JPH11227934A - 部品排出装置 - Google Patents

部品排出装置

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JPH11227934A
JPH11227934A JP5151798A JP5151798A JPH11227934A JP H11227934 A JPH11227934 A JP H11227934A JP 5151798 A JP5151798 A JP 5151798A JP 5151798 A JP5151798 A JP 5151798A JP H11227934 A JPH11227934 A JP H11227934A
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JP
Japan
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component
bowl
outer peripheral
trough
track
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JP5151798A
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English (en)
Inventor
Tomozo Inui
智三 犬井
Nobuyasu Nakajima
伸泰 中島
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向に関し片側が開口した長い円筒形状の
部品を、底面が下になる立ち姿勢として、相隣接し一列
に並んだ状態で次工程へ供給し得る部品供給装置を提供
すること。 【解決手段】 振動パーツフィーダのボウル21のトラ
ック24に接続して、ボウル21の外周側に、ボウル2
1の中心から径外方へ向いて下向き傾斜の外周トラック
34と、その傾斜の下端に直角な端面35とを形成し
て、部品Cを外周トラック34に傾倒させて移送する。
外周トラック34は下流側へ向かって上り勾配とされ、
かつ外周トラック34の傾斜は、漸次、立てられている
ので、部品Cは捩り振動による下流側への移送に上流側
への転がりが重なり相隣接した状態となると共に立ち姿
勢に近付くが、隣接した状態にあるので転倒することな
く移送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電解コンデンサーに
使用されているアルミニウム製のコンデンサー・ケース
等の長い円筒形状の部品の排出装置に関するものであ
り、更に詳しくは、軸方向に関し片側に開口を有する長
い円筒形状の部品を上下の向きが整えられた傾斜姿勢な
いしは直立姿勢として一列に並べて次工程へ供給するた
めの排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は長い円筒形状の部品の一例として
の電解コンデンサー用のコンデンサー・ケースCが開口
Ct側を上に、底面Cbを下にして、相隣接し一列に並
んで矢印で示す方向へ移送されている状態を示す斜視図
であり、このような状態で長い円筒形状の部品を移送す
ることの要請は多い。図1に示したコンデンサー・ケー
スCのサイズは直径D=10mmφ×長さ(高さ)L=
40mmであるが、これ以外にサイズ違いとして長さL
のみ異なる、例えば直径D=10mmφ×長さL=30
mmのものや、直径Dと長さLとが共に異なるものがあ
る。
【0003】直径Dと長さLとがほぼ等しいキャップ状
の部品については、例えば、本願出願人の出願による特
公平2ー10043号公報に開示されている整送装置に
よって、部品の上下を整えることは可能であるが、上記
のような長い円筒形状のコンデンサー・ケースC(以
降、部品Cと称する)は軽量であるために、振動パーツ
フィーダ等で上下の向きを整え傾斜姿勢ないしは直立姿
勢として移送する場合には転倒し易く、このような部品
を図1に示すような状態で効率よく次工程へ供給し得る
ような排出装置は未だ開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、軸方向に関し片側が開口した長い円筒形
状の部品を、図1に示すように、開口側を上にして相隣
接し一列に並んだ状態で効率よく次工程へ供給し得る部
品排出装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態
によって例示すれば、図8は外周トラック34の下流端
部を、下流側の直線振動フィーダ3のトラフ51の上流
端部と共に示す平面図であり、図9は図8における
[9]−[9]線方向からの断面展開図である。振動パ
ーツフィーダ2のボウル21の外周側において、部品C
はボウル21の中心から径外方へ向かって下向き傾斜の
外周トラック34に傾倒し、端面35に支持されて、長
さ方向をボウル21の径方向に向けた姿勢となる。外周
トラック34は下流側へ向かって上り勾配とされてお
り、部品Cは捩り振動の移送力をうけて外周トラック3
4を下流側へ移送されるが、上り勾配であることによる
部品Cの上流側への転がりが重なるので、図8、図9に
示すように、外周トラック34において、部品Cは相隣
接する状態となり後続する部品Cによって押されて移送
されるようになる。また、外周トラック34は径方向の
傾斜が、漸次、立てられていることにより、部品Cは起
こされ不安定な立ち姿勢に近付くが、相互に隣接した状
態にあるので、部品Cは転倒することなく一列の状態を
保持して下流側の直線振動フィーダ3のトラフ51へ移
行される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
電解コンデンサー用のコンデンサー・ケース排出装置に
ついて、図面を参照して、具体的に説明する。
【0007】図2はコンデンサー・ケース排出装置1の
部分破断側面図であり、図3はその平面図である。コン
デンサー・ケース排出装置1は振動パーツフィーダ2
と、直線振動フィーダ3とを組み合わせて構成されてい
る。図2を参照して、振動パーツフィーダ2は図1に示
したコンデンサー・ケースC(以降、部品Cと称する)
を収容し整列させて排出するボウル21と、これに捩り
振動を与える駆動部11とからなっている。駆動部11
においては、ボウル21の底板と一体的に固定された可
動ブロック12が等角度間隔に配置された傾斜板ばね1
3によって下方の固定ブロック14と連結されており、
固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石1
6が可動ブロック12の下面の可動コア12cと僅かの
間隙をあけ対向して固定されている。駆動部11は、そ
の周囲を防音カバー17で覆われており、防振ゴム18
を介してベース面上の基盤19に設置されている。そし
て、コイル15に交流が通電されることにより、ボウル
21に捩り振動が与えられる。
【0008】また、図3を参照し、ボウル21において
は、多数の部品Cが横臥した姿勢で収容される底面22
(図3においては簡明化のため散在的に示している)の
周辺の起点24sからボウル21の周壁23に沿い時計
回りにスパイラル状に上昇するトラック24が設けられ
ており、部品Cの移送路となる。トラック24はボウル
21の中心から径外方へ向いて若干下向き傾斜とされて
おり、その傾斜および受ける捩り振動の遠心力成分によ
って、横臥した姿勢の部品Cは周壁23に接し移送の向
きは不定で移送される。
【0009】トラック24は最上の周回の周壁23が欠
落された箇所において、外周トラック34と接続されて
おり、外周トラック34はボウル21の外周側にほぼ3
/4周にわたってゆるい上り勾配に形成されている。外
周トラック34の上流端部の平面図である図4、および
図3における[5]−[5]線方向の断面図である図5
を参照して、ボウル21の周壁23の外周面に、側壁3
1と、ボウル21の中心から径外方へ向いて上向き傾斜
の底板32とからなるフレーム30が帯状に外付けされ
ており、フレーム30内に固定して、ボウル21の中心
から径外方へ向いてトラック24よりは大きい下向き傾
斜の外周トラック34と、その傾斜の下端から上向き9
0度の角度の端面板35とが形成されている。そして、
トラック24の周壁23に接し長さ方向を移送方向に向
けて移送されてくる部品Cは周壁23の下流端23eを
越すと、その下流端23eを支点として回動し、向きを
変えて外周トラック34へ移行され、底面Cbまたは開
口Ctを端面板35に支持され外周トラック34に傾倒
し、長さLの方向をボウル21の径方向に向けた姿勢を
とる。また、一部の部品Cは外周トラック34と端面板
35との接続部に倒れ込み、長さLの方向をボウル21
の周方向に向けた姿勢となる。
【0010】外周トラック34は徐々に傾斜を立てられ
ているが、図3、および図3における[6]−[6]線
方向の断面図である図6を参照して、外周トラック34
の下端部には周方向に長く、径方向には部品Cの外径D
よりも若干大きい選別穴37Aが形成されており、倒れ
込んで長さLの方向を移送方向に向けている部品Cが落
下して選別されるようになっている。また、選別穴37
Aの下方となるフレーム30の底板32がボウル21の
周壁23に固定されている箇所において、周壁23に戻
し穴28が形成されており、選別穴37Aから落下する
部品Cはボウル21内のトラック24へ戻されるように
なっている。また、図3に示すように、選別穴37Aの
直ぐ下流側に選別穴37Aと同様な選別穴37Bが形成
されており、選別穴37Aでの選別に洩れた部品Cを落
下させるようになっている。
【0011】一方、外周トラック34に傾倒して安定な
姿勢にある部品Cは捩り振動を受けて上り勾配の外周ト
ラック34を下流側へ移送されるが、上り勾配であるこ
とによる上流側への転がりが重なることにより、部品C
は相隣接した状態となる。そして、図3、および図3に
おける[7]−[7]線方向の断面図である図7に示す
ように、外周トラック34の傾斜は下流側になるほど立
てられて端面板35の傾斜はゆるくされており部品Cは
立ち姿勢に近付くが、部品Cは相互に隣接した状態とな
っていることから、本来は不安定な立ち姿勢であって
も、部品Cは転倒することなく、後続する部品Cによっ
て押されて移送されるようになる。
【0012】図8は外周トラック34の下流端部と、そ
の下流側に僅かの間隙をあけて接続されている直線振動
フィーダ3のトラフ51の上流端部とを示す拡大平面図
である。また、図9は図8における[9]−[9]線方
向の断面展開図である。この部分において、部品Cの上
下の向きは不定であり、底面Cbを下にしたもの、開口
Ctを下にしたものがほぼ1対1の割合で混在してい
る。
【0013】直線振動フィーダ3は、図2を参照して、
部品Cを一列で移送する直線状のトラフ51と、これに
直線振動を与える駆動部41とからなっている。駆動部
41においては、トラフ51の底部と一体的に固定され
た可動ブロック42が移送方向の前後に配置された一対
の傾斜板ばね43によって下方の固定ブロック44と連
結されており、固定ブロック44上にはコイル45を巻
装した電磁石46が可動ブロック42から垂下されてい
る可動コア42cと僅かの間隙をあけ対向して固定され
ている。また、固定ブロック44は前後一対の防振板ば
ね47によって架台49Aに固定され、架台49Aは基
盤19に固定された架台49Bに高さ調整ボルト48を
介して固定されている。そしてコイル45に交流が通電
されることにより、トラフ51に矢印nで示す方向の直
線振動を与え、トラフ51上の部品Cを図2において右
方から左方へ移送する。
【0014】トラフ51は、図2、図3を参照して、上
流側の外周トラック34の下流端と僅かの間隙gをあけ
て接続されており、かつ断面を上流側の外周トラック3
4と端面板35とに整合したL字形状として、部品Cが
傾倒して移送される傾倒面54と、上流端部以外は部品
Cが単列で支持される幅の支持面55とからなってい
る。
【0015】また、図3における[10]−[10]線
方向の断面図である図10も参照して、トラフ51の途
中には、移送される部品Cの上下の向きをチェックし
て、底面Cbが上になっている逆向きの部品Cを排除す
る逆向き排除機構52が取り付けられている。すなわ
ち、傾倒面54を形成するトラフブロック50a、支持
面55を形成するプレート50b、トラフブロック50
cによって形成されたトラフ51を移送されてくる部品
Cの直上方に、発光素子と受光素子を内蔵する光センサ
−53が取付部材53bによってトラフブロック50a
に取り付けられており、発光素子からの照射光の部品C
の底面Cbよる反射光を受光素子が受けた時の反射強度
の大小によって部品Cの上下の向きが検出される。底面
Cbを下にしている正規の姿勢の部品Cの光センサ−5
3から底面Cbまでの距離に対して、底面Cbを上にし
ている逆向きの姿勢の部品Cは光センサ−53から底面
Cbまでの距離が小さく反射強度が大になることから、
逆向きの姿勢の部品Cが検出される。
【0016】そして、光センサ−53の下方において、
トラフブロック50aに穿設され傾倒面54の部品Cの
ほぼ1/2高さの位置に開口した空気噴出孔56の外側
から圧縮空気配管58が挿入螺着されており、光センサ
−53が逆向きの姿勢の部品Cを検出すると、その検出
信号が入力される図示しない制御部は圧縮空気配管58
の電磁弁を瞬時的に開として空気噴出孔56から空気を
噴出させ、逆向きの部品Cをトラフ51から排除するよ
うになっている。また、逆向き排除機構52の直ぐ下流
側に、逆向き排除機構52と全く同様な逆向き排除機構
52’がダブルチェックのために設置されており、上流
側の逆向き排除機構52での排除に洩れた逆向きの姿勢
の部品Cの排除が行なわれる。
【0017】図2、図3へ戻り、トラフ51の下流部分
には、支持面55を挟んで傾倒面54と平行なカバープ
レート57が取り付けられており、正規の姿勢で移送さ
れる部品Cが転倒したり、トラフ51から逸脱すること
が防がれている。また、図3に示すように、トラフ51
の下方には、直線振動フィーダ3とは独立して、ボウル
21へ向かって下向き傾斜の角皿状のポケット59がボ
ウル21の外周部に取付けられており、傾斜の最下端部
において周壁23の開口を介しボール21の底面22と
連通されている。従って、トラフ51から排除された部
品Cのほか、移送の途中でトラフ51から転落する部品
Cはポケット59へ落下して傾斜を滑落し、周壁23の
開口を経てボウル21内へ戻される。
【0018】トラフ51の下流側には、基盤19に立設
した支柱68上に無振動シュート61が設置されてお
り、トラフ51の下流端と僅かの間隙dをあけて接続さ
れている。無振動シュート61は、部品Cの腹部の高さ
に設けた上下のガイドバー62a、62bによって部品
Cを両側から挟持するようになっており、無振動シュー
ト61の底面65は、上流端ではトラフ51の支持面5
5と整合された傾斜面とされているが、下流端において
部品Cが直立姿勢となるように、漸次水平化されてい
る。
【0019】本発明の実施の形態によるコンデンサー・
ケース排出装置1は以上のように構成されるが、次にそ
の作用を説明する。
【0020】図2、図3を参照して、振動パーツフィー
ダ2のボウル21内には多数の部品Cが横臥した姿勢で
収容され、駆動部11のコイル15に交流が通電されて
ボウル21に時計方向の捩り振動が与えられおり、直線
振動フィーダ3の駆動部41のコイル15にも交流が通
電されてトラフ51に直線振動が与えられているものと
する。
【0021】ボウル21の底面22において、長い部品
Cは捩り振動を受けて周辺側へ移動されつつ配向され、
底面Cbまたは開口Ctを先頭にして矢印mで示す方向
へ移送され、起点24sからトラック24へ乗る。部品
Cはトラック24に横臥した姿勢でボウル21の周壁2
3に沿いスパイラル状に上昇されてトラック24の最上
の周回に至り、周壁23の欠落された箇所からボウル2
1の外周側へ導かれて、ボウル21の外周面に帯状に外
付けされたフレーム30内で上り勾配に形成されている
外周トラック34へ移行される。
【0022】この時、周壁23に接している部品Cは、
周壁23の下流端23eを越すと、図4に示すように、
下流端23eを支点として回動して長さLの方向を径方
に向けて外周トラック34へ流れ込み、図5に示すよう
に、底面Cbまたは開口Ctを端面35に支持されて外
周トラック34に傾倒し、長さLの方向をボウル21の
径方向に向けた姿勢となって移送される。また、図4に
示すように、一部の部品Cは外周トラック34と端面板
35との接続部に倒れ込み、長さLの方向をボウル21
の周方向に向けた姿勢となって移送される。
【0023】外周トラック34において、倒れ込んで長
さLの方向を移送方向に向けている部品Cは、図3、図
4、図6に示す選別穴37A、およびその下流側の同様
な選別穴37Bから落下して選別され、落下した部品C
はフレーム30の底板32を滑落し、図6に示すボウル
21の周壁23の戻し穴28を経てボウル21内へ戻さ
れる。
【0024】一方、外周トラック34に傾倒し安定な姿
勢にある部品Cは捩り振動を受けて上り勾配の外周トラ
ック34を下流側へ移送されるが、上り勾配であること
による部品Cの上流側への転がりが重なって、図8、図
9に示すように、部品Cは相隣接した状態で、それぞれ
の部品Cは後続する部品Cによって押されて移送され
る。外周トラック34は、径方向の傾斜が、漸次、立て
られているので、部品Cは不安定な立ち姿勢の度合いを
高めるが、相隣接した状態にあるので転倒することなく
一列の状態を保持して移送され、外周トラック34の下
流端から直線振動フィーダ3のトラフ51の上流端へ移
行される。なおこの時、部品Cの上下の向きは不定であ
り、底面Cbを下にしたもの、開口Ctを下にしたもの
がほぼ1対1の割合で混在している。
【0025】直線振動フィーダ3のトラフ51へ移行さ
れた部品Cは、底面Cbまたは開口Ctを支持面55に
支持され、傾倒面54に傾倒して移送される。そして、
図10に断面を示す逆向き選別機構52に至り、底面C
bを上にして移送されてくる逆向きの部品Cが選別排除
される。すなわち、逆向きの部品Cは、逆向き選別機構
52の光センサー53と底面Cbとの間の距離が正規の
姿勢の部品Cと比較して小さく、光センサー53から照
射され底面Cbで反射される光の反射強度が大となるこ
とから検出され、その検出信号の入力される図示しない
制御部は圧縮空気配管58の電磁弁を瞬時的に開き、空
気噴出孔56から空気を噴出させるので、実線で示す逆
向きの部品Cは一点鎖線で示すようにトラフ51から排
除されて落する。また、逆向き選別機構52と全く同様
な逆向き選別機構52’によって逆向きの部品Cのダブ
ルチェックが行なわれ、上流側の逆向き選別機構52で
の排除に洩れた逆向きの部品Cがトラフ51から排除さ
れる。そして、トラフ51から排除された部品C、その
ほか、移送の途中でトラフ51から転落する部品Cも下
方の角皿状のポケット59で受け止められ、ボウル21
側へ向かう下向き傾斜を滑落してボウル21の周壁23
の開口からボウル21内へ戻される。
【0026】逆向き選別機構52、52’を通過した正
規の姿勢の部品Cは、トラフ51の下流部分において、
傾倒面54と平行なカバープレート57に挟まれて、転
倒したり、トラフ51から脱落することが防がれて下流
端まで移送される。
【0027】そして、部品Cはトラフ51の下流端か
ら、これに接続されている無振動シュート61へ移行さ
れ、後続する部品Cによって押され、両側から挟持する
上下のガイドバー62a、62bに導かれて下流端へ移
動する。そして、この間、無振動シュート61の上流端
でトラフ51の支持面55と整合され傾斜面とされてい
る底面65は、漸次、水平化されていることから、部品
Cは下流端において相隣接した直立姿勢とされて、次工
程へ供給される。
【0028】本発明の部品排出装置は以上のように構成
され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることな
く、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能で
ある。
【0029】例えば本実施の形態においては、ボウル2
1内のトラック24と外周トラック34との接続箇所
で、ボウル21の周壁23の下流端23eを回動の支点
として部品Cが移送の向きを90度回転させるようにし
たが、周壁23とフレーム30の側壁31とを例えば内
側へ凸の1/4円弧状の曲線で接続して、移送の向きを
滑らかに変換させるようにしてもよい。
【0030】また本実施の形態においては、整送対象と
して電解コンデンサー用の直径D=10mmφ×長さL
=40mmのコンデンサー・ケースCを整送する場合に
ついて説明したが、本実施の形態のコンデンサー・ケー
ス排出装置1は直径の10mmφ×長さL=30mmの
ようなサイズ違いのコンデンサー・ケースの整送に兼用
し得る。
【0031】また本実施の形態においては、整送対象と
して電解コンデンサー用のアルミニウムからなるコンデ
ンサー・ケースについての排出装置を例示したが、これ
以外の同様な円筒形状の部品、例えば、口紅用金属ケー
ス、丸薬小出し用のプラスチックケースや紙ケース、そ
の他類似の形状の部品の整送にも同様に適用されること
は言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次に記載するような効果を奏する。
【0033】軸方向に関し片側に開口を有する長い円筒
形状の部品について、振動パーツフィーダのボウルの外
周側に形成したボウルの中心から径外方へ向いて下向き
傾斜の外周トラックと、傾斜の下端に直角な上向きの端
面とによって移送路を形成して、長さ方向を径方向に向
けた部品を外周トラックに傾倒させ端面で支持した状態
で移送するようにし、更に外周トラックは下流側へ向か
ってゆるい上り勾配とされ、かつ外周トラックの傾斜
は、漸次、立てられているので、部品は捩り振動によっ
て下流側へ移送されるが上り勾配による上流側への転が
りが重なって相隣接した状態となり、立ち姿勢に近付く
ものの転倒することなく移送される。そして、接続され
ている直線振動フィーダのトラフにおいて、逆向きの部
品が選別排除されることにより、正規の姿勢の部品が相
隣接する一列となって排出される。すなわち、外周トラ
ックの上り勾配とその傾斜角度を変化させる比較的簡単
な方法によって、転倒し易い長い円筒形状の部品を一列
の立ち姿勢として移送し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】整列状態にあるコンデンサー・ケースの斜視図
である。
【図2】コンデンサー・ケース排出装置の部分破断側面
図である。
【図3】同平面図である。
【図4】外周トラックの上流端部の平面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線向の断面図であ
る。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】捩り振動パーツフィーダの外周トラックの下流
端部と直線振動フィーダのトラフの上流端部を示す拡大
平面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向の断面展開
図である。
【図10】図3における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【符号の説明】 1 コンデンサー・ケース排出装置 2 振動パーツフィーダ 3 直線振動フィーダ 21 ボウル 23 周壁 24 トラック 30 フレーム 34 外周トラック 35 端面板 37A 選別穴 37B 選別穴 51 トラフ 52 逆向き排除機構 53 光センサー 54 傾倒面 55 支持面 56 空気噴出穴 57 カバープレート 58 圧縮空気配管 59 ポケット 61 無振動シュート 62a ガイドバー 62b ガイドバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に関し片側が開口された長い円筒
    形状のコンデンサー・ケースまたはその類似物である部
    品を、その底面が下になる上向きの姿勢とし、相隣接す
    る一列の状態として排出する部品排出装置において、 振動パーツフィーダのボウル内のトラックに接続して前
    記ボウルの外周側に形成される前記部品の移送路が、前
    記ボウルの中心から径外方を向いて下向き傾斜とされ前
    記部品の長さ方向を前記ボウルの径方向に向けて傾倒さ
    せる外周トラックと、前記傾斜の下端にほぼ直角の上向
    き傾斜とされ前記部品の前記底面または前記開口面を支
    持する端面板とからなり、かつ前記外周トラックは下流
    側へ向かって上り勾配とされると共に、前記外周トラッ
    クの前記傾斜は、漸次、立てられており、更に前記端面
    板と前記外周トラックの下流端に整合して直線振動フィ
    ーダのトラフとその側壁とが接続されており、 前記外周トラックにおいて、捩り振動による下流側への
    前記部品の移送に、前記上り勾配による上流側への前記
    部品の転がりが重なって、前記部品は相隣接する状態に
    なると共に下流側ほど立ち姿勢となって転倒することな
    く移送され、続いて移行される前記トラフ上において、
    前記底面を上にした逆向き姿勢の前記部品が選別排除さ
    れて、前記トラフの下流端からは前記底面を下にした正
    規の姿勢の前記部品が一列となって排出されることを特
    徴とする部品排出装置。
  2. 【請求項2】 前記外周トラックが前記ボウルの外周の
    約3/4周にわたって形成されている請求項1に記載の
    部品排出装置。
  3. 【請求項3】 前記直線振動フィーダの前記トラフ上に
    おける逆向きの姿勢の前記部品の選別排除が、立ち姿勢
    で移送される前記部品の直ぐ上方に設置された前記部品
    の上下の向きを検査するための発光素子と受光素子とを
    備えた光センサーと、前記部品が逆向きの姿勢であるこ
    とが検出された時に、当該部品を前記トラフから排除す
    るための前記側壁に開口された空気噴出孔から瞬時的に
    噴出される空気とによって行われる請求項1または請求
    項2に記載の部品排出装置。
  4. 【請求項4】 前記トラフの直ぐ下方から前記ボウルの
    周壁に形成された開口へ向かって下向き傾斜の皿状のポ
    ケットが形成されており、 前記トラフから排除された逆向き姿勢の前記部品が前記
    ボウル内へ戻される請求項1から請求項3までの何れか
    に記載の部品排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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