JP3259610B2 - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JP3259610B2
JP3259610B2 JP27360195A JP27360195A JP3259610B2 JP 3259610 B2 JP3259610 B2 JP 3259610B2 JP 27360195 A JP27360195 A JP 27360195A JP 27360195 A JP27360195 A JP 27360195A JP 3259610 B2 JP3259610 B2 JP 3259610B2
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修一 成川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品の整送装置に関する
ものであり、更に詳しくは、部品の向きを整えて移送す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1は選別対象例として
のチップLED(発光ダイオード)Lを選別整送する時
の表裏と方向とを示す斜視図であり、面積が広く切り欠
きの入っている白色の天板部Laと、面積が狭く表面を
黒色に着色された地板部Lbとから成っている。以降、
天板部Laの表面を表とし地板部Lbの黒色に着色した
面を裏とする。チップLED(以降、部品と略)Lは、
天板Laを下にした状態で移送方向を整えられた後、白
抜き矢印で示すように反転されて次工程へ移送される。
地板Lbの黒色は表裏の選別のためであり、移送方向は
図に示すように、天板Laの切り欠きを前後にする方向
である。そして、図2は部品Lの地板Lb側から見た平
面図であるが、移送方向となる天板部Laの長辺Aの長
さ=3.2mm、短辺Bの長さ=2.7mmであり、長
辺Aと短辺Bとは0.5mmの差である。天板部Laの
厚さ=0.5mm、地板部Lbの厚さ=0.7mmとな
っている。
【0003】従来、このような部品を整送するには捩り
振動パーツフィーダが使用される。長辺と短辺との長さ
の差が大きい部品は捩り振動によってオリエンテーショ
ンされ長辺を移送方向に向けるが、長辺と短辺との長さ
の差が小さい部品はオリエンテーションを受けにくく、
長辺を移送方向に向けた部品と短辺を移送方向に向けた
部品とがほぼ半ばした状態で移送される。長辺を移送方
向とする部品と短辺を移送方向とする部品を選別する場
合、長辺を移送方向に向けた部品は通過し得るが短辺を
移送方向に向けた部品は通過し得ない幅の例えばトンネ
ルを設けることが行われる。長辺と短辺との長さの差が
大きい場合にはトンネル幅を余裕を持って広くしても短
辺を移送方向に向けた部品は入り込めず長辺を移送方向
に向けた部品は容易に入り込むので選別はスムーズに進
むが、長辺と短辺との長さの差が小さい場合にはトンネ
ル幅に余裕を持たせることができないので、長辺を移送
方向に向けた部品もトンネルに容易に入り込めず選別が
渋滞する。
【0004】従って、図1に示すような形状の部品につ
いて、発光ダイオードとフォトトランジスタとを組み合
わせた光センサで移送方向を検知し選別することが行わ
れる。例えば、図33は部品の長辺と短辺との長さの差
によって移送方向を検知する機構の具体例を示し、図3
3のAはその平面図、図33のBは側面図である。捩り
振動パーツフィーダのトラック312の移送面に長辺A
を移送方向に向けた部品Lの底面で隠蔽される最大寸法
の長方形の四隅に上下に貫通する光路としての細孔31
3a、313b、313c、313dを設け、それらの
上方に発光ダイオード314a、314b、314c、
314d、下方にはフォトトランジスタ315a、31
5b、315c、315dを組み合わせて設置したもの
である。4個の細孔313a、313b、313c、3
13dを同時に隠蔽し得ない部品Lは短辺Bを移送方向
に向けた部品Lであると判定し、同時に隠蔽する部品L
は長辺Aを移送方向に向けた部品Lであると判定され
る。
【0005】このような発光ダイオードとフォトトラン
ジスタとの組み合わせを利用する形状の判定は一般的に
は正確であるが、図1に示すような微小な部品Lへ適用
する場合には問題を生ずる。部品Lの3mm平方程度の
底面積の中に4個の細孔313a、・・・・・、313
dを精度高く垂直に設けるには高度の技術が必要である
ほか、それらの細孔313a、・・・・・、313dの
上下に発光ダイオード314a、・・・・・、314d
とフォトトランジスタ315a、・・・・・、315d
とを精度高く整列させることにも困難があり、使用する
振動の振幅とも関連するが、判定精度が甘くなるなどで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、長辺の長さと短辺の長さとの差が小さ
い平板状または直方体形状の部品について移送の向きを
精度高く整えて移送し得る部品整送装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、長辺の
長さと短辺の長さとの差が小さい平板状または直方体形
状の部品を単列、単層で移送する振動パーツフィーダの
トラックに、前記長辺を移送方向に向けた部品と前記短
辺を移送方向に向けた部品とを選別するための移送方向
選別機構が設けられた部品整送装置において、前記移送
方向選別機構が、前記長辺を移送方向に向けた部品は底
面に接して移送され、前記短辺を移送方向に向けた部品
は一方の短辺側を前記底面に接し他方の短辺側を低い側
壁に乗り上げて移送される選別トラックと、前記選別ト
ラックを挟んで発光素子から受光素子へ照射される光線
が前記長辺を移送方向に向けた部品では遮断されない
が、前記低い側壁に片方の短辺側を乗り上げて移送され
る前記短辺を移送方向に向けた部品によって遮断される
ように設置された光線遮断型の光センサとの組み合わ
せ、または前記長辺を移送方向に向けた部品は底面に接
して移送され、前記短辺を移送方向に向けた部品は一方
の短辺側を前記底面に接し他方の短辺側を低い側壁に乗
り上げて移送される選別トラックと、前記低い側壁に片
方の短辺側を乗り上げて移送される前記短辺を移送方向
に向けた部品によって照射光が反射され受光される反射
強度が前記選別トラックの底面に接して移送される前記
長辺を移送方向に向けた部品からの反射強度よりも大で
あるように前記選別トラックの直上方に設置された反射
強度測定型の光センサとの組み合わせ、または平板トラ
ックと該平板トラックの周壁内面に接して移送される前
記長辺を移送方向に向けた部品によっては隠蔽されず、
前記短辺を移送方向に向けた部品によって隠蔽される前
記平板トラックの部分に照射点を持ち、前記照射点上に
ある前記短辺を移送方向に向けた部品からの反射強度が
前記平板トラック上の照射点からの反射強度より大であ
るように前記平板トラックの直上方に設置された反射強
度測定型の光センサとの組み合わせ、及び前記何れかの
光センサが前記短辺を移送方向に向けた部品を検知した
場合に、これに対して瞬時的に空気を噴出させる空気噴
出源とからなる第1移送方向選別機構であり、前記長辺
を移送方向に向けた部品はそのまま通過して前記選別ト
ラックまたは前記平板トラックを下流側へ移送され、前
記短辺を移送方向に向けた部品は前記何れかの光センサ
によって検知され前記空気噴出源から瞬時的に噴出され
る空気によって吹き飛ばされて排除されることを特徴と
する部品整送装置、によって達成される。
【0008】又、以上の目的は、長辺の長さと短辺の長
さとの差が小さい平板状または直方体形状であって移送
方向に異なった高さを有する部品を単列、単数で移送す
る振動パーツフィーダのトラックに、前記部品の移送の
向きと姿勢とを選別するため移送方向・姿勢選別機構が
設けられた部品整送装置において、前記移送方向・姿勢
選別機構が平板トラックと、該平板トラックの周壁内面
に接して移送される前記部品の直上方に反射強度測定型
の複数の光センサを下向きに移送方向に一列に前記部品
の長辺と同等またはそれ以上の長さに並べて形成され、
前記各光センサの発光素子からの照射光が前記部品の移
送方向に高さの異なる各部で反射され前記受光素子で受
光される各反射強度の大小を集めて反射強度パターンと
して観測し、かつ所定の移送の向きと姿勢の前記部品に
よる基準反射強度パターンを記憶する光センサ・アレイ
と、前記光センサ・アレイによる反射強度パターンが前
記基準反射強度パターンと一致しない前記部品が検知さ
れた場合に、これに対して瞬時的に空気を噴出する空気
噴出源とからなり、前記光センサ・アレイによって観測
される反射強度パターンが前記基準反射強度パターンと
一致する前記部品はそのまま前記トラックを下流側へ移
送され、前記基反射強度パターンと一致しない前記部品
は前記空気噴出源から瞬時的に噴出される空気によって
吹き飛ばされて排除されることを特徴とする部品整送装
置、によって達成される。
【0009】
【作用】請求項1による部品整送装置は、片方の選別ト
ラックの低い側壁に乗り上げて移送される短辺を移送方
向に向けた部品は選別トラックの底面に接して移送され
る長辺を移送方向に向けた部品より移送レベルが高くな
り、その高低差を光線遮断型または反射強度測定型の光
センサで検知するか、または平板トラックを移送される
長辺を移送方向に向けた部品によっては隠蔽されず、短
辺を移送方向に向けた部品では隠蔽される平板トラック
上の部分に照射点を置いて反射強度測定型の光センサで
照射して、短辺を移送方向に向けた部品を高い精度で検
知し選別して排除する。また、請求項5による部品整送
装置は反射強度測定型の複数の光センサを一列に並べて
部品からの反射強度パターンを観測し、移送の方向と姿
勢が正規である部品からの基準反射速度パターンと照合
して移送方向に異なった高さを有する部品について移送
の方向と姿勢との両者と一度に検知し選別して排除す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例による部品整送装置に
ついて、図面を参照して説明する。
【0011】(第1実施例)図3は、第1実施例として
の部品Lの整送装置1の部分破断側面図であり、図4は
同装置の平面図である。すなわち、同装置1は部品Lを
収容し選別するための振動パーツフィーダ10に、選別
された部品Lを次工程へ整送するための直線振動パーツ
フィーダ100が反転シュート90を介して接続されて
おり、これらは床にボルト8で固定した共通基板9上に
設置されている。そのほか付帯設備として、共通基板9
にはレギュレータ5、センサアンプ6、電磁弁ユニット
7が設置されている。
【0012】捩り振動パーツフィーダ10は部品Lを収
容し選別するボウル21と、これに捩り振動を与える駆
動部11とから成っているが、図3を参照して、駆動部
11においては、ボウル21の底板と一体的に固定され
て可動コアを兼ねる可動ブロック12が等角度間隔に配
置した傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14
と連結されている。固定ブロック14上にはコイル15
を巻装した電磁石16が可動ブロック12と僅かの間隙
をあけ対向して設けられている。駆動部11の周囲は防
音カバー17で覆われており、駆動部11はボウル21
と共に防振ゴム18を介して共通基板9上に固定されて
いる。そして、コイル15に交流が通電されることによ
り、ボウル21に上方から見て反時計方向の捩り振動が
与えられる。
【0013】振動盆としてのボウル21は、図4を参照
して、底面22に部品Lが表裏不定のまま多数収容さ
れ、捩り振動を与えられて矢印mで示す方向に移送され
る(部品Lは微小であるため図示していない)。又、底
面22に起点を有してボウル21の周壁23の内面に沿
いスパイラル状に上昇する平板状のトラック24が設け
られており、部品Lの移送路となる。なお、平板状のト
ラック24はボウル21の径外方を向いて若干下向き傾
斜に設けられており、部品Lは周壁23の内面に接して
移送される。トラック24の最上部の周回には上流から
順に単列・単層化部30、表裏矯正部40、表裏選別部
60、移送方向選別部80が設けられ、トラック24の
下流端には反転シュート90が取り付けられている。
【0014】単層・単列化部30の最上流部分Fには周
壁23に形成した切り欠き251 に早出し機構31が設
けられている。すなわち周壁23の内面と整合させて設
けられた開閉筒33が腕板32と共に回動軸Oの周りに
回動され部品Lを切り欠き251 から取り出せるように
なっており、緊急時のみ使用される。又、その下流には
トラック24を半月形状に切り欠いて第1切り欠き34
が設けられてトラック24の幅を狭めており、過剰に移
送されてくる部品Lを第1切り欠き34へ陥落させボウ
ル21の底面22へ戻すようになっている。
【0015】第1切り欠き34の下流には、周壁23側
からトラック24の直上へ斜交し、トラック24との間
に単層の部品Lが通過し得る間隔をあけて第1ワイパ3
5が設けられ、その根元部は周壁23に設けた切り欠き
252 に対しボルト35bによってトラック24との間
隔を調整可能に取り付けられている。従って、重なって
移送されてくる部品Lのうち、最下層の部品Lは第1ワ
イパ35の下方を通過するが、2層目以上にある部品L
は移送を阻止され第1ワイパ35によって重なりが崩さ
れると共に第1ワイパ35に導かれてボウル21内へ戻
される。
【0016】単層・単列化部30の下流部分には、その
部分の斜視図である図5も参照して、単層化を確実に進
めるための第2ワイパ36が取り付けられており、その
根元部は周壁23の切り欠き253 内にボルト37で固
定した取り付け部材38にボルト36bでトラック24
との間隔を調整可能に取り付けられている。第2ワイパ
36の下流側には2段に切り欠かれた第2切り欠き39
が設けられており、上段の切り欠き39aによってトラ
ック24は1個の部品Lのみが通過し得る幅に狭められ
ている。従って第2切り欠き39以降では部品Lは表裏
不定、移送方向不定のまま、確実に単層、単列化して移
送される。
【0017】第2切り欠き39の直下流には表裏矯正部
40が設けられているが、その拡大平面図である図6、
及び図6における[7]−[7]線方向の断面図である
図7のA、Bを参照して、表裏矯正部40はボウル21
の周壁23及びトラック24を切り欠いて嵌め込んだト
ラックブロック41に形成されている。トラックブロッ
ク41はボウル21の周縁部26に対して、それ自身の
孔42を挿通するボルト43によってワッシャ45と共
に、ボウル21の径方向の位置調整可能に取り付けられ
ており、又、トラックブロック41の両側面に螺着させ
た平皿ねじ46の平皿部46aを周壁23の切り欠き面
に当接させて、トラックブロック41の幅方向の位置調
整を可能としている。すなわち、上流側と下流側のトラ
ック24との間における厳密な位置調整を可能としてい
る。
【0018】トラックブロック41には上流側のトラッ
ク24より若干下がったレベルに断面がV字形状のVト
ラック54が設けられており、両者の位置関係はトラッ
ク24から落下する部品LがVトラック54の外周側の
一方の斜面54aに接して移送されるようになってい
る。そして、部品Lが斜面54aを移送される間に表裏
の検査が行われて、裏向きの部品Lは斜面54aをその
まま移送され、表向きの部品LはVトラック54の他方
の斜面54bへ反転され裏向きにされるようになってい
るが、その詳細は以下に述べる。
【0019】Vトラック54の上方には、図7のA、B
に示すように部品Lの表裏を検査するための光センサ5
3がセットされている。光センサ53は発光素子と受光
素子とを内蔵し、発光素子から照射する光の反射光を受
光素子で捕らえ、その時の反射強度の大小によって部品
Lの表裏を検査するタイプのものであり、光センサ53
からの照射光の光軸S1 が下方を通過する部品Lに当た
るようになっている。下方に部品Lが存在しない場合
に、光センサ53の照射光の光軸S1 がVトラック54
に当たる箇所には、その光軸S1 を軸心とするように小
円柱状の黒色樹脂55が埋め込まれており、その上端部
はVトラック54の面に整合するように仕上げ加工され
ている。
【0020】又、Vトラック54の斜面54aには、光
センサ53の直下に至った部品Lの裏側となる位置に空
気噴出孔56が開口されており、この空気噴出孔56は
トラックブロック41の空気孔47を介してボウル21
の周縁部26に設けた孔27に連接しており、孔27に
は図4の電磁弁ユニット7を経由する圧縮空気配管の端
末52が挿入螺着されている。なお、トラックブロック
41の空気孔47の先端に設けられている細孔47aは
空気の噴出を制御する電磁弁を閉とした時の圧縮空気配
管中の残圧を逃し、空気噴出孔56からの空気の噴出の
停止をシャープにするためのものである。
【0021】図4を参照して、表裏矯正部40の下流側
のトラック24には、第3ワイパ57が設けられ、その
他端部は周壁23の切り欠き254 に対しボルト57b
によってトラック24との間隔を調整可能に取り付けら
れている。これは上流の表裏矯正部40におけるVトラ
ック54から下流側のトラック24へ落下する時に部品
Lが重なりを生ずる場合に、これらを単層化するべく設
けられている。
【0022】第3ワイパ57の下流側には表裏選別部6
0が設けられている。その拡大平面図である図8、及び
図8における[9]−[9]線方向の断面図である図9
を参照して、表裏選別部60は上流の表裏矯正部40と
同様に、ボウル21の周壁23及びトラック24を切り
欠いて嵌め込んだトラックブロック61に形成されてい
る。トラックブロック61がボウル21の周縁部26に
対してそれ自身の孔62を挿通するボルト63によって
ワッシャ65と共に、ボウル21の径方向の位置調整可
能に取り付けられていること、又、トラックブロック6
1の両側面に螺着させた平面ねじ66の平皿部66aを
周壁23の切り欠き面に当接させて、トラックブロック
61の幅方向の位置調整を可能としていることも表裏矯
正部40と同様である。トラックブロック61の内周側
を断面がL字形状になるように切り欠きトラック24に
整列させボウル21の径外方へ向いて若干下向き傾斜に
平板状の表裏選別トラック74が形成されており、その
幅は部品Lの短辺Bの長さよりは大に長辺Aの長さより
は小とされ、部品Lが単列で移送されるようになってい
る。
【0023】トラックブロック61の上面には、上流部
にワイパ78a、下流部にワイパ78bを設けたワイパ
部材77が2本のボルト79で固定されており、ワイパ
78a、78bと表裏表裏選別トラック74との間は単
層の部品Lのみが通過し得るようにされている。そして
後述するように、部品Lが単層、単列で表裏選別トラッ
ク74を移送される間に表裏が検査され、表向きの部品
Lが噴出空気によって吹き飛ばされ排除されるようにな
っている。なお、ワイパ部材77の上流部のワイパ78
aは後述の光センサ73による表裏検査時に部品Lが重
なって検査されることを防ぐためのものであり、重なっ
た部品Lがある場合には移送方向と斜交する端面に導か
れてボウル21内へ落下する。又、下流部のワイパ78
bは排除される部品Lが何等かの原因によって先行する
検査済みの裏向きの部品Lに重なり、そのまま移送され
ることを防ぐためのものである。
【0024】表裏選別トラック74の上方には、図9に
示すように部品Lの表裏を検査するために、前述の表裏
矯正部40の光センサ53と全く同様な光センサ73が
セットされており、光センサ73からの照射光の光軸S
2 が下方を通過する部品Lに当たるようになっている。
下方に部品Lが存在しない場合に光センサ73の照射光
の光軸S2 が表裏選別トラック74に当たる箇所には、
その光軸S2 を軸心とするよう小円柱状の黒色樹脂75
が埋め込まれており、その上端部は表裏選別トラック7
4の面に整合するように仕上げ加工されている。
【0025】又、表裏選別トラック74上で光センサ7
3の直下にある部品Lに空気を噴出し得るように表裏選
別トラック74の断面L字形の隅部に空気噴出孔76が
開口されており、この空気噴出孔76はトラックブロッ
ク61の空気孔67を介してボウル21の周縁部26に
設けた孔28に連接しており、孔28には図4の電磁弁
ユニット7を経由する圧縮空気配管の端末72が挿入螺
着されている。トラックブロック61の空気孔67の先
端に設けられている細孔67aは、先述した表裏矯正部
40における細孔47aと同様、電磁弁を閉とした時の
圧縮空気配管中の残圧を逃すためのものであり、空気は
ワイパ部材77の中央部に設けた切り欠き71を通路と
して放出される。
【0026】図4に示すように、表裏選別部60の下流
側、トラック24の下流端部に本発明の主要部に該当す
る移送方向選別部80が設けられている。移送方向選別
部80の拡大平面図である図10、図10における[1
1]−[11]線方向方向の破断側面図である図11、
及び斜視図である図12を参照して、移送方向選別部8
0はボウル21の周壁23とトラック24との端部を切
り欠いてはめ込んだトラックブロック81にガイドブロ
ック82、抑えブロック83を組み合わせて形成されて
いる。トラックブロック81はボルト81a、81bに
よってボウル21の周縁部26に固定されている。トラ
ックブロック81の内周側を断面がL字形状になるよう
に切り欠き、上流側の幅を狭めたトラック24に整列さ
せて選別トラック84が形成されており、選別トラック
84はボウル21の径外方へ向いて若干下向き傾斜とさ
れ、その幅は部品Lの短辺Bの長さより大で、長辺Aの
長さより小とされている。
【0027】ガイドブロック82は上流端部にトラック
24と同等のレベルから下流側へ向かって上昇するスロ
ープ82sを有し、選別トラック84の内周側に接し高
さの低い側壁として設けられている。ガイドブロック8
2の中流部分は移送方向に長く切り欠いて、選別され吹
き飛ばされる部品Lがボウル21内へ落下し易いように
側壁としての幅が狭められており、ボルト82a、82
bによってボウル21の周縁部26に固定されている。
従って、図10における[13]−[13]線方向の断
面を示す図13のA、Bに示すように、長辺Aを移送方
向に向けた部品Lは選別トラック84に嵌り込むが(図
13のA)、短辺Bを移送方向に向けた部品Lは、一方
の短辺B部分をトラックブロック82に乗り上げて移送
される(図13のB)。
【0028】また、図10における[14]−[14]
線方向の断面を示す図14のA、Bに示すように、選別
トラック84を挟んで光センサ85の発光ダイオード8
5aとフォトトランジスタ85bとが支持部材87に固
定して配設されており、トラックブロック81に光路と
しての細孔86が穿設されている。そして、発光ダイオ
ード85aからフォトトランジスタ85bに至る光の光
軸rは、選別トラック84内に嵌り込んで移送される長
辺を移送方向に向けた部品Lでは遮断されず(図14の
A)、片方の短辺B側を低い側壁としてのガイドブロッ
ク82に乗り上げて移送される短辺Bを移送方向に向け
た部品Lでは遮断される(図14のB)高さ位置に設定
されている。
【0029】また、光路としての細孔86の直下には光
センサー85によって短辺Bを移送方向に向けた部品L
が検知された場合に、これに対して瞬時的に空気を噴出
するための空気噴出孔88が内周側へ向かって上向き傾
斜に穿設されており、ボウル21の周縁部26の下面か
ら挿入螺着された圧縮空気配管89と連通されている。
【0030】抑えブロック83は図10における[1
5]−[15]線方向の断面を示す図15も参照してト
ラックブロック81の下流部分の上面に取り付けられ、
ボルト83aによってトラックブロック81に固定され
ている。抑えブロック83の選別トラック84の直上へ
の張り出し部83sは選別トラック84との間にチップ
Lが単層で移送されるだけの間隔をあけて設けられお
り、移送方向選別の終了したチップLが飛び出したり重
なりを生じたりすることを防ぐために設けられている。
また、選別トラック84の下流側端部は幅を拡げると共
に、下流側に接続されている反転シュート90の上流側
における水平な移送面に整合させるために、下流側へ向
かって僅かな下向きの傾斜面84eとされている。
【0031】図10へ戻り移送方向選別部80の下流端
には反転シュート90が接続されており、これは裏向き
とされて選別されて来た部品Lを表向きに反転させて、
続く直線振動パーツフィーダ100へ送り込むためにあ
る。反転シュート90、その上流側の移送方向選別部8
0、下流側の直線振動パーツフィーダ100の振動トラ
フ121の接続を示す部分破断側面図である図16、お
よび図16における[17]−[17]線方向の断面を
示す図17を参照して、反転シュート90は半円弧状に
反転路94が凹設された半月形状の外板91が2本のボ
ルト93によってボウル21の周壁23の端末部に取り
付けられている。そして反転路94を側面から蓋するよ
うに、半円環状の内板92が外板91の座ぐりへ嵌め込
んで取り付けられ、取り付け深さ調整用のノブ付きねじ
96と共に、2本のボルト95によって外板91に固定
されている。そして反転路94は長辺Aを移送方向とす
る部品Lが通過し得る幅と高さに形成されており、図1
も参照して反転路94の上方の上流端に長辺Aを移送方
向として送り込まれる部品Lは半周する反転路94の下
流端で表向きとなって直線振動パーツフィーダ100の
振動トラフ121へ供給される。
【0032】直線振動パーツフィーダ100は図3、図
4を参照して、部品Lを移送する振動トラフ121と、
これに直線振動を与える駆動部111とからなってい
る。駆動部111においては、振動トラフ121の底板
に固定された可動ブロック112と一体的な部材112
a、112bが前後一対の傾斜板ばね113によって固
定ブロック114に連結されており、固定ブロック11
4にはコイルばね115を巻装した電磁石116が可動
ブロック112から垂下されている可動コア112cと
僅かな間隙をあけ対向して固定されている。固定ブロッ
ク114は前後一対の防振板ばね117によって架台1
18に取り付けられ、架台118は共通基板9にボルト
119で固定されている据付板129上に高さ調整ボル
ト128を介して設置されている。そして、コイル11
5に交流が通電されることにより、振動トラフ121に
矢印pで示す方向の直線振動が与えられ、振動トラフ1
21内の部品Lは矢印qで示す方向へ移送される。
【0033】振動トラフ121は図16、および図17
の一点鎖線も参照して基板122にガイド板125が固
定されて上に開いたコ字形状の移送路124が形成さ
れ、これに上蓋123をかぶせてねじ126で固定し、
長辺Aを移送方向とする表向きの部品Lを移送するトン
ネル状の移送路124が形成されている。また、振動ト
ラフ121の上流部には部品Lのオーバーフローによる
移送詰まりのモニタとしてのオーバーフローセンサ12
7、中流部には移送切れセンサ128が取り付けられて
おり、オーバーフローが検知されたり移送切れが検知さ
れると捩じり振動パーツフィーダ10の駆動部11、直
線振動パーツフィーダ100の駆動部111を停止さ
せ、トラブルが解消されると再起動されるようになって
いる。
【0034】実施例による部分選別整送装置としての部
品Lの選別整送装置1は以上のように構成されるが、次
にその作用を説明する。なお、捩り振動パーツフィーダ
10の駆動部11、直線振動パーツフィーダ100の駆
動部111や各圧縮空気系統、各光センサ系統の付帯機
器も作動状態にあるものとする。
【0035】図4において、ボウル21の底面22に表
裏不定で多数に収容されている選別対象としての部品L
は捩り振動を受けて周辺部へ移行すると共に矢印mの方
向へ移送され、底面22に起点を有するトラック24に
乗る。部品Lはトラック24上を周壁23に接して移送
されスパイラル状に上昇して最上部の周回に至るが、早
出し機構31の前を通過した後、過剰に移送されて来た
部品Lは単層・単列化部30の第1切り欠き34へ落下
してボウル21の底面へ戻される。
【0036】第1切り欠き31によって狭められたトラ
ック24を通過した部品Lはほぼ単列化した状態で周壁
23に接して移送され第1ワイパ35に至る。重なって
移送されて来た部品Lのうち、最下層の部品Lは第1ワ
イパ35の下を通過するが、上層の部品Lは移送を阻止
され、重なりを崩されつつ多くは第1ワイパ35に導か
れてボウル21の底面22へ落下する。更には、部品L
はトラック24を移送されて第2ワイパ36に至るが、
図5も参照し、第2ワイパ36で単層化が一層進めら
れ、2段に切り欠いて形成されている第2切り欠き39
の上段の切り欠き39aはトラック24の幅を部品Lが
単列でのみ通過し得る幅としているので、ここを通過し
た部品Lは表裏不定、移送方向不定のまま確実に単層、
単列化され、過剰な部品Lは第2切り欠き39を経由し
てボウル21内へ戻される。
【0037】単層・単列化部30を通過した部品Lは表
裏矯正部40へ移送される。表裏矯正部40において
は、図6、図7を参照し、上流のトラック24を周壁2
3に接して移送されてくる部品Lは表裏矯正部40のト
ラックブロック41に形成されている断面がV字形状の
Vトラック54の外周側の斜面54aへ落下し傾倒して
移送され始める。
【0038】そして、図7のAに示すように、部品Lが
裏向きである場合には、光センサ53からの光軸s1
有する照射光は地板部Lbの黒色面に当たり吸収されて
反射強度は小となるので、光センサ44は下方に裏向き
の部品Lがあることを検知する。この場合には、その信
号の入力される図4のセンサアンプ6は何等の指令も出
さないので、空気噴出孔56から空気は噴出されず、裏
向きの部品Lはそのまま通過してゆく。これに対し、図
7のBに示すように部品Lが表向きである場合には、光
センサ53からの光軸s1 を有する照射光は天板部La
の白色面に当たり、殆ど吸収されないので反射強度は大
となり、光センサ53は下方に表向きの部品Lがあるこ
とを検知する。そして表向きの部品Lが検知された場合
には、センサアンプ6によって電磁弁ユニット7内の電
磁弁が瞬時的に開とされ、空気噴出孔56から空気が瞬
時的に噴出される。これによって、表向きの部品Lは一
点鎖線で示すようにVトラック54の他方の斜面54b
へ反転され裏向きとされる。従って、この地点以降にお
いて部品LはVトラック54の斜面54a、54bの何
れかに傾倒され、すべて裏向きとなって移送される。こ
のようにして、下流側の表裏選別部60においてボウル
21内へ戻す部品Lを可及的に少なくなるようにしてい
る。
【0039】部品Lは不連続状態で移送されるが、光セ
ンサ53は直下に部品Lが存在しない時にはVトラック
54に埋め込まれている上述の黒色樹脂55からの反射
光を受光し、裏向きの部品Lが存在する時と同様な反射
強度となる。従って、反転させるべき表向きの部品Lが
光センサ53の下方へ移送されて来た時のみ、反射強度
が大きく変化するので、高い検知確率が得られる。
【0040】表裏矯正部40で裏向きとされた部品Lは
Vトラック54から下流側のVトラック24へ落下し、
トラック24を移送されて第3ワイパ57に至るが、V
トラック54からの落下時に重なりを生じた部品Lがあ
る場合には、それらはこの第3ワイパ57で単層化され
る。そしてトラック24を裏向きで移送方向不定のま
ま、単層、単列で下流の表裏選別部60へ移送される。
【0041】表裏選別部60においては、図8、図9を
参照して、上流の表裏矯正部40で裏向きとされた部品
Lが向きは不定のままトラック24から単列幅の表裏選
別トラック74へ送り込まれ、多列の部品Lがある場
合、これらはボウル21内へ落下し戻される。そして部
品Lが重なって表裏検査されることのないように光セン
サ73による表裏検査の前にワイパ78aで単層化が行
われる。光センサ73が通過する裏向きの部品Lの地板
部Lbの黒色面からの反射光を受光しても、又、部品L
が存在せず黒色樹脂75からの反射光を受光してもセン
サアンプ6は何等指令を出さないが、なお混在している
表向きの部品Lの白色が光センサ73によって検知され
た場合には、センサアンプ6は空気噴出孔76から瞬時
的に空気を噴出させ、表向きの部品Lは一点鎖線で示す
ように吹き飛ばされ排除される。この後、更にワイパ7
8bによって確実に単層化されて下流側へ移送される。
【0042】表裏検査部60を通過した部品Lはトラッ
ク24上を移送方向選別部80へ移送される。移送方向
選別部80においては図10、図12、図13を参照し
て、上流側の幅を狭められたトラック24から移送され
てくる裏向きで移送方向不定の部品Lのうち、長辺Aを
移送方向に向けている部品Lは図13のAに示すよう
に、選別トラック84の移送面に天板部Laを接して移
送されるが、短辺Bを移送方向に向けているチップLは
図13のBに示すように、選別トラック84内へ嵌り込
むことが出来ず、選別トラック84の外周側にある短辺
B部分は選別トラック84の移送面に接し、選別トラッ
ク84の内周側の短辺B部分はガイドブロック82のス
ロープ82sを経由して低い側壁としてのガイドブロッ
ク82へ乗り上げ移送される。
【0043】更には、図10、図12、図14を参照し
て、光センサ85による移送方向の検知箇所に至り、長
辺Aを移送方向に向けた部品Lは図14のAに示すよう
に、選別トラック84に嵌り込んで移送され光センサ8
5の発光ダイオード85aからフォトトランジスタ85
bに至る光を遮断しないので、空気噴出孔88から空気
が噴出されることなくそのまま通過する。これに対し、
短辺Bを移送方向に向けた部品Lは図14のBに示すよ
うに、一方の短辺B部分をガイドブロック82に乗り上
げて移送されるので、光センサ85の光を遮断する。そ
して遮断信号の入力されたセンサアンプ6は空気噴出孔
88から瞬時的に空気を噴出させるので、短辺Bを移送
方向に向けた部品Lは一点鎖線で示すように吹き飛ばさ
れ、ボウル21内へ戻される。
【0044】移送方向選別部80の選別トラック84の
光センサ85による選別箇所以降は裏向きで長辺Aを移
送方向に向けた部品Lのみとなるが、図10、図11、
図16を参照して、移送方向選別部80の下流端から反
転シュート90の反転路94へ送り込まれ、更には、反
転路94を下方へ半周することによって部品Lは表向き
となって下流の直線振動パーツフィーダ100の振動ト
ラフ121内へ送り込まれる。そして、図3、図4を参
照し、表向きとされ長辺を移送方向に向けた部品Lが直
線振動パーツフィーダ100の振動トラフ121内のト
ンネル状の通路124内を整送され、その下流端から排
出される。
【0045】以上、第1実施例の構成と作用について説
明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本
発明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0046】例えば、移送方向選別部80においては、
図14に示したように部品Lの移送の向きの検知に発光
ダイオード85aとフォトトランジスタ85bの組み合
わせからなる光センサ85を使用したが、これに代え、
反射強度測定型の光センサ85’を使用することも可能
である。図18は光センサの第1変形例を示す断面図で
あり、図14に対応する図である。ボウル21の周縁部
26に設置されたトラックブロック81’とガイドブロ
ック82’とによって長辺Aの長さよりは狭く、短辺B
の長さよりは広い幅とされた選別トラック84’が外周
側へ向かって若干下向き傾斜に形成されており、長辺A
を移送方向に向けた部品Lは選別トラック84’の底面
に接して移送され(図18のA)、短辺Bを移送方向に
向けた部品Lは一方の短辺B側を選別トラック84’の
底面に接し、他方の短辺B側を低い側壁としてのトラッ
クブロック82’に乗り上げて移送されるようになって
いる。そして、選別トラック84’を移送される部品L
の直上方に発光素子と受光素子とを内蔵する反射強度測
定型の光センサ85’が設置され、部品Lを照射するよ
うになっている。光センサ85’が受光する反射強度は
光センサ85’から長辺を移送方向に向けた部品までの
距離d1 (図18のA)と、光センサ85’から短辺を
移送方向に向けた部品までの距離d2 (図18のB)に
ついて、d1<d2 の関係がある時、それぞれの反射強
度Id1 、Id2 は、Id1 >Id2となるので、部品
Lの移送の向きを検知することができる。
【0047】また、トラックブロック81’には光セン
サ85’が短辺Bを移送方向に向けた部品Lを検知した
時に、これに対して瞬時的に空気を噴出させる空気噴出
孔88’が穿設されており、トラックブロック81の外
周側から圧縮空気配管89’が挿入螺着されている。
【0048】そして、長辺Aを移送方向に向けた部品L
はこの選別トラック84’をそのまま通過するが、トラ
ックブロック82に乗り上げて移送される短辺Bを移送
方向に向けた部品Lは光センサ85’との距離が短く反
射強度が大となって検知され、空気噴出孔88’から瞬
時的に噴出される空気によって一点鎖線で示すように吹
き飛ばされて排除される。
【0049】また、図18と同様な断面図であり、光セ
ンサの第2変形例を示す図19を参照して、反射強度測
定型の光センサ85”を使用し図18とは異なる照射方
法で部品Lの移送の向きを検知することができる。すな
わち、ボウル21の周縁部26上に固定したトラックブ
ロック81”に外周側へ向かって若干下向き傾斜の平板
トラック84”を設け、トラックブロック81”の内周
面に接して位置決めされ移送される長辺Aを移送方向に
向けた部品Lによっては隠蔽されず(図19のA)、短
辺Bを移送方向に向けた部品Lによっては隠蔽される
(図19のB)平板トラック84”上の地点を照射点と
してトラック84”の直上方に光センサ85”が設置さ
れている。照射点には小円柱状の黒色樹脂86”が埋め
込まれ、その表面はトラック84”の移送面と整合する
ように仕上げ加工されている。従って、光センサ85”
は黒色樹脂86”からの反射を受光している中で短辺B
を移送方向に向けた部品Lが黒色樹脂86”上を通過す
る時のみ大きい反射強度を得ることになり、短辺Bを移
送方向に向けた部品Lを精度高く検知し得る。また、ト
ラックブロック81”には光センサ85”が短辺Bを移
送方向に向けた部品Lを検知した時に瞬時的に空気を噴
出する空気噴出孔88”が穿設され、トラックブロック
81”の外周側から圧縮空気配管89”が挿入螺着され
ている。
【0050】そして、長辺Aを移送方向に向けた部品L
が移送されて来ても光センサ85”の受ける反射強度は
部品Lが存在しない場合と同様で変化せず、そのまま下
流側へ移送される(図19のA)。これに対し、短辺B
を移送方向に向けた部品Lは大きい反射強度を与えるの
で光センサ85”によって検知され、空気噴出孔88”
から瞬時的に噴出される空気によって一点鎖線で示すよ
うに吹き飛ばされて排除される。
【0051】なお、図18、図19の例においては発光
素子と受光素子とを内蔵する反射強度測定型の光センサ
85’、85”を使用したが、反射強度測定型であれば
発光素子と受光素子が分離された光センサであってもよ
い。
【0052】又、第1実施例においては移送方向選別部
80の選別トラック84において、短辺Bを移送方向に
向けた部品Lが一方の短辺B部分を乗り上げる低い側壁
としてのガイドブロック82では、上流端部にスロープ
82sを設け、部品Lがスロープ82sを上昇して水平
なガイドブロック82へ乗り上げるようにしたが、ガイ
ドブロック82の全長にわたって下流側へ向かう上向き
傾斜とすることも可能である。
【0053】又、第1実施例においては、表裏矯正部4
0、表裏選別部60を経由させて、表向きの部品Lを排
除し、裏向きの部品Lを残すようにして部品Lの選別整
送を行なったが、これとは逆に裏向きの部品Lを排除し
て表向きの部品Lを残すような選別も可能である。
【0054】又、第1実施例においては、移送方向選別
部80等の選別機構を捩り振動パーツフィーダ10のト
ラック24に設置したが、直線振動パーツフィーダの振
動トラフに設置することも可能である。
【0055】(第2実施例)第1実施例においては光セ
ンサ85によって短辺Bを移送方向に向けた部品を検知
し、瞬時的に空気を噴出させてこれを排除するようにし
たが、移送方向選別部80へ移送されてくる部品のう
ち、長辺Aを移送方向に向けた部品Lと短辺Bを移送方
向に向けた部品Lとは個数的に半ばした状態であるが、
このような場合に短辺Bを移送方向に向けた部品を瞬時
的に噴出する空気で吹き飛ばす選別方法は電磁弁の開閉
が必要であるため、選別精度を高めると部品Lの処理速
度が低下する。
【0056】従って、光センサ85による検知、選別と
直列に空気流による選別手段を設けて、選別精度を低下
させることなく処理能力とを高めることができる。図2
0は移送方向選別部80’において、選別手段を直列に
配置した部品整送装置2の平面図であり、第1実施例の
図4に対応する。従って、共通する構成要素には同一の
符号を付して説明は省略する。
【0057】図21は図20における[21]−[2
1]線方向の断面図である。すなわち、トラックブロッ
ク81とガイドブロック82とによって、長辺Aの長さ
よりは狭く、短辺Bの長さよりは広い幅とされた選別ト
ラック84において、トラックブロック81に空気噴出
孔188が穿設され、トラックブロック81の外周側か
ら圧縮空気配管189が挿入螺着されて、空気噴出孔1
88からは常時空気が噴出されている。そして、その空
気は選別トラック84を移送される部品Lの表面を舐め
るように噴出されている。図21のAを参照して長辺A
を移送方向に向けた部品Lは選別トラック84内に嵌り
込んでおり、ガイドブロック82が障害となって吹き飛
ばされないが、図21のBを参照して、短辺Bを移送方
向に向けている一点鎖線の部品Lは一方の短辺B部分を
ガイドブロック82に乗り上げて移送されているので、
噴出空気流によって揚力を生じて容易に浮き上り、実線
の部品Lのように空気流に乗って排除され選別される。
【0058】この空気流による選別は常時空気を噴出さ
せているだけであり、短辺Bを移送方向に向けている部
品の排除に何等の機械的作動を要さないので、部品Lの
処理能力は極めて高い。そして、低い確率であるが、仮
に選別ミスを生じて短辺Bを移送方向に向けた部品Lが
排除されずに下流側へ移送されても、この下流側に設け
られている図14で示した光センサ85によって移送方
向の選別が行われるので第2実施例の部品整送装置2に
おける移送方向選別部80’は限りなく100%に近い
選別精度を示す。
【0059】なお、第2実施例においては、空気噴出孔
188から常時噴出される空気流による選別の下流側に
隣設させて光センサ86による選別を配列したが、この
配列は逆にすることも可能である。
【0060】(第3実施例)図1に示した大小2枚の平
板を重ねたような形状の部品Lの移送の向きの選別にお
いて第1実施例における光センサ85の変形例では発光
素子と受光素子を内蔵した反射強度測定型の光センサ8
5’または85”を1本使用したが、反射光測定型の光
センサの複数本を一列に並べた一次元アレイを使用すれ
ば図22に例示するような各種の直方体形状の部品P、
U、T、R、Q、すなわち、直方体を切削加工した形状
で白抜き矢印で示す移送方向に異なった高さを有し、か
つ底面の長辺と短辺との長さの差が小さい部品につい
て、移送の方向と姿勢の選別が可能である。
【0061】第3実施例の部品整送装置は捩り振動パー
ツフィーダをベース機器とし、基本的には第1実施例、
第2実施例の部品整送装置1、2と同様に構成され、整
送すする部品の移送の向きと姿勢を上述の光センサの一
次元アレイで検知するものとなっている。従って、図2
2中の頭部Pa、胴部Pbからなる部品Pの移送の方向
と姿勢を光センサ・アレイによって検知する箇所のみを
説明し、それ以外については説明を省略する。
【0062】図23は、第3実施例の部品整送装置にお
ける光センサ・アレイ285による検知箇所の縦断面図
であり、第1実施例における図14、ないしはその変形
例としての図18、図19に対応する。また、図24は
その側面図、図25は平面図であり、図23は図25に
おける[23]−[23]線方向の断面図に相当する。
すなわち、光センサ・アレイ285はトラック287を
形成するトラックブロック281に支持ブロック282
をボルト282bで固定し、これに対してボルト283
bで固定した取付けブロック283に取り付けられてお
り、4本のボルト284bによって抑え板284で高さ
位置調整可能に固定されている。トラック287は外周
側へ向いて若干下向き傾斜に形成されており、部品Pは
トラック287の周壁となるトラックブロック281の
内面に接して移送される。また、トラックブロック28
1には排除される移送の向きと姿勢の部品Pに向けて空
気を瞬時的に噴出させる空気噴出孔288が穿設されて
おり、トラックブロック281には排除されるべき向き
と姿勢の部品Pに向けて空気を瞬時的に噴出させる空気
噴出孔288が穿設さており、トラックブロック281
の外周側から圧縮空気配管289が挿入螺着されてい
る。
【0063】図24、図25を参照して、光センサ・ア
レイ285を構成する3本の反射強度測定型の光センサ
2851 、2852 、2853 は何れも発光素子と受光
素子とを内蔵し移送される部品Pの直上に位置して移送
方向に一列に並べて設置される。図24において、各光
センサ2851 、2852 、2853 の発光素子から垂
直に下方へ照射される光は、それぞれ高さの異なる部品
Pの頭部Pa、胴部Pbで反射され、その反射光は各受
光素子で受光されるが、各光センサ2851 、285
2 、2853 と部品Pとの距離q1 、q2 、q3 は q<q2 =q3 の関係にあるので各受光素子で受光される反射強度Iq
1 、Iq2 、Iq3 は Iq1 >Iq2 =Iq3 となる。この反射強度パターンは光センサ・アレイ28
5で記憶されている部品Lが正規な移送の向きと姿勢に
ある時の反射強度の絶対値を含む基準反射強度パターン
と照合される。図24の部品Pは正規な移送の向きと姿
勢にあるから、その反射強度パターンは基準反射強度パ
ターンと一致するので、空気噴出孔188から空気は噴
出されず、部品Pはそのまま下流側へ移送される。
【0064】図26は、図24と同様な側面図であり、
部品Pの移送の向きと姿勢が正規でない場合を示してい
る。図26のAは部品Pが頭部Paを後にして移送の向
きが前後逆である場合、図26のBは部品Pが上下反転
して安定な姿勢を取っている場合、図26のCは部品L
が頭部Laをトラックブロック281に接して横向きに
なっている場合、すなわち短辺を移送方向に向けている
場合である。それぞれの場合について光センサ・アレイ
285の各光センサ2851 、2852 、2853 内の
発光素子からの照射光が部品Lで反射され受光素子で受
光される反射強度は 図26のAの場合 Iq1 =Iq2 <Iq3 図26のBの場合 Iq1 >Iq2 >Iq3 図26のCの場合 Iq1 =Iq2 >Iq3 となり、基準反射強度パターンとは異なるパターンを示
す。従って、光センサ・アレイ285は空気孔288か
ら瞬時的に空気を噴出させ、図26のA、図26のB、
図26のCで示す向きと姿勢の部品Pは排除する。
【0065】尚、第3実施例においては、発光素子と受
光素子を内蔵する反射光測定型の光センサ285を3本
使用したが、部品の凹凸を確実に捉えるように使用本数
が設定され、その並置する長さは部品の最大長さと同等
であればよく、また、それ以上としても差し支えない。
【0066】(第4実施例)第3実施例の部品整送装置
では、光センサ・アレイ285による反射強度パターン
が基準反射強度パターンと異なる部品Lは全て排除する
ものであるが、移送の向きまたは姿勢が180度の回転
によって矯正可能な部品L、及び向きと姿勢との両方の
180度の回転によって矯正可能な部品Lについては排
除することなく下流端に至るまでの途中で矯正し救済す
ることが可能であり、次にその例を示す。
【0067】第4実施例の部品整送装置は第3実施例の
捩り振動パーツフィーダの下流側に前後・上下矯正部を
付加したものであり、図27は前後・上下矯正部340
の平面図、図28はその部分破断側面図である。すなわ
ち、振動パーツフィーダの光センサ・アレイ285を備
えたトラック287の下流側に前後・上下矯正部340
が接続されている。
【0068】前後・上下矯正部340は傾斜させて設置
したシュート341に通過確認センサ345、前後反転
装置350、通過確認センサ385、上下反転装置37
0とが直列に設けられており、前後反転装置350、上
下反転装置370は光センサ・アレイ285と接続され
ているプロセスコンピュータからの指令で駆動される。
【0069】通過確認センサ345はシュート341の
移送面に設けた細孔343の上下に発光ダイオード34
4とフォトトランジスタ346とを配置して構成されて
おり、部品Pの通過は細孔343を光路とした発光ダイ
オード344からフォトトランジスタ346に至る光が
遮断されることによって確認される。下流側の通過確認
センサ385も同様に構成されている。
【0070】前後反転装置350の詳細はその平面図で
ある図29、図29における[30]−[30]線方向
の断面図である図30を参照して、前後反転用のターン
テーブル351とストッパ361を主体として構成され
ている。ターンテーブル351は部品Pの長辺の長さよ
り僅か大の半径を有し、中央部にはシュート341の移
送路342と整合された移送路352が設けられてお
り、シュート341に設けた円形の貫通穴343内に回
動可能に取り付けられている。すなわち、ターンテーブ
ル351は底部においてベヤリング353に支承され、
一対のスペーサ354を介してシュート341に固定さ
れている空気圧駆動のロータリ・アクチュエータ355
の駆動軸356によりシュート341の移送面と同一面
内で、シュート341の移送路342とターンテーブル
351の移送路352とを整列させる角度180度の二
位置間を回動される。
【0071】ストッパ361はロッド形状としてエアシ
リンダ363のピストンロッド364の下端部に接合さ
れており、上下方向に駆動されてターンテーブル351
の移送路352を開閉する。ストッパ361の下端は下
降時にはターンテーブル351の中心部に形成させた孔
に遊合状に挿入されて1個の部品Pを移送路352内に
停止させる。なお、図示せずともエアシリンダ363は
ストッパ361のガイド板369と共にシュート341
に固定されている。また、ストッパ361の頭部がガイ
ド板369と当接する部分には衝撃緩和のためのゴムシ
ート362が貼着されている。
【0072】上流側の光センサ・アレイ285による反
射強度パターンから当該部品Pは前後を逆にする水平回
転によって救済可能と判定される場合には、プロセスコ
ンピュータはストッパ361を下降させて閉とし、通過
確認センサ345からの通過の信号を得て部品Pがター
ンテーブル351内に収容されたことを確認してからタ
ーンテーブル351を180度水平面内で回動させた
後、ストッパ361を上昇させることにより、例えば図
26のAの後向きの部品Pは正規の前向きの部品Pにな
る。
【0073】上下反転装置370の詳細は部分破断平面
図である図31、および図31における[32]−[3
2]線方向の断面図である図32に示されている。すな
わち、上限反転用のターンテーブル371とストッパ3
81を主体として構成されている。シュート341には
角筒形状をしたターンテーブル保持部材374が取り付
けられており、内部にターンテーブル371が回動可能
に保持されている。ターンテーブル保持部材374の側
壁にはシュート341の移送路342に整列させて出入
口374a、374bが形成されている。ターンテーブ
ル371は部品Pの長辺の長さより僅か大の半径を有
し、中央部にはシュート341の移送路342に整合さ
せた移送路372が設けられている。
【0074】ターンテーブル371の軸部はターンテー
ブル保持部材374に固定したベヤリング373を介し
て外部のロータリ・アクチュエータ375の駆動軸37
6と連結されており、シュート341の移送面とは垂直
な面内で、シュート341の移送路342とターンテー
ブル371の移送路372とを整列させる角度180度
の二位置間を回動される。なお、ロータリ・アクチュエ
ータ375は図示せずともシュート341に固定されて
いる。
【0075】ストッパ381はロッド形状をしており、
エアシリンダ383のピストンロッド384にナット3
82で結合されており、シュート341の側壁に取り付
けたガイド部材389に案内されてシュート341と直
交する水平方向に往復し、ターンテーブル371の移送
路372を開閉する。そして閉時にはストッパ381の
先端はターンテーブル371の中心部に形成された孔に
遊合状に挿入され、1個の部品Pを移送路372内に停
止させる。なお、図示せずともエアシリンダ383もシ
ュート341に固定されている。
【0076】そして、前後反転装置350と同様に、光
センサ・アレイ285からの反射強度パターンによって
当該部品Pは上下反転によって救済可能と判定される場
合、プロセスコンピュータはストッパ381を閉とし、
通過確認センサ385からの通過信号を得て部品Pがタ
ーンテーブル371内に収容されたことを確認してから
ターンテーブル371を180度回動させることにより
部品Pは上下反転される。当然のことながら、前後反転
と上下反転との両方を必要とする矯正もある。
【0077】以上のようにして、光センサ・アレイ28
5によって移送の向き、姿勢が正規でないと判定される
部品Lの中でも救済可能な向きと姿勢にあるものが、第
4実施例の部品整送装置においては前後・上下矯正部3
40によって正規の向きと姿勢に矯正されて排出され
る。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よる部品整送装置によれば、長辺の長さと短辺の長さと
の差が小さい平板状または直方体形状の部品について、
その移送方向を光センサによって確実に選別して部品を
整送し得る。
【0079】また、請求項2による部品整送装置によれ
ば、長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい平板状また
は直方体形状の部品について、移送方向の選別を空気流
と光センサとの手段で2重に行なうので、選別精度を低
下させることなく、選別能力を増大させ得る。
【0080】また、請求項5による部品整送装置によれ
ば、長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい平板状また
は直方体形状であって、移送方向に高さの異なる部品に
ついて、移送の方向と姿勢とを同時に検知して選別し、
移送の方向と姿勢が正規である部品のみを整送し得る。
【0081】また、請求項6による部品整送装置によれ
ば、移送の向きと姿勢が正規でない部品について前後と
上下の180度の回転、またはその何れか一方によって
矯正可能なものについて正規の移送の方向と姿勢にして
整送し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の選別対象である部品の選別整送時
における表裏と移送の向きを示す斜視図である。
【図2】図1の部品の地板側から見た平面図である。
【図3】第1実施例の部品整送装置の部分破断側面図で
ある。
【図4】同装置の平面図である。
【図5】第2ワイパと第2切り欠き部分の斜視図であ
る。
【図6】表裏矯正部の拡大平面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向の断面図で
あり、Aは裏向きの部品の場合、Bは表向きの部品の場
合を示す。
【図8】表裏選別部の拡大平面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】移送方向選別部の拡大平面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向の
断面図である。
【図12】移送方向選別部の斜視図である。
【図13】図10における[13]−[13]線方向の
断面図であり、Aは長辺を移送方向に向けた部品の場
合、Bは短辺を移送方向に向けた部品の場合を示す。
【図14】図10における[14]−[14]線方向の
断面図であり、Aは長辺を移送方向に向けた部品の場
合、Bは短辺を移送方向に向けた部品の場合を示す。
【図15】図10における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【図16】移送方向選別部と反転シュートと振動トラフ
との接続を示す部分破断側面図である。
【図17】図16における[17]−[17]線方向の
断面図である。
【図18】光センサの第1変形例を示す断面図であり、
Aは長辺を移送方向に向けた部品の場合、Bは短辺を移
送方向に向けた部品の場合を示す。
【図19】光センサの第2変形例を示す断面図であり、
Aは長辺を移送方向に向けた部品の場合、Bは短辺を移
送方向に向けた部品の場合を示す。
【図20】第2実施例の部品整送装置の平面図である。
【図21】図20における[21]−[21]線方向の
断面図であり、Aは長辺を移送方向に向けた部品の場
合、Bは短辺を移送方向に向けた部品の場合を示す。
【図22】第3実施例で整送し得る部品例を示す斜視図
である。
【図23】第3実施例の移送の方向と姿勢とを検知する
光センサ・アレイ部分の断面図である。
【図24】同光センサ・アレイ部分の側面図である。
【図25】同平面図である。
【図26】図24と同様な側面図であり、A、B、Cは
それぞれ、移送の向きと姿勢が異なる部品を示す。
【図27】第4実施例で使用される前後・上下矯正部の
部分破断平面図である。
【図28】同矯正部の部分破断側面図である。
【図29】前後反転装置の平面図である。
【図30】図29における[30]−[30]線方向の
断面図である。
【図31】上下反転装置の破断平面図である。
【図32】図31の[32]−[32]線方向の断面図
である。
【図33】従来例の光センサによる移送方向検知の模式
図である。
【符号の説明】
1 第1実施例の部品整送装置 2 第2実施例の部品整送装置 10 捩り振動パーツフィーダ 11 駆動部 21 ボウル 24 トラック 30 単層・単列化部 34 第1切り欠き 35 第1ワイパ 36 第2ワイパ 39 第2切り欠き 40 表裏矯正部 41 トラックブロック 53 光センサ 54 Vトラック 55 黒色樹脂 56 空気噴出孔 57 第3ワイパ 60 表裏選別部 61 トラックブロック 73 光センサ 74 選別トラック 76 空気噴出孔 77 ワイパ部材 80 移送方向選別部 81 トラックブロック 82 ガイドブロック 83 抑えブロック 85 光センサ 86 細孔 88 空気噴出孔 90 反転シュート 91 外板 92 円板 94 反転路 100 直線振動パーツフィーダ 111 駆動部 121 振動トラフ 285 光センサ・アレイ 288 空気噴出孔 340 前後・上下矯正部 341 シュート 342 移送路 350 前後反転装置 351 ターンテーブル 361 ストッパ 370 上下反転装置 371 ターンテーブル 381 ストッパ L 部品 P 部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−201111(JP,A) 特開 昭60−29606(JP,A) 特開 昭57−209114(JP,A) 特開 平4−235821(JP,A) 実開 昭52−123976(JP,U) 実開 昭60−100080(JP,U) 特公 昭59−41885(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/00 - 47/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい
    平板状または直方体形状の部品を単列、単層で移送する
    振動パーツフィーダのトラックに、前記長辺を移送方向
    に向けた部品と前記短辺を移送方向に向けた部品とを選
    別するための移送方向選別機構が設けられた部品整送装
    置において、前記移送方向選別機構が、前記長辺を移送
    方向に向けた部品は底面に接して移送され、前記短辺を
    移送方向に向けた部品は一方の短辺側を前記底面に接し
    他方の短辺側を低い側壁に乗り上げて移送される選別ト
    ラックと、前記選別トラックを挟んで発光素子から受光
    素子へ照射される光線が前記長辺を移送方向に向けた部
    品では遮断されないが、前記低い側壁に片方の短辺側を
    乗り上げて移送される前記短辺を移送方向に向けた部品
    によって遮断されるように設置された光線遮断型の光セ
    ンサとの組み合わせ、または前記長辺を移送方向に向け
    た部品は底面に接して移送され、前記短辺を移送方向に
    向けた部品は一方の短辺側を前記底面に接し他方の短辺
    側を低い側壁に乗り上げて移送される選別トラックと、
    前記低い側壁に片方の短辺側を乗り上げて移送される前
    記短辺を移送方向に向けた部品によって照射光が反射さ
    れ受光される反射強度が前記選別トラックの底面に接し
    て移送される前記長辺を移送方向に向けた部品からの反
    射強度よりも大であるように前記選別トラックの直上方
    に設置された反射強度測定型の光センサとの組み合わ
    せ、または平板トラックと該平板トラックの周壁内面に
    接して移送される前記長辺を移送方向に向けた部品によ
    っては隠蔽されず、前記短辺を移送方向に向けた部品に
    よって隠蔽される前記平板トラックの部分に照射点を持
    ち、前記照射点上にある前記短辺を移送方向に向けた部
    品からの反射強度が前記平板トラック上の照射点からの
    反射強度より大であるように前記平板トラックの直上方
    に設置された反射強度測定型の光センサとの組み合わ
    せ、及び前記何れかの光センサが前記短辺を移送方向に
    向けた部品を検知した場合に、これに対して瞬時的に空
    気を噴出させる空気噴出源とからなる第1移送方向選別
    機構であり、前記長辺を移送方向に向けた部品はそのま
    ま通過して前記選別トラックまたは前記平板トラックを
    下流側へ移送され、前記短辺を移送方向に向けた部品は
    前記何れかの光センサによって検知され前記空気噴出源
    から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされて排
    除されることを特徴とする部品整送装置。
  2. 【請求項2】 前記長辺を移送方向に向けた部品は底面
    に接して移送され、前記短辺を移送方向に向けた部品は
    一方の短辺側を前記底面に接し他方の短辺側を低い側壁
    に乗り上げて移送される選別トラックと、該選別トラッ
    クを横切って前記低い側壁側へ向かい、前記選別トラッ
    クを移送される前記部品の表面に接するようにほぼ水平
    に空気が常時噴出される空気噴出源とからなり、前記長
    辺を移送方向に向けた部品は前記選別トラックをそのま
    ま通過するが、前記短辺を移送方向に向けた部品は前記
    空気噴出源から常時噴出されている空気によって吹き飛
    ばされて排除される第2移送方向選別機構が前記第1移
    送方向選別機構の上流側または下流側に隣設して設置さ
    れている請求項1に記載の部品整送装置。
  3. 【請求項3】 前記部品が表裏を有しており、表裏不定
    のまま単層、単列で表裏選別トラックを移送される前記
    部品の表裏の色の差異を検知する表裏選別用光センサ
    と、該表裏選別用光センサが裏向きの前記部品を検知し
    た場合に空気を噴出する表裏選別用空気噴出源とからな
    る表裏選別機構が前記第1および第2の何れの移送方向
    選別機構よりも上流側に設けられており、前記裏向きの
    部品は前記表裏選別用光センサによって検知され、前記
    表裏選別用空気噴出源からの噴出空気によって前記表裏
    選別トラックから吹き飛ばされて排除され、表向きの前
    記部品のみが前記第1または第1と第2との移送方向選
    別機構へ移送される請求項1または請求項2に記載の部
    品選別整送装置。
  4. 【請求項4】 前記部品が表裏を有しており、表裏不定
    のまま単層、単列で前記部品が断面V字形状の一方の斜
    面に傾倒して移送される矯正用Vトラックと、該矯正用
    Vトラックを移送される前記部品の表裏の色の差異を検
    知する表裏矯正用光センサと、該表裏矯正用光センサが
    裏向きの前記部品を検知した場合に空気を噴出する表裏
    矯正用空気噴出源とからなる表裏矯正機構が前記第1お
    よび第2の何れの移送方向選別機構よりも上流側、又は
    前記表裏選別機構の上流側に設けられており、前記裏向
    きの部品が前記表裏矯正用光センサによって検知され、
    前記表裏矯正用空気噴出源からの噴出空気によって前記
    矯正用Vトラックの断面V字形状の他方の斜面へ反転さ
    れ表向きに矯正されて前記第1または第1と第2との移
    送方向選別機構又は前記表裏選別機構へ移送される請求
    項1から請求項3までの何れかに記載の部品選別整送装
    置。
  5. 【請求項5】 長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい
    平板状または直方体形状であって移送方向に異なった高
    さを有する部品を単列、単数で移送する振動パーツフィ
    ーダのトラックに、前記部品の移送の向きと姿勢とを選
    別するため移送方向・姿勢選別機構が設けられた部品整
    送装置において、前記移送方向・姿勢選別機構が平板ト
    ラックと、該平板トラックの周壁内面に接して移送され
    る前記部品の直上方に反射強度測定型の複数の光センサ
    を下向きに移送方向に一列に前記部品の長辺と同等また
    はそれ以上の長さに並べて形成され、前記各光センサの
    発光素子からの照射光が前記部品の移送方向に高さの異
    なる各部で反射され前記受光素子で受光される各反射強
    度の大小を集めて反射強度パターンとして観測し、かつ
    所定の移送の向きと姿勢の前記部品による基準反射強度
    パターンを記憶する光センサ・アレイと、前記光センサ
    ・アレイによる反射強度パターンが前記基準反射強度パ
    ターンと一致しない前記部品が検知された場合に、これ
    に対して瞬時的に空気を噴出する空気噴出源とからな
    り、前記光センサ・アレイによって観測される反射強度
    パターンが前記基準反射強度パターンと一致する前記部
    品はそのまま前記トラックを下流側へ移送され、前記基
    反射強度パターンと一致しない前記部品は前記空気噴出
    源から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされて
    排除されることを特徴とする部品整送装置。
  6. 【請求項6】 前記移送方向・姿勢選別機構の下流側に
    接続された前記部品を単列、単層で移送するトラックま
    たはシュートに、その移送面と同一の面内で1個の前記
    部品を保持し180度回動して移送の向きを逆にする前
    後反転用ターンテーブルと、前記移送面と垂直な面内で
    1個の前記部品を保持し180度回動して移送の姿勢を
    反転させる上下反転用ターンテーブルと、前記各ターン
    テーブルに付属し連動して該ターンテーブル内に1個の
    前記部品を停止させ解放するストッパとからなる矯正機
    構が設けられており、前記光センサ・アレイによる反射
    強度パターンから所定の移送の向きと姿勢に矯正可能と
    判定される前記部品は排除されることなく下流側へ移送
    され、前記判定に基づいて前記ストッパと共に駆動され
    る前記前後反転用ターンテーブルと前記上下反転用ター
    ンテーブルとの両者、またはそれらの何れか一方におい
    て回転されて所定の移送の向きと姿勢に矯正されて移送
    される請求項5に記載の部品整送装置。
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