JPH07251917A - 振動部品整送装置 - Google Patents

振動部品整送装置

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JPH07251917A
JPH07251917A JP6807094A JP6807094A JPH07251917A JP H07251917 A JPH07251917 A JP H07251917A JP 6807094 A JP6807094 A JP 6807094A JP 6807094 A JP6807094 A JP 6807094A JP H07251917 A JPH07251917 A JP H07251917A
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JP
Japan
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track
posture
component
bowl
attitude
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JP6807094A
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English (en)
Inventor
Shuichi Narukawa
修一 成川
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07251917A publication Critical patent/JPH07251917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ダイス形状の部品であり相対向する側面に板
状の帯片を取り付けた部品をを効率良く、所定の姿勢で
次工程に供給すること。 [構成] ボウル2の内周壁部の上流側に断面が半円形
状のトラック11を形成し、この下流側に所定の姿勢に
あるかどうかを検出する姿勢検出装置20A、20Bを
設ける。第1辺L>第2辺W>第3辺Tであるが、これ
らはほぼ相等しく、第1辺と第2辺との間の中間値にト
ラック本部(11a)上端部巾Hが設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動部品整送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1はある種の小型の電
子部品を示すものであるが、この部品mは内部に電子素
子を埋設させた合成樹脂で成るモールド部aと、この相
対向する側面下方部に取り付けた電極bとからなってい
る。この部品mはほぼダイス形状をしており、その第1
辺Lは2.5mm、第2辺Wは2.0mm、第3辺Tは
1.8mmと非常に小さく、このような部品mを矢印に
示す方向に図示の姿勢で次工程に供給したい場合があ
る。
【0003】従来はこの整送のために、図17でその要
部が示されるねじり振動パーツフィーダが用いられてお
り、このわん状のボウルBは公知のねじり振動を行なう
のであるが、その内周壁部に形成されたスパイラル状の
トラックtを矢印で示す方向に部品mが多列で移送され
ている。この下流側では単列にしてその姿勢判別手段、
例えば一対の或いは複数対の受光素子と発光素子とから
成る手段によりその姿勢を判別するようにしているが、
このようなフラットなトラックtはねじり振動により長
手方向を移送方向に向ける作用はあるが矯正作用はそれ
のみであり、これも第1辺、第2辺、第3辺がほぼ等し
いので弱くこの下流側では図1で示すような姿勢の部品
は少なく、また異姿勢の部品mは全てボウルB内に例え
ば噴出空気により排除されるのであるが、次工程への供
給効率が非常に低い。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
点に鑑みてなされ、図1に示されるようにほぼ直方形状
でその第1辺、第2辺及び第3辺の長さがほぼ相等し
く、第2辺と第3辺により形成される相対向する側面に
帯片、例えば金属片を取り付けた部品を図1に示すよう
に金属片を下方にした所望の姿勢で次工程に高能率で供
給することができる振動部品整送装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、断面が
ほぼ半円形状のらせん状の整列トラック及び該整列トラ
ックの下流側に連接され、平らな面を有する姿勢検出用
トラックを形成させ、前記姿勢検出用トラックの側壁部
に形成した貫通孔と、該貫通孔の両側に対向して配設さ
れた発光素子と受光素子とから成る姿勢検出手段及び部
品排除手段を設けたわん状容器をねじり振動させ、ほぼ
直方形状で第1辺、第2辺及び第3辺の長さはほぼ相等
しいが、第1辺>第2辺>第3辺なる関係を有する本体
の前記第2辺と第3辺とで形成される両側面に相等しい
形状の板状の帯片を取り付け、該帯片は前記第3辺から
若干、下方に突出している部品を前記整列トラック内で
単列で、かつ前記第1辺を移送方向に向け、前記帯片を
下方とした姿勢にし、前記姿勢検出手段により、もし異
姿勢の部品があれば、前記発光素子からの光線を該異姿
勢の移送部品が遮光することにより、前記部品排除手段
を作動させて前記姿勢検出用トラックから下方へと排除
するようにしたことを特徴とする振動部品整送装置、に
よって達成される。
【0006】
【作用】わん状容器の上流側に形成される断面がほぼ半
円形状のらせん状の整列トラックでは、第1辺をねじり
振動による移送方向に対し直角方向に向けている部品
は、整列トラックの径内方側側壁部の角部でその重心が
径外方側にあることによりこれを支点として回動し、第
1辺を上下に向けた姿勢となり、重心が整列トラックの
底面から高い位置をとるのでねじり振動も加わって、か
つ両側壁部とも周期的に衝突し、これにより安定な姿
勢、すなわち第2辺を移送方向に対し直角方向に向けた
姿勢をとる。これにより、部品は帯片を上方に向けた姿
勢か下方に向けた姿勢となり、姿勢検出部に至り、ここ
で帯片は下方に若干、両側面から突出していることによ
り、この間の空間を発光素子からの光線が通過して受光
素子に受光させる。これにより、正しい姿勢の部品であ
ると判断し、そのまま下流側に導くが、帯片を上方に向
けた姿勢の部品は姿勢検出トラックにおいて、第1辺、
及び第2辺で形成される側面がフラットなトラック面に
当接することにより、貫通孔を遮光し、従って、受光素
子は異姿勢であると判断して部品排出手段によりわん状
容器の下方、すなわち内方へ排除する。次工程には従来
より高能率で所定の姿勢の図1に示すような部品を供給
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例による振動部品整送装
置について図面を参照して説明する。
【0008】図2及び図3には、本発明の実施例による
振動部品整送装置の全体が示されているが、これは1で
示され、わん状のボウル2の底壁部には可動コアを含む
板ばね取付ブロック3が固定されており、この下方には
ベースブロック4が配設され、これらは重ね傾斜板ばね
5により結合されている。ベースブロック4上には電磁
コイル6を巻装した電磁石7が固定されており、これは
上述の板ばね取付ブロック3と空隙gをおいて対向して
いる。
【0009】ねじり振動駆動部は以上のように構成され
るのであるが、この全体は筒状のカバー8で被覆されて
いる。またベースブロック4は床S上に防振ゴム9によ
り支持されている。
【0010】ボウル2の内周壁部には、図2乃至図7に
その形状が明示される断面が半円形状の整列トラック1
1がスパイラル状に形成され、この下流側には連接して
フラットな移送面を有する姿勢検出用トラックTdが設
けられており、詳細は図9に示されるが、その検出位置
には姿勢検出装置20Aが設けられており、これと同一
構造の姿勢検出装置20Bが図2に示されるような間隔
をおいて設けられている。
【0011】本実施例によれば、整列トラック11は上
流側から順にボウル2本体に形成されたトラック部11
Aと連絡用の第1、第2トラック部11B、11’とア
タッチメント22に形成された同様な形状のトラック部
11Cとから成っている。この上流側のトラック部11
Aにおいては図4に示されるようにボウル2の側壁部に
貫通孔2aが形成され、これに常時、空気を噴出する空
気噴出パイプ30が接続されている。これにより上下に
重なった部品mは、ボウル2の内方に戻すようにして下
流側には単層で部品mを移送させるようにしている。
【0012】又、ボウル2にはアタッチメント22が取
り付けられており、整列トラック部11A、11Cを図
7に示すように形成させているが、この上流側から下流
側に上昇するに従って、確実に単列、単層で部品姿勢検
出装置20Aに至るようにしている。
【0013】又、図8に示すように、アタッチメント2
2の部品排出端部においては、ボウル2に取り付けられ
たブロック31、32、33、35により部品姿勢保持
部Bを形成させ、その部品姿勢保持トラック34を図示
するように所定の姿勢を保持して次工程に供給するよう
にしている。なお、ブロック33は平板状であるが、こ
れには長孔が形成されており、ねじl(エル)をゆる
め、この範囲内で矢印で示すように上下動することがで
きる。これにより他種の部品を整送する場合にはその高
さ調節を行うことができる。又、ブロック35にも長孔
が形成されていて、この範囲内で矢印で示すごとく、ね
じhをゆるめることにより、他種の部品の巾に対し調節
可能としている。
【0014】姿勢検出装置20Aにおいては図9に示す
ように、ボウル2に対してアタッチメントとしての取付
部材22’、23、24、25により断面がほぼL字形
状をなすように素子取付ブロックQが固定されており、
これに空気噴出孔26及びこの下方に貫通孔21が形成
されていて、これに対向して取付部材24、25にはそ
れぞれの発光素子27及び受光素子28が取り付けられ
ている。その光線LのトラックTdからのレベルは図示
するように、部品mの電極bが若干、下方に突出してい
ることによりこれとの間に空間を形成させている(図
15参照)が、これを通過するようなレベルである。
【0015】なお、図9において、ブロック23には空
気噴出孔26が形成されているのであるが、この一部を
ふさぐように板40が取り付けられている。これにも図
示せずとも長孔が形成されていて上下方向に調節が可能
である。他種の部品の高さTに応じて調節可能としてい
る。
【0016】次に、図10を参照して本発明に係わる断
面が半円形状のトラック11の詳細について説明する
と、トラック本部11aは上述したように半円形状であ
るが、その中心oは右方の、すなわち径内方側の傾斜側
壁部11bとトラック本部11aとの交点11dより若
干、上方にある。また、このトラック本部11aの半径
Rは1.15mmであり、この倍は整送すべき部品mの
第1辺Lと第2辺Wとのほぼ平均値になっている。トラ
ック本部(11a)の巾Hは中心0が綾線11dよりや
や上方にあるため2Rよりは若干小である。
【0017】図2に明示されるように本実施例の整列ト
ラック11は11A、11B、11’、及び11Cから
なるが、11Bのトラックは、その断面形状は他の整列
トラック部11A、11’、11Cと同様であるが、そ
の曲率半径が小さくなっており、上流側の整列トラック
11Aとは若干段差をつけて下方のレベルにある。この
排出端部が、早出機構Rの短いトラック部11’に接線
方向に整列して接続されているのであるが、図6にその
詳細が示されているようにボウル2の低くなった側壁部
上にアタッチメント小片22’がねじbにより固定され
ており、これは図2に示されるように板小片cがねじd
により、ボウル2の側壁部に固定され、この小片にねじ
孔が形成されていてアタッチメント片22’にねじbを
挿通し、かつ、板小片cに螺着締めつけることによりア
タッチメント小片22’はボウル2に対し固定されてい
るのであるが、このボウル2の薄くなった側壁部には開
口2bが形成されており、又、アタッチメント小片2
2’には長孔22’aが形成されており、この部品mの
次工程への供給が終わり他種の部品に切り替える時には
早出しを行うものである。すなわちアタッチメント小片
22’をねじbをゆるめ長孔22’a内で左方へと移動
させると、開口2bが上方に開口し、上流側から移送さ
れて第2のトラック部11Bを通ってくる部品mはすべ
て開口2bを通って下方へ排出するようにしている。
【0018】本発明の実施例による振動部品整送装置は
以上のように構成されるが、次にその作用について説明
する。
【0019】図2及び図3には部品mは散在的にのみ示
すが、実際には更に高密度でボウル2は部品mを収容し
ている。電磁コイル6に交流を通電すると、可動コアを
吸引し板ばね5の傾斜配設により、公知のねじり振動を
行なう。これにより、トラック11上の部品mは単列で
搬送される。なお、多列でトラック11に至ったとして
も、図5に示される部品m’のように、径内方側の側壁
部11b上を径外方側の部品mにより押し出されてボウ
ル2の下方へと落下する。又、重なっている部品mは空
気噴出パイプ30からの噴出空気によりボウル内方に吹
き飛ばされる。以後、トラック11を単層、単列で移送
されるのであるが、図2に明示されるように第2のトラ
ック部11Bも上流側のトラック部11Aと同様な断面
形状を呈するのであるが、その曲率半径は小となってい
る。又、段差を持って下方レベルにある。これによりト
ラック部11Aから単層、単列で移送されてきた部品m
はここで若干径外方向に傾くオリエンテーションを受
け、第1辺、第2辺、第3辺は、ほば相等しいが、その
中で最も大きい辺Lを移送方向に向ける矯正作用を、振
動力による作用に加えて、より更に長手方向の部品を多
くしている。更に段差を持って低くしているので、長辺
Lを移送方向に関し、直角方向に向けて第1のトラック
部11Aを流れてきた部品mは、上述のように長手方向
に向ける作用を受けるのであるが、この時すでに長手方
向を移送方向に向けた部品は、この部品を越えて第2の
トラック部11Bに先行する。よって長手方向を移送方
向に向ける強い矯正作用を与えながら、ここで移送速度
は小となるが後続する長手方向を移送方向に向けた部品
の流れを阻害することなく、この上を通過して先行させ
ている。図10で示されるように、所定の姿勢にある部
品mはこの姿勢を保持して、このトラック11を振動に
より移送され、その下流側の姿勢検出装置20Aにおい
て図15に示すように、この場合には電極bは下方に突
出していることにより、フラットなトラックTdと部品
mの本体aとの間に空隙を形成し、従って、発光素子
27からの光線は貫通孔21及び空隙を通過して受光
素子28により所定の姿勢であると判断し、そのまま下
流側へと移送させる。
【0020】次に、図11に示すように第1辺L(な
お、この辺長は、この辺をも表すものとする。他も同様
である)を移送方向に対し直角方向に向けた姿勢の部品
mは、本体aを径内方側壁部11bに当接させながら交
点11d(或いは綾線11d)を支点としてその重心G
の作用により、図11において反時計方向に回動する。
よって、第1辺L、第2辺W及び第3辺Tはほぼ相等し
いが、最も長い第1辺Lが上下方向をとる。従って、こ
の場合にはトラック本部11aの底壁部からその重心G
までの距離が大きくなり、不安定な姿勢となる。ねじり
振動により移送されながら側壁部11bと周期的な衝突
及びトラック本部11aと傾斜側壁部11bとの間の交
点11dとの周期的な衝げきにより、図13及び図14
に示すように横臥した姿勢をとるべく傾倒し、結局は電
極bを上方にした図12に示す姿勢か、図10に示す正
しい姿勢をとって下流側へと導かれる。図17の従来例
では、取り得る姿勢が均一に取られて姿勢検出部に到来
していたので、正姿勢の供給能率は非常に低かったが、
本実施例によれば確実に1/2より、はるかに大きい確
率で姿勢検出部に至り次工程に高能率で供給することが
できる。姿勢検出部においては、図12に示す姿勢の部
品mは、その本体aがトラックTdに当接することによ
り発光素子27からの光線Lを遮光する。よって、異姿
勢であると判断し、空気噴出パイプPが作動して、貫通
孔26から噴出する空気により異姿勢の部品mは矢印で
示すようにボウル2の内方へと戻される(図16参
照)。
【0021】また図10と図12とを比べて明らかなよ
うに、重心Gの位置は図12の方がはるかに高いので、
正姿勢よりは不安定であり、特に本実施例に適用される
部品mの辺L、W、T間はアールrになっているので、
すなわち丸みを帯びているのでねじり振動により移送さ
れる途上を、更に180°反転する確率が高く、結局、
図10で示す正姿勢の部品mの供給効率は従来より大巾
に向上させることができる。
【0022】図13及び図14は本実施例の部品mの矯
正作用を更に詳しく示すものであるが、すなわち図13
は、部品mが径内方側の側壁11bに図11に示すよう
に傾動した状態の部品を示しており、又、図14では図
11で示す姿勢から重心Gの重力作用で反時計方向に回
動して辺Lを上下方向に向けた姿勢を示している。図1
3に示すように最左方の部品m1 は傾いているが長辺L
を上下にした姿勢で電極bを矢印で示す移送方向に関
し、後ろ側にした部品であるが重心Gが図示するように
高い位置にあるために、矢印方向に回動し所定の姿勢と
なる。又、真ん中の部品m2 は立った姿勢であるが電極
bをボウル2の径内方に向けており、やはり重心Gは電
極b側にあるのであるが、トラック本部11aの底部よ
り高い位置にあるために最右方の部品m3 に示すように
時計方向に傾動し、この後、図10の一点鎖線で示すよ
うに重心Gがトラック本部11aの底部上方で、かつボ
ウル2の径内方側にあり、かつトラック本部11aが円
弧状であるために時計方向に回動して所定の姿勢とな
る。
【0023】図14で最左方の部品m4 は、所定の姿勢
であるが、最左方から2番目の部品m5 は立った姿勢で
あり電極bを前方にしており、重心Gの高さ及び前後方
向の位置により時計方向に回動して所定の姿勢となる。
又、部品m6 は図13の最左方の部品m1 と同姿勢の部
品であるが、場合によっては時計方向に回動して電極b
を上方にした姿勢となる。これは図12に示す姿勢であ
るが比較的安定した姿勢である。然しながら上記したよ
うに重心Gの位置が所定の姿勢より高いために振動によ
り移送される途上、第1辺Lがトラック本部11a上を
滑動することにより、所定の姿勢となるものもある。こ
のようにしてトラック11をねじり振動により移送され
る途上、ほとんどの部品mは図10に示す所定の姿勢を
とる。又、仮に異姿勢で図12以外の姿勢の部品mが検
出位置に至ったとしても、本体aがフラットなトラック
Tdに当接して移送されるので、図16に示すようにこ
れら異姿勢のすべての部品mは、発光素子27からの光
線L’を遮光することにより異姿勢であると判断され
て、空気噴出ノズルPを作動させて空気噴出孔20から
噴出する空気によりすべてボウル内方に戻されるように
している。なお図9に明示されるように噴出空気により
径内方に戻されるが、ボウルの最下方まで落下すること
なく、トラックTdの直下の移送面Ts上に落下し、こ
こをねじり振動により移送され、トラック11に入って
長い工程を経ることなく再び姿勢検出位置に至るので、
この部品mの摩擦による損傷を極力防止するようにして
いる。
【0024】以上のようにして、姿勢検出装置20Aに
より所定の姿勢の部品mのみが下流側へと移送されるの
であるが、本実施例によれば、更に同一構成の姿勢検出
装置20Bが設けられており、これによっても再度、そ
の姿勢を検出して下流側へと移送される。場合によって
は、ボウル2への多量の部品mの投入の仕方によって
は、姿勢検出装置20A、20Bの間のトラックTd部
に部品mが供給される場合があり、この場合には所定の
姿勢でない部品が存することがあるので、これは姿勢検
出部20Bにより、異姿勢の部品mはボウル2内へ排除
され、所定の姿勢の部品のみが下流側へと移送される。
又、極めてまれであるが、所定の姿勢の部品mが何らか
の外乱により、ここを通過した後、異姿勢になる場合が
あるが、このような部品mも姿勢検出装置20Bによ
り、異姿勢であると検出されてボウル2内に戻される。
よって、この下流側の姿勢保持トラック34内には、す
べて所定の姿勢で部品が導入され、図8に示すようにブ
ロック31、32、33、35により、形成されるこの
ような姿勢保持路34ではその移送面はフラットであ
り、又これからTよりわずかに大きい高さにブロック3
3が取り付けられており、かつ又、ブロック35によ
り、巾Wよりわずかに大きいトラックとしていることに
より、確実にこの姿勢を保持して下流側に高能率で所定
の姿勢で部品mを供給することができる。
【0025】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0026】例えば以上の実施例では、部品mの形状は
図1に示すとおりであり、これに対して図10に詳細が
示されるらせん状のトラック11を形成させたが、この
直径2Rは上記実施例では、第1辺L、第2辺Wのほぼ
平均値と等しくしているが、これより若干、大きくなっ
ても小さくなってもよく、要するに図10に示すよう
に、正姿勢の部品mは半円形状のトラック本部11a内
で安定したした姿勢をとることができ、第1辺Lを移送
方向に対し直角方向に向けた部品mは、トラック本部1
1a内にそのL全体が嵌まり込まず、従って、トラック
11のボウル2径内方の側壁部11bの角部11dの周
りで重力作用で回動して第1辺Lを上下方向にする姿勢
をとらせる範囲内であれば(T<Wであるので、トラッ
ク11内に収まる)、如何なる大きさであってもよく、
また、径内方側の側壁部11bは上記実施例では、径外
方側に向って下向きに傾斜する面であったが、径内方側
に下向きに傾斜する傾斜面であってもよく、あるいは断
面が長方形状の側壁部であってもよい。この場合には、
その径外方側の稜線が長手方向(辺L)を移送方向に向
って直角に向けた部品が回動する支点として作用する。
【0027】又、以上の実施例では、トラック11は断
面形状が半円形状であり、その中心Oは傾斜側壁部11
bの綾線11dよりは若干上方にある場合を説明した
が、勿論同じ高さでもよく、又若干綾線11dより下方
にあっても第1辺、第2辺、及び第3辺の大きさによっ
ては充分に上述の作用を得ることができる。
【0028】又、以上の実施例では、部品の第2辺と第
3辺により形成される側面に金属で成る電極bを取り付
けた場合を説明したが、勿論これは金属でなく、他の材
質、例えば合成樹脂で成る帯片がこの本体の下面より突
出させているような部品にも本発明は適用可能である。
【0029】また以上の実施例では、下流側に姿勢検知
装置20A、20Bと2個所設けたが、これは100%
正姿勢で供給すべく設けたものであり、場合によっては
1個のみで100%に近い確率で次工程に供給すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の振動部品整
送装置によれば、ほぼ直方形状で第1辺、第2辺及び第
3辺がほぼ相等しいような(但し、第1辺>第2辺>第
3辺)部品で、第2辺、及び第3辺により形成される両
側面に対向して板状の帯片を若干、下方に突出して取り
付けたような部品を、簡単な構造で所望の姿勢にして従
来より効率良く次工程に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に適用される部品の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例による振動部品整送装置の平面
図である。
【図3】部分破断同側面図である。
【図4】図2における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
【図5】図4の部分の拡大斜視図である。
【図6】図2における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図2における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図2における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図2における[9]−[9]線方向の拡大断面
図である。
【図10】同装置の要部であるトラックの拡大断面図で
ある。
【図11】同様な拡大断面図であり、その作用を説明す
るための図である。
【図12】同様な拡大断面図であり、その作用を説明す
るための図である。
【図13】同トラックの展開拡大正面図である。
【図14】図13と同様な展開拡大側面図である。
【図15】同装置の要部における拡大側面図である。
【図16】図15と同様な同要部を説明するための拡大
側面図である。
【図17】従来技術を示す振動パーツフィーダの部分拡
大斜視図である。
【符号の説明】
2 ボウル 11 トラック 20A 姿勢検出装置 20B 姿勢検出装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がほぼ半円形状のらせん状の整列ト
    ラック及び該整列トラックの下流側に連接され、平らな
    面を有する姿勢検出用トラックを形成させ、前記姿勢検
    出用トラックの側壁部に形成した貫通孔と、該貫通孔の
    両側に対向して配設された発光素子と受光素子とから成
    る姿勢検出手段及び部品排除手段を設けたわん状容器を
    ねじり振動させ、ほぼ直方形状で第1辺、第2辺及び第
    3辺の長さはほぼ相等しいが、第1辺>第2辺>第3辺
    なる関係を有する本体の前記第2辺と第3辺とで形成さ
    れる両側面に相等しい形状の板状の帯片を取り付け、該
    帯片は前記第3辺から若干、下方に突出している部品を
    前記整列トラック内で単列で、かつ前記第1辺を移送方
    向に向け、前記帯片を下方とした姿勢にし、前記姿勢検
    出手段により、もし異姿勢の部品があれば、前記発光素
    子からの光線を該異姿勢の移送部品が遮光することによ
    り、前記部品排除手段を作動させて前記姿勢検出用トラ
    ックから下方へと排除するようにしたことを特徴とする
    振動部品整送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007210749A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Shinko Electric Co Ltd 部品搬送装置
CN106973564A (zh) * 2017-05-17 2017-07-21 台州学院 一种用于将安规电容安装到电路板上的安装设备
CN108069233A (zh) * 2018-01-22 2018-05-25 北京领邦智能装备股份公司 重力磁选机构和重力磁选方法

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