JP6910099B2 - ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法 - Google Patents

ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6910099B2
JP6910099B2 JP2017118555A JP2017118555A JP6910099B2 JP 6910099 B2 JP6910099 B2 JP 6910099B2 JP 2017118555 A JP2017118555 A JP 2017118555A JP 2017118555 A JP2017118555 A JP 2017118555A JP 6910099 B2 JP6910099 B2 JP 6910099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bowl
parts
path
sorting
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017118555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019001626A (ja
Inventor
紀誉重 鈴木
紀誉重 鈴木
Original Assignee
日特コーセイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日特コーセイ株式会社 filed Critical 日特コーセイ株式会社
Priority to JP2017118555A priority Critical patent/JP6910099B2/ja
Publication of JP2019001626A publication Critical patent/JP2019001626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6910099B2 publication Critical patent/JP6910099B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

本発明は、振動するボウルを有するボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法に関するものである。
従来、部品の整列供給方式として、ボウル型振動パーツフィーダを用いることが知られている。このボウル型振動パーツフィーダにあっては、選別路を有する螺旋搬送路が内周に形成されたボウルを用い、そのボウルに複数の部品を投入し、そのボウルを円周方向に振動させ、その振動によりボウルに投入された複数の部品を螺旋搬送路において搬送し、選別路において所定の姿勢のものを選別して供給するように構成される。
そして、複数種類の部品を切り替えつつ供給する場合には、図13に示す様に、このようなボウル型振動パーツフィーダ1,2を複数(図13では2台)設けることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このように、複数のボウル型振動パーツフィーダ1,2を備えた供給装置では、複数のボウル型振動パーツフィーダ1,2からそれぞれ異なる部品が供給されるために切替機構3が設けられ、その切替機構3により、複数のボウル型振動パーツフィーダ1,2から供給されたいずれかの部品を採用することにより、複数種類の部品を供給すると共に、その部品の切換を容易にし得るとしている。
特開平7−101533号公報
しかしながら、このように部品の種類毎にボウル型振動パーツフィーダを設けるような方法は、機種を切換えた際に中断時間が短くなって作業効率が高まるという利点を有する反面、装置が大型化するという欠点があった。このため、小型化を図りつつ機種切換え時の中断時間を短縮することの出来るものが望まれていた。
本発明の目的は、複数種類の部品を供給可能なボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法を提供することにある。
本発明は、所定の振幅で振動するボウルと、ボウルに形成されボウル内の部品を振動により搬送する螺旋搬送路と、螺旋搬送路に搬送される部品を姿勢により選別して排出口へ送る選別路とを備えたボウル型振動パーツフィーダの改良である。
その特徴ある構成は、選別路が並列に複数形成され、螺旋搬送路を流れる部品を複数の選別路のいずれかに流通させる切換ゲートが設けられたところにある。
このボウル型振動パーツフィーダでは、複数の選別路の下流側に複数の選別路を単一の排出口に連結する合流部を形成することが好ましく、部品をボウルの外部に導く排出ゲートを形成することが更に好ましい。
この排出ゲートが形成されたボウル型振動パーツフィーダを用いた供給部品切換方法においては、一の選別路を通過させた一の種類の部品を先に供給し、先に供給した一の種類の部品であってボウルに残存する一の種類の部品を排出ゲートから排出し、次に供給する他の種類の部品をボウルに投入して他の選別路を通過させてその他の種類の部品を供給することを特徴とする。
本発明のボウル型振動パーツフィーダでは、並列に形成された複数の選別路を備えるので、螺旋搬送路を流れる部品を複数の選別路のいずれかに流通させることにより、複数の種類の部品を整列させて供給することが可能になる。よって、単一のボウル型振動パーツフィーダであっても、複数の種類の部品を供給可能なものとなり、複数のボウル型振動パーツフィーダを用いる従来に比較して小型化を図ることが可能となる。
このように、一の選別路を通過させた一の種類の部品を先に供給している状態において、供給する部品の種類を変更するためには、先に供給した種類の部品であってボウルに残存する部品をボウルから全て排出させ、次に供給する他の種類の部品を新たにボウルに投入する必要が生じる。
けれども、ボウル内の部品をボウルの外部に導く排出ゲートを形成すれば、ボウルを振動させるだけで、ボウル内に残存する全ての部品をボウルの外部に導いて容易に排出させることができる。
即ち、この排出ゲートが形成されたボウル型振動パーツフィーダを用いた供給部品切換方法においては、一の選別路を通過させた一の種類の部品を先に供給し、先に供給した種類の部品であってボウルに残存する部品を排出ゲートから排出し、次に供給する他の種類の部品をボウルに投入して他の選別路を通過させることにより、その他の種類の部品を新たに供給することが可能となる。この結果、機種切換え時に生じる中断時間を短縮することができる。
本発明の実施形態におけるボウル型振動パーツフィーダを示す上面図である。 そのボウル型振動パーツフィーダを示す正面図である。 その切換ゲートを示す図1のA−A線断面図である。 その切換ゲートが上昇した状態を示す図3のB−B線断面図である。 その切換ゲートが下降した状態を示す図3に対応する断面図である。 その切換ゲートが下降した状態を示す図4に対応する断面図である。 その選別路を示す図1のC−C線断面図である。 その部品であるボビンの斜視図である。 その排出ゲートを示す図1のD−D線断面図である。 その排出ゲートが閉塞された状態を示す図9のE−E線断面図である。 その排出ゲートが開放された状態を示す図9に対応する断面図である。 その排出ゲートが開放された状態を示す図10に対応する断面図である。 複数種類の部品を供給する従来の供給手段を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図2に本発明におけるボウル型振動パーツフィーダ10を示す。このボウル型振動パーツフィーダ10は、部品が投入されるボウル11と、そのボウル11を周方向に振動させる加振機12とを備える。更に図1に示す様に、ボウル11の内周には螺旋搬送路13が形成され、このボウル型振動パーツフィーダ10は加振機12によりボウル11を周方向に振動させることにより、ボウル11に投入された部品14をその内周に形成された螺旋搬送路13に沿って搬送するように構成されたものである。
加振機12としては電磁石や圧電素子が例示される。けれども、この加振機12は、カムやリンクなどの機械的機構を電気的に駆動させてボウル11を振動させるいわゆる機械式であっても、空気を利用してボウル11を振動させるいわゆる空気圧式であっても良い。ここで、図2の符号12aは、ボウル11を振動させる加振機12の振動を吸収して設置場所10aに伝達する量を減少させる防振ゴム12aを示す。
図1及び図2に示す様に、ボウル11は有底筒状の直胴部16と、その直胴部16の上部を包囲して外径を拡大させたフランジ部17とを有する。フランジ部17は直胴部16の上部外周に、この実施の形態では、略半周に渡って形成されるものとする(図1)。
そして、螺旋搬送路13は、その直胴部16の内周に、直胴部16の内底部16aから螺旋状に上昇するように形成される(図7)。一方、フランジ部17には、そこを移動する部品14の姿勢により、その部品14を選別する選別路18,19が形成される(図1)。
本発明のボウル型振動パーツフィーダ10において、その特徴ある構成は、選別路18,19が並列に複数形成され、螺旋搬送路13を流れる部品14を複数の選別路18,19のいずれかに流通させる切換ゲート21が設けられたところにある。
図1及び図3に示す様に、切換ゲート21は、螺旋搬送路13の上面視において、その螺旋搬送路13に上流側端部が連続するけれども下方に偏倚するように設けられた連続路22と、上面視においてその連続路22に平行であって、高さが上流側螺旋搬送路13の下流側端部と同一の高さにある偏倚路23を備える。
図1に示す様に、連続路22は、その一端が上面視において螺旋搬送路13に連続し、下流側端部がフランジ部17に達するように、上面視において徐々に外側にずれるように湾曲して形成される。そして、偏倚路23は、その連続路22に半径方向外側に形成され、その下流側端部は、連続路22と同様にフランジ部17に達するように形成される。
図11に示すように、連続路22と偏倚路23は、半径方向外側が低位となるように径方向に向かって傾斜する底面22a,23aと、その底面22a,23aの外周側に立設された縦壁22b,23bとをそれぞれ有し、ボウル11に投入された部品14は直胴部16(図3及び図5)に形成された螺旋搬送路13から連続路22又は偏倚路23に移動した後には、それらの縦壁22b,23bに接するようにして、それら底面22a,23a上を長手方向に移動するように構成される。
図1及び図3〜図6に示す様に、また、切換ゲート21は、螺旋搬送路13に連続するように設けられた昇降板24と、その昇降板24を昇降させるアクチュエータ26とを更に備える。アクチュエータは、ボウル11に取付けられた流体圧シリンダ26であって、直胴部16にその本体26aが取付けられ、その本体26aから流体圧により突出し又はその本体26aに没入するロッド26bに昇降板24が取付けられる。
具体的に、螺旋搬送路13に連続する連続路22より下方のボウル11、即ち直胴部16には切り欠き16bが形成され、この切り欠き16bには水平板状の昇降片27が挿通される。ボウル11の外側に位置する昇降片27の下面にロッド26bの上端が取付けられ、流体圧シリンダ26は昇降片27が取付けられたロッド26bを上方にしてその本体26aが直胴部16、即ちボウル11の外壁に取付けられる。
切り欠き16bを介してボウル11の内側に位置する昇降片27には、その上面に支柱28が立設され、支柱28の上端に昇降板24が、連続路22と偏倚路23の底面22a,23a(図11)と同様の傾斜を以て取付けられる。
そして、図3及び図4に示すように、アクチュエータである流体圧シリンダ26が、そのロッド26bを本体26aより突出させると、そのロッド26bに昇降片27及び支柱28を介して取付けられた昇降板24は上昇して、その上面が螺旋搬送路13と偏倚路23の底面23aをこの昇降板24を介して連続させるように構成される。
従って、昇降板24が上昇状態では、ボウル11を振動させることにより螺旋搬送路13を移動する部品14は、図3に示すように、その螺旋搬送路13から昇降板24に移動し、その昇降板24から偏倚路23に移動する様に構成される。
一方、図5及び図6に示すように、アクチュエータである流体圧シリンダ26が、そのロッド26bを本体26aに没入させると、そのロッド26bに昇降片27及び支柱28を介して取付けられた昇降板24は螺旋搬送路13より下方に下降して、連続路22の上面にその端部が接触するように構成される。
従って、昇降板24が下降状態では、ボウル11を振動させることにより螺旋搬送路13を移動する部品14は、図5に示すように、その螺旋搬送路13の端部から下方に位置する昇降板24に落下するように移動し、その昇降板24から更に連続路22に移動する様に構成される。
即ち、この切換ゲート21は、昇降板24の昇降により、ボウル11に螺旋状に形成された螺旋搬送路13を上昇した部品14を連続路22と偏倚路23のいずれかに流すように構成される。ここで、符号29は、昇降板24が下降状態において、螺旋搬送路13の端部から部品14が偏倚路23側に流入することを防止し、部品14を螺旋搬送路13の端部から昇降板24上に確実に落下させるための障壁29を示す。
図8に示す様に、この実施の形態におけるボウル型振動パーツフィーダ10が搬送する部品14は、断面が長方形を成す筒状の巻胴部14cと、その両端にそれぞれ設けられたフランジ14dを有する大小2種類のボビン14である場合を説明する。
大小2種類のボビンを部品14として供給するこの実施の形態では、図1に示す様に、連続路22及び偏倚路23の双方に連続して選別路18,19がフランジ部17にそれぞれ形成される。
即ち、連続路22と偏倚路23の下流側端部はフランジ部17の周方向における一端に連結され、このフランジ部17には、部品14の姿勢により部品14を選別する複数の選別路18,19が形成される。
フランジ部17の周方向における他端には、フランジ部17に設けられた選別路18,19において選別された部品14であるボビンを排出して、ボウル11の外部に設けられたリニアフィーダ9に向かって供給する排出口17aが形成される。
大小2種類のボビンを部品14として供給するこの実施の形態では、図7に示す様に、大きなボビン14aが流れたときに、特定の形状を成す形で搬送されたボビン14aを通過させ、その他の形状を成す形で搬送されたボビン14aを落下させる内選別路18と、小さなボビン14bが流れたときに、特定の形状を成す形で搬送されたボビン14bを通過させ、その他の形状を成す形で搬送されたボビン14bを落下させる外選別路19が形成されるものとする。
この内選別路18及び外選別路19にあっても、半径方向外側が低位となるように径方向に向かって傾斜する底面18a,19aと、その底面18a,19aの外周側に立設された縦壁18b,19bをそれぞれ有し、縦壁18b,19bに一方の側面を当接させつつ底面18a,19a上を長手方向に移動するように構成される。そして、長手方向を移動しつつ、特定の形状以外の形状で移動するボビン14a,14bをそれらの選別路18,19から落下させる細工が施されるものとする。
このため、部品14の姿勢によりその部品14を落下させて選別する内選別路18及び外選別路19は、部品14を落下させる必要から、連続路22又は偏倚路23に連続して、その中間が浮遊するように、フランジ部17の全長に渡ってその一端及び他端に架設される。この実施の形態では、大きなボビン14aが通過する内選別路18が半径方向内側における連続路22に連続して形成され、小さなボビン14bが通過する外選別路19が半径方向外側の偏倚路23に連続して形成される場合を示す(図1)。
一方、フランジ部17の底面17bは、そこに落下する部品14をボウル11の直胴部16における螺旋搬送路13又は内底部16aに戻すように径方向外側が上位になるように傾斜して形成され、その底面17bの全部又は一部は、ボウル11における直胴部16の内周に滑らかに連続するように構成される。
図1に示す様に、複数の選別路18,19の下流側であって排出口17aの上流には、複数の選別路18,19を単一の排出口17aに連結する合流部20が形成される。この合流部20は、内選別路18及び外選別路19の排出口17a近傍の底面18a,19aを連結させ、半径方向内側に位置する内選別路18の縦壁18bを、半径方向外側に位置する外選別路19の縦壁19bに徐々に近づけて、それらの隙間が小さなボビン14b(図7)が通過する隙間になった段階で、半径方向内側に位置する内選別路18の縦壁18bを消滅させることにより作られる。
従って、この合流部20では、半径方向外側の外選別路19を進む部品14bはその縦壁19bに一方の側面を当接させつつ長手方向に移動して排出口17aに達するけれども、半径方向内側の内選別路18を進む部品14aはその縦壁18bに一方の側面を当接させつつ長手方向に移動し、その縦壁18bの消滅した段階で外選別路19における底面19a上に移動して、その側面を外選別路19における縦壁19bに接触させることになる。このように内側から外側に移動した部品14はその外選別路19の底面19a上を移動して排出口17aに達するように構成される。
なお、図では排出口17aに一端が臨むリニアフィーダ9が設けられる場合を例示し、このリニアフィーダ9では、排出口17aから排出された部品14をその一端から他端に向かって水平方向に搬送するものとする。
また、本発明のボウル型振動パーツフィーダ10は、ボウル11に投入された部品14をボウル11の外部に導く排出ゲート31が形成される。この実施の形態における排出ゲート31は、偏倚路23に形成されるものとし、図9〜図12に示すように、偏倚路23における縦壁23bには切り欠き23cが形成される。
一方、縦壁23bにおける切り欠き23cには、その切り欠き23cを閉塞する閉塞板32が設けられ、ボウル11には、その閉塞板32を昇降させて、その切り欠き23cを閉塞し又は開放するアクチュエータ33が設けられる。この実施の形態におけるアクチュエータ33は、ボウル11の外壁に本体33aが取付けられた流体圧シリンダであって、本体33aから上方に向かって出没可能に設けられたロッド33bの上端に取付ブラケット34を介して閉塞板32が取付けられる。
そして、図11及び図12に示す様に、アクチュエータである流体圧シリンダ33が、そのロッド33bを本体33aより上方に突出させると、そのロッド33bに取付ブラケット34を介して取付けられた閉塞板32は上昇して、切り欠き23cを開放するように構成される。
偏倚路23の底面23aは、半径方向外側が低位になるように傾斜して形成されているので、昇降板24と閉塞板32が上昇状態では、ボウル11を振動させることにより螺旋搬送路13を移動する部品14は、その螺旋搬送路13から上昇した昇降板24により偏倚路23に移動し、その偏倚路23を移動すると、その縦壁23bに形成された切り欠き23cに至ると底面23aの傾斜に従って切り欠き23cを通過して落下し、ボウル11の外部に排出されるように構成される。
即ち、この切り欠き23cを備える排出ゲート31は、閉塞板32を上昇させることにより開放され、図1に示す螺旋状の螺旋搬送路13から偏倚路23に流入した部品14をボウル11の外部にまで排出するように構成される。ここで、図9及び図11の符号36は、ボウル11の外部に排出されて落下する部品14を収容する容器36を示す。
一方、図9及び図10に示すように、アクチュエータである流体圧シリンダ33が、そのロッド33bを本体33aに没入させると、ロッド33bと共に下降する閉塞板32により偏倚路23の縦壁23bにおける切り欠き23cは閉塞されるように構成される。
従って、昇降板24が上昇状態であるにもかかわらず閉塞板32が下降状態では、図1に示すように、ボウル11を振動させることにより螺旋搬送路13を移動する部品14は、螺旋搬送路13から上昇した昇降板24により偏倚路23に移動し、その偏倚路23を移動しても切り欠き23cから外部に排出されることはなく、外選別路19にまで移動する様に構成される。
次に、このように構成されたボウル型振動パーツフィーダの動作を説明する。
先ず、整列供給させようとする部品14を、ボウル型振動パーツフィーダ10におけるボウル11に投入する。そして、その部品14を整列供給させるために、ボウル型振動パーツフィーダ10を動作させて、加振機12によりボウル11を円周方向に振動させる。
ボウル11を振動させると、ボウル11に投入された部品14は、ボウル11の内周面に螺旋状に形成された螺旋搬送路13を螺旋状に上昇しつつ搬送され、切換ゲート21に至る。切換ゲート21では、ボウル11に投入された部品14の種類に応じてその後の経路が選定される。
大小2種類のボビン14a,14bを供給するこの実施の形態では、例えば、ボウル11に投入された部品14が小さなボビン14bである場合には、図3及び図4に示すように、アクチュエータである流体圧シリンダ26のロッド26bを本体26aから突出させて昇降板24を上昇させ、螺旋搬送路13と偏倚路23を、この昇降板24を介して連続させる。
これにより、ボウル11を振動させることにより螺旋搬送路13を移動する部品14、即ち小さなボビン14bは、その螺旋搬送路13の端部から昇降板24を介して偏倚路23にまで移動する。
また、排出ゲート31を設けたこの実施の形態では、図9及び図10に示す様に、閉塞板32を下降させて、偏倚路23の縦壁23bに形成された切り欠き23cを閉塞板32により閉塞させておく。
すると、図1に示す様に、偏倚路23には小さなボビン14bを選別する外選別路19が連続するので、この外選別路19において選別された部品14としての小さなボビンが整列された状態で排出口17aに達することになる。
なお、排出口17aに連続するリニアフィーダ9を設けている場合には、ボウル型振動パーツフィーダ10を動作させるとともに、そのリニアフィーダ9も駆動させる。このリニアフィーダ9の駆動により、ボウル型振動パーツフィーダ10により整列されてその排出口17aから排出された所定の形状の部品14は、リニアフィーダ9に受け継がれて、その後水平方向に真っ直ぐに目的位置まで搬送されることになる。
一方、ボウル11に投入された部品14が大きなボビン14aである場合には、図5及び図6に示すように、アクチュエータである流体圧シリンダ26のロッド26bを本体26aに没入させて昇降板24を螺旋搬送路13より下方に下降させる。これにより、ボウル11の振動により螺旋搬送路13を移動する部品14は、その螺旋搬送路13の端部から下方に位置する昇降板24に落下するように移動し、その昇降板24から連続路22に移動する。
図1に示す様に、連続路22には大きなボビン14aを選別する内選別路18が連続するので、この内選別路18において選別された部品14としての大きなボビン14aが整列された状態で排出口17aにまで達することになる。
このように、本発明のボウル型振動パーツフィーダ10では、並列に形成された複数の選別路18,19を備えるので、螺旋搬送路13を流れる部品14を複数の選別路18,19のいずれかに流通させることにより、複数の種類の部品14a,14bを整列させて供給することが可能になる。よって、単一のボウル型振動パーツフィーダ10であっても、複数の種類の部品14a,14bを供給可能なものとなり、複数のボウル型振動パーツフィーダ10を用いる従来に比較して小型化を図ることが可能となる。
また、排出口17aの上流に複数の選別路18,19を単一の排出口17aに連結する合流部20を形成したので、半径方向内側に位置する内選別路18の縦壁18bは、半径方向外側に位置する外選別路19の縦壁19bとの隙間が、部品である小さなボビン14bが通過する隙間になった段階で消滅する。
このため、その内選別路18を移動するボビン14aは、その縦壁18bが消滅した時点で外選別路19の底面19a上に移動し、その後排出口17aに至ることになる。これにより排出口17aは単一のもので足りることに成り、その排出口17aに連続するリニアフィーダ9も単一のもので済むことになる。よって、このような合流部20を形成することにより、従来に比較してより小型化を図ることが可能となる。
一方、内選別路18又は外選別路19のいずれかを通過させた一の種類の部品14を先に供給している状態において、供給する部品14の種類を他の種類のものに変更するためには、先に供給した一の種類の部品14であってボウル11に残存するものをボウル11から全て排出させ、次に供給する他の種類の部品14を新たにボウル11に投入する必要が生じる。
本発明のボウル型振動パーツフィーダ10では、ボウル11内の部品14をボウル11の外部に導く排出ゲート31を形成しているので、ボウル11を振動させるだけで、ボウル11内の部品14をボウル11の外部に導いて容易に排出させることができる。
即ち、この排出ゲート31が形成されたボウル型振動パーツフィーダ10を用いた供給部品切換方法においては、一の選別路18,19を通過させた一の種類の部品14を先に供給し、先に供給した一の種類の部品14であってボウル11に残存する一の種類の部品14を排出ゲート31から排出し、次に供給する他の種類の部品14をボウル11に投入して他の選別路18,19を通過させて他の種類の部品14を新たに供給することになる。
ここで、一の種類の部品14の排出ゲート31からの排出にあっては、図11及び図12に示す様に、部品供給時に下降させていた閉塞板32を上昇させる。それと共に、昇降板24を上昇させ、その状態でボウル11を振動させる。このようにして、螺旋搬送路13を移動する部品14を、その螺旋搬送路13から上昇した昇降板24により偏倚路23に移動させ、その偏倚路23の縦壁23bに形成された切り欠き23cからボウル11の外部に排出させ、容器36に収容させる。
ボウル11に残存する一の種類の部品14の全てを排出ゲート31から排出させた後には、閉塞板32を再び下降させて切り欠き23cを閉塞し、次に供給する他の種類の部品14をボウル11に新たに投入することにより、その他の種類の部品14を直ちに供給することが可能となる。このため、排出ゲート31が形成された本発明のボウル型振動パーツフィーダ10を用いた供給部品切換方法においては、機種切換え時に生じる中断時間を短縮することが可能となるのである。
なお、上述した実施の形態では、合流部20を形成して排出口17aを単一のものとした。けれども、スペースに余裕のある場合には、合流部を形成することなく複数の選別路の数だけ排出口を形成しても良い。
また、上述した実施の形態では、合流部20は、内選別路18及び外選別路19の底面18a,19aを連結させ、内選別路18の縦壁18bを外選別路19の縦壁19bに徐々に近づけて消滅させることにより作られる場合を説明した。けれども、この合流部20は、複数の選別路18,19の下流側に複数の選別路18,19を単一の排出口17aに連結しうる限り、これに限らず、どのようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、部品14がボビンである場合を説明したけれども、部品14はボビンに限らず、どのようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、選別路18,19がボウル11を構成するフランジ部17に形成される場合を説明した。けれども、この選別路18,19は、この実施の形態における直胴部16に形成しても良い。
また、上述した実施の形態では、選別路が2本の場合を説明した。けれども切換ゲートが螺旋搬送路13を通過する部品14を選択流通可能である限り、選別路は3本であっても、4本であっても、5本以上であっても良い。
また、上述した実施の形態では、切換ゲート21が昇降可能な昇降板24を備える場合を説明した。けれども、螺旋搬送路13を流れる部品14を複数の選別路18,19のいずれかに流通させ得る限り、この切換ゲート21は昇降板を備えることを要しない。例えば、同一高さの選別路18,19のいずれかに部品14を流通させる回転板のようなものを備えるようにしても良い。
更に、上述した実施の形態では、排出ゲート31を構成する切り欠き23cを偏倚路23に形成する場合を説明した。けれども排出ゲート31は、部品14をボウル11の外部に導くことが可能である限りどこでも良く、螺旋搬送路13や連続路22に形成するようにしても良い。
10 ボウル型振動パーツフィーダ
11 ボウル
13 螺旋搬送路
14 部品
14a 一の種類の部品
14b 他の種類の部品
17a 排出口
18,19 選別路
20 合流部
21 切換ゲート
31 排出ゲート

Claims (3)

  1. 所定の振幅で振動するボウル(11)と、前記ボウル(11)に形成され前記ボウル(11)内の部品(14)を振動により搬送する螺旋搬送路(13)と、前記螺旋搬送路(13)に搬送される前記部品(14)を姿勢により選別して排出口(17a)へ送る選別路(18,19)とを備えたボウル型振動パーツフィーダにおいて、
    前記選別路(18,19)が並列に複数形成され、
    前記螺旋搬送路(13)を流れる前記部品(14)を複数の前記選別路(18,19)のいずれかに流通させる切換ゲート(21)が設けられ
    複数の前記選別路(18,19)の下流側に複数の前記選別路(18,19)を単一の前記排出口(17a)に連結する合流部(20)が形成された
    ことを特徴とするボウル型振動パーツフィーダ。
  2. 部品(14)をボウル(11)の外部に導く排出ゲート(31)が形成された請求項1記載のボウル型振動パーツフィーダ。
  3. 請求項2記載のボウル型振動パーツフィーダ(10)を用いた供給部品切換方法において、
    一の選別路(18)を通過させた一の種類の部品(14a)を先に供給し、
    前記先に供給した前記一の種類の部品(14a)であってボウル(11)に残存する前記一の種類の部品(14a)を排出ゲート(31)から排出し、
    次に供給する他の種類の部品(14b)を前記ボウル(11)に投入して他の選別路(18,19)を通過させて前記他の種類の部品(14b)を供給する
    ことを特徴とする供給部品切換方法。
JP2017118555A 2017-06-16 2017-06-16 ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法 Active JP6910099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118555A JP6910099B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118555A JP6910099B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019001626A JP2019001626A (ja) 2019-01-10
JP6910099B2 true JP6910099B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=65005671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017118555A Active JP6910099B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6910099B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12083489B2 (en) * 2020-06-09 2024-09-10 Seoul Viosys Co., Ltd. LED mixer using vibratory bowl feeder

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019001626A (ja) 2019-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102673959A (zh) 工件供给装置
US6782992B2 (en) Vibratory parts-feeding unit
JP6910099B2 (ja) ボウル型振動パーツフィーダ及びそれを用いた供給部品切換方法
CN109704018A (zh) 供料系统
JP5956160B2 (ja) 振動式部品供給装置
CN211768551U (zh) 自动装推钉器圆震
JP5300213B2 (ja) 搬送装置
CN217478272U (zh) 一种透镜自动上料装置
JP2001171826A (ja) 微小部品供給機
JPH11292255A (ja) 楕円振動パーツフィーダ
JPH0524632A (ja) 偏平円柱形状の部品用振動部品整送装置
JP2011001191A (ja) スプリングフィーダー
JP7234910B2 (ja) 部品供給装置
JP5733603B2 (ja) 振動フィーダ
JP6206827B2 (ja) 過長部品の通過規制構造部およびパーツフィーダ
JP2007223738A (ja) 振動ボウルフィーダ
JP2001270616A (ja) 振動フィーダの姿勢選別装置
TWI855188B (zh) 零件供給用漏斗及具備零件供給用漏斗的零件供給裝置
JP5300212B2 (ja) 搬送装置
JP3613825B2 (ja) 部品選別装置
JP2015063368A (ja) 豆類の搬送装置
JP7360926B2 (ja) パーツフィーダ用ホッパーおよびそれを備えたパーツフィーダ装置
JP4055221B2 (ja) 部品選別装置
KR101557051B1 (ko) 부품 공급 호퍼
JP6870819B2 (ja) 振動型ワーク供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6910099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250