JP2006023501A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部に表示データをスクロール表示する場合に、表示データの表示データ書込処理を軽減可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】表示データを表示する表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定されたフレームデータ記憶手段と、該フレームデータ記憶手段に表示データ記憶手段に格納されている表示データを書込む外部の情報処理手段と、前記フレームデータ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、当該フレームデータ記憶手段の前回の書込終了時におけるアドレスの次のアドレスを書込開始アドレスとして設定してアドレス制御する書込アドレス制御手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを画像表示部で表示する際に、画像表示部のフレームデータ記憶手段に画像データを書込む情報処理手段の負荷を軽減することができる画像表示装置に関する。
従来の画像表示装置としては、一度に表示できる文字の量が例えば6文字×3行程度に限定された液晶表示部に、記憶部に記憶された最大192文字の文字メッセージを表示する際に、制御回路で、記憶部に記憶された文字メッセージを横6文字の表示データとして記憶部に含まれるVRAM上に展開しながら順次表示部にスムーススクロール表示し、そのスクロール表示速度をタッチセンサをタッチ操作することにより遅くすることができる携帯電話機やページャ等の文字メッセージの受信機能を備える通信端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−184420号公報(第1頁〜第5頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、記憶部に記憶された表示部で表示可能な文字量より多くの文字メッセージを表示部で表示する場合に、スクロール表示速度の異なるスクロール表示を行うことができるので、使用者は表示部における文字メッセージの表示を見ながら、そのスクロール表示の速度を自在に変更させることができ、使用者に取って読みやすいスクロール表示を行うことができるものであるが、この場合のスクロール表示制御を制御回路で行う場合に、表示データをVRAM上に展開する場合に表示データ書込処理におけるアドレス設定が煩雑となるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、液晶表示器等の表示部に文字や画像等の表示データを固定表示する場合やスクロール表示する場合に、文字や画像等の表示データの書込処理を簡易化することができる画像表示装置を提供することを目的としている。
第1の技術手段は、表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定されたフレームデータ記憶手段と、該フレームデータ記憶手段に表示データ記憶手段に格納されている表示データを書込む外部の情報処理手段と、前記フレームデータ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、当該フレームデータ記憶手段の前回の書込終了時におけるアドレスの次のアドレスを書込開始アドレスとして設定してアドレス制御する書込アドレス制御手段とを備えていることを特徴としている。
この第1の技術手段によれば、情報処理装置側の表示データ記憶手段に格納している表示データを表示手段に表示させる場合に、書込アドレス設定手段で、フレームデータ記憶手段の前回の書込終了時におけるアドレスの次のアドレスを書込開始アドレスとして設定するので、情報処理装置側でフレームデータ記憶手段に対する書込アドレスの設定を行うことなく表示データの書込みを行うことができる。
また、第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記書込アドレス制御手段は、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、設定した書込開始アドレスと書込みを行う表示データ量とに基づいて書込終了アドレスを算出するように構成されていることを特徴としている。
この第2の技術手段によれば、書込アドレス設定手段で、情報処理手段によるフレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、設定した書込開始アドレスと書込を行う表示データ量とに基づいて書込終了アドレスを算出するので、この書込終了アドレスの次のアドレスを書込開始アドレスとして正確に設定することができる。
さらに、第3の技術手段は、表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定されたフレームデータ記憶手段と、該フレームデータ記憶手段に表示データ記憶手段に格納されている表示データを書込む外部の情報処理手段と、前記フレームデータ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示情報の書込み時に、前記表示データ記憶手段及び前記フレームデータ記憶手段のアドレスを対応させるアドレス対応手段とを備え、前記情報処理装置は、前記表示データ記憶手段のアドレスに基づいて前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込処理を行うことを特徴としている。
この第3の技術手段は、アドレス対応手段で、表示データ記憶手段及びフレームデータ記憶手段のアドレスを対応させるので、情報処理装置側の表示データ記憶手段に格納している表示データを表示手段に表示させる場合に、情報処理装置では、表示データ記憶手段の読出アドレスを設定するだけで、フレームデータ記憶手段に表示データを書込むことができ、情報処理装置での表示データの書込時の負担を低減させることができる。
さらにまた、第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記アドレス対応手段は、表示手段に固定表示領域とスクロール表示領域とが設定されている場合に、固定表示領域及びスクロール表示領域毎に個別のアドレス対応部を有することを特徴としている。
この第4の技術手段によれば、表示手段に固定表示領域とスクロール表示領域とが設定されている場合に、固定表示領域及びスクロール表示領域毎に個別のアドレス対応部で、表示データ記憶手段の読出アドレスをフレームデータ記憶手段の書込アドレスに対応付けすることができ、情報処理装置での表示データ書込時の負担をより低減することができる。
なおさらに、第5の技術手段は、第3又は第4の技術手段において、前記表示データ記憶手段は、記憶領域が連続する1次元メモリ構成を有し、前記フレームデータ記憶手段は、表示手段に対応した2次元メモリ構成を有する場合に、前記アドレス対応手段は、前記フレームデータ記憶手段のフレームロウアドレスをFRA、カラムアドレスをFCA、カラムアドレス数をNとし、前記表示データ記憶手段及び前記フレームデータ記憶手段の対応付けアドレスをDASET及びFRASETとしたとき、前記フレームデータ記憶手段のロウアドレスFRA及びカラムアドレスFCAを
FRA=rounddown{(DA−DASET)÷N}+FRASET
FCA=(DA−DASET)modN
に従って算出するように構成されていることを特徴としている。
この第5の技術手段によれば、表示データ記憶手段の読出アドレスとフレームデータ記憶手段の書込アドレスとを正確に対応付けすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すブロック図であり、図中、10は画像表示装置であって、表示したい表示データをコントローラドライバ11に書込む信号を発生する機能を有する情報処理手段としての情報処理装置12と、コントローラドライバ11から出力される表示データを表示する液晶表示器13と、この液晶表示器13を駆動するYドライバ14と、コントローラドライバ11に液晶画面表示に必要な基準クロックを発生する発振回路15とを備えている。
コントローラドライバ11は、情報処理装置12とのインタフェースと液晶表示器13とのインタフェースとを非同期に行うことが可能なフレームデータ記憶手段としてのデュアルポートメモリ16と、情報処理装置12からの表示データが入力される情報処理装置用ロジック回路17と、発振装置15からの基準クロック信号DCLK及び表示コントローラ18からの設定値が入力される表示ロジック回路19とを備えている。
この他、コントローラドライバ11は、デュアルポートメモリ16から1ライン分の表示データを読出すXドライバ20と、デュアルポートメモリ16の表示データを記憶するメモリ領域16U,16S及び16Lに読み書きの制御を行う情報処理装置用リードライト回路21と、情報処理装置12の読み書き時のメモリ領域16U,16S及び16LのY(ロウ)方向のアドレスを示すロウアドレスデコーダ22と、情報処理装置12の読み書き時のメモリ領域16U,16S及び16LのX(カラム)方向のアドレスを出力するカラムアドレスデコーダ23と、メモリ領域16U,16S及び16Lに記憶された表示データのうち、Xドライバ20へ供給する表示データを読み出すための表示アドレスデコーダ24とで構成されている。
ここで、情報処理装置用ロジック回路17は、情報処理装置12から送られたコマンドの処理や、デュアルポートメモリ16に読み書きする表示データの制御等の情報処理装置12に関わる処理を行う機能を有している。
また、表示ロジック回路19は、デュアルポートメモリ16から表示データを読出してXドライバ20に供給する制御や、Yドライバ14の制御等の表示に関わる制御を行う機能を有している。
さらに、Xドライバ20は、デュアルポートメモリ16から読出された表示データを液晶表示器13で必要な電圧に変換する回路である。
また、Yドライバ14は、Xドライバ20から供給されるデータ信号を書込むラインを選択するデータを表示コントローラ18を介して受け取り、選択/非選択に対応して液晶表示器13を駆動するために必要な電圧を発生する機能を有している。そして、Yドライバ14及びXドライバ20には表示用電源25で発生された液晶表示器13の表示に必要な電圧が供給されている。
さらに、液晶表示器13の表示容量は例えば176×180ドットであり、液晶表示器13の左側にコモン電極を180本、及び上側にセグメント電極を176本有しており、図11に示すように、上側固定表示領域13Uと下側固定表示領域13Lとこれら固定表示領域13U及び13L間に配置されたスクロール表示領域13Sとが形成されている。
一方、デュアルポートメモリ16の容量は例えば、液晶表示器13の表示容量より大きい176×240ビットである。このデュアルポートメモリ16は、図2に示すように、ロウアドレスで、“000”〜“039”間で上側固定表示領域13Uに表示する上側固定表示データ格納領域が形成され、“040”〜“199”間でスクロール表示領域13Sに表示するスクロール表示データ格納領域が形成され、“200”〜“239”間で下側固定表示領域13Lに表示する下側固定表示データ格納領域が形成されている。
デュアルポートメモリ16のカラムアドレスデコーダ23は、液晶表示器13のX方向のドット数と同じ176のアドレスを持っている。デュアルポートメモリ16のロウアドレスデコーダ22は、8ビット同時書込みであるので、液晶表示器13のY方向のドット数である240を8で割った結果である30のアドレスを有している。
情報処理装置12は、任意のアドレスをカラムアドレスデコーダ23とロウアドレスデコーダ22とに情報処理装置用ロジック回路17を介して指定することにより、表示したい表示データをデュアルポートメモリ16の任意の位置に情報処理装置用ロジック回路17及び情報処理装置用リードライト回路21を介して書込むことができる。
表示データは、1ビットが液晶表示器13の表示の1ドットに相当する。表示データが“0”であれば、液晶表示器13の対応する所定のドットは白色に表示され、“1”であれば、黒色に表示される。
表示アドレスデコーダ24は、デュアルポートメモリ16のロウアドレス数と同じ240のアドレスを有している。表示ロジック回路18は、表示アドレス“0”〜“239”のうちの何れか1つのアドレスを指定する。デュアルポートメモリ16は、表示アドレスが指定されると、液晶表示器13のX方向のドット数と同じ176のデータをパラレルに出力し、Xドライバ20に供給するものである。Xドライバ20は、受け取った表示データを液晶表示器13の駆動に必要な電圧に変換し、液晶表示器13に供給して駆動するものである。
表示ロジック回路19は、図3に示すように、セットリセット付きの8ビットアドレスカウンタ31a〜31c、8ビットのアドレスを記憶するレジスタ32a〜32f、リセット付きの8ビットカウンタ33と、8ビット2系統のデータA又はBの何れかを選択するセレクタ34a〜34cと、8ビット2系統のデータを比較する一致検出回路35a〜35dと、リセット端子Rに“H”レベルが入力されると“L”レベルを出力し、セット端子Sに“H”レベルが入力されると“H”レベルを出力するRS形フリップフロップ36a〜36cと、カウンタ31bに対するセット信号を形成するオアゲート38と、8ビットカウンタ31a〜31c及び33及びRS形フリップフロップ36b〜36cに入力するセットあるいはリセット信号を生成するオアゲート39とを備えている。なお、図3において、バスは全て8ビットバスで構成されている。
ここで、レジスタ32aには、デュアルポートメモリ16に形成されている上側固定表示データ格納領域16Uの終端アドレスFUE(例えば“039”)が設定され、レジスタ32bにはデュアルポートメモリ16に記憶されているスクロール表示データ格納領域16S内の表示開始アドレスSAS(例えば“040”)が設定され、レジスタ32cには、デュアルポートメモリ16に形成されているスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL(例えば“040”)が設定されている。また、レジスタ32dには、デュアルポートメモリ16に形成されているスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAE(例えば“199”)が設定され、レジスタ32eには、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSE(例えば“139”)が設定され、レジスタ32fには、液晶表示器13の下側固定表示領域13Lの先頭に対応するアドレスFLL(例えば“200”)が設定されている。
また、アドレスカウンタ31a〜31cのクロック入力端子CKには、基準クロック信号DCLKが入力され、この基準クロック信号DCLKが入力される毎にその立ち上がり時点でカウント値をカウントアップし、カウント値が出力端子Oから出力される。
このうち、アドレスカウンタ31aには、そのデータ入力端子Dにデュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uの先頭アドレスDUS(例えば“000”)が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値が一方の入力側にレジスタ32aに設定された上側固定表示領域の最終アドレスFUEが入力された一致検出回路35aの他方の入力側及びセレクタ34bのデータ入力端子Aに出力される。
また、アドレスカウンタ31bには、そのデータ入力端子Dにセレクタ34aで選択されるレジスタ32bに設定されたスクロールデータ格納領域16Sの表示開始アドレスSAS及びレジスタ32cに設定されたスクロール表示データ格納領域13Sの先頭アドレスSALの何れかが入力されると共に、リセット端子Rに、リセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとが入力されるオアゲート39の論理和出力が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値がセレクタ34bのデータ入力端子B及びレジスタ32dに設定されたスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAEが一方の入力側に供給された一致検出回路35bの他方の入力側に夫々出力される。
さらに、カウンタ31cには、そのデータ入力端子Dにレジスタ32fに設定された下側固定表示領域13Lの先頭に相当するアドレスFLLが入力されると共に、リセット端子Rに前述したオアゲート39の論理和出力が入力され、出力端子Oから出力されるカウント値がセレクタ34cの入力端子B及び液晶表示器13の下側固定表示領域13Lの終端に対応するアドレスDLE(例えば“239”)が一方の入力側に供給された一致検出回路35dの他方の入力側に夫々出力される。
また、セレクタ34bで選択されたアドレスカウンタ31a又は31bのカウント値がセレクタ34cのデータ入力端子Aに出力され、このセレクタ34cで選択されたカウント値が表示アドレスLADとして表示アドレスデコーダ24に出力される。
さらに、一致検出回路35aから出力される一致検出信号がフリップフロップ36aのリセット端子R及びフリップフロップ36bのセット端子Sに出力されると共に、オアゲート38の一方の入力側に出力され、このオーゲートの他方の入力側に一致検出回路35bから出力される一致検出信号が入力されている。
そして、フリップフロップ36aの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34aのセット端子Sに入力され、フリップフロップ36bの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34bのセット端子Sに入力され、オアゲート38の出力がアドレスカウンタ31bのセット端子Sに入力される。
さらにまた、一致検出回路35bから出力される一致検出信号がフリップフロップ36aのセット端子S及びオアゲート38の他方の入力側に入力されている。
なおさらに、レジスタ32eの出力端子Oから出力される液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSE及びアドレスカウンタ33の出力端子Oから出力されるカウント値が一致検出回路35cに入力され、この一致検出回路35cから出力される一致検出信号がアドレスカウンタ31cのセット端子S及びフリップフロップ36cのセット端子Sに入力され、フリップフロップ36cの肯定出力端子Qから出力されるセット信号がセレクタ34cのセット端子Sに入力される。
また、一致検出回路35dから出力される一致検出信号がフレーム表示完了信号DEとしてオアゲート39の一方の入力端子に入力されると共に、このオアゲート39の他方の入力端子に表示コントローラ18から入力されるリセット信号RESが入力され、このオアゲート39の論理和出力がセット信号としてアドレスカウンタ31aのセット端子Sに入力され、さらに、リセット信号として、アドレスカウンタ31b及び33のリセット端子Rとフリップフロップ36b及び36cのリセット端子Rとに入力される。
ここで、一致検出回路35a〜35dの夫々は、図4に示すように、入力側A及びBに入力される2系統の8ビットのカウント値における各ビット位置データが入力される8つのイクスクルーシブNOR回路EXN1〜EXN7と、これらイクスクルーシブNOR回路EXN1〜EXN4の出力が入力されるアンドゲートAND1と、イクスクルーシブNOR回路EXN5〜EXN8の出力が入力されるアンドゲートAND2と、アンドゲートAND1及びAND2の出力が入力されるアンドゲートAND3と、このアンドゲートAND3の出力がデータ入力端子に入力されるD型フリップフロップDFFと、このフリップフロップDFFの肯定出力端子Qから出力される出力信号と基準クロック信号DCLKとが入力されるアンドゲートAND4とで構成され、アンドゲートAND4から一致検出信号CDSが出力される。
また、フリップフロップDFFには、クロック端子CKに基準クロック信号DCLKがインバータINVを介して入力され、リセット端子Rにリセット信号RESが入力される。したがって、フリップフロップDFFから入力される2系統の8ビット信号が一致したときに、次の基準クロック信号DCLKの立ち下がりで肯定出力端子Qから“H”レベルの出力信号が出力され、アンドゲートAND4から次の基準クロック信号DCLKのオン区間で“H”レベルとなる一致検出信号が出力される。
なお、表示ロジック回路19では、表示コントローラ18から最初のリセット信号RESが入力された後に所定時間(例えば基準クロック信号DCLKの1クロック周期に相当する時間)が経過してから、発振装置15から出力される基準クロック信号DCLKが各部に供給開始される。
そして、表示ロジック回路19の各レジスタ32a〜32fに対する設定値の設定は例えばマイクロプロセッサを含んで構成される表示コントローラ18によって行う。この表示コントローラ18には、外部の情報処理装置12から上側固定表示領域の終端アドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL及び終端アドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL、スクロール表示を開始するスクロール開始アドレスSAS、スクロール表示領域13Sの終端アドレスDSE、スクロール表示を行う場合のアドレス移動量を表すステップ量ST及びスクロール表示の周期を表すスクロールピリオドSP等で構成される表示制御データが入力されると共に、表示開始指令が入力され、これらに基づいて図5に示す表示制御処理を実行して、表示ロジック回路19の各レジスタ32a〜32fの設定を行うと共に、スクロール周期の開始時点で外部の情報処理装置12に対してスクロール周期の開始時点であることを通知する割込信号を発生する。
この表示制御処理は、先ず、ステップS1で、外部の情報処理装置12から表示制御データが入力されたか否かを判定し、表示制御データが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、表示制御データが入力されるとステップS2に移行して、入力された表示制御データを表示コントローラ18に内蔵するメモリ18aの所定記憶領域に更新記憶してからステップS3に移行する。
このステップS3では、表示制御データに含まれる上側固定表示データ格納領域の終端アドレスFUEを表示ロジック回路19のレジスタ32aに書込み、スクロール開始アドレスSASをレジスタ32bに書込み、スクロール表示データ格納領域先頭アドレスSALをレジスタ32cに書込み、スクロール表示データ格納領域終端アドレスSAEをレジスタ32dに書込み、スクロール表示領域終端アドレスDSEをレジスタ32eに書込み、下側固定表示データ格納領域先頭アドレスFLLをレジスタ32fに書込む。
次いで、ステップS4に移行して、外部の情報処理装置12から表示開始指令が入力されたか否かを判定し、表示開始指令が入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、表示開始指令が入力されたときには、ステップS5に移行して、表示用電源25に対してYドライバ14及びXドライバ20に対する電力供給を開始させる電力供給指令を出力し、次いでステップS6に移行して、リセット信号RESを表示ロジック回路19に出力すると共に、これより僅かに遅れて基準クロック信号DLCKを表示ロジック回路19に供給開始する。
次いで、ステップS7に移行して、入力されたスクロールピリオドSPとなるまで計数するスクロールピリオド計数タイマを起動し、次いでステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSASにステップ量STを加算して新たな表示開始アドレスSAS(=SAS+ST)を算出してからステップS9に移行する。
このステップS9では、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしたか否かを判定することにより、スクロールピリオドSPが終了したか否かを判定し、スクロールピリオドSPが終了していないときにはステップS10に移行して、情報処理装置12から変更された表示制御データが入力されたか否かを判定し、表示制御データが入力されたときにはステップS11に移行して、変更された表示制御データ即ちステップ量ST及び/又はスクロールピリオドSPをメモリ18aに更新記憶してからステップS9に戻り、スクロールピリオドが終了したときにはステップS12に移行する。
このステップS12では、外部の情報処理装置12から表示終了指令が入力されたか否かを判定し、表示終了指令が入力されたときにはステップS13に移行して、表示用電源25に対してYドライバ14及びXドライバ20に対する電力供給を停止させる電力供給停止指令を出力すると共に、表示ロジック回路19に対する発振装置15からの基準クロック信号DCLKの供給を停止してから前記ステップS1に戻る。
一方、ステップS12の判定結果が、表示終了指令が入力されていないときには、ステップS14に移行して、ステップ量STが“0”であるか否かを判定し、ステップ量STが“0”であるときにはスクロール表示ではないものと判断して前記ステップS7に戻り、ステップ量STが“0”以外の値に設定されているときにはスクロール表示であるものと判断してステップS15に移行して、前記ステップS8で算出した表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書込んでからステップS16に移行する。
このステップS16では、外部の情報処理装置12に対してスクロールピリオドの開始時点であることを表す割込信号を出力してからステップS7に戻る。
この図5の処理が表示データ読出手段に対応している。
また、外部の情報処理装置12は、画像表示装置10に、使用者がスクロール表示を行うか否かを選択するスクロール表示設定器40と、スクロール表示を行う場合のステップ量を設定するステップ量設定器41と、スクロール表示の切換速度を設定するスクロールピリオド設定器42と、表示データを記憶するデュアルポートメモリ16のカラムアドレスと等しいカラムアドレスで且つデュアルポートメモリ16のロウアドレスより大きいロウアドレスを有する表示データ記憶手段としての表示データ記憶装置43とが接続され、これらに基づいて図6のデータ表示処理を実行して、表示制御データを形成して表示コントローラ18に出力すると共に、入力キーから入力された文書データ、インターネットを介して入力される画像データ等の表示データを形成して表示データ記憶装置43に格納し、格納した表示データの内の液晶表示器13での表示に必要な表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力してデュアルポートメモリ16に書込む。
データ表示処理は、所定のメインプログラムに対する所定時間(例えば数msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS21で、後述する表示データ書込完了フラグFEが初期表示データの書込みを完了したことを表す“1”にセットされているか否かを判定し、これが“0”にリセットされているときには、ステップS22に移行して、液晶表示器13に表示する表示データが形成されているか否かを判定し、表示データが形成されていないときにはステップS23に移行して、表示終了キーが押圧された表示終了状態であるか否かを判定し、表示終了状態であるときにはステップS24に移行して、表示コントローラ18へ表示終了指令を出力し、次いでステップS25に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、表示終了状態でないときにはそのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
また、上記ステップS22の判定結果が液晶表示器13に表示する表示データが形成されているときにはステップS26に移行して、スクロール表示設定器40、ステップ量設定器41及びスクロールピリオド設定器42の設定データを読込んでからステップS27に移行する。
このステップS27では、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されているか否かを判定し、スクロール表示が選択されていないときにはステップS28に移行して、スクロール表示を行うステップ量STを“0”に設定すると共に、スクロールピリオドSPを標準値に設定してからステップS30に移行し、スクロール表示が選択されているときにはステップS29に移行して、ステップ量STとしてステップ量設定器41で設定されたステップ量を設定し、且つスクロールピリオドSPとしてスクロールピリオド設定器42で設定されたスクロールピリオドを設定してからステップS30に移行する。
ステップS30では、予め設定されているデュアルポートメモリ16における上側固定表示データ格納領域16Uの最終アドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL、スクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するアドレスDSEで構成されるアドレス情報と、スクロールの表示開始アドレスSAS、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPで構成されるスクロール情報とで構成される表示制御データを表示コントローラ18へ送信する。
次いで、ステップS31に移行して、液晶表示器13の上側固定表示領域13Uに表示する上側固定表示データをデュアルポートメモリ16のロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力してからステップS32に移行する。
このステップS32では、表示データのうち最初に液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに表示する表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力する初期表示データ書込処理を行ってからステップS33に移行する。
このステップS33では、液晶表示器13の下側固定表示領域13Lに表示する下側固定表示データをデュアルポートメモリ16のロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力する。
次いで、ステップS34に移行して、表示開始指令を表示コントローラ18に出力し、次いでステップS35に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“1”にセットしてから前記ステップS23に移行する。
一方、前記ステップS21の判定結果が、表示データ書込完了フラグFEがデュアルポートメモリ16への初期書込完了を表す“1”にセットされているときには、ステップS36に移行して各設定器40〜42の設定データを読込み、次いでステップS37に移行して前回の設定データに対して変更があったか否かを判定し、設定データの変更があったときにはステップS38に移行して、変更のあった設定データを表示コントローラ18に送信してからステップS39に移行し、設定データの変更がないときには直接ステップS39に移行する。
ステップS39では、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されているか否かを判定し、スクロール表示が選択されていないときにはステップS40に移行して、表示データ書込完了フラグFEを“0”にリセットしてから前記ステップS23に移行し、スクロール表示が選択されているときにはステップS41に移行する。
ステップS41では、表示コントローラ18からスクロール表示の完了を表す割込信号が入力されたか否かを判定し、割込信号が入力されていないときにはそのまま前記ステップS23に移行し、割込信号が入力されたときにはステップS42に移行して、表示処理以外の優先処理が存在するか否かを判定し、優先処理が存在しないときには後述するステップS44にジャンプし、優先処理が存在するときにはステップS43に移行して、表示コントローラ18の表示制御処理で起動されたスクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込み、これが所定値以上であるか否かを判定し、スクロールピリオド計数タイマが所定値未満であるときには前記ステップS23に移行し、所定値以上であるときにはステップS44に移行して、現在の液晶表示器13のスクロール表示領域13Sで表示されている表示データのスクロール方向に連続するデータ格納領域にステップ量STに応じた表示データを表示データ記憶装置43で管理する物理的なロウアドレス及びカラムアドレスを指定して情報処理装置用ロジック回路17に出力するスクロール分データ書込処理を行ってからステップS45に移行する。
このステップS45では、液晶表示器13の上側及び下側固定表示領域13U及び13Lに表示する固定表示データの変更があったか否かを判定し、固定表示データの変更があったときにはステップS46に移行して、変更があった固定表示データに該当する上側及び/又は下側固定表示データ格納領域16U及び/又は16Lに書込む固定表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力してから前記ステップS23に移行し、固定表示データの変更がないときには前記ステップS23に移行する。
なお、図6の処理で、ステップS29の処理及びステップ量設定器41がステップ量設定手段に対応し、ステップS30の処理がステップ量通知手段に対応し、ステップS32、S41〜S46の処理がスクロール表示データ書込手段に対応している。
一方、情報処理装置用ロジック回路17では、情報処理装置12からデュアルポートメモリ16に書込む表示データが入力されると、デュアルポートメモリ16のカラムアドレスCAD及びロウアドレスLADを指定して、これらをカラムアドレスデコーダ23及びロウアドレスデコーダ22に出力する書込アドレス制御処理を実行する。
この書込アドレス制御処理は、図7に示すように、先ず、ステップS51で、表示データが入力されたか否かを判定し、表示データが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、表示データが入力されたときにはステップS52に移行して、情報処理装置12から入力された表示データが上側固定表示データであるか否かを判定し、これが上側固定表示データであるときにはステップS53に移行して、後述する上側固定表示データ書込処理を行ってから前記ステップS51に戻り、上側固定表示データではないときにはステップS54に移行する。
このステップS54では、入力された表示データが下側固定表示データであるか否かを判定し、これが下側固定表示データであるときにはステップS55に移行して、後述する下側固定表示データ書込処理を行ってから前記ステップS51に戻り、下側固定表示データではないときにはスクロール表示データであると判断してステップS56に移行して、スクロール表示データ書込処理を行ってからステップS51に戻る。
上記ステップS53の上側固定表示データ書込処理は、図8に示すように、先ずステップS61で入力された上側固定表示データを書込むための開始カラムアドレス「0」及び開始ロウアドレス「000」を書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS62に移行する。
このステップS62では、情報処理装置12から表示データを受信したか否かを判定し、表示データを受信していないときにはこれを受信するまで待機し、表示データを受信したときにはステップS63に移行して、書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADを指定して表示データをデュアルポートメモリ16に書込んでからステップS64に移行する。
このステップS64では、書込カラムアドレスCADが予め設定された最上位のカラムアドレスCADnを超えたか否かを判定し、CAD≦CADnであるときには、ステップS65に移行して、書込カラムアドレスCADに“1”を加算した値を新たな書込カラムアドレスCADとして設定してから前記ステップS62に戻り、CAD>CADnであるときにはステップS66に移行する。
このステップS66では、現在の書込ロウアドレスLADに“1”を加算した値を新たな書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS67に移行し、設定した書込ロウアドレスLADが上側固定表示データ格納領域16Uの終端アドレスFUEを超えたか否かを判定し、LAD>FUEであるときには、上側固定表示データ格納領域16Uへの表示データの書込が終了したものと判断して図8の処理を終了して前記図7のステップS51に戻り、LAD≦FUEであるときにはステップS68に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してから前記ステップS62に戻る。
また、図7におけるステップS55の下側固定表示データ書込処理は、図9に示すように、先ず、先ずステップS71で入力された上側固定表示データを書込むための開始カラムアドレス「0」及び開始ロウアドレス「FLL」を書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS72に移行する。
このステップS72では、情報処理装置12から表示データを受信したか否かを判定し、表示データを受信していないときにはこれを受信するまで待機し、表示データを受信したときにはステップS73に移行して、書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADを指定して表示データをデュアルポートメモリ16に書込んでからステップS64に移行する。
このステップS74では、書込カラムアドレスCADが予め設定された最上位のカラムアドレスCADnを超えたか否かを判定し、CAD≦CADnであるときには、ステップS75に移行して、書込カラムアドレスCADに“1”を加算した値を新たな書込カラムアドレスCADとして設定してから前記ステップS72に戻り、CAD>CADnであるときにはステップS76に移行する。
このステップS76では、現在の書込ロウアドレスLADに“1”を加算した値を新たな書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS77に移行し、設定した書込ロウアドレスLADが下側固定表示データ格納領域16Lの終端アドレスDLEを超えたか否かを判定し、LAD>DLEであるときには、下側固定表示データ格納領域16Lへの表示データの書込が終了したものと判断して図9の処理を終了して前記図7のステップS51に戻り、LAD≦DLEであるときにはステップS78に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してから前記ステップS72に戻る。
さらに、図7におけるステップS56のスクロール表示データ書込処理は、図10に示すように、先ず、情報処理装置用ロジック回路17に内蔵されているメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に記憶されているスクロールの開始ロウアドレスSALを読込み、次いでステップS82に移行して、開始カラムアドレス「0」及び開始ロウアドレスSALを書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS83に移行し、初期表示データであるか否かを判定し、初期表示データであるときにはステップS84に移行して、開始ロウアドレスSALに表示装置13でのスクロール表示領域13Sの表示データ量即ちフレームデータ量FDとスクロール量を表すステップ量STとを加算した値を書込終了ロウアドレスLADeとして算出してから後述するステップS86に移行する。
また、ステップS83の判定結果が初期表示データではなく、スクロール分表示データであるときにはステップS85に移行し、スクロール開始ロウアドレスSALにスクロール量を表すステップ量STを加算した値を書込終了ロウアドレスLADe(=SAL+ST)として算出してからステップS86に移行する。
このステップS86では、情報処理装置12からスクロール表示データを受信したか否かを判定し、スクロール表示データを受信したときにはステップS87に移行して、書込ロウアドレスLAD及び書込カラムアドレスCADを指定し表示データをデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込んでからステップS88に移行する。
このステップS88では、書込カラムアドレスCADが終端カラムアドレスCADnを超えたか否かを判定し、CAD≦CADnであるときにはステップS89に移行して、書込カラムアドレスCADに“1”を加算した値を新たな書込カラムアドレスとして設定し、次いでステップS90に移行して、スクロール表示を終了するか否かを判定し、スクロール表示を終了するときにはそのまま図10の処理を終了して図7のステップS51に戻り、スクロール表示を終了しないときには前記ステップS86に戻る。また、前記ステップS86の判定結果が表示データを受信していないときにも前記ステップS90に移行する。
一方、前記ステップS88の判定結果がCAD>CADnであるときにはステップS91に移行し、現在の書込ロウアドレスCADに“1”を加算した値を新たな書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS92に移行し、算出した書込ロウアドレスLADがスクロール表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAEを超えているか否かを判定し、LAD>SAEであるときには、ステップS93に移行する。
このステップS93では、下記(1)式の演算を行って、書込終了ロウアドレスLADeと終端ロウアドレスSAEとの偏差ΔLADを算出する。
ΔLAD=LADe−SAE−1 …………(1)
次いで、ステップS94に移行して、上記ステップS92で算出した偏差ΔLADを開始ロウアドレスSALに加算して折り返した書込終了ロウアドレスLADe(=SAL+ΔLAD)を算出してからステップS95に移行し、開始ロウアドレスSALを書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS96に移行する。
このステップS96では、書込ロウアドレスLADが書込終了ロウアドレスLADeを超えたか否かを判定し、LAD≦LADeであるときにはステップS97に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してから前記ステップS90に移行し、LAD>LADeであるときにはステップS98に移行する。
このステップS98では、書込最終ロウアドレスLADeに“1”を加算した値を次回の書込開始アドレスSALとして算出し、次いでステップS99に移行して、算出した開始ロウアドレスSALを情報処理装置用ロジック回路17に内蔵したメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に更新記憶してから図10の処理を終了して図7のステップS51に戻る。
この図7〜図10の処理が書込アドレス制御手段に対応している。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、情報処理装置12で液晶表示器13に表示する表示データが生成されておらず、表示コントローラ18へ表示終了指令が出力されているものとすると、表示コントローラ18の図5の表示制御処理で、ステップS12からステップS13に移行して、表示用電源25に電力供給停止指令が出力されることにより、Yドライバ14及びXドライバ20への通電が停止されて、液晶表示器13での表示が停止された状態にある。
この表示停止状態では、情報処理装置12で図6のデータ表示処理を実行しているときに、表示データ書込完了フラグFEが“0”にリセットされているので、ステップS21からステップS22に移行し、液晶表示器13で表示する表示データが生成されていないのでステップS23に移行し、表示終了キーが押圧されていないので、そのままタイマ割込処理を終了する。
この表示停止状態から、情報処理装置12によって、インターネットの画像データを含む表示データを取込んだり、電子メールを受信したり、キー操作によって文書データの作成を開始したりすることにより、液晶表示器13で表示する必要がある表示データが作成され、これが表示データ記憶装置43に記憶される。
このとき、表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aに、図2に示すように、例えば管理アドレス“0×0”〜“N×3−1”に液晶表示器13の上側表示データ領域13Uに表示する例えば「○」で表される上側固定表示データが格納され、管理アドレス“N×3”〜“N×(M−3)−1”に液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに表示する表示データが格納され、管理アドレス“N×(M−3)”〜“N×M−1”に例えば「△」で表される下側固定表示データが格納されているものとする。
これに応じて、情報処理装置12では、図6のデータ表示処理で、各設定器40〜42の設定データを読込む(ステップS26)。
このとき、スクロール表示設定器40でスクロール表示が選択されていないものとすると、ステップ量STが“0”に設定されると共に、スクロールピリオドSPが標準値に設定される(ステップS28)。
そして、予め設定されたデュアルポートメモリ16における上側固定表示データ格納領域13Uの最終ロウアドレスFUE、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭ロウアドレスSAL、スクロール表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAE、下側固定表示データ格納領域16Lの先頭ロウアドレスFLL、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sの終端に対応するロウアドレスDSEで構成されるアドレス情報と、表示開始ロウアドレスSAS、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPで構成されるスクロール情報とで構成される表示制御データを表示コントローラ18へ送信する(ステップS30)。
このため、表示コントローラ18では、図5の処理で、表示制御データが情報処理装置12から入力されると、入力された表示制御データをメモリ18aに記憶し(ステップS2)、次いで、表示制御データに含まれる上側固定表示データ格納領域の終端ロウアドレスFUEを表示ロジック回路19のレジスタ32aに書込み、スクロール開始ロウアドレスSASをレジスタ32bに、スクロール表示データ格納領域の先頭ロウアドレスSALをレジスタ32cに、スクロール表示データ格納領域の終端ロウアドレスSAEをレジスタ32dに、スクロール表示領域の終端ロウアドレスDSEをレジスタ32eに、下側固定表示データ格納領域の先頭ロウアドレスFLLをレジスタ32fに夫々書込み(ステップS3)、次いで情報処理装置12から表示開始指令が入力されるまで待機する。
情報処理装置12では、表示制御データを表示コントローラ18に出力してからデュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uに書込む例えば受信感度を表すアンテナ表示等を表示する上側固定表示データを、データ種別を表すコマンドに続けて所定間隔で表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aから時間順次に読出し、これを順次情報処理装置用ロジック回路17に出力する(ステップS31)。
このため、情報処理装置用ロジック回路17では、図7の処理を実行することにより、上側固定表示データが入力されたので、ステップS51からS52を経てステップS53に移行して、図8に示す上側固定表示データ書込処理を実行する。
この上側固定表示データ書込処理では、先ず、「0」の開始カラムアドレス書込カラムアドレスCADとして設定すると共に、「0」の開始ロウアドレスを書込ロウアドレスLADとして設定し、この状態で表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aの先頭アドレス「0」におけるハッチング図示の1バイト分の表示データを受信すると、デュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD(=「0」)及び書込ロウアドレスLAD(=「0」)に図2で、ハッチング図示のように入力された表示データを書込む。
このとき、書込カラムアドレスCADが“0”であるので、図8の処理において、ステップS64からステップS65に移行して、書込カラムアドレスCADが“1”に設定され、ステップS62に戻ることにより、次の表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aのアドレス“1”に格納されている表示データが入力された時点で、これがデュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD=1、書込ロウアドレスLAD=0に書込まれ、その後順次、書込カラムアドレスCADがインクリメントされて、表示データの書込みが行われる。
そして、書込カラムアドレスCADが最終アドレス(N−1)に一致すると、ステップS64からステップS66に移行して、書込ロウアドレスLADがインクリメントされると共に、書込ロウアドレスLADが上側固定表示領域16Uの終端アドレスFUEに達しないので、ステップS67からステップS68に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してからステップS62に戻り、次の表示データを受信したときにこれをデュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD=0、書込ロウアドレスLAD=1の位置に書込む。この書込処理を継続して、表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aのアドレス3×N−1への表示データの書込みが終了すると、書込カラムアドレスCADが最終カラムアドレス(N−1)に一致するので、ステップS64からステップS66に移行し、書込ロウアドレスLADがインクリメントされて、最終ロウアドレスFUEを超える状態となるので、ステップS67で図8の処理を終了して図7のステップS51に戻る。これによって、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uへの表示データの書込みが全て終了される。
次に、情報処理装置12からスクロール表示データの初期表示データ即ち表示装置13のスクロール表示領域13Sに表示するフレーム表示データにスクロール表示を行う場合のステップ量STに相当するスクロール表示データを加算したデータがその種別を表すコマンドに続いて所定時間間隔で表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aのアドレス3×Nから順次読出されて情報処理装置用ロジック回路17に出力されると、この情報処理装置用ロジック回路17で図7の処理を実行することにより、ステップS51、S52、S54を経てステップS56に移行して、図10のスクロール表示データ書込処理を実行する。
このスクロール表示データ書込処理では、メモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に記憶されている開始ロウアドレスSALを読込み(ステップS81)、次いで、開始カラムアドレス「0」を書込カラムアドレスCADに設定すると共に、開始ロウアドレスSALを書込ロウアドレスLADに設定する(ステップS82)。
そして、入力された表示データが初期表示データであるので、ステップS83からステップS84に移行し、書込終了ロウアドレスLADeとして、開始ロウアドレスSALにフレーム表示データのロウアドレス量FD及びステップ量STを加算した値として設定してからステップS86に移行し、最初の表示データが入力されているので、ステップS87に移行して、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sにおける表示領域書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADで決まる記憶位置に表示データを書込む。このとき、書込カラムアドレスCADが“0”であって、終端カラムアドレスN−1より小さいので、ステップS89に移行して、書込カラムアドレスCADをインクリメントしてからステップS90に移行し、スクロール表示終了指令が入力されていないので、前記ステップS86に戻る。
このため、次に情報処理装置12の表示データ記憶装置43におけるデータ格納領域43aの3×N+1から表示データが読出され、これが表示コントローラ18に入力されると、デュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sの書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLADで決まる記憶位置に表示データが書込まれる。
このようにして順次書込カラムアドレスCADがインクリメントされながら順次表示データが書込まれ、終端カラムアドレスN−1への表示データの書込が終了すると、ステップS88で、書込カラムアドレスCADが終端カラムアドレスCADn(=N−1)に一致するので、ステップS91に移行して、書込ロウアドレスLADがインクリメントされる。この初期表示データの書込時には書込データがスクロール表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAEに達することはないので、ステップS92からステップS96に移行して、書込ロウアドレスCADが書込終了ロウアドレスLADeに達したか否かを判定し、書込終了ロウアドレスLADeに達していないので、ステップS97に移行して、書込カラムアドレスCADが“0”に設定されて、ステップS90を経てステップS86に戻る。
このため、スクロール表示領域データ格納領域16Sにおける次のロウアドレス“4”の最初のカラムアドレス“0”に表示データが書込まれ、以下、順次表示データの書込が継続される。
そして、最後の初期表示データが情報処理装置用ロジック回路17に入力されると、これが書込終了ロウアドレスLADeの終端カラムアドレスN−1に書込まれ、この書込みが終了すると、ステップS88からステップS91に移行して、書込ロウアドレスLADがインクリメントされることにより、この書込ロウアドレスLADが書込終了ロウアドレスLADeを超える値となるので、ステップS96からステップS98に移行して、書込終了ロウアドレスLADeに“1”を加えた値を開始ロウアドレスSALとして設定し、次いでステップS99で設定した開始ロウアドレスSALを情報処理装置用ロジック回路17に内蔵するメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に更新記憶してから図7のステップS51に戻る。
次に、情報処理装置12から下側固定表示データが出力されると、表示データ記憶装置43の下側固定表示データがその種別を表すコマンドと共に情報処理装置用ロジック回路17に入力されると、これに応じて図7の処理でステップS51からS52,S54を経てステップS55に移行して、図9の下側固定表示データ書込処理が実行される。
この下側固定表示データ書込処理では、先ず、「0」の開始カラムアドレス書込カラムアドレスCADとして設定すると共に、例えば「M−3」の開始ロウアドレスFLLを書込ロウアドレスLADとして設定し、この状態で表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aの所定先頭アドレス「ADi」における1バイト分の表示データを受信すると、デュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD(=「0」)及び書込ロウアドレスLAD(=M−3)に、表示データを書込む。
このとき、書込カラムアドレスCADが“0”であるので、図9の処理において、ステップS74からステップS75に移行して、書込カラムアドレスCADが“1”に設定され、ステップS72に戻ることにより、表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aにおける次のアドレス“ADi+1”に格納されている表示データが入力された時点で、これがデュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD=1、書込ロウアドレスLAD=M−3に書込まれ、その後順次、書込カラムアドレスCADがインクリメントされて、表示データの書込みが行われる。
そして、書込カラムアドレスCADが最終アドレス(N−1)に一致すると、ステップS74からステップS76に移行して、書込ロウアドレスLADがインクリメントされると共に、書込ロウアドレスLADが上側固定表示領域16Uの終端アドレスDLEに達しないので、ステップS77からステップS78に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してからステップS72に戻り、次の表示データを受信したときにこれをデュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD=0、書込ロウアドレスLAD=M−2の位置に書込む。この書込処理を継続して、表示データ記憶装置43のデータ格納領域43aのアドレスN×M−1への表示データの書込みが終了すると、書込カラムアドレスCADが最終カラムアドレス(N−1)に一致するので、ステップS74からステップS76に移行し、書込ロウアドレスLADがインクリメントされて、最終ロウアドレスDLEを超える状態となるので、ステップS77で図9の処理を終了して図7のステップS51に戻る。これによって、デュアルポートメモリ16の下側固定表示データ格納領域16Lへの表示データの書込みが全て終了される。
このように情報処理装置12からデュアルポートメモリ16への表示データの書込時に、デュアルポートメモリ16の表示データを書込む書込アドレスを情報処理装置12で指定することなく順次表示データを情報処理装置用ロジック回路17での書込時間以上の時間間隔で情報処理装置用ロジック回路17に送信するだけで、デュアルポートメモリ16に対するアドレス制御は情報処理装置用ロジック回路17側で行うので、情報処理装置12の表示データ書込処理の負担を大幅に減少させることができる。
このように、上記書込処理によって、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16U、スクロール表示データ格納領域16S及び下側固定表示データ格納領域16Lへの表示データの書込みが完了すると、情報処理装置12から表示コントローラ18に対して表示開始指令を出力し(ステップS34)、さらに表示データ書込フラグFEを“1”にセットする(ステップS35)。
表示コントローラ18では、情報処理装置12から表示開始指令が入力されると、表示用電源25に対して電力供給指令を出力し(ステップS5)、これによって表示用電源25からYドライバ14及びXドライバ20に電力が供給される。次いで、リセット信号RESを表示ロジック回路19に出力すると共に、これより僅かに遅れて発振装置15から基準クロック信号DCLKを表示ロジック回路19に供給開始させる(ステップS6)。次いで、スクロールピリオド計数タイマを起動する(ステップS7)。
表示ロジック回路19では、図12(a)に示すように、表示コントローラ18からリセット信号RESが入力されると、これがセット信号としてアドレスカウンタ31aのセット端子Sに供給されることにより、このアドレスカウンタ31aのデータ入力端子Dに設定されている“000”がカウント値として設定され、これが出力端子Oからセレクタ34bの入力端子Aに供給される。
一方、リセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとの論理和がRS型フリップフロップ36bのリセット端子Rに供給されることにより、その肯定出力端子Qの出力が低レベルとなり、これがセレクタ34bのセット端子Sに入力されるので、このセレクタ34bで入力端子Aが選択され、この入力端子Aに入力されている“000”がセレクタ34cの入力端子Aに入力される。
このとき、RS型フリップフロップ36cでもそのリセット端子Rにリセット信号RESとフレーム表示完了信号DEとの論理和が入力されていることにより、その肯定出力端子Qが低レベルとなり、セレクタ34cで入力端子Aが選択され、この入力端子Aに入力されている“000”が表示アドレスLADとして表示アドレスデコーダ24に出力される。
また、リセット信号RESの入力から所定時間遅れて発振装置15から出力される基準クロック信号DCLKがアドレスカウンタ31a〜31c及び33に供給開始される。
このため、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uの先頭アドレス“000”の表示データが図12(c)に示すように読出され、これがXドライバ20で、図12(b)に示す基準クロック信号DCLKの立ち下がりで図12(d)に示すように取込まれる。
また、表示ロジック回路19からは、図12(e)に示すように、リセット信号RESの立ち上がりから次の基準クロック信号DCLKの立ち上がりまで高レベルとなる選択信号YDATAをYドライバ14に出力し、Yドライバ14では、選択信号YDATAが高レベルであるときにライン選択を行い、低レベルであるときにライン非選択状態となる。
そして、Yドライバ14では、基準クロック信号DCLKの立ち下がりで選択信号YDATAを取込み、図示しない内部の180段のシフトレジスタの各レジスタによって選択信号YDATAを転送する。180段のシフトレジスタの各レジスタ出力は、図12(e0)〜(e179)に示すように、基準クロック信号DCLKに応じて順次右に移動する。
Xドライバ20のドライバデータが表示アドレス“000”のデータであるときにYドライバ14の選択信号Y0が高レベルとなることにより、液晶表示器13の先頭行に表示アドレス“000”のデータが表示される。
その後、順次基準クロック信号DCLKが入力される毎に、その立ち上がりでアドレスカウンタ31aのカウント値が図12(c)に示すようにカウントアップし、基準クロック信号DCLKの立ち下がりでXドライバ20によって図12(d)に示すようにデータの取込みが行われる。
一方、表示ロジック回路19では、図13(c)に示すように、図13(b)に示す基準クロック信号DCLKの立ち上がりでアドレスカウンタ31aのカウント値がカウントアップし、このカウント値がレジスタ32aに設定されたFUE“039”となると、一致検出回路35aの8ビット比較出力CSが図13(d)に示すように、高レベルとなり、これに応じてD型フリップフロップDFFの出力FOSが図13(e)に示すように高レベルとなり、アンドゲートAND4から図13(f)に示すように基準クロック信号DCLKの立ち上がりから立ち下がりまでの間で高レベルとなる一致検出信号CDSが出力される。
一方、アドレスカウンタ31bは、リセット信号RESが入力された時点で、カウント値が“000”にリセットされ、この状態で、セット端子Sに高レベルのセット信号が入力されないので、図13(h)に示すように、基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップしている。
この状態で、前述したように一致検出回路35aから高レベルの一致検出信号CDSaが出力されると、これがRS型フリップフロップ36aのリセット端子Rに入力されることにより、セレクタ34aのセット端子Sが低レベルとなることにより、入力端子Aに入力されるレジスタ32bで設定されたSAS“040”が選択され、これがアドレスカウンタ31bのデータ入力端子Dに供給されている。このため、アドレスカウンタ31bのセット端子Sにオアゲート38を介して一致検出信号CDSaが入力されることにより、アドレスカウンタ31bのカウント値が図13(h)に示すように“039”から“040”にセットされ、このカウント値“040”がセレクタ34bの入力端子Bに入力され、一致検出回路35aから高レベルの一致検出信号CDSaがRS型フリップフロップ36bのセット端子Sに供給されることにより、これがセットされてその肯定出力が高レベルとなり、これがセレクタ34bに入力されることにより、このセレクタ34bで入力端子Bに供給されているアドレスカウンタ31bのカウント値“040”が選択されて、これがセレクタ34cの入力端子Aに供給される。
このため、セレクタ34cから出力される表示アドレスLADが図13(o)に示すように“040”となり、以後アドレスカウンタ31bのカウント値が、基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップすることから、セレクタ34bから出力される表示アドレスLADが図13(o)に示すようにカウントアップされる。
また、アドレスカウンタ31c及び33も、図13(k)に示すように、リセット信号RESによって“000”にクリアされた後基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップしている。
その後、アドレスカウンタ33のカウント値がレジスタ32eに設定されたスクロール表示領域終端アドレスDSE(=“139”)に達すると、一致検出回路35cから高レベルの一致検出信号CDScが図13(j)に示すように出力され、これがアドレスカウンタ31cのセット端子Sに入力されることにより、レジスタ32fに設定された下側固定表示データ格納領域16Lの先頭アドレスFLL(=“200”)がカウント値としてセットされ、このカウント値“200”がセレクタ34cの入力端子Bに入力される。
一方、一致検出回路35cから出力される一致検出信号CDScはRS型フリップフロップ36cのセット端子Sに入力されるので、このフリップフロップ36cがセットされ、その肯定出力が高レベルとなり、これがセレクタ34cのセット端子Sに入力されるので、このセレクタ34cで入力端子Bに入力されているアドレスカウンタ31cのカウント値“200”が選択されて、これが図13(o)に示すように表示アドレスLADとして出力される。
その後、アドレスカウンタ31cのカウント値が、基準クロック信号DCLKが入力される毎にカウントアップし、このカウント値がセレクタ34cで選択されて表示アドレスLADとして出力される。
その後、アドレスカウンタ31cのカウント値が“239”となると、一致検出回路35dから図13(l)で示すように高レベルの一致検出信号DEが出力される。
このため、表示ロジック回路19から出力される表示アドレスLADは、“000”〜“039”、“040”〜“139”、“200”〜“239”となり、デュアルポートメモリ16の上側固定表示データ格納領域16Uに格納されている上側固定表示データ、スクロール表示データ格納領域16Sのアドレス“040”〜“139”までのスクロール表示データ及び下側固定表示データ格納領域16Lに格納されている下側固定表示データが順次読出されて、これが液晶表示器13に表示されることにより、この液晶表示器13で図11に示すように、「○」で表される上側固定表示データ、「A」〜「J」で表されるスクロール表示データ及び「△」で表される下側固定表示データが表示される。
この間、情報処理装置12では、表示データ書込フラグFEが“1”にセットされていることにより、ステップS21からステップS36に移行し、各設定器40〜42の設定データを読込み、これらに変更がないものとすると、ステップS39に移行し、スクロール表示が選択されていないものとすると、ステップS40に移行して、表示データ書込フラグFEが“0”にリセットされ、表示終了が選択されていないのでそのままタイマ割込処理を終了する。このため、次のタイマ割込処理で新たな表示データが作成されていないときにはステップS22からステップS23に移行してからタイマ割込処理を終了する。従って、情報処理装置12での表示制御処理が簡略化されて、表示制御処理の負担を軽減することができる。
一方、表示コントローラ18では、ステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSAS(=“040”)に“0”に設定されたステップ量STを加算して新たな表示開始アドレスSASを算出するが、ステップ量STが“0”であるので、表示開始アドレスSASは変更されない。
その後、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしたか否かを判定して、スクロールピリオドSPが終了したか否かを判定し、スクロールピリオドSPが終了していないときには、情報処理装置12から変更された表示制御データが入力されたか否かを判定し(ステップS10)、表示制御データの入力がないので、そのままステップS9に戻る。この状態を繰り返して、スクロールピリオドSPが終了したときには、ステップS12に移行して、情報処理装置12から表示終了指令が入力されたか否かを判定するが、表示終了指令が入力されていないので、ステップS14に移行し、ステップ量STが“0”であるので、ステップS7に戻って、再度スクロールピリオド計数タイマを起動する。また、一致検出信号DEによって、カウンタ33,31b,31c、フリップフロップ36b,36cはリセットされ、カウンタ31aはセットされるため、表示ロジック19、前述したと全く同様の動作を行って、図11の上側固定表示領域13U、スクロール表示領域13S及び下側固定表示領域13Lの表示状態を継続する。
このスクロール表示領域13Sの固定表示状態で、情報処理装置12のスクロール設定器40でスクロール表示を選択すると共に、ステップ量設定器41でステップ量STを例えば“020”に設定し、さらにスクロールピリオド設定器42で所望のスクロールピリオドSPを設定すると、情報処理装置12で、ステップS37で設定データ変更と判断されて、ステップS38に移行し、変更データが表示コントローラ18へ送信され、次いでスクロール表示が選択されたので、ステップS39からステップS40に移行し、表示コントローラ18からスクロール表示完了割込信号が入力されていないので、ステップS23を経てタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
表示コントローラ18では、図5の表示制御処理におけるステップS10で変更された表示制御データを受信すると、ステップS11に移行して、変更された表示制御データ即ちステップ量ST及びスクロールピリオドSPをメモリ18aに更新記憶してからステップS9に戻り、スクロールピリオドSPの終了まで待機する。
そして、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしてスクロールピリオドSPが終了すると、ステップS9からステップS12に移行し、表示終了指令が入力されていないので、ステップS14に移行し、ステップ量STが“000”以外の値に設定されているので、ステップS15に移行し、表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書込む。次いで、ステップS16に移行して、外部の情報処理装置12に対してスクロール表示完了を表す割込信号を出力してからステップS7に戻ってロールピリオドSPに設定されたスクロールピリオド計数タイマを起動する。
しかしながら、この時点では、表示開始アドレスSASが変更されていないので、表示開始アドレスSASは“040”を維持し、スクロール選択前の表示状態を維持する。
一方、情報処理装置12では、表示コントローラ18からスクロール表示完了を表す割込信号が入力されると、スクロール表示が選択されているので、ステップS39からステップS41を経てステップS42に移行し、現在の表示制御より処理を優先させる優先処理が存在するか否かを判定し、優先処理が存在しない場合には直接ステップS44に移行して、現在のデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込まれている“040”〜“139”のロウアドレスにスクロール方向に連続する領域即ちロウアドレス“140”〜“159”に新たな表示データ「K」及び「L」を書込むスクロール分表示データ書込処理を行ってからステップS23を経てタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
このスクロール分表示データ書込処理によって、スクロール表示データが情報処理装置用ロジック回路17に送信されると、この情報処理装置用ロジック回路17では、前述した初期表示データ書込時と同様に、図10のスクロール表示データ書込処理を実行する。
このスクロール表示データ書込処理では、前回の初期表示データ書込処理時の書込最終アドレスに“1”を足した開始ロウアドレスSALがメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に記憶されているので、この開始ロウアドレスSALを読込み(ステップS81)、次いで“0”の開始カラムアドレスを書込カラムアドレスCADとし、開始ロウアドレスSALを書込ロウアドレスLADとして設定し、入力された表示データが初期表示データではないので、ステップS83からステップS85に移行して、開始ロウアドレスSALにステップ量STを加算して書込終了ロウアドレスLADeを算出してからステップS86に移行する。
この状態で表示データを受信すると、ステップS87に移行して、デュアルポートメモリ16の書込カラムアドレスCAD及び書込ロウアドレスLAD位置に表示データを書込んでから書込カラムアドレスCADをインクリメントする。その後、表示データを書込む毎に書込カラムアドレスCADがインクリメントされ(ステップS89)、書込カラムアドレスCADが終端カラムアドレスN−1に一致すると、書込ロウアドレスLADがインクリメントされて(ステップS91)、順次表示データの書込みが行われる。
そして、書込ロウアドレスLADが書込終了ロウアドレスLADeに一致し、書込カラムアドレスCADが最終カラムアドレスN−1に一致した状態で表示データを書込むことにより、1回のスクロール表示分におけるスクロール表示データの書込みが終了すると、ステップS87からステップS88を経てステップS91に移行して、書込ロウアドレスLADがインクリメントされて書込終了ロウアドレスLADeより大きい値となる。このため、ステップS97からステップS98に移行して、書込終了ロウアドレスLADeに“1”を加算した値が開始ロウアドレスSALとして算出され、この開始ロウアドレスSALがメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に更新記憶される(ステップS99)。
このようにして、スクロール表示分の表示データがデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込まれるが、このスクロール表示を繰り返すことにより、ステップS85で算出される書込終了ロウアドレスLADeがデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sの最終ロウアドレスSAEを超える状態となると、スクロール表示データ格納領域16Sの先頭即ち開始ロウアドレスSALに表示データを書込むようにするために、ステップS93に移行して、書込終了ロウアドレスLADeから最終ロウアドレスSAEを減算し、さらに“1”を減算した値を書込不可能なロウアドレス余り分ΔLADとして算出し、このロウアドレス余り分ΔLADを開始ロウアドレスSALに加算して書込終了ロウアドレスLADeを算出する(ステップS93)。
次いで、ステップS95に移行して、開始ロウアドレスSALを書込ロウアドレスLADとして設定してからステップS86に移行する。
この状態では、書込終了ロウアドレスLADeがスクロール表示データ格納領域16Sの先頭側のアドレスに変換され、書込ロウアドレスLADを開始ロウアドレスSALに変更されているので、ステップS96の判定結果はLAD≦LADeとなり、ステップS97に移行して、書込カラムアドレスCADを“0”に設定してからステップS90を経てステップS86に戻る。その後、表示データの書込みを継続して、最後の表示データの書込みが終了すると、書込アドレスLADが書込終了ロウアドレスLADeを超える状態となって、ステップS98に移行して、書込終了ロウアドレスLADeに“1”を加算した値を開始ロウアドレスSALとして設定し、次いで設定した開始ロウアドレスSALをメモリ17aの開始ロウアドレス記憶領域に更新記憶してからスクロール表示データ書込処理を終了して図7のステップS51に戻る。
このスクロール分表示データ書込処理でも、上述した初期表示データ書込時と同様に、情報処理装置12側でデュアルポートメモリ16のアドレス制御を行う必要がなく、デュアルポートメモリ16に対するアドレス制御は情報処理装置用ロジック回路17で行うので、情報処理装置12でのスクロール表示データ書込処理の負担を大幅に軽減することができる。
また、優先処理が存在する場合には、ステップS43に移行して、スクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込み、これが現在のスクロールピリオドSPが終了するまでの間に、ステップ量STに応じたスクロール分表示データをデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに対する書込みを完了するに必要な時間に対応する所定値以上となったか否かを判定し、所定値未満であるときにはステップS23に移行するが、所定値以上となると、ステップS44に移行して、新たな表示データ「K」及び「L」を書込むスクロール分表示データ書込処理を行う。
何れにしても、次のスクロールピリオドSPが開始されるまでの間に、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sへのスクロール分表示データの書込みが終了することになる。
そして、ステップS8に移行して、現在の表示開始アドレスSAS(=“040”)にステップ量ST(=“020”)を加算した値を新たな表示開始アドレスSAS(=“060”)として算出し、スクロールピリオド計数タイマがタイムアップしてスクロールピリオドSPが終了するまで待機する。
その後、スクロールピリオドSPが終了すると、ステップS9からステップS12を経てステップS14に移行し、ステップ量STが“000”以外の値に設定されているので、ステップS15に移行して、表示開始アドレスSASをレジスタ32bに書込んでからステップS16に移行して、外部の情報処理装置12に対してスクロール表示完了を表す割込信号を出力する。表示ロジック回路19で、表示アドレスLADとして“000”〜“039”、“060”〜“159”及び“200”〜“239”を順次出力することにより、液晶表示器13で、図14に示すように、文字データ「C」〜「L」で表されるスクロール表示データを表示する。
このように、表示ロジック回路19での表示アドレスLADが出力される周期であるスクロールピリオドSP間に、次のスクロール時のステップ量STに応じたスクロール分表示データの書込みが行われてからデュアルポートメモリ16の表示データの読出しが行われて、これが液晶表示器13に供給されるので、順次スクロール表示が行われる。
その後、情報処理装置12で、表示処理を終了するキー等が操作されると、図6のデータ表示処理で、ステップS23からステップS24に移行して、表示終了指令を表示コントローラ18に出力し、次いで表示データ書込フラグFEを“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
このため、表示コントローラ18では、表示終了指令が入力されることにより、ステップS14からステップS15に移行して、表示用電源25へ電力供給停止指令が出力されて、Yドライバ14及びXドライバ20への電力供給が停止されると共に、発振装置15からの表示ロジック回路19への基準クロック信号DCLKの入力が停止され、液晶表示器13でのデータ表示が終了される。
このように、上記第1の実施形態によると、情報処理装置12で液晶表示器13に表示データを表示する場合には、情報処理装置12から表示データの種別を表すコマンドと共に、自己の表示データ記憶装置43に記憶している表示用データをそのまま情報処理装置用ロジック回路17に出力することにより、この情報処理装置用ロジック回路17でロウアドレスをデュアルポートメモリ16に対する書込アドレスを制御するようにしているので、情報処理装置12側でデュアルポートメモリ16のデータ書込アドレスの制御を行う必要がなく、デュアルポートメモリ16への表示データ書込処理を従来例に比較して大幅に減少させることができ、情報処理装置12の処理効率を格段に向上させることができる。
また、スクロール表示時に、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sからの表示データ読出処理が表示コントローラ18及び表示ロジック回路19によって行われ、情報処理装置12はスクロールピリオド内でステップ量STに応じたスクロール表示データの書込みを表示コントローラ18から入力される割込信号に基づいて行えば良く、情報処理装置12でのスクロール表示処理の負荷を大幅に軽減することができ、この分他の処理を有効に行うことができ、情報処理装置12の処理効率をより向上させることができる。
なお、上記第1の実施形態においては、図10のスクロール表示データ書込処理におけるステップS84で、初期表示データが入力されたときに、開始ロウアドレスSALにフレームデータ量FD及びステップ量STを加算して書込終了ロウアドレスLADeを算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理装置12から書込終了アドレスLADeを送信するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図15について説明する。
この第2の実施形態では、情報処理装置12で表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域から表示データを読出すときの読出アドレスを指定することにより、デュアルポートメモリ16の書込カラムアドレス及び書込ロウアドレスを自動的に対応付けるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、情報処理装置12で表示データ記憶装置43をアクセスして、表示データを読出し、読出した表示データを情報処理装置用ロジック回路17に送信する図6のステップS31〜S33の処理及びステップS44の処理で、先ず、表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域の読出しを開始するアドレスDASETと読出した表示データを書込みたいデュアルポートメモリ16の書込ロウアドレスFRASETとを指定すると共に、表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域の読出アドレスDAと読出データとを対にして情報処理装置用ロジック回路17に送信するように設定する。
一方、情報処理装置用ロジック回路17では、図15に示す表示データ書込処理を実行する。
この表示データ書込処理は、先ず、ステップS101で、指定された表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域の読出開始指定アドレスDASET及び読出した表示データを書込むデュアルポートメモリ16の書込指定ロウアドレスFRASETとが入力されたか否かを判定し、これら指定アドレスDASET及びFRASETが入力されていないときにはこれらが入力されるまで待機し、指定アドレスDASET及びFRASETが入力されたときにはステップS102に移行し、入力された指定アドレスDASET及びFRASETをメモリ17aの所定記憶領域に更新記憶してからステップS103に移行する。
このステップS103では、情報処理装置12から表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域の読出アドレスDA及び表示データが入力されたか否かを判定し、これらが入力されていないときには読出アドレスDA及び表示データが入力されるまで待機し、読出アドレスDA及び表示データが入力されたときには、ステップS104に移行する。
このステップS104では、メモリ17aの所定記憶領域に記憶されている指定アドレスDASET及びFRASETと入力された読出アドレスDAとに基づいて下記(1)式及び(2)式の演算を行ってデュアルポートメモリ16の書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAを算出する。
FRA=rounddown{(DA−DASET)÷N}+FRASET……(1)
FCA=(DA−DASET)modN ……(2)
ここで、Nはデュアルポートメモリ16のカラム数であり、rounddownは切り捨てを意味する関数であり、(DA−DASET)modNは(DA−DASET)をNで除算したときの余りを表している。
次いで、ステップS105に移行して、表示データがストローク表示データであるか否かを判定し、ストローク表示データではないときには後述するステップS109に移行し、ストローク表示データであるときにはステップS106に移行して、算出した書込ロウアドレスFRAがストローク表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAEを超えているか否かを判定し、FRA≦SAEであるときには直接ステップS109にジャンプし、FRA>SAEであるときには、ステップS107に移行して、算出した書込ロウアドレスFRAから終端ロウアドレスSAEを減算した値からさらに“1”を減算した値を戻し量ΔFRA(=FRA−SAL−1)として算出し、次いでステップS108に移行して、ストローク表示データ格納領域16Sの開始ロウアドレスSALに戻し量ΔFRAを加算した値を書込ロウアドレスFRAとして算出してからステップS109に移行する。
このステップS109では、算出した書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAで決まるデュアルポートメモリ16の記憶位置に表示データを書込んでからステップS110に移行する。
このステップS110では、情報処理装置12から書込完了コマンドが入力されたか否かを判定し、書込完了コマンドが入力されていないときには前記ステップS103に戻り、書込完了コマンドが入力されたときには前記ステップS101に戻る。
この図15の処理がアドレス対応手段に対応している。
この第2の実施形態においては、情報処理装置12では、表示装置13の上側固定表示領域13U及び下側固定表示領域13Lに表示したいデータ量をデュアルポートメモリ16のカラム数Nと必要なロウアドレス数とを乗算した値として設定すると共に、表示装置13のストローク表示領域13Sで表示したいデータ量を同様にでもあるポートメモリ16のカラム数Nと必要なロウアドレス数とを乗算した値として設定し、さらにストローク表示データ量をカラム数Nとステップ量STとを乗算して設定する。そして、上側固定表示データ及び下側固定表示データとストローク表示データとを任意の順序で表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域に1次元の連続したアドレス領域に1バイトずつ格納する。
そして、図6のステップS31で、上側固定表示データをデュアルポートメモリ16の上側固定データ格納領域16Uに書込む際には、先ず、表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域における上側固定表示データの先頭アドレス“0”を読出開始指定アドレスDASETとし、デュアルポートメモリ16の上側固定データを書込む先頭アドレスを上側固定データ格納領域16Uの先頭ロウアドレス“0”を書込指定ロウアドレスFRASETとして指定し、これを情報処理装置用ロジック回路17に出力すると、情報処理装置用ロジック回路17では、図15の表示データ書込処理で、ステップS102に移行して、指定された読出開始指定アドレスDASET及び書込指定ロウアドレスFRASETをメモリ17aの所定記憶領域に更新記憶する。
次いで、情報処理装置12で、表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域の“0”アドレスの表示データを読出し、この表示データを読出アドレスDAと共に情報処理装置用ロジック回路17に出力すると、図15の処理において、ステップS103からステップS104に移行して、前記(1)式及び(2)式の演算を行って書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAを算出する。
このとき、DASETが“0”であり、FRASETが“0”であり、DAも“0”であるので、書込ロウアドレスFRAは“0”となり、書込カラムアドレスFCAも“0”となるので、図2に示すように、デュアルポートメモリ16の上側固定データ格納領域16Uにおけるハッチング図示の記憶位置に表示データが書込まれる。
次いで、情報処理装置12から表示データ記憶装置43における表示データ記憶領域における読出アドレスDA=1の表示データを読出し、これを読出アドレスDAと共に情報処理装置用ロジック回路17に出力すると、上述と同様に(1)式の演算を行ったときに、DA=1であるのでDA−DASET=1となり、1/N<1であり、FRASETは“0”であるので、書込ロウアドレスFRAは“0”を維持し、(2)式の演算を行ったときに書込カラムアドレスFCAは1/Nの余り即ち1となるので、図2における(1,0)の記憶位置に表示データが書込まれる。(X、Y)はカラムアドレスX、ロウアドレスYを示す。
その後、順次書込カラムアドレスFCAがインクリメントされて、表示データ記憶領域の読出アドレスDAがN−1となっても書込ロウアドレスFRAは“0”を維持するが、表示データ記憶領域の読出アドレスDAがNとなると、前記(1)式の右辺第1項がN/N=1となるので、書込ロウアドレスFRAが“1”となり、前記(2)式でDA−DASETがNとなるので、これをNで割ると余りが“0”となり、書込カラムアドレスFCAが“0”となって、図2における(0、1)の記憶位置に表示データが書込まれる。
このようにして、表示データ記憶領域の読出アドレスを順次インクリメントして行くことにより、デュアルポートメモリ16の上側固定データ格納領域16Uに順次表示データが書込まれ、最後の読出アドレス3×N−1の表示データを読出すと、これがデュアルポートメモリ16の上側固定データ格納領域16Uにおける(N−1、2)の記憶位置に書込まれて、上側固定表示データの書込が終了し、この時点で情報処理装置12から書込完了コマンドが情報処理装置用ロジック回路17に出力されることにより、ステップS110からステップS101に戻る。
同様に、図6のステップS32のスクロール領域の初期表示データ書込処理が実行されると、上記と上側固定データ書込処理と同様に、表示データ記憶装置43の表示データ記憶領域におけるスクロール領域の初期表示データの先頭アドレスkを読出開始アドレスDASETとして指定すると共に、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sの先頭ロウアドレス“3”を書込ロウアドレスFRASETとして指定することにより、先頭アドレスkの表示データを読込み、これと読込アドレスDA=kを情報処理装置用ロジック回路17に出力する。これにより、(1)式の演算では、右辺第1項がk−k=0/Nとなるので、“0”となり、FRASET=3であるので、図2における(0、3)の記憶位置にスクロール用表示データが書込まれる。この初期表示データ書込処理では、算出される書込ロウアドレスFRAがデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAEに達することは通常ないので、読込アドレスDAがkから順次増加してk+1,k+2となるに応じてカラムアドレスが増加され、k+Nとなったときに、書込ロウアドレスFRAが“1”加算されると共に、“0”の書込カラムアドレスが設定される。全ての初期表示データの書込が終了して情報処理装置12から書込完了コマンドが入力されると、ステップS101に戻る。
一方、図6におけるステップS44でストローク分表示データ書込処理が行われると、ステップS104で算出される書込ロウアドレスFRAがスクロール表示データ格納領域16Sの終端ロウアドレスSAEを超えたときには、ステップS106からステップS107に移行し、戻し量ΔFRAを算出し、算出した戻し量ΔFRAを開始ロウアドレスSALに加算して書込ロウアドレスFRAを算出し(ステップS108)、算出した書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAによって決定される記憶位置に表示データを記憶する。
また、下側固定表示データ書込処理では、上述した上側固定表示データ書込処理と同様に、表示データ記憶装置43における表示データ記憶装置の下側固定表示データの先頭アドレスjを書込開始指定アドレスDASETとして設定すると共に、デュアルポートメモリ12の下側表示データ格納領域16Lの先頭アドレスを例えば(0、M−3)の記憶位置に表示データを記憶し、その後、順次書込カラムアドレスFCAがインクリメントされ、書込カラムアドレスNになると、書込ロウアドレスFRAがインクリメントされて、カラムアドレスのインクリメントに応じて順次表示データの書込みが行われ、デュアルポートメモリ16の(N−1、M−1)に表示データの書込が行われた後に、書込完了コマンドが入力されると、下側固定表示データの炊き込み処理を終了してステップS101に戻る。
このように、第2の実施形態によると、情報処理装置12から表示データをデュアルポートメモリ16に書込む際に、対応関係となる表示データ記憶装置43における表示データ記憶領域の読出開始指定アドレスDASET及びデュアルポートメモリ16の書込開始指定アドレスFRASETを指定すると共に、表示データ記憶領域の読出アドレスDAと表示データとを情報処理装置用ロジック回路17に供給することにより、この情報処理装置用ロジック回路17で前述した(1)式及び(2)式の演算を行って書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAを算出し、これら書込ロウアドレスFRA及び書込カラムアドレスFCAよって決定されるデュアルポートメモリ16の記憶位置に表示データを正確に書込むことができる。
このように情報処理装置12側では、デュアルポートメモリ16に表示データを書込む際に、デュアルポートメモリ16のアドレスを指定することなく、自己の表示データ記憶装置43における表示データ記憶領域の読出アドレスを情報処理装置用ロジック回路17に出力するだけで、表示データをデュアルポートメモリ16に正確に書込むことができ、情報処理装置12側での表示データの書込処理の負担を軽減することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理装置用ロジック回路17で上側固定表示データ格納領域16U、スクロール表示データ格納領域16S及び下側固定表示データ格納領域16Lの全てについてアドレス制御を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側固定表示データ格納領域16U及び下側固定表示データ格納領域16Lではスクロール表示データ格納領域16Sに比較してアドレス変換処理を行う頻度が少ないので、第1の実施形態における図7におけるステップS52〜S55及び図8,図9の処理を省略して、スクロール表示データ格納領域16Sにスクロール表示データを書込むときのみにアドレス制御処理を行い、第2の実施形態でも、スクロール表示データを書込むときのみにアドレス変換処理を行うようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理装置12から上側固定表示データ、スクロール表示データ及び下側固定表示データの順に出力する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の順序で表示データを情報処理装置用ロジック回路17に出力することができる。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、表示コントローラ18からスクロールピリオドSPの終了時点即ちスクロールピリオドSPの開始時点で情報処理装置12に対して割込信号を出力すると共に、情報処理装置12でスクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込む場合について説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理装置12で、図16に示すように、前述した図6の処理において、ステップS43を省略し、これに代えてステップS42で優先処理があると判定された場合に、ステップS47に移行して、スクロール表示完了割込信号が入力された時点からスクロールピリオドSPの終了までにスクロール表示データ分の書込を完了可能な書込開始タイミングを決定する書込開始タイミング決定タイマが起動されているか否かを判定し、この書込開始タイミング決定タイマが起動されていないときにはステップS48に移行して、書込開始タイミング決定タイマを起動してからステップS49に移行し、書込開始タイミング決定タイマが起動されているときには直接ステップS49に移行し、ステップS49で書込開始タイミング決定タイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイムアップしていないときには前記ステップS23に移行し、タイムアップしたときには書込開始タイミングであると判断してステップS44に移行するようにしてもよい。この場合には、情報処理装置12でステップSスクロールピリオド計数タイマのタイマ値を読込む必要がないので、この分情報処理装置12のデータ表示処理の負荷を軽減することができる。さらには、表示コントローラ18で、情報処理装置12でのスクロール表示データ分の書込をスクロールピリオドSPの終了までに完了可能なタイミングを計測し、書込割込信号を情報処理装置12に出力するようにしてもよく、この場合には、情報処理装置12でのデータ表示処理の負荷をより軽減することができる。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、デュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sへの初期表示データ書込処理(ステップS32)で、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに対応する表示データ分のみを書込む場合について説明したが、これに限定されるものではなく、初期表示データ書込処理で、液晶表示器13のスクロール表示領域13Sに対応する表示データ分とスクロール時のステップ量STに対応するスクロール表示データ分を加算した表示データを書込んで置くことにより、情報処理装置12でのデュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sへの書込みが、スクールピリオドSPが終了するまでに終わらない場合が発生したときに、書込中のスクロール表示データが表示されることを確実に回避することができる。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、スクロール表示時に情報処理装置12でデュアルポートメモリ16のスクロール表示データ格納領域16Sに書込むスクロール表示データをステップ量STに対応するデータ量とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステップ量STの整数n倍に相当するスクロール表示データを1回で書込むと共に、整数n回に一回スクロール表示データの書込みを行うようにしてもよく、この場合には情報処理装置12でのスクロール表示データの書込処理をより軽減することができる。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、表示コントローラ18から情報処理装置12にスクロールピリオドSPの開始時点を表す割込信号を出力する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図17に示すように、図5の表示制御処理において、ステップS16の処理に代えてスクロールピリオドの開始を表すスクロールピリオド開始フラグFSを“1”にセットするステップS121を設けると共に、ステップS7及びS8間に表示ロジック回路19の一致検出回路35dから出力されるフレーム表示完了信号がDEが入力されたか否かを判定するステップS122を設け、このステップS122の判定結果がフレーム表示完了信号が入力されたときに前記ステップS8に移行し、フレーム表示完了信号が入力されていないときにステップS123に移行して、情報処理装置12によるスクロールピリオド開始フラグFSの読込みがあったか否かを判定し、その判定結果が、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みがあったときに、ステップS124に移行して、スクロールピリオド開始フラグFSを“0”にリセットしてからステップS122に戻り、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みがないときには直接ステップS122に戻ることを除いては図5と同様の処理を行うようにしてもよい。この場合には、情報処理装置12側でスクロールピリオド開始フラグFSを所定のタイミングで読みに行き、スクロールピリオド開始フラグFSの読込みが行われたときに、表示コントローラ18側でスクロールピリオド開始フラグFSを“0”にリセットするので、情報処理装置12側で表示コントローラ18から入力される割込信号に係わる処理を省略することができ、データ表示処理の負担をより軽減することができる。但し、FS=“1”のままでステップS12に移行することもあり得るため、その前にステップS125でスクロールピリオド開始フラグFSを“0”にリセットする。
さらにまた、図6、図16及び図17の処理はタイマ割込み毎に実行されるが、表示コントローラ18から情報処理装置12にスクロールピリオドSPの開始時点を表す割込信号が入力された時にだけ実行する処理として実現することも可能である。これにより処理回数を減らすことができ、更なる負荷軽減になる。
なおさらに、上記実施形態においては、下側へのスクロール表示を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側へのスクロール表示を行う場合には、情報処理装置用ロジック回路17で、デュアルポートメモリ16におけるスクロール表示データ格納領域16Sで先頭アドレスSALから終端アドレスSAE側にアドレス変更する際に、現在のロウアドレスよりステップ量STに応じたアドレス分を減算したロウアドレスからスクロール表示データ分を書込み、これに応じて表示コントローラ18で、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値がスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSAL以上であるときには、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値を新たな表示開始アドレスSASとして設定し、現在の表示開始アドレスSASからステップ量STを減算した値が先頭アドレスSAL未満であるときには、下記(3)式の演算を行って新たな表示開始アドレスSASを算出する。
SAS=SAE−{ST−(SAS−SAL)} …………(3)
すなわち、現在の表示開始アドレスSASとスクロール表示データ格納領域16Sの先頭アドレスSALとの差分をステップ量STから減算した値をスクロール表示データ格納領域16Sの終端アドレスSAEから減算した値を新たな表示開始アドレスSASとして算出する。
そして、算出した表示開始アドレスSASを表示ロジック回路19のレジスタ32bに書込むことにより、上側へのスクロール表示を行うことができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理装置用ロジック回路17をソフトウェアで構成する場合について説明したが、表示ロジック回路19と同様にハードウェアで構成することもでき、また表示ロジック回路19をソフトウェアで構成することもできる。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、スクロール表示を上下方向に行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、左右方向或いは上下及び左右方向にスクロール表示を行うこともできる。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、液晶表示器13に、上側固定表示領域13U、スクロール表示領域13S及び下側固定表示領域13Lを設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側固定表示領域13U及び下側固定表示領域13Lの何れか一方又は双方を省略して広いスクロール表示領域13Sを確保することもできる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理装置12でスクロール表示のステップ量ST及びスクロールピリオドSPの双方を変更可能に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステップ量ST又はスクロールピリオドSPのみを変更可能としたり、ステップ量ST及びスクロールピリオドSPを標準値に固定するようにしたりすることができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、表示手段として、液晶表示器13を適用した場合について説明したがこれに限定されるものではなく、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の他の表示装置を適用することができる。
本発明の一実施形態の画像表示装置を示す構成図である。 デュアルポートメモリの記憶内容を示す説明図である。 表示ロジック回路のブロック図である。 一致検出回路のブロック図である。 表示コントローラの表示処理を示すフローチャートである。 情報処理装置のデータ表示処理を示すフローチャートである。 情報処理装置用ロジック回路のフローチャートである。 図7の上側固定表示データ書込処理のフローチャートである。 図7の下側固定表示データ書込処理のフローチャートである。 図7のスクロール表示データ書込処理のフローチャートである。 液晶表示器の表示状態を示す説明図である。 XYドライバの動作説明に供するタイムチャートである。 表示ロジック回路の動作説明に供するタイムチャートである。 液晶表示器のスクロール状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す情報処理装置用ロジック回路の表示データ書込処理を示すフローチャートである。 情報処理装置のデータ表示処理の変形例を示すフローチャートである。 表示コントローラの変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…画像表示装置、11…コントローラドライバ、12…情報処理装置、13…液晶表示器、14…Yドライバ、15…発振装置、16…デュアルポートメモリ、17…情報処理装置用ロジック回路、18…表示コントローラ、19…表示ロジック回路、20…Xドライバ、21…情報処理装置用リードライト回路、22…情報処理装置用ロウアドレスデコーダ、23…情報処理装置用カラムアドレスデコーダ、24…表示アドレスデコーダ、25…表示用電源、31a〜31c,33…アドレスカウンタ、32a〜32f…レジスタ、34a〜34c…セレクタ、35a〜35d…一致検出回路。

Claims (5)

  1. 表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定されたフレームデータ記憶手段と、該フレームデータ記憶手段に表示データ記憶手段に格納されている表示データを書込む外部の情報処理手段と、前記フレームデータ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、当該フレームデータ記憶手段の前回の書込終了時におけるアドレスの次のアドレスを書込開始アドレスとして設定してアドレス制御する書込アドレス制御手段とを備えていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記書込アドレス制御手段は、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込み時に、設定した書込開始アドレスと書込みを行う表示データ量とに基づいて書込終了アドレスを算出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 表示データを表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示データを記憶すると共に、当該表示手段の表示データ量より大きい表示データ量に設定されたフレームデータ記憶手段と、該フレームデータ記憶手段に表示データ記憶手段に格納されている表示データを書込む外部の情報処理手段と、前記フレームデータ記憶手段に記憶されている表示データから前記表示手段で必要とする表示データ量の表示データを順次読み出して前記表示手段に出力する表示データ読出手段と、前記情報処理手段による前記フレームデータ記憶手段への表示情報の書込み時に、前記表示データ記憶手段及び前記フレームデータ記憶手段のアドレスを対応させるアドレス対応手段とを備え、前記情報処理装置は、前記表示データ記憶手段のアドレスに基づいて前記フレームデータ記憶手段への表示データの書込処理を行うことを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記アドレス対応手段は、表示手段に固定表示領域とスクロール表示領域とが設定されている場合に、固定表示領域及びスクロール表示領域毎に個別のアドレス対応部を有することを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示データ記憶手段は、記憶領域が連続する1次元メモリ構成を有し、前記フレームデータ記憶手段は、表示手段に対応した2次元メモリ構成を有する場合に、前記アドレス対応手段は、前記フレームデータ記憶手段のロウアドレスをFRA、カラムアドレスをFCA、カラムアドレス数をNとし、前記表示データ記憶手段及び前記フレームデータ記憶手段の対応付けアドレスをDASET及びFRASETとしたとき、前記フレームデータ記憶手段のロウアドレスFRA及びカラムアドレスFCAを
    FRA=rounddown{(DA−DASET)÷N}+FRASET
    FCA=(DA−DASET)modN
    に従って算出するように構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像表示装置。
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