JP4441954B2 - 部品整列装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品の整列装置に関するものであり、更に詳しくは、落下衝撃に弱い部品について、移送の向きが正規な部品を選別して整列させ、移送の向きが正規でない部品を排除する場合に、これを破損させることなく排除することができ、かつ選別精度の高い選別を行い得る整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は整列させる対象部品の一例である電子部品Qの斜視図である。電子部品Q(以降、部品Qと略す)の形状は、長さL=9.5mm、幅W=7.44mm、厚さT=3.8mmの直方体形状であり、長さLと幅Wとの差が小さく、かつ銅メッキされており、落下衝撃に弱い。そして、部品Qは図1のAにおいて矢印で示すように、横臥した姿勢で長さLの方向を移送の向きとして移送することが要請されており、図1のBで示す向きの部品Qは排除されなければならない。なお、側面または端面に立つ姿勢の部品Qも、勿論、排除される。従来、このような直方体形状の部品Qの移送の向きを選別し、向きを整えて移送するには以下の従来例に示すような方法が採用されている。
【0003】
(従来例1) 図15は振動パーツフィーダによる部品整列装置の部品Rを整列させて移送するボウル121における選別部の断面図である。なお、部品Rは幅に比較して比較的大きい長さを有している直方体形状のものである。ボウル121内にスパイラル状に形成されたトラック124を、部品Rは周壁123に接触して移送されるが、トラック124の途中において内周側から切欠き溝125を設けて、トラック124の幅が部分的に狭められており、長さ方向に移送される部品Rはそのまま通過し得るが、幅方向に移送される一点鎖線の部品R’は重心がトラック124の狭幅部分から外れることから、二点鎖線で示すように落下して排除されるようにしたものである。
【0004】
(従来例2) 図16は従来例1と同様な振動パーツフィーダによる部品整列装置のボウル131における選別部の断面図である。ボウル131内にスパイラル状に形成された狭幅のトラック134を部品Rは周壁133に傾倒して移送されるが、トラック134の途中において周壁133の所定の高さ位置に空気が常時噴出される空気噴出孔136を設け、長さ方向を移送方向とし空気噴出孔136よりも下方を通過する部品Rはそのまま移送されるが、長さ方向を立てて幅方向に移送されている一点鎖線の部品R’は噴出する空気によって二点鎖線で示すように吹き飛ばされて排除されるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1および従来例2による選別方法では、落下した部品Rが落下した箇所で立ち姿勢となることも考慮してトラック124、134から落下箇所までの落差を大きくすることが必要であり、落下衝撃に弱い部品Qについて、その移送の向きを選別して整列させるには適していない。また、選別するための切欠き溝125によるトラック124の狭幅部分ないしは周壁133に設けられた所定の高さ位置の空気噴出孔136は、部品Rのように長さと幅との差が比較的大きい場合には選別精度は高いが、図1に示した部品Qのように長さLと幅Wとの差が小さい場合には、選別精度が大幅に低下するという問題もある。
【0006】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、落下衝撃に弱い部品について、移送の向きを選別しての整列が可能であり、更には長さと幅との差が小さい部品についても精度の高い選別が可能な部品整列装置を提供することを課題とする。
【0007】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、請求項1の部品整列装置は、長さと幅とが異なる部品について、その移送の向きを選別して整列させるための振動フィーダからなる部品整列装置において、部品の選別部が、下流側へ順に少なくとも、部品の移送方向に対する一方の側方へ向かって下向き傾斜の平面状の広幅トラックと傾斜の下端にほぼ直角に設けられた側壁とからなり、広幅トラック上で部品を単層、単列とする機構を備えた単層・単列化部と側壁に連なる第1主側壁を有し、第1主側壁の下端から他方の側方へ向かって下向き傾斜で部品の幅より広く部品の長さより狭い幅の帯状部からなる第1選別移送路と、第1選別移送路の傾斜の下端にほぼ直角に設けられ上端部が該第1選別移送路とほぼ同一の傾斜を有し第1主側壁の下端より高い位置にある第1副側壁とからなる第1選別部と、第1主側壁に連なる第2主側壁と、第1選別移送路に連なり第1選別移送路と同じ側方へ向かって下向き傾斜を有する第2選別移送路と、該第2選別移送路の傾斜の下端にほぼ直角に設けられ上端部が該第2選別移送路とほぼ同一の傾斜を有し第2主側壁の下端より低い位置にある第2副側壁とからなる第2選別部と、部品が、第2副側壁の上端部に該部品の一面の一部が接触しながら下方にずり落ちる際に、該部品の一面の他部が接触する端部を有する切下げ面とから構成されており、かつ、選別部から排除される部品の落差が好ましくは部品の厚さの2〜3倍程度またはそれ以下とされている装置である。このような部品整列装置は、部品に落差を与えることなく部品を移送の向きによって選別し、向きが正規でない部品も小さい落差をずり落として排除するので、部品は落下衝撃による損傷を受けない。また、部品を単層、単列化させて、長さ方向を移送方向に向けている部品は入り込み、幅方向を移送方向に向けている部品は入り込めない幅の選別移送路によって部品の向きを選別するので、長さと幅との差が小さい部品についても精度高く選別し整列させることができる。
【0008】
請求項1に従属する請求項2の部品整列装置は、第1選別部とほぼ同様に構成され、広幅トラックの傾斜と第1選別移送路の傾斜との中間の傾斜の選別移送路を有する選別部が、単層・単列化部と第1選別部との間に設けられている
ものである。このような部品整列装置は、広幅トラックの傾斜と第1選別移送路の傾斜との間に大きい角度差がある場合に、単層・単列化部と第1選別部との間における部品の移行を円滑化させる。
請求項1に従属する請求項3の部品整列装置は、広幅トラックの上流側に、断面が上に開いた台形溝が形成されており、台形溝の底面部分が部品の幅より僅かに広い幅とされている装置である。このような部品整列装置は、台形溝の傾斜面によって立ち姿勢で移送されてくる部品は転倒して横臥姿勢となるほか、幅方向を移送方向に向けている部品は向きを変えられ、部品中における長さ方向を移送方向に向けている部品の割合を予備的に増大させる。
【0009】
請求項1に従属する請求項4の部品整列装置は、第2副側壁からずり落ちる部品を後押しする空気の噴出源が設けられている装置である。このような部品整列装置は、排除すべき部品を円滑に落下させて排除し、部品の整列を効率的に進行させる。
【0010】
請求項1に従属する請求項5の部品整列装置は、長さLと幅Wとの寸法比(L/W)が1.1以上で2.0以下の範囲内にある部品を整送する装置である。このような部品整列装置は、長さ方向を移送方向に向けている部品は入り込み、幅方向を移送方向に向けている部品は入り込めない溝によって部品の向きを選別するので、上記のように長さを幅との差が小さい部品について精度の高い選別を可能にする。
請求項1に従属する請求項6の部品整列装置は、直方体形状の部品を整列させる装置である。このような部品整列装置は、部品が接触して移送される単層・単列化部の側壁に続く第1選別部の第1主側壁、またはそれらの中間に設ける選別部の主側壁からの寸法によって部品の向きを選別するので、側壁によって位置決めされ易い直方体形状の部品を高精度で選別し整列させる。
請求項1に従属する請求項7の部品整列装置は、振動フィーダーとして捩り振動フィーダーが使用されており、そのボウル内のスパイラル状トラック続いて選別部が同心円上に設けれているものである。このような部品整列装置はコンパクトに構成され、小さい占有面積の中で効率よく部品を整列させる。
請求項7に従属する請求項8の部品整列装置は、第2副側壁の内周側の直下にスパイラル状トラックが形成されている装置である。このような部品整列装置は排除される部品の落差が小さくなるほか、スパイラル状トラックへの落下後、直ぐに選別部へ戻されるので、部品の選別、整列を効率的に進行させる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の部品整列装置は上述したような解決手段を具備するものであるが、以下、本発明の部品整列装置を実施例によって図面を参照し具体的に説明する。
【0012】
(実施例) 図2は実施例の部品整列装置1の部分破断側面図であり、図3はその平面図である。部品整列装置1は部品Qを収容し移送するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆動部11においては、図2に示すように、ボウル21の底板と一体的に接合された可動ブロック12が等角度間隔に配置された傾斜板バネ13によって下方の固定ブロック14と連結されている。そして、固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12の下面側に取り付けられた可動コア12cと僅かの間隙をあけて対向するように固定されている。また、駆動部11は周囲を防音カバー17で覆われており、防振ゴム18を介して床面に設置されている。そして、コイル15に交流が通電されると、電磁石16は可動コア12cを交番的に吸引することにより、ボウル21に反時計回りの捩り振動を与える。
【0013】
ボウル21においては、図3に示すように、底面22に部品Qが多数に収容されており(図では簡明化のために省略して示している)、底面22の周辺部に起点24sを有し、横臥した姿勢の部品Qを単列で移送する幅とされたトラック24がボウル21の周壁23に沿ってスパイラル状に上昇して設けられてられている。そして、トラック24の途中の直上には、ボウル21の外周側からトラック24に斜交してワイパー25が取り付けられている。また、ワイパー25の先端部の下方に位置してトラック24の内周側に切欠き溝26が形成されいる。すなわち、図3における[4]−[4]線方向の断面図である図4も参照して、ワイパー25はボウル21の周縁部の切欠き部27の一面にボルト25bで根元部を固定して取り付けられており、ワイパー25の下端縁とトラック24の移送面との間は横臥した姿勢の部品Qが単層でのみ通過し得る間隙とされている。そして、ワイパー25に衝突する部品Qはワイパー25に沿って移送され、切欠き溝26を経由してボウル21の底面22へ落下する。この場合も含めて、以降の選別過程で排除される部品Qの落差は部品Qの厚さの2〜3倍程度またはそれ以下としている。しかし、一般に部品が耐え得る落差は部品の種類によって異なり、一概には規定し得ない。
【0014】
ワイパー25の下流側には早出しゲート31が取り付けられている。図3における[5]−[5]線方向の断面図である図5も参照して、ボウル21の周縁部を切り欠いて排出路33が形成され、その上流側にボルト34bによって固定されて排出路33の上方へ延びる取付け部材34の上下方向の長穴34hを挿通する摘み付きボルト35によって早出しゲート31が取り付けられている。すなわち、摘み付きボルト35を緩めて早出しゲート31を上方へ移動させることにより、トラック24を移送されてくる部品Qは早出しゲート31の下方を通過し排出路33を経て取り出される。早出しゲート31は作業中断時、品種切り替え時等に、ボウル21の底面22に残る部品Qを系外へ取り出すためのものであり、定常時には使用されない。なお、早出しゲート31の下端の切欠き32は、早出しゲート31の開閉とは無関係に、部品Qに同伴されてくる小片異物等の排出口となるものである。
【0015】
早出しゲート31の下流側には、トラック24に接続して断面形状が上に開いた台形の台形溝41が形成されている。図3における[6]−[6]線方向の断面図である図6、および、台形溝41部分の拡大平面図である図7を参照して、台形溝41はその底面42の下流端を除く周囲に傾斜面43を有し、底面44の幅は部品Qの幅Wより僅かに大とされている。従って、長さ方向を移送方向としてる部品Qは底面44を移送されるが、図7に示すように、長さ方向が移送方向でない一点鎖線で示す部品Q1 は両側の傾斜面43に接触する部分が振動を受けて移送される間に傾斜面43に沿って下方へ導かれ、二点鎖線で示す部品Q2 のように移送の向きが変えられる。従って、台形溝41を通過する間に、部品Qの中で長さ方向を移送方向とするものの割合が増大される。また、上流側のトラック24から部品Qが端面または側面に立って移送されてくる場合、部品Qは傾斜面43において転倒し、横臥した姿勢となって移送されるようになる。
【0016】
なお、台形溝41を設けた部分には光ファイバーによる部品検知センサー45が設置されている。図7にも部品検知センサー45が部分破断されて示されているが、図3における[8]−[8]線方向の断面図である図8を参照して、ボウル21の周縁部に固定した支柱48にサポート47がボウル21の径方向の長穴47hを挿通するボルト47bによって固定され、サポート47の先端部に部品検知センサー45が上下位置を調整可能にネジ止めされている。部品検知センサー45のレンズ46を経由する光が部品Qに照射され、部品Qの反射率で反射された反射光がレンズ46を経由して部品検知センサー45に戻るが、部品Qの反射率とボウル21の底面22の反射率とが異なることにより部品Qの存在状態が検知される。そして部品Qの欠乏が検知される場合には、図示しないホッパーからボウル21内へ部品Qが補充されるようになっている。
【0017】
台形溝41の下流端には部品Qの単層・単列化部51が接続されている。すなわち、図3、および図3における[9]−[9]線方向の断面図である図9を参照して、単層・単列化部51においては、ボウル21の周縁部の面を低くした切下げ面28に下方からのボルト50bによってトラックブロック50が固定されており、そのトラックブロック50にボウル21の径外方へ向かって下向きの傾斜角度10度の広幅トラック54と、その広幅トラック54の傾斜の下端に直角な周壁53とが形成されており、部品Qは周壁53に接して移送される。なお、図3にも示すように、台形溝41から移送されてくる部品Qに対して周壁53の上流端が障害とならないように、周壁53の上流端部が部分的に斜面53eを形成して削られている。
【0018】
そして、広幅トラック54の途中の直上には、ボウル21の外周側から広幅トラック54と斜交してワイパー55が取り付けられており、広幅トラック54の内周側にはボウル21内へ向かって下向きの傾斜面57が設けられている。すなわち、図3における[10]−[10]線方向の断面図である図10を参照して、トラックブロック50の周壁53の頂部にボルト56bで固定した取付け部材56に対してワイパー55がボルト55bで取り付けられている。ワイパー55の下端縁と広幅トラック54の移送面との間隙は横臥した姿勢の部品Qが単層でのみ通過し得る間隔とされており、重なって上層にある部品Qはワイパー55に衝突した後、ワイパー55に沿って広幅トラック54の内周側へ導かれ、傾斜面57を滑落して排除されるようになっている。また、広幅トラック54は内周側の傾斜面57によって形成された狭幅部分において部品Qが単列でのみ通過し得るようになっている。
【0019】
単層・単列化部51の下流側には一次選別部61が接続されている。図3における[11]−[11]線方向の断面図である図11を参照して、ボウル21の周縁部の面を更に低くした切下げ面29上に下方からのボルト60bで固定されたトラックブロック60に、請求項2の選別部に相当する一次選別部61が形成されている。トラックブロック60には、上流側の周壁53の下端と整合する位置にある外周側壁63の下端からボウル21の径内方へ向かって下向きの傾斜角度5度として、部品Qの幅Wよりは広く部品Qの長さLよりは狭い幅とした帯状の選別移送路64が形成されており、傾斜の下端には内周側壁65が直角に設けられ、その上端面は上流側の広幅トラック54の傾斜と同一の傾斜角とされている。従って、長さ方向を移送の向きとする部品Qは、図11のAに示すように、選別移送路64内を移送され、幅方向を移送の向きとする部品Q’は、図11のBに示すように、外周側の端部の下側の稜線Rを外周側壁63の下端に接し、内周側の端部は内周側壁65の上端面に乗せて、選別移送路64を跨ぐ姿勢となって移送される。
【0020】
一次選別部61の下流側には請求項1の第1選別部に相当する二次選別部71が接続されている。図3における[12]−[12]線方向の断面図である図12を参照し、ボウル21の周縁部の切下げ面29上に下方からのボルト70bで固定されたトラックブロック70に二次選別部71が形成されている。二次選別部71の垂直な外周側壁73の下端は上流側の外周側壁63の下端と整合する位置にあり、上流側の選別移送路64と同様、部品Qの幅Wよりは広く部品Qの長さLよりは狭い幅の選別移送路74が外周側壁73の下端からボウル21の径内方へ向かって下向きの傾斜角度20度で形成されており、その傾斜の下端に直角に内周側壁75が形成されている。なお、外周側壁73を垂直にしているのは選別移送路74の傾斜角度を大にしたことにより内周側壁75の上端部がボウル21内の方へ若干シフトしたことを補償するためである。このような補償は、部品の長さが幅に比較して若干大きい場合や、選別移送路の傾斜角度が浅い場合には、勿論、必要としない。上記のような二次選別部71において、長さ方向を移送の向きとする部品Qは、図12のAに示すように、選別移送路74を内周側壁75に接して移送され、幅方向を移送の向きとする部品Q’は、図12のBに示すように、外周側の端部を外周側壁73と選別移送路74とに接し、内周側の端部は内周側壁75の上端部に乗せて、選別移送路74を跨ぐ姿勢で移送される。
【0021】
二次選別部71には請求項1の第2選別部に相当する三次選別部81が接続されている。図3における[13]−[13]線方向の断面図である図13に示すように、ボウル21の周縁部の切下げ面29に固定されたトラックブロック80に三次選別部81が形成されている。トラックブロック80には上流側の選別移送路74に接続して同様な断面形状の選別移送路84が形成されており、選別移送路84の内周側には、上端部の高さを外周側壁83の下端より低いレベルまで下げた低内周側壁85が設けられ、上流側の内周側壁75に続く位置に設けられている。従って、長さ方向を移送方向に向けている部品Qは、図13のAに示すように、選別移送路84内を移送されるが、幅方向を移送方向に向けている部品Q’は、図13のBに示すように、低内周側壁85上からその内周側へずり落ち、一点鎖線、二点鎖線で示すように、ボウル21の周縁部の切下げ面29を経て一周下方のトラック24へ落下することにより排除される。この時、図13に示すように、部品Q’がずり落ちる箇所のボウル21内には上昇過程にあるトラック24を設けて部品Q’の受ける落下衝撃を小さくしている。
【0022】
そして、図13に示すように、ボウル21の周縁部の下面に圧縮空気配管89の継手88が挿入螺着されており、トラックブロック80に設けた連通孔87から外周側壁83の所定の高さ位置に開口する水平方向の空気噴出孔86から空気が常時噴出されている。図13のAに示すように、長さ方向を移送方向に向けて選別移送路84を移送される部品Qは噴出される空気を浴びても、低内周側壁85によって受け止められて選別移送路84から外れることはない。他方、図13のBに示すように、幅方向を移送方向に向けており、低内周側壁85をずり落ちる部品Q’は、噴出される空気によって後押しされて一層円滑に排除される。なお、同様な空気噴出孔は三次選別部81の上流部と下流部に設けられており、それら二箇所の位置は図3において空気噴出孔86A、86Bとして示した。なお、これらの噴出空気は後押しのためのものであり、従来例2のように部品を吹き飛ばすものではないので、噴出箇所へ順次送り込まれてくる部品Qに対して噴出空気が障害物的に作用することはなく、部品Qの排除は極めて円滑に行われる。
【0023】
三次選別部81の下流側には排出部91が接続されている。すなわち、図3における[14]−[14]線方向の断面図である図14を参照して、ボウル21の周縁の切下げ面29にネジ90bで固定されたトラックブロック90に移送面を水平とした排出トラック94が溝状に形成されている。なお、図13に示したボウル21の径内方へ向かって下向きに20度の傾斜となっている上流側の選別移送路84は、図示せずとも、下流部において選別移送路84の移送面が捻られて水平面とされて排出トラック94に続いている。排出トラック94は部品Qの幅Wよりは広く部品Qの長さLよりは狭い幅とされている。更には、トラックブロック90の外周部にローレット付きの摘みネジ96で固定された取付け部材97に対してネジ98bによって抑えプレート98が取り付けられており、その下端面は排出トラック94を横臥した姿勢て長さ方向を移送方向に向けた部品Qが単層でのみ通過し得る高さとされている。
【0024】
実施例の形態の部品整列装置1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、図2、図3において、ボウル21内には多数の部品Qが収容され、駆動部11のコイル15には交流が通電されてボウル21に反時計方向の捩り振動が与えられており、また圧縮空気配管89からの空気が2か所の空気噴出孔86から常時噴出され部品検知センサー45も作動状態にあるものとする。
【0025】
図3を参照して、ボウル21内の部品Qは捩り振動を受けて底面22を周辺部へ移動されると共に矢印mで示す方向へ移送され、起点24sからスパイラル状に形成されているトラック24に乗る。トラック24は横臥した姿勢の部品Qが単列で移送される幅とされているが、この時点において、移送される部品Qは横臥した姿勢で長さ方向を移送方向に向けているもの、幅方向を移送方向に向けているもののほか、側面や端面に立つ姿勢のもの、ないしは多層に積み重なりっているものが存在する。
【0026】
部品Qはトラック24を移送されてワイパー25に到達するが、図4に示すように、トラック24の移送面とワイパー25の下端縁との間は横臥した姿勢の部品Qが単層でのみ通過し得る間隔とされているので、単層の横臥した姿勢で長さ方向を移送方向に向けている部品Q、同じく幅方向を移送方向に向けている部品Qはそのままワイパー25の下を通過して下流側へ移送される。部品Qが重なっている場合には、最下層の部品Qはワイパー25の下を通過するが上層の部品Qはワイパー25に衝突して崩されて単層化されるか、衝突した後、ワイパー25に沿って移送され、切欠き溝27を経てボウル21の底面22へ落下し排除される。すなわち、落下する部品Qも切欠き溝27によって落下衝撃を弱められて排除される。そのほか、側面や端面に立って移送されてくる部品Qもワイパー25に衝突した後、横臥した姿勢とされるか、または立ち姿勢のままワイパー25に沿って移送されて上述の上層の部品Qと同様に排除される。
【0027】
ワイパー25の下を過した部品Qはそのままトラック24を移送され早出しゲート31に至るが、定常的な作業では部品Qは早出しゲート31に接してそのまま通過し、小片異物が共存する場合には、小片異物のみが早出しゲート31の下端の切欠き32を経て排出路33へ排除される。
【0028】
早出しゲート31を通過した部品Qは続く台形溝41に至り、図6、図7に示すように、トラック24から台形溝41内へ入り込む。長さ方向を移送方向に向けている部品Qはそのまま台形溝41の底面44上を移送される。 底面44の周囲に段差としての傾斜面43が存在することから、立ち姿勢の部品Qがある場合にはこれらは傾斜面43で転倒して横臥姿勢とされる。また、図7に示すように、長さ方向が移送方向を向いていない一点鎖線で示す部品Q1 は四隅部の何れかが傾斜面43上にあり、重力下に振動されて傾斜面43を下方へ移動されることから二点鎖線で示す部品Q2 のように移送の向きを変える。従って、台形溝41の下流端部においては部品Qの中で長さ方向を移送方向に向けた部品Qの割合が増大される。
【0029】
台形溝41を通過した部品Qは若干の段差を落下して下流側の単層・単列化部51へ移行される。すなわち、図9に示すように、部品Qは単層・単列化部51をその周壁53に接して広幅トラック54を移送され、図3に示すように、広幅トラック54の途中に設けられているワイパー55に至る。図10に示すように、ワイパー55の下端縁と広幅トラック54の移送面との間は横臥した姿勢の部品Qが単層でのみ通過し得る間隔とされているので、単層の横臥した姿勢で長さ方向を移送方向に向けている部品Q、同じく幅方向を移送方向に向けている部品Qはそのままワイパー55の下を通過して下流側へ移送される。部品Qが重なっている場合には、最下層の部品Qはワイパー55の下を通過するが上層の部品Qはワイパー55に衝突して崩されて単層化されるか、衝突した後、ワイパー55に沿って移送され、傾斜面57を滑落してボウル21の周縁部の切下げ面28を経由しボウル21内へ落下して排除される。すなわち、落下する部品Qは切下げ面28を経由することにより落下衝撃を弱められて排除される。そのほか、側面や端面に立って移送されてくる部品Qが存在する場合、これらもワイパー55に衝突した後、横臥した姿勢とされるか、または立ち姿勢のままワイパー55に沿って移送され、上層の部品Qと同様に排除される。そして、広幅トラック54において傾斜面57で幅の狭められた狭幅部分では部品Qが単列でのみ移送され、内周側で多列になっている部品Qは傾斜面57を滑落して排除される。すなわち、単層・単列化部51を通過した部品Qは横臥した姿勢で単層、単列となっている。
【0030】
単層・単列化部51を通過した部品Qは続く一次選別部61へ移送される。図11に示すように、選別移送路64は上流側の周壁53の下端と整合した位置にある外周側壁63の下端からボウル21の径内方へ向かって下向きの傾斜角度5度として、部品Qの幅Wよりは広く部品Qの長さLよりは狭い幅に形成されているので、長さ方向を移送方向に向けている部品Qは、図11のAに示すように、選別移送路64内を内周側壁65に接して移送され、幅方向を移送方向に向けている部品Q’は、図11のBに示すように、外周側の端部の下側の稜線Rを外周側壁63の下端に接し、内周側の端部は内周側壁65の上端面に乗せて選別移送路64を跨ぐ姿勢で移送される。すなわち、移送の向きの異なる部品Qは異なった姿勢となって移送されるようになる。
【0031】
一次選別部61を通過した部品Qはこれに接続された図12に示す二次選別部71を移送される。すなわち、長さ方向を移送方向とする部品Qは、図12のAに示すように、二次選別部71において径内方へ向かって下向きの傾斜角度20度の選別移送路74を移送され、幅方向を移送方向とする部品Q’は、図12のBに示すように、外周側の端部を外周側壁73と選別移送路74とに接触させ、内周側の端部を内周側壁75に乗せて移送される。この時、部品Qの内周側の端部は外周側壁の下端より高い位置にあるので部品Qは内周側へ落下することなく安定に移送される。
【0032】
二次選別部71を通過した部品Qはこれに接続された図13の三次選別部81を移送される。すなわち、長さ方向を移送方向とする部品Qは、図13のAに示すように、上流側の選別移送路74と整合して設けられた選別移送路84を移送される。また、幅方向を移送方向とする部品Qは、図13のBに示すように、外周側壁83の下端より低いレベルとされた低内周側壁85の上端部からずり落ち、ボウル21の周縁部の切下げ面29を経由して一周下方のトラック24へ落下することにより、落下衝撃を弱めて排除される。また、三次選別部81では図3において空気噴出孔86A、86Bとして示した二箇所において空気がほぼ水平方向に噴出されている。この空気噴出箇所において、図13のAに示すように、長さ方向を移送方向とする部品Qは、噴出空気を浴びても低内周側壁85によって係止されるので、選別移送路84から逸脱することはなく移送される。一方、幅方向を移送方向とする部品Q’は、図13のBに示すように、低内周側壁85からずり落ちる過程において、噴出される空気によって後押しされるので、部品Qの排除は極めて円滑に進行する。このようにして、横臥した姿勢で単層、単列化され長さ方向を移送方向に向けた部品Qは下流側へ移送され、下流部で捻られて水平面とされた選別移送路84によって下流側の排出部91へ送り込まれる。
【0033】
三次選別部81を通過した部品Qはそのまま図14に示す排出路91内へ送り込まれる。排出路91においては、排出トラック94の幅が部品Qの幅Wよりは広く部品Qの長さLよりは狭い幅とされているほか、上方から垂下される抑えプレート98の下端面と排出トラック94の移送面との間を横臥した部品Qが単層でのみ通過し得る間隔とされているので、部品Qはその姿勢を乱されることなく移送され、その下流端から所定の向きに整列された状態で円滑に排出される。
【0034】
本実施例による部品整列装置1は以上の様に構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0035】
例えば本実施例においては、部品を長さ方向に整列させる部品整列装置を例示したが、部品を幅方向に整列させる部品整列装置とすることは極めて容易であり、そのような部品整列装置も本発明に含まれる。
また本実施例においては、一次選別部61から三次選別部81までをそれぞれ独立したトラックブロックに形成させたが、1本のトラックブロックに2個以上の選別部を形成させるようにしてもよい。
【0036】
また本実施例においては、単層・単列化部51において、広幅トラック54にワイパー55と傾斜面57とを設けて部品Qを単層、単列化させたが、部品Qを単層、単列化させる方法はこれに限られず、如何なる方法であってもよい。例えば部品が単層、単列でのみ通過し得る断面形状のトンネルを設けてもよい。
また本実施例においては、空気の噴出を外周側壁83に開口させた空気噴出孔86によったが、これ以外の方法としてもよく、例えば空気噴出ノズルを別途に設けてもよい。
【0037】
また本実施例においては、振動フィーダーとして一般的な捩り振動フィーダーを採用したが、これを楕円振動フィーダーとしてもよく、また直線振動フィーダや、互いに逆方向に移送する二基の直線振動フィーダを併列に組み合わせて部品を循環させ一部を排出させる循環式直線振動フィーダにおいても本発明は適用される。
【0038】
また本実施例においては、単層・単列化部51に続いて一次選別部61、二次選別部71、三次選別部81を設けたが、単層・単列化部51の広幅トラック54の傾斜角度(ボウル21の径外方へ向かって下向き10度)と、二次選別部71の選別移送路74の傾斜角度(ボウル21の径内方へ向かって下向き20度)を浅くすることが可能な場合には、一次選別部61を省略することができる。
【0039】
また本実施例においては、直方体形状の部品Qを整列対象物として取り上げたが、本発明の部品整列装置は直方体形状以外の部品も整列対象物とし得る。例えば、斜方形状の板状体、楕円形状の板状体、その他、長さと幅とが規定される形状のものについて移送の向きを選別して整列させることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の部品整列装置は上述したような形態で実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0041】
請求項1の部品整列装置によれば、落下衝撃に弱い部品を移送の向きによって選別し、正規でない移送の向きの部品を排除するに際し小さい落差によって排除するので、部品が落下衝撃によって損傷を受けず、リターンさせて再度選別にかけることができる。また、長さ方向を移送方向に向けている部品は入り込み、幅方向を移送方向に向けている部品は入り込めない幅の選別移送路によって部品の移送の向きを選別するので、長さと幅との差が小さい部品についても精度高く選別することができる。
【0042】
請求項2の部品整列装置によれば、単層・単列化部と第1選別部との間に、広幅トラックの傾斜と第1選別移送路の傾斜との中間の傾斜の選別移送路を有する選別部が設けられているので、広幅トラックの傾斜と第1選別移送路の傾斜との差が大きい場合に、単層・単列化部と第1選別部との間における部品の移行を円滑化させ、選別および整列を効率的に進行させる。
請求項3の部品整列装置によれば、長さ方向を移送の向きとする正規の部品を選別する選別部に送り込む前に、あらかじめ台形溝によって部品中に含まれる正規の部品の割合を増大させるので、部品を高い効率で整列させることができる。請求項4の部品整列装置によれば、選別されて内周側壁からずり落ちる部品に対し、後方から空気を噴出させて後押しするので、部品の選別、排除を円滑に進行させる。
【0043】
請求項5の部品整列装置によれば、長さ方向を移送方向に向けている部品は入り込み、幅方向を移送方向に向けている部品は入り込めない溝によって部品の向きを選別するので、部品の長さと幅の寸法差によっては高い選別精度を得難い部品、すなわち、長さLと幅Wとの寸法比(L/W)が1.1以上で2.0以下の範囲内にある部品について、部品の移送の向きを精度高く選別する。
請求項6の部品整列装置によれば、部品が接触して移送される単層・単列化部の側壁に続く第1選別部の主側壁、またはそれらの中間に設ける選別部の主側壁からの寸法によって部品の向きを選別するので、側壁によって位置決めされ易い直方体形状の部品を高い効率と高い精度で整列させる。
【0044】
請求項7の部品整列装置によれば、振動フィーダーとして捩り振動フィーダーが採用されており、ボウル内のスパイラル状トラックに続いて選別部が同心円上に設けられてコンパクトに構成されており、小さい占有面積の中で効率よく部品を整列させる。
請求項8の部品整列装置によれば、移送の向きが正規でない部品をずり落とさせて選別する第2副側壁の内周側の直下にボウル内のスパイラル状トラックが設けられているので、排除される部品の落差が小さく落下衝撃を受け難いほか、トラックへ落ちたあと直ぐに選別のための第1選別部へ戻されるので、選別および選別後の整列を効率的に進行させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】整列対象部品の斜視図であり、Aは正規な移送の向きにある部品、Bは正規でない移送の向きにある部品を示す。
【図2】部品整列装置の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】台形溝部の拡大平面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の断面図である。
【図9】図3における[9]−[9]線方向の断面図である。
【図10】図3における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図11】図3における[11]−[11]線方向の断面図であり、Aは正規な移送の向きにある部品、Bは正規でない移送の向きにある部品の移送を示す。
【図12】図3における[12]−[12]線方向の断面図であり、Aは正規な移送の向きにある部品、Bは正規でない移送の向きにある部品の移送を示す。
【図13】図3における[13]−[13]線方向の断面図であり、Aは正規な移送の向きにある部品、Bは正規でない移送の向きにある部品の移送を示す。
【図14】図3における[14]−[14]線方向の断面図である。
【図15】従来例1の部品整列装置の選別部の断面図である。
【図16】従来例2の部品整列装置の選別部の断面図である。
【符号の説明】
1 部品整列装置
41 台形溝
51 単層・単列化部
54 広幅トラック
55 ワイパー
57 傾斜面
61 一次選別部
63 外周側壁
64 選別移送路
65 内周側壁
71 二次選別部
73 外周側壁
74 選別移送路
75 内周側壁
81 三次選別部
83 外周側壁
84 選別移送路
85 低内周側壁
86 空気噴出孔
91 排出部

Claims (8)

  1. 長さと幅とが異なる部品について、その移送の向きを選別して整列させるための振動フィーダからなる部品整列装置において、
    前記部品の選別部が、下流側へ順に少なくとも、
    前記部品の移送方向に対する一方の側方へ向かって下向き傾斜の平面状の広幅トラックと前記傾斜の下端にほぼ直角に設けられた側壁とからなり、前記広幅トラック上で前記部品を単層、単列とする機構を備えた単層・単列化部と
    前記側壁に連なる第1主側壁を有し、前記第1主側壁の下端から他方の側方へ向かって下向き傾斜で前記部品の幅より広く前記部品の長さより狭い幅の帯状部からなる第1選別移送路と、該第1選別移送路の傾斜の下端にほぼ直角に設けられ上端部が該第1選別移送路とほぼ同一の傾斜を有し前記第1主側壁の下端より高い位置にある第1副側壁とからなる第1選別部と、
    前記第1主側壁に連なる第2主側壁と、前記第1選別移送路に連なり前記第1選別移送路と同じ側方へ向かって下向き傾斜を有する第2選別移送路と、該第2選別移送路の傾斜の下端にほぼ直角に設けられ上端部が該第2選別移送路とほぼ同一の傾斜を有し前記第2主側壁の下端より低い位置にある第2副側壁とからなる第2選別部と
    前記部品が、前記第2副側壁の上端部に該部品の一面の一部が接触しながら下方にずり落ちる際に、該部品の前記一面の他部が接触する端部を有する切下げ面とから構成されており、
    かつ、前記選別部から排除される前記部品の落差が好ましくは前記部品の厚さの2〜3倍程度またはそれ以下とされている
    ことを特徴とする部品整列装置。
  2. 前記広幅トラックの傾斜と前記第1選別移送路の傾斜との中間の傾斜の選別移送路を有し、それ以外は前記第1選別部と同様に構成されている選別部が前記単層・単列化部と前記第1選別部との間に設けられている
    請求項1に記載の部品整列装置。
  3. 前記広幅トラックの上流側に断面が上に開いた台形溝が前記部品の移送路として形成されており、前記台形溝の底面部の幅が前記部品の幅より僅かに広い幅とされている
    請求項1または請求項2に記載の部品整列装置。
  4. 前記第2副側壁からずり落ちる前記部品を後押しするための空気の噴出源が設けられている
    請求項1から請求項3までの何れかに記載の部品整列装置。
  5. 前記部品の長さLと幅Wとの寸法比(L/W)が1.1以上で2.0以下の範囲内にある
    請求項1から請求項4までの何れかに記載の部品整列装置。
  6. 前記部品が直方体形状である
    請求項1から請求項5までの何れかに記載の部品整列装置。
  7. 前記振動フィーダが捩り振動フィーダであり、前記選別部がボウル内のスパイラル状トラックに続いて同心円上に設けられている
    請求項1から請求項6までの何れかに記載の部品整列装置。
  8. 前記第2副側壁の内周側の直下に前記スパイラル状トラックが設けられている
    請求項7に記載の部品整列装置。
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