JP2009102107A - 部品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピックアップエリアに安定姿勢の部品を効率良く供給することができると共に、安定姿勢の部品を効率良くピックアップすること。
【解決手段】投入エリアに臨む投入口と、投入された多数のパーツPを、循環搬送路に沿って搬送する循環搬送手段3,5と、循環搬送路に臨み、多数のパーツPにエアーを吹き付けて転動させ、姿勢変化させるエアー流路部材21,22と、投入エリアからピックアップエリアに至る循環搬送路に下側から臨み、循環搬送路に形成した多数の吸着口を介してパーツPを真空吸着する吸着ユニット81と、を備え、吸着ユニット81は、エアー流路部材21,22による不安定姿勢のパーツPの転動を許容すると共に、安定姿勢のパーツPの姿勢を維持するように、吸着制御されている。
【選択図】図2
【解決手段】投入エリアに臨む投入口と、投入された多数のパーツPを、循環搬送路に沿って搬送する循環搬送手段3,5と、循環搬送路に臨み、多数のパーツPにエアーを吹き付けて転動させ、姿勢変化させるエアー流路部材21,22と、投入エリアからピックアップエリアに至る循環搬送路に下側から臨み、循環搬送路に形成した多数の吸着口を介してパーツPを真空吸着する吸着ユニット81と、を備え、吸着ユニット81は、エアー流路部材21,22による不安定姿勢のパーツPの転動を許容すると共に、安定姿勢のパーツPの姿勢を維持するように、吸着制御されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、部品を安定姿勢でピックアップエリアに供給するために、任意の姿勢に投入された多数の部品を姿勢変化させて、ピックアップエリアにおける安定姿勢の部品割合を増加させる部品供給装置に関するものである。
従来、この種のパーツフィーダシステム(部品供給装置)として、供給された多数の部品が載置されると共に、複数のフレキシブルな膜を有する支持部と、支持部に上方から臨むマシンビジョンシステム(画像認識装置)と、マシンビジョンシステムに基づいて、支持部に衝撃エネルギを負荷する(複数のフレキシブルな膜のうち任意の膜に衝撃を与える)複数の衝撃生成器を有する変更器と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。このパーツフィーダシステムでは、多数の部品すべてに衝撃を与え、姿勢変化させることができると共に、支持部上で局所的に衝撃を与えて、例えば、画像認識した1の部品のみピックアップエリアに移動させ、姿勢変化させることも可能である。
特開平11−180538号公報
ところで、このパーツフィーダシステムを用い、局所的に衝撃を与えて1部品ずつ姿勢変化させると、効率良く安定姿勢の部品を供給することができない。そのため、多数の部品すべてに衝撃を与え、多数の部品を姿勢変化させることが好ましい。しかしながら、多数の部品すべてに衝撃を与えて姿勢変化させ、安定姿勢の部品を供給する場合、衝撃を与える都度、衝撃生成器を停止し、ピックアップを行う必要があり、ピックアップ作業が煩雑になってしまうという問題があった。すなわち、複数の衝撃の後にピックアップを行うと、一度安定姿勢となった部品が、姿勢変化し再度不安定姿勢となってしまうため、効率的ではない。
本発明は、ピックアップエリアに安定姿勢の部品を効率良く供給することができると共に、安定姿勢の部品を効率良くピックアップすることができる部品供給装置を提供することを課題としている。
本発明の部品供給装置は、部品を安定姿勢でピックアップエリアに供給するために、任意の姿勢に投入された多数の部品を、ピックアップエリアを含む循環搬送路に沿って搬送し、投入エリアからピックアップエリアまでの間で姿勢変化させて、安定姿勢の部品割合を増加させる部品供給装置であって、投入エリアに臨む部品投入部と、投入された多数の部品を、循環搬送路に沿って搬送する循環搬送手段と、循環搬送路に臨み、多数の部品にエアーを吹き付けて転動させ、姿勢変化させるエアーブロー手段と、投入エリアからピックアップエリアに至る循環搬送路に下側から臨み、循環搬送路に形成した多数の吸着口を介して部品を真空吸着する吸着手段と、を備え、吸着手段は、エアーブロー手段による不安定姿勢の部品の転動を許容すると共に、安定姿勢の部品の姿勢を維持するように、吸着制御されていることを特徴とする。
安定姿勢の部品は、不安定姿勢の部品に比して、循環搬送路との広い接触面積を有しており、1の吸着力において、安定姿勢の部品が強く吸着されるのに対し、不安定姿勢の部品が弱く吸着される。
この構成によれば、吸着手段は、エアーブロー手段による不安定姿勢の部品の転動を許容すると共に、安定姿勢の部品の姿勢を維持するように、吸着制御されている。これにより、一度安定姿勢となった部品が再度姿勢変化して不安定姿勢になることがないため、エアーを比較的強く吹き付けて部品の転動を促進することで、安定姿勢の部品割合を効率良く増加させることができ、ピックアップエリアに安定姿勢の部品を効率良く供給することができる。また、姿勢変化処理(エアー吹付け)の都度、エアーブロー手段を停止して、ピックアップを行う必要がないため、安定姿勢の部品を効率良くピックアップすることができる
この構成によれば、吸着手段は、エアーブロー手段による不安定姿勢の部品の転動を許容すると共に、安定姿勢の部品の姿勢を維持するように、吸着制御されている。これにより、一度安定姿勢となった部品が再度姿勢変化して不安定姿勢になることがないため、エアーを比較的強く吹き付けて部品の転動を促進することで、安定姿勢の部品割合を効率良く増加させることができ、ピックアップエリアに安定姿勢の部品を効率良く供給することができる。また、姿勢変化処理(エアー吹付け)の都度、エアーブロー手段を停止して、ピックアップを行う必要がないため、安定姿勢の部品を効率良くピックアップすることができる
この場合、エアーブロー手段に対峙するように循環搬送路に臨み、エアーブロー手段により転動する部品が衝突する障壁手段を、更に備えたことが好ましい。
転動した部品が障壁(障壁手段)に衝突すると複雑な動きをし、不安定姿勢の部品が姿勢変化しやすくなる。
この構成によれば、エアーの吹付けにより転動した部品を障壁手段に衝突させることにより、不安定姿勢の部品が安定姿勢に姿勢変化する頻度が増し、安定姿勢の部品割合を更に効率良く増加させることができる。
この構成によれば、エアーの吹付けにより転動した部品を障壁手段に衝突させることにより、不安定姿勢の部品が安定姿勢に姿勢変化する頻度が増し、安定姿勢の部品割合を更に効率良く増加させることができる。
この場合、障壁手段は、転動する部品が乗り上げる傾斜面を有していることが好ましい。
この構成によれば、障壁手段に衝突した部品が、傾斜面に乗り上げた後に落下する。そのため、落下の衝撃により不安定姿勢の部品における姿勢変化の頻度が高まり、安定姿勢の部品割合を更に効率良く増加させることができる。
上記の部品供給装置において、循環搬送手段は、循環搬送路を兼ねる円板と、円板を鉛直軸廻りに回転させる回転機構と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、円板が循環搬送路を兼ね、且つ鉛直軸周りに回転することのより、円板に載置した部品が円周方向に移動し、円周状の循環搬送路で循環搬送される。これにより、循環搬送手段を簡単な構成にすることができる。
この場合、円板が、多孔質プレートで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、多数の吸着口を形成した循環搬送路を簡単な構成にすることができる。また、少ない量の吸引エアーで安定姿勢の部品を適切に吸着することができる。
この場合、エアーブロー手段は、循環搬送路に沿って円弧状に延在し、圧縮エアー供給手段に連通すると共に延在方向に複数の吹出し口を形成したエアー流路部材を、有していることが好ましい。
この構成によれば、圧縮エアー供給手段から供給されたエアーが、円弧状に延在したエアー流路部材の複数の吹出し口から放出され、部品を転動させる。これにより、不安定姿勢の部品を数度にわたって転動させることができると共に、円周状の循環搬送路を有する部品供給装置において、エアーブロー手段を簡単な構成にすることができる。
上記の部品供給装置において、循環搬送手段は、搬送方向の上流側に投入エリアが設定され、下流側にピクアップエリアが設定された、コンベアベルトが循環搬送路の半部を兼ねるコンベア方式の往搬送機構と、往搬送機構と逆向きに且つ横並びに隣接して配置した、コンベアベルトが循環搬送路の半部を兼ねるコンベア方式の返搬送機構と、部品を往搬送機構から返搬送機構に移載する往移載機構と、部品を前記返搬送機構から前記往搬送機構に移載する返移載機構と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、往搬送機構により投入エリアからピックアップエリアに搬送された部品は、ピックアップエリアで安定姿勢の部品のみピックアップされ、それ以外のものは、搬送方向の下流側に搬送され、往移載機構により返搬送機構の搬送方向上流側に移載される。その後、返搬送機構により、その搬送方向の下流側に搬送され、今後は、返移載機構により、往搬送機構の搬送方向上流側に移載される。このように、往復する循環搬送路で循環搬送される。これにより、循環搬送手段を簡単な構成にすることができる。
この場合、往搬送機構のコンベアベルトは、複数の多孔質プレートを連結して構成されていることが好ましい。
この構成によれば、多数の吸着口を形成した循環搬送路を簡単な構成にすることができる。また、少ない量の吸引エアーで安定姿勢の部品を適切に吸着することができる。
この場合、往移載機構は、往搬送機構の下流端部と返搬送機構の上流端部との間に、往搬送機構の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨み、往搬送機構により搬送されてきた部品を返搬送機構に導く往−返ガイド部材を有し、返移載機構は、返搬送機構の下流端部と往搬送機構の上流端部との間に、返搬送機構の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨み、返搬送機構により搬送されてきた部品を往搬送機構に導く返−往ガイド部材を、有していることが好ましい。
この構成によれば、往移載機構が往−返ガイド部材を有していることにより、往搬送機構の搬送を利用して、部品を移載することができるため、往移載機構を簡単な構成にすることができる。また、返移載機構が返−往ガイド部材を有することにより、返搬送機構の搬送を利用して、部品を移載することができるため、返移載機構を簡単な構成にすることができる。
この場合、エアーブロー手段は、往搬送機構の循環搬送路に対し斜め横断方向に延在し、圧縮エアー供給手段に連通すると共に延在方向に複数の吹出し口を形成したエアー流路部材を、有していることが好ましい。
この構成によれば、圧縮エアー供給手段から供給されたエアーが、斜め横断方向に延在したエアー流路部材の複数の吹出し口から放出され、部品を転動させる。これにより、不安定姿勢の部品を数度にわたって転動させることができると共に、往復する循環搬送路を有する部品供給装置において、エアーブロー手段を簡単な構成にすることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る部品供給装置について説明する。この部品供給装置は、パーツ(部品)を、ロボットによりピックアップ可能な安定姿勢でピックアップエリアに供給するために、任意の姿勢に投入された多数のパーツを姿勢変化させて、ピックアップエリアにおける安定姿勢のパーツ割合を増加させるものである。すなわち、ピックアップエリアに安定姿勢のパーツが供給されると、このパーツは製品組立用のロボットにピックアップされる。ここで、部品供給装置について詳細に説明する前に、供給対象となるパーツについて説明する。
パーツPは、安定姿勢と不安定姿勢とを有するものであり、例えば、液滴吐出装置の機能液滴吐出ヘッドの機能液導入部に設けた接続針や、軸付きの歯車(軸一体形の歯車)等を想定している。例えば、軸付きの歯車は、端面を平端面とする歯車を下として軸部が鉛直に立つ姿勢が安定姿勢であり、それ以外の姿勢(安定姿勢に対し横に倒れた姿勢:歯車の歯と軸部の先端が机上に接する姿勢)を不安定姿勢とする。すなわち、不安定姿勢に対し、安定姿勢は、転動しにくくなっており、また、載置面(後述する回転テーブル3)に対し、大きい接触面積を有している。なお、図中では、段付き円筒状の部材をパーツPとする。
図1および図2に示すように、部品供給装置1は、支持フレーム2と、支持フレーム2に回転自在に支持された回転テーブル(円板)3と、回転テーブル3に多数のパーツPを投入するホッパー4と、回転テーブル3を鉛直軸廻りに回転させて、多数のパーツPを円周状の循環搬送路Bに沿って循環させるテーブル回転機構5と、ピックアップエリアA3に上方から臨み、ピックアップエリアA3に到達したパーツPを画像認識する画像認識カメラ6と、循環搬送路Bの略半部に臨み、循環するパーツPを転動させて姿勢変化させる姿勢変化ユニット7と、回転テーブル3に下方から臨むと共に、回転テーブル3を介して多数のパーツPを吸着する吸着ユニット(吸着手段)81と、を備えている。
ホッパー4から投入された多数のパーツPは、循環搬送路Bに沿って配設した姿勢変化ユニット7において姿勢変化(一定の確率で安定姿勢から不安定姿勢に変化)した後、ピックアップエリアA3に到達する。この際、安定姿勢のパーツPは、画像認識カメラ6に基づいて、ロボットによりピックアップされ、不安定姿勢のパーツPは、ホッパー4の投入エリアA1近傍に戻り、再度循環搬送路Bに沿って搬送される。すなわち、循環搬送路Bは、投入エリアA1、姿勢変化エリアA2およびピックアップエリアA3を循環するものであり、パーツPは、安定姿勢でピックアップされるまで、この循環搬送路Bを循環搬送される。
支持フレーム2は、上面に環状溝を有して回転テーブル3に下側から臨み、環状円板フレーム部8と、環状円板フレーム部8の内側に立設され、回転テーブル3およびテーブル回転機構5を支持する主支持フレーム部9と、環状円板フレーム部8の外側に立設され、回転テーブル3を囲むように設けた外壁フレーム部12と、で構成されている。外壁フレーム部12の上部は、回転テーブル3の外周面に対し僅かな間隙を存して対峙しており、パーツPの回転テーブル3からの落下を防止している。また、ピックアップエリアA3から投入エリアA1に至る外壁フレーム部12の上端には、弦形ガイド13が設けられており、循環搬送されてきたパーツPを循環搬送路Bの中央に寄せ込むようにしている。なお、図中の符号17は、回転テーブル3に上側から臨む邪魔板であり、図外のフレームに垂設されている。この邪魔板17により、ホッパー4から投入されたパーツPが、直接、回転テーブル3の中心部に入り込むのを防止している。なお、外壁フレーム部12に代わり、回転テーブル3の周縁部に立設された外壁部を有していてもよい。かかる場合、弦形ガイド13を別部材により支持する必要がある。
回転テーブル3は、中心部除く部分が循環搬送路Bを兼ねており、この部分に多数のパーツPが載置され且つ搬送される。また、回転テーブル3は、中心部の下面部分で、主支持フレーム部9との間に介設したベアリング19により、水平姿勢を維持したまま、主支持フレーム部9に回転自在に支持されている。回転テーブル3の中心軸部には、下側からテーブル回転機構5の駆動軸15が連結されている。テーブル回転機構5は、上向き鉛直姿勢の駆動モータ18と、駆動モータ18の主軸18aに連結した減速機14と、減速機14から延びる上記の駆動軸15とで構成されている。駆動モータ18が回転すると、減速機14および駆動軸15を介して回転テーブル3が低速回転する。この場合、回転テーブル3の回転速度は、上記のロボットがパーツPをピックアップできる程度とすることが、好ましい(詳細は後述する)。加えて、回転テーブル3は、多孔質プレートで構成されており、吸着ユニット81によって回転テーブル3上のパーツPが吸着できるように、構成されている。
ホッパー4は、回転テーブル3に多数のパーツPを投入する投入口(部品投入部)16を有しており、多数のパーツPは任意の姿勢の状態で投入エリアA1に投入される。投入エリアA1の投入延在方向には、支持フレーム2に吊設された上記の邪魔板17が設けられている。パーツPの投入量は、すでに投入された投入量とロボットのピックアップ量から算出した、回転テーブル3に残存するパーツPの量に基づいて決定される。なお、パーツPの投入タイミングは、任意である。
画像認識カメラ6は、ピックアップエリアA3に上方から臨んでおり、ピックアップエリアA3上のパーツPを画像認識するものである。少なくとも、パーツPの位置と、姿勢(安定姿勢であるか否か)を認識することができ、その認識結果に基づいて、ロボットによるピックアップが行われる。画像認識カメラ6が安定姿勢のパーツPを検出すると、テーブル回転機構5を停止してパーツPの移動を停止し、ロボットによるピックアップが行われる。なお、パーツPの移動中に、ロボットによるピックアップを行うものであって良い。かかる場合、ロボットによるピックアップができるように、回転速度を調整されている必要がある。また、画像認識カメラ6を、ピックアップエリアA3の搬送方向の手前位置に臨ませ、ピックアップエリアA3に到達するパーツPの位置および姿勢を予測(算出)して、ピックアップを行うようにしても良い。
姿勢変化ユニット7は、循環搬送路Bと同心円上に延在し、且つ径方向に隣接した半円状の内方エアー流路部材(エアー流路部材)21および半円状の外方エアー流路部材(エアー流路部材)22と、同じく循環搬送路Bと同心円上に延在し、且つ径方向に隣接した半円状の内方障壁部材23および半円状の外方障壁部材24と、各エアー流路部材21,22に圧縮エアーを供給すると共に、これら各エアー流路部材21,22を吊設支持するエアー供給機構(圧縮エアー供給手段)25と、を備えている。
各エアー流路部材21,22および各障壁部材23,24は、径方向に交互に配設されており、すなわち、中心側から、内方障壁部材23、内方エアー流路部材21、外方障壁部材24、外方エアー流路部材22という順に配設されている。各エアー流路部材21,22および各障壁部材23,24は、投入エリアA1からピックアップエリアA3に至る中間に位置した姿勢変化エリアA2に配設されており、投入エリアA1から搬送される多数のパーツPは、内方障壁部材23と内方エアー流路部材21との間、内方エアー流路部材21と外方障壁部材24との間および外方障壁部材24と外方エアー流路部材22との間のいずれかを通過し、各エアー流路部材21,22から放出される圧縮エアーにより転動(姿勢変化)される。なお、請求項にいうエアーブロー手段は、各エアー流路部材21,22により構成されており、請求項にいう障壁手段は、各障壁部材23,24により構成されている。
エアー供給機構25は、支持フレーム2の上端に固定され、内部にエアー流路31aを形成した吊設部材31と、エアー流路31aに接続した圧縮エアー供給設備32と、エアー流路31aと圧縮エアー供給設備32の間に介設されたレギュレータ33および流量計34とで構成されている。吊設部材31は、径方向に延在しており、内方エアー流路部材21および外方エアー流路部材22を上側から支持すると共に、内方エアー流路部材21および外方エアー流路部材22に圧縮エアーを供給する。レギュレータ33および流量計34は、圧縮エアー供給設備32から供給される圧縮エアーの流量(圧力)を調整する。なお、供給される圧縮エアーは、後述する放出開口部38から放出されるエアーが、安定姿勢のパーツPに対し転動を抑制し、不安定姿勢のパーツPに対し転動を促進する吹付け力に制御されている。
また、エアーの吹付けは、連続的に行うのではなく、レギュレータ33の下流側に設けた開閉弁により、断続的に行うようにしてもよい。これにより、吹付けを受けるパーツPが複雑な動きをし、不安定姿勢のパーツPが姿勢変化しやすくなる。そのため、不安定姿勢のパーツPが安定姿勢に姿勢変化する頻度が増し、安定姿勢のパーツ割合を効率良く増加させることができる。また、エアー放出開口39の放出エリア(もしくは、2以上のエアー放出開口39のグループの放出エリア)に到達するパーツPを検出する検出装置を備え、パーツPを検出したときのみ、圧縮エアーを(連続的もしくは断続的に)放出するようにして良い。かかる場合、エアー放出開口39ごと(グループごと)にエアー放出の開閉を制御自在に構成する必要がある。
図3(a)に示すように、内方エアー流路部材21および外方エアー流路部材22の内部には、エアー室36が形成されており、エアー室36には、エアー流路31aからの圧縮エアーが流入する流入口37と、エアー室36内の圧縮エアーを側方に放出する複数のエアー放出開口(吹出し口)39を有する放出開口部38が形成されている。外方エアー流路部材22は、循環搬送路Bの外縁部にあたるため、パーツPが通る中心側の一方のみに放出開口部38が形成されており、内方エアー流路部材21は、両側方に放出開口部38が形成されている。なお、複数の吹出し口を有する放出開口部38として、パンチング部材を用いたものや、多孔質部材を用いたものを使用してもよい。また、パーツPの形状等によりエアーの吹付け角度も適宜設計される。
内方障壁部材23および外方障壁部材24は、各放出開口部38に対向すると共に、転動したパーツPが衝突し、乗り上げる衝突斜面(傾斜面)41を有している。すなわち、内方エアー流路部材21および外方エアー流路部材22の中間位置に位置する外方障壁部材24は、両側方に衝突斜面41,41を有し、循環搬送路Bの内縁部にあたる内方障壁部材23は、中心に対し外側の一方に衝突斜面41が形成されている(図2参照)。なお、各障壁部材23,24は、ガイドとしての役割も担っており、姿勢変化エリアA2上のパーツPを循環搬送路Bに沿ってガイドする。
図2に示すように、吸着ユニット81は、回転テーブル3の循環搬送路B上に下方から臨むと共に、上面が開口した環状の吸気室82aを内部に形成する環状吸引部82と、吸気室82a内に吸引負圧をかける吸引機構83と、を備えている。すなわち、吸気室82aが、回転テーブル3の下面により蓋をされる形で、吸引チャンバが構成される。
環状吸引部82は、支柱86を介して円板フレーム部8に支持されており、環状吸引部82の内外周縁部の上面には、吸気室82a内の気密を補完すべく回転テーブル3の下面に当接する内外2つのエアータイト材87,87が設けられている。エアータイト材87は、気密性を維持すると共に摺動抵抗の小さいエラストマー等で構成されている。また、環状吸引部82の外方側壁には、外壁フレーム部12を貫通して延在する排気口88が形成されており、吸気室82aと吸引機構83とを連通している。
吸引機構83は、排気設備91と、上記の圧縮エアー供給設備32と、排気口88、排気設備91および圧縮エアー供給設備32が接続されたイジェクタ92とにより構成されている。イジェクタ92の一次側と圧縮エアー供給設備32との間には、吸引レギュレータ93と、流量センサ94が介設されており、吸引圧力を調整制御自在に構成されている。吸引機構83の駆動により、吸気室82aおよび多孔質プレートの回転テーブル3を介して多数のパーツPを吸着する。不安定姿勢のパーツPに比して安定姿勢のパーツPは、回転テーブル3表面に対し広い接触面積を有するため、同じ吸着力において、不安定姿勢のパーツPは弱く吸着され、安定姿勢のパーツPは強く吸着される。吸引機構83は、エアー流路部材21,22のエアー吹付けによる不安定姿勢のパーツPの転動を許容すると共に、安定姿勢のパーツPの姿勢を維持するように、吸着制御されている。
なお、本実施形態においては、多数の吸着口を形成した回転テーブル3(循環搬送路B)を、多孔質プレートにより構成したが、例えば、パンチング部材を用いて回転テーブル3を構成してもよい。しかしながら、本実施形態においては、回転テーブル3を、多孔質プレートにより構成することにより、多数の吸着口を形成した回転テーブル3を簡単な構成にすることができる。また、少ない量の吸引エアーで安定姿勢のパーツPを適切に吸着することができる。また、吸引機構83を真空ポンプや真空設備で構成するようにしてもよい。
エアー流路部材21,22と障壁部材23,24の間を通過するパーツPには、回転テーブル3に吸着された状態で、放出開口部38から放出された圧縮エアーが吹き付けられる。上記したように、回転テーブル3への吸着力は、エアー流路部材21,22のエアー吹付けによる不安定姿勢のパーツPの転動を許容すると共に、安定姿勢のパーツPの姿勢を維持するように制御されているため、任意の姿勢にある多数のパーツPに圧縮エアーを吹き付けると、安定姿勢のパーツPは転動せず、不安定姿勢のパーツPは転動する。転動した不安定姿勢のパーツPは、対向する衝突斜面41に衝突し、衝突斜面41に乗り上げ、その後落下転動する。このように、不安定姿勢のパーツPの転動、衝突および落下により、不安定姿勢のパーツPが一定の確率で安定姿勢に姿勢変化する(図3(b)ないし(d)参照)。また、一度安定姿勢で吸着されたパーツPは、エアー吹付けによって再度姿勢変化して不安定姿勢になることがない。
なお、本実施形態の姿勢変化ユニット7は、複数のパーツPが絡み合っているものにも有効であり、転動、衝突および落下の衝撃により、絡み合ったパーツPを分離することができる。
このように、回転テーブル3に吸着された状態のパーツPにエアーを吹き付けることにより、不安定姿勢のパーツPが安定姿勢に姿勢変化し、安定姿勢のパーツ割合を増加させる。また、一度安定姿勢となったパーツPが再度姿勢変化して不安定姿勢になることがないため、エアーを比較的強く吹き付けてパーツPの転動を促進することで、安定姿勢のパーツ割合を効率良く増加させることができ、ピックアップエリアA3に安定姿勢のパーツPを効率良く供給することができる。さらに、一度安定姿勢となったパーツPが再度姿勢変化して不安定姿勢になることがないため、姿勢変化処理(エアー吹付け)の都度、エアー吹付けを停止して、ピックアップを行う必要がなく、安定姿勢のパーツPを効率良くピックアップすることができる。
また、エアー流路部材21,22に対向する障壁部材23,24を有し、エアーの吹付けにより転動したパーツPを障壁部材23,24に衝突させることで、衝突したパーツPが複雑な動きをし、不安定姿勢のパーツPが姿勢変化しやすくなる。これにより、不安定姿勢のパーツPが安定姿勢に姿勢変化する頻度が増加し、安定姿勢のパーツ割合を効率良く増加させることができる。さらに、障壁部材23,24が、転動するパーツPが乗り上げる衝突斜面41を有していることにより、障壁部材23,24に衝突したパーツPが、衝突斜面41に乗り上げた後に落下する。そのため、落下の衝撃により不安定姿勢のパーツPにおける姿勢変化の頻度が高まり、安定姿勢のパーツ割合を更に効率良く増加させることができる。
なお、本実施形態においては、循環搬送路Bに沿って多数のパーツPを循環搬送手段として、回転テーブル3およびテーブル回転機構5を有している。これにより、回転テーブル3に載置したパーツPが円周方向に移動し、円周状の循環搬送路Bで循環搬送される。これにより、循環搬送手段を簡単な構成にすることができる。また、円周状の循環搬送路Bを有する部品供給装置1に対し、上記のようなエアー流路部材21,22を有することにより、不安定姿勢のパーツPを数度にわたって転動させることができると共に、エアーブロー手段を簡単な構成にすることができる。
次に、図4および図5を参照して、本発明の第2実施形態に係る部品供給装置1について、特に異なる部分について説明する。図4に示すように、第2実施形態の部品供給装置1は、循環搬送路Bの半部を兼ねる往搬送コンベア(往搬送機構)51と、往搬送コンベア51と逆向きに且つ横並びに隣接し、循環搬送路Bの残り半部を兼ねる返搬送コンベア(返搬送機構)52と、往搬送コンベア51から返搬送コンベア52へパーツPをガイド(移載)する往−返ガイド部材(往移載機構)53と、返搬送コンベア52から往搬送コンベア51へパーツPをガイド(移載)する返−往ガイド部材54(返移載機構)と、を有している。そして、これらにより往復を主体とする循環搬送路Bが形成されている。往搬送コンベア51には、上流側に投入エリアA1、下流側にピックアップエリアA3が配設されており、投入エリアA1とピックアップエリアA3の中間位置には、姿勢変化エリアA2が構成されている。
図4および図5に示すように、往搬送コンベア51および返搬送コンベア52は、搬送方向に並列した複数のローラ56と、複数のローラ56に掛け渡されたコンベアベルト57と、上部のコンベアベルト57の臨むコンベア吸着ユニット(吸着手段)96と、を備えている。往搬送コンベア51の幅は、返搬送コンベア52の幅より広く形成されており、姿勢変化エリアA2を広く取れるように構成されている。また、往搬送コンベア51の外側側方および返搬送コンベア52の外側側方には、外壁ガイド58が形成されており、往搬送コンベア51および返搬送コンベア52との間で、且つ搬送方向中間位置には、隔壁ガイド59が形成されている。これらにより、パーツPが循環搬送路Bから外れることなく搬送される。
コンベアベルト57は、複数の多孔質プレートを連結して構成されており、コンベア吸着ユニット96を駆動することで、パーツPをコンベアベルト57上に吸着することができる。コンベア吸着ユニット96は、上部のコンベアベルト57と下部のコンベアベルト57の間に配設されていると共に、上部のコンベアベルト57に臨む方形の吸気室82a(構成は上記実施形態と同様)を内部に形成する方形吸引部97と、吸気室82aに吸引負圧をかける吸引機構83と、を備えている。なお、この場合のエアータイト材87は、吸気室82aの形状に合せて1つの方形のもので構成されている。
なお、コンベアベルト57は、多数の吸着口を形成したものであれば、これに限るものではないが、本実施形態においては、コンベアベルト57を、複数の多孔質プレートを延在方向に連結して構成することにより、多数の吸着口を形成したコンベアベルト57(循環搬送路B)を簡単な構成にすることができる。また、少ない量の吸引エアーで安定姿勢のパーツPを適切に吸着することができる。
往−返ガイド部材53および返−往ガイド部材54は、図外の支持フレームに上方から吊設されており、往−返ガイド部材53は、往搬送コンベア51の下流端部と返搬送コンベア52の上流端部との間に、往搬送コンベア51の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨んで配設されており、往搬送コンベア51により搬送されてきた多数のパーツPを返搬送コンベア52に導く(ガイドする)よう構成されている。一方、返−往ガイド部材54は、返搬送コンベア52の下流端部と往搬送コンベア51の上流端部との間に、返搬送コンベア52の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨んで配設されており、返搬送コンベア52により搬送されてきたパーツPを往搬送コンベア51に導く(ガイドする)よう構成されている。このような往−返ガイド部材53および返−往ガイド部材54を有することにより、往搬送コンベア51の搬送もしくは返搬送コンベア52の搬送を利用してパーツPを移載することができる。
姿勢変化ユニット7は、往搬送コンベア51の搬送方向に対し正逆の斜め横断方向に延在した4つの直線エアー流路部材(エアー流路部材)61と、最も上流側に位置するものを除く3つの直線エアー流路部材61に対応する3つの直線障壁部材62と、直線エアー流路部材61に圧縮エアーを供給するエアー供給機構25(図4では図示を省略する)と、を備えている。なお、直線エアー流路部材61および直線障壁部材62は、記載にない部分について、第1実施形態の各エアー流路部材21,22および各障壁部材23.24と同一の構成である。また、請求項にいうエアーブロー手段は、直線エアー流路部材61により構成されており、請求項にいう障壁手段は、直線障壁部材62により構成されている。
4つの直線エアー流路部材61は、正逆に斜め横断方向が異なる直線エアー流路部材61が搬送方向に交互に位置して、すなわちジグザグ状に配設されており、パーツPは、直線エアー流路部材61および直線障壁部材62にガイドされて蛇行して搬送される。すなわち、パーツPは、直線エアー流路部材61および直線障壁部材62の間(最上流部では、一方の直線エアー流路部材61のみ)を通り、蛇行にガイドされ、ピックアップエリアA3に導かれる。各直線エアー流路部材61は、パーツPが通る一方に放出開口部38が形成されており、各障壁部材62は、パーツPが通る一方に衝突斜面41が形成されている。姿勢変化エリアA2におけるパーツPは、コンベア吸着ユニット96によりコンベアベルト57に吸着された状態で、放出開口部38からの圧縮エアーが吹き付けられる。これにより、不安定姿勢のパーツPが一定の確率で姿勢変化する。
なお、各コンベア51,52に、コンベア吸着ユニット96を設けたものを採用したが、姿勢変化エリアA2を含む往搬送コンベア51のみに、コンベア吸着ユニット96を設けたものでも良い。また、往搬送コンベア51の姿勢変化エリアA2のみにおいてパーツPを吸着するものであっても良い。
また、両実施形態では、吸気室82aを回転テーブル3やコンベアベルト57に対し固定的に設けているが、これを回転テーブル3やコンベアベルト57に取り付け可動としてもよい。かかる場合には、吸気室82aに接続される可動側チューブと、吸引機構83に接続される固定側チューブと、を回転テーブル3の回転中心やコンベアベルト57の側面視中心に設けたロータリージョイントで接続するようにする。
このように循環搬送手段として、往搬送コンベア51、返搬送コンベア52、往−返ガイド部材53および返−往ガイド部材54を有することにより、往復する循環搬送路Bで循環搬送される。これにより、循環搬送手段を簡単な構成にすることができる。また、往復する循環搬送路Bを有する部品供給装置1に、上記のような直線エアー流路部材61を有することにより、不安定姿勢のパーツPを数度にわたって転動することができると共に、エアーブロー手段を簡単な構成にすることができる。
以上のような構成により、吸着ユニット81(コンベア吸着ユニット96)は、エアー流路部材21,22,61による不安定姿勢のパーツPの転動を許容すると共に、安定姿勢のパーツPの姿勢を維持するように、吸着制御されている。これにより、一度安定姿勢となったパーツPが再度姿勢変化して不安定姿勢になることがないため、エアーを比較的強く吹き付けてパーツPの転動を促進することで、安定姿勢のパーツ割合を効率良く増加させることができ、ピックアップエリアA3に安定姿勢のパーツPを効率良く供給することができる。また、姿勢変化処理(エアー吹付け)の都度、エアー吹付けを停止して、ピックアップを行う必要がないため、安定姿勢のパーツPを効率良くピックアップすることができる。
1:部品供給装置、 3:回転テーブル、 5:回転機構、 16:投入口、 21:内方エアー流路部材、 22:外方エアー流路部材、 23:内方障壁部材、 24:外方障壁部材、 39:エアー放出開口、 41:傾斜面、 51:往搬送コンベア、 52:返搬送コンベア、 53:往−返ガイド部材、 54:返−往ガイド部材、 57:コンベアベルト、 61:直線エアー流路部材、 62:直線障壁部材、 81:吸着ユニット、 96:コンベア吸着ユニット、 A1:投入エリア、 A3:ピックアップエリア、 B:循環搬送路、 P:パーツ
Claims (10)
- 部品を安定姿勢でピックアップエリアに供給するために、
任意の姿勢に投入された多数の部品を、ピックアップエリアを含む循環搬送路に沿って搬送し、投入エリアから前記ピックアップエリアまでの間で姿勢変化させて、前記安定姿勢の部品割合を増加させる部品供給装置であって、
前記投入エリアに臨む部品投入部と、
投入された多数の部品を、前記循環搬送路に沿って搬送する循環搬送手段と、
前記循環搬送路に臨み、多数の部品にエアーを吹き付けて姿勢変化するように転動させ、前記安定姿勢の部品割合を増加させるエアーブロー手段と、
前記投入エリアから前記ピックアップエリアに至る前記循環搬送路に下側から臨み、前記循環搬送路に形成した多数の吸着口を介して部品を真空吸着する吸着手段と、を備え、
前記吸着手段は、前記エアーブロー手段による不安定姿勢の部品の転動を許容すると共に、安定姿勢の部品の姿勢を維持するように、吸着制御されていることを特徴とする部品供給装置。 - 前記エアーブロー手段に対峙するように前記循環搬送路に臨み、前記エアーブロー手段により転動する部品が衝突する障壁手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
- 前記障壁手段は、転動する部品が乗り上げる傾斜面を有していることを特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
- 前記循環搬送手段は、前記循環搬送路を兼ねる円板と、
前記円板を鉛直軸廻りに回転させる回転機構と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品供給装置。 - 前記円板が、多孔質プレートで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の部品供給装置。
- 前記エアーブロー手段は、前記循環搬送路に沿って円弧状に延在し、圧縮エアー供給手段に連通すると共に延在方向に複数の吹出し口を形成したエアー流路部材を、有していることを特徴とする請求項4または5に記載の部品供給装置。
- 前記循環搬送手段は、搬送方向の上流側に前記投入エリアが設定され、下流側に前記ピックアップエリアが設定された、コンベアベルトが前記循環搬送路の半部を兼ねるコンベア方式の往搬送機構と、
前記往搬送機構と逆向きに且つ横並びに隣接して配置した、コンベアベルトが前記循環搬送路の半部を兼ねるコンベア方式の返搬送機構と、
部品を前記往搬送機構から前記返搬送機構に移載する往移載機構と、
部品を前記返搬送機構から前記往搬送機構に移載する返移載機構と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品供給装置。 - 前記往搬送機構の前記コンベアベルトは、複数の多孔質プレートを連結して構成されていることを特徴とする請求項7に記載の部品供給装置。
- 前記往移載機構は、前記往搬送機構の下流端部と前記返搬送機構の上流端部との間に、前記往搬送機構の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨み、前記往搬送機構により搬送されてきた部品を前記返搬送機構に導く往−返ガイド部材を有し、
前記返移載機構は、前記返搬送機構の下流端部と前記往搬送機構の上流端部との間に、前記返搬送機構の搬送方向に倣う斜め横断方向に掛け渡すように臨み、前記返搬送機構により搬送されてきた部品を前記往搬送機構に導く返−往ガイド部材を、有していることを特徴とする請求項7または8に記載の部品供給装置。 - 前記エアーブロー手段は、前記往搬送機構の前記循環搬送路に対し斜め横断方向に延在し、圧縮エアー供給手段に連通すると共に延在方向に複数の吹出し口を形成したエアー流路部材を、有していることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の部品供給装置。
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