18は、表示アドレス“0”〜“239”のうちの何れか1つのアドレスを指定する。デュアルポートメモリ16は、表示アドレスが指定されると、液晶表示器13のX方向のドット数と同じ176のデータをパラレルに出力し、Xドライバ20に供給するものである。Xドライバ20は、受け取った表示データを液晶表示器13を駆動するために必要な電圧に変換し、液晶表示器13へ供給して駆動するものである。
表示ロジック回路19は、図3に示すように、セットリセット付きの8ビットアドレスカウンタ31a〜31c、8ビットのアドレスを記憶するレジスタ32a〜32f、リセット付きの8ビットカウンタ33と、8ビット2系統のデータA又はBの何れかを選択するセレクタ34a〜34cと、8ビット2系統のデータを比較する一致検出回路35a〜35dと、リセット端子Rに“H”レベルが入力されると“L”レベルを出力し、セット端子Sに“H”レベルが入力されると“H”レベルを出力するRS形フリップフロップ36a〜36cと、カウンタ31bに対するセット信号を形成するオアゲート38と、8ビットカウンタ31a〜31c及び33及びRS形フリップフロップ36b〜36cに入力するセットあるいはリセット信号を生成するオアゲート39とを備えている。なお、図3において、バスは全て8ビットバスで構成されている。
ここで、レジスタ32aには、デュアルポートメモリ16に形成されている上側固定表示データ格納領域16Uの終端アドレスFUE(例えば“039”)が設定され、レジスタ32bにはデュアルポートメモリ16に記憶されているスクロール表示データ格納領域16S内の表示開始アドレスSAS(例えば“060”)が設定され、レジスタ32cには、デュアルポートメモリ16に形成されているスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL(例えば“040”)が設定されている。また、レジスタ32dには、デュアルポートメモリ16に形成されているスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAE(例えば“199”)が設定され、レジスタ32eには、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSE(例えば“139”)が設定され、レジスタ32fには、液晶表示器13の下側固定表示領域13Lの先頭に対応するアドレスFLL(例えば“200”)が設定されている。
また、アドレスカウンタ31a〜31cのクロック入力端子CKには、基準クロック信号DCLKが入力され、この基準クロック信号DCLKが入力される毎にその立ち上がり時点でカウント値をカウントアップし、カウント値が出力端子Oから出力される。
このうち、アドレスカウンタ31aには、そのデータ入力端子Dにデュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uの先頭アドレスDUS(例えば“000”)が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値が一方の入力側にレジスタ32aに設定された上側固定表示領域の最終アドレスFUEが入力された一致検出回路35aの他方の入力側及びセレクタ34bのデータ入力端子Aに出力される。
また、アドレスカウンタ31bには、そのデータ入力端子Dにセレクタ34aで選択されるレジスタ32bに設定されたスクロールデータ格納領域16Sの表示開始アドレスSAS及びレジスタ32cに設定されたスクロール表示データ格納領域13Sの先頭アドレスSALの何れかが入力されると共に、リセット端子Rに、リセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとが入力されるオアゲート39の論理和出力が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値がセレクタ34bのデータ入力端子B及びレジスタ32dに設定されたスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAEが一方の入力側に供給された一致検出回路35bの他方の入力側に夫々出力される。
さらに、カウンタ31cには、そのデータ入力端子Dにレジスタ32fに設定された下側固定表示領域13Lの先頭に相当するアドレスFLLが入力されると共に、リセット端子Rに前述したオアゲート39の論理和出力が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値がセレクタ34cの入力端子B及び液晶表示器13の下側固定表示領域13Lの終端に対応するアドレスDLE(例えば“239”)が一方の入力側に供給された一致検出回路35dの他方の入力側に夫々出力される。
また、セレクタ34bで選択されたアドレスカウンタ31a又は31bのカウント値がセレクタ34cのデータ入力端子Aに出力され、このセレクタ34cで選択されたカウント値が表示アドレスLADとして表示アドレスデコーダ24に出力される。
さらに、一致検出回路35aから出力される一致検出信号がフリップフロップ36aのリセット端子R及びフリップフロップ36bのセット端子Sに出力されると共に、オアゲート38の一方の入力側に出力され、このオーゲートの他方の入力側に一致検出回路35bから出力される一致検出信号が入力されている。
そして、フリップフロップ36aの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34aのセット端子Sに入力され、フリップフロップ36bの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34bのセット端子Sに入力され、オアゲート38の出力がアドレスカウンタ31bのセット端子Sに入力される。
さらにまた、一致検出回路35bから出力される一致検出信号がフリップフロップ36aのセット端子S及びオアゲート38の他方の入力側に入力されている。
なおさらに、レジスタ32eの出力端子Oから出力される液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSE及びアドレスカウンタ33の出力端子Oから出力されるカウント値が一致検出回路35cに入力され、この一致検出回路35cから出力される一致検出信号がアドレスカウンタ31cのセット端子S及びフリップフロップ36cのセット端子Sに入力され、フリップフロップ36cの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34cのセット端子Sに入力される。
また、一致検出回路35dから出力される一致検出信号がフレーム表示完了信号DEとしてオアゲート39の一方の入力端子に入力されると共に、このオアゲート39の他方の入力端子に表示コントローラ18から入力されるリセット信号RESが入力され、このオアゲート39の論理和出力がセット信号としてアドレスカウンタ31aのセット端子Sに入力され、さらに、リセット信号として、アドレスカウンタ31b及び33のリセット端子Rとフリップフロップ36b及び36cのリセット端子Rとに入力される。
ここで、一致検出回路35a〜35dの夫々は、図4に示すように、入力側A及びBに入力される2系統の8ビットのカウント値における各ビット位置データが入力される8つのイクスクルーシブNOR回路EXN1〜EXN7と、これらイクスクルーシブNOR回路EXN1〜EXN4の出力が入力されるアンドゲートAND1と、イクスクルーシブNOR回路EXN5〜EXN8の出力が入力されるアンドゲートAND2と、アンドゲートAND1及びAND2の出力が入力されるアンドゲートAND3と、このアンドゲートAND3の出力がデータ入力端子に入力されるD型フリップフロップDFFと、このフリップフロップDFFの肯定出力端子Qから出力される出力信号と基準クロック信号DCLKとが入力されるアンドゲートAND4とで構成され、アンドゲートAND4から一致検出信号CDSが出力される。
また、フリップフロップDFFには、クロック端子CKに基準クロック信号DCLKがインバータINVを介して入力され、リセット端子Rにリセット信号RESが入力される。したがって、フリップフロップDFFから入力される2系統の8ビット信号が一致したときに、次の基準クロック信号DCLKの立ち下がりで肯定出力端子Qから“H”レベルの出力信号が出力され、アンドゲートAND4から次の基準クロック信号DCLKのオン区間で“H”レベルとなる一致検出信号CDSが出力される。
なお、表示ロジック回路19では、表示コントローラ18から最初のリセット信号RESが入力された後に所定時間(例えば基準クロック信号DCLKの1クロック周期に相当する時間)が経過してから、発振装置15から出力される基準クロック信号DCLKが各部に供給開始される。
そして、表示ロジック回路19の各レジスタ32a〜32fに対する設定値の設定は例えばマイクロプロセッサを含んで構成される表示コントローラ18によって行う。この表示コントローラ18には、外部の情報処理装置12から上側固定表示領域の終端アドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL及び終端アドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL、スクロール表示を開始するスクロール開始アドレスSAS、スクロール表示領域13Sの終端アドレスDSE、スクロール表示を行う場合のアドレス移動量を表すステップ量ST及びスクロール表示の周期を表すスクロールピリオドSP等で構成される表示制御データが入力されると共に、表示開始指令が入力され、これらに基づいて図5に示す表示制御処理を実行して、表示ロジック回路19の各レジスタ32a〜32fの設定を行うと共に、スクロール周期の開始時点で外部の情報処理装置12に対してスクロール周期の開始時点であることを通知する割込信号を発生する。
この表示制御処理は、先ず、ステップS1で、外部の情報処理装置12からスクロールピリオドSP、ステップ量ST等の表示制御データが入力されたか否かを判定し、表示制御データが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、表示制御データが入力されると、ステップS2に移行して、入力された表示制御データを表示コントローラ18に内蔵するメモリ18aの所定記憶領域に更新記憶してからステップS3に移行する。
このステップS3では、表示制御データに含まれる上側固定表示データ格納領域の終端アドレスFUEを表示ロジック回路19のレジスタ32aに書込み、スクロール開始アドレスSASをレジスタ32bに書込み、スクロール表示データ格納領域先頭アドレスSALをレジスタ32cに書込み、スクロール表示データ格納領域終端アドレスSAEをレジスタ32dに書込み、スクロール表示領域終端アドレスDSEをレジスタ32eに書込み、下側固定表示データ格納領域先頭アドレスFLLをレジスタ32fに書込む。
次いで、ステップS4に移行して、外部の情報処理装置12から表示開始指令が入力されたか否かを判定し、表示開始指令が入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、表示開始指令が入力されたときには、ステップS5に移行して、表示用電源25に対してYドライバ14及びXドライバ20に対する電力供給を開始させる電力供給指令を出力し、次いでステップS6に移行して、リセット信号RESを表示ロジック回路19に出力すると共に、これより僅かに遅れて基準クロック信号DLCKを表示ロジック回路19に供給開始する。
次いで、ステップS7に移行して、入力されたスクロールピリオドSPとなるまで計数するスクロールピリオド計数タイマを起動し、次いでステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSASにステップ量STを加算して新たな表示開始アドレスSAS(=SAS+ST)を算出してからステップS9に移行する。
このステップS9では、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしたか否かを判定することにより、スクロールピリオドSPが終了したか否かを判定し、スクロールピリオドSPが終了していないときにはステップS10に移行して、情報処理装置12から変更された表示制御データが入力されたか否かを判定し、表示制御データが入力されたときにはステップS11に移行して、変更された表示制御データ即ちステップ量ST及び/又はスクロールピリオドSPをメモリ18aに更新記憶してからステップS9に戻り、スクロールピリオドが終了したときにはステップS12に移行する。
このステップS12では、外部の情報処理装置12から表示終了指令が入力されたか否かを判定し、表示終了指令が入力されたときにはステップS13に移行して、表示用電源25に対してYドライバ14及びXドライバ20に対する電力供給を停止させる電力供給停止指令を出力すると共に、表示ロジック回路19に対する発振装置15からの基準クロック信号DCLKの供給を停止してから前記ステップS1に戻る。
一方、ステップS12の判定結果が、表示終了指令が入力されていないときには、ステップS14に移行して、ステップ量STが“0”であるか否かを判定し、ステップ量STが“0”であるときにはスクロール表示ではないものと判断して前記ステップS7に戻り、ステップ量STが“0”以外の値に設定されているときにはスクロール表示であるものと判断してステップS15に移行して、前記ステップS8で算出した表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書込んでからステップS16に移行する。
このステップS16では、外部の情報処理装置12に対してスクロールピリオドの開始時点であることを表す割込信号を出力してからステップS7に戻る。
この図5の処理において、ステップS7〜S15の処理が読出開始位置変更手段に対応し、このうちステップS7、S9〜S11の処理がスクロール周期設定手段に対応し、ステップS8の処理が読出開始位置決定手段に対応し、ステップS16の処理がスクロール周期タイミング報知手段に対応している。また、表示ロジック回路19、Xドライバ20及び表示アドレスデコーダ24が表示データ読出手段に対応している。
また、外部の情報処理装置12は、画像表示装置10に、使用者がスクロール表示を行うか否かを選択するスクロール表示設定器40と、スクロール表示を行う場合のステップ量STを設定するステップ量設定器41と、スクロール表示の切換速度に対応するスクロールピリオドSPを設定するスクロールピリオド設定器42とが接続され、これらに基づいて図6のデータ表示処理を実行して、表示制御データを形成して表示コントローラ18に出力すると共に、入力キーから入力された文字データ、インターネットを介して入力される画像データ等の表示データを形成し、形成した表示データの内の液晶表示器13での表示に必要な表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力してデュアルポートメモリ16に書込む。ここで、スクロールピリオド設定器42では、表示ロジック回路19のカウンタ31aがセットされ、カウンタ31b、33及びフリップフロップ36b,36cがリセットされるフレーム表示開始タイミングから一致検出回路35dからフレーム表示完了信号DEが得られるまでのフレーム表示期間の整数倍に相当するスクロールピリオドSPを設定する。
データ表示処理は、所定のメインプログラムに対する所定時間(例えば数msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS21で、後述する表示データ書込完了フラグFEが初期表示データの書込みを完了したことを表す“1”にセットされているか否かを判定し、これが“0”にリセットされているときには、ステップS22に移行して、液晶表示器13に表示する表示データが形成されているか否かを判定し、表示データが形成されていないときにはステップS23に移行して、表示終了キーが押圧された表示終了状態であるか否かを判定し、表示終了状態であるときにはステップS24に移行して、表示コントローラ18へ表示終了指令を出力し、次いでステップS25に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、表示終了状態でないときにはそのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
また、上記ステップS22の判定結果が液晶表示器13に表示する表示データが形成されているときにはステップS26に移行して、スクロール表示設定器40、ステップ量設定器41及びスクロールピリオド設定器42の設定データを読込んでからステップS27に移行する。
このステップS27では、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されているか否かを判定し、スクロール表示が選択されていないときにはステップS28に移行して、スクロール表示を行うステップ量STを“0”に設定すると共に、スクロールピリオドSPを標準値に設定してからステップS30に移行し、スクロール表示が選択されているときにはステップS29に移行して、ステップ量STとしてステップ量設定器41で設定されたステップ量を設定し、且つスクロールピリオドSPとしてスクロールピリオド設定器42で設定されたスクロールピリオドを設定してからステップS30に移行する。
ステップS30では、予め設定されているデュアルポートメモリ16における上側固定表示データ格納領域13Uの最終アドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL、スクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSEで構成されるアドレス情報と、スクロールの表示開始アドレスSAS、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPで構成されるスクロール情報とで構成される表示制御データを表示コントローラ18へ送信する。
次いで、ステップS31に移行して、液晶表示器13の上側固定表示領域13Uに表示する上側固定表示データをデュアルポートメモリ16のロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力してからステップS32に移行する。
このステップS32では、スクロール表示データのうち最初のデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに相当するデータ量の表示データをデュールポートメモリ16のロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力する初期表示データ書込処理を行ってからステップS33に移行する。
このステップS33では、液晶表示器13の下側固定表示領域13Lに表示する下側固定表示データをデュアルポートメモリ16のロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力する。
次いで、ステップS34に移行して、表示開始指令を表示コントローラ18に出力し、次いでステップS35に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“1”にセットしてから前記ステップS23に移行する。
一方、前記ステップS21の判定結果が、表示データ書込完了フラグFEがデュアルポートメモリ16への初期書込完了を表す“1”にセットされているときには、ステップS36に移行して各設定器40〜42の設定データを読込み、次いでステップS37に移行して前回の設定データに対して変更があったか否かを判定し、設定データの変更があったときにはステップS38に移行して、変更のあった設定データを表示コントローラ18に送信してからステップS39に移行し、設定データの変更がないときには直接ステップS39に移行する。
ステップS39では、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されているか否かを判定し、スクロール表示が選択されていないときにはステップS40に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“0”にリセットしてから前記ステップS23に移行し、スクロール表示が選択されているときにはステップS41に移行する。
ステップS41では、表示コントローラ18からスクロールピリオドの開始時点を表す割込信号が入力されたか否かを判定し、割込信号が入力されていないときにはそのまま前記ステップS23に移行し、割込信号が入力されたときにはステップS42に移行して、表示処理以外の優先処理が存在するか否かを判定し、優先処理が存在しないときには後述するステップS44にジャンプし、優先処理が存在するときにはステップS43に移行して、表示コントローラ18の表示制御処理で起動されたスクロールピリオド計数タイマを読込み、これが所定値以上であるか否かを判定し、スクロールピリオド計数タイマが所定値未満であるときには前記ステップS23に移行し、指定値以上であるときにはステップS44に移行して、現在の液晶表示器13のスクロール表示領域13Sで表示されている表示データのスクロール方向に連続するデータ格納領域にステップ量STに応じた表示データをロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力するスクロール分データ書込処理を行ってからステップS45に移行する。
このステップS45では、液晶表示器13の上側及び下側固定表示領域13U及び13Lに表示する固定表示データの変更があったか否かを判定し、固定表示データの変更があったときにはステップS46に移行して、変更があった固定表示データに該当する上側及び/又は下側固定表示データ格納領域16U及び/又は16Lに書込む固定表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力してから前記ステップS23に移行し、固定表示データの変更がないときには直接ステップS23に移行する。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、情報処理装置12で液晶表示器13に表示する表示データが形成されておらず、表示コントローラ18へ表示終了指令が出力されているものとすると、表示コントローラ18の図5の表示制御処理で、ステップS12からステップS13に移行して、表示用電源25に電力供給停止指令が出力されることにより、Yドライバ14及びXドライバ20への通電が停止されて、液晶表示器13での表示が停止された状態にある。
この表示停止状態では、情報処理装置12で図6のデータ表示処理を実行しているときに、表示データ書込完了フラグFEが“0”にリセットされているので、ステップS21からステップS22に移行し、液晶表示器13で表示する表示データが形成されていないのでステップS23に移行し、表示終了キーが押圧されていないので、そのままタイマ割込処理を終了する。
この表示停止状態から、情報処理装置12によって、インターネットの画像データを含む表示データを取込んだり、電子メールを受信したり、キー操作によって文書データの作成を開始したりすることにより、液晶表示器13で表示する必要がある表示データが作成されると、図6のデータ表示処理で、各設定器40〜42の設定データを読込む(ステップS26)。
このとき、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されていないものとすると、ステップ量STが“0”に設定されると共に、スクロールピリオドSPが標準値に設定される(ステップS28)。
そして、予め設定されたデュアルポートメモリ16における上側固定表示データ格納領域13Uの最終アドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL、スクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSEで構成されるアドレス情報と、表示開始アドレスSAS、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPで構成されるスクロール情報とで構成される表示制御データを表示コントローラ18へ送信する(ステップS30)。
このため、表示コントローラ18では、図5の処理で、表示制御データが情報処理装置12から入力されると、入力された表示制御データをメモリ18aに記憶し(ステップS2)、次いで、表示制御データに含まれる上側固定表示データ格納領域の終端アドレスFUEを表示ロジック回路19のレジスタ32aに書込み、スクロール開始アドレスSASをレジスタ32bに、スクロール表示データ格納領域先頭アドレスSALをレジスタ32cに、スクロール表示データ格納領域終端アドレスSAEをレジスタ32dに、スクロール表示領域終端アドレスDSEをレジスタ32eに、下側固定表示データ格納領域先頭アドレスFLLをレジスタ32fに夫々書込み(ステップS3)、次いで情報処理装置12から表示開始指令が入力されるまで待機する。
情報処理装置12では、表示制御データを表示コントローラ18に出力してからデュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uに書込む例えば受信感度を表すアンテナ表示等を表示する上側固定表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力し(ステップS31)、これによって、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uに上側固定表示データを書込む。
この上側固定表示データの書込みが完了すると、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込むスクロール表示データ例えば図7に示すA〜Iで表される文字データを情報処理装置用ロジック回路17に出力し(ステップS32)、これによって、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sのロウアドレス“060”からロウアドレス“159”までにスクロール表示データが書込まれる。
このスクロール表示データの書込みが完了すると、デュアルポートメモリ16の下側固定表示データ格納領域16Lに書込む例えば時刻情報等を表示する下側固定表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力し(ステップS33)、これによって、デュアルポートメモリ16の下側固定表示データ格納領域16Lに下側固定表示データを書込む。
そして、下側固定表示データの書込みが完了すると、表示コントローラ18に対して表示開始指令を出力し(ステップS34)、さらに表示データ書込フラグFEを“1”にセットする(ステップS35)。
表示コントローラ18では、情報処理装置12から表示開始指令が入力されると、表示用電源25に対して電力供給指令を出力し(ステップS5)、これによって表示用電源25からYドライバ14及びXドライバ20に電力が供給される。次いで、リセット信号RESを表示ロジック回路19に出力すると共に、これより僅かに遅れて発振装置15から基準クロック信号DCLKを表示ロジック回路19に供給開始させる(ステップS6)。次いで、スクロールピリオド計数タイマを起動する(ステップS7)。
表示ロジック回路19では、図8(a)に示すように、表示コントローラ18からリセット信号RESが入力されると、これがセット信号としてアドレスカウンタ31aのセット端子Sに供給されることにより、このアドレスカウンタ31aのデータ入力端子Dに設定されている“000”がカウント値として設定され、これが出力端子Oからセレクタ34bの入力端子Aに供給される。
一方、リセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとの論理和がRS型フリップフロップ36bのリセット端子Rに供給されることにより、その肯定出力端子Qの出力が低レベルとなり、これがセレクタ34bのセット端子Sに入力されるので、このセレクタ34bで入力端子Aが選択され、この入力端子Aに入力されている“000”がセレクタ34cの入力端子Aに入力される。
このとき、RS型フリップフロップ36cでもそのリセット端子Rにリセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとの論理和が入力されていることにより、その肯定出力端子Qが低レベルとなり、セレクタ34cで入力端子Aが選択され、この入力端子Aに入力されている“000”が表示アドレスLADとして表示アドレスデコーダ24に出力される。
また、リセット信号RESの入力から所定時間遅れて発振装置15から出力される基準クロック信号DCLKがアドレスカウンタ31a〜31c及び33に供給開始される。
このため、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uの先頭アドレス“000”の表示データが図8(c)に示すように読出され、これがXドライバ20で、図8(b)に示す基準クロック信号DCLKの立ち下がりで図8(d)に示すように取込まれる。
また、表示ロジック回路19からは、図8(e)に示すように、リセット信号RESの立ち上がりから次の基準クロック信号DCLKの立ち上がりまで高レベルとなる選択信号YDATAをYドライバ14に出力し、Yドライバ14では、選択信号YDATAが高レベルであるときにライン選択を行い、低レベルであるときにライン非選択状態となる。
そして、Yドライバ14では、基準クロック信号DCLKの立ち下がりで選択信号YDATAを取込み、図示しない内部の180段のシフトレジスタの各レジスタによって選択信号YDATAを転送する。180段のシフトレジスタの各レジスタ出力は、図8(e0)〜(e179)に示すように、基準クロック信号DCLKに応じて順次右に移動する。
Xドライバ20のドライバデータが表示アドレス“000”のデータであるときにYドライバ14の選択信号Y0が高レベルとなることにより、液晶表示器13の先頭行に表示アドレス“000”のデータが表示される。
その後、順次基準クロック信号DCLKが入力される毎に、その立ち上がりでアドレスカウンタ31aのカウント値が図8(c)に示すようにカウントアップし、基準クロック信号DCLKの立ち下がりでXドライバ20によって図8(d)に示すようにデータの取込みが行われる。
一方、表示ロジック回路19では、図9(c)に示すように、図8(b)に示す基準クロック信号DCLKの立ち上がりでアドレスカウンタ31aのカウント値がカウントアップし、このカウント値がレジスタ32aに設定された上側固定表示領域の終端アドレスFUE“039”と等しくなると、一致検出回路35aの8ビット比較出力CSが図9(d)に示すように、高レベルとなり、これに応じてD型フリップフロップDFFの出力FOSが図9(e)に示すように高レベルとなり、アンドゲートAND4から図9(f)に示すように基準クロック信号DCLKの立ち上がりから立ち下がりまでの間で高レベルとなる一致検出信号CDSが出力される。
一方、アドレスカウンタ31bは、リセット信号RESが入力された時点で、カウント値が“000”にリセットされ、この状態で、セット端子Sに高レベルのセット信号が入力されないので、図9(h)に示すように、基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップしている。
この状態で、前述したように一致検出回路35aから高レベルの一致検出信号CDSaが出力されると、これがRS型フリップフロップ36aのリセット端子Rに入力されることにより、セレクタ34aのセット端子Sが低レベルとなることにより、入力端子Aに入力されるレジスタ32bで設定されたSAS“060”が選択され、これがアドレスカウンタ31bのデータ入力端子Dに供給されている。このため、アドレスカウンタ31bのセット端子Sにオアゲート38を介して一致検出信号CDSaが入力されることにより、アドレスカウンタ31bのカウント値が図9(h)に示すように“039”から“060”にセットされ、このカウント値“060”がセレクタ34bの入力端子Bに入力され、一致検出回路35aから高レベルの一致検出信号CDSaがRS型フリップフロップ36bのセット端子Sに供給されることにより、これがセットされてその肯定出力が高レベルとなり、これがセレクタ34bに入力されることにより、このセレクタ34bで入力端子Bに供給されているアドレスカウンタ31bのカウント値“060”が選択されて、これがセレクタ34cの入力端子Aに供給される。
このため、セレクタ34cから出力される表示アドレスLADが図9(o)に示すように“060”となり、以後アドレスカウンタ31bのカウント値が基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップすることから、セレクタ34bから出力される表示アドレスLADが図9(o)に示すようにカウントアップされる。
また、アドレスカウンタ31c及び33も、図9(k)に示すように、リセット信号RESによって“000”にクリアされた後基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップしている。
その後、アドレスカウンタ33のカウント値がレジスタ32eに設定されたスクロール表示領域終端アドレスDSE(=“139”)に達すると、一致検出回路35cから高レベルの一致検出信号CDScが図9(j)に示すように出力され、これがアドレスカウンタ31cのセット端子Sに入力されることにより、レジスタ32fに設定された下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL(=“200”)がカウント値としてセットされ、このカウント値“200”がセレクタ34cの入力端子Bに入力される。
一方、一致検出回路35cから出力される一致検出信号CDScはRS型フリップフロップ36cのセット端子Sに入力されるので、このフリップフロップ36cがセットされ、その肯定出力が高レベルとなり、これがセレクタ34cのセット端子Sに入力されるので、このセレクタ34cで入力端子Bに入力されているアドレスカウンタ31cのカウント値“200”が選択されて、これが図9(o)に示すように表示アドレスLADとして出力される。
その後、アドレスカウンタ31cのカウント値が基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップし、このカウント値がセレクタ34cで選択されて表示アドレスLADとして出力される。
その後、アドレスカウンタ31cのカウント値が“239”となると、一致検出回路35dから図9(l)で示すように高レベルの一致検出信号DEが出力される。
このため、表示ロジック回路19から出力される表示アドレスLADは、“000”〜“39”、“60”〜“159”、“200”〜“239”となり、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uに格納されている上側固定表示データ、スクロール表示データ格納領域16Sのアドレス“060”〜“159”までのスクロール表示データ及び下側固定表示データ格納領域16Lに格納されている下側固定表示データが順次読出されて、これが液晶表示器13に表示されることにより、この液晶表示器13で図7に示すように、「○」で表される上側固定表示データ、「A」〜「J」で表されるスクロール表示データ及び「△」で表される下側固定表示データが表示される。
この間、情報処理装置12では、表示データ書込フラグFEが“1”にセットされていることにより、ステップS21からステップS36に移行し、各設定器40〜42の設定データを読込み、これらに変更がないものとすると、ステップS39に移行し、スクロール表示が選択されていないものとすると、ステップS40に移行して、表示データ書込フラグFEが“0”にリセットされ、表示終了が選択されていないのでそのままタイマ割込処理を終了する。このため、次のタイマ割込処理で新たな表示データが作成されていないときにはステップS22からステップS23に移行してからタイマ割込処理を終了する。したがって、情報処理装置12での表示制御処理が簡略化されて、表示制御処理の負担を軽減することができる。
一方、表示コントローラ18では、ステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSAS(=“060”)に“0”に設定されたステップ量STを加算して新たな表示開始アドレスSASを算出するが、ステップ量STが“0”であるので、表示開始アドレスSASは変更されない。
その後、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしたか否かを判定して、スクロールピリオドSPが終了したか否かを判定し、スクロールピリオドSPが終了していないときには、情報処理装置12から変更された表示制御データが入力されたか否かを判定し(ステップS10)、表示制御データの入力がないので、そのままステップS9に戻り、この状態を繰り返して、スクロールピリオドSPが終了したときには、ステップS12に移行して、情報処理装置12から表示終了指令が入力されたか否かを判定するが、表示終了指令が入力されていないので、ステップS14に移行し、ステップ量STが“0”であるので、ステップS7に戻って、再度スクロールピリオド計数タイマを起動する。また、一致検出信号DEによって、カウンタ33,31b,31c、フリップフロップ36b,36cはリセットされ、カウンタ31aはセットされるため、表示ロジック回路19で、前述したと全く同様の動作を行って、図7の上側固定表示領域13U、スクロール表示領域13S及び下側固定表示領域13Lの表示状態を継続する。
このスクロール表示領域13Sの固定表示状態で、情報処理装置12のスクロール設定器40でスクロール表示を選択すると共に、ステップ量設定器41でステップ量STを例えば“020”に設定し、さらにスクロールピリオド設定器42でスクロールピリオドSPを設定すると、情報処理装置12で、ステップS37で設定データ変更と判断されて、ステップS38に移行し、変更データが表示コントローラ18へ送信され、次いでスクロール表示が選択されたので、ステップS39からステップS41に移行し、表示コントローラ18からスクロール表示完了割込信号が入力されていないので、ステップS23を経てタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
表示コントローラ18では、図5の表示制御処理におけるステップS10で変更された表示制御データを受信すると、ステップS11に移行して、変更された表示制御データ即ちステップ量ST及びスクロールピリオドSPをメモリ18aに更新記憶してからステップS9に戻り、スクロールピリオドSPの終了まで待機する。
そして、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしてスクロールピリオドSPが終了すると、ステップS9からステップS12に移行し、表示終了指令が入力されていないので、ステップS14に移行し、ステップ量STが“000”以外の値に設定されているので、ステップS15に移行し、表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書き込む。次いで、ステップS16に移行して、外部の情報処理装置12に対してスクロールピリオドの開始時点を表す割込信号を出力してからステップS7に戻ってロールピリオドSPに設定されたスクロールピリオド計数タイマを起動する。
しかしながら、この時点では、表示開始アドレスSASが変更されていないので、表示開始アドレスSASは“060”を維持し、スクロール選択前の表示状態を維持する。
一方、情報処理装置12では、表示コントローラ18からスクロールピリオドの開始時点を表す割込信号が入力されると、スクロール表示が選択されているので、ステップS39からステップS41を経てステップS42に移行し、現在の表示制御より処理を優先させる優先処理が存在するか否かを判定し、優先処理が存在しない場合には直接ステップS44に移行して、現在のデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込まれている“060”〜“159”のロウアドレスにスクロール方向に連続する領域即ちロウアドレス“160”〜“179”に新たな表示データ「K」及び「L」を書込むスクロール分表示データ書込処理を行ってからステップS23を経てタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
また、優先処理が存在する場合には、ステップS43に移行して、スクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込み、これが現在のスクロールピリオドSPが終了するまでの間に、スクロール分表示データをデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに対する書込みを完了するに必要な時間に対応する所定値以上となったか否かを判定し、所定値未満であるときにはステップS23に移行するが、所定値以上となると、ステップS44に移行して、新たな表示データ「K」及び「L」を書込むスクロール分表示データ書込処理を行う。
何れにしても、次のスクロールピリオドSPが開始されるまでの間に、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sへのスクロール分表示データの書込みが終了することになる。
そして、ステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSAS(=“060”)にステップ量ST(=“020”)を加算した値を新たな表示開始アドレスSAS(=“080”)として算出し、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしてスクロールピリオドSPが終了するまで待機する。
その後、スクロールピリオドSPが終了すると、ステップS9からステップS12を経てステップS14に移行し、ステップ量STが“000”以外の値に設定されているので、ステップS15に移行して、表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書込んでからステップS16に移行して、外部の情報処理装置12に対してスクロール表示完了を表す割込信号を出力する。表示ロジック回路19で、表示アドレスLADとして“000”〜“039”、“080”〜“179”及び“200”〜“239”を順次出力することにより、液晶表示器13で、図10に示すように、文字データ「C」〜「L」で表されるスクロール表示データを表示する。
このように、表示ロジック回路19での表示アドレスLADが出力されるスクロールピリオドSP間に、次のスクロール時のステップ量STに応じたスクロール分表示データの書込みが行われてからデュアルポートメモリ16の表示データの読出しが行われて、これが液晶表示器13に供給されるので、順次スクロール表示が行われる。
そして、情報処理装置12からデュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレス“199”への書込みが終了して、次にスクロール表示データを書込む場合には、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSALが指定され、これにスクロール表示データが書込まれ、以下順次書込むロウアドレスが増加される。
これに応じて、表示ロジック回路19のレジスタ32cに書込まれる表示開始アドレスSASも順次ステップ量ST(=“020”)分だけ増加して行くことにより、一致検出回路35aから一致検出信号CDSaが出力されたときのアドレスカウンタ31bにセットされるカウント値が増加して行き、図11(h)に示すように、このカウント値がアドレスカウンタ33のカウント値が“139”に達する前にSAE“199”に達すると、一致検出回路35bから図11(i)に示すように、高レベルの一致検出信号CDSbが出力される。
この一致検出信号CDSbがRS型フリップフロップ36aのセット端子Sに供給されるので、このフリップフロップ36aの肯定出力端子Qの出力が高レベルとなり、セレクタ34aでレジスタ32cに設定されているデュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域の先頭アドレスSAL(=“040”)が選択され、これがアドレスカウンタ31bのデータ入力端子Dに入力され、このアドレスカウンタ31bに一致検出回路35bの一致検出信号CDSbが入力されるので、そのカウント値が先頭アドレスSAL(=“040”)にセットされ、これがセレクタ34bに供給されるので、このセレクタ34bでは、一致検出回路35aから一致検出信号CDSaが出力された時点で入力端子Bが選択されているので、先頭アドレスSAL(=“040”)がセレクタ34cに供給されて、表示アドレスLADとして表示アドレスデコーダ24に出力される。
このため、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレス“040”からスクロール表示データが読出され、スクロール表示が継続される。
その後、情報処理装置12で、表示処理を終了するキー等が操作されると、図6のデータ表示処理で、ステップS23からステップS24に移行して、表示終了指令を表示コントローラ18に出力し、次いで表示データ書込フラグFEを“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
このため、表示コントローラ18では、表示終了指令が入力されることにより、ステップS14からステップS15に移行して、表示用電源25へ電力供給停止指令が出力されて、Yドライバ14及びXドライバ20への電力供給が停止されると共に、発振装置15からの表示ロジック回路19への基準クロック信号DCLKの入力が停止され、液晶表示器13でのデータ表示が終了される。
このように、上記実施形態によると、スクロール表示時に、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sからの表示データ読出処理が表示コントローラ18及び表示ロジック回路19によって行われ、情報処理装置12はスクロールピリオド内でステップ量STに応じたスクロール表示データの書込みを表示コントローラ18から入力される割込信号に基づいて行えば良く、情報処理装置12でのスクロール表示処理の負荷を大幅に軽減することができ、この分他の処理を有効に行うことができ、情報処理装置12の処理効率を格段に向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、表示コントローラ18からスクロールピリオドSPの終了時点即ちスクロールピリオドSPの開始時点で情報処理装置12に対して割込信号を出力すると共に、情報処理装置12でスクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込む場合について説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理装置12でのスクロール表示データ分の書込をスクロールピリオドSPの終了までに完了可能なタイミングを表示コントローラ18で計測し、書込割込信号を情報処理装置12に出力するようにしてもよく、この場合には、情報処理装置12でのデータ表示処理の負荷をより軽減することができる。さらには、情報処理装置12で、割込信号を受けてからスクロール表示データ分の書込をスクロールピリオドSPの終了までに完了可能なタイミングを計測して、計測されたタイミングでスクロール表示データ分の書込みを行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sへの初期表示データ書込処理(ステップS32)で、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに対応する表示データ分のみを書込む場合について説明したが、これに限定されるものではなく、初期表示データ書込処理で、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに対応する表示データ分とスクロール時のステップ量STに対応するスクロール表示データ分を加算した表示データを書込んで置くことにより、情報処理装置12でのデュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sへの書込みがスクールピリオドSPが終了するまでに終わらない場合が発生したときに、書込中のスクロール表示データが表示されることを確実に回避することができる。
さらに、上記実施形態においては、スクロール表示時に情報処理装置12でデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sへ書込むスクロール表示データをステップ量STに対応するデータ量とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステップ量STの整数倍に相当するスクロール表示データを1回で書込むと共に、整数回に一回スクロール表示データの書込みを行うようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、表示コントローラ18から情報処理装置12にスクロールピリオドSPの開始時点を表す割込信号を出力する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図12に示すように、図5の表示制御処理において、ステップS16の処理に代えてスクロールピリオドの開始を表すスクロールピリオド開始フラグFSを“1”にセットするステップS51を設けると共に、ステップS9の判定結果がスクロールピリオドが終了していないときにステップS52に移行して、情報処理装置12によるスクロールピリオド開始フラグFSの読込みがあったか否かを判定し、その判定結果が、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みがあったときに、ステップS53に移行して、スクロールピリオド開始フラグFSを“0”にリセットしてからステップS10に移行し、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みがないときには直接ステップS10に移行することを除いては図5と同様の処理を行うようにしてもよい。この場合には、情報処理装置12側でスクロールピリオド開始フラグFSを所定のタイミングで読みに行き、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みが行われたときに、表示コントローラ18側でスクロールピリオド開始フラグFSを“0”にリセットするので、情報処理装置12側で表示コントローラ18から入力される割込信号に係わる処理を省略することができ、データ表示処理の負担をより軽減することができる。但し、FS=“1”のままでステップS12に移行することもあり得るため,その前にステップS50でFSを“0”にリセットする。
さらにまた、図6及び図12の処理はタイマ割り込み毎に実行されるが、表示コントローラ18から情報処理装置12にスクロールピリオドSPの開始時点を表す割り込み信号が入力された時にだけ実行する処理として実現することも可能である。これにより処理回数を減らすことができ、更なる負荷軽減になる。
なおさらに、上記実施形態においては、下側へのスクロール表示を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側へのスクロール表示を行う場合には、情報処理装置12で、デュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sで先頭アドレスSALから終端アドレスSAE側にアドレス変更する際に、現在のロウアドレスよりステップ量STに応じたアドレス分を減算したロウアドレスからスクロール表示データ分を書込み、これに応じて表示コントローラ18で、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値がスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL以上であるときには、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値を新たな表示開始アドレスSASとして設定し、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値が先頭アドレスSAL未満であるときには、下記(1)式の演算を行って新たな表示開始アドレスSASを算出する。
SAS=SAE−{ST−(SAS−SAL)} …………(1)
すなわち、現在の表示開始アドレスSASとスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSALとの差分をステップ量STから減算した値をスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAEから減算した値を新たな表示開始アドレスSASとして算出する。
そして、算出した表示開始アドレスSASを表示ロジック回路19のレジスタ32bに書込むことにより、上側へのスクロール表示を行うことができる。
また、上記実施形態においては、表示ロジック回路19をハードウェアで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ソフトウェアで構成することもできる。
さらに、上記実施形態においては、スクロール表示を上下方向に行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、左右方向にスクロール表示を行うこともできる。
さらにまた、上記実施形態においては、液晶表示器13に、上側固定表示領域13U、スクロール表示領域13S及び下側固定表示領域13Lを設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側固定表示領域13U及び下側固定表示領域13Lの何れか一方又は双方を省略して広いスクロール表示領域13Sを確保することもできる。
なおさらに、上記実施形態においては、情報処理装置12でスクロール表示のステップ量ST及びスクロールピリオドSPの双方を変更可能に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステップ量ST又はスクロールピリオドSPのみを変更可能としたり、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPを標準値に固定するようにしたりすることができる。
また、上記実施形態においては、表示手段として、液晶表示器13を適用した場合について説明したがこれに限定されるものではなく、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の他の表示装置を適用することができる。
さらに、上記実施形態においては、情報処理装置12で設定するスクロールピリオドSPと表示ロジック回路19での表示開始タイミングからフレーム表示完了信号DEが得られるまでの表示制御期間とが等しい場合について説明したが、これに限定されるものでなく、情報処理装置12で設定するスクロールピリオドSPを表示ロジック回路19での表示制御期間以上に設定する場合には、表示コントローラ18側でフレーム表示完了信号DEによるカウンタ33,31b,31c、フリップフロップ36b,36cのリセット及びカウンタ31aのセットに代えて、スクロールピリオドSPの開始時点を読込み、この時点で、リセット信号RESを出力して、カウンタ33,31b,31c、フリップフロップ36b,36cのリセット及びカウンタ31aのセットを行うようにすればよい。
本発明の一実施形態の画像表示装置を示す構成図である。 デュアルポートメモリの記憶内容を示す説明図である。 表示ロジック回路のブロック図である。 一致検出回路のブロック図である。 表示コントローラの表示処理を示すフローチャートである。 情報処理装置のデータ表示処理を示すフローチャートである。 液晶表示器の表示状態を示す説明図である。 XYドライバの動作説明に供するタイムチャートである。 表示ロジック回路の動作説明に供するタイムチャートである。 液晶表示器のスクロール状態を示す説明図である。 表示ロジック回路の動作説明に供するタイムチャートである。 本発明の変形例を示す表示コントローラのフローチャートである。
符号の説明
10 画像表示装置、11 コントローラドライバ、12 情報処理装置、13 液晶表示器、14 Yドライバ、15 発振装置、16 デュアルポートメモリ、17 情報処理装置用ロジック回路、18 表示コントローラ、19 表示ロジック回路、20 Xドライバ、21 情報処理装置用リードライト回路、22 情報処理装置用ロウアドレスデコーダ、23 情報処理装置用カラムアドレスデコーダ、24 表示アドレスデコーダ、25 表示用電源、31a〜31c,33 アドレスカウンタ、32a〜32f レジスタ、34a〜34c セレクタ、35a〜35d 一致検出回路。

Claims (5)

  1. 表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを出力するコントローラドライバと、該コントローラドライバに前記表示データを書込む外部の情報処理手段とを備え、
    前記コントローラドライバは、前記表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定された表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、該表示データ読出手段の表示データ読出開始位置を、スクロール表示の切替速度に対応するフレーム表示期間の整数倍に設定されたスクロール周期毎にアドレス移動量を表す設定されたステップ量だけ移動させる読出開始位置変更手段と、前記スクロール周期のスクロール開始タイミングから設定された前記スクロール周期の終了時までの経過時間を計数する計数タイマと、該計数タイマが前記スクロール周期の終了時となり、前記ステップ量が0以外の値に設定されているときにスクロール周期の開始時点を表す割込信号を前記情報処理手段に出力するスクロール周期タイミング報知手段とを有し、
    前記情報処理手段は、前記スクロール周期タイミング報知手段から前記スクロール周期の開始時点を表す割込信号が入力されたときに、現在の表示処理より処理を優先させる優先処理が存在するか否かを判定し、前記優先処理が存在しないときに前記表示データ記憶手段に新たな表示データの書込みを行い、前記優先処理が存在し新たな表示データの書込みを行えないときに前記計数タイマの経過時間を読込み、当該経過時間が書込みを完了するのに必要な時間以上となったときに前記表示データ記憶手段に新たに表示する表示データの書込みを行うことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記スクロール周期タイミング報知手段は、前記読出開始位置変更手段で読出開始位置を変更したときに前記スクロール周期の開始時点を前記情報処理手段に報知するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記スクロール周期タイミング報知手段は、前記スクロール周期の開始時点でスクロール開始フラグをセットし、前記情報処理手段のスクロール開始フラグの読込みを検出し、スクロール開始フラグの読込みを検出したときに当該スクロール開始フラグをリセットするように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記スクロール周期タイミング報知手段は、前記スクロール周期の開始時点を表す割込信号を前記情報処理手段に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記読出開始位置変更手段は、スクロール周期を設定するスクロール周期設定手段と、該スクロール周期設定手段で設定されたスクロール周期が終了したときに設定された前記ステップ量を表示開始アドレスに加算して読出開始位置を決定する読出開始位置決定手段とを備えていることを特徴とする請求項乃至4の何れかに記載の画像表示装置。
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