JPH0420832Y2 - - Google Patents

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JPH0420832Y2
JPH0420832Y2 JP1986161284U JP16128486U JPH0420832Y2 JP H0420832 Y2 JPH0420832 Y2 JP H0420832Y2 JP 1986161284 U JP1986161284 U JP 1986161284U JP 16128486 U JP16128486 U JP 16128486U JP H0420832 Y2 JPH0420832 Y2 JP H0420832Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薄板状部品の振動供給装置に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕 最近、小型の各種電子部品を整列して供給する
ための振動供給装置が種々開発されているが、
0.1mm以下の非常に薄い板状部品の供給は以下の
ような欠点がある。
すなわち、振動パーツフイーダのスパイラル状
のトラツクに沿つて薄板状部品がねじり振動によ
り移送され、このトラツクの排出端部に一体的に
形成した整列用トラツク(直線的であつても曲線
状であつてもよい)に一個宛、導入し、こゝを移
送してその端部に設けられたストツパにより停止
させている。薄板状部品が単層で一列に相重なる
ことなく連接してこの整列用トラツクにストツク
されゝばよいのであるが(なお、先端部のストツ
パで停止されている部品は順次、吸着手段で吸着
ピツクアツプされて次工程へと供給される)、従
来では整列用トラツクの振巾もスパイラル状のト
ラツクの振巾も同一であるので、整列用トラツク
に上述の状態で部品をストツクすることが困難で
あり、整列用トラツクに部品の空白部が生じた
り、重なりが多くて振動パーツフイーダのわん状
容器内のストツク量が、もしくはストツク状態
(部品分布密度の大きなバラツキ)が不適切とな
るようなことが多かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ、振動パーツ
フイーダ内には適切に薄板状部品がストツクされ
ながら、次工程への供給のためのストツクされた
部品整列を適切に行うことができる薄板状部品の
振動供給装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の以上の目的は、スパイラル状の部品移
送トラツクを内周壁面に形成させたわん状容器に
ねじり振動力を与えて、前記部品移送トラツクに
沿つて薄板状部品を移送するようにした振動パー
ツフイーダと、前記部品移送トラツクの排出端部
に近接して接続され、前記振動パーツフイーダ側
に向かつて下向きに傾斜し、直線的な移送路を有
し、該移送路の移送面の移送方向に沿つて多数の
条溝を形成させ、前記移送路の下側壁部の前記移
送面よりの高さは前記薄板状部品の厚さよりわず
かに小さいようなトラフに直線振動力を与えて前
記移送路に沿つて前記薄板状部品を移送するよう
にした直線振動フイーダと、前記移送路の先端部
に至つた前記薄板状部品を停止させるためのスト
ツパ手段とから成り、前記振動パーツフイーダの
ねじり振巾と前記直線振動フイーダの振巾とをオ
ーバフローの状態で前記振動パーツフイーダから
前記直線振動フイーダへ部品を供給するように独
立に調整し、かつ前記直線振動フイーダの移送路
に前記薄板状部品がうろこ状に相互に部分的に連
続的に重なることなく一列に整列した状態でスト
ツクし得るように前記両振巾を調整するようにし
前記直線振動フイーダの前記移送路上で重なつて
いる部品は前記傾斜により前記振動パーツフイー
ダ側に戻すようにしたことを特徴とする薄板状部
品の振動供給装置。
〔作用〕
振動パーツフイーダから一個宛、薄板状部品が
直線振動フイーダの移送路に供給される。この移
送路の先端部で部品はストツパ手段により停止さ
れる。公知のように他から吸着手段が降下してき
て、先端部の部品を吸着ピツクアツプし次工程へ
と供給する。この供給のタイミングに合せて直線
振動フイーダの振巾を調整すればよい。また振動
パーツフイーダからは部品が一個宛、直接振動フ
イーダの移送路に供給されるのであるが、直線振
動フイーダの移送路に部品の空白部が生じないよ
うに、換言すれば移送路の先端部に部品が確実に
存在するように少しオーバフロー気味に部品を供
給する。直線振動フイーダの移送面は振動パーツ
フイーダ側に下向きに傾斜しているので、重なつ
ている部品は振動パーツフイーダ側へと滑落す
る。下側壁部に規制されながら部品は移送され、
一列で単層で理想的にストツクされることができ
る。
また、振動パーツフイーダ1と直線振動フイー
ダ2とはそれぞれの振巾を独立に調整するように
しているので、上述のように振動パーツフイーダ
1から直線振動フイーダ2にオーバフロー気味で
薄板状部品を供給することは容易に実現すること
ができ、且つまた直線振動フイーダ2の移送路W
の移送面にはこの移送方向に沿つて多数の細い条
溝29cを形成されているので、振動パーツフイ
ーダ1から順次供給された薄板状部品は直線振動
フイーダ2の振巾に応じて円滑に移送されること
ができる。従来のように、この直線振動フイーダ
2の移送路の移送面が平滑であれば、振巾あるい
は振動数によつてはこの移送路面に固着したまま
移送されることができないか、あるいはその移送
速度が異常に遅くなることがある。あるいは、こ
の移送路の全域に亘つて一様な移送速度を得るこ
とができず、ある位置においては円滑に移送され
るが他の位置では停止したり移送速度が遅くなる
という移送速度のむらがあつたが、移送路面に多
数の条溝29cを形成させることにより、薄板状
の部品であつても且つまた振動数、振巾が如何な
るものであつてもこの振巾に応じた速度で円滑
に、且つ直線振動フイーダ2の直線的な移送路W
に沿つて何ら移送むらがなく円滑に移送すること
ができ、さらにこの移送路面には一方向、すなわ
ち振動パーツフイーダ1側に向つて下向きに傾斜
しており、この下端部に下側壁部32を形成させ
ており、この高さが移送路の移送面より部品の厚
さよりわずかに小さくされているので、上述した
ように部品の重なりをとつて一列で単層で移送さ
れるのみならず、下側壁部32で規制されて部品
は移送されるので水平な移送面を移送されるのに
比べ、その単層で一列にする規制力が大きく働
き、よつて理想的な状態で直線振動フイーダ2の
移送路Wにストツクさせることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例による振動供給装置につ
いて図面を参照して説明する。
第1図及び第2図では全装置が示されている
が、本装置は主として振動パーツフイーダ1と直
線振動フイーダ2とから成つている。第3図は振
動パーツフイーダ1の詳細な構造を示すが、図に
おいてわん状容器3(以下ボールと称する)の底
部には可動コア4がボルト5により固定されてお
り、これはベースブロツク6と傾斜配設した複数
の板ばね7によつて結合されている。ベースブロ
ツク6上にはコイル8を巻装させた電磁石9が固
定され、これは上述の可動コア4とわずかな空〓
gをおいて対向している。電磁石9、可動コア
4、板ばね7などにより公知のねじり振動駆動部
が構成されるが、これは筒状カバー11によつて
覆われている。振動パーツフイーダ1全体は防振
ゴム10によつて床S上に支持されている。
ボール3のほゞ逆円錐形状の内周壁面には、こ
れに沿つてスパイラル状に切込溝74が部品移送
用トラツクとして形成されている。このトラツク
74は第6図に明示されるように上方に向うに従
つて漸次、移送路の巾を小さくするように形成さ
れている。すなわち、第6図においてトラツク7
4の上方部分74aの移動路巾をtとすれば、一
周分だけ下方にある下方部分74bの移送路巾は
(t+α)となるように形成される。なお、第6
図では2周分のトラツクしか図示されていない
が、1周毎に下方に向うにつれてαずつ増加する
ように形成されるものとする。
本実施例によれば、ボール3の中高となつた中
央底部12の周辺には渦巻状で断面がほゞV字状
の切込溝75が形成されている。これは上述のス
パイラル状のトラツク74の下端登り口に連接さ
れる。第4図及び第6図で明示されるように切込
溝75は一対の側壁部75a,75bから成り、
一方の側壁部75aはボール3の内周壁面と平行
であり、トラツク74の側壁面77(内周壁面と
平行)に連接する。他方の側壁部75bはトラツ
ク74の底壁面74と平行で連接する。なおトラ
ツク74の底壁面74′と側壁面77との成す角
は90°とされる。従つて切込溝75の両側壁部7
5a,75bのなす角も90°であり、各々水平面
に対し45°傾いている。
ボール3の全体は第1図に示されるが、トラツ
ク74の最上部分には上流側から順次、単列矯正
装置15、単層矯正装置16及びゆれ部品除去装
置17が設けられている。
単列矯正装置15は一枚の板材18から成り、
ボール3の周壁部に形成したスリツト3aに一端
部を挿通させ、他端部はボール3内にあつてねじ
19によつてボール3に固定されている。板材1
8には切り込み18cが形成されて、これにより
板材18には主部18aとはね板部18bとが形
成され、主部18aがねじ19によりボール3の
内周壁面に接して固定され、はね板部18bはボ
ール3の内方に向けて曲げられている。これによ
り第8図で示すように重なつた部品m′が案内さ
れてボール3内へと落下するようになつている。
はね板部18bの下縁とトラツク74の底面との
距離は部品mの径よりは大きいが、この約2倍よ
りは小さい。
単層矯正装置16においては、第9図及び第1
0図に示すように取付金具20がねじ21により
ボール3に固定されることにより単層調整ブロツ
ク80がボール3に対し固持される。ブロツク8
0の孔80aには偏心カム23が挿通しており、
これは胴部23aと偏心部23bとから成つてお
り、ローリング24によりガタ止めされている。
偏心部23bにはトラツク板22がその長孔22
bで係合しており、トラツク板22の先端部22
aはボール3の内周壁面から突出しているが、こ
の突出量は偏心カム23を回動させることによつ
て調整される。所望の突出量が得られるとねじ8
1を締めつけることによつて偏心カム23は固持
される。トラツク板22はこの上流側及び下流側
のトラツク14部分と同一レベルにあり、部品m
の厚さに応じて突出量が調整され、この厚さに
ほゞ等しい値とされている。
われ部品除去装置17は一枚の板材26から成
り、これはねじ27によりボール3の内周壁面に
固定されている。ボール3には孔25が形成さ
れ、これは外部と連通しており、板材26の下端
部には部品mの外形よりは小さい開口28が形成
され、われやかけで、この開口28より小さくな
つた部品mはこの開口28及び孔25を通つて外
部に排出除去されるようになつている。
次に本装置のもう一つの主たる構成である直線
振動フイーダ2について説明する。
第12図及び第13図に示される断面形状の移
送路形成用ブロツク29の始端部は第1図及び第
2図に示されるように、振動パーツフイーダ1の
トラツク74の終端部とはわずかなすき間をおい
て接続されている。すなわち、相互の振動で衝突
しないようにできるだけ小さなすき間をおいて接
続されている。ブロツク29の下方には高さ調整
ブロツク40a,40bを介して支持板35がボ
ルト36により固定されている。支持板35は第
2図に示すようにベースブロツク42と前後一対
の傾斜ばね41a,41bにより結合されベース
ブロツク42上にはコイル43を巻装させた電磁
石44が固定されている。これは支持板35に固
定された可動コア90とわずかな空隙をおいて対
向している。ベースブロツク42は防振ゴム45
により基台46上に支持される。基台46には取
付部材47,48を介してボルト50によりスト
ツパ板49が固定され、これは移送路形成用ブロ
ツク29の終端部とわずかなすき間、すなわちス
トツパ板49は静止しているが、これが移送路形
成用ブロツク29の終端部の振動により衝突しな
いようにできるだけ接近して配設されている。
移送路形成用ブロツク29には第12図及び第
13図に明示されるように振動パーツフイーダ1
側に下向きに傾斜する面29aが形成され、これ
に一方の側壁形成用板材30がねじ31によつて
固定されている。第12図に示されるようにこれ
には長孔30aが形成され、この範囲内で左右方
向に位置調整可能となつている。
移送路形成用ブロツク29の第13図に示す下方
突出部29bの貫通孔には偏心カム33が挿通し
ており、この主部33aに対して偏心部33bが
偏心しており、主部33aを回動させると側壁形
成板32が矢印で示すように上下方向に高さ調節
可能となつている。このため側壁形成板32には
長孔が形成され、こゝで偏心カム33の偏心部3
3bと係合している。34はローリングで偏心カ
ム33のガタ止めである。高さ調整後、第12図
に示すねじ91を締めつけれ取付部材92を介し
て側壁形成板32は所望の高さ位置で固定され
る。側壁形成板30,32によつて移送路Wが形
成され、この巾は第12図に示すように部品mの
径よりわずかに大きいものとされる。部品mは移
送路形成用ブロツク92の面29aが振動パーツ
フイーダ1に向つて下向きに傾斜しているので、
一方の側壁形成板32に当接しながら移送される
が、この先端までの移送路面からの高さは部品m
の厚さよりわずかに小さい。従つて、これに重な
つた部品は振動パーツフイーダ1側に落下するよ
うになつている。
振動パーツフイーダ1のボール3には第1図及
び第12図に示されるようにポケツト形成部材3
7が取り付けられており、この平板部37aの外
端部37bは第12図に示されるように直線振動
フイーダ2の移送路形成用ブロツク29の端部よ
り外方にある。すなわち、このブロツク29から
滑落してきた部品mは確実に平板部37aで受け
るようになつている。また平板部37aには多数
の細い条溝37cが形成されている。移送路形成
用ブロツク29の移送路Wに対応する部分にも同
様に移送方向に沿つて延びる多数の細い条溝29
cが形成されている。
本考案の実施例は以上のように構成されるが、
次にこの作用について説明する。
適用される部品mはすでに図示したが、円板状
で径は約4〜9mmで厚さは非常に薄く約0.05〜
1.0mmである。勿論、一定の径で厚さの部品mが
多数ボール3内に投入される。内周壁面のトラツ
ク74にのらなかつた部品mはすべて中央底部1
2に向つて落下する。中央底部12上にある部品
mは斜面上を重力作用及びねじり振動による遠心
力作用を受けて切込溝75内へと導かれる。切込
溝75内では第4図〜第6図に示すように部品m
は両側壁部75a,75bのいづれか一方に傾倒
する。しかもほゞ均等な割合でいづれか一方に傾
斜する。第6図では一方の側壁部75aに傾倒し
ている部品はmで表わされ、他方の側壁部75b
に傾斜している部品はm′で表わされ、ほゞ等し
い速度で移送される。スパイラル状のトラツク7
4の登り口、すなわちトラツク下方部74bの下
端に切込溝75は連設しているので(第4図参
照)、部品m,m′は滑らかにトラツク74に導入
される。切込溝5内で他方の側壁部75bに傾倒
して導入された部品m′はトラツク74の移送路
巾が漸次小さくなるので、第6図に矢印で示すよ
うにいくらかトラツク74上を進行すると下方へ
と落下するが、一方の側壁部75aに傾倒して導
入された部品mはそのまゝの姿勢で、すなわち立
つた姿勢で切込溝としてのトラツク74の底壁面
77に傾倒して進行する。なお、重なつて立つた
姿勢で進行する部品mのうちボール内方側にある
部品mはトラツク74の移送路の巾が漸次小さく
なることにより、いくらか進行するとボール3の
内壁面上を滑落して直下方のトラツク74部分に
至る。この場合、部品mは最下方にまで落下する
ことがないので、部品の整送効率を向上させるこ
とができる。かくして部品mは立つた姿勢で下流
側へと移送される。なお、図においてボール3内
の部品mは実際には更に高密度で存在するが、図
をわかりやすくするために散在的に示している。
従来のように中央底部12周辺で部品mはうろ
こ状に重なることなく、滑らかに順次トラツク7
4へと導入される。従来は、うろこ状に重なつて
トラツク74に導入された部品mはそのまゝ連な
つて下方へと落下することが多かつた。従つて、
トラツク74内で部品間に大きな間隔が生じるこ
とが多かつたが、本実施例によれば、このような
大きな間隔が生ずることなく、極めて効率良く部
品mを下流側へと移送することができる。
立つた姿勢でトラツク74に沿つて移送され、
単列矯正装置15に致つた部品mは、第8図で示
すように上下に重なつて到来した部品m′ははね
板部18bに案内されて矢印で示すようにボール
3の内方へと落下する。トラツク74の底面に当
接して移送されている部品mははね板部18bの
下方を図示する如く進行し下流側へと向う。すな
わち単列で部品mは下流側へ向う。ついで単層矯
正装置16に致つた部品で第9図に示す如く、厚
さ方向に重なつて到来した部品m′はトラツク形
成板22の先端部22aから外方にある事により
その下方の部品mから滑落してボール3の下方へ
と導かれる。単層矯正装置16を通過した部品m
は1列1層で下流側へと移送される。割れ部品除
去装置17に致ると、若し割れや欠けを生じ第1
1図に示すように、開口28より外形が小さくな
つた部品mは、この開口28を通りかつボールの
穴25を通つて外部に排出される。かくして割れ
や欠けを生じない部品m、若しくは許容されてい
る程度の割れや欠けを生じない部品m、若しくは
許容されている程度の割れや欠けを生じている部
品mはそのまゝ下流側へと移送される。ボール3
のトラツク74の排出端から直線振動フイーダ2
の移送路Wへ部品mは横倒しとなり供給される。
部品mは移送路Wに沿つて振動によつて移送さ
れ、この先端部に近接して配設されているストツ
パー板49と当接する事により停止させられる。
以後、部品mは移送路Wを順次移送され、図示せ
ずともこの移送路Wに相互に単部を相当接させて
ストツクされる事になる。図示せずとも移送路W
の先端部の上方には部品吸着手段が配設されてお
り、この降下により移送路Wの先端部の部品mが
吸着されピツクアツプされて次工程へと移送され
る。この部品mに後続する部品mはついで移送路
Wの先端部に到りストツパー板49により停止さ
れ、次のピツクアツプを待機する。
尚、パーツフイーダ1及び直線振動フイーダ2
の振巾はそれぞれ独立して調節され、直線振動フ
イーダ2の移送路Wに部品mがほゞ単層で、且つ
従来のようにうろこ状となつて部分的に重なつた
状態でプールされる事なく、連接してストツクさ
れるように調整されるが、尚、やゝオーバフロー
ぎみに部品mを移送路Wに供給するよう調節され
る。移送路Wに於て重なつた部品mは、下側の側
壁板32を越えて滑落し、ポケツト部材37の平
板部37aに落下する。こゝに落下した部品mは
パーツフイーダ1の振動により一定方向に移送さ
れる事によりボール3内に落下排除される。平板
部37aに形成される多数の細長い条溝37cに
より、部品mは従来のように吸着して停止した
り、よどむ事なく滑らかに移送される。また、多
数の細長い条溝37cは第1図で示されるように
本実施例では3分割されて形成されているが、こ
れら全体によりほぼ、ねじり振動方向に沿つて形
成されており、従つて直線振動フイーダ2から落
下したオーバフローによりまたは重なつてここに
落下した薄板状部品mはねじり振動力により円
滑、且つこの振動パーツフイーダ1のそのときの
振巾に応じた速度で移送させることができる。ま
た、これにより振動パーツフイーダ1から直線振
動フイーダ2への供給量は最初に振巾を設定して
いるが、このときとほぼ所定の供給量で直線振動
フイーダ2に薄板状部品mを途切れることなく供
給することができる。もし、多数の細長い条溝3
7cを形成させておかなければ、平滑な面を通つ
て移送される場合にはこのときの振動数または振
巾によつては移送されないで淀むことがあり、振
動パーツフイーダ1から最初に設定された状態で
部品を提供することができない場合が生じる恐れ
がある。また直線振動フイーダ2の移送路Wにお
いても同様であり、細長い条溝29cが形成され
ているため部品mはここを滑らかに移送される。
この条溝29cが形成されていなければ、部品m
の厚さが非常に薄いために移送面にくつついた状
態となり移送されなくなるか、あるいは移送速度
が非常に小さくなつて、部分的によどんだ状態と
なる事があるが、本実施例では条孔29cにより
滑らかに移送される事が出来る。
またストツパー板49は静止部に固定されてい
るので移送路Wの先端部に到つた部品mは静止部
としてのストツパー板49に当接するので比較的
安定した状態で次の吸着手段によるピツクアツプ
を待つ事が出来る。若し従来のようにストツパー
板49を直線振動フイーダーと一体的に設け共に
振動させた場合には、先端部の部品mは振動と共
に前後に揺動して不安定な状態になる場合があつ
たが、本実施例ではこれを防止する事が出来る。
移送路Wは振動パーツフイーダ1側に下向きに
傾斜しているのであるが、この移送方向に沿つて
下側壁部32を設けているので、これに規制され
て部品mはふらつくことがなく安定に移送させる
ことができる。よつて、理想的なストツク状態を
得ることができる。
以上本考案の実施例について説明したが、勿論
本考案はこれに限定される事なく本考案の技術的
思想に基いて種々の変形が可能である。また、以
上の実施例では部品は円形状の薄板部品であつた
がこれに限ることなく種々の形状の薄板状部品に
本考案は適用可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の薄板状部品の振動供
給装置によれば、振動パーツフイーダ及び直線振
動フイーダをそれぞれ独自に振巾を調整するよう
にし、且つ直線振動フイーダの移送路を振動パー
ツフイーダ側に向け下向きに傾斜させるようにし
たので、また、直線振動フイーダ1の移送路Wの
移送方向に沿つて多数の条溝29cを形成させた
ので、直線振動フイーダの移送路上に薄板状部品
を適切にストツクする事が出来、従つて移送路の
先端部の部品を所定のタイミングで確実に吸着手
段により吸着して次工程へ供給する事が出来る。
また振動パーツフイーダのボール内には独立して
この振巾を調整し得るようにしているので部品を
ほゞ均一な密度で散在させるようにする事が出
来、直線振動フイーダへの部品供給を円滑に且つ
適切な量で供給する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による薄板状部品の振
動供給装置の平面図、第2図は同側面図、第3図
は振動パーツフイーダの詳細を示す断面図、第4
図は同振動パーツフイーダのボールの中央底部付
近を示す拡大斜視図、第5図は同ボールの一部を
示す斜視図、第6図は同ボールの一部を示す断面
側面図、第7図は第1図における−線方向断
面図、第8図は第7図を正面から見た正面図、第
9図は第1図における−線方向断面図、第1
0図は第9図における−線方向断面図、第1
1図は第1図におけるX−X線方向断面図、
第12図は第1図におけるX−X線方向拡大
断面図、第13図は第1図におけるX−X線
方向拡大断面図である。第14図は同正面図であ
る。 なお図において、1……振動パーツフイーダ、
2……直線振動フイーダ、29c……条溝、W…
…移送路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スパイラル状の部品移送トラツクを内周壁面
    に形成させたわん状容器にねじり振動力を与え
    て、前記部品移送トラツクに沿つて薄板状部品
    を移送するようにした振動パーツフイーダと、
    前記部品移送トラツクの排出端部に近接して接
    続され、前記振動パーツフイーダ側に向かつて
    下向きに傾斜し、直線的な移送路を有し、該移
    送路の移送面の移送方向に沿つて多数の条溝を
    形成させ、前記移送路の下側壁部の前記移送面
    よりの高さは前記薄板状部品の厚さよりわずか
    に小さいようなトラフに直線振動力を与えて前
    記移送路に沿つて前記薄板状部品を移送するよ
    うにした直線振動フイーダと、前記移送路の先
    端部に至つた前記薄板状部品を停止させるため
    のストツパ手段とから成り、前記振動パーツフ
    イーダのねじり振巾と前記直線振動フイーダの
    振巾とをオーバフローの状態で前記振動パーツ
    フイーダから前記直線振動フイーダへ部品を供
    給するように独立に調整し、かつ前記直線振動
    フイーダの移送路に前記薄板状部品がうろこ状
    に相互の部分的に連続的に重なることなく一列
    に整列した状態でストツクし得るように前記両
    振巾を調整するようにし前記直線振動フイーダ
    の前記移送路上で重なつている部品は前記傾斜
    により前記振動パーツフイーダ側に戻すように
    したことを特徴とする薄板状部品の振動供給装
    置。 (2) 前記下側壁部の高さを調整可能としたことを
    特徴とする請求項(1)に記載の振動供給装置。 (3) 前記ストツパ手段は前記トラフとは接触しな
    い位置で前記薄板状部品を停止させるべく静止
    部に固定されていることを特徴とする請求項(1)
    に記載の振動供給装置。 (4) 前記わん状容器の中央底部の周辺に断面が
    ほゞV字状の切欠溝を渦巻状に形成し、前記部
    品移送トラツクの下端に連設させるようにした
    ことを特徴とする請求項(1)に記載の振動供給装
    置。 (5) 前記振動パーツフイーダのわん状容器に一体
    的に設けられたポケツト形成部材を介して前記
    直線振動フイーダの移送路から戻すようにし、
    前記ポケツト形成部材の面にほゞ前記ねじり振
    動の方向に沿つて多数の条溝を形成させた請求
    項(1)又は(4)に記載の振動供給装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59114211A (ja) * 1982-12-20 1984-07-02 Shinko Electric Co Ltd 振動部品供給機の制御方法
JPS59182120A (ja) * 1983-03-30 1984-10-16 Shinko Electric Co Ltd 振動部品供給装置における部品整送装置
JPS61217414A (ja) * 1985-03-20 1986-09-27 Shinko Electric Co Ltd 振動部品供給装置の振巾制御方法

Patent Citations (3)

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