JP4734733B2 - 振動部品搬送機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は振動部品搬送機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は部品例としての発光ダイオードのパッケージ部品を示すが図6Aに示す発光ダイオードL1 は逆T字形状を呈し、白又は銀色の直方形状の不透明部P1 (例えばエポキシ樹脂で成る)とレンズの働きをする透明部Q1 (例えばアクリル樹脂で成る)とからなっており、不透明部P1 に発光ダイオード本体が埋設されており、透明部Q1 を透して外方に赤色光を発射するようにしている。なお、図示せずとも不透明部P1 の両端に電極を備えている。不透明部P1 の長さl’(エル・ダッシュ)は3.2mm、巾a’は1.6mm、厚さd’は0.5mmであり、透明部Q1 の長さl(エル)は図示するように不透明部の長さl’(エル・ダッシュ)よりは小さくその巾aは不透明部の巾a’と等しい。またその厚みdは1.0mmである。
図6Bは同様に発光ダイオードL2 を示すが、やはりP2 、Q2 は上記と同様な働きをし、不透明部であり、透明部である。このような部品L2 を矢印の方向に供給したい場合がある。更に、図6Cは同じく発光ダイオードL3 を示し、不透明部P3 及び透明部Q3 は上述と同様な働きをし、矢印で示す姿勢で次工程に供給されるが、いずれにしても部分P1 、Q1 、P2 、Q2 及びP3 、Q3 は非導電性の材質で成るものである。
このような小さい部品L1 、L2 、L3 を矢印方向に図示する姿勢で移送する場合、図7、図8で示すような振動部品搬送機が開発されている。
【0003】
振動部品搬送機10は螺旋状のトラックTを形成させたボウル12をねじり振動駆動部11により螺旋振動を行わせる。これは電磁石15、16及び板ばね13などにより得られるが、図8で示されるように、ボウル12内には螺旋状トラックTが形成されており、これは断面がL字形状であり、上流側から順次、各種部品整列手段21、22、44、23、30、31、32を備えており、供給端部33から所定の姿勢すなわち図6A、B、Cで示されるような姿勢で発光ダイオードL1 、L2 、又はL3 が1個ずつ供給される。
ボウル12の中央底壁部Cは平面又は背の低い陣笠状(円錐形)に形成されており、部品はここでは面接触して振動により搬送される。また、これに後続するトラック部Tにおいても面接触で移送される。なお、トラック24、25は断面形状はほぼU字形状であるが、これは部品L(L1 、L2 又はL3 )を長手方向に向けてこれに接続されるアタッチメントとしての部品整列部26に導くためのものであり、全搬送トラックからみると極く一部である。
部品Lはボウル12の底壁部Cに大量に供給されており、ねじり振動によりここを何回も旋回しながらトラック部Tの昇り口へと至り、ねじり振動により以下、ここを搬送され、整列部26では所定の姿勢の部品を選別する。
また、所定の姿勢にない部品は、各姿勢検出部30、31、32からボウル12の底壁部Cへと落下させる。ここで再びこのボウル12底壁部Cを循環させる。
【0004】
然るに、大気の湿度によっては、また循環の回数によっては部品L(L1 、L2 又はL3 )が帯電し、このため中央底部Cやトラック部Tとの間で電気吸引力が働いて部品の搬送速度が小さくなるばかりでなく、場合によっては吸着して動かないようになる場合もある。あるいは、最悪の場合、電気的に破壊する恐れもある。
図9及び図10は従来例のボウル12を模式的に示すが、部品Lはねじり振動力を受けながら搬送されるのであるが、ボウル12の中央底部は全体的に平らであるが、背の低い陣笠状であるので部品Lはこの面と面接触して、矢印Aで示す方向(周方向)に搬送されながら矢印B方向(径方向)にも搬送される。これにより部品Lが非導電性の材質でなる場合には、何回となく摩擦力を受けて帯電する。ボウル12の最上方部分には各種の部品整列手段や部品姿勢検出手段などが設けられ、これらから排除された部品Lは中央底部Cへと落下し、更に何回となくボウルの内面と接触し帯電する。よって、ボウル12との間で電気的吸着力が発生する。
図18は特開平2000−335735に開示される部品供給機を示すが、図においてボウルBは振動発生装置Cにより公知のねじり振動を行う。ボウルB内には部品としてコアWが収容されており、これは圧力調整装置Dにより圧力の調整された圧縮空気がイオン発生装置Eによりイオン化され、エアホースで成る空気導入部Fを高速で流れる。これによりベルヌーイの定理により穴Gで低圧となり、これに面するコアWが吸引されて下流側のホースへと搬入される。
部品溜まり部Hでこれを受け、ここで排出穴を通って空気は外方に逃されて、以後、コアWは部品案内路Iをねじり振動により約360°に亘って移送され、この排出端に接続される部品供給路Jより外方に供給されるものである。この装置ではイオン化された空気をエアホースF内を高速で流されて、これにより運ばれるコアWが静電気で帯電していると、この空気により除電されて部品溜まり部H内に導入される。この後、部品案内路Iに沿ってねじり振動で搬送されるのであるが、上述したように、この約360°に亘る搬送途上、再び帯電する恐れがある。更に、これに接続される部品供給路Jにおいても帯電する恐れがあり、これら搬送の途上で帯電により移送が停止したり、流れが遅くなったりする。また、コアWがホース内で圧縮空気で高速で移送されるのであるが、コアW同志が衝突したり、コアWが部品溜まり部H内に導入される時に、この壁部や角に衝突してコアWが損傷する恐れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、大気の湿度によることなく、また循環の回数にもよることなく、部品を損傷させることもなく、常に円滑に部品を搬送することができる振動部品搬送機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、部品搬送トラックに沿って振動により部品を搬送するようにした振動部品搬送機において、前記部品搬送トラックは、当該部品搬送トラックのほぼ全域に亘って前記部品を点接触または線接触により支持するような溝形状であり、前記部品搬送トラックは、わん状又は皿状容器の底壁部の中央部を起点として当該底壁部を含め螺旋状に形成され、前記振動部品搬送機は、静電除去用イオン噴出ノズルを有し、前記静電除去用イオン噴出ノズルは、前記部品移送方向に向かって下向きに傾斜して前記溝の上方に配設されており、前記溝の上方に配設された静電除去用イオン噴出ノズルの高さは、前記溝の縁の直上の高さであることを特徴とする振動部品搬送機、によって解決される。
【0007】
以上の構成により、部品搬送トラックの移送面と部品との接触は点接触又は線接触とされて、振動により搬送されるので、大気の湿度や循環回数によらず静電気を起こすことが無いか、殆んど無い。よって、部品は損傷されることなく常に部品は円滑に搬送される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態による振動部品搬送機のボウルにつき図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態を示し、本実施の形態によるボウル50の底壁52は従来と同様に、全体的には背の低い円錐形状を呈するが、これに螺旋状に本発明にかかわるトラック54が形成される。その断面形状は図2に示されるが、ほぼ円弧状であって、断面形状はやはりこれに示される部品Lとの関係で明らかに点接触で支持している。
本実施の形態によれば、環状のトラック54の端部は直接従来と同様な数度の昇り傾斜角の昇りトラック55に連接されている。図2では昇り口55aから約180度昇った位置での断面を示すが、中央底部52の外周端部より若干高くなっている。
更に、この昇りトラック55の下流側端部には平面部58が形成されており、ここに流量調整用の三日月型の切欠57が形成されている。これにより、部品の流量が調整され、この平面部58に次いで上流側の環状トラック54と同様な断面形状のトラック59が連接されており、この端部Eから外方へと部品Lが1個ずつ供給される。なお、図示を省略したが、従来技術と同様に、昇りトラック部55に近接して、あるいは平面部58に近接して、種々の整列手段を設けるようにしてもよい。
【0009】
本発明の実施の形態は以上のように構成されるが、次にこの作用について説明する。
本実施の形態の振動駆動部は従来と同様な構成を有し、これによりボウル50はねじり振動を行い、部品Lはボウル50の底壁部52に形成された螺旋状のトラック54に沿って移送され、その下流側端部から数度の昇り傾斜の部品搬送トラック55へと移行する。
従来技術で述べたように、下流側の部品整列部(図示せず)では所定の姿勢の部品Lのみが下流側へと導かれ、所定の姿勢にない部品Lは中央底部54へと落下する。よって、中央底部に形成される螺旋状のトラック54上を再び振動により移送される。
然しながら本発明によれば、図2に示されるように部品L(L1 、L2 又はL3 )はトラック54と点接触(図2参照)で支持されているので、静電気を発生されることなく、あるいは生じても極くわずかで、常に円滑に搬送させることができる。
【0010】
次に図3を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、図1に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態によるボウル60を示すが、底壁62には2本の同心的な螺旋状の環状溝64a、64bが形成される。それらの断面形状は第1の実施の形態のそれと同形状である。これら2本の環状溝64a、64bの下流側に連接して1本の昇り搬送トラック66(昇り口は66aで示される)が形成される。
【0011】
図4は本発明の第3の実施の形態によるボウル70を示すが、底壁72には渦巻き状に断面形状が上記実施の形態と同様な溝74a、74b、74c・・・が形成され、これらの下流側端部は環状溝75と連接している。これが更に1本の昇り搬送トラック76(昇り口76a)に連接している。
【0012】
図5は本発明の第4の実施の形態によるボウル80を示すが、中央部より放射状の直線的に延びる複数本の搬送トラック84a、84b、84c・・・(交互に長短あり)が底壁82に形成される。これらの下流側端部は環状溝86に連接される。この端部は昇り搬送トラック88(昇り口88a)に連接している。
【0013】
以上述べたように、本発明の各実施の形態によれば、ボウルの底壁部に断面形状がほぼ半円形状の螺旋状、渦巻き状の又は放射状のトラックを形成させたので部品とは点接触し接触面積を小さくすることができ、静電気の発生量を小さくするか、なしとすることができる。よって部品Lがボウルに吸着することを防止することができる。
上記実施の形態において、環状のトラック54間の平面部、あるいは螺旋状の環状溝64a、64b間の平面部、あるいは環状溝74a、74b、74c・・・間の平面部及び搬送トラック84a、84b、84c・・・間の平面部では、部品Lは面接触するが、常にこの面接触を継続するのではなくて、直ちにこれら環状溝、若しくは螺旋状や放射状の溝に導かれるので、従来のように帯電量を増大させることなく、自然放電も働いて、ボウルの移送面と吸着を起こすようなことがない。すなわち、ボウルの底壁面に形成されるトラックがパーツフィーダの部品搬送トラックの大部分を示すものであるが、本発明においては、この大部分を占める中央底部に上述の実施の形態に示すようなトラックを形成させているので、従来のように大きな帯電量が発生することがない。
以上述べたように環状のトラック54、環状溝64a、64b又は74a、74b又は放射状の搬送トラック84a、84b、84c・・・を設けることにより、点接触/線接触して部品吸着を防止し、又、帯電量の減少によって部品吸着防止及び素子(部品)破壊を防止することができる。
【0014】
以上の実施の形態ではボウルがねじり振動を行う、いわゆるねじり振動型の振動パーツフィーダを説明したが、本発明の第5の実施の形態では図11、図12で示すように直線振動型の振動パーツフィーダに適用される。
直線的なトラフ70に近接して同様に直線的なトラフ71が配設され、これらはそれぞれベースC、Dと一対の傾斜板ばねa、a及びb、bで結合されている。トラフA、Bには相反する方向に傾斜した循環路が形成されているが、これらに本発明にかかわる複数本の溝Rが形成されている。それらの断面形状は上記の実施の形態と同様であるが、この場合には部品Lとの接触は線接触になる。
然しながら、従来と比べ接触面積が大幅に小さくなるので静電気発生は大幅に減少する。よって常に円滑な部品搬送を行うことができる。
なお、図11において一方のトラフ70の外側には一段と高く水平に形成された部品整送トラック72が設けられているが、これらに近接して上流側から順に第1部品整列手段74A、第2部品整列手段74B、第3部品整列手段75A及び第4部品整列手段75Bが設けられており、ここで所定の姿勢にない部品は循環路に落下させられ、ここで複数本の溝R内に落下して線接触で搬送され、他方のトラフ71の上流側端部に導入され、やはりここでも溝Rに沿って移送される。よって従来よりは大幅に帯電量は減少されるか、なしとすることができる。なお、整列された部品Lは供給部Pから外方に1個ずつ供給される。
【0015】
図14乃至図16は本発明の第6の実施の形態を示すが、図1、図2で示す第1の実施の形態に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
すなわち、図14において本発明の実施の形態によれば、環状のトラック54の最外周部54aに近接してイオン化空気発射ノズル装置K1 が配設されており、この先端に取り付けられたノズルm1 よりイオン化された空気aを図15に示すように投射する。
更に本発明の実施の形態によれば、図1で示す登り口55aから登り始める登りトラック55に近接して第2のイオン化空気発射ノズル装置K2 が配設されている。
【0016】
また本実施の形態によれば、図15に明示されるようにイオン化空気発生装置K1 の軸方向は部品L1の移送方向に対し下向き傾斜で配設され、この下向き傾斜角αは好ましくは20°乃至45°の大きさである。イオン化空気発射ノズル装置K2 についても同様である。なお、M1 、M2 は制御器で圧縮空気源やイオン発生器などを含む。チューブtで装置K1 、K2 に接続されている。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態において、なお帯電が生ずる場合に有効である。あるいは材質によっては第1の実施の形態の構成では帯電を完全に除去されないので、この第2の実施の形態が適用される。
図15に示されるように、トラック55の移送方向に関し下向き傾斜でイオン化空気発射ノズル装置K1 が配設されるのであるが、ノズルm1 より噴出されるイオン化空気は矢印で示すように部品L1に吹き付けられる。これによりこの部品L1に帯電している電荷は中和される。
図16で明示されるように、図15で示すようなノズルm1 の傾斜配設により部品L1に対し上面から、あるいは両側面から、またトラック54の底部と部品L1の底部との間の隙間へ空気イオンが投射されるので、全体的に効率良く帯電は中和され、以後、トラック55と吸着したり移送速度が低下することがない。
本実施の形態においては、ボウル50の底部の最外周部のトラック54aと登り口55aから始まる登りトラック55にも第2のイオン化空気発射装置K2 を設け、そのノズルm2 を図15と同様に傾倒配設させて長いトラックに関わらず部品の帯電を確実に防止させることができる。
次に図17は、本発明の第7の実施の形態を示し、図11で示す第5の実施の形態に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0017】
ずなわち本実施の形態によれば、一方のトラフ、すなわちリターントラフ71の底部に形成される多数の断面U字形状の溝Rに対し図示するような位置にイオン化空気発射装置K3 が配設され、更に他方のトラフ70、すなわち整列トラフの底部に形成された多数の溝Rに対応して第2のイオン化空気発射装置K4 が設けられている。これらはノズルnを溝Rの数に対応した個数備えており、各溝Rの中心線に沿って配設されているノズルnは溝Rの部品移送方向に関し上記実施の形態と同様、下向きに20°〜45°傾斜している。各トラフ70、71を振動により移送される材質によっては部品L1がなおも帯電している場合、上記実施の形態と同様にこれらは完全に除去され、以後の振動による搬送をより円滑なものとすることができる。制御器M3 、M4 は上述の制御器M4 、M5 と同じ構成を有す。
【0018】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0019】
例えば、トラックの断面形状も上述の半円形状に限ることなく、図13A、B、Cに示すような形状であってもよい。
図13Aは断面がV字形状であるが、部品Q1 は断面が円形であるので、点接触又は線接触する。よって、上記実施の形態と同じ効果を奏する。
図13Bは断面が半円形状であるが、部品Q2 の断面が三角形状であるので、点接触又は線接触する。
図13Cは断面が略L字形状であり、側壁部及び底壁部には鋸歯状の突条fが形成されている。部品Q3 は線接触する。これは、例えば上述の昇りトラックに適用される。
【0020】
部品もパッケージした発光ダイオードに限ることなく、如何なる形状及び大きさの他の部品にも適用可能である。又、全面が非導電性でなくとも、一部が非導電性の部品にも適用可能であり、更にボウルが非導電性材質で成るか、これで塗膜している場合には、部品は導電性材質で成っていてもよい。
【0021】
また以上の第6,7の実施の形態では、イオン発生装置のイオンとしてイオン化した空気を用いたが、これに代えて不活性ガス、例えばヘリウムや窒素のイオンガスを吹き付けるようにしてもよい。その他ガスについても同様である。
図3乃至図5に示すボウル60、70、80に形成されたトラックに対しても、イオン発生装置の適用が可能であり、図3においてはペアとなったトラック64a、64bにそれぞれイオン発生装置を設け、図4のボウル70においては中心から放射するトラック74a〜74hの終端部はボウルの底部外周に形成される共通トラック75となるが、ここに配設するようにするのが好ましい。
また図5のボウル80においても同様にボウル底部の外周部のトラック86に対し設けることが好ましい。これらトラック75、86には、他トラック部分より部品の存在密度が高いから、より効率的に除電されるからである。
なお、また以上の実施の形態ではイオン化空気発射装置K1 、K2 、K3 及びK4 は一定位置で固定するようにしたが、移動可能としてもよい。例えば、図14においては、トラック54、55に沿って往復移動させるようにしてもよい。図17の実施の形態では溝Rに沿って、往復直線移動させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の振動部品搬送機によれば、搬送する部品の帯電を防止し、常に円滑な搬送をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるボウルの平面図である。
【図2】図2における[2]−[2]線方向拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるボウルの平面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態によるボウルの平面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態によるボウルの平面図である。
【図6】本発明に適用される部品例を示す斜視図である。
【図7】従来例の振動部品搬送機の側面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】上記従来例におけるボウルの作用を示す模式図である。
【図10】同模式図を平面的に示す図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態による振動部品搬送機を示す平面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】本発明に適用される部品例と搬送トラックとの関係を示す図であり、Aは断面が円形の部品、Bは断面が正三角形の部品、Cは断面が長方形の部品に対するものを示す。
【図14】本発明の第6の実施の形態による部品供給機の部分破断平面図である。
【図15】図14における要部の拡大正面図である。
【図16】図15における[16]−[16]線方向拡大断面図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態による部分破断部品供給機の平面図である。
【図18】従来例の部品供給機の斜視図である。
【符号の説明】
50 ボウル
52 中央部
54 環状溝
K1 イオン化空気発射装置
K2 イオン化空気発射装置
K3 イオン化空気発射装置
K4 イオン化空気発射装置
m1 、m2 、n ノズル
Claims (6)
- 部品搬送トラックに沿って振動により部品を搬送するようにした振動部品搬送機において、
前記部品搬送トラックは、当該部品搬送トラックのほぼ全域に亘って前記部品を点接触または線接触により支持するような溝形状であり、
前記部品搬送トラックは、わん状又は皿状容器の底壁部の中央部を起点として当該底壁部を含め螺旋状に形成され、
前記振動部品搬送機は、静電除去用イオン噴出ノズルを有し、
前記静電除去用イオン噴出ノズルは、前記部品移送方向に向かって下向きに傾斜して前記溝の上方に配設されており、
前記溝の上方に配設された静電除去用イオン噴出ノズルの高さは、前記溝の縁の直上の高さであることを特徴とする振動部品搬送機。 - 請求項1に記載の振動部品搬送機であって、
前記部品搬送トラックの断面形状は、ほぼU字形状又はV字形状であることを特徴とする振動部品搬送機。 - 請求項1又は請求項2に記載の振動部品搬送機であって、
前記部品搬送トラックは、複数本、並列に形成されていることを特徴とする振動部品搬送機。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の振動部品搬送機であって、
前記下向き傾斜の角度は20°〜45°であることを特徴とする振動部品搬送機。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の振動部品搬送機であって、
前記部品は非導電性の材質で成ることを特徴とする振動部品搬送機。 - 請求項5に記載の振動部品搬送機であって、
前記部品は発光ダイオードのパッケージ部品であることを特徴とする振動部品搬送機。
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