JPH0524632A - 偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置 - Google Patents

偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置

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JPH0524632A
JPH0524632A JP20538291A JP20538291A JPH0524632A JP H0524632 A JPH0524632 A JP H0524632A JP 20538291 A JP20538291 A JP 20538291A JP 20538291 A JP20538291 A JP 20538291A JP H0524632 A JPH0524632 A JP H0524632A
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parts
track
posture
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JP20538291A
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Inventor
Tomoji Araida
友二 新井田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 偏平円柱形状の部品を効率よく所定の姿勢に
して次工程に供給すること。 [構成] 装置50で縦横姿勢選別した部品1のうち、
横臥した姿勢の部品1’は第1移送トラック部51で搬
送し、立位の姿勢の部品1は第2移送トラック部52で
搬送し、第2移送トラック部52に形成した溝65内に
立位の姿勢の部品1を案内させて横臥した姿勢とした
後、第1移送トラック部51の横臥した姿勢の部品1’
と合流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏平円柱形状の部品用振
動部品整送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】振動部品供給機は一般に
パーツフィーダとも呼ばれ、図16に示したように、ら
せん式パーツフィーダ10ではわん状のボウル11を備
え、その内周壁部にスパイラル状のトラック19を形成
させている。わん状のボウル11は公知のようにねじり
振動を受け、この振動により部品はトラック19上を上
昇していくのであるが、一般に部品を所定の姿勢で後続
の工程に供給するために、トラック19の一部に部品の
形状に応じて種々の整送手段が設けられる。
【0003】例えば、図1に示すような偏平円柱形状の
ゴムからなる部品1の小径の円柱部1aを上方に向けて
矢印で示すように、トラックから排出したい場合、従来
ボウル11に形成されたトラック19の最上方部分に上
流側から順に分岐シュート20、ワイパー装置21及び
表裏選別装置25が設けられ、排出トラック23からこ
れらにより姿勢が選別された部品1が図示しない次工程
に供給される。
【0004】図17に示すようにトラック19の最上方
部分の上流側では分岐シュート20と、入口が狭路とな
ったトラック部19aとに分かれており、分岐シュート
20の下端は次段のトラック19部分にわずかの段差を
もって臨んでいる。ワイパー装置21はトラック部19
aの上方に斜めに配設されたワイパー板24からなり、
その一端部24aは図16に明示されるようにボウル1
1の周壁部にビスにより固定されている。ワイパー板2
4の内方下縁部24bとトラック部19a面との隙間の
大きさは部品1の高さcよりは大きいが、部品1の外形
aよりは小さく、また部品1の高さの2倍よりは小さ
い。ワイパー板24の外方下縁部24cはボウル11内
に少し入り込んでいるが、トラック部19a面とは当接
している。
【0005】表裏選別装置25はアタッチメント・ブロ
ック26として形成され、ボウル11の一部を切欠いて
嵌合され、ねじ27によりボウル11に固定される。
【0006】ブロック26は図18に示すように、2部
材からなり、部品移送路28と側壁部31とを形成させ
た下方ブロック29と、部品移送路28に平行な上壁部
30及び該上壁部30から直交する方向に突設された係
止壁32を形成させた上方ブロック33とから構成され
ている。
【0007】部品移送路28は水平面に対しボウル11
の径外方に向かって若干下向きに傾斜している。また側
壁部31はほぼ垂直となっている。
【0008】下方ブロック29の部品移送路28は狭路
として形成され、トラック34間にこのため切欠部35
が形成されている。
【0009】従来の部品整送装置は以上のように構成さ
れるが、以下に作用について説明する。
【0010】ボウル11内に多量の部品1が投入され、
ねじり振動駆動部を駆動させるとボウル11は図中矢印
Bで示すようにねじり振動を行なう。これによりボウル
11内の部品1はトラック19に沿って移送力を受け、
種々雑多の姿勢で分岐シュート20とトラック部19a
との分岐点に至る。ここでトラック19上でボウル11
径内方側にある集団の部品1はシュート20上を滑動し
て直下段のトラック19部分に導かれる。ボウル11径
外方側にある部品1はトラック部19a上を通ってワイ
パー装置21に至る。
【0011】重なってワイパー装置21に至った部品1
は、ワイパー板24によってその重なりが除去され、重
なった部品1はワイパー板24によって案内されトラッ
ク部19a上に落とされるか、又はボウル11内下方へ
と落とされる。又、図17において1’で示される径方
向に立位の部品1もワイパー板24によってボウル11
内下方へと落とされる。結局、ワイパー装置24の下流
側では部品1は一層で、かつ横臥した姿勢で更に下流側
へと向う。
【0012】こうして、表裏選別装置25に至った部品
1は小径の円柱部1aを上方あるいは下方に向け、横臥
した姿勢となっているが、小径の円柱部1aを上方に向
けて該表裏選別装置25に至った部品は、図18のAに
示したように、大径の遠中部1bの周壁を側壁部31に
当接させ、かつ小径の円柱部1aの周壁を係止片32に
当接させて走行する。その際、重心Gは下方ブロック2
9において、切欠部35より径内方側に位置するので移
送路28から縁部の回りに回動して落下せんとするが、
上壁部30で姿勢を保持されてそのまま下流側に搬送さ
れる。また小径の円柱部1aを下方に向けて表裏選別装
置25に至った部品は、図18のBに示したように、小
径の円柱部1aが切欠部35内に没入し、上壁部材33
に支持されることなくこれにより重心Gが切欠部35内
に回動するので、部品1は移送路28から落下し、トラ
ック19の内方へと収容される。
【0013】従って、この表裏選別装置25を通過し、
次工程に供給される部品は、全て小径の円柱部1aを上
方にした所望の姿勢となっている。
【0014】ところで、上記従来の部品整送装置では、
各整送装置で異姿勢の部品は各部所で移送路から排除さ
れている。従って、排出トラック23から次工程への部
品の供給効率が悪いという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑み、次工程への部品の供給効率を向上させる偏平円柱
形状の部品用振動部品整送装置を提供することを目的と
している。
【0016】
【問題点を解決するための手段】上記目的はスパイラル
状のトラックを内部に形成させたボウルをねじり振動さ
せ、前記トラックに沿って部品を移送させながら、この
移送途上で部品整送手段により前記部品を所定の姿勢に
して次工程に供給するようにした偏平円柱形状の部品用
振動部品整送装置において、前記部品整送手段は、前記
偏平円柱形状の部品で前記トラック上で横臥した姿勢の
部品と、立位の姿勢の部品とを高さ選別するための第1
選別装置と、該第1選別装置により選別された前記横臥
した姿勢の部品及び前記立位の姿勢の部品をそれぞれ下
流側に導くための第1移送トラック部及び第2移送トラ
ック部と、前記第2移送トラック部に形成され、ほぼ該
部品の径よりわずかに大きい巾の溝と、前記第1移送ト
ラック部の下流側端部と、前記溝の下流側端部にそれぞ
れ連設して形成された第2選別装置とからなり、前記第
2選別装置は、前記部品の径の半分より小さくて前記ボ
ウルの径外方側に向かって下向きに傾斜した移送路と、
該移送路の上方に形成された上壁形成部材とからなり、
前記偏平円柱形状の部品は段付形状であって小径の円柱
部を上方にした部品は前記移送路の縁部で重力により回
転するときに、該部品の一部が前記上壁部に当接し、回
動して落下するのを防止され、そのまま下流側に移送さ
れ、小径の円柱部を下方にした部品は前記移送路の縁部
での回転により下方へと落下させるようにしたことを特
徴とする偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置、によ
って達成される。
【0017】又上記目的はスパイラル状のトラックを内
部に形成させたボウルをねじり振動させ、前記トラック
に沿って部品を移送させながら、この移送途上で部品整
送手段により前記部品を所定の姿勢にして次工程に供給
するようにした偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置
において、前記部品整送手段は、前記偏平円柱形状の部
品で前記トラック上で横臥した姿勢の部品と、立位の姿
勢の部品とを高さ選別するための縦横選別装置と、該縦
横選別装置により選別された前記横臥した姿勢の部品及
び前記立位の姿勢の部品をそれぞれ下流側に導くための
第1移送トラック部及び第2移送トラック部と、前記第
2移送トラック部に形成され、ほぼ該部品の径よりわず
かに大きい巾の溝と、前記第1移送トラック部の下流側
端部と、前記溝の下流側端部にそれぞれ連設して形成さ
れた合流トラック部とからなることを特徴とする偏平円
柱形状の部品用振動部品整送装置、によって達成され
る。
【0018】
【作用】ボウル内に多量に収容された部品のうち、まず
横臥した姿勢の部品と、立位の姿勢の部品とに、第1選
別装置としての縦横選別装置により選別される。横臥ま
たは立位の姿勢の部品は各々第1移送トラック部、第2
移送トラック部に供給される。第2移送トラック部に供
給された立位の姿勢の部品は、その後、溝内に案内さ
れ、第1移送トラック部に供給された部品と同様の横臥
した姿勢となる。溝内で横臥した姿勢となった部品はそ
の後、前記第1移送トラック部を走行する同姿勢の部品
と合流される。こうして、第2選別装置の上流側で全て
横臥した姿勢に整送された部品を、下流部で表裏選別す
ることにより、偏平円柱形状の部品が所望の姿勢として
選別される。なお、完全な偏平円柱形状で段付形状でな
ければ、表裏の区別がないのでそのまま次工程へ供給す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例による偏平円柱形状
の部品用振動部品整送装置について図面を参照して説明
する。本実施例で整送すべき部品も、図1に示したよう
に大径な円柱部1bの一方面に小径な円柱部としての凸
部1aを有する偏平円柱形状の部品1が適用され、該部
品1はゴムからなっている。
【0020】図2及び図3は一実施例による偏平円柱形
状の部品用振動部品整送装置を備えた振動部品供給機4
0を示したものである。振動部品供給機40は、そのボ
ウル2がほぼわん状であって、その底部には可動コア4
2が固定されており、これはベース43と等角度間隔で
配設された複数の板ばね45により結合される。ベース
45上にはコイル46を巻装した電磁石44が固定され
る。可動コア42、板ばね45、電磁石44によってね
じり振動駆動部が構成され、筒状のカバー48によって
被覆される。また、振動部品供給機40全体は基礎上に
防振ゴム39により支持される。
【0021】ボウル2内には図3に示すようにスパイラ
ル状のトラック3が形成され、その最上方部分の上流に
は第1選別装置としての縦横選別装置50が配設されて
いる。縦横選別装置50の下流には、該縦横選別装置5
0で選別された一方の姿勢の部品と他方の姿勢の部品を
別個に搬送する第1トラック部51及び第2移送トラッ
ク部52とが配設されている。
【0022】上記縦横選別装置50では、図4乃至図7
に示したように、トラック形成部材53の側壁部54
に、該側壁部54を横断する方向に切欠部55が形成さ
れている。切欠部55により形成される底面は、連絡ト
ラック部62を構成し、該連絡トラック部62は図4に
示したように径外方に向って下向きに傾斜している。
又、切欠部55により不連続にされた一方の側壁部分5
4aと、他方の側壁部分54bとの間には、押え板56
及び通路形成部材60からなる第1のアタッチメント3
6が取り付けられている。押え板56は、ねじ57、5
7によりトラック形成部材53の側壁部54に固定さ
れ、又、該押え板56に形成された凸部58には長孔状
の凹所59が形成されている。押え板56は、その凸部
58を切欠部55の上方部に嵌合させることにより位置
決めされている。
【0023】一方、この押え板56の一側部に組み付け
られる通路形成部材60の両肩には位置決めブロック6
1、61が配設され、これら位置決めブロック61、6
1は図4に示したように、押え板56の上面56a上に
配置される。位置決めブロック61、61を押え板56
の上面56a上に配置された通路形成部材60は、押え
板56の凹所59から当該通路形成部材60に形成され
たねじ孔18に向って螺合されたねじ17により一体的
に組み付けられている。こうして組付けられた通路形成
部材60は、位置決めブロック61、61が介在される
ことにより、連絡トラック部62の移送面との間に、一
定の間隙Sが確保されている。これによれば、部品のワ
レやカケをここに外方へと除去することができる。
【0024】通路形成部材60には、図4に示したよう
に2つの凹所63、64が形成されている。第1の凹所
63は、通路形成部材60の設置状態で見て段面の縦方
向の長さが、第2の凹所64のそれに比べて大きい。ま
た、第1の凹所63及び第2の凹所64によって形成さ
れるほぼ垂直な壁面63a及び64aは、各々部品1の
走行を案内する案内面となっている。この垂直な壁面6
3aの下縁部66の連絡トラック部62からの高さは、
部品1の外径aよりは小さく、高さcよりは大きい値に
設定されている。また、壁面64aの下縁部67の連絡
トラック部62からの高さは、部品1の高さcよりは小
さく、大径な円柱部の高さdよりは大きい値に設定され
ている。本明細書で部品1が大径な円柱部1bの周面が
移送面に当接する姿勢を立位の姿勢と定義し(偏平円柱
形状でa>cなる故)その立位の姿勢の部品1は第1の
凹所63の壁面63aに当接し、第2の凹所64内に進
入することはない。また部品1が大径な円柱部1bの平
らな面または小径な円柱部1aの平らな面を重力方向の
当接物に当接させた姿勢を横臥した姿勢と定義すると
き、その部品1は縦横選別装置50において上記下縁部
66を通過し、第2の凹所64内の壁面64aに係止さ
れることになる。
【0025】このように形成された第1選別装置50の
下流には、連絡トラック部62を介して第1移送トラッ
ク部51と、第2移送トラック部52とが分岐して形成
されている。第1移送トラック部51は、第2移送トラ
ック部52の外周側に位置している。また、この分岐位
置では、第1移送トラック部51と連絡トラック部62
との連結部に円弧状の切欠部49を形成し、かつ第1移
送トラック部51を部品1の高さcの半分程度の段差を
つけて若干低い位置に形成することにより、第1移送ト
ラック部51への部品の連絡を容易なものとしている。
【0026】第2移送トラック部52は、ボウル2のト
ラック3の下流側部分となっているが、この第2移送ト
ラック部52には、図9及び図10に示したように、部
品移送方向に沿って溝65が形成され、該溝65は第2
移送トラック部52の径外方側に若干偏倚して形成され
ている。この溝65の巾Hは、部品1の外径aよりわず
かに大きく、溝最下面の巾hは部品1の外径aにほぼ等
しい。また、図9に示したように、溝65の形成域にお
ける第1移送トラック部51と第2移送トラック部52
とを隔てる仕切壁68の巾は、この溝65の形成が始ま
る部分から若干薄く形成されている。更に、この溝65
の形成が始まる部分では、これまで第2移送トラック部
52の移送面よりも低かった第1移送トラック部51の
移送面が、第2移送トラック部52の移送面とほぼ同じ
レベルとなっており、この同レベルとなった部分から溝
65が低い位置に形成されている。一方、溝65の形成
域を含む下流側では、第2移送トラック部52の上り勾
配に比べ第1移送トラック部51の上り勾配の方が緩や
かで、図11に示すように、下流側に進むに従って第2
移送トラック部52の方が第1移送トラック部51より
高くなっている。また、これら第1、第2移送トラック
部51、52は、ボウル径外方に向かって下方に傾斜し
ている。
【0027】第1移送トラック部51と第2移送トラッ
ク部52とが相並んで配設された部分の下流域では、第
1移送トラック部51と第2移送トラック部52との間
を隔てていた仕切壁68が削除され、第2のアタッチメ
ント70がねじ71、71によりトラック形成部材53
に取りつけられている。第2のアタッチメント70は図
11に示したように断面L字形状でボウル外周部の形状
に合わせて円弧状に形成されている。第2のアタッチメ
ント70の天板部70aから垂下した舌部70bは、仕
切壁68の延長部に位置している。第2のアタッチメン
ト70が配設された部分では、第2移送トラック部52
に形成した溝65が第1移送トラック部51を含む範囲
にまで巾が広くなっており、合流トラック部69を構成
している。第1移送トラック部51は、この傾斜路72
に接続されている。溝65及び傾斜路72はボウル2の
径外方に向かって下向きに傾斜していることから、部品
1が溝65から該傾斜路72に至るとねじり振動移送力
によりその部品は、径外方側に下向きに滑動し、第1移
送トラック部51から供給されてくる部品に加わって、
傾斜路72の下端縁に立設された側壁部54に係止され
て下流側に案内される。第2のアタッチメント70の下
流側には、第3のアタッチメント73が接続されてい
る。第3のアタッチメント73も、前記第2のアタッチ
メント70と同様に円弧状に形成され、第2の選別装置
15を構成している。
【0028】第2のアタッチメント73は、図13に示
したように、ねじ74、74によりトラック形成部材5
3に取りつけられた上方の第1の部分4と下方の第2の
部分5との2部材から構成されている。これら第1の部
分4と第2の部分5との間に形成される間隙は、両者間
に介在されるスペーサ6の厚さを調整することで変更可
能となっている。第2の部分5に形成された部品移送路
7は、狭路として形成され、トラック部8間に形成され
ている。この部品移送路7の巾は、水平面に対しボウル
2の径外方向に向かって若干下向きに傾斜しており、部
品1の外径aの半分よりわずかに小である。また側壁部
14はほぼ垂直となっている。一方、第1の部分4に
は、第2の部分5の部品移送路7に平衡な上壁部12
と、該上壁部12から直交する方向に係止壁3とを備え
ている。
【0029】第2の部分5の側壁部14に対し、第1の
部分4の側壁部13は、ボウル2の径内方側に位置し、
部品1の小径の円柱部1aが係止壁13に当接したと
き、大径の円柱部1bの外周面が、側壁部14に当接す
る位置関係に設定されている。また、このように部品1
が小径の円柱部1aを上方に向けて、第2の選別装置1
5に至ると、部品1の重心Gは、第2の部分5において
切欠部9よりボウル径内方に位置するので、部品移送路
7から回動せんとするが、小径の円柱部1aが係止壁1
3に当接して落下することはなく、その姿勢は上壁部1
2で保持される。また、小径の円柱部1aを下方に向け
て第2の選別装置15に至った部品1’は、図12のB
に示したように、小径の円柱部1aが切欠部9内に没入
し、重心Gが切欠部9内に位置することにより、部品1
は狭い移送路7から落下し、トラック19の内方に収容
される。
【0030】このような第2の選別装置15が形成され
た第3のアタッチメント73の下流には、第4のアタッ
チメント76が接続されている。第4のアタッチメント
76は、第3のアタッチメント73で所定の姿勢に整送
された部品1をその姿勢に保持して移送させるもので、
部品1は図1の姿勢で水平に搬送される。この第4のア
タッチメント76では、移送面77は、図13に示した
ように水平にされている。移送面77は、4部材で三方
を囲まれており、該移送面77は、ねじ75により一体
化されたトラック内方側ブロック78、79の下側のブ
ロック78に構成されている。
【0031】また、トラック外方側の上下のブロック8
0、81は、スペーサ82を介してねじ74により一体
化されている。部品1は、これら4部材で画成される移
送空間で案内され、移送面77に平衡に配置されるブロ
ック80の上壁部83により上方側への振動移送による
飛び出しが防止されている。
【0032】本発明の一実施例による偏平円柱形状の部
品用振動部品整送装置としての振動部品供給機40は、
図14及び図15に示したように、架台91上に防振ゴ
ム92を介して設置され、又、この振動部品供給機40
には例えばリニア振動フィーダ90が接続される。
【0033】リニア振動フィーダ90の部品移送路とし
てのトラフ93は直線的に延び、ベースブロック94と
前後一対の傾斜配設された防振用板ばね95、96によ
り架台91への振動の伝達を防止している。又、下方ブ
ロック97とトラフ93の底部に設けた上方取付ブロッ
ク98とは、傾斜配設した一対の板ばね22、22によ
り結合されている。上記トラフ93は、図示しないコイ
ルに交流を通電することにより直線振動する。又、トラ
フ93に形成された移送路47の上方には、押え板37
が配設され、この部分で部品が上方に飛び出すことが防
止されている。又、この移送路47には、上記押え板3
7を一部切欠くことにより、発光部38a及び受光部3
8bからなる光学的部品検出手段38が配設され、移送
路47には光路としての孔が上下方向に形成されてい
る。
【0034】本発明の一実施例による偏平円柱形状の部
品用振動部品整送装置としての振動部品供給機40は以
上のように構成されるが、以下にこの作用について説明
する。
【0035】ボウル2内に多量の部品1が投入され、ね
じり振動駆動部を駆動させると、ボウル2はねじり振動
を行なう。これによりボウル2内の部品1はトラック3
に沿って移送力を受け、種々雑多な姿勢で縦横選別装置
50に至る。ここで、図4及び図5に示したように、立
位の姿勢で搬送されてきた部品1は、通路形成部材60
の壁面63aに大径な円柱部1bが当接し、この姿勢で
第2移送トラック部52に案内される。一方、横臥した
姿勢の部品1’は、壁面63aの下方を通過し、連絡ト
ラック部62の外方にまず案内される。連絡トラック部
62の外方に案内された部品1’は円弧状の切欠部49
に案内されて第1移送トラック部51内に案内される。
【0036】従って、縦横選別装置50の下流側では、
部品が2列で搬送される。すなわち、第1移送トラック
部51では横臥した姿勢の部品1’が、第2移送トラッ
ク部52でが立位の姿勢の部品1がそれぞれ搬送され
る。第2移送トラック部52により搬送される立位の姿
勢の部品1は、その後所定距離搬送されると、図9及び
図10に示したように、溝65に到達する。なお、第2
移送トラック部52は、上述したようにボウルの径外方
に向って下向きに傾斜しており、又、溝65を形成した
部分の仕切壁68は、該溝65に対向する側の部分が広
くなるように切欠かれている。よって、立位の姿勢の部
品1はねじり振動の遠心力により円周方向外方に付勢さ
れながら第2移送トラック部52の溝65に至ると、そ
の部品1は、上記広く切欠かれている側壁部に押し付け
られた形となり、端部が溝65内に位置され、よって、
部品1は傾斜した姿勢からボウル内方の溝65内に横臥
した姿勢で滑落し、速やかに溝65内に進入することが
できる。
【0037】こうして、第2移送トラック部52の溝6
5内で横臥した姿勢となった部品1’は、小径の円柱部
1aを上向き、あるいは下向きとして搬送され、合流ト
ラック部69に到達する。溝65から合流トラック部6
9に至った部品1は、図11に示したように、傾斜路7
2を滑走し、第1移送トラック部51で搬送されてくる
部品と合流し、以後、部品は再び一列で搬送される。な
お、合流トラック部69で横臥した姿勢の部品の中に立
位の姿勢の部品が混在している場合であっても、その部
品は、舌片70bで進行が阻止され第1移送トラック部
51内に滑走することはない。
【0038】こうして、合流トラック部69で横臥した
姿勢で一列となった部品は、その後、第3のアタッチメ
ント73に形成された第2選別装置15に到達する。こ
の第2選別装置15では、部品の表裏が選別される。す
なわち、小径の円柱部1aを上方に向けた所望の姿勢の
部品1は、図12のAに示したように、重心が狭い移送
路7の径内方に位置するので、切欠部により回動せんと
するが、係止壁13に支持されながらそのまま通過し、
下流側に搬送される。一方、小径の円柱部1aを下方に
向けた姿勢の部品は、図12のBに示したように、小径
の円柱部1aが切欠部9内に没入し、これにより移送路
7から落下し、トラック3の内方に収容される。
【0039】従って、この第2選別装置15を通過する
部品は、全て、図1で示したように、所定の姿勢で矢印
方向に搬送される。全て、所定の横臥した姿勢となった
部品1は、図13に示すように第4のアタッチメント7
6の上壁部83で上方位置を規制されて搬送される。こ
うして、振動部品供給機40の排出端に至った部品1
は、該振動部品供給機40に近接して配設されたリニア
振動フィーダ90に転送され、該リニア振動フィーダ9
0の駆動力を受けて所定場所の次工程に供給される。な
お、リニア振動フィーダ90で部品の供給量が過剰にな
ると、光学的部品検出手段38が作動し、振動部品供給
機40の稼動が一時的に停止する。なお、リニア振動フ
ィーダ90では、押え板37により部品の姿勢は確実に
保持される。
【0040】本発明の一実施例による振動部品選別装置
を備えた振動部品供給機40は、以上のように構成され
るが、本実施例は以下のような作用、効果を奏するもの
である。すなわち、今、振動部品供給機40内に収容さ
れて選別を行なっている部品を、他のものと交換したい
場合には、多量の部品1を速やかにボウル2から取り出
す必要がある。その場合には、第1のアタッチメント6
0のねじ17を弛め、押え板56から通路形成部材60
を取り外せば良い。通路形成部材60を押え板56から
取り外すことにより、連絡トラック部62が大きく開口
するので、その下方にコンテナ等を載置して稼動させれ
ば、ボウル2内に残存している部品を速やかに外方に排
除することができる。
【0041】そして勿論、本実施例によれば、偏平円柱
形状の部品の次工程への供給効率を大巾に向上させるこ
とができる。
【0042】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づき種々の変形が可能である。
【0043】例えば、以上の実施例では、偏平円柱形状
の部品として小径な円柱部1aを有する図1に示したよ
うな部品について説明したが、小径な円柱部1aを有さ
ない完全な偏平円柱形状(高さH<外径D)の部品にも
適用可能である。その場合、上記実施例の第2選別装置
15は必要でなく、縦横選別装置50と第1移送トラッ
ク部51及び第2移送トラック部52と、溝65と、合
流トラック部69とで所定の姿勢に部品を選別すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明に係る偏平
円柱形状の部品用振動部品整送装置によれば、縦横の姿
勢が所望の向きにない部品も所定の姿勢にして合流させ
るので部品の供給効率を大巾に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される偏平円柱形状の部品の斜視
図である。
【図2】図1の部品を選別するための振動部品整送装置
を備えた振動部品供給機の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向断面図であ
る。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の部分破断
側面図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図5における[7]−[7]線方向断面図であ
る。
【図8】図3における[8]−[8]線方向断面図であ
る。
【図9】図3における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】図9の斜視図である。
【図11】図3における[11]−[11]線方向断面
図である。
【図12】A、Bは図3における[12]−[12]線
方向断面図である。
【図13】図3における[13]−[13]線方向断面
図である。
【図14】リニア振動フィーダに接続された本実施例の
振動部品供給機の側面図である。
【図15】同平面図である。
【図16】従来例の振動パーツフィーダの平面図であ
る。
【図17】その要部の拡大斜視図である。
【図18】A、Bは図16における[18]−[18]
線方向断面図である。
【符号の説明】
1 部品 1’ 部品 1a 小径の円柱部 15 第2選別装置 50 縦横選別装置 51 第1移送トラック部 52 第2移送トラック部 65 溝 69 合流トラック部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラル状のトラックを内部に形成さ
    せたボウルをねじり振動させ、前記トラックに沿って部
    品を移送させながら、この移送途上で部品整送手段によ
    り前記部品を所定の姿勢にして次工程に供給するように
    した偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置において、
    前記部品整送手段は、前記偏平円柱形状の部品で前記ト
    ラック上で横臥した姿勢の部品と、立位の姿勢の部品と
    を高さ選別するための第1選別装置と、該第1選別装置
    により選別された前記横臥した姿勢の部品及び前記立位
    の姿勢の部品をそれぞれ下流側に導くための第1移送ト
    ラック部及び第2移送トラック部と、前記第2移送トラ
    ック部に形成され、ほぼ該部品の径よりわずかに大きい
    巾の溝と、前記第1移送トラック部の下流側端部と、前
    記溝の下流側端部にそれぞれ連設して形成された第2選
    別装置とからなり、前記第2選別装置は、前記部品の径
    の半分より小さくて前記ボウルの径外方側に向かって下
    向きに傾斜した移送路と、該移送路の上方に形成された
    上壁形成部材とからなり、前記偏平円柱形状の部品は段
    付形状であって小径の円柱部を上方にした部品は前記移
    送路の縁部で重力により回転するときに、該部品の一部
    が前記上壁部に当接し、回動して落下するのを防止さ
    れ、そのまま下流側に移送され、小径の円柱部を下方に
    した部品は前記移送路の縁部での回転により下方へと落
    下させるようにしたことを特徴とする偏平円柱形状の部
    品用振動部品整送装置。
  2. 【請求項2】 スパイラル状のトラックを内部に形成さ
    せたボウルをねじり振動させ、前記トラックに沿って部
    品を移送させながら、この移送途上で部品整送手段によ
    り前記部品を所定の姿勢にして次工程に供給するように
    した偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置において、
    前記部品整送手段は、前記偏平円柱形状の部品で前記ト
    ラック上で横臥した姿勢の部品と、立位の姿勢の部品と
    を高さ選別するための縦横選別装置と、該縦横選別装置
    により選別された前記横臥した姿勢の部品及び前記立位
    の姿勢の部品をそれぞれ下流側に導くための第1移送ト
    ラック部及び第2移送トラック部と、前記第2移送トラ
    ック部に形成され、ほぼ該部品の径よりわずかに大きい
    巾の溝と、前記第1移送トラック部の下流側端部と、前
    記溝の下流側端部にそれぞれ連設して形成された合流ト
    ラック部とからなることを特徴とする偏平円柱形状の部
    品用振動部品整送装置。
JP20538291A 1991-07-22 1991-07-22 偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置 Pending JPH0524632A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488536B1 (ko) * 1997-08-21 2005-08-24 삼성전자주식회사 마이크로프로세서제어회로
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CN113401593A (zh) * 2021-07-05 2021-09-17 杭州临安太阳工具有限公司 一种钳口自动化传输设备

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