JPH09216719A - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JPH09216719A
JPH09216719A JP8052298A JP5229896A JPH09216719A JP H09216719 A JPH09216719 A JP H09216719A JP 8052298 A JP8052298 A JP 8052298A JP 5229896 A JP5229896 A JP 5229896A JP H09216719 A JPH09216719 A JP H09216719A
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JP8052298A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Taniyama
義明 谷山
Norio Seko
礼生 世古
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09216719A publication Critical patent/JPH09216719A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品種の多い截頭四角錐形状のキートップ様部
品について、表裏と移送の向きとを整えて移送し得る部
品整送装置を提供すること。 【解決手段】 捩り振動パーツフィーダのボウル21の
トラック24に続いて部品Kの裏返し部30、回転ユニ
ット411 、412 、…、414 によって移送の向きを
整える移送方向調整部40、単層単列化部50、裏向き
の部品Kの形状的特徴から表裏と移送の向きとについて
選別し、かつ第2選別部60’と交換可能な第1選別部
60、および表裏反転部80を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品、特にキートッ
プ様部品の表裏と移送の向きとを整えて移送する部品整
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1はパーソナルコンピュータやワード
プロセッサのキーボードに使用されているキートップ
(打鍵用の頭)の斜視図であり、図1のAはキートップ
Kの斜視図、図1のBは裏向きのキートップKの斜視図
である。キートップには図1のBに示すように内部と底
部を欠く殻状のもののほか、図1のCの裏向きの斜視図
に示すように、キートップKと同一の形状で天井部から
垂下された角筒状の足Lを有する足付きキートップK’
も広く使用されている。
【0003】キートップKは概して言えば截頭四角錐形
状をしており大抵の場合は安定な表向きと裏向きの姿勢
をとるが、六面体であるため6種の姿勢を取り得るし、
足付きキートップK’は更に多くの姿勢が可能である。
そして、このようなキートップKを図1のAに代表して
示すように、表向きで白ぬき矢印の方向へ移送すること
の要請がある。
【0004】キートップには図1に示した以外にも形状
の異なる品種が多くあり、上記の要請を十分に満足させ
得るような整送装置は未だ開発されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、図2に側面図を示すキートップについて
表裏と移送の向きを整え次工程へ供給するための整送装
置を提供することを課題とする。
【0006】すなわち、図2のAは截面が傾斜した四角
錐形状のキートップKの移送方向から見た側面図であ
り、図2のBはキートップKに足Lが付加されたキート
ップK’の同様な側面図である。図2のAのキートップ
Kは全高部Eと低高部Fを有し、低高部F側の側面S2
以外の側面は全高部E側の側面S1 と同様の緩い傾斜と
され、側面S1 と底面とで張出し部pが形成されてい
る。また図2のCは截面がほぼ平行な四角錐形状のキー
トップTの移送方向から見た側面図であり、図2のDは
キートップTに足Lが付加されたキートップT’の同様
な側面図である。図2のCのキートップTは一方にほぼ
垂直な側面S4 を有して他の三方は同一の緩い傾斜の側
面とされ、側面S4 に相対する側面S3 と底面とで張り
出し部qが形成されている。
【0007】なお、図2に示したキートップK、Tは何
れも底面の縦横の寸法が17.8〜18.0mmの範囲
にあり、足Lは一辺が7mm強の角筒形状で底面からの
突出長さは3.1mmの共通仕様となっている。そのほ
か図示しないが同一形状で1mm以下の寸法違いの部品
や移送方向にのみ10mm程度長い部品もある。
【0008】本発明は図2のA、B、C、Dに示したキ
ートップK、K’(以下、部品K、K’と略称する)、
キートップT、T’(以下、部品T、T’と略称す
る)、および1mm以下の寸法違いや、移送方向にやや
長い部品について、表裏と移送の方向を整えて移送し得
る整送装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決する手段として、捩り振動パーツフィーダによって選
別して整送することとし、図2のAの部品Kと図2のB
の部品K’とに共用し得る選別装置とするために、部品
Kを図1のBのように、部品K’を図1のCのように裏
向きにして矢印の方向へ移送しつつ選別し、選別した後
に表裏を反転させるようにしている。
【0010】また、部品Kまたは部品K’の表裏と移送
の向きの選別には側面の形状の差、すなわち高さの差、
側面の角度の差などを総合的に捕えて、選別部における
移送面の幅、外周部材に設ける切欠き形状、係止部材の
高さを設定し選別するようにしている。更には、部品K
(またはK’)と部品T(またはT’)とは選別部を交
換することによって対処している。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を使って本発明の実施の形態
を説明する。
【0012】図17は部品Kについての表裏と移送の向
きを選別するための第1選別部60の断面図である。部
品Kを裏向きとして選別しているので、部品Kの選別は
勿論、足付きの部品K’の選別も可能である。正規の姿
勢でない部品Kは狭められた移送面64に支持されずに
下方へ落下するか、または係止部材71に係止されずに
側方へ落下して排除される。
【0013】図25は部品Tを選別するための第2選別
部60’の断面図であり第1選別部60と交換して使用
され、足付きの部品T’にも共用される。
【0014】図8は上記の第1選別部60または第2選
別部60’の上流側における裏返し部30の断面図であ
り、部品Kまたは部品Tの裏向きの割合を増大させる部
分である。
【0015】図11は裏返し部30に続く移送方向調整
部40の一部分の斜視図であり、部品Kの張出し部pの
端部が回転ユニット411 の接触板451 に接触するこ
とにより、部品Kは接触箇所を軸にして回転され、一点
鎖線で示すように移送の向きが90度変えられる。この
ような回転ユニットを複数箇所設けることにより張出し
部pが接触板に接触しない向きになるまで部品Kを複数
回回転させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例による部品整送装置に
ついて図面を参照して説明する。なお、以下においては
部品Kを主体にして説明する。図3は部品Kの整送装置
1の部分破断側面図であり、図4は平面図である。同装
置1は捩り振動パーツフィーダをベースにして構成され
ており、部品Kを収容し整送する振動盆としてのボウル
21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっ
ている。
【0017】図3を参照し、駆動部11においては、ボ
ウル21の底板と一体的に固定されて可動コアを兼ねる
可動ブロック12が等角度間隔に配置された傾斜板ばね
13によって下方の固定ブロック14と連結されてい
る。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁
石16が可動ブロック12と僅かな間隙をあけ対向して
設けられている。駆動部11はその周囲を防音カバー1
7で覆われており、かつボウル21と共に防振ゴム18
を介して床面上の基板19に固定されている。そして、
コイル15に交流が通電されることにより、ボウル21
に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。
【0018】ボウル21は図4を参照して、底面22に
部品Kが姿勢不定で多数に収容されており(図4では散
在的に示している)、底面22に起点24sを有する平
板状のトラック24がボウル21の周壁23に沿いスパ
イラル状に上昇して設けられている。また、トラック2
4はボウル21の径外方へ向かって若干下向き傾斜に設
けられており、部品Kは周壁23に接して移送される。
なお、底面22とトラック24の表面には部品Kを摩損
から保護するためにウレタン塗膜が形成されている。
【0019】トラック24の最上の周回には、部品Kの
重なりを排除するためのワイパー25がトラック24の
直上に斜交し部品Kが1個だけ通過し得る間隙をあけて
設けられ、その根元部は周壁23の外面に固定されてい
る。
【0020】ワイパー25の下流側には図4における
[5]−[5]線方向の断面を示す図5も参照して早出
しシュート26が設けられ、品種切換え時や緊急時に部
品Kが取り出される。すなわち、周壁23を切り欠い
て、トラック24の面と整合する底面を持ち径外方へ延
びる早出しシュート26が設けられ、周壁23と整列し
取り外し可能とされた開閉周壁23’が取付プレート2
7を介して上流側と下流側の周壁23にボルト27bで
固定されている。早出し時には取付け周壁23’が取り
外されるが、定常時には使用されない。また、開閉周壁
23’は下端に部品Kに伴って移送されてくるゴミを抜
き出すための間隙28をあけて取り付けられる。なお、
図5には前述のトラック24の表面を形成するウレタン
塗膜24’が断面として示されている。
【0021】早出しシュート26の下流側においてトラ
ック24に続いて、周壁23を切り欠き部品Kをボウル
21の外周側へ導く導出トラック29が設けられ、部品
Kはボウル21の外側を移送される。導出トラック29
はトラック24と同様に表面にウレタン塗膜を有する
が、これより下流側は寸法精度が要求されることからウ
レタン塗膜は使用されない。
【0022】導出トラック29の下流側には部品Kの裏
返し部30、移送方向調整部40、単層単列化部50、
第1選別部60、表裏反転部80が順に設けられてい
る。
【0023】裏返し部30は、その拡大平面図である図
6、および斜視図である図7も参照して、断面が半円弧
状の丸樋トラック34とされ、導出トラック29との間
に移送方向へ向かって下向き傾斜のスベリ板32が設け
られている。更には図6、および図4における[8]−
[8]線方向の断面を示す図8を参照して、空気噴出ノ
ズル35が丸樋トラック34の中流部の側壁33に取り
付けられ、上方から側壁33内面に沿って下向きに空気
が常時噴出されている。
【0024】図7を参照して、導出トラック29からス
ベリ板32を経由し丸樋トラック34へ移行される時、
ないしは図8を参照して捩り振動を受け丸樋トラック3
4内を移送される時に部品Kは重心位置の低い裏向き姿
勢となり易く、また、部品Kは側面に横立ちするとその
傾斜角度から裏向きとなる。更には、空気噴出ノズル3
5からの噴出空気は部品Kが裏向きになることを助長す
る。
【0025】裏返し部30の下流側には部品Kの移送方
向調整部40が接続されている。移送方向調整部40は
その拡大平面図である図9、図9における[10]−
[10]線方向の矢視展開図である図10、および部分
斜視図である図11に示されている。すなわち、ボウル
21の径外方へ向かって若干下向き傾斜とされ、徐々に
拡幅された移送面44の周壁43の内面に、部品Kの移
送方向を90度回転させる同様な回転ユニット411
412 、413 、414 が順にほぼ等間隔に取り付けら
れている。
【0026】これらを代表させ図11に示す回転ユニッ
ト411 について説明すると、移送面44と周壁43と
の接合コーナーに部品Kの位置決めレール42が設けら
れ、周壁43の内面に接触板451 と抑え板461 とが
取り付けられている。抑え板461 と位置決めレール4
2とは周壁43から同じ厚さとされ、接触板451 はや
や厚めとされている。また接触板451 の下端は裏向き
の部品Kの張出し部pが接触する高さで、部品Kの低高
部Fは接触しない高さとされ、抑え板461 の下端は張
出しpも接触しない高さとされている。また、この上流
側には空気噴出ノズル471 が周壁43に取り付けられ
ており、接触板451 に向けて空気が常時噴出されてい
る。
【0027】そして位置決めレール42で位置決めされ
て裏向きの部品Kが張出し部pを先頭にして回転ユニッ
ト411 に至ると、張出し部pの端部が接触板451
接触することにより移送が阻止されるが、接触箇所以外
は移送力を受けて移送が継続されるので接触箇所を軸に
して回転して接触がはずれ、部品Kは向きを90度変え
張出し部pを周壁43に平行させる向きとなって下流側
へ移送される。この時、空気噴出ノズル471 から噴出
されている空気がこの回転を助ける。抑え板461 はこ
の回転時における部品Kの飛び上りを防ぐために設けら
れている。
【0028】図9、図10を参照して回転ユニット41
1 に続く回転ユニット412 、413 、414 において
も同様である。部品Kは移送方向不定のまま移送されて
くるので回転ユニット411 には部品Kの四つの移送方
向について同じ割合で到達するが、当初から低高部F側
を周壁43に沿わせた部品Kもあり、1回の回転て低高
部F側を周壁43に沿わせる部品Kも存在する。部品K
は接触板452 、453 、または454 の何れかにおい
て、その低高部Fが接触板452 、453 、または45
4 の直下となり、低高部Fを周壁43に沿わせる向きに
なるまで回転される。すなわち、下流側へ進むにつれ、
低高部F側を周壁43に沿わせた部品Kの割合が増大し
移送の向きが揃えられる。
【0029】なお、図12、図13はそれぞれ図4にお
ける[12]−[12]線方向の断面、[13]−[1
3]線方向の断面に対応する断面図であるが、接触板4
2’、454 ’の厚さを位置決めレール42、抑え板
462 、464 と同じ厚さにした例を示す。この場合に
も部品Kは全く同様に回転され移送方向が揃えられる
が、そのほか部品Kと部品Tとが接触板451 ’、…、
454 ’を共用し得るというメリットがある。
【0030】図12に示すように、接触板452 ’は周
壁43の長孔43hを挿通するボルト45bによって上
下位置調整可能に取り付けられており、部品Kと同様な
形状で寸法違いの部品にも対応し得るようになってい
る。この上下位置の調整は他の全ての接触板についても
同様に可能となっている。
【0031】また、図13に示すように、また図4も参
照して、移送面44の下流部分には下流側の単層単列化
部50、第1選別部60と共通に使用されるポケット5
1が開口されており、移送面44を多列で移送される部
品Kがある場合に落下させ、図示しない通路を経てボウ
ル21の底面22へ戻すようになっている。図4におい
て、底面22に設けられているスカート28はポケット
51からの部品Kを優先的にトラック24の起点24s
へ導くためのものである。
【0032】単層単列化部50は拡大平面図である図1
4、図14における[15]−[15]線方向の矢視展
開図である図15、および図4における[16]−[1
6]線方向の断面図である図16に示されている。すな
わち上流の移送方向調整部40における移送面44がポ
ケット51によって二段に狭められ、部品Kが単列での
み移送される幅の単列移送面54とその周壁53からな
るトラックがボウル21の周壁23に取り付けたリブ6
9上に固定されており、単列移送面54はボウル21の
径外方へ向かって若干下向き傾斜とされている。
【0033】側壁53には自身の側面に立つ横立ち姿勢
の部品Kが衝突する高さに抑えレール55がボルト55
bで固定されており、横立ちの部品Kは図4に示す抑え
レール55の上流側のテーパ55tによって内周側へ導
かれるようになっている。また、図16へ戻り、抑えレ
ール55は単列移送面54上での部品Kの飛び上りを抑
えており、更には抑えレール55に対し、ボルト56b
で取り付けたアングル部材56を介して抑えプレート5
8が設けられているが、アングル56自身の長孔57に
よって抑えプレート58の取付け高さが調整可能とさ
れ、寸法違いの部品に対応し得るようになっている。な
お抑えプレート58は後述する足付き部品K’の足Lに
対するものである。また、部品Kに積み重なって移送さ
れてくる部品Kは側壁53の外周側に取り付けられ、抑
えレール55を越えて単列移送面54の直上へ斜交して
設けられたワイパー59に導かれてポケット51へ戻さ
れるようになっている。
【0034】第1選別部60は、図14、図15、およ
び図4における[17]−[17]線方向の断面を示す
図17を参照し、ボウル21の周壁23に固定されたリ
ブ79上に交換可能に取り付けられている。すなわち、
選別プレート61がリブ79の渡し板69aにボルト6
1bで固定され、部品Kの低高部Fが入り込み得る切欠
き62を設けた外周部材63が係止部材サポート66と
共にボルト63bで選別プレート61に固定されてい
る。外周部材63の内周側に形成される部品Kの移送面
64は図14、図17に示すように切欠き65を設け
て、第1選別部60の上流端部と下流端部を除く中流部
を狭幅とし、裏向きであって低高部Fを切欠き62へ入
れ得ない移送の向きの部品Kは支持しない幅とされてい
る。
【0035】また、係止部材サポート66には移送方向
に長い覗き穴67が設けられ、その内周側の端部に立て
た取付け部材68に係止部材71が自身の長孔72を挿
通するボルト71bによって上下方向に位置調整可能に
取り付けられ、寸法違いの同形状の部品に対応し得るよ
うになっている。更に、係止部材71の下端は図15を
参照して、第1選別部60の上流端部における部品Kが
十分に通過し得る高さから、中流部以降では移送面64
の狭幅化と関連させて、裏向きで低高部Fを切欠き62
へ入れた所定の移送の向きの部品Kがその張出し部pを
係止される高さまで下げられている。更に、係止部材7
1の下端部の外周部材63側には上流端部にテーパ73
tを持つ抑えレール73が取り付けられており、部品K
のはね上りを防いでいる。
【0036】表裏反転部80は図3、図4を参照して、
第1選別部60に接続された導入トラック81に続いて
表裏反転トラック82、表向き移送トラック84、排出
シュート88が設けられ、排出シュート88は基板19
上の支柱95と取付け部材96とによって支持されてい
る。図4における[20]−[20]線方向の断面図で
ある図20を参照して、導入トラック81、表裏反転ト
ラック82は1個の部品Kのみが移送される角筒形状と
され、部品K’の足Lを挿入させる開口83を備えてい
る。図20、および図4における[21]−[21]線
方向の断面図である図21を参照して、第1選別部60
から裏向きで移送されてくる部品Kは表裏反転トラック
82内において図23に示すように移送されつつ表裏が
反転される。
【0037】表向き移送トラック84は図4における
[22]−[22]線方向の断面図である図22を参照
して、断面が上に開いたコ字形状とされ、表向きで所定
の移送の向きの1個の部品を移送するが、底面の中央部
には部品K’の足Lの挿入溝85、および底面の両側端
部には伴われてくる部品Kのバリ屑を逃がすための浅溝
86が設けられている。また、一方の側壁87にはスペ
ーサ91と共に吊り部材92がボルト92bで固定さ
れ、吊り部材92に部品Kの飛び出しを防ぐための抑え
レール93が取り付けられている。
【0038】表向き移送トラック85に接続される排出
シュート88には発光素子89aと受光素子89bとを
排出シュート88の上下に配置したオーバーフローセン
サ98が設けられており、排出シュート88の上面スリ
ットと図示しない足挿入溝を通って発光素子89aから
受光素子89bに至る光が移送されてくる部品Kで断続
されなくなると、移送詰まりが発生したことの警報を発
すると共に部品整送装置1を停止させるようになってい
る。
【0039】本実施例による部品Kに対する部品整送装
置1は以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説
明する。
【0040】図3の駆動部11におけるコイル15に交
流が通電されることにより、図4のボウル21の底面に
収容されている部品Kは周辺部へ移動されつつ矢印mで
示す方向へ移送され、起点24sからトラック24へ乗
って周壁23に接しスパイラル状に上昇する。この時、
部品Kの殆どは表向き、または裏向きとなっている。最
上の周回に設けられているワイパー25に至り、積み重
なって移送されてくる部品Kのうち、最下の1層目の部
品Kはワイパー25の下方を通過するが、2層目以上に
ある部品Kはワイパー25に移送を阻止され、ワイパー
25に導かれてボウル21内へ落下し戻される。ワイパ
ー25を通過した部品Kは定常時には図5に示す早出し
シュート26の開閉周壁23’をそのまま通過し移送が
継続される。また、ゴミがあれば、これらは開閉周壁2
3’の下端の間隙28から排除される。
【0041】次いで部品Kは導出トラック29によって
周壁23の外側へ導き出され、スベリ板32を滑落して
図6、図7、図8に示す裏返し部30の丸樋トラック3
4へ移行される。部品Kはその形状から側面に横立ちし
たものは裏向きになり、表向きの部品Kも振動を受けて
丸樋トラック34を移送される間に、滑落の勢いも加わ
り、また空気噴出ノズル35から側壁33に沿い下向き
に噴出される空気によっても助長され、重心の低い裏向
きの姿勢を取るようになるので、丸樋トラック34の下
流端では部品Kの殆どは裏向きの姿勢となって下流の移
送方向調整部40へ移送される。
【0042】次いで部品Kは図9、図10に示す移送方
向調整部40に至り移送の向きが整えられる。すなわ
ち、その一部の斜視図である図11および図9を参照し
て、部品Kは移送面44を位置決めレール42に接して
移送されるが、周壁43の内面に上下位置調整可能に取
り付けられている接触板451 と抑え板461 、および
空気噴出ノズル471 からなる回転ユニット411 にお
いて、全高部E側の側面と底面とで形成される張出し部
pを先頭にして移送されてくる裏向きの部品Kは張出し
部pの端部が接触板451 に接触する。これによって接
触箇所は移送を阻止されるが、それ以外の箇所は移送が
継続されるので、また空気噴出ノズル471 からの噴出
空気によって助けられ、部品Kは接触箇所を軸にして回
転され、接触箇所がはずれて向きが90度変わり、一点
鎖線で示すように張出し部pを周壁43に沿わせる向き
となる。
【0043】一点鎖線で示す部品Kも続く回転ユニット
412 において、張出し部pの端部が接触板452 に接
触して同様に向きが90度変えられ、一点鎖線で示すよ
うに張出し部pを後にする向きとなる。次の回転ユニッ
ト413 においても張出し部pが接触板453 に接触し
て部品Kは低高部Fを周壁43に沿わせる向きとなる
が、続く回転ユニット414 においては、部品Kは低高
部Fを接触板454 の直下に位置させ周壁43に沿わせ
ているので、回転されることなくそのまま通過する。
【0044】部品Kは上流から4つの移送の向きを持っ
たものが同じ割合で移送されてくるが、その向きによっ
ては3回の回転で、または2回の回転で低高部Fを周壁
43に沿わせるようになるほか、最初から低高部Fを周
壁43に沿わせた向きの部品Kは何れの回転ユニット4
1 、412 、413 、414 においても回転されるこ
となく移送方向調整部40を通過する。このようにして
移送方向調整部40の下流端からは部品Kは裏向きで低
高部Fを周壁43に沿わせた移送の向きとなって単層単
列化部50へ移送される。
【0045】また移送方向調整部40の移送面44を多
列で移送されてくる部品Kは下流端部に開口されている
ポケット51へ落下し、図示しない通路を経てボウル2
1の底面へ戻されるが、この時、底面22に設けられて
いるスカート板28によって、トラック24の起点24
sの近傍へ導かれる。
【0046】移送方向調整部40を通過した部品Kは単
層単列化部50へ移送される。先ず上流端部において側
面に横立ちした姿勢の部品Kがある場合、これらは抑え
レール55のテーパ55tで内周側へ排除されポケット
51へ落下する。図14を参照し、単層単列化部の単列
移送面54はポケット51によって狭められて部品Kが
単列でのみ移送されるようになっているので、余剰の部
品Kはポケット51へ落下し排除される。また、図1
4、図16を参照し、部品Kは単列移送面54上におい
て抑えレール55によって飛び出しを防がれると共に、
積み重なって移送されてくる一点鎖線で示す部品Kはワ
イパー59に導かれてポケット51へ排除される。
【0047】単層単列化部50を経て部品Kは第1選別
部60へ移送される。上流の裏返し部30において全て
の部品Kが裏向きになる訳ではなく、また移送方向調整
部40で全ての部品Kが低高部Fを周壁43側へ向ける
訳でもないので、この第1選別部60において、裏向き
で低高部Fを外周側に沿わせている移送の向きの部品
K、すなわち下流側で表裏反転させた時に、表向きで所
定の移送の向きとなる部品Kと、それ以外の姿勢の部品
Kとが選別される。
【0048】図17は第1選別部60において正規の姿
勢にある部品Kがその上流部にある場合を示している。
移送面74は上流部では部品Kを十分に支持する幅があ
るので係止部71の下端は部品Kの張出し部pより上方
にあるが、下流部で移送面74の幅が狭められても部品
Kは低高部Fを切欠き62内に入れて移送され、下端を
下げられた係止部材71に張出し部pが係止されるの
で、第1選別部60から落下することなく通過する。
【0049】これに対し、図17と同様な断面図である
図18のAを参照し、裏向きで全高部Eを外周部材63
に接している部品Kは張出し部pが切欠き62に入り得
ず移送面64が狭められている箇所において支持を失
い、また低高部Fが係止部材71に係止されないのでポ
ケット51へ落下し排除される。また、同じく図18の
Bを参照して、全高部Eを後にして移送されてくる部品
K(全高部Eを先頭にして移送されてくる部品Kについ
ても同様である)は切欠き62へ入り込めず、内周側が
係止部材71に接触するが、図15を参照し係止部材7
1の下端が下げられると共に下方へ押し下げられ、かつ
狭められた移送面74による支持を失い下方へ落下す
る。
【0050】表向きで移送されてくる部品Kについては
図19のA、B、Cに示されている。図19のAに示す
ように、全高部Eを後にして移送されてくる部品K(全
高部Eを先頭にして移送されてくる部品Kについても同
様である)、図19のBに示すように全高部Eを外周部
材63に向けている部品K、図19のCに示すように低
高部Fを外周部材63に向けている部品Kの何れも、移
送面64の幅が狭められた箇所において係止部材71に
係止されないので下方へ落下して排除される。すなわ
ち、図17に示す裏向きで低高部Fを切欠き62内へ入
れて移送される部品Kのみが選別部60を通過して下流
側の表裏反転部80へ移送される。
【0051】表裏反転部80においては、図20の角筒
状の導入トラック81内へ裏向きで移送された部品Kは
続く表裏反転トラック82内で図23に示すように移送
途中に表裏が反転されて下流端で表向きとなる。表裏反
転トラック82を通過した部品Kは図22の表向き移送
トラック84において直上の抑えレール93で飛び出し
を防がれて移送され、排出シュート88を経て排出され
る。排出シュート88に設けられているオーバーフロー
センサ89は部品Kの移送詰まりを監視しており、排出
シュート88の通路を上下に貫通する発光素子89aか
ら受光素子89bに至る光は部品Kの通過によって断続
されているが、その断続が所定秒数以上途切れた時に移
送詰まりが発生したことの警報を発し、部品整送装置1
を停止させる。
【0052】以上、部品Kの選別について述べたが、こ
の部品整送装置1は図2のBに示す足付き部品K’につ
いても同様に整送し得る。すなわち、選別姿勢を裏向き
とすることによって足Lの存在を移送方向調整部40、
単層単列化部50、第1選別部60における選別のため
の寸法(ゲージ)と無関係なものとしているほか、図1
6の単層単列化部50、図17の第1選別部60におい
ても移送面54、64の上方に部品Kを通過させる以上
に大きい空間をとって足Lを通過させるようにしてい
る。更には、表裏反転部80においても角筒状の導入ト
ラック81、表裏反転トラック82に足Lの通路として
開口83を設けているなどである。
【0053】更には、前述したように部品K、K’に対
する第1選別部60を図26の第2選別部60’と交換
して図2のC、Dに示す部品Tまたは足付き部品T’を
選別して整送することができる。
【0054】図25の第2選別部60’の構成は基本的
には第1選別部60と同様であり、ボウル21の周壁2
3の固定されたリブ79の渡し板69a上に選別プレー
ト61’がボルト61b’によって交換可能に固定され
ている。また、横溝62’を設けた外周部材63’が係
止部材サポート66’と共にボルト63b’で選別プレ
ート61’に固定されている。外周部材63’の内周側
に形成される部品Tの移送面64’は切欠き65’を設
けて第2選別部60’の中流部において狭幅とされてお
り、裏向きで張出し部qを外周部材63’に接している
部品Tは支持しない幅とされている。
【0055】また、係止部材サポート66’には移送方
向に長い覗き穴67’が設けられ、その内周側の端部に
立てた取付け部材68’に係止部材71’が自身の長孔
72’を挿通するボルト71b’によって上下方向に位
置調整可能に取り付けられており、寸法違いで同形状の
部品に対応し得るようになっている。更には、係止部材
71’では下端の高さは一定とされており、下端部の外
周部材63’側には抑えレール73’が取り付けられて
おり、部品Tのはね上りを防いでいる。
【0056】この第2選別部60’の作用は次ぎの如く
である。図25は第2選別部60’において裏向きで正
規の姿勢にある部品Tを示している。移送面64’は狭
められているが、部品Tは張出し部qが係止部材71’
に係止されるので落下することなく第2選別部60’を
通過する。これに対し、図25と同様な断面図である図
26のAを参照し、裏向きであっても、ほぼ垂直な側面
4 を係止部材71’側にして張出し部qを外周部材6
3’に接している部品Tや、図26のBを参照し、裏向
きであってほぼ垂直な側面S4 を後にして移送されてく
る部品T(側面S4 を前にして移送されてくる部品Tも
同様である)は移送面64’から外れて支持を失い下方
へ落下して排除される。
【0057】表向きで移送されてくる部品Tについて
は、図27のAに示すようにほぼ垂直な側面S4 を後に
して移送されてくる部品T(側面S4 を前にして移送さ
れてくる部品Tも同様である)は係止部材71’に係止
されずに側方へ落下し、図27のBに示すように、ほぼ
垂直な面S4 を係止部材71’側にしている部品Tは張
出し部qを横溝62’内に挿入するので係止部材71’
から離れて係止を失い、また図27のCに示すように、
ほぼ垂直な側面S4 を外周部材63’側にしている部品
Tも係止部材71’に係止されることなく側方へ排除さ
れる。すなわち、図25に示す裏向きであって、ほぼ垂
直な側面S4 を外周部材63’に接して移送される部品
Tのみが第2選別部60’を通過し下流側の表裏反転部
80へ移送される。
【0058】なお、部品Tはボウル21のトラック24
の下流側に設けられている前述した裏返し部30、移送
方向調整部40、単層単列化部50を部品Kの場合と同
様に移送されるが、移送方向調整部40における移送の
向きの回転は、部品Kについての図12に対応する図2
4のA、B、Cに示した。
【0059】部品Tは位置決めレール42に接して移送
面44を移送されてくるが、図24のAに示すように、
ほぼ垂直な側面S4 を周壁43側にしている部品Tは張
出し部qが接触板452 ’に接触して接触箇所は移送が
阻止され、それ以外の部分は移送が継続されることから
移送の向きを変えられる。また、図24のBに示すよう
に、ほぼ垂直な側面S4 を後にして移送されてくる部品
T(側面S4 を前にしている場合も同様である)も同様
に張出し部qの端部が接触して移送の向きが変えられ
る。これに対して図24のCに示すように、ほぼ垂直な
側面S4 を周壁43側に向けている部品Tは位置決めレ
ール42と接触板452 とが同一の厚さであることか
ら、接触板452 に接触せず回転されない。従って同様
な回転ユニット411 ’、412 ’、413 ’、41
4 ’が設けられている移送方向調整部40の下流端にお
いては、部品Tの殆どは図24のCに示す向きとなって
下流の単層単列化部50を経由して第2選別部60’へ
移送される。
【0060】また、第2選別部60’が部品T以外に足
付き部品T’についても同様に選別し整送することは部
品K、部品K’の場合と同様である。
【0061】以上説明したように、本実施例の部品整送
装置1は図2に示した部品K、K’および部品T、T’
を第1選別部60と第2選別部60’との交換によって
整送し得るほか、部品K、K’、T、T’のそれぞれに
ついて1mm以下の寸法違いの部品についても対応し得
るようになっており、更には移送方向にやや長い部品の
整送も可能で1基の部品整送装置1で多くの品種の部品
を整送することができる。
【0062】本発明の実施例による部品整送装置1は以
上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに
限られることなく、本発明の技術的精神に基いて種々の
変形が可能である。
【0063】例えば本実施例においては、裏返し部30
において空気噴出ノズル35からの空気を丸樋トラック
34の周壁33の内面に沿い上方から下方へ噴出させた
が、丸樋トラック34の底面に空気噴出孔を開口させ空
気を吹き上げるようにしても同様に部品Kの裏返しが円
滑に進む。また本実施例においては丸樋トラック34の
底面を半円弧状としたが、円弧以外の曲線、例えば楕円
曲線の底面としてもよい。
【0064】また本実施例においては、移送方向調整部
40に回転ユニット411 412 、…、414 までの4
ユニットを設けたが、90度回転を最大3回行なえば全
ての部品Kは所定の向きになるので3ユニットとしても
よい。
【0065】また本実施例においては、移送方向調整部
40の回転ユニット411 、412、…、414 に空気
噴出ノズル471 、472 、…、474 を組み合わせた
が、場合によっては空気噴出ノズル471 、472
…、474 を省略し得る。
【0066】また本実施例においては、例えば回転ユニ
ット411 における接触板451 として板材を使用した
が、部品Kの張出し部pに接触してその移送を阻止する
ものであればよく、抑え板46と一体的な上下方向の薄
板として形成し得る。
【0067】また本実施例においては、キートップの整
送について述べたが、整送する部品は截頭四角錐形状の
キートップ様部品である限りにおいてその種類は問わな
い。例えば計器や測定器用の押しボタンであってもよ
く、衣装用のボタンであってもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載するような効果を奏する。
【0069】全くの同一の形状で足の有無だけが異なる
足付きでない部品K(またはT)と足付き部品K’(ま
たはT’)とについては、選別時の姿勢を裏向きとして
同一の選別部を共用し得るようにし、同一形状で寸法違
いの部品に対しては、移送方向調整部の接触板の下端の
高さ、単層単列化部の抑えプレートの高さ、第1、第2
の選別部の係止部材の下端の高さを調節可能として対応
させ、異なる形状の部品K(またはK’)と部品T(ま
たはT’)に対しては裏返し部、移送方向調整部、単層
単列化部を共用とし、第1選別部と第2選別部との交換
のみで対応させているので、1基の部品整送装置で複数
品種の部品を整送させることができ、部品整送コストを
大幅に低下させる。
【0070】また、裏返し部では丸樋トラックに補助の
空気噴射ノズルを組み合わせて部品を裏向きとしている
こと、移送方向調整部においても周壁内面の接触板と空
気噴出ノズルとを組み合わせて部品の移送の向きを揃え
ていることなど、表裏と移送の向きとを単純な機構で整
えており、部品整送装置が低コストで製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】整送対象の部品の斜視図でありAは表向きの部
品Kの斜視図、Bは裏向きの斜視図であり、Cは足付き
部品K’の裏向きの斜視図である。
【図2】部品K、足付き部品K’および異なる形状の部
品Tと足付き部品T’の側面図である。
【図3】実施例の部品整送装置の部分破断側面図であ
る。
【図4】同平面図である。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】裏返し部の拡大平面図である。
【図7】導入トラックと裏返し部の丸樋トラックとの接
続部の斜視図である。
【図8】図4における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】移送方向調整部の拡大平面図である。
【図10】図9における[10]−[10]線方向の矢
視展開図である。
【図11】移送方向調整部の部分斜視図である。
【図12】図4における[12]−[12]線方向の断
面図に相当し、変形例の接触板が付されている。
【図13】図4における[13]−[13]線方向の断
面図に相当し、変形例の接触板が付されている。
【図14】単層単列化部と第1選別部との拡大平面図で
ある。
【図15】図14における[15]−[15]線方向の
矢視展開図である。
【図16】図4における[16]−[16]線方向の断
面図ある。
【図17】図4における[17]−[17]線方向の断
面図ある。
【図18】図17に相当する断面図であり、A、Bは第
1選別部の作用を示す。
【図19】図18と同様な断面図であり、A、B、Cは
第1選別部の作用を示す。
【図20】図4における[20]−[20]線方向の断
面図ある。
【図21】図4における[21]−[21]線方向の断
面図ある。
【図22】図4における[22]−[22]線方向の断
面図ある。
【図23】表裏反転トラック内における部分Kの反転作
用を示す斜視図である。
【図24】図12に対応する断面図でありA、B、Cは
部品Tに対する回転ユニットの作用を示す。
【図25】図17に対応する断面図であり、部品Tに対
する第2選別部を示す。
【図26】図25に相当する断面図であり、A、Bは第
2選別部の作用を示す。
【図27】図26と同様な断面図であり、A、B、Cは
第2選別部の作用を示す。
【符号の説明】
1 部品整送装置 11 駆動部 21 ボウル 24 トラック 30 裏返し部 34 丸樋トラック 40 移送方向調整部 41 回転ユニット 45 接触板 47 空気噴出ノズル 50 単層単列化部 54 単列移送トラック 55 抑えレール 59 ワイパー 60 第1選別部 60’ 第2選別部 62 切欠き 63 外壁部材 64 移送面 65 切欠き 71 係止部材 80 表裏反転部 82 表裏反転トラック 84 表向き移送トラック 88 排出シュート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数品種のキートップ様部品について兼
    用可能とされた、前記部品の表裏と移送の向きとを整え
    て移送するための部品整送装置であって、捩り振動パー
    ツフィーダのボウルのトラックに前記部品の裏返し部
    と、移送方向調整部と、単層単列化部と、品種によって
    交換される選別部と、表裏反転部とが順に設けられてお
    り、前記選別部として、截面が底面と傾斜した截頭四角
    錐形状で全高部と低高部を有し、かつ内部と底部を欠く
    殻状のキートップ様部品Aを選別するためのものであ
    り、裏向きの前記部品Aの前記低高部が入り込み通過し
    得る切欠きを設けた第1外周部材と、前記ボウルの径外
    方へ向かって若干下向き傾斜とされ、裏向きであって前
    記低高部を前記切欠きへ入れ得ない移送の向きの前記部
    品Aは支持しない狭幅の第1移送面と、前記部品Aを挟
    んで前記第1外周部材と対向する位置に、表向きの前記
    部品Aは移送の向きに無関係に係止されず、裏向きで前
    記低高部を前記切欠きへ入れ得る移送の向きの前記部品
    Aは前記全高部側の側面と前記底面とで形成される張出
    し部pが係止される第1係止部材とで構成される第1選
    別部、または、截面が底面とほぼ平行な截頭四角錐形状
    で一側面が垂直に近い面とされ、かつ内部と底部を欠く
    キートップ様部品Bの表裏と移送の向きを選別するため
    のものであり、表向きの前記部品Bの前記垂直に近い側
    面以外の側面と前記底面とで形成される張出し部qが入
    り込み通過し得る横溝を設けた第2外周部材と、前記ボ
    ウルの径外方へ向かって若干下向き傾斜とされ、裏向き
    で前記垂直に近い側面以外の側面を前記第2外周部材に
    接する移送の向きの前記部品Bは支持しない狭幅の第2
    移送面と、前記部品Bを挟んで前記第2外周部材と対向
    する位置に、表向きの前記部品Bは移送の向きに無関係
    に係止されず、裏向きで前記垂直に近い側面を前記第2
    外周部材に接する移送の向きの前記部品Bは前記張出し
    部qが係止される第2係止部材とで構成される第2選別
    部が交換して使用されることを特徴とする部品整送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1選別部における前記第1係止部
    材、および前記第2選別部における前記第2係止部材が
    係止高さを調整可能とされている請求項1に記載の部品
    整送装置。
  3. 【請求項3】 前記裏返し部が平板トラックに続く下向
    き傾斜のスロープ、または下方への段差を介して接続さ
    れる断面がU形状の丸樋トラックであり、前記部品Aま
    たはBが振動を受けて移送される間に重心の低い裏返し
    の姿勢の割合が増大される請求項1または請求項2に記
    載の部品整送装置。
  4. 【請求項4】 前記丸樋トラックに第1空気噴出ノズル
    が設けられ、前記部品の裏返しを助長するための空気が
    前記丸樋トラックの側壁内面に沿い上方から下方へ噴出
    される請求項3に記載の部品整送装置。
  5. 【請求項5】 前記移送方向調整部が、前記ボウルの周
    壁内面側に固定された接触部材と、その上流側から該接
    触部材に向けて空気が噴出される第2空気噴出ノズルと
    の単数または複数の組み合わせからなり、位置決めされ
    た裏向きの前記部品Aが前記低高部側の側面を前記周壁
    内面に沿わせる移送の向きにある場合、または位置決め
    された裏向きの前記部品Bが前記垂直に近い側面を前記
    周壁内面に沿わせる移送の向きにある場合には、前記部
    品AまたはBは前記接触部材に接することなくそのまま
    通過するが、裏向きの前記部品AまたはBがそれ以外の
    移送の向きにある場合には、前記部品Aにおいては前記
    張出し部pが、前記部品Bにおいては前記張出し部qが
    前記接触部材に接触して移送を阻止され、接触箇所以外
    は移送が継続されることにより、また前記第2空気噴出
    ノズルからの噴出空気に助けられて、前記部品Aまたは
    Bは前記接触箇所を軸にして回転され、移送の向きが9
    0度変えられる請求項1から請求項4までの何れかに記
    載の部品整送装置。
  6. 【請求項6】 前記接触部材が接触高さを調整可能とさ
    れている請求項5に記載の部品整送装置。
  7. 【請求項7】 前記接触部材と前記第2空気噴出ノズル
    との組み合わせが、前記周壁内面の3か所以上に連続し
    て設けられている請求項5または請求項6に記載の部品
    整送装置。
  8. 【請求項8】 前記第1選別部が前記部品Aのほかに、
    該部品Aの天井面から垂下され前記底面から若干突出し
    た足を有する以外は前記部品Aと全く同様な寸法形状の
    キートップ様部品A’の選別に兼用され、前記第2選別
    部が前記部品Bのほかに、該部品Bの天井面から垂下さ
    れ前記底面から若干突出した足を有する以外は前記部品
    と全く同様な寸法形状のキートップ様部品B’の選別に
    兼用される請求項1から請求項7までの何れかに記載の
    部品整送装置。
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