JP2021084807A - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向の一端側と他端側で径が異なる部品を整列させながら供給する際に、部品同士の重なり合いを選別し解消することで、供給能力を向上させることが可能な部品供給装置を提供する。【解決手段】部品供給装置101は、軸方向整列シュート1と、重なり選別シュート2と、を備える。軸方向整列シュートは、部品を、その軸方向を大軸部が特定方向に向いた姿勢とし、特定方向に向いたときの軸方向と直交する流れ方向へ搬送する。重なり選別シュートは、特定方向及び流れ方向に下り傾斜する下方ひねり部22、下方ひねり部に連続して設けられ、特定方向に重なった部品を自重により選別する選別部23、軸方向整列シュートから送り込まれた部品が振動により下り傾斜部および選別部を通過する際に、特定方向とは反対側の奥寄りの部品を任意の位置に保持する鍔ガイド溝31,45を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、部品を所定位置に供給する部品供給装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されるように、貯留部に収容される多量の同一形状部品を製造組立ラインへ順に供給する部品供給装置が知られている。特許文献1に記載の部品供給装置は、内部にスパイラル状のトラックが形成されるボウルを振動させることで部品を搬送する振動パーツフィーダと、振動パーツフィーダから部品を受け直線的なトラフを振動させることで部品を搬送するリニア振動フィーダとを備えている。
特開平11−278634号公報
ところで、こうした部品供給装置では、最終的には整列レーンにおいて、部品を一定の姿勢に整列させた状態で下流へ搬送する。例えば、部品が大径部と小径部を有する段付きの円筒形状であって、大径部側の底部が形成されていない場合には、任意の部品の大径部から内部へ他の部品の小径部が入り込み、2つの部品が重なってしまうことがある。
通常、重なった部品は、整列レーンにおいて、姿勢が安定しないためバランスを崩し落下するようにして選別される。しかし、整列レーンの幅や振動の強さ、部品の搬送スピード等の条件変化によっては正確な選別ができず、落下することなく重なったままで部品が下流へ供給されてしまうことがあった。重なった部品が下流へそのまま流れると、重なった部品が途中で引っかかり供給が停止する、または、下流側で改めて重なりを選別し直す必要が生じ、装置全体としての供給能力が著しく低下する、といった問題が生じていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、軸方向の一端側と他端側で径が異なる部品を整列させながら供給する際に、部品同士の重なり合いを選別し解消することで、供給能力を向上させることが可能な部品供給装置を提供することにある。
本発明の部品供給装置は、軸方向の一端側に位置し一端側が開口した大軸部(62)と、軸方向の他端側に位置し大軸部の開口面積より軸方向に直交する断面積が小さい小軸部(64)と、を有する筒状の部品(W)を、振動する複数のシュート(1,2)によって、整列させつつ供給位置に供給する。
部品供給装置は、軸方向整列シュート(1)と、重なり選別シュート(2)と、を備える。軸方向整列シュートは、部品を、その軸方向を大軸部が特定方向に向いた姿勢とし、特定方向に向いたときの軸方向と直交する流れ方向へ搬送する。重なり選別シュートは、特定方向及び流れ方向に下り傾斜する下り傾斜部(22)、下り傾斜部に一体にまたは下り傾斜部に連続して設けられ、特定方向に重なった部品(W2)を自重により選別する選別部(23)、軸方向整列シュートから送り込まれた部品が振動により下り傾斜部および選別部を通過する際に、特定方向とは反対側の奥寄りの部品(W1)を任意の位置に保持する保持部(31,45)、を有する。
「特定方向とは反対側の奥寄りの部品」とは、部品が重なることなく1つのみ搬送された場合はその1つの部品を指し、部品が複数重なって搬送された場合には特定方向とは反対側の最も奥側に位置する部品を指す。
本構成によれば、特定方向及び流れ方向に下り傾斜している下り傾斜部および選別部を部品が通過するとき、特定方向とは反対側の奥寄りの部品が保持部により保持される。つまり、部品が単体で送り込まれた場合にはその部品、軸方向に重なった状態で送り込まれた場合には特定方向とは反対側の奥に位置する部品が保持部により保持される。
このため、奥側の部品は落下せずに傾斜部および選別部を通過する。しかし、部品が重なっていた場合、特定方向側の部品は、大軸部が下側になっており保持されていないため自重により落下する。落下先は、例えば供給装置が有する貯留部である。よって、選別部を通過する際に、元々単体の部品はそのまま流通する一方、特定方向に重なっている部品は排除され重なりが解消される。このように、重なり選別シュートを通過させることで、重なった部品を自動的に排除し、単独の部品を下流側へ供給することができる。
第1実施形態による部品供給装置の概略構成を示す斜視図である。 部品を示す斜視図であって、(a)は単体の部品を示し、(b)は2つの部品が軸方向に重なった状態を示す図である。 図1において、部品が搬送される態様を示す図である。 部品が単一で流れるときの部品供給装置の各シュートにおける断面図であって、(a)は軸方向整列シュートにおける断面図であり、(b)は重なり選別シュートの入口における断面図で下方ひねり部を示す図であり、(c)は重なり選別シュートの選別部における断面図であり、(d)は重なり選別シュートの上方ひねり部における断面図である。 重なり選別シュートを示す斜視図である。 重なり選別シュートを示す斜視図であり、図5とは別の角度から見た図である。 重なり選別シュートの水平断面斜視図であって、流通路の底面を示す図である。 重なり選別シュートの水平断面斜視図であって、流通路の天井面を示す図である。 重なり選別シュートの入口を上流から見た図であって、部品が下方ひねり部の途中にある状態を示す図である。 部品が重なって流れるときの部品供給装置の各シュートにおける断面図であって、(a)は軸方向整列シュートにおける断面図であり、(b)は重なり選別シュートの入口における断面図で下方ひねり部を示す図であり、(c)は重なり選別シュートの選別部における断面図であり、(d)は重なり選別シュートの上方ひねり部における断面図である。 その他の実施形態による部品の例を示す斜視図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の部品供給装置101の構成について、図1〜図10を参照しつつ説明する。部品供給装置101は、図示しない貯留部に貯留された部品Wを、整列させつつ例えば貯留部より上方に位置する供給位置Pまで供給する。図1に示すように、部品供給装置101は、軸方向整列シュート1と、重なり選別シュート2と、ストックシュート5と、を主に備えている。ストックシュート5の任意の位置が供給位置Pに相当する。各シュート1,2,5は、基台6上に流れ方向に順に配置されている。図1、図3において、部品Wの流れ方向を矢印Aで示す。
図2(a)に示すように、部品Wは、例えば2段付き円筒形状をなす部材である。部品Wは、一端側から順に、鍔部61と、大軸部62と、中間軸部63と、小軸部64と、を有している。大軸部62と、中間軸部63と、小軸部64とは、同軸に配され、順に径が小さくなっている。鍔部61は、部品Wの一端側端部に形成され、大軸部62において、小軸部64とは反対側の開口端部65に径方向外側に張り出して形成されている。
小軸部64の軸方向に直交する断面積は、大軸部62の開口面積より小さい。このため、図2(b)に示すように、1つの部品W1の大軸部62の開口端部65から、他の部品W2の小軸部64が入り込み、部品同士が重なることがある。なお、以下の説明において、単品の部品と重なった部品とを特に区別しないときは、単に「部品W」と記載する。
再び図1を参照する。図1に示すように、軸方向整列シュート1は、上側面板11と、下側面板12と、底板13と、壁部14とを備えている。上側面板11と下側面板12とは、共に平板状をなし、部品Wの流れ方向に延びる平面を対向させた状態で、基台6上に水平方向に対して約30度の角度をなして並設されている。上側面板11と下側面板12は、奥側に位置する底板13により連結されている。
軸方向整列シュート1は、全体として手前上方に開口した矩形容器状に形成されている。壁部14は、上側面板11の上部に設けられ、上側面板11の手前側端部から鉛直方向に延びて形成されている。壁部14は、外部からの異物侵入を抑制する。
上側面板11と下側面板12とが並設される間隔Iは、部品Wの鍔部61の径より狭く、大軸部62の径より僅かに大きい。このため、下流から軸方向整列シュート1に送り込まれた種々の姿勢の部品Wは、図3に示すように、鍔部61を斜め上に向けて整列された状態で各側面板11,12の間に嵌まるようになっている。なお、図4(a)に示すように、このときの部品Wの上向きの角度θ1は、約30度である。軸方向整列シュート1には、単一もしくは軸方向に複数重なった部品Wが流通する。なお、図1中に、符号aで示す位置における断面図が図4(a)であり、同様に符号b、c、dとして示す位置における断面図が、図4(b)、(c)、(d)とそれぞれ対応している。なお、図4の各図では基台6を省略している。
再び図1を参照する。重なり選別シュート2は、軸方向整列シュート1から送り込まれた部品Wの重なりを選別して排除しつつ下流のストックシュート5へ部品Wを振動搬送する。重なり選別シュート2は、下部シュート20と、上部シュート40とで構成されている。上部シュート40と下部シュート20とは、ボルト15等により組み付け固定されている。上部シュート40と下部シュート20とが一体とされたものが、さらにボルト16,17等により基台6に固定されている。
まず、下部シュート20の構成について説明する。図4〜図6に示すように、下部シュート20の上下方向の中間部には、部品通過用の流通路21が形成されている。流通路21は、部品Wの流れ方向に延びた空間であって、流れ方向順に、下方ひねり部22、選別部23、および上方ひねり部24を形成する。
流通路21の底面28及び天井面29には、大軸部ガイド25、中間軸部ガイド26、及び小軸部ガイド27が、手前から奥側に順に形成されている。各ガイド25,26,27は、流通路21の底面28及び天井面29により構成されている。図4(b)〜(d)に示すように、各軸部ガイド25,26,27を構成する底面28は、手前から奥側に順に段上がり状に形成されている。また、各軸部ガイド25,26,27を構成する天井面29は、手前から奥側に順に段下がり状に形成されている。底面28の大軸部ガイド25の手前端部寄りには、下側鍔ガイド溝31形成されている。下側鍔ガイド溝31の幅は、部品Wの鍔部61の軸方向幅の2倍程度であり、下側鍔ガイド溝31に部品Wの鍔部61が嵌まることが可能である。
下方ひねり部22と上方ひねり部24における各軸部ガイド25,26,27を構成する流通路21の底面28及び天井面29は、部品Wの軸方向の姿勢を保持可能に、曲面状に形成されている。下方ひねり部22の底面28は、流れ方向の上流端部を奥側に、流れ方向の下流端部を手前側にそれぞれ逆方向に回転され、全体としてひねられた形状をなしている。上方ひねり部24の底面28は、流れ方向の上流端部を手前側に、流れ方向の下流端部を奥側にそれぞれ逆方向に回転され、全体としてひねられた形状をなしている。
よって各ガイド25,26,27のある任意の部位は徐々に上昇し、また他の部位は徐々に下降している。このときの、ひねり中心は、図9に示すように部品Wの重心Cと一致している。下方ひねり部22は、重心Cのラインを中心として、上向き30度から下向き10度の角度θ2をなすようにひねられている。上方ひねり部24は、重心Cのラインを中心として、下向き10度から上向き30度の角度をなすようにひねられている。
下方ひねり部22は、流通路21を通過する部品Wの姿勢を、鍔部61が手前側を向いた軸方向の姿勢を保持しつつ、部品Wを上向き30度から下向き10度となるように下方へひねる。下方ひねり部22における大軸部ガイド25の底面28は、手前側及び流れ方向に下るように傾斜しつつひねられた曲面をなしている(図5参照)。下方ひねり部22は、その底面28が全体として手前方向及び流れ方向に下り傾斜しており、「下り傾斜部」に相当する。手前方向は、「特定方向」に相当する。
選別部23は、下方ひねり部22から流通してきた部品Wを、下向き10度のまま流れ方向へ所定距離振動搬送する過程において、手前に重なった部品Wを落下させる。選別部23における大軸部ガイド25、中間軸部ガイド26、及び小軸部ガイド27を構成する底面28及び天井面29は、平坦面として形成されている。この選別部23において重なり部品Wが選別される。図4(c)に示すように、選別部23の部品Wの下向きの角度θ2は、約10度である。選別部23の流れ方向幅は、概ね部品Wの鍔部61の径と同じ程度である。
上方ひねり部24は、選別部23から流通してきた部品Wを、ストックシュート5まで通過させる過程において、鍔部61が手前側を向いた軸方向の姿勢を保持しつつ、部品Wを下向き10度から再び上向き30度となるように上方へひねる。上方ひねり部24における大軸部ガイド25の底面28は、手前側が徐々に上がるように傾斜しつつひねられた曲面をなしている(図6参照)。上方ひねり部24は、その底面28が全体として手前方向(特定方向)及び流れ方向に上り傾斜しており、「上り傾斜部」に相当する。
次に、上部シュート40の構成について説明する。上部シュート40は、下部シュート20の上方に位置し、上流側から順に、第1カバー部41、第2カバー部42、及び第3カバー部43を有している。第1カバー部41は、下方ひねり部22の上方に位置している。第2カバー部42は、選別部23の上方に位置している。第3カバー部43は、上方ひねり部24の上方に位置している。
各カバー部41,42,43には、張出部44(図8参照)が、下部シュート20の天井面29側の大軸部ガイド25の手前側かつ下方まで張り出して形成されている。張出部44において下側鍔ガイド溝31に対応する位置には、上側鍔ガイド溝45が形成されている。上側鍔ガイド溝45の幅は、部品Wの鍔部61の軸方向幅の2倍程度であり、下側鍔ガイド溝31と共に部品Wの鍔部61が嵌まることが可能である。
以上の構成により、振動搬送時、大軸部ガイド25は、部品Wの大軸部62に適宜接触し、中間軸部ガイド26は、部品Wの中間軸部63に適宜接触し、小軸部ガイド27は、部品Wの小軸部64に適宜接触する。すなわち、部品Wは、上下の鍔ガイド溝31,45に鍔部61が嵌まった状態で、3つのガイド25,26,27により各軸部62,63,64を保持され、鍔部61を手前側とした姿勢を保ったまま、下方ひねり部22、選別部23、上方ひねり部24を通過するように順次振動搬送される。
ここで、「各軸部が保持される」とは、部品Wの振動は許容されつつ、部品Wが流通路21内で軸方向の姿勢を変えない程度に、部品Wと流通路21の天井面29及び底面28とが振動によって接触したり被接触となったりする状態を意味している。上下の鍔ガイド溝31,45は、「保持部」に相当する。
次に、再び図1を参照し、ストックシュート5の構成について説明する。ストックシュート5は、上側面板51と、下側面板52と、底板53とを備えている。上側面板51と下側面板52とは、共に平板状をなし、部品Wの流れ方向に延びる平面を対向させた状態で、水平方向に対して30度の角度をなして並設されている。上側面板51と下側面板52は、奥側に位置する底板13により連結されている。ストックシュート5は、全体として手前上方が開口した矩形容器状に形成されている。
上側面板51と下側面板52とが並設される間隔Iは、部品Wの鍔部61の径より狭く、大軸部62の径より僅かに大きい。図3に示すように、鍔部61を斜め上に向けて整列された状態で各側面板間に嵌まるようになっている。ストックシュート5には、重なり選別シュート2を通過して重なった部品Wは排除されており、単一の部品Wのみが流通する。
[作用]
図10に示すように、仮に部品Wが軸方向に2つ重なって流れてきた場合の選別について説明する。便宜上、シュート1,2の奥側の部品を奥側部品W1とし、奥側部品W1の手前側に重なった部品を手前側部品W2とする。奥側部品W1は、「特定方向とは反対側の奥寄りの部品」に相当する。手前側部品W2は、「特定方向に重なった部品」に相当する。
図10(c)に示すように、部品W1,W2が重なり選別シュート2の選別部23を通過する際、奥側部品W1は、上下の鍔ガイド溝31,45に嵌まり、下向きに傾いた状態であるが上側の鍔部61は張出部44の出っ張りに当接することで手前への移動を阻止される。すなわち、奥側部品W1は、上下の鍔ガイド溝31,45と張出部44により鍔部61の上下部を保持されるため、落下しないでシュート2内に保持される。
一方、選別部23において、手前側部品W2は、10度下向きに傾き、奥側部品W1とは異なり鍔部61を落ちないように支える機構がないため、自重により手前側に(例えば図示しない貯留部に)落下する。そして、奥側部品W1のみが、選別部23を通過し上方ひねり部24を経由してストックシュート5へ送り込まれる。
[効果]
(1)上記実施形態の部品供給装置101によれば、軸方向の一端側と他端側で径が異なる部品Wを整列させながら供給位置Pまで振動搬送する際に、重なり選別シュート2の選別部23で部品同士の重なり合いが自動的に解消される。そして、ストックシュート5へは、単品の部品Wのみが供給されるため、重なり部品Wが選別できずに途中で部品Wが引っかかり供給が停止するといったことがなく、供給能力を向上させることができる。
(2)上記実施形態では、重なり選別シュート2を通過する部品Wを保持する保持部として、上下の鍔ガイド溝31,45を採用している。部品Wの鍔部61を鍔ガイド溝31,45に係合させるようにしているため、容易な構成でかつ安定して奥側部品W1を保持することができる。
(3)上記実施形態の重なり選別シュート2では、選別部23まで徐々にひねるように下降する傾斜面を有する下方ひねり部22を有している。このため、例えば選別部23で急激に部品Wの向きを反転させる場合等と比較して、安定して奥側部品W1を保持することができる。また、徐々に下降させることで、流通路21内での部品Wの流通を円滑にすることができる。さらに、部品Wを反転させる場合には、反転させる機構を設ける空間が必要になり、短い距離で重なりを選別することができないが、本実施形態では短い距離でも重なり部品Wを選別することができる。
(4)上記実施形態の重なり選別シュート2では、選別部23を設けている。部品Wが下向き10度に傾いた平坦な面を所定距離確保することで、この選別部23で重なった手前側部品W2を確実に排除することができる。
(5)また、選別部23での部品Wの角度θ2を下向き10度程度としており、極端に大きな角度としていないため、落とす必要のない奥側部品W1を保持しやすい。また、手前側部品W2をなだらかに落下させることができるため、下側の貯留部で部品W同士が当たり振動搬送の流れが詰まってしまうといった問題を回避できる。
(6)上記実施形態の重なり選別シュート2では、選別部23で重なり部品Wを排除した後、上方ひねり部24で、部品Wを上向き30度に再び立てた状態に戻している。上方ひねり部24での部品Wの姿勢が安定するため、仮に鍔部61の鍔ガイド溝31,45への引っかかりが不十分であっても、貯留部に落下してしまうことを抑制することができる。さらに、ストックシュート5での部品Wの姿勢を安定させることができる。
(7)上記実施形態の重なり選別シュート2では、各ひねり部22,24において、部品Wの重心Cを基準線として徐々にひねった傾斜面として形成している。このため、例えば部分的に見ると大軸部ガイド25では下り、小軸部ガイド27では上りとなっているが、重心Cの位置は常に流れ方向に真っ直ぐであり、重心Cは一定位置で部品Wが流れるようになっている。このため、振動により部品Wの進行方向への流通を円滑にすることができる。
〈他の実施形態〉
上記実施形態において、部品Wは2段付き形状としたが、図11(a)に示す部品71のように1段でも良い。また、円筒形状ではなく、断面矩形状の筒状部材でもよいし、円錐形状や図11(b)に示す部品72のように円錐台形状のコイルスプリングでも良い。さらに、図11(c)に示す部品73のように、鍔部を有していなくてもよい。
また、図11(d)に示す部品74のように、複数の段部75,76,77を有し、軸方向の中間近傍に最も径が大きい鍔部78を有する形状でも良い。本発明の部品供給装置101は、部品の一端側と他端側で大きさが異なり、一端側が開口しており、部品同士が軸方向に重なる形状を有するものに適用することで有効である。なお、部品の形状に合わせて、重なり選別シュート2の流通路21の底面28及び天井面29の形状は適宜変更可能である。
上記実施形態において、保持部は、鍔が嵌まり込む鍔ガイド溝31,45としたが、部品Wの鍔部61を手前側から押さえる壁を設けて、この壁により落ちないように保持しても良い。なお、部品Wに鍔部61が形成されていない場合は、円筒の径方向幅部分を押さえるようにしても良い。保持部としては、奥側部品W1を流通路21内に保持できれば良く、適宜設計変更可能である。
上記実施形態では、上部シュート40を3つのカバー部41,42,43で構成したが、この構成に限られない。また、上部シュート40と下部シュート20とを一体に構成しても良い。
上記実施形態の重なり選別シュート2を構成する下部シュート20において、選別部23を下方ひねり部22と一体に設けても良い。また、上方ひねり部24を設けなくても良い。例えば、下方ひねり部22または選別部23の下流端部からそのままストックシュート5へ連結するように構成しても良い。
上記実施形態において、下方ひねり部22は曲面状としたが、全体として手前方向(特定方向)及び流れ方向に下り傾斜しており、部品Wを選別部23に送る過程で大軸部62が下向きになるように姿勢を変更することができれば平坦面で形成しても良い。同様に、上方ひねり部24は、全体として手前方向(特定方向)及び流れ方向に上り傾斜しており、部品Wをストックシュート5に送る過程で大軸部62が上向きになるように姿勢を変更することができれば平坦面で形成しても良い。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・軸方向整列シュート
2 ・・・重なり選別シュート
22 ・・・下方ひねり部(下り傾斜部)
23 ・・・選別部
31 ・・・下側鍔ガイド溝(保持部)
45 ・・・上側鍔ガイド溝(保持部)
62 ・・・大軸部
64 ・・・小軸部
101 ・・・部品供給装置
W ・・・部品

Claims (6)

  1. 軸方向の一端側に位置し前記一端側が開口した大軸部(62)と、前記軸方向の他端側に位置し前記大軸部の開口面積より前記軸方向に直交する断面積が小さい小軸部(64)と、を有する筒状の部品(W)を、振動する複数のシュート(1,2)によって、整列させつつ供給位置に供給する部品供給装置であって、
    前記部品を、前記軸方向において前記大軸部が特定方向に向いた姿勢とし、前記特定方向に向いたときの前記軸方向と直交する流れ方向へ搬送する軸方向整列シュート(1)と、
    前記特定方向及び前記流れ方向に下り傾斜する下り傾斜部(22)、
    前記下り傾斜部に一体にまたは前記下り傾斜部に連続して設けられ、前記特定方向に重なった部品(W2)を自重により選別する選別部(23)、
    前記軸方向整列シュートから送り込まれた前記部品が振動により前記下り傾斜部および前記選別部を通過する際に、前記特定方向とは反対側の奥寄りの部品(W1)を任意の位置に保持する保持部(31,45)、
    を有し、前記部品同士の重なりを選別しつつ前記部品を前記流れ方向へ搬送する重なり選別シュート(2)と、
    を備える部品供給装置。
  2. 前記下り傾斜部は、前記部品の重心の位置が前記流れ方向において一定となるように、全体として前記特定方向及び前記流れ方向に傾斜する曲面状をなす請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記選別部は、前記下り傾斜部の下流に連続し、前記特定方向に傾いた平坦な面を有している請求項1または請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記部品の前記一端側端部には鍔部(61)が形成され、
    前記下り傾斜部において前記特定方向の端部寄りには、前記部品の前記鍔部の下部が係合可能であり前記保持部として機能する下側鍔ガイド溝(31)が形成されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の部品供給装置。
  5. 前記重なり選別シュートは、
    流通路(21)に、前記下り傾斜部および前記選別部を形成する下部シュート(20)と、
    前記下部シュートの上方に配置される上部シュート(40)と、
    を含んで構成され、
    前記上部シュートには、前記部品の前記鍔部の上部が係合可能であり前記保持部として機能する上側鍔ガイド溝(45)が形成されている請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 前記重なり選別シュートは、
    前記下り傾斜部の下流に位置し、前記特定方向及び前記流れ方向に上り傾斜する上り傾斜部(24)をさらに有する請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の部品供給装置。
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