JP2010131519A - ネジの仕分け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジを供給する装置は、誤って供給するネジとは異なる異径のネジを供給する可能性があり、ネジ径毎にネジを仕分けできるようにする。
【解決手段】ネジを搬送して仕分けるレールは、ネジPのネジ部が挿入でき且つネジのネジ部は挿入できない一定の幅を持つ隙間を形成する溝4cと、溝4cにネジ部が挿入されたネジP及びネジRの頭部下面を支持する第1の搬送面と、第1の搬送面において隙間の幅中心に中心が一致する穴径で、ネジRの頭径より大きくてネジPの頭径よりも小さい穴径を持つ貫通穴6と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネジの仕分け装置に関し、特に、ワークを一定の方向に整列させながら送り出すためのパーツフィーダーを利用してネジを仕分けする装置に関する。
ネジなどの締結用軸部品を使って機器を組み立てるとき、組み立て装置への部品供給装置が用いられる。
ネジの供給装置の例としては特許文献1に記載されたものがある。この文献1に示されるネジ供給装置は、ネジが切られている軸であるネジ部とネジ部より大径の頭部とを有するネジが多数収容される収容部と、該収容部の内部から外部に突出するとともにネジのネジ部が上側から挿入される溝を有し、溝の開口縁でネジの頭部を支承し搬送方向へネジを案内するレールと、上記収容部内のレールにネジを供給する供給部と、を備える。そして、種々のネジ径に容易に対応できるように、上記レールが交換可能となっている。
しかし、上記ネジ供給装置では交換されるレールの溝幅が一定である。そのため、供給するネジだけではなく、供給するネジよりもネジ部の径が小さいネジもレールで搬送される。したがって、供給するネジとは異なるネジ径のネジが混ざっている場合、そのまま異径のネジが組み立て装置へ供給されてしまう問題がある。
この問題を解決できる装置として、特許文献2,3などに、ネジ部の径が異なる複数種類のネジを仕分けしながら供給する装置が開示されている。
特許文献2,3に記載のネジ供給装置では、ネジを一列に整列し案内するレールの溝が、ネジ頭径の大きさに応じネジ進行方向に段階的に溝幅が拡大するように形成されている。また両文献のレールとも、所定のネジを当該ネジの頭部が通過する溝幅の所でレールから落下させてネジを仕分けする点では同じである。但し、特許文献2に記載のレールは、ネジのネジ部がレールの溝に挿入され且つ溝の開口縁でネジの頭部が支持されている垂直姿勢でネジを搬送するものであるのに対し、特許文献3に記載のレールは、ネジを横倒した姿勢で搬送するものである。
特開平9−58847号公報 実開昭59−142082号公報 特開平03−143820号公報
上記の特許文献2及び3に開示されるネジ供給装置は、異種のネジを収容したボウルフィーダと、レールとが連続するように連結されていて、ボウルフィーダ内に入っている全てのネジを次々とレールに受け渡す構成である。
このような構成のため、レールの溝を通らない大きさのネジがボウルフィーダ内に混在されていた場合は当該ネジはレールの上面に乗ったまま下流に搬送されてしまい、当該大きさのネジを仕分けできないという問題がある。例えば特許文献2記載のレールでは、レールの搬送方向上流側の溝にネジのネジ部が挿入されなくても、ネジは横倒し姿勢で下流に向かうと考えられる。
このような横倒し姿勢で搬送されるネジが在ると、レール上でネジ同士が重なる事態が予想され、ネジの搬送および仕分けを阻害する虞がある。この問題は、特許文献3に記載のレールのように初めから横倒し姿勢でネジを搬送するレールにおいても同様に存在する。
また、特許文献2に記載されたレールには、搬送されるネジの頭部の幅に合った側壁が形成されていない。そのため、レールの溝に沿って搬送しているネジの中心が傾いたりネジ搬送方向に対して横ずれしたりして、レールにネジ詰まりが生じる虞がある。
さらに、特許文献3に記載されたレールの構成では、所定のネジを落下させることが可能な溝幅の所を、当該所定のネジが落ちる前に、当該所定のネジより大きいネジが通過する場合がある。この場合も、通過するネジの中心が傾いたり溝の幅中心に対して横ずれしたりして、レールにネジ詰まりが生じる虞がある。
本発明は、上記問題を解決することができるネジの仕分け装置を提供することを目的とする。その目的の一例は、様々なネジ径のネジが多数混在している場合、ネジ詰まりが生じることなくネジの搬送を行いながら、ネジ径毎に良好に仕分けをするネジの仕分け装置を提供することである。
本発明は、ネジ部とネジ部より大径の頭部とを有するネジを仕分けする装置であって、所定の大きさをもつネジPと、前記ネジPよりもネジ径が大きいネジQと、ネジPよりもネジ径が小さいネジRとを仕分けする仕分け装置に係るものである。
本発明の一態様は、複数のネジP、複数のネジQ、及び複数のネジRが格納されている格納部と、ネジPとネジQとネジRを整列させて搬送しながら仕分ける搬送部と、格納部から適当な量のネジを搬送部の上方から散布して搬送部に供給する供給部と、を備える。
上記搬送部は、レールと、一方向にネジ搬送をするためにレールを振動させる振動装置と、で構成される。
そして上記レールは、
ネジPのネジ部が挿入でき且つネジQのネジ部は挿入できない一定の幅を持つ隙間と、
前記隙間にネジ部が挿入されたネジP及びネジRの頭部下面を支持する第1の搬送面と、
第1の搬送面において隙間の幅中心に中心が一致する穴径で、ネジRの頭径より大きくてネジPの頭径よりも小さい穴径を持つ穴と、
を有する。
本発明によれば、ネジ詰まりが生じ難く、ネジ径毎に良好に仕分けをすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
「第一の実施の形態」
図1は、本発明の一実施形態によるネジの仕分け装置の外観を示す斜視図である。
この図に示されるように、本実施形態の装置は、複数のネジを格納する格納部1と、ネジを一方向に一列に整列させて搬送する搬送部2と、格納部1から搬送部2へネジを供給する供給部3とを備える。
格納部1の中には、大きさが異なる複数種のネジ(本例ではネジP,ネジQ,ネジRの三種類)が格納されている。ネジPはネジ部及び頭部が所定の大きさを有する。ネジQは、ネジPよりもネジ部のネジ径が大きいネジであり、ネジRは、ネジPよりもネジ部のネジ径及び頭部の径が小さいネジである。
搬送部2は、一方向にネジを案内する、ネジの仕分け構造を有するレール4と、レール4を振動させてレール4上のネジを一方向に送るための振動装置5とを有する。
供給部3は、レール4の上流側の上面より高い位置に設けられていて、格納部1に格納されているネジをレールの上面に所定時間おきに適当な量を散布する(ばらまく)ものである。
図2は、ネジP,ネジQ,ネジRの仕分け構造を有する搬送部2のレール4の上面図を示し、図3は図2のA−A’断面図、図4は図2のB−B’断面図である。
レール4の上面の長手方向全域には、一対の側壁4dが存在する。一対の側壁4dは、レール4の幅中心に中心が一致する溝幅で、ネジPの頭径よりも僅かに大きく、ネジQの頭径よりも小さい溝幅を持つ第1の溝4aを形成する。つまり、第1の溝4aは、ネジP及びネジRの頭部を挿入できるがネジQの頭部を挿入できない溝である。
第1の溝4aの底部において、ネジ進行方向のレール上流端から所定長さの位置までは第2の溝4bが形成されている。
第2の溝4bは、第1の溝4aの中心に中心が一致する溝幅で、ネジRの頭径よりも僅かに大きく、ネジPの頭径よりも小さい溝幅を持つ溝である。つまり、ネジRの頭部を挿入できるがネジP及びネジQの頭部を挿入できない溝である。
第2の溝4bの底部には第3の溝4cが形成されている。第3の溝4cは、第1の溝4aの中心に中心が一致する溝幅で、ネジPのネジ部の径より僅かに大きく、ネジQのネジ部の径より小さい溝幅を持ち、十分に深い溝である。つまり、ネジP及びネジRのネジ部を挿入できるがネジQのネジ部を挿入できない溝である。この溝4cはレール4をその上面から垂直方向に貫通する穴に代替してもよい。
さらに、第1の溝4aの底部において、レール4の上下面を貫通する貫通穴6が形成されている。貫通穴6は、開口端が第1の溝4aの下流端からネジ進行方向のレール下流端まで延在する細長い四角形の穴である。
貫通穴6は、ネジP及びネジQの頭径より小さくネジRの頭径より大きい穴幅を持つ。貫通穴6の穴幅の中心は第1の溝4aの幅中心と一致している。また、貫通穴6と溝4b,4cとはレール長手方向に関して互いに連通している。
以上のような構成において、第1の溝4aを形成する一対の側壁4dは、ネジ進行方向に延びる第3の溝4c及び貫通穴6のそれぞれ幅中心に対しネジPの中心が横ずれしたり傾いたりしないように、ネジPの頭部の進路幅を制限する。また、第2の溝4bの開口及びこの縁面が第1の溝4aの底部を形成しており、第2の溝4bの開口縁面が、ネジPの頭部下面をネジ搬送中に支持する第1の搬送面となる。
第2の溝4bは、ネジ進行方向に延びる第3の溝4cの幅中心に対しネジRの中心が横ずれしたり傾いたりしないように、ネジRの頭部の進路幅を溝の側面で制限する。また、第3の溝4cの開口及びこの縁面が第2の溝4bの底部を形成しており、第3の溝4cの開口縁面が、ネジRの頭部下面をネジ搬送中に支持する第2の搬送面となる。
第3の溝4cは、ネジ進行方向に延びる第3の溝4cの幅中心に対しネジPの中心が横ずれしたり傾いたりしないように、ネジPのネジ部の進路幅を溝の側面で制限する。また、第3の溝4cは、ネジP及びネジRのネジ部より大きい径を持つネジQを排除できる。ネジPのネジ部の径は第3の溝4cの溝幅に対して僅かに小さい程度である。
第2の溝4bの開口及びこの縁面とともに貫通穴6及びその上側の縁面が第1の溝4aの底部を形成しており、貫通穴6の上側の縁面は第2の溝4bの開口縁面と同じ高さで連続している。そのため、貫通穴6の上側の縁面もまた第1の搬送面である。このような貫通穴6は、上流側から搬送されてくるネジP,ネジRに関して、ネジRを落下させるが、ネジPの頭部下面を穴の縁面で支持する。

次に、本実施形態の仕分け装置の動作について詳述する。
複数のネジP,複数のネジQ,複数のネジRが格納されている格納部1の中から供給部3が、適当な量のネジをレール4の上面に散布する。このネジの散布の過程で、ネジのネジ部側が下向きになってレール4の第3の溝4cに引っ掛かるもの(ネジP,ネジR)は、そのネジ部が第3の溝4cに挿入される。
この過程で第3の溝4cに捕らえられなかったもの、即ち、第3の溝4cの溝幅より大きなネジ径を持つネジQは、レール4の外へ脱落し、容器7に入る。すなわち、ネジQのみが容器7に集められる。
一方、第3の溝4cにネジ部が挿入されたネジP,ネジRは、振動装置5の振動によって、レール4に沿ってレール下流側へ搬送される。
このとき、ネジ進行方向のレール上流端から貫通穴6の前までは図3に示す状態で、ネジP,ネジRが搬送される。
移動中のネジPは、頭部下面が第2の溝4bの開口縁面(第1の搬送面)で支持され、ネジ部の位置ずれが第3の溝4cの側面で抑制され、かつ頭部の位置ずれが第1の溝4aの側壁4dで抑えられる。つまり、第1の搬送面を搬送されているネジPの頭部及びネジ部と、第1の溝4aの側壁4d及び第3の溝4cの側面とがそれぞれ非常に近いため、第3の溝4cの幅中心に対してネジPの横ずれや傾きが発生し難い。
一方、移動中のネジRは、頭部下面が第3の溝4cの開口縁面(第2の搬送面)で支持され、頭部の位置ずれが第2の溝4bの側面で抑えられる。つまり、第2の搬送面を搬送されているネジRの頭部と、第2の溝4bの側面とが非常に近いため、第3の溝4cの幅中心に対してネジの横ずれや傾きが発生し難い。
続いて、ネジP,ネジRが溝4b,4cを経て貫通穴6の位置に案内されると、それぞれのネジは図4に示す状態となる。
具体的には、第2の搬送面を搬送されてきたネジRは、貫通穴6の位置で第2の搬送面が無くなり、貫通穴6を落下し、容器8に入る。つまり、ネジRのみが容器8に集められる。
一方、ネジPは、ネジの頭部下面が貫通穴6の上側の縁面(第1の搬送面)に支持されるため、貫通穴6を落下しない。そして、ネジPは第1の搬送面に支持されながら貫通穴6内をレール長手方向に沿って移動する。このとき、ネジPのネジ部と貫通穴6の側面との隙間は、貫通穴6よりも上流側の第3の溝4cをネジが通過する場合と比較して広がる。しかし、貫通穴6内を移動しているネジPの頭部と、第1の溝4aの側壁4dとは非常に近いため、貫通穴6の幅中心に対してネジPの横ずれや傾きが発生し難い。
しかる後、ネジPはレール下流端から落下し、容器9に入る。すなわち、ネジPのみが容器9に集められる。

このように本実施形態の仕分け装置によれば、ネジP、ネジQ、ネジRを確実に仕分けることができる。
特に本構成によれば、ネジP、ネジQ、ネジRのうちの、レール4の溝4cに挿入できないネジQがレール4に乗ったまま搬送されることはない。また、ネジPとネジRを仕分けするとき、複数のネジP及びネジRは傾いたり横ずれしたりせず、レール4に沿って、全ネジの中心軸が概ね一直線に並んだ状態で搬送される。以上の理由により、従来例の装置と比べてネジ詰まりが発生し難い。
「第二の実施の形態」
本発明の第二の実施形態例は、レール4の仕分け構造を除いては上記の形態例と同じである。そのため、ここでは本例の仕分け構造のみを図5から図9を参照して説明する。また、第一の実施形態例と同じ構成要素には同一の部品番号を使用する。
図5は本実施形態の仕分け構造を持つレールの側面図、図6は図5のC−C’断面図、図7は図5のD−D’断面図、図8は図5のレール上面図、図9は図5のE−E’断面図である。
仕分け構造を持つレールを構成するために、長方形の2つの平板11,12が用意されている。平板11,12は一定の幅の隙間Xを隔てて対面するように平行に固定されている。平板11及び12の間の隙間Xは、ネジP及びネジRのネジ部を挿入できるがネジQのネジ部を挿入できない溝となる。ネジPのネジ部の径は隙間Xに対して僅かに小さい程度である。
平板11及び12の上端面が同じ高さに設けられ、かつ一方向に延びている。ネジP及びネジRのネジ部が隙間Xに挿入されているとき、それらの頭部の下面は平板11及び12の両方の上端面で支持される。すなわち、平板11及び12の両方の上端面が、ネジP及びネジRの頭部下面をネジ搬送中に支持する第1の搬送面となる。また、その上端面は、搬送中のネジPの頭部外周がはみ出ない大きさを有する。
なお、第1の搬送面に、前述した第一の実施形態例(図3,図4)に示したような第2の溝4bを有していることが、ネジのずれや傾きを防止する効果を高めるために望ましい。この構成は図5〜図9に図示されていないが、第2の溝4bを有した構成では、当該溝の底側の縁面が第2の搬送面となって、ネジRの頭部下面を支持する。
上記の第1の搬送面に穴13が第1の搬送面に対して垂直に形成されている。穴13は、レールの、ネジ進行方向の上流端から所定の距離をおいた場所に位置する。
穴13は、隙間Xの中心に中心が一致する穴径で、ネジRの頭径よりも大きく、ネジPの頭径よりも小さい穴径を持つ。つまり、ネジRの頭部を挿入できるがネジPの頭部を挿入できない穴である。穴13は、相対する平板11及び12の内側面を上下方向に削り取るように形成されているため、穴13の底側の縁面で、ネジRの頭部下面を支持することができる。
穴13の深さは、ネジRの頭部高さよりも深く、ネジPのネジ部の軸長よりも短い。そのため、穴13を搬送方向に通過するネジPのネジ部の下側部分については、その進路幅を隙間Xに保つことができる。結果、ネジPが穴13を搬送方向に通過するときの、ネジPの横ずれや傾きの発生を抑えられる。
さらに、穴13の底側の縁面で支持されたネジRが搬送方向へ移動できるように、ネジRの頭部を通す通路14が搬送方向に沿って設けられている。通路14は、穴13の底側の縁面が搬送方向に向かって連続するように形成され、かつ、平板11及び12の内側面をネジRの頭部の高さよりも大きい幅で搬送方向に削り取るように形成されている。
通路14の距離は、穴13の搬送方向上流端13aから、搬送方向に向かって、穴13の穴径の2倍の長さよりも長い(図9参照)。
穴13の底側の縁面及び、この縁面に連続する面が、ネジRの頭部下面をネジ搬送中に支持する第3の搬送面となる。
さらに、この第3の搬送面の、穴13の底部よりも下流側の位置には、穴15が第3の搬送面に対して垂直に形成されている。穴15は、ネジRの頭部を挿入できる穴であり、隙間Xの中心に幅中心が一致する幅の穴で、ネジRの頭径より大きい幅を持つ。このような穴15は、相対する平板11及び12の内側面を上下方向に削り取るように形成されている。
穴15は、第3の搬送面から平板11及び12の下端面まで形成されていてもよいし、また、その途中まで形成されていてもよい。本実施形態では図5から図9に後者の例を示した。
穴15が第3の搬送面から下の途中まで形成された構成においては、平板11及び12の少なくとも一方に、平板の側面を貫通する貫通穴16が形成されている。貫通穴16は、平板11及び12の間のネジRを、穴を通して排出することが可能である。ネジの排出方法としては、磁気吸着や空気吸引などを利用できる。

次に、本実施形態によるネジの仕分け動作について詳述する。
レールを構成する平板11及び12の上流側の上端面に、その上方の供給部3から、適当な量のネジが散布される。
このネジの散布の過程で、平板11及び12の間の隙間Xに捕らえられなかったもの、即ち、隙間Xより大きなネジ径を持つネジQは、レールの外へ脱落し、容器7に入る。すなわち、ネジQのみが容器7に集められる。
一方、隙間Xにネジ部が挿入されたネジP,ネジRは、振動装置5の振動によって、レールに沿ってレール下流側へ搬送される。
このとき、ネジ進行方向のレール上流端から穴13の前までは、ネジP及びネジRは第1の搬送面を移動する。但し、第2の搬送面を有する構成とした場合には、ネジPは第1の搬送面を移動し、ネジRは第2の搬送面を移動する(不図示)。
移動中のネジPは、頭部下面が平板11及び12の上端面(第1の搬送面)で支持され、ネジ部の位置ずれが平板11及び12の相対する内側面で抑えられる。つまり、第1の搬送面を搬送されているネジPのネジ部と、平板11及び12の内側面とが非常に近いため、隙間Xの中心に対してネジPの横ずれや傾きが発生し難い。一方、移動中のネジRは、平板11及び12の上端面(第1の搬送面)で支持されている。但し、第2の搬送面を有する構成とした場合には、移動中のネジRは頭部が溝4b内に在るため、隙間Xの中心に対してネジRの横ずれや傾きが発生し難くなる。
続いて、ネジRが穴13の位置に案内されると、そのネジは図6、図8、図9に示す状態となる。
具体的には、第1の搬送面を搬送されてきたネジRは、穴13の位置で穴13に入り込み、頭部底面が穴13の底側の縁面に支持される。
そして、ネジRは、穴13の底側の縁面及びこの縁面に連続する面からなる第3の搬送面に支持されながら、レール内部の通路14内を搬送方向に移動する。通路14内を移動しているネジRの頭部と、平板11及び12の内側面とは非常に近いため、隙間Xの中心に対してネジRの横ずれや傾きが発生し難い。
しかる後、ネジRは、第3の搬送面の下流側の穴15から落下し、平板11の貫通穴16を通ってレールの外に排出され、容器8に入る。すなわち、ネジRのみが容器8に集められる。
一方、穴13の位置に搬送されてきたネジPは、ネジの頭部下面が平板11及び12の上端面に支持された状態にあり、穴13を落下しない。
そして、ネジPは第1の搬送面に支持されながら、穴13及び通路14の範囲をレール長手方向に沿って通過する。穴13の範囲では、移動しているネジPのネジ部の下側部分と、平板11及び12の内側面とが非常に近いため、隙間Xの中心に対してネジPの横ずれや傾きが発生し難い。
通路14の範囲においても、移動しているネジPの頭部の直下部と、平板11及び12の内側面とが非常に近いため、隙間Xの中心に対してネジPの横ずれや傾きが発生し難い。
しかる後、ネジPはレール下流端から落下し、容器9に入る。すなわち、ネジPのみが容器9に集められる。
このように本実施形態の仕分け装置によれば、ネジP、ネジQ、ネジRを確実に仕分けることができる。
特に本構成によれば、ネジP、ネジQ、ネジRのうちの、レールの隙間Xに挿入できないネジQがレールに乗ったまま搬送されることはない。また、ネジPとネジRを仕分けするとき、複数のネジP及びネジRは傾いたり横ずれしたりせず、レール4に沿って、全ネジの中心軸が概ね一直線に並んだ状態で搬送される。以上の理由により、従来例の装置と比べてネジ詰まりが発生し難い。
さらに本実施形態は、前述した第一の実施形態と比べて、ネジRの排出穴内をネジPが通過するときにネジPのずれや傾きを防ぐ一対の側壁4dを第1の搬送面から省略することができる。
また本発明は、本実施形態に示した、ネジRをレール上から排出するために設けられた穴13、通路14及び穴15を前述した第一の実施形態例のレールに適用したものであってもよい。
「産業上の利用可能性」
本発明の活用例として、ネジを供給する装置として応用できる。
また、軸部と、軸部の片端に設けられた、軸部より外径が大きい頭部とから構成される、ネジ以外の部品類を仕分ける装置にも本発明は応用できる。
本発明の一実施形態によるネジの仕分け装置の外観を示す斜視図。 それぞれネジ径が異なるネジP,ネジQ,ネジRの仕分け構造を有する搬送部のレールを示す上面図。 図2のA−A’断面図。 図2のB−B’断面図。 本発明の他の実施形態による仕分け構造を持つレールの側面図。 図5のC−C’断面図。 図5のD−D’断面図。 図5のレール上面図。 図5のE−E’断面図。
符号の説明
1 格納部
2 搬送部
3 供給部
4 レール
4a 第1の溝
4b 第2の溝
4c 第3の溝
4d 側壁
5 振動装置
6 貫通穴
7、8、9容器
11,12 平板
13、15 穴
13a 搬送方向上流端
14 通路
16 貫通穴
P ネジ(所定の大きさのネジ)
Q ネジ(ネジPよりも大きいネジ)
R ネジ(ネジPよりも小さいネジ)

Claims (4)

  1. ネジ部と該ネジ部より大径の頭部とを有するネジを仕分けする装置であって、所定の大きさをもつネジPと、前記ネジPよりもネジ径が大きいネジQと、ネジPよりもネジ径が小さいネジRとを仕分けする仕分け装置において、
    複数の前記ネジP、複数の前記ネジQ、及び複数の前記ネジRが格納されている格納部と、
    前記ネジPと前記ネジQと前記ネジRを整列させて搬送しながら仕分ける搬送部と、
    前記格納部から適当な量の前記ネジPと前記ネジQと前記ネジRを含むネジを前記搬送部の上方から散布して前記搬送部に供給する供給部と、を備え、
    前記搬送部は、
    前記ネジPのネジ部が挿入でき且つ前記ネジQのネジ部は挿入できない一定の幅を持つ隙間と、前記隙間にネジ部が挿入された前記ネジP及び前記ネジRの頭部下面を支持する第1の搬送面と、前記第1の搬送面において前記隙間の幅中心に中心が一致する穴径で、前記ネジRの頭径より大きくて前記ネジPの頭径よりも小さい穴径を持つ穴と、を有するレールと、
    一方向にネジ搬送をするために前記レールを振動させる振動装置と、有して構成されたことを特徴とするネジの仕分け装置。
  2. 前記穴は、前記ネジPのネジ部の軸長よりも長い深さを持つ穴であり、
    前記レールの前記第1の搬送面は、
    前記レールの長手方向に沿って形成され、前記隙間の幅中心に中心が一致する間隔で、前記ネジPの頭径よりも大きく、前記ネジQの頭径よりも小さい間隔を持つ一対の壁と、
    前記レールの長手方向に沿って形成され、前記隙間の幅中心に中心が一致する溝幅で、前記ネジRの頭径よりも大きく、前記ネジPの頭径よりも小さい溝幅を持つ溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載されたネジの仕分け装置。
  3. 前記穴は、前記ネジRの頭部高さより深く、前記ネジPのネジ部の軸長より短い深さを持つ穴であり、
    前記ネジRの頭部下面を支持しながら前記ネジ部の頭部を通すことが可能な通路が、前記穴の底部から搬送方向に前記穴の径の2倍の長さよりも長く形成されており、当該通路の下流側の底に、前記ネジRの頭径より大きい幅を持つ開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたネジの仕分け装置。
  4. 前記レールの前記第1の搬送面は、
    前記レールの長手方向に沿って形成され、前記隙間の幅中心に中心が一致する溝幅で、前記ネジRの頭径よりも大きく、前記ネジPの頭径よりも小さい溝幅を持つ溝を有することを特徴とする請求項3に記載されたネジの仕分け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101218497B1 (ko) * 2012-04-27 2013-01-03 장동환 볼트 선별 장치
CN103920828A (zh) * 2014-04-16 2014-07-16 浙江晨丰灯头有限公司 一种灯头自动分料装置
CN104107808A (zh) * 2014-06-24 2014-10-22 上海托展机电设备有限公司 全自动螺钉长度自动检测分拣装置
WO2021172363A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 湖北工業株式会社 物品供給装置

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