JP3937104B2 - 円板状部品の整列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は円板状部品の整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4には自転車のギヤGが示されているが、外周部には歯tが切られ、中央部には丸孔Hが形成されている。このような部品Gを自転車の製造時に整列して配設する必要があるが、例えば円筒状の容器内に横臥した姿勢で積層して整列をさせたり直立棒状体に中心孔Hを挿通させて整列している場合があるが、これを人手によって行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、自動的に円板状部品を整列させる円板状部品の整列装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の目的は、円板状部品を移送するトラフを有し、トラフを振動させて円板状部品をトラフの最下流側先端部から一枚ずつ充分に大きい間隔をおいて水平姿勢で外部に排出、落下させるようにした円板状部品の整列装置であって、
トラフは、その上流側から最下流側にかけて断面半円形状のトラックを備えており、上流側から段階的に下流側に向かって上向き傾斜角を小とする上向き傾斜を有するトラック部と、トラフの最下流側部分に下向き傾斜を有するトラック部を備えることを特徴とする円板状部品の整列装置によって解決される。
【0005】
以上の構成により、自動的に円板状部品を整列して次工程に供給することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態によるギヤ状部品の整列装置1の全体を示し、主としてホッパ2、第1振動フィーダ3及び本発明に係わる第2振動フィーダ4とから成っている。
【0007】
ホッパ2は実際には更に大きいのであるが、ギヤGを大量に貯蔵している。この排出開口下に第1の振動フィーダ3が配設され、これはコイルばね5、6によりホッパ2及び図示しない建屋の一部に懸吊されている。電磁石駆動部3aにより、断面が凵形状のトラフ3bは矢印a方向に直線振動する。第2の振動フィーダ4は一対の振動電動機8a、8bで駆動され、トラフ7に矢印b方向に直線振動させる。このトラフ7は基台Sにコイルばね9、10により支持されている。
【0008】
トラフ7は図2に示されるような断面形状が半円形のトラックTを複数列設けており、トラックTの半径Rは80mm、深さCは50mmである。
【0009】
トラフ7は図3では誇張して示すように上流側から順次、上向き傾斜角痾、竈・・が小となるよう、トラック部7a、7b・・が構成されている。本実施形態ではトラック部7cは傾斜角は1度、すなわちほゞ水平となっている。最下流側のトラック部7dは下向き傾斜となっている。傾斜角度は誇張して図示されているが、実際には痾=4度、竈=2度と設定され、トラック部7cは上述のとおり1度である。トラック部7dは下向きに4度である。
【0010】
トラック部7aの上流側に対向して空検知レバー10が支持ロッド11に揺動自在に取り付けられており、この支持ロッド11はホッパ2を支持している架台12に取り付けられている。空検知レバー10はカウンタとしても働き、第1振動フィーダ3からの部品供給量が零となるか稀薄になったときに駆動部3aの駆動力をより大とする。
【0011】
また、第2振動フィーダ4のトラフ7の先端部すなわち最下流側部分7dの直下方には円筒状の容器20が台21上に載置されている。
【0012】
本発明の実施形態は以上のように構成されるが次に作用を説明する。振動フィーダ3及び4を駆動するとホッパ2から部品Gが切り出され、順次第1振動フィーダ3のトラフ3bに供給される。種々、雑多な姿勢で部品Gは右方へと移送される。
【0013】
第2の振動フィーダ4のトラフに部品Gが転送されると部品Gはトラフ7のトラック部7a、7b、7cでは図3で明示するような姿勢で右方へと移送される。なお、本実施形態では径が65mm〜115mmの5種類の部品Gは同一のトラフ7のトラックTを移送され得る。トラックTの断面形状はほゞ半円形であるが半径Rが80mmであり、深さCは50mmである。図2では実線径が115mmの部品Gと一点鎖線で径65mmの部品G'が示されているが、単独では、又は希薄な状態ではトラックTの両側壁部で両端が支持されながら、水平の姿勢から前後に揺動しながら、振動により移送される。然しながら、移送密度が高くなってくると、図3で示すように立位の姿勢から移送方向に若干、傾いた姿勢で移送される。然しながら、場合によっては、移送方向とは逆方向に若干傾いて移送される。
【0014】
なお、本明細書では部品間隔は移送密度(相接して移送されている)も含むものとする。要するに、後述するようにトラフ7の先端から一枚宛、ほゞ水平状態で落下するように構成されている。
【0015】
いずれにしてもトラフ7のトラック部7b、7cでは前傾した姿勢で、もしくは相離隔して移送され、排出端部又は最下流側のトラック部7dでは、ほゞ水平の姿勢へと変化しながら下方へと落下し、円筒状容器20に、図示するように、横臥した姿勢で積まれて行く。すなわち、整列される。勿論、複数のトラックTに対応して複数の円筒状容器20が並列されており、図1に示すように、これらすべての円筒状容器20にほゞ同数個ずつ積まれて行く。
【0016】
以上は概作用であるが、詳細には以下の通りである。すなわち、本発明によれば、トラフ7のトラック部7a、7b、7cは順次、その上向き傾斜角は小さくなって行く。従って、部品Gの移送速度は順次大きくなって行く。このために部品Gは下流側に行くにつれ、稀薄化して行く。本実施形態では部品Gの前傾角が大きくなって行く。そして、最下流側のトラック部7dでは下向き傾斜となっているので、図3に示すように順次、前傾して行き、トラック部7dの端部ではほゞ水平状態となって下方へと落下する。よって円筒状容器20には上述のように横臥した状態で積まれて行く。特に本発明によれば、移送方向に向かって順次、上向傾斜角は小さくなって行くので、順次、下流側に行くにつれ、部品Gの移送密度は小さくなって行くので、最下流側トラック部7dでは確実に、G1 、G2 、G3 ・・G5 ・・と水平姿勢に移行して行く。よって円筒状容器20内に整列状態で積層されて行く。なお、円筒状容器20の内径は部品Gの外径よりわずかに大きい。
【0017】
なお、部品Gがトラフ7内に充分に稀薄に供給される場合には、トラック部7a、7b、7cのいずれかの下流側へは図2のGで示すようにトラックTの側壁で両側が支持されながら、ほゞ水平姿勢で前後に揺動しながら、振動により移送される。なお、本実施形態では65mm〜115mm外径中の5種類のギア部品が適用可能である。一点鎖線で示す部品G'の場合には、トラックTの下方部でほゞ水平状態をとりながら、前後に揺動して移送される。
【0018】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0019】
例えば、以上の実施の形態では円筒形のケース20内に積んで行くようにしたが、直立棒状体に串刺しにして積んで行くようにしてもよい。
【0020】
また以上の実施形態では自転車のギヤGが説明されたが他の中心開口を有する円板であっても本発明は適用可能である。あるいは、中心開口を有しない円板状部品にも本発明は適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の円板状部品の整列装置によれば、自動的にこれら部品を整列供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるギヤ状部品の整列装置の側面図である。
【図2】 同要部の拡大断面図である。
【図3】 他要部の作用を示す断面図である。
【図4】 整列供給されるギヤの正面図である。
【符号の説明】
4 第2振動フィーダ
7 トラフ
7a 第1トラック部
7b 第2トラック部
7c 第3トラック部
7d 排出端部
T トラック
Claims (3)
- 円板状部品を振動により移送するトラフを有し、前記円板状部品を前記トラフの最下流側先端部から一枚ずつ間隔をおいて水平姿勢で外部に排出、落下させるようにした円板状部品の整列装置であって、
前記トラフは、その上流側から最下流側にかけて断面半円形状のトラックを備えており、上流側から段階的に下流側に向かって上向き傾斜角を小とする上向き傾斜を有するトラック部と、前記トラフの最下流側部分に下向き傾斜を有するトラック部を備えることを特徴とする円板状部品の整列装置。 - 前記下向き傾斜を有するトラック部の端部の直下方に円筒形状の容器を配設している請求項1に記載の円板状部品の整列装置。
- 前記下向き傾斜を有するトラック部の端部の直下方に直立棒状体を配設している請求項1に記載の円板状部品の整列装置。
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