JPH0967011A - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JPH0967011A
JPH0967011A JP24885195A JP24885195A JPH0967011A JP H0967011 A JPH0967011 A JP H0967011A JP 24885195 A JP24885195 A JP 24885195A JP 24885195 A JP24885195 A JP 24885195A JP H0967011 A JPH0967011 A JP H0967011A
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groove track
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Tomozo Inui
智三 犬井
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 軸心が同一で頭部と胴部とからなる円筒状ま
たは円柱状の部品を高い達成率で直立姿勢として供給し
得る整送装置を提供すること。 [解決手段] 振動パーツフィーダの平板状のトラック
24の下流端に段差26を介して丸溝トラック32とこ
れに続くV溝トラック33を形成させた姿勢制御ブロッ
ク31を下流側に向かって下向き傾斜に設置する。また
姿勢制御ブロック31の下流端には段差34を介して選
別トラック54を設け、幅を狭めた選別トラック54と
選別プレート67の折曲げ部68とで挟持され得る直立
姿勢のガラスピンGのみを次工程へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品の整送装置に関する
ものであり、更に詳しくは、頭部と胴部とからなる円筒
状または円柱状の部品の姿勢を整えて移送する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1は整送対象例として
の、CRT(ブラウン管)の製造に使用されるガラスピ
ンGを示し、図1のAは斜視図であり、図1のBはその
縦断面図である。すなわち、ガラスピンGは軸心が同一
の頭部Hと胴部Bとからなる円筒形状をしており、その
全高Hは9mm、肩までの高さSは6mm、頂部の径T
は5mm、胴部の径Dは9mmとなっている。そして、
図1のAに示すような直立姿勢で次工程へ供給すること
が要請されている。
【0003】このような形状の部品を振動によって移送
する場合、最も安定な転倒した姿勢を取り易く、直立姿
勢で移送せんとしても移送詰まりを発生し易いほか、移
送詰まりに至らないまでも直立姿勢の達成率が低く次工
程への供給速度を低下させている。しかし、現在のとこ
ろこれらの問題を十分にクリヤーした整送装置は開発さ
れていない。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記の問題
に鑑みてなされ、転倒した姿勢を取り易い軸心が同一の
頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品につい
て、移送詰まりを発生せず、頭部を上にした直立姿勢を
高い達成率で確保して次工程へ供給し得る部品整送装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、軸心が
同一の頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品
を直立姿勢にする姿勢制御部と、直立姿勢以外の前記部
品を排除する選別部とを設けた捩り振動パーツフィーダ
からなる部品整送装置において、前記姿勢制御部が下流
側へ向かって下向き傾斜のU溝トラックと、該U溝トラ
ックの底面から下流側へ向かって下向き傾斜に掘り下げ
て形成されるV溝トラックと、該V溝トラックの下流端
において直立化用段差を介して接続される下流側平板ト
ラックとからなり、前記部品が前記丸溝トラックから前
記V溝トラックを移送される間に前記胴部を前にし前記
頭部を後にして前記V溝トラックに沿う下向き傾斜の姿
勢を取り、前記V溝トラックから前記直立用段差を落下
して前記下流側平板トラックにおいて前記頭部を上にし
た直立姿勢となって移送されることを特徴とする部品整
送装置、によって達成される。
【0006】
【作用】軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒状また
は円柱状の部品は下流側へ向かって下向き傾斜のU溝ト
ラックを移送される間に胴部の曲面をU溝トラックに一
致させる向きとなり、かつ頭部を前に胴部を後にした向
きの部品は前転して胴部を前に頭部を後にする向きにな
り、更にはV溝トラックの底部に集まりトラックの幅方
向に位置決めされた後、胴部を下にして直立用段差を落
下し、下流側平板トラックで頭部を上にした直立姿勢と
なって移送される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例による部品整送装置に
ついて、図面を参照して説明する。
【0008】図2は実施例のガラスピン整送装置1の部
分破断側面図であり、図3はその平面図である。すなわ
ち、同装置1は捩り振動パーツフィーダによって構成さ
れ、ガラスピンGを収容し整送する振動盆としてのボウ
ル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからな
っている。
【0009】図2を参照し、駆動部11においては、ボ
ウル21の底板と一体的に固定されて可動コアを兼ねる
可動ブロック12が等角度間隔に配置した傾斜板ばね1
3によって下方の固定ブロック14と連結されている。
固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石1
6が可動ブロック12と僅かな間隙をあけ対向して設け
られている。駆動部11はその周囲を防音カバー17で
覆われており、かつボウル21と共に防振ゴム18を介
して床面19に設置されている。そして、コイル15に
交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見
て時計方向の捩り振動を与える。
【0010】ボウル21は図3を参照して、底面22に
はガラスピンGが向き不定で多数に収容されており(図
では散在的に示している)、底面22に起点24Sを有
する平板状のトラック24がボウル21の周壁23に沿
いスパイラル状に上昇して設けられている。トラック2
4はガラスピンGの移送路となるが、ボウル21の径外
方を向いて若干下向き傾斜に設けられており、ガラスピ
ンGは周壁23に接して向き不定で移送される。
【0011】トラック24の途中には根元をビス25b
で周壁23に固定して円弧状のワイパー25がトラック
24の直上方にかぶさるように設けられており、ガラス
ピンGの移送量を調節するようになっている。ワイパー
25近傍の斜視図である図4も参照し、重なって移送さ
れてくる過剰なガラスピンGはワイパー25に導かれて
ボウル21の底面22へ戻され、ワイパー25の下方の
間隙を通過するガラスピンGが移送を継続される。
【0012】図3へ戻りトラック24の最上部の周回
に、ガラスピンGを直立姿勢にする姿勢制御部30、お
よび直立姿勢とならなかったガラスピンGを排除する選
別部60が設けられており、その下流側に出口部80が
接続されている。
【0013】姿勢制御部30は、その斜視図である図
5、図3における[6]−[6]線方向の断面図である
図6、図3における[7]−[7]線方向の断面図であ
る図7、図3における[8]−[8]線方向の部分破断
側面図である図8、および図3における[9]−[9]
線方向の断面図である図9に示されている。すなわち、
姿勢制御部30は図5、図6、図7を参照してトラック
24の下流端に移送レベル調整用の下方への段差26を
介し、姿勢制御ブロック31が下流側へ向かって下向き
傾斜に接続されている。姿勢制御ブロック31の上流部
分には丸溝トラック32が形成されており、丸溝トラッ
ク32は上流側のトラック24を周壁23に接して移送
されてくるガラスチップGが丸溝トラック32の最底部
へ落下するような位置関係に配置されている。丸溝トラ
ック32の外周側の高い側壁は捩り振動による移送力の
径外方へ向う成分によってガラスピンGが飛び出すこと
を防ぐために設けられている。
【0014】姿勢制御ブロック31の下流部分では丸溝
トラック32の底面から下流側へ向って下向き傾斜に掘
り下げてV溝トラック33が形成されている。そして、
姿勢制御ブロック31の下流端から下方への段差34を
介してボウル21の径外方へ向かって下向き傾斜の選別
トラック54が接続されている。
【0015】姿勢制御ブロック31は主として図6、図
8を参照し、ボウル21と一体的なベース板49上に下
方からの2本のボルト41で固定された支持部材42
と、同じく2本のボルト43で固定された支持部材44
とによって上流部分と下流部分を支持されている。すな
わち、姿勢制御ブロック31の上流部分には支持部材4
2を挿通するボルト45が螺着され、かつ下流部分には
支持ブロック44に設けられた長穴46を挿通するボル
ト47が螺着されており、姿勢制御ブロック31はボル
ト45を軸として長穴46の範囲内で上下方向に回動可
能とされ、姿勢制御ブロック31の下流側へ向かっての
下向き傾斜の角度を調整し得るようになっている。
【0016】図5、図7を参照し、ベース板49に固定
されたトラックブロック51にはボウル21の径外方へ
向かって下向き傾斜とした平板状の選別トラック54が
形成されており、トラックブロック51の外周側の水平
面上にカラー55を介してガイド部材56が設けられ、
これらを挿通するボルト57によってトラックブロック
51に固定されている。ガイド部材56の内周面は上流
端で直立し、下流端で外周側へ傾斜させた捻り面56W
とされており、選別トラック54の内周側に立てたガイ
ドプレート52と共に段差34を落下してくるガラスピ
ンGを位置決めしつつ外周側へ移行させ、後述する選別
部60の選別プレート67の下方へ導く。
【0017】選別部60は、図3における[14]−
[14]線方向線方向の断面図である図14を参照し
て、下方からのボルト63(下流部分ではボルト65)
によってベース板49に固定されているトラックブロッ
ク51の外周側の水平面に設置した支持ブロック62に
スペーサ66を挟んで断面が鉤形の選別プレート67が
載置され、これらを挿通するボルト71(下流部分では
ボルト72)によってトラックブロック51に固定され
ている。上述の選別プレート67は内周側に断面を鉤形
としている折り曲げ部68を有しており、図14に示す
ように、ガラスチップGの頭部Hと胴部Bとの境界部分
に当接するように設けられている。
【0018】更には図3における[15]−[15]線
方向の断面図である図15を参照して、選別トラック5
4の内周側をカットしてボウル21の径内方を向かって
下向きの排除傾斜面64が形成されており、上方の選別
プレート67と共に選別部60が構成されている。すな
わち、直立姿勢のガラスチップGは幅の狭められた選別
トラック54によって底面部分の約半分を支持され、頭
部Hと胴部Bとの境界部分に当接する選別プレート67
の折り曲げ部68によって挟持されて移送されるが、直
立姿勢にならなかったガラスチップG、例えば倒立した
姿勢のガラスチップG、転倒した姿勢のガラスチップG
は上述のような支持が得られないのでボウル21側の排
除傾斜面64を転がり、ボウル21内へ転落するように
なっている。
【0019】選別トラック54の下流部分では直立姿勢
のガラスチップGを外周側へシフトさせるように選別ト
ラック54は曲げられて、外周側にトラック54が形成
されている。すなわち、図3における[16]−[1
6]線方向の断面図である図16も参照して、支持ブロ
ック62を欠落させて選別トラック54をボウル21の
径外方へ曲げ、トラックブロック51の外周部分には傾
斜して移送されるガラスチップGの胴部Bの側面を支持
する低壁58を設けると共に、選別プレート67の折り
曲げ部68にガラスチップGの頭部Hが通過し得る幅の
切欠68Cが設けられている。
【0020】更には図3における[17]−[17]線
方向の断面図である図17も参照して、トラックブロッ
ク51の内周側にはスペーサブロック73とガイドブロ
ック74が重ねて設けられ、これらを挿通するボルト7
5によってトラックブロック51に固定されている。そ
して、このガイドブロック73と外周側の低壁58間に
選別トラック54が形成されている。なお、トラックブ
ロック51の下流部分は下方からのボルト59によって
ベース板49に固定されている。図18は図3における
[18]−[18]線方向の断面図である。
【0021】図3へ戻り、選別トラック54の下流側に
は出口部80の出口トラック84が接続されている。図
3における[19]−[19]線方向の断面図である図
19を参照して、出口部80はベース板49に出口ブロ
ック81が下方からの2本のボルト89で固定されてお
り、上流部分においては選別部60の低壁58と選別ト
ラック54とに整合させて外周側の側壁88と出口トラ
ック84とが形成され、内周側においてスペーサ82を
介在させて抑えプレート83が固定され、その先端部分
には出口トラック84上を傾斜して移送されるガラスピ
ンGの頭部Hの頂面と僅かの間隙をあけて平行になるよ
うに曲げた傾斜部分83aが設けられている。そして出
口トラック84は下流部分において水平面とするべくス
ロープ84Sが設けられている。出口トラック84の下
流部分は図3における[20]−[20]線方向の断面
図である図20を参照して、直立姿勢となって移送され
るガラスチップGを囲うようにトラック84がボウル2
1の径外方へ向かって下り傾斜の傾斜面から水平面に、
側壁88が傾斜面から垂直面にされ、抑えプレート83
も傾斜部分83aを連続的に変化させて平板状とされて
いる。
【0022】実施例のガラスピンG整送装置1は以上の
ように構成されるが、次にその作用について説明する。
【0023】図2の駆動部11におけるコイル15に交
流が通電されることにより、図3を参照してボウル21
の底面22に収容されているガラスピンGは周辺部へ移
動すると共に矢印aで示す方向へ移送され、起点24S
からトラック24へ乗り主として周壁23に接し移送さ
れる。トラック24を上昇する途中においてワイパー2
5に至るが、図4も参照し、重なって移送されてきた過
剰なガラスピンGはワイパー25に導かれてボウル21
の底面22へ戻され、ワイパー25の下方の間隙を通過
するガラスピンGが移送を継続される。
【0024】トラック24の最上部の周回に至り、ガラ
スピンGは図5、図6、図7を参照して、トラック24
の下流端から段差26を落下して姿勢制御ブロック31
の丸溝トラック32へ移行されるが、図9も参照して、
ガラスピンGは段差26を落下し、下流側へ向かって下
向き傾斜に設置されている姿勢制御ブロック31の丸溝
トラック32を勢よく移送される。この時、ガラスピン
Gは胴部Bの曲面を丸溝トラック32の曲面に一致させ
て軸心を移送方向に向けると共に、胴部Bを前にし頭部
Hを後にした向きのガラスチップGは重心が後側になる
ので重心を持ち上げにくくそのまま滑落気味に移送され
るが、頭部Hを前にし胴部Bを後にした向きで重心が前
側となるガラスチップGは重心が容易に持ち上げられ、
頭部Hを丸溝トラック32の移送面に接し胴部Bの底面
部分を持ち上げる姿勢を取り、更には前転されて胴部B
を前にし頭部Hを後にした向きとなって移送される。
【0025】すなわち、図9を参照してトラック24に
おいて胴部Bを前にして移送されてきたガラスチップG
は実線で示すように胴部Bを下にして段差26を落下す
るが、落下時の慣性によって前転し丸溝トラック32に
続くV溝トラック33から胴部Bを前にした向きで段差
34を落下して続く選別部60の選別トラック54へ移
行される。
【0026】また、図9のトラック24と姿勢制御ブロ
ック31との部分に対応する断面図である図10に示す
ように、トラック24で頭部Hを前にして移送されて来
たガラスピンGは段差26において実線で示すように頭
部Hを下にして落下するが、直ちに前転し胴部Bを前に
した向きを取る。
【0027】また、同様な断面図である図11に示すよ
うに、トラック24を直立した姿勢で移送されてきたガ
ラスピンGは実線で示すように胴部Bの底面部分をトラ
ック24と丸溝トラック32とに跨がせて段差26を落
下するが、直に前転されて胴部Bを前にする向きを取
る。
【0028】更には、図12に示すように、トラック2
4を倒立した姿勢で移送されてきたガラスピンGはトラ
ック24の下流端から胴部Bを前にして落下しそのまま
移送される。
【0029】そして、図13に示すように、トラック2
4において軸心を移送方向と直交させて転がって来たガ
ラスピンGは丸溝トラック32の曲面に胴部Bの曲面を
一致させ軸心を移送方向に向けるが、最終的には胴部B
を前にする向きになる。
【0030】以上述べたように、ガラスピンGは上流の
トラック24で如何なる向き、姿勢で移送されてきても
下流側へ向かって下向き傾斜に設置されている姿勢制御
ブロック31の丸溝トラック32を通過してV溝トラッ
ク33の下流端を出る時には軸心を移送方向に向け胴部
Bを前にした姿勢となる。また、V溝トラック33にお
いてその底部を移送されることから幅方向にも位置決め
されて、続く選別部60へ移行される。
【0031】選別部60へ胴部Bを下にして段差34を
落下するガラスチップGは図5、図7に示すようにガイ
ドプレート52とガイド部材56とによって姿勢と位置
とが保持されて選別トラック54へ移行されて直立姿勢
を取り、更にガイド部材56の捻り面56Wにも導かれ
て、図14に示すように選別トラック54上を外周側へ
若干シフトし、頭部Hと胴部Bとの境界部分を選別プレ
ート67の折り曲げ部68に当接させる。
【0032】選別トラック54は図3、図15に示す内
周側カットしてボウル21の底面22へ向って下向き傾
斜の排除傾斜面64が形成され、選別トラック54の幅
が狭められており、ガラスチップGは底面部分の約半分
を選別トラック54に支持され、選別プレート67の折
り曲げ部68で上方から挟持されて移送されるようにな
る。そして選別トラック54への落下時に直立姿勢を取
らずに倒立姿勢や転倒姿勢となったガラスチップGは幅
の狭められた選別トラック54において、選別トラック
54と選別プレート67の折り曲げ部68に挟持され得
ず、例えば図15の一点鎖線で示す転倒した姿勢のガラ
スチップGのように排除傾斜面64を転落しボウル21
の底面22へ戻される。
【0033】そして図3、図16、図18に示すように
幅の狭められた選別トラック54の下流部分において選
別プレート67の折り曲げ部68を欠落させると共に選
別プレート67の支持ブロック62を欠落させ、かつト
ラックブロック51の外周側に低壁58が形成されてい
る箇所においてガラスチップGは外周側へシフトされ、
図17に示すように内周側のスペーサブロック73とガ
イドブロック74、及び外周側の低壁58に挟まれ、上
方を選別プレート67でカバーされて選別トラック54
を移送される。
【0034】次いでガラスチップGは選別トラック54
の下流端に接続されている出口トラック84へ移行され
るが、図19、図20に示すように、上流の選別トラッ
ク54に整合した傾斜面から水平面とするスロープ84
Sを経由し、傾斜面から直立面とされている外周側の側
壁88にも介助されて直立姿勢を取り、かつ上方を抑え
プレート83でカバーされて姿勢を乱されることなく移
送され、出口トラック84の下流端84Eから排出され
る。
【0035】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0036】例えば、本実施例においてはボウル21内
に形成された平板状のトラック24の下流端に丸溝トラ
ック32とV溝トラック33からなる姿勢制御ブロック
31を接続したが、ボウル21内からスパイラル状に上
昇する丸溝トラックを設け、最上部の周回において下向
き傾斜としてその下流部分にV溝トラックを形成させて
もよい。V溝トラックの下流端に段差を設けて選別トラ
ックに導くことは同様に必要である。
【0037】また、丸溝トラック32の丸溝の半径は限
定されないが、ガラスチップGの胴部Bの半径の2倍程
度とすることが好ましく、そのことによってガラスチッ
プGは軸心を移送方向にオリエンテーションされ易くな
る。総じて言えば、丸溝の半径を大にすればオリエンテ
ーションが甘くなり、丸溝の半径を小にすればガラスチ
ップGの移送能力が低下する。
【0038】また、姿勢制御ブロック31に形成される
丸溝トラック32の傾斜角度は移送対象とする部品の形
状によって変える必要があり一概には定め得ない。頭部
が大きいか又は重く重心が胴部の頭部寄りになる程、傾
斜角度は小とすることができ、頭部が小さいか又は軽い
程、傾斜角度は大にすることが要求される。また、頭部
の形状によっても異なる。好ましい傾斜角度は下流側へ
向かって下向き傾斜の丸溝トラック内で胴部を前にし頭
部を後にした向きの部品はそのまま滑落気味に移送さ
れ、頭部を前にし胴部を後にした向きの部品は容易に前
転するように試行錯誤的に求められる。
【0039】また、実施例においては姿勢制御ブロック
に丸溝トラック32、V溝トラック33を形成して姿勢
制御ブロック31の傾斜角度を調整し得るように設置し
たが、移送対象が限定される場合には角度調整は必ずし
も必要でない。
【0040】また本実施例において丸溝トラック32に
続いてV溝トラック33を形成させたが、幅方向の位置
決め精度を必要としない場合には丸溝トラック32のみ
とし、V溝トラック33を形成させなくともよい。
【0041】また、本実施例においては頭部と胴部とか
らなる円筒状のガラスピンGを整送対象としたが、例え
ば分胴のような頭部と胴部とからなる円柱状の部品、な
いしは広口瓶のような部品についても姿勢を整えて移送
し得る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明の部品整送装置
によれば、軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒状ま
たは円柱状の部品について、頭部を上にした直立姿勢と
して整送し得るが、その直立化率は極めて高く、また直
立化しない部品を排除することによって、排出端から直
立姿勢の部品を高い供給速度で次工程へ整送し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における整送対象としてのガラスチップ
を示し、Aは斜視図、Bは縦断面図である。
【図2】実施例の部品整送装置の部分破断側面図であ
る。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】同装置のワイパー部分の斜視図である。
【図5】同装置の姿勢制御ブロックの斜視図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図3における[7]−[7]線方向線方向の断
面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向線方向の部
分破断側面図である。
【図9】図3における[9]−[9]線方向線方向の断
面図であり、姿勢の異なる部品についての姿勢制御ブロ
ックの作用を示す。
【図10】平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御
ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品について
の作用を示す。
【図11】平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御
ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品について
の作用を示す。
【図12】平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御
ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品について
の作用を示す。
【図13】平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御
ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品について
の作用を示す。
【図14】図3における[14]−[14]線方向線方
向の断面図である。
【図15】図3における[15]−[15]線方向線方
向の断面図である。
【図16】図3における[16]−[16]線方向線方
向の断面図である。
【図17】図3における[17]−[17]線方向線方
向の断面図である。
【図18】図3における[18]−[18]線方向線方
向の断面図である。
【図19】図3における[19]−[19]線方向線方
向の断面図である。
【図20】図3における[20]−[20]線方向線方
向の断面図である。
【符号の説明】
1 実施例の部品整送装置 11 駆動部 21 ボウル 24 トラック 26 段差 31 姿勢制御ブロック 32 丸溝トラック 33 V溝トラック 34 段差 54 選別トラック 64 排除傾斜面 67 選別プレート 68 折曲げ部 G ガラスチップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒
    状または円柱状の部品を直立姿勢にする姿勢制御部と、
    直立姿勢以外の前記部品を排除する選別部とを設けた捩
    り振動パーツフィーダからなる部品整送装置において、
    前記姿勢制御部が下流側へ向かって下向き傾斜のU溝ト
    ラックと、該U溝トラックの底面から下流側へ向かって
    下向き傾斜に掘り下げて形成されるV溝トラックと、該
    V溝トラックの下流端において直立化用段差を介して接
    続される下流側平板トラックとからなり、前記部品が前
    記U溝トラックから前記V溝トラックを移送される間に
    前記胴部を前にし前記頭部を後にして前記V溝トラック
    に沿う下向き傾斜の姿勢を取り、前記V溝トラックから
    前記直立用段差を落下して前記下流側平板トラックにお
    いて前記頭部を上にした直立姿勢となって移送されるこ
    とを特徴とする部品整送装置。
  2. 【請求項2】 前記U溝トラックが上流側平板トラック
    の下流側においてレベル調整用段差を介して接続されて
    いる請求項1に記載の部品整送装置。
  3. 【請求項3】 前記U溝トラックと前記V溝トラックと
    が同一のトラック・ブロック上に形成されており、該ト
    ラック・ブロックが前記上流側平板トラックと前記下流
    側平板トラックとの間において、下流側へ向かっての下
    向き傾斜の角度を調整可能に設置されている請求項2に
    記載の部品整送装置。
  4. 【請求項4】 前記下流側平板トラックに前記選別部の
    選別トラックが接続されており、該選別トラックにおい
    て直立姿勢の前記部品が側方へ傾斜して底面またはそれ
    に相当する箇所の傾斜側の半分の面積を支持され、前記
    頭部の付け根と前記底面との間で挟持されて移送され、
    直立姿勢以外の前記部品は支持されることなく前記選別
    トラックから転落して排除される請求項1から請求項3
    までの何れかに記載の部品整送装置。
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