JPH1053320A - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JPH1053320A
JPH1053320A JP22772696A JP22772696A JPH1053320A JP H1053320 A JPH1053320 A JP H1053320A JP 22772696 A JP22772696 A JP 22772696A JP 22772696 A JP22772696 A JP 22772696A JP H1053320 A JPH1053320 A JP H1053320A
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Shuichi Narukawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移送の向きに平行な切り込み溝を有する角柱
状品を高速度で次工程へ整送し得る部品整送装置を提供
すること。 【解決手段】 捩り振動パーツフィーダのボウル21に
おいて部品Cを単層単列化させ、移送の向きを整えた
後、選別トラック54上において、側壁55に設けたレ
ール状突起52によって、このレール状突起52を溝G
内に挟み込める正規の姿勢の部品Cと、挟み込めない正
規の姿勢でない部品Cとに分離し、姿勢回転ユニット5
1Aで正規の姿勢でない部品Cが検知されると、空気噴
出孔74、空気噴出ノズル77からの噴出空気によって
部品Cを中心軸の回りに90度回転させる。同様な姿勢
回転ユニット51B、51Cを直列に設けて殆どを正規
の姿勢の部品Cとする。最終的に選別ユニット91で正
規の姿勢でない部品Cを分離し排除した後、正規の姿勢
の部品Cを排出トラック104から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溝付き角柱状部品に
ついて姿勢と移送の向きとを整えて移送するための部品
整送装置に関するものであり、特に微小なサイズの溝付
き角柱状部品を大きい移送速度で整送し得る部品整送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は溝付き角柱状部品の代表例として
の電解コンデンサのケーシングC(以降、部品Cと略称
する )を示し、図1のAはその斜視図、図1のBは正
面図である。すなわち、部品Cは図1のAに示す姿勢に
おいて何れかの白抜き矢印の方向へ移送することの要請
がある。そして、図1のA、Bに示す姿勢において部品
Cは相対する側面Qの底面Pに近い部分にそれぞれ移送
の向きに平行な長い溝Gを有している。
【0003】このような角柱状の部品Cが底面Pを下側
にする正規の姿勢のもの以外に、左右の側面Qを下側に
したもの、天井面Rを下側にしたものがランダムに存在
する中から、正規の姿勢のもののみを選別して取り出す
場合、図17のAに示すように、ボウル121の径外方
へ向かって下向き傾斜のトラック124の移送面に部品
Cの溝Gが跨ぎ得るレール状突起125を設けて、部品
Cをレール状突起125を跨ぐものと、跨がないものと
に分離した後、例えば図17のBに示すように、トラッ
ク124の移送面をボウル121の径内方へ向かって下
向き傾斜として、レール状突起125を跨がない部品C
は傾斜を滑落させて排除した後、レール状突起125を
跨いだ部品Cをトンネル状トラックに導入してからトン
ネル状トラック自体を捻ることにより、内部で移送され
る部品Cを正規の姿勢にするような方法が採用される。
また、トラック上においてレール状突起125を跨ぎ得
ず、その分だけ内周側へ移動される部品Cを排除する方
法として、その重心が移送面から外れて落下するよう
に、トラック124の幅を狭くすることも行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の図17
に示す方法では、例えば溝Gの幅、深さが0.3〜0.
5mmである場合、レール状突起125を跨がない部品
Cを排除するべくトラック124の移送面の傾斜を逆に
した段階で、レール状突起125を跨いでいる部品Cが
受ける捩り振動によってレール状突起125から外れる
ことがあり、これを防ぐには移送速度を大幅に低下せね
ばならない。また、トラック幅を狭くする方法にして
も、レール状突起125を跨ぐ部品と跨がない部品とを
0.3〜0.5mmの内周側への移動の有無で重心位置
を移送面から外すものと外さないものとに分離するよう
なトラックは幅が極めて狭く、もともと大きい移送速度
が望めるようなトラックではない。
【0005】更には、部品Cが所定の移送の向きにあっ
たとしても、底面Pを下側にする部品Cの割合は全体の
中の1/4であり、3/4はレール状突起125を跨が
ない部品Cであり、選別排除されるものである。これら
のことから移送速度ないしは排出端における正規な姿勢
の部品Cの単位時間当たりの移送量を高めることは極め
て困難であるという問題点があった。
【0006】従って、本発明においては、部品Cのよう
に、移送の向きに平行な溝を有する角柱状部品、特に微
小なサイズの部品について、所定の姿勢と移送の向きと
に整えて、大きい移送速度で整送し得る部品整送装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の溝付き角柱状部
品の整送装置は、スパイラル状の振動トラックの外周側
壁に設けたレール状突起によって溝内にレール状突起を
嵌め込む正規の姿勢の部品と、嵌め込めない正規の姿勢
でない部品とに分離し、溝内にレール状突起を嵌め込め
ない正規の姿勢でない部品はその分だけトラックの内周
側を移送されるが、その内周側の移送を検知する選別用
光センサを設けて、内周側の移送が検知された場合に
は、その正規の姿勢でない部品に空気を噴出させて排除
する姿勢選別手段を設けている。
【0008】また、姿勢選別手段の上流側には、正規の
姿勢の部品の溝内に嵌まり込むようにトラックの外周側
壁に設けたレール状突起によって溝内にレール状突起を
嵌め込む正規の姿勢の部品と、嵌め込めない正規の姿勢
でない部品とに分離し、溝内にレール状突起を嵌め込め
ない正規の姿勢でない部品はその分だけトラックの内周
側を移送されるが、その内周側の移送を検知する判別用
光センサを設けて、内周側の移送が検知された場合に
は、その部品に空気を噴出させ、移送の向きに平行な中
心軸の回りに90度回転させて正規の姿勢の部品の割合
を増大させる姿勢回転手段を少なくとも一か所以上に設
けている。
【0009】これらの手段を設けることによって部品の
姿勢と移送の向きとを整えて大きい移送速度で移送さ
れ、かつ排出端における正規な姿勢の部品の移送量が大
幅に増大される。
【0010】また上記課題は、角柱状の部品を、振動す
るトラック上でその長手方向を振動による移送方向に向
けて移送させ、該移送途上、部品の姿勢判別手段により
姿勢が正姿勢か否かを判別し、異姿勢であると判別され
た時には前記トラックの一側方又は両側方に配設された
一個又は複数の空気噴出手段により、前記トラック上で
前記長手方向の軸心のまわりに所定角度回動させるよう
にしたことを特徴とする部品整送装置、によって解決さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を使用して具体的に説明する。
【0012】図2は実施の形態による部品整送装置1の
部分破断側面図、図3はその平面図であり、図1に示し
た部品Cを整送対象とするものである。
【0013】図2を参照して、部品整送装置1は部品C
を収容し、整送するボウル21と、これに捩り振動を与
える駆動部11とからなっている。駆動部11において
は、ボウル21の底板と一体的に固定され可動コア12
Cを備えた可動ブロック12が等角度間隔に配置された
傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と連結
されている。また、固定ブロック14の上にはコイル1
5を巻装した電磁石16が可動コア12Cと僅かの間隙
をあけ対向して固定されている。なお、駆動部11は周
囲を防音カバー17で覆われており、ボウル21と共に
防振ゴム18を介して基板19上に設置されている。そ
して、コイル15に交流が通電されることによりボウル
21に対し上方から見て時計方向の捩り振動を与える。
【0014】ボウル21においては、図3の平面図を参
照して、底面22に多数の部品Cを収容され(図3では
簡明化のため散在的に示している)、底面22の周辺部
に起点24sを有する平板トラック24がボウル21の
周壁23に沿いスパイラル状に上昇して設けられてい
る。平板トラック24はボウル21の径外方へ向かって
若干下向き傾斜とされ、これに垂直な側壁25が形成さ
れている。また、平板トラック24は所定の移送の向き
にある部品Cがほぼ単列で移送される幅に形成されてい
る。
【0015】平板トラック24の最上の周回において、
部品Cを単層化するためのワイパー31、非定常時に部
品Cを外部へ取り出すための早出しゲート34が設けら
れた後、部品Cの移送の向きを可及的に整えるための丸
樋トラック44が接続され、更に部品Cの姿勢回転ユニ
ット51A、51B、51C、および所定の姿勢でない
部品Cを排除するための選別ユニット91が接続され、
下流端部には排出トラック104が設けられている。こ
れらについて順次説明する。
【0016】ワイパー31は図3における[4]−
[4]線方向の断面を示す図4を参照して、ボウル21
の周壁23を切り欠いた面に垂直な板状のワイパー31
がボルト31bで固定されている。ワイパー31の下縁
と平板トラック24の移送面との間には積み重なってい
ない単層の部品Cが通過し得る間隙が形成されており、
また図3を参照して、ワイパー31は平板トラック24
と斜交しボウル21内へ向かって延在している。
【0017】早出しゲート34は図3における[5]−
[5]線方向の断面を示す図5を参照して、ボウル21
の周壁23を二段に切り欠いて設けた切欠きの上段に一
端部をボルト37bで固定した支持部材37を下段の導
出路36の直上方へ渡し、この支持部材37に対して、
トラック24の側壁25にほぼ整合させた表面35を有
する早出しゲート34がボルト34bで取り付けられて
いる。そして、例えば品種を切換え時や作業終了時にボ
ウル21の底面22に残っている部品Cを取り出す場
合、ボルト34bを緩めて早出しゲート34を取り外す
ことにより、部品Cは導出路36を経由しボウル21の
外側へ取り出される。
【0018】丸樋トラック44は図3における[6]−
[6]線方向の断面を示す図6を参照して、断面がJ字
形状とされ内周側に丸樋部が形成されている。更に図3
における[7]−[7]線方向の断面を示す図7を参照
して、丸樋トラック44は下流側で後述する平板状の選
別トラック54に接続されるが、丸樋部の幅は部品Cの
移送方向の長さとほぼ同等の幅に形成されており、部品
Cは振動を受けてこの丸樋トラック44を移送される間
に重心位置を下げるように向きを変え、移送の向きを丸
樋トラック44の移送方向と一致させるようになる。
【0019】図7に示したように、選別トラック54
は、ボウル21の周縁部にボルト53bで固定されてい
るトラックブロック53上で、ボウル21の径外方へ向
かって若干下向き傾斜に形成されている。そして、選別
トラック54には上流側から順に、姿勢回転ユニット5
1A、51B、51C、および所定の姿勢でない部品C
を排除するための選別ユニット91が設けられている。
【0020】姿勢回転ユニット51Aは図3における
[8]−[8]線方向の断面図である図8、部分破断平
面図である図9、および部分破断斜視図である図10に
示されている。
【0021】図8、図9、図10を参照して、姿勢回転
ユニット51Aはボウル21の周縁部に固定されている
トラックブロック53上に薄板56を挟んで側壁ブロッ
ク57が固定されており、薄板56は選別トラック54
の移送面から僅かの高さ位置で側壁55から選別トラッ
ク54の移送面上へ突き出され、側壁55面にレール状
突起52が形成されている。このレール状突起52は部
品Cが正規の姿勢にある時、部品Cの溝Gに嵌まるよう
に設けられている。すなわち、正規の姿勢にある部品C
はレール状突起52を溝G内に挟み込んで移送される。
これに対して、正規でない姿勢の部品Cでは溝Gがレー
ル状突起52の位置から離れて存在するので、レール状
突起52を溝G内に挟み込むことができず、外周側の面
がレール状突起52に接して移送されるようになり、そ
の分だけ選別トラック54の内周側を移送されるように
なる。そして、その時、選別トラック54における後述
する光センサ61の発光素子61aから受光素子61b
に至る照射光の光路としての貫通孔68を遮蔽するよう
になっている。また、内周側を移送される部品Cが平面
上を移送されるだけの十分な幅を持たせた選別トラック
54の内周側の縁部には、ボウル21の径内方へ向かっ
て上向きの傾斜と共に低い内周壁58が形成されてい
る。
【0022】光センサ61の発光素子61aは側壁ブロ
ック57に固定した支持壁62上のサポートブロック6
3に固定されている。すなわち、サポートブロック63
は支持壁62と共にボルト63bで側壁ブロック57に
固定されており、特に図9を参照して、このサポートブ
ロック63に設けた切欠き孔64に光センサ61の発光
素子61aを嵌め込み、外側から抑えプレート65で抑
えてボルト65bでサポートブロック63に固定してい
る。図8へ戻り、光センサ61の受光素子61bはボウ
ル21の周縁部に穿った貫通孔69に下側から挿入螺着
されてナット61nと共に固定されており、発光素子6
1aからの照射光はトラックブロック53の貫通孔6
8、ボウル21の周縁部の貫通孔69を光路として受光
素子61bに達するようになっている。
【0023】更には、光センサ61の光路である貫通孔
68を遮蔽する部品Cがある場合に、その信号が入力さ
れる図示しないコントローラが圧縮空気配管72、75
の電磁弁を瞬時的に開き、その部品Cを移送方向に平行
な中心軸の回りに90度回転させるべく、2か所から空
気噴出されるようになっている。すなわち、一方は側壁
ブロック57に設けた孔73に外周側から圧縮空気配管
72が挿入螺着されてナット72nと共に固定されてお
り、この穴73の先端から水平方向に設けられて側壁5
5に開口されている空気噴出孔74であり、他方は発光
素子61aを取り付けたサポートブロック63の上面に
固定部材76によってボルト76bで固定された圧縮空
気配管75の先端に取り付けられている長い空気噴出ノ
ズル77である。空気噴出孔74は所定の移送の向きに
ある部品Cの外周側の側面上部に向けられており、空気
噴出ノズル77の先端は内周側の側面下部に向けられて
いる。
【0024】姿勢回転ユニット51Aの下流側に設けら
れている姿勢回転ユニット51B、および姿勢回転ユニ
ット51Cは上述の姿勢回転ユニット51Aと全く同様
に構成されているので、これらの説明は省略する。
【0025】選別ユニット91は上流側の姿勢回転ユニ
ット51とほぼ同様に構成されている。図3における
[12]−[12]線方向の断面図である図12、およ
びその部分破断平面図である図13を参照して、選別ユ
ニット91においては姿勢回転ユニット51A、51
B、51Cと同様に、ボウル21の周縁部に固定されて
いるトラックブロック53上に薄板56を挟んで側壁ブ
ロック57が固定されており、薄板56は選別トラック
54の移送面から僅かの高さ位置で側壁55から選別ト
ラック54の移送面上へ突き出され、側壁55面からの
レール状突起52として形成されている。
【0026】正規の姿勢にある部品Cは溝G内にレール
状突起52を挟み込んで移送される。これに対して、正
規でない姿勢の部品Cでは溝Gがレール状突起52を挟
み込むことができないので、外周側の側面をレール状突
起52に接して移送され、その分だけ選別トラック54
上の内周側を移送されることになる。そして、その時、
選別トラック54における後述する光センサ81の発光
素子81aから受光素子81bに至る照射光の光路とし
ての貫通孔88を遮蔽する。
【0027】光センサ81の発光素子81aは側壁ブロ
ック57に固定した支持壁82上のサポートブロック8
3に固定されている。すなわち、サポートブロック83
は支持壁82と共にボルト83bで側壁ブロック57に
固定されており、特に図13を参照して、このサポート
ブロック83に設けた切欠き穴84に光センサ81の発
光素子81aを嵌め込み、外側から抑えプレート85で
抑えボルト85bでサポートブロック83に固定されて
いる。図12へ戻り、光センサ81の受光素子81bは
ボウル21の周縁部に穿った貫通孔89に下側から挿入
螺着されてナット81nと共に固定されており、発光素
子81aからの照射光はトラックブロック53の貫通孔
88、ボウル21の周縁部の貫通孔89を光路として受
光素子81bに達するようになっている。
【0028】更には、光センサ81の光路である貫通孔
88を遮蔽する正規の姿勢でない部品Cがある場合に、
これを排除するための空気噴出孔94が側壁ブロック5
7に設けられている。すなわち、側壁ブロック57に設
けた穴93に外周側から圧縮空気配管92が挿入螺着さ
れてナット92nと共に固定されており、この穴93の
先端から水平方向に空気噴出孔94が設けられて側壁5
5に開口されている。すなわち、所定の移送の向きには
あるが所定の姿勢にない部品Cが検出されると、その信
号の入力される図示しないコントローラが圧縮空気配管
92の電磁弁を瞬時的に開き、その外周側の側面に空気
を噴出させてボウル21内へ吹き飛ばし排除するように
なっている。
【0029】選別ユニット91に続く下流端部には排出
トラック104が設けられている。排出トラック104
は図3における[14]−[14]線方向の断面図であ
る図14を参照して、ボウル21の周縁部にトラックブ
ロック103が下方からのボルト103bで固定されて
おり、このトラックブロック103に内周壁ブロック1
02がボルト102bで固定され、抑えブロック105
がボルト105bで固定されて、所定の移送の向きと姿
勢にある部品Cが単層、単列で通過し得るトンネル状の
排出トラック104が設けられており、上流側の選別ユ
ニット91で正規の姿勢にあるとされた部品Cのみが姿
勢を乱すことなく下流端から排出される。
【0030】本発明の実施の形態による部品整送装置1
は以上のように構成されるが。次にその作用を説明す
る。
【0031】図2、図3に示すボウル21内には部品C
が多数に収容され、コイル15には交流が通電されて、
ボウル21に時計方向の捩り振動が与えられているもの
とする。また、付帯する圧縮空気の供給源、および光セ
ンサ61、81が接続される図示しないコントローラも
作動にあるものとする。
【0032】ボウル21内において、部品Cは底面Pを
下側にした正規の姿勢のもの以外に、左右の側面Qの何
れか下側にしたもの、天井面Rを下側にしたものがラン
ダムに存在するほか、積み重なった部品Cも存在する。
捩り振動を受けて部品Cは底面22上を周辺部へ移動さ
れると共に矢印mで示す方向へ移送され、起点24sか
ら平板トラック24に乗って側壁25に沿い移送され、
スパイラル状に上昇されて最上の周回に至る。この間、
平板トラック24は所定の移送の向きにある部品Cが単
列で移送される幅よりは若干広い幅とされているので、
2列で平板トラック24へ乗った部品Cは側壁25に接
して移送されるものを残して平板トラック24からボウ
ル21内へ落下し、また、長さ方向を平板トラック24
の移送方向と直行させている部品C、すなわち所定の移
送の向きにない部品Cも平板トラック24から落下し排
除される。従って、平板トラック24は所定の移送の向
きにある部品Cが単列で上下の向きはランダムな状態で
移送されることになる。
【0033】平板トラック24の最上の周回において、
部品Cは先ず図4に示すワイパー31において、平板ト
ラック24の移送面に接する部品Cのみがワイパー31
の下方を通過して下流側へ移送されるが、部品Cが2層
以上に積み重なって移送されてくると、最下層の部品C
のみはワイパー31の下方を通過するが、2層目以上の
部品Cはワイパー31によって移送を妨げられ、ワイパ
ー31に導かれてボウル21内へ戻される。
【0034】ワイパー31を通過した部品Cは図5に示
す早出しゲート34に接して移送されそのまま通過し、
図6に示す丸樋トラック44に至る。丸樋トラック44
を振動されつつ移送される間に、部品Cは重心位置を低
くするので、丸樋トラック44の下流端においては、重
心位置が最も低くなる向き、すなわち部品Cの移送の向
きを丸樋トラック44の移送方向と一致させた部品Cの
割合が増大される。
【0035】丸樋トラック44の下流端から部品Cは図
7に示すようにトラックブロック53に形成されている
選別トラック54へ移行される。選別トラック54には
上流側から順に全く同様な3基の姿勢回転ユニット51
A、51B、51Cが設けられているが、図8、図9、
図10に示すように、底面Pを下側にした正規の姿勢の
部品Cは姿勢回転ユニット51Aの側壁55から突き出
されているレール状突起52を溝G内に挟み込んで移送
される。これに対して、側面Qを下側にしている部品
C、天井面Rを下側にしている部品Cは溝Gがレール状
突起52から離れた箇所にあるので、それらは外周側の
面をレール状突起52に接して移送され、その分だけ選
別トラック54の内周側を移送されることになることか
ら、光センサ61の発光素子61aと受光素子61bと
の間に光路として設けられている貫通孔68を遮蔽す
る。
【0036】例えば、図8の部分拡大断面図である図1
1を参照して、図11のAに示すように、天井面Rをレ
ール状突起52に接して移送される部品Cによって貫通
孔68が遮蔽されると、その遮蔽されたことの信号が入
力される図示しないコントローラは圧縮空気配管72、
75の電磁弁を瞬時的に開くので、図11のBに示すよ
うに、空気噴出孔74からは部品Cの外周側の側面上部
に向けて、また空気噴出ノズル77からは部品Cの内周
側の側面下部に向けて空気が瞬時的に噴出され、部品C
は内周壁58に接する部分を支点にし、図11のBにお
いて反時計方向への回転を開始し、最終的に90度回転
されて、底面Pを選別トラック54に接する正規の姿勢
となる。すなわち、天井面Rをレール状突起52に接す
る部品Cは姿勢回転ユニット51Aにおいて90度の回
転を一度与えられて正規の姿勢に救済され、以降は正規
の姿勢を保ったまま姿勢回転ユニット51B、51Cを
移送される。
【0037】上記以外に、当初、天井面Rを上側にして
側面Qをレール状突起52に接する部品Cは、姿勢回転
ユニット51Aと51Bとによって90度の回転を二度
与えられることにより正規の姿勢に救済され、底面Pを
レール状突起52に接している部品Cは姿勢回転ユニッ
ト51A、51Bおよび51Cによってそれぞれ90度
の回転を与えられることにより正規の姿勢に救済され
る。すなわち、底面Pを下側にした正規の姿勢の部品C
は、本来は全体の部品Cのなかで1/4しか存在しない
が、それ以外の3/4は姿勢回転ユニット51A、51
B、51Cにおいて最大三回の90度の回転を受けて正
規の姿勢にされるので、部品Cの単位時間あたりの移送
量が大幅に増大される。
【0038】姿勢回転ユニット51A、51B、51C
を通過した部品Cは図12、図13に示す選別ユニット
91に至る。すなわち、姿勢回転ユニット51A、51
B、51Cを通過しても全ての部品が正規の姿勢となる
ことはないので、姿勢回転ユニット51A、51B、5
1Cと同様にして部品Cの姿勢のチェックが行われる。
殆どの部品Cは正規の姿勢になっており、レール状突起
52を溝Gに挟み込んで移送され選別ユニット91を通
過するが、希に存在する正規の姿勢でない部品Cは、図
12に示すように、外周側の面をレール状突起52に接
して移送され、その分だけ選別トラック54の内周側を
移送されることから、光センサ81の発光素子81aと
受光素子81bとの間に光路として設けられている貫通
孔88を遮蔽する。
【0039】その遮蔽信号の入力される図示しないコン
トローラは圧縮空気配管92の電磁弁を瞬時的に開くの
で、空気噴出孔94から空気が瞬時的に噴出され、正規
の姿勢でない部品Cは一点鎖線で示すように吹き飛ばさ
れて排除される。選別ユニット91で排除されずにその
まま通過する正規の姿勢の部品Cは直ちに図14に示す
トンネル状の排出トラック104へ送り込まれ、最終的
な姿勢を乱される下流端から排出される。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明
の技術的精神に基づいて種々の変形が可能である。
【0041】例えば本実施の形態においては、図11に
示すように、選別トラック54は正規でない姿勢の部品
Cが内周側を移送され得るだけの幅に形成したが、図1
5のAの変形例に示すように、正規でない姿勢の部品C
の内周側が内周壁58’の傾斜部分に乗り上げるような
幅の選別トラック54’としてもよい。空気噴出のタイ
ミング、圧力の調整は必要であるが、図15のBに示す
空気噴出ノズル77からの空気の噴出時に部品Cが内周
壁58’の傾斜を滑落して回転を助ける。
【0042】また本実施の形態においては、正規の姿勢
にある部品Cと正規でない姿勢の部品Cとの分離をレー
ル状突起52によって行っており、正規の姿勢にある部
品Cと、選別トラック54の内周側へ移動され分離され
る正規でない姿勢の部品Cとの分離距離は部品Cの種類
によって異なるが0.3〜0.5mm程度と極めて小さ
い。従って、例えば図13に示した選別ユニット91に
おいて、分離された正規でない姿勢の部品Cによる光セ
ンサ81の光路としての貫通孔88の遮蔽が十分でない
場合があり、選別精度を低下させる。そのような場合に
は、図13に対応する図16に示すように、選別ユニッ
ト91の貫通孔88の直上流側において、レール状突起
52を、一旦、欠落させてから、テーパ52tを付して
復活させるようにしてもよい。正規の姿勢の部品Cはテ
ーパ52tにおいて復活されるレール状突起52を溝G
内に挟み込んで移送されるに対し、正規でない姿勢の部
品Cはレール状突起52の欠落箇所からテーパ52tに
接して移送される時に移送の向きが振られるので、先頭
部で貫通孔88を確実に遮蔽するようになる。なお、こ
の例では選別ユニット91について、レール状突起52
に欠落箇所を設けることの効果を説明したが、レール状
突起52の欠落箇所の効果は姿勢回転部51A、51
B、51Cに設けても同様である。
【0043】また本実施の形態においては、姿勢回転ユ
ニット51A、51B、51Cの3ユニットと、選別ユ
ニット91の1ユニットとを組み合わせた構成とした
が、選別精度を極度に高めることが必要な場合には姿勢
回転ユニットを2ユニット、選別ユニットを2ユニット
とする組み合わせを採用してもよい。勿論、3ユニット
の姿勢回転ユニットに2ユニットの選別ユニットを組み
合わせてもよい。
【0044】また本実施の形態においては、角柱形状の
相対する側面Qの底面Pに近い部分に2本の溝Gを有す
る部品Cを整送対象としたが、勿論、溝Gの位置は天井
面Pと底面Pとの中間部にあってもよく、また、側面Q
の何れか一方にのみ溝Gが存在するような部品であって
も整送対象とし得る。
【0045】なお又上記の実施の形態では、四角柱の部
品Cが適用され、その両側壁部に一対の溝Gを有し、こ
れがトラックの側壁部に設けたレール状突起52(薄板
56の突出部分を述べている)に係合する姿勢を正姿勢
として次工程に供給するようにしているが、このような
形状の部品に限ることなく、一般に角柱状の部品に適用
可能であり、例えば六角柱であれば多くとも5回の回動
により正姿勢とすることができる。また上記部品Cでは
四角柱で両側壁に溝Gを有するものであったが、これを
被係合部としレール状突起52を係合部として、これら
係合部及び被係合部との係合により正姿勢の部品を次工
程へ供給するようにしているが、このような係合のみな
らず、一般に角柱状の部品の一部に被係合部及びこれと
係合可能な係合部をトラックに設けておれば上述と同様
な作用、効果を奏することができる。また空気噴出ノズ
ルは上記実施例では左右に設け、その高さの相異により
回動力を与えるようにしたが、場合によっては一個でも
あっても良く、また3個以上であってもよい。要するに
その部品の形状に応じて回動し易い位置に必要な数の空
気噴出ノズルを配設するようにすればよい。
【0046】また上記実施の形態では、部品の姿勢判別
手段として光センサ61を用いたが、これに限ることな
く、従来公知の全ての姿勢判別手段が適用可能である。
角柱の角数によれば、その一回の回動角が小さくなって
くるので、これを規整する手段(上記実施の形態では部
品の下方側面部を規制するようにしているが、これに代
えて他の形状の規制手段、あるいは何らかの他部材の規
制手段、例えばロッド状又は平板状の部材をトラックの
側方に配設するようにしてもよい。
【0047】なお、上記では六角柱を例に挙げたが、勿
論、正六角柱でなくともよく、その一辺が他の辺に比べ
て極端に短い場合には、これより少ない辺数の角柱と見
做すこともでき、その形状及び重心位置に応じて一個又
は複数の空気噴出手段の位置を定めればよい。またその
噴出時間も、その形状に応じて長くしたり短くしたりし
て所定の回動角を得るようにすればよい。勿論、角柱も
頂角部が鋭角状ではなかったり、あるいは小さな辺とし
てこれを含めれば更に四角形以上の角柱と見做せるよう
な部品にも本発明は適用可能である。そのトラックの断
面形状をその部品の断面形状に応じてある箇所での空気
噴出手段(一個又は複数)により回動させる場合、その
回動角度を規制するためにその断面形状をそれに応じて
形成すればよい。
【0048】更に以上の実施の形態では、部品に一対の
溝Gを形成し、これに係合する舌部をトラックの側壁部
に形成したが、この舌部及び溝を逆にして、舌部を部品
の側壁部に形成し溝をトラックの側壁部に形成するよう
にしてもよい。勿論、これは部品とトラックとの間にお
ける係合部と被係合部との一例に過ぎないが、実部とし
ても、部品の一角部に断面が三角形状の実部を形成させ
ている場合、これと係合する断面が三角形状の溝をトラ
ックの下端部に形成してこれと係合した姿勢を正姿勢の
部品とするようにしても良い。このような実部は角部に
限らないが、ある種電子部品の電極などがこれに対応す
る。
【0049】また本発明の実施の形態によれば、部品の
係合部、トラックの被係合部として後者の場合にはトラ
ックの側壁部に沿って部品の移送方向に延びる、例えば
針金状の挿入体を設け、この場合に部品はその軸心方向
に沿って貫通孔を有し、これがワイヤー状の挿入体に整
合して嵌入されるような姿勢を正規の姿勢とし、それ以
外の姿勢は異姿勢とする場合には、異姿勢では部品が振
動力を受けるにも拘わらず、これにより停止させられる
のであるが、この停止信号を受けると一側方又は両側方
に設けた空気噴出手段が作動し、この角柱状部品を所定
角度回動させる。この場合においても所定角度回動した
にも拘わらず、なお、この部品がワイヤー状挿入体に当
接して移送されない場合には第2の一個又は複数の空気
噴出手段を作動して更に所定角度あるいは他の所定角度
回動させる。結果として部品が所定の姿勢になるまで一
回の噴出、又は複数回の噴出により部品を所定の姿勢に
して、その軸心方向に延びる貫通孔をワイヤー状挿入体
が嵌入されるまで回動される。所定の姿勢になると振動
によりこの部品が移送されて次工程へこの姿勢で供給さ
れることができる。本発明はこのような実施の形態も含
むものとする。
【0050】なお以上の実施の形態で、異姿勢の部品が
ワイヤー状挿入体に当接して停止しているかどうかは、
従来公知の方法、例えばトラックの左右に設けた発光素
子及び受光素子で光が遮蔽されたことを所定時間以上連
続して検知した時は異姿勢であると判断すればよい。
【0051】また、ワイヤー状の挿入体に拘わらず、ト
ラックの移送面に向かって延在する障壁板を設け、この
障壁板に異姿勢の部品が当接して停止された場合には、
この部品を軸心の周りに所定角度回動させることによ
り、所定の姿勢になればこのトラックの移送面と障壁板
との間の距離が正姿勢の部品の高さよりも大きくなるこ
とによってこの障壁板とトラックの間を通過することが
できるようにしてもよい。この障壁板は一か所のみなら
ず複数箇所に設けて順次所定角度回動させるようにして
もよい。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次に述べるような効果を奏する。
【0053】溝付き角柱状の部品の姿勢を選別し判別す
るに際し、その溝に嵌まるレール状突起と他の機械的手
段との組み合わせで行なうと、部品が特に微小な場合、
溝がレール状突起から外れ易いなど、部品の移送速度を
低下せざるを得ないに対して、本発明の部品整送装置は
レール状突起によって正規の姿勢の部品と正規でない姿
勢の部品との間に生じる微小な位置的差異を光学的に区
別するので、選別および判別の精度が高く、その故に部
品の高い移送速度で部品を整送し得る。
【0054】また、本発明の部品整送装置は選別手段の
上流側の少なくとも1か所以上に設けた姿勢回転手段に
よって正規でない姿勢の部品をその中心軸の周りに90
度回転させているので、正規な姿勢の部品の割合が増大
され、選別排除される部品が少なくなり、この点からも
正規な姿勢の部品の移送量を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】整送対象の部品を示し、Aは斜視図、Bは正面
図である。
【図2】部品整送装置の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図8に示す部分の部分破断平面図である。
【図10】図8に示す部分の部分破断斜視図である。
【図11】姿勢回転ユニットの作用を示す図であり、A
は正規の姿勢にない部品が検知された時点、Bは噴出空
気によって当該部品が回転されている状態を示す。
【図12】図3における[12]−[12]線方向の断
面図である。
【図13】図12に示す部分の部分破断平面図である。
【図14】図3における[14]−[14]線方向の断
面図である。
【図15】図11に示す姿勢回転ユニットの変形例を示
す断面図であり、Aは空気噴出前、Bは空気噴出時を示
す。
【図16】図13に示す選別ユニットの変形例を示す部
分破断平面図である。
【図17】従来例における部品の選別分離箇所を示す断
面図であり、Aは選別部分、Bは分離部分を示す。
【符号の説明】
1 部品整送装置 11 駆動部 21 ボウル 24 平板トラック 31 ワイパー 34 早出しゲート 44 丸樋トラック 51A 姿勢回転ユニット 51B 姿勢回転ユニット 51C 姿勢回転ユニット 52 レール状突起 54 選別トラック 55 側壁 56 薄板 61 光センサ 61a 発光素子 61b 受光素子 68 貫通孔(光路) 72 圧縮空気配管 74 空気噴出孔 75 圧縮空気配管 77 空気噴出ノズル 81 光センサ 81a 発光素子 81b 受光素子 88 貫通孔(光路) 91 選別ユニット 92 圧縮空気配管 94 空気噴出孔 104 排出トラック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送の向きに平行な長い溝を側面に有す
    る角柱状の部品の姿勢と移送の向きとを整えて移送する
    ための、スパイラル状の振動トラックを有する部品整送
    装置において、前記部品の姿勢の選別手段が、底面を下
    側にした正規の姿勢の前記部品の前記溝内に嵌まり込む
    ように前記部品を移送する前記振動トラックの外周側壁
    に設けられたレール状突起と、前記溝内に前記レール状
    突起を嵌め込めずに前記レール状突起に接して移送さ
    れ、前記正規の姿勢の前記部品よりは前記トラックの内
    周側を移送される正規の姿勢でない前記部品によって前
    記トラックに設けられた選別用光路が遮蔽される選別用
    光センサと、該選別用光センサが前記正規の姿勢でない
    前記部品による前記選別用光路の遮蔽を検知した時に、
    前記正規の姿勢でない前記部品に対して瞬時的に空気を
    噴出させる選別用空気噴出源とからなり、前記正規の姿
    勢でない前記部品が前記レール状突起に接して移送され
    て前記トラックに設けられた前記選別用光センサの前記
    選別用光路を遮蔽し、その結果、前記選別用空気噴出源
    から噴出される前記空気によって吹き飛ばされて排除さ
    れ、前記正規の姿勢の前記部品が選別されることを特徴
    とする部品整送装置。
  2. 【請求項2】 前記選別手段の上流側において、正規の
    姿勢の前記部品の前記溝内に嵌まり込むように前記トラ
    ックの外周側壁に設けられたレール状突起と、前記溝内
    に前記レール状突起を嵌め込めずに前記レール状突起に
    接して移送され、前記正規の姿勢の前記部品よりは前記
    トラックの内周側を移送される正規の姿勢でない前記部
    品によって前記トラックに設けられた判別用光路が遮蔽
    される判別用光センサと、該判別用光センサが前記正規
    の姿勢でない前記部品による前記判別用光路の遮蔽を検
    知した時に、前記正規の姿勢でない前記部品に対して瞬
    時的に空気を噴出させる部品回転用空気噴出源とからな
    り、前記正規の姿勢でない前記部品が前記レール状突起
    に接して移送されて前記トラックに設けられた前記判別
    用光センサの前記判別用光路を遮蔽し、その結果、前記
    部品回転用空気噴出源から噴出される前記空気によって
    前記正規の姿勢でない前記部品が移送の向きに平行な中
    心軸の周りに90度回転されて、正規の姿勢の前記部品
    に変換される姿勢回転手段が少なくとも一か所に設けら
    れている請求項1に記載の部品整送装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢回転手段が前記トラックの内周
    側に設けられた前記正規の姿勢でない前記部品の内周側
    の側面の下端部の係止箇所と、前記正規の姿勢でない前
    記部品の外周側の側面の上部および内周側の下端部の二
    か所に瞬時的に空気を噴出させる空気噴出源とからな
    り、前記正規の姿勢でない前記部品が前記二か所から噴
    出される前記空気によって前記係止箇所を支点として回
    転が開始され、前記トラック上のほぼ同一箇所で最終的
    に90度回転される請求項2に記載の部品整送装置。
  4. 【請求項4】 前記姿勢回転手段が直列に3か所に設け
    られており、前記正規の姿勢でない前記部品が最大3回
    の前記90度の回転を受けて、そのほぼ全数が正規の姿
    勢の前記部品に変換される請求項2に記載の部品整送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記選別手段または前記姿勢回転手段に
    おける前記レール状突起が前記選別用光路または前記判
    別用光路の直上流側において部分的に欠落された後、テ
    ーパー状の導入部と共に復活されており、前記レール状
    突起に接して移送される前記正規の姿勢でない前記部品
    が前記レール状突起の欠落箇所から前記復活された前記
    レール状突起へ戻る前記テーパー状の導入部において移
    送の向きが振られて前記選別用光路または前記判別用光
    路の遮蔽が確実化される請求項1または請求項2に記載
    の部品整送装置。
  6. 【請求項6】 角柱状の部品を、振動するトラック上で
    その長手方向を振動による移送方向に向けて移送させ、
    該移送途上、部品の姿勢判別手段により姿勢が正姿勢か
    否かを判別し、異姿勢であると判別された時には前記ト
    ラックの一側方又は両側方に配設された一個又は複数の
    空気噴出手段により、前記トラック上で前記長手方向の
    軸心のまわりに所定角度回動させるようにしたことを特
    徴とする部品整送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016074511A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 株式会社東光エンジニアリング 部品供給装置
CN108069233A (zh) * 2018-01-22 2018-05-25 北京领邦智能装备股份公司 重力磁选机构和重力磁选方法
KR20220074733A (ko) 2020-11-27 2022-06-03 가부시기가이샤 다이신 반송물의 자세제어방법 및 반송시스템
JP2022085842A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 株式会社ダイシン 搬送物の姿勢制御方法及び搬送システム
KR20230111574A (ko) 2022-01-18 2023-07-25 가부시기가이샤 다이신 반송 제어 시스템 및 진동식 반송 장치

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