JP3610628B2 - 部品整送装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は頭部と脚部とからなる部品、例えば釘を懸吊した姿勢で次工程へ供給するための部品整送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
頭部と脚部とからなる部品、例えば釘、ボルト、ビスのような締結用部品や、同一方向への複数本のリード線を有する円柱状のコンデンサ、トランジスタのような電子部品を懸吊した姿勢で次工程へ整送することは広く行われている。しかし、現在においては、例えば1分間当り600個以上の整送速度が要求されるようになっている。また、1台の整送装置でサイズの若干異なる同種の部品を整送し得ることも望まれている。そして、現在のところ、上記の要求を十分に満たし得る部品の整送装置は未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は上記の問題に鑑みてなされ、頭部と脚部とからなる部品を懸吊した姿勢として大きい整送速度で供給し得る装置を提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、次の如くである
すなわち、請求項1の部品整送装置は、内周壁部にスパイラル状のトラックを形成させたボウルの外周部にほぼ同心的に該ボウルの径外方向に向かって下向きに傾斜した環状の滑落移送路を該ボウルに一体的に形成させ、該滑落移送路と同心的に延在し、該滑落移送路の径外方縁部より径外方側でかつ上方に位置して下方に延在し前記ボウルに対して固定された係合壁の下端部と、前記滑落移送路の外周縁部との間に環状の間隙を形成させ、前記スパイラル状のトラックの最上段トラック部から前記滑落移送路上へ捩り振動の遠心力と、重力作用で頭部と脚部とから成る部品を滑落させ、前記間隙に前記脚部を挿入して外方へ突き出させ前記頭部を係合させて懸吊させ、捩り振動により該間隙に沿って移送させるようにした部品整送装置において
前記部品が前記トラックの最上段トラック部に設けた隔壁によって複数に分流されて移送され、前記ボウルの周壁に形成された複数の切欠部から前記滑落移送路へ供給され、前記滑落移送路において移送方向に並ぶ複数の懸吊領域で懸吊された後、単列の垂直な姿勢として次工程へ供給されることを特徴とする部品整送装置である
【0005】
【作用】
請求項1に係る部品整送装置は、捩り振動によってボウル内面のスパイラル状のトラックを移送されてくる頭部と脚部とからなる部品を最上段トラック部において複数に分流させ、それぞれをボウルの周壁に設けられた複数の切欠部から外周側の滑落移送路において移送方向へ並ぶ複数の懸吊領域へ、捩り振動の遠心力と重力作用によって移行させ、各懸吊領域において滑落移送路の外周縁部と係合壁の下端部との間の間隙に脚部を挿入させて外方へ突き出させ頭部を係合させて部品を効率よく懸吊させ合流させるので、懸吊箇所において部品の局所的な過剰による懸吊化の支障や、それによる部品の移送詰まりも発生させない。 従って本発明の部品整送装置は、部品を分流させない従来の部品整送装置に比べて単位時間当たりの部品の供給個数を格段に増大させる
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例による部品整送装置について、図面を参照して説明する。
【0007】
図1は整送対象としての頭部Hと脚部Lとからなる釘Nの斜視図であり、同一の整送装置で整送せんとするサイズの異なる3種の釘Na、Nb、Ncを示すが、それらの頭部Ha、Hb、Hcの外径と厚さは順に若干大きくなっており、脚部La、Lb、Lcの長さは勿論、それらの外径も順に若干大きくなっている。
【0008】
図2は実施例の釘の整送装置10の側面図であり、図3はその平面図である。すなわち、図2を参照して整送装置10は収容する釘Nを懸吊姿勢として整送するボウル21と、ボウル21に捩り振動を与える駆動部11とからなっている。
【0009】
駆動部11においては、ボウル21と一体的な円板状の可動ブロック12が等角度間隔に配置した傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と連結されている。固定ブロック14上にはコイル15aを巻装した電磁石16aが固定されており、それと対称的な位置にコイル15bを巻装した電磁石16bが固定されている。更には電磁石16aに対向し僅かの隙間をあけて可動ブロック12から可動コア17aが垂下されている。電磁石16bに対しても可動コア17bが垂下されているが、図2では可動コア17aに隠れており示されていない。さらには、固定ブロック14は防振ゴム18を介して床面に固定されている。 そして、コイル15a、15bに交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見て時計回りの捩り振動が与えられる。
【0010】
ボウル21は主として図3を参照して、その底面22に横臥した釘Nを多数に収容し、底面22に起点を有する帯状のトラック23がボウル21の周壁24の内面に沿いスパイラル状に上昇するように設けられている。なお、トラック23はボウル21の径外方を向いて若干下向きの傾斜の平板とされており釘Nの移送路となる。トラック23の下流端23eは帯状平板の単なる切断端である。トラック23の最上段トラック部である最上周回部には長さの異なる2列の隔壁25a、25bが同心の円弧状に設けられており、トラック23の幅を円周に沿ってほぼ3等分し、移送されてくる釘Nを分流させるようになっている。すなわち、図3を参照して、トラック23の最上周回部には、後述の外付トラック33の上流端部に近い位置を起点として外周側に中心角がほぼ70度の短い隔壁25aと、内周側に中心角がほぼ160度の長い隔壁25bが設けられている。
【0011】
ボウル21の外周側には、隔壁25a、25bの上流端部に対応する箇所からほぼ3/4周に亘って滑落移送路である外付トラック33が一体的に固定されており、外付トラック33には釘Nの係合壁となる外周壁34が等角度間隔に配置した12個の取付部材39によってボウル21の周壁24の折返部24fに取り付けられている。外付トラック33には釘Nを懸吊させる懸吊領域として第1懸吊化部1、第2懸吊化部2、 第3懸吊化部3が移送方向に並んで形成されており更には、外付トラック33の下流端33eには、釘Nを垂直に懸吊して単列で移送する垂直移送部4が接続されている。以下、これらについて順次説明する。
【0012】
外付トラック33の第1懸吊化部1、第2懸吊化部2、第3懸吊化部3にはトラック23の最上周回部からボウル21の周壁24に設けた切欠部である開口26、27、28(図3では周壁24の折返部24fに隠れており図示されていない)を経由して釘Nがそれぞれ供給されるようになっている。また、外付トラック33もボウル21の径外方へ向かって若干下向き傾斜とされており、外付トラック33の外周縁部とその外周壁34の下端部との間には釘Nを懸吊させる間隙31が外付トラック33の外周縁部のほぼ全長に亘って形成されている。なお、第1懸吊化部1には供給される釘Nを間隙31での懸吊に有利なように、後述の図4を参照し、釘Nの長手方向を外周壁34と交差する向きにするための空気噴出ノズル38が設けられている。
【0013】
図4は図3に示す外付トラック33の第1懸吊化部1、およびその近傍の部分破断平面図である図4を参照し、外付トラック33には第1懸吊化部1の下流部分、すなわち第1懸吊部1へ釘Nが分配される開口26と第2懸吊化部2へ釘Nが分配される開口27との間の開口27に近い部分にポケット35が外周壁34側に狭幅トラック33aを残して設けられているが、このポケット35は第1懸吊化部1で懸吊されなかった釘Nがそのまま第2懸吊化部2へ移送され、第2懸吊化部2において釘Nが過剰になることを防ぐためのものである。
【0014】
上記の狭幅トラック33aは、その外周縁部と外周壁34の下端部との間隙31によって既に懸吊されている釘Nを下流側へ移送するものであるが、同時に外周壁34に沿って狭幅トラック33aを移送されてくる懸吊されていない釘Nを第2懸吊化部2へ至るまでの間隙31に懸吊させるものであり、それに応じた量の釘Nを移送するだけの幅とされている。 すなわち、ポケット35によって第2懸吊化部2で釘Nが過剰にならないようにした上で、ポケット35に沿う間隙31においても釘Nを懸吊させて第2懸吊化部2へ至るまでの間隙31に遊びができないようにして単位時間当りに懸吊される釘Nの本数の増大を図るものである。第2懸吊化部2の下流部分、すなわち、ボウル21の周壁24の開口27と開口28との間の開口28に近い部分にも、上述のポケット35と同様なポケット36が外周壁34側に狭幅トラック33bを残して形成されている。そのほか、図3を参照し、外付トラック33の下流端33eの直下方には、第3懸吊化部3において懸吊されずに外付トラック33を移送され、下流端33eで落下する釘Nを収容し、ボウル21内へ戻すための受箱37が設けられている。
【0015】
外付トラック33の下流端33eの外周側に接続されている垂直移送部4には、間隙31によって傾斜した姿勢で懸吊され移送されて来た釘Nを垂直な姿勢として懸吊し移送するための間隙41を備えた2本の垂直懸吊レール43a、43bが設けられておりそれぞれは2個の取付部材49によってボウル21の周壁24に固定されている。また、垂直移送部4の上流部分には、移送されてくる釘Nの間隔を詰め、かつ傾斜姿勢の懸吊から垂直姿勢の懸吊となる時の釘Nの不必要な振れを抑えるために3本の圧縮空気配管44a、44b、44cが取り付けられている。
【0016】
以上、図2、図3、図4によって、釘Nの整送装置10を概略的に説明したが、以下に各部の詳細を説明する。
【0017】
図5は図3における[5]―[5]線方向の断面図であるが、図4の断面を示す図でもある 図4を参照し、トラック23の最上周回部の隔壁25a、25bで分流される釘Nのうち、ボウル21の周壁24と隔壁25aとの間を移送されるほぼ1/3量の釘Nは、ボウル21の周壁24における外付トラック33の上流端部に対応する部分に設けられた開口26から外付トラック33の懸吊領域である第1懸吊化部1へ移行される。また、図5を参照し、外付トラック33の外周縁部と外周壁34の下端部との間には間隙31が形成されており、釘Nが間隙31に脚部Lを挿入して外側へ突き出し、間隙31に頭部Hを係合されて懸吊される。外周壁34の内面側下端部は凸状曲面34Rとされているが、このことについては後述する。
【0018】
間隙31の幅Gは外付トラック33の外周縁部の稜線Pと外周壁34の内面側下端部の凸状曲面34Rとの間の最短距離によって規定される。間隙31の幅Gは当然のことながら、懸吊させる釘Nの頭部Hの外径と厚さ、脚部Lの外径によって設定される。又、サイズの若干異なる釘Na、Nb、Ncを整送する兼用装置とする場合には、最長の釘Ncが余裕をもって懸吊され、最短の釘Naは脱落しない幅Gが設定される。なお、外付トラック33の外周縁部には下方へスカート33sが取り付けられているが、これは下流端において後述する垂直移送部4の垂直懸吊レール43bと接続される。そして、外周壁34は前述したように、ボウル21の周壁24の折返部24fに対してアングル状の取付部材39によって取り付けられている。
【0019】
更には、外付トラック33は上述したようにボウル21の径外方へ向いて下向き傾斜とされており、釘Nが間隙31の方へ移行し滑落することを助けるが、外周壁34が円弧状であることから、 外付トラック33の傾斜角度θを大にすると、例えば図4に示す釘N2 ように横向きとなるもの、すなわち、外周壁34の接線方向を向くものがある場合、頭部H2 が間隙31に接し、脚部L2 の中央部が外付トラック33に接した状態となり、脚部L2 の先端は間隙31より高い位置となって懸吊されなくなる。外付トラック33が懸吊障害を発生しない傾斜角度θの上限値は外周壁34の曲率、間隙31の幅Gの大きさ、釘Nの長さ等によって定まるので、一概には定まらないが、本実施例では傾斜角度θ=10°としている。
【0020】
図4に示す第1懸吊化部1で懸吊されない釘Nの大部分は下流側へ移送され、外付トラック33に開口するポケット35へ落下するが、ポケット35、およびその外周壁34側に狭幅トラック33aを設けている考え方は上述した通りである。
【0021】
図6は図3における[6]―[6]線方向の断面図であり、ポケット35の断面示されている。ポケット35は底板35b、側板35tによって囲まれており、ポケット35へ落下する釘Nは底板35bの傾斜を滑落し、ボウル21の周壁24に設けた開口29aを経てトラック23へ戻されるようになっている。
【0022】
図7はポケット35の下流側となる第2懸吊化部2の近傍の破断平面図であり、図8は図3における[8]―[8]線方向の断面図である。図7、図8を参照して、トラック23の最上周回部の隔壁25aと隔壁25bとの間に分流されて移送されてくる釘N隔壁25aの終端に対応してボウル21の周壁24に形成された開口27から外付トラック33の第2懸吊化部2へ移行され、第2懸吊化部2における外付トラック33の外周縁部の間隙31に釘Nが脚部Lを挿入し頭部Hを係合されて一点鎖線で示すように懸吊されるが、このことは第1懸吊化部1におけると同様である。
【0023】
第2懸吊化部2が第1懸吊化部1と異なるところは、トラック23と外付トラック33との境界において、トラック23の面に対し外付トラック33の面が下方への段差32aを介して配置されていることにある。段差32aが存在することにより、釘Nがトラック23から外付トラック33の第2懸吊化部2へ移行する過程で、トラック23の釘Nは先ず外付トラック33の上方へ頭部Hまたは脚部Lの先端を覗かせ、次いで外付トラック33上へ頭部Hまたは脚部Lの先端を落とすが、この時点においては、トラック23に残っている部分は接触している段差32aの稜線を介して捩り振動の移送力を受け、図7に示す釘N3 のように隙間31での懸吊に有利な向き、すなわち、外周壁34と交差する向きに押し出される
【0024】
図3を参照して、第2懸吊化部2の下流部には、前述したように、外周壁34側に狭幅トラック33bを残してポケット36が形成されているが、これは第2懸吊化部2で懸吊されずに外付トラック33を移送される釘Nの大部分を落下させ、続く第3懸吊化部3において釘Nが過剰になることを防ぐためのものであり、そのことは前述のポケット35と同様である。また、狭幅トラック33bは、その外周縁部と外周壁34の下端部との間隙31によって既に懸吊されている釘Nを下流側へ移送するものであるが、同時に外周壁34に沿って狭幅トラック33bを移送されてくる懸吊されていない釘Nを第3懸吊化部3へ至るまでの間隙31に懸吊させるものであることは第1懸吊化部1における狭幅トラック33aと同様である
【0025】
続いて図3を参照し、トラック23上の隔壁25bの内周側へ分流されて移送されてくる釘Nを懸吊させる第3懸吊化部3が第2懸吊化部2に続いて設けられているが、その断面は第2懸吊化部2の断面と同様であるので第2懸吊化部2の断面図である図8を援用して、ボウル21の周壁24には隔壁25bの終端に対応する位置に、トラック23から外付トラック33へ釘Nを移行させる開口28が設けられており、トラック23と外付トラック33との境界には上述の段差32aと同様な段差32bが設けられている。そして図3に戻り、トラック23から外付トラック33へ移行されなかった釘Nはトラック23の下流端23eから落下して一周下方のトラック23へ戻され、第3懸吊化部3において懸吊されなかった釘Nは外付トラック33の下流端33eから直下方の受箱37へ落下してトラック23へ戻されることは上述した通りである。
【0026】
図9は図3における[9]―[9]線方向の断面図であり、受箱37の断面が示されている。また図10は下流端部である垂直移送部4の破断平面図であり、図11は図10に対応する側面図である。図9、図10、図11を参照して、外付トラック33の下流端33eから落下する釘Nはボウル21の周壁24に一体的に固定されている受箱37内に収集され、周壁24の開口29bを経てボウル21の底面22へ戻されるようになっている。
【0027】
外付トラック33の下流端33eには釘Nを垂直な姿勢で懸吊して移送するための2枚の懸吊路形成板、すなわち外付トラック33の下流端33eにおける外周縁部のスカート33Sに接続して垂直移送部4の板状の垂直懸吊レール43bが設けられており、外周壁34の下流端に位置して板状の垂直懸吊レール43aが垂直懸吊レール43bと間隙41をあけて配設されている。また、垂直移送部4の上流部分には、圧縮空気配管44a、44b、44cが配設されており、釘Nに斜め後方から下向きに空気を吹き付けるようになっている。
【0028】
実施例の整送装置10は以上のように構成されるが、図5、図6、図8、図9で示したように、間隙31の幅Gを規定する一方の部材である外周壁34の内面側下端部は角を落とし凸状曲面34Rとしていることについて以下に説明する。
【0029】
図12は実施例の間隙31とは異なる第1変形例の間隙31’を示し、実施例の図5に対応する断面図である。すなわち、外周壁34’の内面側下端部は角を落とさずに直角のままとされており、間隙31’の幅G’は外付トラック33の外周縁部の稜線Pと外周壁34’の内面側下端部の稜線Qとによって規定される。図13は第1変形例の間隙31’について、外周壁34’が低くセットされ、間隙31’の幅G’が小である場合の、最短の釘Naの懸吊を示し、図13のAはその平面図、図13のBは図13のAにおける[B]―[B]線方向の断面図である。すなわち、実線で示す最短の釘Naが一点鎖線で示す状態を経て、二点鎖線で示すように懸吊される。また、図14は図13と同様な図であり、第1変形例の間隙31’の幅G’が小である場合の、最長の釘Ncの懸吊を示し、図14のAはその平面図、図14のBは図14のAにおける[B]―[B]線方向の断面図である。最長の釘Ncは頭部Hcのサイズが大きいので当然であるが、実線で示す最長の釘Ncは一点鎖線で示す状態を経て二点鎖線で示すように懸吊される。
【0030】
図15は図13、図14の場合よりも外周壁34’が若干高い位置にセットされ、第1変形例の間隙31’の幅G’が若干大である場合の断面図であり、最長の釘Nc図15のAの実線で示す姿勢から一点鎖線で示すように懸吊されても、最短の釘Naは、図15のBの一点鎖線で示す状態から一旦は二点鎖線で示すように懸吊されかかるが、実線で示すように先端側が持ち上がると、外付トラック33の外周縁部の稜線Pによる頭部Haの係合がはずれて三点鎖線で示すように脱落することを示している。
【0031】
これに対し、実施例の図5における間隙31の幅Gは、外付トラック33の外周縁部の稜線Pと外周壁34の内面側下端部の凸状曲面34Rとの間の最短距離によって規定される。 図16は実施例の間隙31についての図15と同様な断面図であり、図16のAは最長の釘Ncを懸吊して高速で整送するに支障が発生しない範囲で可及的に幅Gを狭くするように、外周壁34が低くセットされ間隙31を示そして、第1変形例の外周壁34’の位置を図13、図14から図15へ高めたと同程度に、外周壁34の位置を図16のAから図16のBまで高めても、最短の釘Naは一点鎖線で示す状態から実線で示すように脚部Laを間隙31に挿通しても脱落せず、二点鎖線で示すような状態で懸吊されることを示している。
【0032】
要するに、実施例の間隙31であっても、また第1変形例の間隙31’であっても、脚部Lcの外径大きい最長の釘Ncを遊びと共に挿通させ、頭部Haの小さい最短の釘Naを脱落させない間隙の幅は設定し得るが、第1変形例のように間隙31’の幅G’ 周トラック33の外周縁部の稜線Pと外周壁34’の内面側下端部の稜線Qとで規定するものは、設定した間隙31’の幅G’の上下で直ちに幅が大きくなるので、兼用装置とする場合に外周壁34’の組立誤差の許容度が小さく、最短の釘Naが脱落するものとなり易い。これに対して、実施例の間隙31にように幅Gを、外周トラック33の外周縁部の稜線Pと外周壁34の内面側下端部の凸状曲面34Rとの最短距離で規定するものは設定した間隙31の幅Gの上下においても幅は直ちには大きくならず外周壁34の組立誤差の許容度が大きいので、第1変形例と同程度の組立誤差を生じても、最短の釘Naの脱落を発生するには至らないという利点を有している。
【0033】
図17は、第2変形例の間隙31”についての図5に対応する断面図であり、間隙31”はその幅を規定する一方の部材である外周壁34”の内面側下端部に丸棒34Bが溶接されており、図5における凸状曲面34Rと同様な利点を与えるものとなっている。しかし、丸棒34Bの溶接は溶接箇所の寸法的バラツキ、溶接時の熱によって発生する外周壁34”の歪等によって、第2変形例の間隙31”の近傍の平面図である図18に示すように、間隙31”の幅精度を保ちにくいという実施面での弱点を有している。
【0034】
本発明の実施例による釘Nの整送装置10は以上のように構成されるが、次にその作用について説明する。
【0035】
図2、図3を参照し、整送装置10の駆動部11のコイル15a、15bに交流が通電されることにより、ボウル21に捩り振動が与えられ、ボウル21の底面22上に多量に収容されている釘Nは周辺部へ移行されると共に、矢印aで示す方向へ移送され始める。 釘Nは底面22上の起点からトラック23へ乗るが、釘は捩り振動を受けて主として脚部Lの先端を前にし頭部Hを後にして配向され、かつ、トラック23のボウル21の径外方へ向かって若干下向き傾斜による重力作用と捩り振動の遠心力とによって、周壁24に接して移送される。その時の移送量は整送装置10から次工程への整送速度よりも過剰気味とされる。そしてトラック23の最上周回部に至り、釘Nは設けられている隔壁25a、25bによって3本に分流される。
【0036】
周壁24と隔壁25aとの間へ分流された釘Nは、図4、図5も参照し、捩り振動の遠心力と重力作用によってボウル21の周壁24の開口26から外付トラック33の第1懸吊化部1へ移行される。ここにおいて、釘Nは直上方に取り付けられている空気噴出ノズル38からの噴出空気を受けて、間隙31での懸吊に有利な向き、すなわち外付トラック33の外周壁34と交差する方向に向けられる。このようにして脚部Lの先端を前に向けている大部分の釘Nはそのまま間隙31に脚部Lを突っ込み、頭部Hを係合されて懸吊され移送される。頭部Hを前に向けている釘Nは外周壁34で停止された後に外周壁34に沿って横向きとなり、次いで捩り振動の遠心力によって脚部Lの先端を間隙31に挿入し外方へ突き出して懸吊される。開口26から横向きのまま転落して直接に外壁34に沿うものも同様にして懸吊される。
【0037】
第1懸吊化部1においては、ボウル21から移送されてくる釘Nの分流されほぼ1/3量しか分配されないので、第1懸吊化部1の懸吊化能力以上の大過剰の釘Nによる懸吊化の障害や、それによる移送詰まりは発生しない。また、第1懸吊化部1で懸吊されなかった釘Nの大部分は第1懸吊化部1の下流部分に開口しているポケット35へ落下する。従って、懸吊されないまま移送されて続く第2懸吊化部2が釘Nで過剰になることが防がれる。そして、図6を参照し、ポケット35へ落下した釘Nは底面35bを滑落し周壁24の開口29aを経てトラック23へ戻される。一方、図4を参照し、ポケット35の外周壁34側に残されている狭幅トラック33aを移送される釘Nは第2懸吊化部2へ至るまでの間隙31において懸吊されて第2懸吊化部2へ移送される。
【0038】
また、図3、図7、図8を参照して、トラック23上の隔壁25aと隔壁25bとの間に分流された約1/3量の釘Nは隔壁25aの終端に対応して設けられた周壁24の開口27を経由して外付トラック33の第2懸吊化部2へ移行される。第2懸吊化部2には釘Nを外周壁34と交差する向きにする空気噴出ノズルは存在しないが、トラック23から段差32aを越て外付トラック33へ移行する時に、大部の釘Nは脚部Lの先端を外付トラック33の上方へ覗かせ、次いで外付トラック33へ落とすが、この時点においてトラック23に残っている部分は接触している段差32aの稜線を介して捩り振動による移送力を受け、図7に示す釘N 3 のように、隙間31での懸吊に有利な向き、すなわち、外周壁34と交差する方向へ押し出される。そして釘Nは、第1懸吊化部1におけると同様、間隙31に懸吊され、第1懸吊化部1から間隙31によって移送されてくる懸吊された釘Nに合流されて移送される。
【0039】
第2懸吊化部2で懸吊されなかった釘Nは、そのまま移送されて続く第3懸吊化部3で釘Nが過剰とならないように、第2懸吊化部2の下流部分に開口するポケット36へ落下してトラック23へ戻され、ポケット36の外周壁34側の狭幅トラック33bを移送される釘Nは、第3懸吊化部3へ至るまでにおいて間隙31で懸吊される。これらのことは第1懸吊化部1と同様である。
【0040】
更には、図3を参照し、かつ第2懸吊化部2の断面図である図8を援用して、隔壁25bの内周側へ分流された残り約1/3量の釘Nは隔壁25bの終端に対応して設けられた周壁24の開口28を経由し、段差32bを越して外付トラック33の第3懸吊化部3へ移行され、間隙31において懸吊され、第2懸吊化部2から間隙31によって移送されてくる懸吊された釘Nに合流されて移送されるが、これらのことは第2懸吊化部2と同様である。
【0041】
トラック23から外付トラック33の第3懸吊化部3へ移行されなかった釘Nは、トラック23の下流端23eから直下方にある一周下のトラック23へ戻される。また、第3懸吊化部3で懸吊されなかった釘Nは、図9、図10も参照して、外付トラック33の下流端33eから受箱37へ落下し、底板37bを滑落して周壁24の開口29bをくぐり、ボウル21の底面22へ戻される。
【0042】
一方、間隙31に懸吊された釘Nは、図3、図10、図11を参照して、外付トラック33の下流端33eにおける外周縁部から始まる垂直懸吊レール43bと、外周壁34の下流端から始まる垂直懸吊レール43aとの間隙41で垂直に懸吊されて垂直懸吊レール43a、43bの下流端まで整送される。上記の過程において釘Nは間隙31での傾斜姿勢から間隙41での垂直姿勢とされるが、垂直移送部4の上流部分に取り付けられている圧縮空気配管44a、44b、44cからの噴出空気によって、釘Nは傾斜姿勢から垂直姿勢となる時の不必要な振れが抑制され、間隔が詰められて次工程へ供給される。なお、図10、図11では簡明化のため、釘Nは散在的に示されている。
【0043】
以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0044】
例えば、本実施例においては、釘Nを分流させるに当り、トラック23の最上周回部に同心円弧状の隔壁25a、25bを設けたが、これ以外の方法、例えば独立した3本のトラックを底面22からボウル21の周壁24の内面に沿いスパイラル状に上昇する三列のトラックを設けて分流させてもよい。
【0045】
また、本実施例では間隙31の幅Gを規定する外周壁34の下端部の断面レ字形状とし、下端部の内周側に(1/4)円弧の凸状曲面34Rを有する外周壁34としたが、これ以外の凸状曲面、例えば外周壁34の下端部の断面をU字形とする凸状曲面を設けてもよい。また、本実施例では凸状曲面を外周壁34の下端部に設けたが、外付トラック33の外周縁部を凸状曲面とすることによっても同様な効果が得られる。
【0046】
また、本実施例では外付トラック33の外周縁部の間隙31において、例えば図6に示すように、釘Nを鉛直方向に対しα=30°に傾斜させて懸吊したが、懸吊する角度は間隙を形成する部材の形状によって水平近くから垂直までの範囲で任意に変更し得る。
【0047】
また、本実施例では外付トラック33の3懸吊領域、すなわち第1懸吊化部1、第2懸吊化部2、および第3懸吊化部3において、外付トラック33の外周縁部と外周壁34の下端部との間隙31に釘Nを懸吊化させたが、2懸吊領域または4懸吊領域以上で懸吊させるようにしてもよい。
【0048】
また、本実施例では整送対象として釘Nを取り上げたが、頭部と脚部とから成る部品で釘以外のもの、例えばねじ、ボルトなどの締結用部品や、同一方向へのリード線を有する円柱状のコンデンサ、サイリスタ、トランジスタの如き電子部品など、各種の部品を整送対象とし得る。
【0049】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の請求項1部品整送装置によれば、移送する頭部と脚部とからなる部品をボウルのトラックの最上周回部で複数に分流させ、それぞれをボウルの外周側に取り付けた外周トラックの移送方向に並ぶ複数の懸吊領域へ捩り振動の遠心力および重力作用によって滑落させ、各懸吊領域において並行して、外付トラックの外周縁部と外周壁の下端部との間隙に部品を効率よう懸吊させて合流させるので、部品をボウル内から多量に移送しても、懸吊個所において部品の局所的な過剰による懸吊化の障害、部品の移送詰まりを招かず、垂直な姿勢とした部品を高い整送速度で移送することができる
【0050】
また、請求項2の部品整送装置によれば、部品を懸吊する間隙がボウルの中心を基準とする中心角180度以上の範囲に亘って連続して設けられているので、
滑落移送路に任意の複数の懸吊領域を形成し、部品を同数の複数に分流させて懸吊させ整送することができ、部品の整送速度を格段に向上させることができる
【0051】
また、請求項3の部品整送装置によれば、部品を懸吊させる間隙を形成する外周トラックの周縁部と外周壁の下端部との何れか一方を凸状曲面として、それらの間の最短距離を前記間隙の幅としているので、外周壁の高さ位置を変更して間隔の幅の調製し組み立てる場合の組立誤差の許容度が大であるほか、サイズの異なる部品を懸吊する兼用装置とする場合に小サイズの部品が脱落しない間隙の設定が容易である
【0052】
また、請求項4の部品整送装置によれば、部品を懸吊させる滑落移送路の外周縁部と前記係合壁の下端部と間隔を調整することができるので、サイズが若干異なる部品の整送に兼用することができ、設備費を低減させる
【0053】
また、請求項5の部品整送装置によれば、外周トラックの各懸吊領域で懸吊されない部品を排除するポケットを各懸吊領域の下流部に設けているので、懸吊されない部品が下流側の懸吊領域へ移送されず、下流側の懸吊領域で部品が過剰になってトラブルを招くことはない
【0054】
また、請求項6の部品整送装置によれば、ボウル内トラックの最上周回部の部品がボウルの周壁の最初の開口から外付トラックへ移行した箇所の直上方に、部品の長手方向を外周壁と交差する方向とするように空気を吹き付ける空気噴出ノズルが設けられているので 、外付トラックの周縁部の間隙に部品が脚部を挿入させ易くなり、部品の整送速度を向上させる
【0055】
また、請求項7の部品整送装置によれば、ボウル内トラックの最上周回部上の各隔壁の終端の下流側に対応して設けられた周壁の開口において、最上周回部の移送面と外付トラックの移送面との間に下方への段差が形成されているので、部品は最上周回部から脚部を外付トラックの上方へ覗かせ、次いで外付トラック上へ落とすが、この時点においてトラックの最上周回部側に残っている部分は接触している段差の稜線を介して捩り振動の移送力を受け、部品は外周壁と交差する方向へ押出されて、外付トラックの周縁部の隙間に部品が脚部を挿入させ易くなり、部品の整送速度を向上させる。
【0056】
また、請求項8の部品整送装置によれば、部品を傾斜した姿勢で懸吊して移送する間隙の下流端に、部品を垂直な姿勢で懸吊して移送する垂直移送部が接続されているので、部品を垂直な姿勢として次工程へ供給することができる。
【0057】
また、請求項9の部品整送装置によれば、傾斜した姿勢で懸吊されて移送されてきた部品が垂直移送部で垂直な姿勢で懸吊される時に、斜め後方から吹きつけられる空気が部品の不必要な振れを抑制して部品の整送を円滑化させる。
【0058】
また、請求項10の部品整送装置によれば、釘を垂直な姿勢として極めて高い整送速度で移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】整送対象としてのサイズの異なる釘3種の斜視図である。
【図2】釘の整送装置の側面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】第1懸吊化部近傍の破断平面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】第2懸吊化部近傍の破断平面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の断面図である。
【図9】図3における[9]−[9]線方向の断面図である。
【図10】垂直移送部近傍の破断平面図である。
【図11】図10に対応する部分破断側面図である。
【図12】第1変形例の間隙を示す断面図であり、図5に対応する図である。
【図13】第1変形例の間隙について、外周壁の下端位置が低い場合における最短の釘の懸吊を示し、図13のAは平面図、図13のBは図13のAにおける[B]−[B]線方向の断面図である。
【図14】第1変形例の間隙について、外周壁の下端位置が低い場合における最長の釘の懸吊を示し、図14のAは平面図、図14のBは図14のAにおける[B]−[B]線方向の断面図である。
【図15】第1変形例の間隙について、外周壁の下端位置が高い場合における釘の懸吊を示す断面図であり、図15のAは最長の釘の懸吊、図15のBは最短の釘の脱落を示す図である。
【図16】実施例の間隙の断面図であり、図16のAは外周壁の下端位置が低い場合における最長の釘の懸吊を示し、図16のBは外周壁の下端位置が高い場合における最短の釘の懸吊を示す図である。
【図17】第2変形例の間隙を示す断面図であり、図5に対応する図である。
【図18】図17に対応する破断平面図である。
【符号の説明】
1 第1懸吊化部
2 第2懸吊化部
3 第3懸吊化部
4 垂直移送部
10 整送装置
11 駆動部
21 ボウル
22 底面
23 トラック
24 周壁
26 開口
27 開口
28 開口
31 間隙
32 段差
33 外付トラック
34 外周壁
34R 凸状曲面
35 ポケット
36 ポケット
37 ポケット
38 空気噴出ノズル
39 取付部材
G 間隙の幅
N 釘

Claims (10)

  1. 内周壁部にスパイラル状のトラックを形成させたボウルの外周部にほぼ同心的に該ボウルの径外方向に向かって下向きに傾斜した環状の滑落移送路を該ボウルに一体的に形成させ、該滑落移送路と同心的に延在し、該滑落移送路の径外方縁部より径外方側でかつ上方に位置して下方に延在し前記ボウルに対して固定された係合壁の下端部と、前記滑落移送路の外周縁部との間に環状の間隙を形成させ、前記スパイラル状のトラックの最上段トラック部から前記滑落移送路上へ捩り振動の遠心力と、重力作用で頭部と脚部とから成る部品を移行させ、前記間隙に前記脚部を挿入して外方へ突き出させ前記頭部を係合させて懸吊させ、捩り振動により該間隙に沿って移送させるようにした部品整送装置において
    前記部品が前記トラックの最上段トラック部に設けた隔壁によって複数に分流されて移送され、前記ボウルの周壁に形成された複数の切欠部から前記滑落移送路へ移行され、前記滑落移送路において移送方向に並ぶ複数の懸吊領域で懸吊された後、単列の垂直な姿勢として次工程へ供給されることを特徴とする部品整送装置
  2. 前記滑落移送路の外周縁部における前記間隙が前記ボウルの中心を基準として中心角180度以上の範囲に亘って連続して設けられている請求項1に記載の部品整送装置
  3. 前記間隙を形成する前記滑落移送路の外周縁部と前記係合壁の下端部の内面側との何れか一方を凸状曲面として前記間隙の幅が設定されている請求項1に記載の部品整送装置
  4. 前記滑落移送路の外周縁部と前記係合壁の下端部との相対的位置が調節可能とされている請求項1に記載の部品整送装置
  5. 前記滑落移送路の前記各懸吊領域の下流部分に、懸吊されない前記部品を落下させるポケットが開口されており、懸吊されない前記部品が落下収集されて下流側の前記懸吊領域へ移送されることが制限されている請求項1に記載の部品整送装置
  6. 前記滑落移送路の上流端部に対応する前記周壁の第1切欠部から前記部品が前記滑落移送路へ移行する箇所の直上方に、前記部品を懸吊され易い向きとするための空気噴出ノズルが設けられている請求項1に記載の部品整送装置
  7. 前記第1切欠部より下流側の前記切欠部において、前記トラックの最上段トラック部の移送面に対し前記滑落移送路の移送面が下方への段差を介して配設されている請求項6に記載の部品整送装置
  8. 前記間隙の下流端に一対の垂直な懸吊路形成板間の水平間隙で前記部品を垂直な姿勢で懸吊として移送する垂直移送部が接続されている請求項1に記載の部品整送装置
  9. 前記垂直移送部の上流部分を移送される前記部品に後方から斜め下向きに吹き付ける複数の空気噴出配管が配設されている請求項8に記載の部品整送装置
  10. 前記部品が釘である請求項1に記載の部品整送装置
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