JPS6356128B2 - - Google Patents

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JPS6356128B2
JPS6356128B2 JP58124222A JP12422283A JPS6356128B2 JP S6356128 B2 JPS6356128 B2 JP S6356128B2 JP 58124222 A JP58124222 A JP 58124222A JP 12422283 A JP12422283 A JP 12422283A JP S6356128 B2 JPS6356128 B2 JP S6356128B2
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JP
Japan
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trough
return
transfer
parts
edge
Prior art date
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Application number
JP58124222A
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English (en)
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JPS6015310A (ja
Inventor
Tomoji Araida
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP12422283A priority Critical patent/JPS6015310A/ja
Publication of JPS6015310A publication Critical patent/JPS6015310A/ja
Publication of JPS6356128B2 publication Critical patent/JPS6356128B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G27/00Jigging conveyors
    • B65G27/08Supports or mountings for load-carriers, e.g. framework, bases, spring arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigging Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は振動部品供給機に関する。
従来、直線的に延び、一方向に部品を移送する
ように振動を受ける返還トラフ;及びこの返還ト
ラフに近接して直線的に延び前記一方向とは逆方
向に部品を移送するように振動を受け整送手段を
有する整送トラフから成り、前記整送手段で整送
されなかつた部品は前記整送トラフの返還口部か
ら前記返還トラフの始端部に導き、該返還トラフ
により前記一方向に移送し、該返還トラフの終端
部から前記整送トラフの始端部に導き、前記整送
手段により整送された部品は前記整送トラフの終
端部から供給されるようにした振動部品供給機は
一般にリニアパーツフイーダとも呼ばれ、種々の
部品を特に小型の電子部品を所望の姿勢にして供
給するのに広く使用されている。
前記整送トラフの返還口部と前記返還トラフの
始端部との間、及び前記返還トラフの終端部と前
記整送トラフの始端部との間には横方向に隙間
(0.2〜0.3mm程度)が設けられ、部品はこの隙間
を越えて前記整送トラフから前記返還トラフへ、
及び前記返還トラフから前記整送トラフへと導入
されるのであるが、これら隙間に部品のかけらや
ゴム等がつまりやすく種々のトラブルの原因とな
つている。
本発明は従来のリニアパーツフイーダの上記欠
点を除去することを目的とする。この目的は本発
明の第1発明によれば、直線的に延び、一方向に
部品を移送するように振動を受ける返還トラフ、
この返還トラフに近接して直線的に延び前記一方
向とは逆方向に部品を移送するように振動を受け
整送手段を有する整送トラフから成り、前記整送
手段で整送されなかつた部品は前記整送トラフの
返還口部から前記返還トラフの始端部に導き、該
返還トラフにより前記一方向に移送し、該返還ト
ラフの終端部から前記整送トラフの始端部に導
き、前記整送手段により整送された部品は前記整
送トラフの終端部から外部へ供給されるようにし
た振動部品供給機において、前記返還トラフの始
端部の前記整送トラフ側の縁部又は前記整送トラ
フの返還口部の前記返還トラフ側の縁部が前記整
送トラフ側又は前記返還トラフ側に突出してお
り、前記返還トラフの始端部の前記整送トラフ側
の縁部は上下方向に第1の〓間をもつて前記整送
トラフの返還口部の縁部の直下方にあり、かつ前
記返還トラフの終端部の前記整送トラフ側の縁部
又は前記整送トラフの始端部の縁部が前記整送ト
ラフ側又は前記返還トラフ側に突出しており、前
記返還トラフの終端部の前記整送トラフ側の縁部
は上下方向に第2の〓間をもつて前記整送トラフ
の始端部の縁部の直上方にあるようにしたことを
特徴とする振動部品供給機、によつて達成され
る。
また、本発明の第2発明によれば、直線的に延
び、一方向に部品を移送するように振動を受ける
返還トラフ、この返還トラフに近接して直線的に
延び前記一方向とは逆方向に部品を移送するよう
に振動を受け整送手段を有する整送トラフから成
り、前記整送手段で整送されなかつた部品は前記
整送トラフの返還口部から前記返還トラフの始端
部に導き、該返還トラフにより前記一方向に移送
し、該返還トラフの終端部から前記整送トラフの
始端部に導き、前記整送手段により整送された部
品は前記整送トラフの終端部から外部供給される
ようにした振動部品供給機において、前記返還ト
ラフの始端部の前記整送トラフ側の縁部又は前記
整送トラフの返還口部の前記返還トラフ側の縁部
が前記整送トラフ側又は前記返還トラフ側に突出
しており、前記返還トラフの始端部の前記整送ト
ラフ側の縁部は上下方向に第1の〓間をもつて前
記整送トラフの返還口部の縁部の直下方にあり、
かつ前記返還トラフの終端部の前記整送トラフ側
の縁部又は前記整送トラフの始端部の縁部が前記
整送トラフ側又は前記返還トラフ側に突出してお
り、前記返還トラフの終端部の前記整送トラフ側
の縁部は上下方向に第2の〓間をもつて前記整送
トラフの始端部の縁部の直上方にあるようにし、
前記返還トラフと板ばねにより結合される返還ト
ラフ用ベースに一体的に、複数の貫通ねじ孔及び
ねじ挿通用貫通遊合長孔を形成させた位置調整板
を設け、前記整送トラフと板ばねにより結合され
前記返還トラフ用ベースの下方にまで延びる共通
ベースに複数のねじ孔を形成し、前記位置調整板
の前記貫通ねじ孔にそれぞれ調整用ねじを螺合挿
通させて、それら先端部を前記共通ベースの上面
と当接させることにより前記返還トラフ用ベース
を前記共通ベース上に支持するようにし、前記調
整用ねじの回動操作により前記返還トラフの前記
整送トラフに対する相対的高さを変えて前記第1
と第2〓間のうち少なくとも一方の大きさを調整
可能とし、これにより調整された位置で前記位置
調整板の前記ねじ挿通用貫通遊合長孔にそれぞれ
固定用ねじを挿通して前記共通ベースの前記ねじ
孔に螺着締めつけることにより前記返還トラフ用
ベースを前記共通ベースに対し固定するようにし
たことを特徴とする振動部品供給機、によつて達
成される。
以下、本発明の詳細につき図示した実施例に基
づいて説明する。
第1図において、整送用フイーダ1は一対の返
還用フイーダ2,3の間に、これらフイーダ2,
3に近接して配設されている。整送用フイーダ1
の整送トラフT上には上流側から集合トラフ部
4、分配トラフ部5及び整送トラフ部6が形成さ
れている。これらの詳細については後述する。ま
た返還用フイーダ2,3のトラフ7,8は対照的
であるが同一の構造を有し、一方のトラフ3の断
面形状は第10図に示されている。
第2図、第3図及び第4図に示されるように、
整送用フイーダ1のトラフTの底部には板ばね取
付ブロツク9が固定され、これは共通ベース11
上に一体的に支台100、支脚102a,102
bを介して形成された補助ベース13と前後一対
の傾斜配設された板ばね10により結合される。
共通ベース11は、すなわち本供給機全体は防振
ゴム12により基盤上に支持される。補助ベース
13上には電磁石14が固定され、これはコイル
15を巻装している。また電磁石14に対向する
ように板ばね取付ブロツク9には可動コア16が
固定されている。以上のようにして整送用フイー
ダ1の振動駆動部が構成されるが、返還用フイー
ダ2,3の振動駆動部については同一の構造であ
るので、一方の返還用フイーダ3についてのみ説
明すると、トラフ8の底部には板ばね取付ブロツ
ク17が固定され、これは補助ベース19と前後
一対の傾斜配設された板ばね18により結合され
る。補助ベース19上には電磁石20が固定さ
れ、これはコイル21を巻装している。また電磁
石20に対向するように板ばね取付ブロツク17
には可動コア22が固定されている。以上のよう
にして返還用フイーダ2,3の振動駆動部が構成
される。
補助ベース19には第5図に形状が明示される
L字状の位置調整板103が一体的に形成されて
いる。なお、返還用フイーダ2に対しても第3図
及び第4図に示すように位置調整板103が対照
的に設けられるが、後述の構成は全く同一である
ので、一方の返還用フイーダ3に対してのみ説明
し、対応する部分については同一の符号を付すも
のとする。
位置調整板103はトラフ8の長手方向に沿つ
て延びる第1アーム部103aと、これに対し直
角方向に延びる第2アーム部103bとから成
る。第1アーム部103aの両端部分には第5図
及び第8図に示すように貫通長孔104,111
が形成され、これに固定用ねじ106,116を
挿通させている。共通ベース11には貫通長孔1
04,111に整列してねじ孔105,113が
形成され、これに固定用ねじ106,116が螺
着している。なお、第8図は位置調整中の状態を
示し、位置調整板103は共通ベース11に対し
て固定されていない。また第2アーム部103b
の一端部にも同様に貫通長孔110が形成され、
これに固定用ねじ114を挿通させている。共通
ベース11には貫通長孔110に整列して第6図
に示すようにねじ孔112が形成され、これに固
定用ねじ114が螺着している。固定用ねじ10
6,114,116はそれぞれ第6図及び第7図
に示すようにワツシヤ107,115,117を
介在させて位置調整板103を共通ベース11に
対して固定させる。
位置調整板103の第1アーム部103aの一
端部には第7図に示すように更に貫通ねじ孔10
8が形成され、これに調整用ねじ109を螺合挿
通させている。同様に第2アーム部103bの貫
通長孔110,111間にも第6図に示すように
一対の貫通ねじ孔118,120が形成され、こ
れらに調整用ねじ119,121を螺合挿通させ
ている。本供給機の使用状態においては、第6図
及び第7図に示すように調整用ねじ109,11
9,121の先端部は共通ベース11の上面11
aと当接している。これにより位置調整板103
を図示の位置で支持している。振動駆動部の電磁
石14,20のコイル15,21に交流を通電す
ると、可動コア16,22と電磁石14,20と
の間に交流吸引力が発生し、これにより整送用フ
イーダ1のトラフTは第2図に示すように矢印a
方向に振動し、返還用フイーダ2,3のトラフ
7,8は矢印b方向に振動する。これにより整送
用フイーダ1のトラフT上の部品は第1図及び第
2図において右方向に移送され、返還用フイーダ
2,3のトラフ7,8内の部品は左方向に移送さ
れる。
こゝで返還用フイーダ2,3のトラフ7,8は
互いに線対称的に構成されているが、同一の構造
であるので、一方のトラフ8についてのみ第5図
及び第10図を参照して説明する。
トラフ8は直線的に延び両側に側壁部24,2
5(第1図参照)を備え、これらの間に移送方向
に向つて上方に傾斜する下側移送面26及び上側
移送面27を形成させている。これら移送面2
6,27間の段差は部品の厚さより小さい。また
始端部すなわち右端部の側壁部25には部品導入
用の開口28が形成され、終端部すなわち左端部
には排出口形成ブロツク30(第24図参照)が
固定され、これに部品導出用の開口29が形成さ
れている。排出口形成ブロツク30上には下側移
送面26と整合する移送面35を形成するように
第1側壁部31と第2側壁部34とが一体的に設
けられ、また第2側壁部34と連設してガイドブ
ロツク32がねじ33により排出口形成ブロツク
30に固定されている。ガイドブロツク32のテ
ーパ状の先端部32aと第1側壁形成部31とに
よつて上述の部品導出用開口29が形成されると
共に、先端部32aと第1側壁形成部31との間
に横方向移送面36が形成される。この移送面3
6と上述の移送面35とは同一レベル上にあり、
両者で第1図に示すような屈曲路を形成してい
る。またトラフ8内の上側移送面27は終端部近
くで屈曲して移送面35に向つている。
次に、第11図〜第14図を参照して、整送ト
ラフTにおける集合トラフ部4について説明す
る。
集合トラフ部4の両側には側壁部37,38が
形成され、上流側端部には端壁部39が形成され
ている。また端壁部39の両端部には一対の部品
案内傾斜部40,41が形成され、その上面は第
12図に示すように内方に向つて下向きに傾斜し
ている。集合トラフ部4において、最低面は最下
段集合トラツク42として構成され、この両側に
一対の中段集合トラツク43,44、更にこの外
側に一対の最上段集合トラツク45,46が形成
されている。第13図及び第14図に示されるよ
うに、これらトラツク42,43,44,45,
46間には段差が設けられ、この高さは部品mの
厚さよりは小さい。また、これらトラツクは集合
トラフ部4の中心線に向つて部品案内傾斜部4
0,41から延びており、部品集中部49に集中
している。なお、最上段集合トラツク45,46
の移送面は三角形状の分岐用側壁部47,48に
よつて下流側端部でトラツク部45a,45b及
び46a,46bに分岐している。トラツク45
b,46bが部品集中部49へと延びている部品
集中部49はU字状の凹所として形成され、その
移送面は第14図に示すように下流側に向つて約
3度の上り傾斜となつている。また両側壁部3
7,38と端壁部39との間には部品導入用の開
口50,51が形成され、これらを通つて第24
図及び第25図に示すように上述の返還用トラフ
8の終端部に一体的に形成される移送面36の先
端部が部品案内傾斜部40,41の上方に位置し
ている。また、移送面36を形成させている排出
口形成ブロツク30と集合トラフ部4の開口5
0,51の底壁面との間には第24図に示すよう
に隙間Sがあり、この大きさは整送トラフTと返
還用トラフ7,8とが振動時に衝突しないような
大きさとされている。
次に、上述の集合トラフ部4の下流側に接続さ
れる分配トラフ部5について第15図及び第16
図を参照して説明する。
分配トラフ部5において、両側壁部52,53
間の平板部54には一対の長円形状の開口55,
56が形成されており、これらの間に平板部54
の上流側端部の中央部から放射状に下流側に向つ
て延びる10列の分配トラツク57が形成されてい
る。分配トラツク57の断面形状は第16図に示
されるが、これらトラツク57間の台形状の側壁
部58の高さは上流側に向うに従つて小さくな
り、平板部54の上流側端部では殆んど零とな
る。これにより、集合トラフ部4の部品集中部4
9から10列の分配トラツク57への分配が滑らか
に、かつ均一に行われることができる。なお、分
配トラフ部5の両側壁部52,53は上述の集合
トラフ部4の両側壁部37,38に密に接合され
る。また、この集合トラフ部5及び後述する整送
トラフ部6の下方には、第21図に示される排除
部品受部59がこれらに一体的に固定される。
次に、第1図及び第17図〜第20図を参照し
て整送トラフ部6について説明する。
整送トラフ部6において両側壁部60,61間
の平板部62の上流側端部には、第17図に示す
ように10列の整送トラツク63が形成され、これ
らの断面形状及びこれらの間の側壁部64の断面
形状は、第15図に示す分配トラフ部5の終端部
におけるトラツク57及び側壁部58の断面形状
と同一であつて、これらは整合して接続される。
平板部62の中間部分には、第1図、第18
図、及び第19図に示すように上述の整送トラツ
ク63に整列して10列の移送路66が形成され
る。これら移送路66は第18図に示すように右
側に下向き傾斜しており、部品mは側壁部67
(第1図では簡略化のため図示せず)に片寄つて
移送されるようになつている。移送路66に沿つ
て、この巾を減ずるように小孔部65とこれに連
続して大孔部68が形成される。第18図に示す
ように小孔部65によつて移送路66の巾は部品
mの長手方向の長さよりわずかに小さくなり、ま
た第19図に示すように大孔部68によつて移送
路は69で示すように部品mの巾よりわずかに小
さくなる。
整送トラフTの下流側部分には板状の蓋70が
取りつけられ、またこの下方では第20図に示す
ように溝73が形成されている。溝73は上述の
移送路69と整列している。蓋70の上流側端部
には第1図に示されるように鋸歯状の切欠部71
が10個形成され、これにより重なつた部品mを案
内して第1図に示す長円形の孔72に落下させる
ようにしている。
次に、第21図を参照して、整送トラフTの下
部に一体的に固定される排除部品受部59につい
て説明する。
排除部品受部59において両側壁部74,75
がねじにより上方の整送トラフTに固定され、端
壁部76は整送トラフTの底面に密接している。
下流側端部にはほゞ三角形状のガイド部77が一
体的に形成され、この上面も整送トラフTの底面
に密接している。ガイド部77には一対のガイド
面78,79が垂直面として形成されている。ま
た、両側壁部74,75の一端とガイド部77と
の間に部品mを返還用トラフ7,8に導入するた
めの開口80,81が形成されている。ガイド部
77と端壁部76との間には第16図〜第20図
に明示されるように一対の傾斜面82,83が形
成されている。これらはそれぞれ中心線上から返
還用トラフ7,8に向つて下向きに傾斜してい
る。
次に第22図及び第23図を参照して、排除部
品受部59から、返還用トラフ7,8への部品導
入部分について説明する。なお、この導入部分は
両トラフ7,8に関して同一の構成であるので一
方のトラフ8に関してのみ説明する。
第23図にその形状が明示される案内ブロツク
84が返還用トラフ8の始端部に一体的に固定さ
れる。この垂直部85の上端には斜面86が形成
され、これはトラフ8内の上側移送面27と連設
している。また、この斜面86から排除部品受部
59の下方へと水平部87が延びている。水平部
87と排除部品受部59との間には隙間Sが形成
されるが、この大きさは整送トラフTすなわち排
除部品受部59及び返還用トラフ8が振動したと
きに相互に干渉し合わないような大きさである。
本発明の実施例は以上のように構成されるが、
次にこの作用、効果などについて説明する。
まず、本供給機の使用に当つては整送トラフT
に対する返還トラフ7,8の相対的な位置が調整
される。このために固定用ねじ106,114,
116が第8図及び第9図に示されるようにゆる
められる。貫通長孔104,110,111にに
沿つて、すなわち第8図に示すように矢印A方向
に位置調整板103、従つて返還トラフ7,8を
調整する。これにより返還トラフ7,8の終端部
と整送トラフTの始端部における開口50,51
との間の隙間(第1図でlで示す)が適切となる
ように返還トラフ7,8の始端部と排除部品受部
59の開口80との整合(第23図参照)が行わ
れる。
次いで、調整用ねじ109,119,121の
選択的な回動操作により、第22図及び第23図
に示すように整送トラフTと一体的な排除部品受
部59と、返還トラフ7,8の始端部としての案
内ブロツク84との間の隙間S、及び第24図に
示すように返還トラフ7,8の終端部と整送トラ
フTの始端部との間の隙間S′が調整される。これ
は供給すべき部品mの寸法やトラフT、7,8の
振巾の大きさを考慮して決定される。これら隙間
S,S′は同一でなくてもよい。
例えば、調整用ねじ109,119,121を
同じ方向に同角度回動させれば位置調整板103
は第9図に示す矢印C方向、すなわち垂直方向に
移動させられる。これにより同時に隙間S,S′が
調整される。第8図に示すように調整用ねじ10
9だけを回動操作すれば、位置調整板103は調
整用ねじ119,121の先端部と共通ベース1
1の上面11aとの当接点を支点として矢印B方
向に移動させられる。すなわち、隙間S′だけが優
先的に調整される。調整用ねじ119,121だ
けを回動操作する場合には隙間Sだけが優先的に
調整される。また、調整用ねじ121だけを回動
操作すれば、位置調整板103は第9図の矢印D
で示す方向に調整用ねじ109,119の先端部
と共通ベース11の上面11aとの当接点を支点
として移動させられる。これにより隙間S,S′は
同時に調整されるが、返還用トラフ7,8を長手
方向に対し直角の方向にも若干移動させることが
できる。
返還用フイーダ2,3はそれぞれ、3本の調整
用ねじ109,119,121により共通ベース
11上に支持されるが、以上のような調整により
相対的位置を定めた後、固定用ねじ106,11
4,116を螺合締めつける。すなわち、第6図
及び第7図に示す状態にする。よつて位置調整板
103は共通ベース11に対し固定される。
以上のようにして返還トラフ7,8の整送トラ
フTに対する相対的位置はねじにより微小調整す
ることができるので、極めて正確に調整すること
ができる。次いで多量の部品m(例えばチツプコ
ンデンサ)が返還用トラフ7,8内または集合ト
ラフ部4上に投入される。第2図に示す電磁石1
4,20のコイル15,21に交流を通電すると
可動コア16,22との間に交番吸引力が発生
し、これにより整送トラフTは矢印a方向に振動
し、返還用トラフ7,8は矢印b方向に振動す
る。トラフ7,8内の部品mは第10図に明示さ
れる移送面26,27上を移送され、終端部の移
送面35上に至る。この場合、上側移送面27及
び下側移送面26は平面的に見て移送面35に対
し少し屈曲しているが、上側移送面27と下側移
送面26との間には部品mの厚さより小さい段差
が設けられているので部品m同志がこの境界部分
でつまろうとしても、部品mが容易に上側移送面
27へと逃れる。これにより常に滑らかに部品m
は終端部の移送面35へと導かれ、こゝから集合
トラフ部4へとのぞむ移送面36を通つて、集合
トラフ部4の角部に設けられた部品案内斜視部4
1上へと落下する。なお、以上では一方の返還用
トラフ8について説明したが、他方のトラフ7に
ついても同様な作用を行ない部品mは他方の部品
案内傾斜部40上へと落下する。第12図に示す
ように返還用トラフ8の終端部の移送面36は少
し集合トラフ部4の上方内に入つているので部品
mは確実に部品案内傾斜部40上へと落下する。
従来はトラフ8の終端部と整送トラフTの始端部
との間には横方向に隙間(0.2〜0.3mm程度)が形
成されており、部品mはこの隙間を越えて整送ト
ラフTの始端部に導入されていたので、この隙間
に部品mのかけらやゴミ等がつまりやすく種々の
トラブルの原因となつていた。然しながら本実施
例によれば、隙間S′が上下方向に形成されている
ので以上のようなトラブルは殆んど発生しない。
またこのような構成により、他部分について整送
トラフTと返還用トラフ7,8との間の距離を大
きくとることができる。集合トラフ部4内におい
ては、部品案内傾斜部40,41の移送面を部品
mは滑走して最下段集合用トラツク42上に落下
する。部品mは第11図に示されるように矢印方
向の移送力を受けて下流側へと進行する。この場
合、大部分の部品mは第11図及び第13図に示
すように最下段集合用トラツク42と一対の中段
集合用トラツク43,44との間の段差に沿つて
進行するが、重なつている部品mは中段集合用ト
ラツク43,44上に移る。中段集合用トラツク
43,44上においても最上段集合用トラツク4
5,46との段差に沿つて進行するが、重なつて
いる部品mは最上段集合用トラツク45,46上
に移る。このようにして部品mは集合トラフ部4
内では均一に部品mが分散されながら部品集中部
49へと導かれる。なお、部品mがオーバフロー
の状態にあるときには第11図に示される分岐路
45a,46aを通つて一部の部品mは次の分配
トラフ部5内に導かれる。
第14図に示されるように部品集中部49の移
送面は上向きに傾斜しているので、こゝで部品m
の移送速度は若干低下する。これにより部品集中
部49内では更に部品mの均一分布作用が行われ
る。
部品mは部品集中部49から第15図に明示さ
れる分配トラフ部15内に導入される。10列の分
配トラツク57は下流側に向つて放射状に延びて
いるので一様にこれらトラツク57に部品mが分
配される。なお、上流側の集合トラフ部4の分岐
路45a,46aから至つた部品mは孔55,5
6内に落下し、下方の排除部品受部59の斜面8
2,83上に導かれる。
分配トラツク57から部品mは、整送トラフ部
6の整送トラフ63上に移行する。部品mは各ト
ラツク63に沿つて進行し、移送路66から第1
8図に示すように小孔部65に至ると、各移送路
66の途上で2列または3列になつた部品mのう
ち小孔部65側の部品mは小孔部65内に落下
し、下方の排除部品受部59の斜面82,83上
に導かれる。このようにして移送路66上を一列
で部品mが進行し、大孔部68に至ると移送路は
第19図で69で示すようにより狭くなる。これ
により、こゝまで横向きで移送されてきた部品m
は大孔部68内に落下する。結局部品mはすべて
長手方向を移送方向に向けて蓋70の上流側縁部
の位置に至る。こゝで重なつている部品mは切欠
き71のガイド作用を受けて孔72内に落下す
る。これにより、部品mは単層、単列で所望の姿
勢で第20図に示される各溝73内に導入され、
この排出端から図示しない次工程へ一個宛10列で
供給される。
他方、分配トラフ部5の孔55,56、整送ト
ラフ部6の孔65,68,72から落下した部品
は第21図に明示される排除部品受部59の両斜
面82,83上を滑落し、振動による移送力を受
けて両側壁部74,75に沿つて矢印c,d方向
に移送される。
排除部品受部59の開口80,81は第22図
及び第23図に示されるように返還用トラフ7,
8の部品導入用の開口28に整合させて配設され
ているので、案内ブロツク84の斜面86を通つ
て部品mはトラフ7,8内の移送面26,27上
に導入される。なお、この場合従来は排除部品受
部59と返還用トラフ7,8との間に横方向に隙
間があつたので、部品mはこの隙間を越えて返還
用トラフ7,8側に移らなければならず、このた
めこの隙間は非常に小さく、部品mのかけらやゴ
ミなどがつまると種々のトラブルが発生してい
た。然しながら本実施例によれば案内ブロツク8
4を一体的に固定させて隙間Sは上下方向に形成
されているので以上のようなトラブルは未然に防
止される。また、隙間を部品mが越える必要がな
いのでこの上下方向の隙間Sの大きさを従来より
大きくすることができる。部品mは返還用トラフ
7,8内の移送面26,27上を移送され終端部
に至ると上述の作用を繰り返す。
以上のようにして最終的には本供給機内の部品
mはすべて整列されて次工程へ供給されるのであ
るが、場合によつては例えば部品の種類を変える
ために途中で全部、本供給機から外部に排出した
い場合がある。このような場合、本実施例では、
第25図で一点鎖線で示されるように、ねじ33
をゆるめガイドブロツク32を移送面36側を閉
じる位置に回動させる。すなわち、先端部32a
を側壁部29に当接させる位置に回動し、この位
置でねじ33を締めつける。これによりトラフ
7,8内の移送面26,27に連設する移送面3
5は外部に連通するようになりトラフ7,8内の
部品mはすべて外部に排出されることになる。こ
のようにして本実施例では本供給機から部品mは
自動的に外部に排出されることができる。従来
は、駆動を停止して手作業で排出していたので、
このための作業能率を向上させることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、勿
論、本発明はこれに限定されることなく本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、部品整送手段としては図示のものに限
ることなく、各種の部品整送手段を備えたリニア
パーツフイーダに本発明は適用可能である。
また以上の実施例では、整送トラフTの両側に
返還トラフを配設した場合を説明したが、片側に
のみ返還トラフを配設したリニアパーツフイーダ
にも勿論適用可能である。
以上述べたように本発明の第1発明の振動部品
供給機によれば、両トラフの部品導入部、導出部
間の隙間に部品のかけらやゴミがつまることが防
止され、更に本発明の第2発明によれば、上記隙
間を容易に微小調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による振動部品供
給機の平面図、第2図は同供給機の側面図、第3
図は同供給機の正面図、第4図は同背面図、第5
図は第1図の同供給機の要部の斜視図、第6図は
第2図における−線方向部分拡大断面図、第
7図は第4図における−線方向部分拡大断面
図、第8図は本実施例の作用を説明するための第
2図における部分破断側面図、第9図は同様に本
実施例の作用を説明するための第6図と同様な部
分拡大断面図、第10図は返還トラフの構造を示
すための第1図における−線方向断面図、第
11図は第1図における分配トラフ部の拡大斜視
図、第12図は第11図におけるXII−XII線方向断
面図、第13図は第11図における−線
方向断面図、第14図は第11図における−
線方向断面図、第15図は同供給機における
分配トラフ部の拡大斜視図、第16図は第15図
における−線方向断面図、第17図は第
1図における−線方向拡大断面図、第1
8図は第1図における−線方向断面図、
第19図及び第20図はそれぞれ第1図における
−線方向及び−線方向断面図、
第21図は同供給機における排除部品受部の平面
図、第22図は第1図におけるXII−XII線方向
拡大断面図、第23図は同供給機における返還用
トラフの始端及び整送トラフ部の部品排除部の部
分拡大斜視図、第24図は第1図における
−線方向拡大断面図、第25図は同供給機
における返還用トラフの終端部及び整送トラフの
始端部の部分拡大斜視図である。 なお図において、1……整送用フイーダ、2,
3……返還用フイーダ、7,8……返還用トラ
フ、11……共通ベース、19……補助ベース、
26……下側移送面、27……上側移送面、2
8,29……開口、30……排出口形成ブロツ
ク、32……ガイドブロツク、35,36……移
送面、50,51,80,81……開口、84…
…案内ブロツク、103……位置調整板、103
a……第1アーム部、103b……第2アーム
部、104,110,111……貫通長孔、10
5,112,113……ねじ孔、106,11
4,116……固定用ねじ、108,118,1
20……貫通ねじ孔、109,119,121…
…調整用ねじ、T……整送トラフ、S,S′……隙
間、m……部品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直線的に延び、一方向に部品を移送するよう
    に振動を受ける返還トラフ、この返還トラフに近
    接して直線的に延び前記一方向とは逆方向に部品
    を移送するように振動を受け整送手段を有する整
    送トラフから成り、前記整送手段で整送されなか
    つた部品は前記整送トラフの返還口部から前記返
    還トラフの始端部に導き、該返還トラフにより前
    記一方向に移送し、該返還トラフの終端部から前
    記整送トラフの始端部に導き、前記整送手段によ
    り整送された部品は前記整送トラフの終端部から
    外部へ供給されるようにした振動部品供給機にお
    いて、前記返還トラフの始端部の前記整送トラフ
    側の縁部又は前記整送トラフの返還口部の前記返
    還トラフ側の縁部が前記整送トラフ側又は前記返
    還トラフ側に突出しており、前記返還トラフの始
    端部の前記整送トラフ側の縁部は上下方向に第1
    の〓間をもつて前記整送トラフの返還口部の縁部
    の直下方にあり、かつ前記返還トラフの終端部の
    前記整送トラフ側の縁部又は前記整送トラフの始
    端部の縁部が前記整送トラフ側又は前記返還トラ
    フ側に突出しており、前記返還トラフの終端部の
    前記整送トラフ側の縁部は上下方向に第2の〓間
    をもつて前記整送トラフの始端部の縁部の直上方
    にあるようにしたことを特徴とする振動部品供給
    機。 2 直線的に延び、一方向に部品を移送するよう
    に振動を受ける返還トラフ、この返還トラフに近
    接して直線的に延び前記一方向とは逆方向に部品
    を移送するように振動を受け整送手段を有する整
    送トラフから成り、前記整送手段で整送されなか
    つた部品は前記整送トラフの返還口部から前記返
    還トラフの始端部に導き、該返還トラフにより前
    記一方向に移送し、該返還トラフの終端部から前
    記整送トラフの始端部に導き、前記整送手段によ
    り整送された部品は前記整送トラフの終端部から
    外部へ供給されるようにした振動部品供給機にお
    いて、前記返還トラフの始端部の前記整送トラフ
    側の縁部又は前記整送トラフの返還口部の前記返
    還トラフ側の縁部が前記整送トラフ側又は前記返
    還トラフ側に突出しており、前記返還トラフの始
    端部の前記整送トラフ側の縁部は上下方向に第1
    の〓間をもつて前記整送トラフの返還口部の縁部
    の直下方にあり、かつ前記返還トラフの終端部の
    前記整送トラフ側の縁部又は前記整送トラフの始
    端部の縁部が前記整送トラフ側又は前記返還トラ
    フ側に突出しており、前記返還トラフの終端部の
    前記整送トラフ側の縁部は上下方向に第2の〓間
    をもつて前記整送トラフの始端部の縁部の直上方
    にあるようにし、前記返還トラフと板ばねにより
    結合される返還トラフ用ベースに一体的に、複数
    の貫通ねじ孔及びねじ挿通用貫通遊合長孔を形成
    させた位置調整板を設け、前記整送トラフと板ば
    ねにより結合され前記返還トラフ用ベースの下方
    にまで延びる共通ベースに複数のねじ孔を形成
    し、前記位置調整板の前記貫通ねじ孔にそれぞれ
    調整用ねじを螺合挿通させて、それら先端部を前
    記共通ベースの上面と当接させることにより前記
    返還トラフ用ベースを前記共通ベース上に支持す
    るようにし、前記調整用ねじの回動操作により前
    記返還トラフの前記整送トラフに対する相対的高
    さを変えて前記第1と第2〓間のうち少なくとも
    一方の大きさを調整可能とし、これにより調整さ
    れた位置で前記位置調整板の前記ねじ挿通用貫通
    遊合長孔にそれぞれ固定用ねじを挿通して前記共
    通ベースの前記ねじ孔に螺着締めつけることによ
    り前記返還トラフ用ベースを前記共通ベースに対
    し固定するようにしたことを特徴とする振動部品
    供給機。
JP12422283A 1983-07-07 1983-07-07 振動部品供給機 Granted JPS6015310A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS4928060A (ja) * 1972-07-14 1974-03-13
JPS5874418A (ja) * 1981-10-28 1983-05-04 Shinko Electric Co Ltd 振動複数列部品供給機

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