JP3644093B2 - 振動パーツフィーダにおける部品整送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は振動パーツフィーダにおける部品整送装置に関するものであり、更に詳しくは、頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品の姿勢を整えて移送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
図1は整送対象例としての、CRT(ブラウン管)の製造に使用されるガラスピンGを示し、図1のAは斜視図であり、図1のBはその縦断面図である。すなわち、ガラスピンGは軸心が同一の頭部Hと胴部Bとからなる円筒形状をしており、その全高Hは9mm、肩までの高さSは6mm、頂部の径Tは5mm、胴部の径Dは9mmとなっている。そして、図1のAに示すような直立姿勢で次工程へ供給することが要請されている。
【0003】
このような形状の部品を振動によって移送する場合、最も安定な転倒した姿勢を取り易く、直立姿勢で移送せんとしても移送詰まりを発生し易いほか、移送詰まりに至らないまでも直立姿勢の達成率が低く次工程への供給速度を低下させている。しかし、現在のところこれらの問題を十分にクリヤーした整送装置は開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は上記の問題に鑑みてなされ、転倒した姿勢を取り易い軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品について、移送詰まりを発生せず、頭部を上にした直立姿勢を高い達成率で確保して次工程へ供給し得る部品整送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、上流側平板トラックと;
これに上流側段差をもって下流側に接続される断面がU字状の下向き傾斜のU溝トラックと該U溝トラックの底部中心線に整列して底部中心線を有し、下流側に向かって順次、幅が広がり、深さが大きくなる断面がV字状の下向き傾斜のV溝トラックが前記U溝トラックの下流側に一体的に形成された姿勢制御ブロックと;
前記V溝トラックの下流側に下流側段差をもって接続される下流側平板と;
から成り、前記上流側平板から、軸心が同一の頭部と胴部とから成る円筒状または円柱状の部品を1個ずつ、前記上流側段差から前記U溝トラック上に落下させて、ここを移送されながら転倒及び/または転動させ、前記V溝トラックでは前記胴部が該V溝トラックの両側壁に規制されて、前記頭部を後方にして移送され、前記下流側平板上に前記下流側段差を落下することにより、前記下流側平板トラック上で前記頭部を上方にした直立姿勢をとらせるようにした
ことを特徴とする振動パーツフィーダにおける部品整送装置、によって達成される。
【0006】
【作用】
軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品は上流側平板から上流側段差を落下し、下流側へ向かって下向き傾斜のU溝トラックを移送される間に胴部の曲面をU溝トラックに一致させる向きとなり、かつ頭部を前に胴部を後にした向きの部品は前転もしくは転動して胴部を前に頭部を後にする向きになり、更にはV溝トラックの底部に集まりトラックの幅方向に位置決めされた後、胴部を下にして下流側段差を落下し、下流側平板トラックで頭部を上にした直立姿勢となって移送される。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例による部品整送装置について、図面を参照して説明する。
【0008】
図2は実施例のガラスピン整送装置1の部分破断側面図であり、図3はその平面図である。すなわち、同装置1は捩り振動パーツフィーダによって構成され、ガラスピンGを収容し整送する振動盆としてのボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。
【0009】
図2を参照し、駆動部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定されて可動コアを兼ねる可動ブロック12が等角度間隔に配置した傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と連結されている。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12と僅かな間隙をあけ対向して設けられている。駆動部11はその周囲を防音カバー17で覆われており、かつボウル21と共に防振ゴム18を介して床面19に設置されている。そして、コイル15に交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見て時計方向の捩り振動を与える。
【0010】
ボウル21は図3を参照して、底面22にはガラスピンGが向き不定で多数に収容されており(図では散在的に示している)、底面22に起点24Sを有する平板状のトラック24がボウル21の周壁23に沿いスパイラル状に上昇して設けられている。トラック24はガラスピンGの移送路となるが、ボウル21の径外方を向いて若干下向き傾斜に設けられており、ガラスピンGは周壁23に接して向き不定で移送される。
【0011】
トラック24の途中には根元をビス25bで周壁23に固定して円弧状のワイパー25がトラック24の直上方にかぶさるように設けられており、ガラスピンGの移送量を調節するようになっている。ワイパー25近傍の斜視図である図4も参照し、重なって移送されてくる過剰なガラスピンGはワイパー25に導かれてボウル21の底面22へ戻され、ワイパー25の下方の間隙を通過するガラスピンGが移送を継続される。
【0012】
図3へ戻りトラック24の最上部の周回に、ガラスピンGを直立姿勢にする姿勢制御部30、および直立姿勢とならなかったガラスピンGを排除する選別部60が設けられており、その下流側に出口部80が接続されている。
【0013】
姿勢制御部30は、その斜視図である図5、図3における[6]−[6]線方向の断面図である図6、図3における[7]−[7]線方向の断面図である図7、図3における[8]−[8]線方向の部分破断側面図である図8、および図3における[9]−[9]線方向の断面図である図9に示されている。すなわち、姿勢制御部30は図5、図6、図7を参照してトラック24もしくは上流側平板の下流端に移送レベル調整用の下方への、すなわち上流側段差26を介し、姿勢制御ブロック31が下流側へ向かって下向き傾斜に接続されている。姿勢制御ブロック31の上流部分には丸溝もしくはU溝トラック32が形成されており、丸溝トラック32は上流側のトラック24を周壁23に接して移送されてくるガラスチップGが丸溝トラック32の最底部へ落下するような位置関係に配置されている。丸溝トラック32の外周側の高い側壁は捩り振動による移送力の径外方へ向う成分によってガラスピンGが飛び出すことを防ぐために設けられている。
【0014】
姿勢制御ブロック31の下流部分では丸溝トラック32の底面から下流側へ向って下向き傾斜に掘り下げてV溝トラック33が形成されている。そして、姿勢制御ブロック31の下流端から下方への段差34、下流側段差を介してボウル21の径外方へ向かって下向き傾斜の下流側平トラックとしての選別トラック54が接続されている。
【0015】
姿勢制御ブロック31は主として図6、図8を参照し、ボウル21と一体的なベース板49上に下方からの2本のボルト41で固定された支持部材42と、同じく2本のボルト43で固定された支持部材44とによって上流部分と下流部分を支持されている。すなわち、姿勢制御ブロック31の上流部分には支持部材42を挿通するボルト45が螺着され、かつ下流部分には支持ブロック44に設けられた長穴46を挿通するボルト47が螺着されており、姿勢制御ブロック31はボルト45を軸として長穴46の範囲内で上下方向に回動可能とされ、図8で一点鎖線で示すように姿勢制御ブロック31の下流側へ向かっての下向き傾斜の角度を調整し得るようになっている。このとき、図から明らかなように上流側段差26及び下流側段差34の大きさも調整される。
【0016】
図5、図7を参照し、ベース板49に固定されたトラックブロック51にはボウル21の径外方へ向かって下向き傾斜とした平板状の選別トラック54が形成されており、トラックブロック51の外周側の水平面上にカラー55を介してガイド部材56が設けられ、これらを挿通するボルト57によってトラックブロック51に固定されている。ガイド部材56の内周面は上流端で直立し、下流端で外周側へ傾斜させた捻り面56Wとされており、選別トラック54の内周側に立てたガイドプレート52と共に段差34を落下してくるガラスピンGを位置決めしつつ外周側へ移行させ、後述する選別部60の選別プレート67の下方へ導く。
【0017】
選別部60は、図3における[14]−[14]線方向線方向の断面図である図14を参照して、下方からのボルト63(下流部分ではボルト65)によってベース板49に固定されているトラックブロック51の外周側の水平面に設置した支持ブロック62にスペーサ66を挟んで断面が鉤形の選別プレート67が載置され、これらを挿通するボルト71(下流部分ではボルト72)によってトラックブロック51に固定されている。上述の選別プレート67は内周側に断面を鉤形としている折り曲げ部68を有しており、図14に示すように、ガラスチップGの頭部Hと胴部Bとの境界部分に当接するように設けられている。
【0018】
更には図3における[15]−[15]線方向の断面図である図15を参照して、選別トラック54の内周側をカットしてボウル21の径内方を向かって下向きの排除傾斜面64が形成されており、上方の選別プレート67と共に選別部60が構成されている。すなわち、直立姿勢のガラスチップGは幅の狭められた選別トラック54によって底面部分の約半分を支持され、頭部Hと胴部Bとの境界部分に当接する選別プレート67の折り曲げ部68によって挟持されて移送されるが、直立姿勢にならなかったガラスチップG、例えば倒立した姿勢のガラスチップG、転倒した姿勢のガラスチップGは上述のような支持が得られないのでボウル21側の排除傾斜面64を転がり、ボウル21内へ転落するようになっている。
【0019】
選別トラック54の下流部分では直立姿勢のガラスチップGを外周側へシフトさせるように選別トラック54は曲げられて、外周側にトラック54が形成されている。すなわち、図3における[16]−[16]線方向の断面図である図16も参照して、支持ブロック62を欠落させて選別トラック54をボウル21の径外方へ曲げ、トラックブロック51の外周部分には傾斜して移送されるガラスチップGの胴部Bの側面を支持する低壁58を設けると共に、選別プレート67の折り曲げ部68にガラスチップGの頭部Hが通過し得る幅の切欠68Cが設けられている。
【0020】
更には図3における[17]−[17]線方向の断面図である図17も参照して、トラックブロック51の内周側にはスペーサブロック73とガイドブロック74が重ねて設けられ、これらを挿通するボルト75によってトラックブロック51に固定されている。そして、このガイドブロック73と外周側の低壁58間に選別トラック54が形成されている。なお、トラックブロック51の下流部分は下方からのボルト59によってベース板49に固定されている。図18は図3における[18]−[18]線方向の断面図である。
【0021】
図3へ戻り、選別トラック54の下流側には出口部80の出口トラック84が接続されている。図3における[19]−[19]線方向の断面図である図19を参照して、出口部80はベース板49に出口ブロック81が下方からの2本のボルト89で固定されており、上流部分においては選別部60の低壁58と選別トラック54とに整合させて外周側の側壁88と出口トラック84とが形成され、内周側においてスペーサ82を介在させて抑えプレート83が固定され、その先端部分には出口トラック84上を傾斜して移送されるガラスピンGの頭部Hの頂面と僅かの間隙をあけて平行になるように曲げた傾斜部分83aが設けられている。そして出口トラック84は下流部分において水平面とするべくスロープ84Sが設けられている。出口トラック84の下流部分は図3における[20]−[20]線方向の断面図である図20を参照して、直立姿勢となって移送されるガラスチップGを囲うようにトラック84がボウル21の径外方へ向かって下り傾斜の傾斜面から水平面に、側壁88が傾斜面から垂直面にされ、抑えプレート83も傾斜部分83aを連続的に変化させて平板状とされている。
【0022】
実施例のガラスピンG整送装置1は以上のように構成されるが、次にその作用について説明する。
【0023】
図2の駆動部11におけるコイル15に交流が通電されることにより、図3を参照してボウル21の底面22に収容されているガラスピンGは周辺部へ移動すると共に矢印aで示す方向へ移送され、起点24Sからトラック24へ乗り主として周壁23に接し移送される。トラック24を上昇する途中においてワイパー25に至るが、図4も参照し、重なって移送されてきた過剰なガラスピンGはワイパー25に導かれてボウル21の底面22へ戻され、ワイパー25の下方の間隙を通過するガラスピンGが移送を継続される。
【0024】
トラック24の最上部の周回に至り、ガラスピンGは図5、図6、図7を参照して、トラック24の下流端から段差26を落下して姿勢制御ブロック31の丸溝トラック32へ移行されるが、図9も参照して、ガラスピンGは段差26を落下し、下流側へ向かって下向き傾斜に設置されている姿勢制御ブロック31の丸溝トラック32を勢よく移送される。この時、ガラスピンGは胴部Bの曲面を丸溝トラック32の曲面に一致させて軸心を移送方向に向けると共に、胴部Bを前にし頭部Hを後にした向きのガラスチップGは重心が後側になるので重心を持ち上げにくくそのまま滑落気味に移送されるが、頭部Hを前にし胴部Bを後にした向きで重心が前側となるガラスチップGは重心が容易に持ち上げられ、頭部Hを丸溝トラック32の移送面に接し胴部Bの底面部分を持ち上げる姿勢を取り、更には前転されて胴部Bを前にし頭部Hを後にした向きとなって移送される。
【0025】
すなわち、図9を参照してトラック24において胴部Bを前にして移送されてきたガラスチップGは実線で示すように胴部Bを下にして段差26を落下するが、落下時の慣性によって前転し丸溝トラック32に続くV溝トラック33から胴部Bを前にした向きで段差34を落下して続く選別部60の選別トラック54へ移行される。
【0026】
また、図9のトラック24と姿勢制御ブロック31との部分に対応する断面図である図10に示すように、トラック24で頭部Hを前にして移送されて来たガラスピンGは段差26において実線で示すように頭部Hを下にして落下するが、直ちに前転し胴部Bを前にした向きを取る。
【0027】
また、同様な断面図である図11に示すように、トラック24を直立した姿勢で移送されてきたガラスピンGは実線で示すように胴部Bの底面部分をトラック24と丸溝トラック32とに跨がせて段差26を落下するが、直に前転されて胴部Bを前にする向きを取る。
【0028】
更には、図12に示すように、トラック24を倒立した姿勢で移送されてきたガラスピンGはトラック24の下流端から胴部Bを前にして落下しそのまま移送される。
【0029】
そして、図13に示すように、トラック24において軸心を移送方向と直交させて転がって来たガラスピンGは丸溝トラック32の曲面に胴部Bの曲面を一致させ軸心を移送方向に向けるが、最終的には胴部Bを前にする向きになる。
【0030】
以上述べたように、ガラスピンGは上流のトラック24で如何なる向き、姿勢で移送されてきても下流側へ向かって下向き傾斜に設置されている姿勢制御ブロック31の丸溝トラック32を通過してV溝トラック33の下流端を出る時には軸心を移送方向に向け胴部Bを前にした姿勢となる。また、V溝トラック33においてその底部を移送されることから幅方向にも位置決めされて、続く選別部60へ移行される。
【0031】
選別部60へ胴部Bを下にして段差34を落下するガラスチップGは図5、図7に示すようにガイドプレート52とガイド部材56とによって姿勢と位置とが保持されて選別トラック54へ移行されて直立姿勢を取り、更にガイド部材56の捻り面56Wにも導かれて、図14に示すように選別トラック54上を外周側へ若干シフトし、頭部Hと胴部Bとの境界部分を選別プレート67の折り曲げ部68に当接させる。
【0032】
選別トラック54は図3、図15に示す内周側カットしてボウル21の底面22へ向って下向き傾斜の排除傾斜面64が形成され、選別トラック54の幅が狭められており、ガラスチップGは底面部分の約半分を選別トラック54に支持され、選別プレート67の折り曲げ部68で上方から挟持されて移送されるようになる。そして選別トラック54への落下時に直立姿勢を取らずに倒立姿勢や転倒姿勢となったガラスチップGは幅の狭められた選別トラック54において、選別トラック54と選別プレート67の折り曲げ部68に挟持され得ず、例えば図15の一点鎖線で示す転倒した姿勢のガラスチップGのように排除傾斜面64を転落しボウル21の底面22へ戻される。
【0033】
そして図3、図16、図18に示すように幅の狭められた選別トラック54の下流部分において選別プレート67の折り曲げ部68を欠落させると共に選別プレート67の支持ブロック62を欠落させ、かつトラックブロック51の外周側に低壁58が形成されている箇所においてガラスチップGは外周側へシフトされ、図17に示すように内周側のスペーサブロック73とガイドブロック74、及び外周側の低壁58に挟まれ、上方を選別プレート67でカバーされて選別トラック54を移送される。
【0034】
次いでガラスチップGは選別トラック54の下流端に接続されている出口トラック84へ移行されるが、図19、図20に示すように、上流の選別トラック54に整合した傾斜面から水平面とするスロープ84Sを経由し、傾斜面から直立面とされている外周側の側壁88にも介助されて直立姿勢を取り、かつ上方を抑えプレート83でカバーされて姿勢を乱されることなく移送され、出口トラック84の下流端84Eから排出される。
【0035】
以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0036】
例えば、丸溝トラック32の丸溝の半径は限定されないが、ガラスチップGの胴部Bの半径の2倍程度とすることが好ましく、そのことによってガラスチップGは軸心を移送方向にオリエンテーションされ易くなる。総じて言えば、丸溝の半径を大にすればオリエンテーションが甘くなり、丸溝の半径を小にすればガラスチップGの移送能力が低下する。
【0037】
また、姿勢制御ブロック31に形成される丸溝トラック32の傾斜角度は移送対象とする部品の形状によって変える必要があり一概には定め得ない。頭部が大きいか又は重く重心が胴部の頭部寄りになる程、傾斜角度は小とすることができ、頭部が小さいか又は軽い程、傾斜角度は大にすることが要求される。また、頭部の形状によっても異なる。好ましい傾斜角度は下流側へ向かって下向き傾斜の丸溝トラック内で胴部を前にし頭部を後にした向きの部品はそのまま滑落気味に移送され、頭部を前にし胴部を後にした向きの部品は容易に前転するように試行錯誤的に求められる。
【0038】
また、実施例においては姿勢制御ブロックに丸溝トラック32、V溝トラック33を形成して姿勢制御ブロック31の傾斜角度を調整し得るように設置したが、移送対象が限定される場合には角度調整は必ずしも必要でない。
【0039】
また、本実施例においては頭部と胴部とからなる円筒状のガラスピンGを整送対象としたが、例えば分胴のような頭部と胴部とからなる円柱状の部品、ないしは広口瓶のような部品についても姿勢を整えて移送し得る。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の部品整送装置によれば、軸心が同一の頭部と胴部とからなる円筒状または円柱状の部品について、頭部を上にした直立姿勢として整送し得るが、その直立化率は極めて高く、また場合によっては、例えば、搬送速度が極端に大きくて直立化しない部品を下流側に排除することによって、排出端から直立姿勢の部品を高い供給速度で次工程へ整送し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例における整送対象としてのガラスチップを示し、Aは斜視図、Bは縦断面図である。
【図2】 実施例の部品整送装置の部分破断側面図である。
【図3】 同装置の平面図である。
【図4】 同装置のワイパー部分の斜視図である。
【図5】 同装置の姿勢制御ブロックの斜視図である。
【図6】 図3における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】 図3における[7]−[7]線方向線方向の断面図である。
【図8】 図3における[8]−[8]線方向線方向の部分破断側面図である。
【図9】 図3における[9]−[9]線方向線方向の断面図であり、姿勢の異なる部品についての姿勢制御ブロックの作用を示す。
【図10】 平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品についての作用を示す。
【図11】 平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品についての作用を示す。
【図12】 平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品についての作用を示す。
【図13】 平板状のトラックの下流端部を含む姿勢制御ブロックの縦断面図であり、姿勢の異なる部品についての作用を示す。
【図14】 図3における[14]−[14]線方向線方向の断面図である。
【図15】 図3における[15]−[15]線方向線方向の断面図である。
【図16】 図3における[16]−[16]線方向線方向の断面図である。
【図17】 図3における[17]−[17]線方向線方向の断面図である。
【図18】 図3における[18]−[18]線方向線方向の断面図である。
【図19】 図3における[19]−[19]線方向線方向の断面図である。
【図20】 図3における[20]−[20]線方向線方向の断面図である。
【符号の説明】
1 実施例の部品整送装置
11 駆動部
21 ボウル
24 トラック
26 段差
31 姿勢制御ブロック
32 丸溝トラック
33 V溝トラック
34 段差
54 選別トラック
64 排除傾斜面
67 選別プレート
68 折曲げ部
G ガラスチップ
Claims (3)
- 上流側平板トラックと;
これに上流側段差をもって下流側に接続される断面がU字状の下向き傾斜のU溝トラックと該U溝トラックの底部中心線に整列して底部中心線を有し、下流側に向かって順次、幅が広がり、深さが大きくなる断面がV字状の下向き傾斜のV溝トラックが前記U溝トラックの下流側に一体的に形成された姿勢制御ブロックと;
前記V溝トラックの下流側に下流側段差をもって接続される下流側平板と;
から成り、前記上流側平板から、軸心が同一の頭部と胴部とから成る円筒状または円柱状の部品を1個ずつ、前記上流側段差から前記U溝トラック上に落下させて、ここを移送されながら転倒及び/または転動させ、前記V溝トラックでは前記胴部が該V溝トラックの両側壁に規制されて、前記頭部を後方にして移送され、前記下流側平板上に前記下流側段差を落下することにより、前記下流側平板トラック上で前記頭部を上方にした直立姿勢をとらせるようにした
ことを特徴とする振動パーツフィーダにおける部品整送装置。 - 前記姿勢制御ブロックは下向き傾斜角度、前記上流側段差及び前記下流側段差を調整可能に設置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の振動パーツフィーダにおける部品整送装置。 - 前記下流側平板トラックに選別トラックが接続されており、該選別トラックにおいて直立姿勢の前記部品が側方へ傾斜して底面またはそれに相当する箇所の傾斜側の半分の面積を支持され、前記頭部の付け根と前記底面との間で挟持されて移送され、直立姿勢以外の前記部品は支持されることなく前記選別トラックから転落して排除される請求項1又は請求項2に記載の振動パーツフィーダにおける部品整送装置。
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