JPH0620749Y2 - 振動部品供給機における部品整送装置 - Google Patents

振動部品供給機における部品整送装置

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JPH0620749Y2
JPH0620749Y2 JP1988024328U JP2432888U JPH0620749Y2 JP H0620749 Y2 JPH0620749 Y2 JP H0620749Y2 JP 1988024328 U JP1988024328 U JP 1988024328U JP 2432888 U JP2432888 U JP 2432888U JP H0620749 Y2 JPH0620749 Y2 JP H0620749Y2
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vibrating
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JP1988024328U
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Inventor
善治 蛯原
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動部品供給機における部品整送装置に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
第6図は化粧瓶のキャップ(1)であるが、ほゞ円筒形状
であり、一端は開口しており、他端は底壁部(1a)を形成
させている。そしてこの底壁部(1a)は、ほゞ球面形状を
成した凹所となっている。このような部品を矢印で示す
方向に、即ち開口している方を上方にして、これを表向
きとして次工程に供給したい場合がある。この表向きと
裏向きを選別するのに、一般的にキャップ状の部品を選
別するのには第7図及び第8図に示されるような部品整
送装置が適用されている。即ち、パーツフィーダ(2)の
一部に整送装置が形成されているのであるが、このボー
ル(3)には側壁部が形成されており、これに外方に向っ
て下向きに傾斜する移送路(4)が螺旋状に形成されてい
る。このトラック(4)の一部に第7図に明示されるよう
なほゞ半円形状の切欠き(5)もしくは突部が形成されて
いる。このような切欠き若しくは突部(5)に裏向きの部
品(1)が到来すると第8図に示すようにこの開口が突部
(5)をクリヤーして矢印に示すように下方に落下、排除
されるのであるが、第9図で示すように表向きの部品
(1)、即ち底壁部(1a)を下方にした部品(1)が突部(5)に
至ると、この底壁部(1a)は球面状の凹所となっているの
で、この表向きの部品(1)までこの突部(5)をクリヤーし
て下方へ落下してしまう。中にはそのまゝ下流側へ進行
するものもあるが、大半はこゝを下方へと落下、排除さ
れてしまう。以上のように従来の部品整送装置ではこの
ようなキャップ(1)の表裏を選別して次工程に供給する
事が困難である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みて為され、第6図に示すよう
な重心が裏側に偏在している部品の表裏を確実に選別す
る事の出来る振動部品供給機における部品整送装置を提
供する事を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
移送路を振動させることにより該移送路に沿って部品を
移送させるようにした振動部品供給機における部品整送
装置において、前記部品は化粧瓶のキャップ状部品であ
って、前記移送路の少なくとも一部を前記部品の移送方
向に向って一側方に下向きに傾斜させ、整送すべき前記
部品の重心は底壁部側に偏在しており、この重心と開口
部との距離よりは充分に小さい高さの側壁部を前記一側
方に設け、該側壁部に沿って前記移送路の該側壁部側の
縁部に所定の巾の切欠きを形成させ、開口部を上向きに
した表向きの部品はその一側方側の側面の一部を前記側
壁部に当接させてそのまゝ前記移送路を下流側へと進行
させ、開口部を下向きにした裏向きの部品はその前記一
側方側の側面の一部の下端部が前記切欠きにはまり込ん
で大きく傾動し、重心のモーメント作用により前記側壁
部を越えて外方へと落下、排除するようにしたことを特
徴とする振動部品供給機における部品整送装置。
〔作用〕
裏向きの化粧品のキャップ状部品はその一部が切欠きに
はまり込んで大きく傾動し、側壁部を越えて外方へと落
下、排除される。表向きの部品はその一部が切欠きには
まり込むことなく、側壁部に当接してそのまま下流側へ
進行する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例による振動部品供給機について説
明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例による部品整送装置
を備えた振動パーツフィーダ(10)の全体を示すものであ
るが、公知のようにそのボール(11)の底部に固定された
可動コア(13)はベース(17)と等角度間隔で配設された板
バネ(16)により結合されており、ベース(17)上にはコイ
ル(14)を巻装した固定コア(15)が可動コア(13)に僅かな
空隙をおいて対向して固定されている。そして全体は防
振ゴム(18)により床上に支持されている。第2図に示す
ようにボール(11)内には螺旋状のトラック(19)が形成さ
れており、これはボール(11)の径外方向に向って下向き
に傾斜している。そしてこのトラック(19)に沿って振動
により部品(1)は移送されるのであるが、後述する本考
案に係る部品整送装置(21)を通過した部品は排出部(12)
を通って次工程へ供給されるようになっている。
次に本考案に係る部品整送装置(21)について第3図を参
照して説明する。
本実施例のトラック(19)は全体的にボール(11)の外方に
向って下向きに傾斜している。本実施例では水平線Hに
対し20゜で傾斜している。尚、この部品整送装置(21)の
対応する部分の移送路部分(19a)だけをこの角度で傾斜
させるようにしてもよい。そして他はこの傾斜角より小
さくしてもよい。そしてその径外方部には第2図に示す
ようにポケット(24)が設けられ、こゝに落下した部品
(1)は図示せずともボール(11)に形成した開口を通って
ボール(11)の内方へ導びかれるようになっている。第3
図に示すようにこの移送路部分(19a)には切欠き(23)が
所定の幅で移送路部分(19a)にそって形成されており、
この外方に高さに低い側壁部(20a)が形成されている。
即ち他の部分においては部品(1)の高さよりも大きな側
壁部(20)となっている。この部品整送装置(21)の部分で
は第3図に示すように部品(1)の高さにくらべて十分に
低い高さの側壁部(20a)となっている。
この高さについて、更に詳しく説明すれば部品(1)の全
体の重心Gは底壁部(1a)側に偏在しており、従って重心
Gからキャップ(1)の開口端までの高さは第4図に示す
ように十分に高くなるが、側壁部(20a)の高さはこの開
口から重心Gまでの高さよりは十分に低いように構成さ
れている。
本考案の実施例は以上のように構成されるのであるが次
にこの作用について説明する。
第6図にその形状が明示されるキャップ状の部品(1)が
多数ボール(11)内には投入されているものとする。なお
第2図には散在的に示すが実際には更に高密度で存在し
ているものとする。部品(1)はねじり振動を受けてトラ
ック(19)にそって移送され部品整送装置(21)に至るので
あるが、こゝで第3図で示すように開口部を上方にした
部品(1)、即ち表向きの部品(1)は重心Gが第3図で示す
如く、移送面(22)により近い位置にあり、またその重心
Gが働く重力作用線Vは移送面(22)と交又するので、こ
の部品(1)の側壁部(20a)側の周壁部は切欠き(23)に至っ
ても、こゝに嵌り込むことなく、その周壁部が側壁部(2
0a)に当接しながら下流側へと進行する。
次に裏向きの部品(1)、即ち底壁部(1a)を上方にした部
品(1)がこゝに至ると第4図に示すように重心Gが移送
面(22)より十分高い位置にある。またこの垂直作用線V
は、移送面(22)の外方縁部Rより外側にある事により、
部品(1)の周壁部の一部が切欠き(23)に嵌り込むので、
この部品(1)は外方に向って大きく傾動し、重心Gが側
壁部(20a)の上縁部の周りに大きなモーメントとして作
用し、効率よくこの裏向きの部品(1)はポケット(24)内
へと落下、排除される。そしてボール(11)内に戻され、
再び選別作用を受ける事になる。
なお、一般に化粧品のキャップでは本願で図示したよう
に底壁部の外縁部が角ばっているのではなくて、指を傷
つけないように丸味をもたせているのが普通であり、こ
のようなキャップにも本願考案は適用可能である。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考
案はこれに限定される事なく、本考案の技術的思想に基
ずき、種々の変形が可能である。
例えば、以上の実施例では振動パーツフィーダに適用さ
れる場合を説明したが、直線的な移送路を有する、いわ
ゆるリニアパーツフィーダに於ても本考案は適用可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の振動部品供給機に於ける部品
整送装置によれば、従来はその表裏の選別が困難であっ
た化粧瓶のキャップ状部品を効率よく、確実に選別する
事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による振動パーツフィーダの部
分破断側面図、第2図は同平面図、第3図は第2図に於
けるIII−III線方向に於ける断面図で部品と共に示し、
その作用をも説明する図、第4図も第3図と同様な図、
第5図は本考案の実施例に適用される部品の断面図、第
6図は従来例の部品整送装置の部分平面図、第7図は第
6図におけるVII−VII線方向断面図及び第8図は第7図
と同様に、本従来例の作用を説明するための断面図であ
る。 なお図において、 (19a)……移送路部分 (20a)……側壁部 (21)……部品整送装置 (23)……切欠き(孔)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移送路を振動させることにより該移送路に
    沿って部品を移送させるようにした振動部品供給機にお
    ける部品整送装置において、前記部品は化粧瓶のキャッ
    プ状部品であって、前記移送路の少なくとも一部を前記
    部品の移送方向に向って一側方に下向きに傾斜させ、整
    送すべき前記部品の重心は底壁部側に偏在しており、こ
    の重心と開口部との距離よりは充分に小さい高さの側壁
    部を前記一側方に設け、該側壁部に沿って前記移送路の
    該側壁部側の縁部に所定の巾の切欠きを形成させ、開口
    部を上向きにした表向きの部品はその一側方側の側面の
    一部を前記側壁部に当接させてそのまゝ前記移送路を下
    流側へと進行させ、開口部を下向きにした裏向きの部品
    はその前記一側方側の側面の一部の下端部が前記切欠き
    にはまり込んで大きく傾動し、重心のモーメント作用に
    より前記側壁部を越えて外方へと落下、排除するように
    したことを特徴とする振動部品供給機における部品整送
    装置。
JP1988024328U 1988-02-25 1988-02-25 振動部品供給機における部品整送装置 Expired - Lifetime JPH0620749Y2 (ja)

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