JP2005058853A - 選別装置、選別方法および整列装置 - Google Patents

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文弘 小川
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Abstract

【課題】 多量の被選別品を効率良く正確に選別することが可能な選別装置および選別方法を提供する
【解決手段】 供給トラフ2から供給された種子Zは、整列トラフ4上面において複数の溝に分配される。ベルト7a上においても、整列トラフ4から供給される種子Zは、整列トラフ4上面の溝の数に対応する数の列を形成する。ラインセンサカメラ9は、ベルト7aの移動方向に直交する直線状の領域を撮像し、各列毎の種子の検査を行う。ノズル装置10は、整列トラフ4の上面の溝の数に対応する数のノズル10aを備える。ラインセンサカメラ9の検査により黒色であると判断された種子Zは、ノズル装置10の各ノズル10aから各列ごとに吸引される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の被選別品から所望の被選別品を選別する選別装置および選別方法ならびに複数の被選別品を搬送する整列装置に関する。
種々の色、大きさ等を有する複数の被選別品から所望の分類に属する被選別品を選別することが要求されている。従来は、人間の視覚により被選別品の色、大きさ等に基づいて所望の被選別品が選別されてきた。近年、CCD(電荷結合素子)カメラを用いて所望の被選別品を選別する選別装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献に係る選別装置によれば、種子が振動発生器を用いた搬送装置により間隔をもって搬送され、CCDカメラにより個々の種子の影像が得られる。CCDカメラにより得られた種子の影像により種子の色、大きさ等が判断され、不良種子と判断された種子が抽出装置により吸引抽出され、合格種子と不良種子とが分類される。
特開平04−346877号公報
しかしながら、上記特許文献に係る選別装置においては、搬送装置の振動発生器が発生する振動により種子が搬送されるため、種子の搬送速度が遅い。その結果、種子の選別に多大な時間を要する。また、振動する種子の色、大きさ等が判断されるため、正確な選別が困難である。
本発明の目的は、多量の被選別品を効率良く正確に選別することが可能な選別装置および選別方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、多量の被選別品を効率良く正確に搬送することが可能な整列装置を提供することである。
本発明に係る選別装置は、複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させる整列手段と、整列手段から供給される複数の被選別品を複数列の状態で第1の方向に搬送する搬送手段と、搬送手段において第1の方向と直交する第2の方向に沿った直線状の測定領域を撮像するラインセンサと、搬送手段の測定領域よりも下流側において第2の方向に沿って配列される複数の吸引部を有し、搬送手段により搬送される複数列の被選別品をそれぞれ吸引する吸引手段と、ラインセンサの出力信号に基づいて搬送手段により搬送される複数列の被選別品の各々の選択および非選択を判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて吸引手段の複数の吸引部の各々の吸引動作を制御する制御手段とを備えるものである。
本発明に係る選別装置においては、整列手段により複数の被選別品が第1の方向に搬送されつつ複数列に整列され、整列手段から供給される複数の被選別品が複数列の状態で搬送手段により第1の方向に搬送される。それにより、多量の被選別品を効率良く搬送することができる。
また、ラインセンサの出力信号に基づいて、搬送手段により搬送される複数列の被選別品の各々の選択および非選択が判定手段により判定され、判定手段の判定結果に基づいて複数の吸引部の各々の吸引動作が制御される。それにより、個々の被選別品が正確に選別される。
また、ラインセンサの出力信号に基づいて各列の被選別品の通過ごとに瞬時に被選別品の選択および非選択が判定される。それにより、被選別品の搬送速度が高くても被選別品の選択および非選択を正確に判定することが可能である。
これらの結果、多量の被選別品を効率良くかつ正確に選別することが可能である。
搬送手段による複数列の被選別品の搬送速度は、整列手段による複数列の被選別品の搬送速度よりも大きく設定されてもよい。この場合、整列手段により搬送された複数の被選別品同士の間隔よりも搬送手段において搬送される複数の被選別品同士の間隔が大きくなる。それにより、被選別品を1個ずつ個別に判定することが可能である。したがって、複数の被選別品が搬送方向において連なることによる誤判定を防止することができる。
整列手段は、第1の方向に沿って互いに平行に延びる複数の溝を有する整列部材と、整列部材上に供給される複数の被選別品が複数の溝に沿って移動するように整列部材を振動させる振動発生手段とを含んでもよい。
この場合、振動発生手段が発生する振動により整列部材に供給される複数の被選別品が移動する。それにより、多量の被選別品は、効率良く複数の溝に分配されて各溝を移動する。
整列手段の複数の溝の各々の底面に孔部が設けられ、各溝内の孔部の側方に被選別品が通過可能な底面領域が形成されるように孔部の幅が設定されてもよい。
この場合、余分な被選別品が孔部から落下し、各溝において被選別品が一列に整列する。それにより、複数の被選別品を1個ずつ個別に判定することができる。したがって、複数の被選別品が幅方向に重なって搬送されることによる誤判定を防止することができる。
整列手段の各孔部を通して落下する被選別品を回収して整列手段の上流側に供給する回収手段をさらに備えてもよい。この場合、整列手段上の余分な被選別品が自動的に整列手段に再度供給される。それにより、落下した被選別品を再度整列手段に供給する作業が省略され、作業効率が向上される。
搬送手段は、第1の方向に移動する搬送面を有し、整列手段は、複数列の被選別品を搬送面上に供給してもよい。この場合、整列手段から搬送面上に供給された被選別品は複数列を維持したまま搬送手段により搬送される。それにより、被選別品を1個ずつ個別に判定することが可能である。したがって、正確な選別を行うことが可能である。
制御手段は、各列の被選別品が判定手段により選択と判定された時点から所定時間経過後に、対応する吸引部の吸引動作を実行させてもよい。この場合、被選別品を効率良く分類することが可能である。
判定手段は、ラインセンサの出力信号に基づいて被選別品の第2の方向の幅を検出し、所定回数連続して第2の方向の幅が所定値よりも大きい場合に、搬送手段により被選別品が搬送されていると判定してもよい。この場合、所望の幅を有する被選別品が判定の対象となる。それにより、判定手段による誤判定が低減される。
判定手段は、搬送手段により被選別品が搬送されていると判定した後、測定領域の輝度の分布を測定し、最も頻度の高い輝度に基づいて被選別品の各々の選択および非選択を判定してもよい。この場合、種々の色が混在する被選別品であっても正確に選別することが可能である。
本発明に係る選別方法は、複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させるステップと、複数の被選別品を複数列の状態で第1の方向に搬送するステップと、第1の方向と直交する第2の方向に沿った直線状の測定領域をラインセンサにより撮像するステップと、ラインセンサの出力信号に基づいて複数列の被選別品の各々の選択および非選択を判定するステップと、判定の結果に基づいて、測定領域よりも下流側において第2の方向に沿って配列される複数の吸引部により、複数列の被選別品をそれぞれ吸引するステップとを含むものである。
本発明に係る選別方法においては、複数の被選別品が第1の方向に搬送されつつ複数列に整列され、複数の被選別品が複数列の状態で搬送手段により第1の方向に搬送される。それにより、多量の被選別品を効率良く搬送することができる。
また、ラインセンサの出力信号に基づいて、複数列の被選別品の各々の選択および非選択が判定され、判定結果に基づいて複数の吸引部の各々の吸引動作が制御される。それにより、個々の被選別品が正確に選別される。
また、ラインセンサの出力信号に基づいて各列の被選別品の通過ごとに瞬時に被選別品の選択および非選択が判定される。それにより、被選別品の搬送速度が高くても被選別品の選択および非選択を正確に判定することが可能である。
これらの結果、多量の被選別品を効率良くかつ正確に選別することが可能である。
本発明に係る整列装置は、複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させる整列装置であって、第1の方向に沿って互いに平行に延びる複数の溝を有する整列部材と、整列部材上に供給される複数の被選別品が複数の溝に沿って移動するように整列部材を振動させる振動発生手段とを含み、複数の溝の各々の底面に孔部が設けられ、各溝内の孔部の側方に被選別品が通過可能な底面領域が形成されるように孔部の幅が設定され、複数の溝の各々の底面領域の延長線上における底面の先端に切り欠きが設けられたものである。
本発明に係る整列装置においては、振動発生手段が発生する振動により整列装置に供給される複数の被選別品が第1の方向に搬送されつつ複数の溝に沿って複数列に整列され、余分な被選別品が孔部から落下し、各溝において被選別品が一列に整列し、切り欠きから落下した被選別品が各溝に沿って移動する。
それにより、切り欠きから次の搬送手段に供給される種子は、複数の溝に沿って形成された列を乱すことなく搬送される。したがって、被選別品を各列ごとに1個ずつ個別に搬送することが可能である。その結果、多量の被選別品を効率良く正確に搬送することが可能である。
本発明に係る選別装置および選別方法整列装置においては、多量の被選別品を効率良くかつ正確に選別することが可能である。
また、本発明に係る整列装置は、多量の被選別品を効率良く正確に搬送することが可能である。
以下、本発明の実施の形態に係る選別装置および選別方法について図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、本発明に係る選別装置および選別方法の一例として、種子の選別装置および選別方法について説明する。
以下、一例として、アラセイトウ(ストック)等のような直径数mmの略円形状の種子を選別する場合を説明する。アラセイトウは黒色の種子と茶色の種子との2種類があり、色の相違により花びらの開き方等が異なるため、黒色の種子と茶色の種子との選別が望まれている。
図1は、本発明の一実施の形態に係る選別装置の模式図である。
図1に示すように、選別装置100は、上部筐体200および下部筐体300を備える。上部筐体200には、供給部30、検査部40、良品ガイド11、不良品ガイド12、ゴミ回収容器14、操作部16およびディスプレイ17が設けられている。
供給部30は、供給ホッパー1、供給トラフ2、振動発生器3、整列トラフ4および振動発生器5を備える。検査部40は、検査コンベア7、照明8、ラインセンサカメラ9、ノズル装置10、スクレイパ13およびスポンジ15を備える。
供給ホッパー1は、上部筐体200の上面に開口するように設けられている。供給トラフ2は、一端側が他端側に対して高くなるように傾斜している。供給ホッパー1に供給された種子Zは、供給トラフ2の上面の一端側に排出される。
供給トラフ2の下面には、振動発生器3が設けられている。振動発生器3が振動することによって、供給トラフ2の上面に供給された種子Zは、供給トラフ2の他端側へ徐々に移動し、整列トラフ4の上面の一端側に供給される。
整列トラフ4は、一端側が他端側に対して高くなるように傾斜している。整列トラフ4の下面の一端側には、振動発生器5が設けられている。振動発生器5が振動することによって、整列トラフ4の上面に供給された種子Zは、整列トラフ4の他端側へ徐々に移動する。
整列トラフ4の下面の他端側にはオーバーフロー回収装置6が設けられている。オーバーフロー回収装置6は、ホース6aを介して供給ホッパー1と接続されている。整列トラフ4に供給された種子Zの数量が過剰であれば、一部の種子Zが整列トラフ4から落下し、オーバーフロー回収装置6により回収される。
ホース6a内には、後述のコンプレッサ20により発生された圧縮空気によりオーバーフロー回収装置6から供給ホッパー1へと向かう気流が発生している。それにより、オーバーフロー回収装置6に回収された種子Zは、供給ホッパー1に再度供給される。
検査コンベア7は、ベルト7a、モータ7bおよび複数のローラ7cから構成される。ベルト7aはモータ7bおよびローラ7cに架け渡されている。モータ7bの回転に連動してベルト7aが周回動作を行う。整列トラフ4上面を移動する種子Zは、ベルト7aの一端側に供給される。ベルト7aの一端側に供給された種子Zは、ベルト7aの周回動作により検査コンベア7の他端側へ搬送される。
ベルト7aは白色の素材から構成される。それにより、ベルト7a上に供給された種子Zの色が際立ち、種子Zの検査精度が向上する。なお、ベルト7aは検査の対象となる種子の種類により他の色の素材を用いてもよい。
照明8は、検査コンベア7の上方に設けられており、ベルト7aの一部に向けて光を照射する。照明8は、赤色LED(発光ダイオード)からなる光源を有する。それにより、黒色と茶色との差が強調され、種子Zの検査精度が向上する。
ラインセンサカメラ9は、CCD(電荷結合素子)等からなるラインセンサを内蔵し、ベルト7aの移動方向(以下、搬送方向と呼ぶ)に直交する直線状の領域(以下、測定領域と呼ぶ)を撮像するように照明8の上方に設けられている。ラインセンサカメラ9の出力信号は、測定領域の輝度を表している。ラインセンサカメラ9の出力信号に基づいて、後述する処理により照明8に照らし出された種子Zの色が検査される。
ノズル装置10は、複数のノズル10aを有する。ノズル装置10の複数のノズル10aは、ラインセンサカメラ9による測定領域よりも所定の距離だけ下流側においてベルト7aの搬送方向に直交するように配列されている。種子Zの色が黒色であれば、その種子Zはノズル10aにより吸引され、良品ガイド11に回収される。種子Zの色が黒色以外であれば、その種子Zは、ノズル10aに吸引されることなく検査コンベア7の他端から落下し、不良品ガイド12により回収される。
スクレイパ13およびスポンジ15は、検査コンベア7の下部において、ベルト7aに接するように設けられている。検査コンベア7に付着した塵等はスクレイパ13により削ぎ落とされ、ゴミ回収容器14に回収される。スクレイパ13で削ぎ落とせない汚れ等は、スポンジ15により除去される。
操作部16は、キーボード等からなる。使用者による操作部16の操作により、選別装置100内の各部の動作が制御される。ディスプレイ17は、選別装置100内の各部の動作状況を表示する。
また、上部筐体200上には緊急灯23が設けられている。選別装置100が誤動作した場合等に点灯し、使用者に異常の発生を知らせることができる。
下部筐体300には、良品回収容器18、不良品回収容器19、コンプレッサ20、空圧機器21および制御部22が設けられている。
ノズル装置10により吸引された種子Zは、良品ガイド11を通して良品回収容器18に蓄積される。不良品ガイド12により回収された種子Zは、不良品回収容器19に蓄積される。
コンプレッサ20は、オーバーフロー回収装置6、ホース6aおよびノズル装置10の動作に必要な圧縮空気を生成する。空圧機器21は、タンク、レギュレータなどを備える。コンプレッサ20により生成された圧縮空気は、空圧機器21内のタンクに一時的に蓄積される。空圧機器21内のタンクに蓄積された圧縮空気は、必要に応じてレギュレータを介してオーバーフロー回収装置6、ホース6aおよびノズル装置10に圧縮空気を供給する。
制御部22は、CPU(中央演算処理装置)、半導体メモリ等からなり、選別装置100内の各部の動作を制御する。詳細は後述する。
図2は、図1の供給部30および検査部40の斜視図である。
図2に示すように、供給トラフ2は一定の幅を有するため、供給ホッパー1から供給された種子Zは、供給トラフ2上面で幅方向に広がる。また、整列トラフ4の上面には、後述するように、複数の溝が形成されている。それにより、供給トラフ2から供給された種子Zは、整列トラフ4上面において複数の溝に分配される。
ベルト7a上においても、整列トラフ4から供給される種子Zは、整列トラフ4上面の溝の数に対応する数の列を形成する。それにより、ラインセンサカメラ9は、各列毎の種子の検査を行うことができる。
ノズル装置10は、整列トラフ4の上面の溝の数に対応する数のノズル10aを備える。ラインセンサカメラ9の検査により黒色であると判断された種子Zは、ノズル装置10の各ノズル10aから各列ごとに吸引される。
図3(a)は整列トラフ4の平面図であり、図3(b)は整列トラフ4の正面図であり、図3(c)は図3(a)のA−A線断面図であり、図3(d)は図3(a)のB−B線断面図である。
図3(a)に示すように、整列トラフ4の上面には、複数の溝42が整列トラフ4の一端から他端に延びるように形成されている。本例では、8本の溝42が形成されている。各溝42の他端部の底面に三角形状の切り欠き42aが設けられている。
図3(b)に示すように、整列トラフ4の他端下部は、他端に向かって鋭角的に切り取られた形状を有する。
また、図3(c)に示すように、複数の溝42は、傾斜面と垂直面とがのこぎり波状に交互に連続することにより形成される。供給トラフ2から供給された種子は、各溝42の傾斜面下側に片寄りながら整列トラフ4の一端側から他端側に向かって徐々に移動する。
また、図3(d)に示すように、各溝42の傾斜面の中央部に長円形の落し孔41が形成されている。落し孔41と垂直面との間の傾斜面の幅は、種子Z1個分に設定されている。その結果、溝42の幅方向において、複数の種子Zが重なって移動する場合でも余分な種子Zが落し孔41から落下するため、図1のベルト7aに供給される種子Zは、溝42の数に対応する数の列を形成する。
図4は、整列トラフ4からベルト7aへの種子Zの受け渡しを説明する模式図である。図4(a)は整列トラフ4およびベルト7aの模式的側面図であり、図4(b)は図3(a)の一点鎖線Cで切った断面を一端側から他端側に向かって見た模式的断面図である。
図4(a)に示すように、整列トラフ4の他端下部とベルト7aが平行になるように整列トラフ4は傾斜する。本例では水平面に対して10度傾斜している。また、整列トラフ4とベルト7aとの間には隙間が存在する。
本例では0.4mm〜0.5mm程度の隙間が存在する。本例の種子Zの高さは、例えば、0.5mm〜0.6mm程度である。それにより、整列トラフ4とベルト7aとの間の隙間に種子Zが入り込むことはない。
その結果、種子Zは、ベルト7a上に供給された後も整列トラフ4の他端部により案内され、複数の溝42により形成された種子Zの列が一定に保たれる。
図5は、整列トラフ4からベルト7aに供給された種子Zが搬送される様子を示す模式図である。
図5に示すように、整列トラフ4に供給された種子Zは、落し孔41により各溝42において一列になってベルト7aに供給される。
ベルト7aに供給された種子Zは矢印の向きに搬送される。ベルト7aが種子Zを搬送する速度は、整列トラフ4が種子Zを搬送する速度よりも大きく設定されている。それにより、ベルト7a上を搬送される種子Z同士の間隔は、整列トラフ4上を移動する種子Z同士の間隔に比較して大きくなる。その結果、各列ごとに種子Z1個ずつの検査を確実に行うことができる。
測定領域Xは、種子Zの搬送方向に対して、水平面内において直角方向を示す。図1のラインセンサカメラ9内のラインセンサは、測定領域X方向に沿って2048個の画素を有する。ラインセンサの各画素は、測定領域X上の50μm×50μmの正方形の領域(以下、1単位という)の平均輝度値を測定する。
測定領域Xとベルト7a上に種子Zが矢印の方向に形成する列とが重なる8個の領域を以下、処理領域という。各処理領域は、測定領域Xにおいて一定の間隔ごとに連続する50画素により構成される。
また、ラインセンサカメラ9は、一定時間ごとに測定領域Xにおける輝度値を測定する。ラインセンサカメラ9の具体的な検査方法は、後述する。
ラインセンサカメラ9による検査の結果、検査の対象となった種子Zが「黒色」であると判断された場合には、ノズル装置10のノズル10aにより種子Z1個ずつが個別に吸引される。このように、種子Zを1個ずつ検査することから、より精度の高い種子Zの選別が可能である。さらに、図2で説明したように複数列の種子Zを同時に検査することが可能であることから、検査に要する時間が短縮される。
図6は、他の整列トラフ4aを示す平面図である。
図6に示すように、整列トラフ4aが図3の整列トラフ4と異なる点は、各溝42の途中に平面三角形状の堰止部43が設けられている点である。堰止部43まで到達した種子Zは、堰止部43に一時的に堰き止められるが、後続の種子Zからの圧力により堰止部43を乗り越える。
ここで、種子Zは、外周部に無数の繊毛を有し、種子Z同士が重なると互いに分離しにくくなる。しかしながら、堰止部43に一時的に堰き止められた複数の種子Zの一群は、堰止部43を乗り越えるときに、後続の種子Zからの圧力により互いに分離する。それにより、余分な種子Zは、落し孔41から確実に回収される。
図7は、ノズル装置10を説明するための模式図である。図7(a)はノズル装置10の模式的断面図であり、図7(b)は図7(a)のD−D線断面図である。
図7(a)に示すように、ノズル装置10は、ノズル10aおよび本体部10bを含む。本体部10bには圧縮空気通路10cが形成されている。圧縮空気通路10cは、圧縮空気導入部10caおよび圧縮空気排出部10cbから構成される。圧縮空気排出部10cbは、水平面に対して傾斜している。本例では、水平面に対して45度傾斜している。
ノズル10aは、ステンレスから構成される断面環状の円管である。ノズル10aのノズル10aの下端には種子吸引口10aaが設けられ、上端には種子排出口10abが設けられている。ノズル10aの上部は、圧縮空気通路10cの圧縮空気排出部10cbに対して同心円を形成するように挿入される。ノズル10aは、ノズル10aの下端部がベルト7aに対して垂直になるように下端側で曲折する。
図7(b)に示すように、ノズル10aの直径よりも圧縮空気排出部10cbの直径が大きいため、ノズル10aと圧縮空気排出部10cbとの間には隙間が存在する。本例においては、ノズル10aと圧縮空気排出部10cbとの直径差は0.5mm程度である。
圧縮空気導入部10caには、図1の空圧機器21内のタンクに蓄積された圧縮空気が供給される。圧縮空気導入部10caに供給された圧縮空気は、圧縮空気排出部10cbを通って図1の良品ガイド11に向かって排出される。
この場合、ノズル10aと圧縮空気排出部10cbとの隙間で圧縮空気の速度が飛躍的に増大する。それにより、ノズル10aの上端側に陰圧が発生し、下端側から上端側に向かって気流が発生する。その結果、ベルト7a上を搬送される種子Zが種子吸引口10aaから吸引され、種子排出口10abを通り、圧縮空気排出部10cbを通って図1の良品ガイド11に排出される。
ノズル10aの上部および圧縮空気排出部10cbが水平面に対して45度の傾斜を有することから、種子Zが落下しにくい。それにより、効率の良い種子Zの吸引を行うことができる。
また、ノズル10aの下端部がベルト7aに対して垂直に設けられていることから、種子吸引口10aaの断面積を最小限に抑えることができる。それにより、ノズル10aの吸引力が分散せずに吸引力が低減されない。また、種子Z以外の対象物が吸引されることが防止される。
図8は、図1のラインセンサカメラ9による種子の検査の内容を説明する図である。
検査コンベア7は白色であるため、検査コンベア7上に種子が供給されていない場合には図4の測定領域X上の輝度値はほぼ最大レベルである。種子Zは茶色または黒色であるため、測定領域Xに種子Zが搬送されると測定領域Xと種子Zが重なる部分の輝度値は急激に低下する。
ここで、ベルト7aの動作に伴い、測定領域Xの位置が図8(a)のラインP〜Sの4ラインへと相対的に移動する場合に測定される輝度値を考える。
図8(b)〜(e)は、図8(a)のラインP〜Sにおける輝度値を示す波形図である。図8(b)〜(e)の横軸は図4の測定領域X上の位置を示し、縦軸は輝度値を示す。
図8(b)に示すように、測定領域Xが種子Zと重なる部分において輝度値が急激に低下する。本実施の形態に係る種子Zは茶色または黒色であり、測定される輝度値は低くなる。そのため、種子Z以外の対象物を検査から除外して検査精度を向上させるため、ある一定の輝度値(以下、有効レベルという)以下の輝度値を有する対象物のみを検査の対象としている。また、輝度値が有効レベル以下にあるライン方向の幅を有効幅という。
種子Zがベルト7aにより搬送されるにしたがい、種子Zと測定領域Xとが重なる幅が徐々に大きくなるため、図8(c)〜(e)に示すように、有効幅も徐々に大きくなる。
有効幅が3ライン連続してしきい値Tよりも大きければ、種子Zがベルト7aにより搬送されていると判断される。逆に有効幅がしきい値Tよりも小さければ、種子Zがベルト7aにより搬送されていないと判断される。それにより、種子Zよりも小さい幅を持つ塵等は検査の対象とならない。その結果、検査精度が向上する。
有効幅が3ライン連続してしきい値Tよりも大きい場合、各処理領域内の1単位ごとの平均輝度値が蓄積され、平均輝度値の度数分布が作成される。この度数分布は、有効幅がしきい値Tよりも小さくなるまで作成される。この度数分布において最も度数の大きい輝度値を最頻輝度値と呼ぶ。この最頻輝度値が予め設定されている値(以下、基準値という)より大きいか小さいかが判断される。
最頻輝度値が基準値よりも小さい場合には種子Zの色は黒色であると判断され、最頻輝度値が基準値以上の場合には種子Zの色は茶色であると判断される。
種子Zの色が黒色であると判断された場合には、制御部22内のタイマが起動し、一定時間経過後に黒色であると判断された種子Zの列に対応するノズル10aが自動的に吸引動作を行う。測定領域Xを通過した種子Zは、ベルト7aの動作により例えば340m秒後にノズル10aの真下に搬送され、ノズル10aにより吸引される。種子Zの色が茶色であると判断された場合には制御部22内のタイマが起動せず、種子Zは不良品ガイド12を経由して不良品回収容器19に回収される。
図9は、数千個の種子Zの最頻輝度値を集計した度数分布である。
図9に示すように、種子Zの最頻輝度値の度数分布は2つの山を有する形状となる。低輝度値側の山は黒色の種子Zの最頻輝度値の分布を示し、高輝度値側の山は茶色の種子Zの最頻輝度値の分布を示す。
黒色の種子Zの最頻輝度値の分布のうち最も個数の多い輝度値を輝度値Mとし、茶色の種子Zの最頻輝度値の分布のうち最も個数の多い輝度値を輝度値Nとすると、基準値は以下の式(1)で表される。
基準値=(M+N)/2…(1)
基準値は、種子Zの選別の開始前に、予め数百〜数千の種子Zの最頻輝度値を測定することにより決定される。
図10は、選別装置100の制御系を示すブロック図である。
画像処理部24は、ラインセンサカメラ9の出力信号および制御部22から与えられる指令信号を受け取る。制御部22は、操作部16から与えられる指令信号および画像処理部24により計算された1単位ごとの輝度値を受け取る。また、制御部22は、操作部16から与えられる指令信号および画像処理部24から与えられる輝度値に基づき、振動発生器3,5、照明8、検査コンベア7、空圧機器21、ノズル装置10、コンプレッサ20、緊急灯23およびディスプレイ17の動作を制御する。
図11は、制御部22の基準値算出処理を示すフローチャートである。以下、図9および図10を参照しながら図11のフローチャートの説明を行う。
図11に示すように、制御部22は、画像処理部24から測定領域内における1単位ごとの平均輝度値を表す信号を受け取る(ステップS1)。
次に、制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回ったか否かを判定する(ステップS2)。制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回っていると判定しなかった場合にはステップS1の動作を繰り返す。
ステップS2において、制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回ったと判定した場合には、測定領域内の1単位ごとの平均輝度値の度数分布の作成を開始する(ステップS3)。
次いで、制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回ったか否かを判定する(ステップS4)。制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回っていないと判定した場合には、制御部22は測定領域内の1単位ごとの平均輝度値の度数分布の作成を継続する。
ステップS4において、制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回ったと判定した場合には、平均輝度値の度数分布の作成を終了する(ステップS5)。それにより、輝度値の度数分布が作成される。
次に、制御部22は、作成された輝度値の度数分布における最頻輝度値を抽出する(ステップS6)。
次いで、制御部22は、作業の終了が指示されたか否かを判判定する(ステップS7)。作業の終了が指示されていない場合、ステップS1に戻りステップS1からS7の処理を繰り返す。
ステップS7において作業の終了が指示された場合、制御部22は、図9の最頻輝度値分布を作成する(ステップS8)。次に、制御部22は、図9の最頻輝度値分布に基づいて基準値を算出する(ステップS9)。
図12は、選別装置100による選別動作の一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照しながら図12の選別動作を説明する。
制御部22は、画像処理部24から測定領域内における1単位ごとの平気輝度値を表す信号を受け取る(ステップS11)。次に、制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回ったか否かを判定する(ステップS12)。
制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回っていると判定しなかった場合には待機する。ステップS12において、制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回ったと判定した場合には、測定領域内の1単位ごとの平均輝度値の度数分布の作成を開始する(ステップS13)。
次いで、制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回ったか否かを判定する(ステップS14)。制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回っていないと判定した場合には、制御部22は測定領域内の1単位ごとの平均輝度値の度数分布の作成を継続する。
ステップS14において、制御部22は、種子Zの検知有効幅がしきい値Tを下回ったと判定した場合には、平均輝度値の度数分布の作成を終了する(ステップS15)。
次に、制御部22は、種子Zの最頻輝度値が基準値より小さいか否かを判定する(ステップS16)。制御部22は、種子Zの最頻輝度値が基準値より小さいと判定した場合には、制御部22内のタイマを起動する(ステップS17)。
ステップS16において、最頻輝度値が基準値より小さいと判定した場合には、制御部22は、ステップS11の動作から繰り返す。
以上のように、ラインセンサカメラ9が検査する対象物の大きさおよび色の両方を検査して種子Zの選別を行うことから、本実施の形態に係る選別装置100においては、確実に種子Zの選別が行われる。
図13および図14は、選別装置100による選別動作の他の例を示すフローチャートである。以下、図10を参照しながら図13および図14の選別動作を説明する。
図13に示すように、制御部22は、画像処理部24から測定領域内における1単位ごとの平均輝度値を表す信号を受け取る(ステップS21)。
次に、制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回ったか否かを判定する(ステップS22)。制御部22は、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回っていると判定しなかった場合にはステップS21の動作を繰り返す。
ステップS22において、3ライン連続して種子Zの検知有効幅がしきい値Tを上回った場合、制御部22は、検知有効幅がしきい値Tを下回っているか否かを判定する(ステップS23)。検知有効幅がしきい値Tを下回っていない場合、制御部22は、測定領域内において、予め設定された輝度値以下の領域を抽出する(図14のステップS24)。
次いで、制御部22は、抽出された領域内の平均輝度値において、輝度値の度数分布を計測する(ステップS25)。
次に、制御部22は、抽出された領域の周縁部の長さを積算する(ステップS26)。
次いで、制御部22は、抽出された領域の面積を積算する(ステップS27)。
次に、制御部22は、抽出された領域のライン数を計測する(ステップS28)。
以後、制御部22は、上記のステップS23において、検知有効幅がしきい値Tを下回るまでステップS21〜S28の処理を繰り返す。
ステップS25の計測結果から種子Z全体の輝度値の度数分布が作成される。また、ステップS26の周縁部の長さの積算結果が種子Zの周囲長に相当する。また、ステップS27における面積の積算結果が種子Zの面積に相当する。さらに、ステップS28におけるライン数の積算結果が種子Zの種子長さに相当する。
ステップS23において、検知有効幅がしきい値Tを下回った場合、制御部22は、最頻輝度値の抽出を行う(ステップS29)。
次に、制御部22は、最頻輝度値が前述の基準値よりも小さいか否かを判定する(図14のステップS30)。
最頻輝度値が基準値よりも小さい場合、制御部22は、種子長さが長さ基準範囲内にあるか否かを判定する(ステップS31)。ここで、種子長さとは、測定領域内における1単位ごとの平均輝度値が、検知有効レベル以下となり、かつその幅が検知有効幅以上となるライン数に相当する。
種子長さが長さ基準範囲内にある場合、制御部22は、吸引処理を行う(ステップS32)。この場合、制御部22は、ノズル装置10に吸引指示の指令信号を送る。
次いで、制御部22は、作業の終了が指示されたか否かを判定する(ステップS33)。作業の終了が指示されていない場合、制御部22は、ステップS21に戻り上記の処理を繰り返す。
ステップS30において、最頻輝度値が基準値より大きい場合、ステップS31において、種子長さが基準範囲にない場合には、ステップS33に進む。
ステップS33において、作業の終了が指示された場合、種子選別処理が終了する。
以上のことから、本実施の形態に係る種子選別装置においては、最頻輝度値および種子長さの値を用いて種子選別を行うので、種子Zと異物とを選別することも可能となる。
なお、本実施の形態に係る選別装置100においては、検査の対象となる種子Zが茶色の種子と黒色の種子との2種類に分類される種子であったが、その他の色に分類される種子であってもよいし、3種類以上の色に分類される種子から一種類の色の種子を選別することもできる。
その場合には、照明8の光源、ベルト7aを構成する素材の色および有効レベルの値を変更することによって、対象となる種子の色の選別を効率良く行うことができる。また、しきい値Tの値を変更することによって対象となる種々の種子の大きさに対応することが可能である。
本実施の形態においては、整列トラフ4および振動発生器5が整列手段に相当し、検査コンベア7が搬送手段に相当し、ラインセンサカメラ9がラインセンサに相当し、ノズル10aが吸引部に相当し、ノズル装置10が吸引手段に相当し、制御部22が判定手段および制御手段に相当し、整列トラフ4が整列部材に相当し、振動発生器5が振動発生手段に相当し、落し孔41が孔部に相当し、オーバーフロー回収装置6が回収手段に相当し、ベルト7aが搬送面に相当する。
以上のように、本発明に係る選別装置および選別方法においては、多量の被選別品を効率良く正確に選別することが可能である。したがって、本発明に係る選別装置および選別方法は、複数の被選別品から所望の被選別品を選別する用途に適している。
本発明の一実施の形態に係る選別装置の模式図である。 図1の供給部および検査部の斜視図である。 (a)は整列トラフの平面図であり、(b)は整列トラフの正面図であり、(c)は(a)のA−A線断面図であり、(d)は(a)のB−B線断面図である。 整列トラフからベルトへの種子の受け渡しを説明する模式図である。 整列トラフからベルトに供給された種子が搬送される様子を示す模式図である。 他の整列トラフを示す平面図である。 ノズル装置を説明するための模式図である。 図1のラインセンサカメラによる種子の検査の内容を説明する図である。 数千個の種子の最頻輝度値を集計した度数分布である。 選別装置の制御系を示すブロック図である。 制御部の基準値算出処理を示すフローチャートである。 選別装置による選別動作の一例を示すフローチャートである。 選別装置による選別動作の他の例を示すフローチャートである。 選別装置による選別動作の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 供給ホッパー
2 供給トラフ
3 振動発生器
4 整列トラフ
5 振動発生器
6 オーバーフロー回収装置
7 検査コンベア
8 照明
9 ラインセンサカメラ
10 ノズル装置
10a ノズル
11 良品ガイド
12 不良品ガイド
16 操作部
18 良品回収容器
19 不良品回収容器
22 制御部
30 供給部
40 検査部
41 落し孔
42 溝
100 選別装置
200 上部筐体
300 下部筐体

Claims (11)

  1. 複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させる整列手段と、
    前記整列手段から供給される前記複数の被選別品を複数列の状態で前記第1の方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段において前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った直線状の測定領域を撮像するラインセンサと、
    前記搬送手段の前記測定領域よりも下流側において前記第2の方向に沿って配列される複数の吸引部を有し、前記搬送手段により搬送される前記複数列の被選別品をそれぞれ吸引する吸引手段と、
    前記ラインセンサの出力信号に基づいて前記搬送手段により搬送される前記複数列の被選別品の各々の選択および非選択を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記吸引手段の前記複数の吸引部の各々の吸引動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする選別装置。
  2. 前記搬送手段による前記複数列の被選別品の搬送速度は、前記整列手段による前記複数列の被選別品の搬送速度よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項1記載の選別装置。
  3. 前記整列手段は、
    前記第1の方向に沿って互いに平行に延びる複数の溝を有する整列部材と、
    前記整列部材上に供給される複数の前記被選別品が前記複数の溝に沿って移動するように前記整列部材を振動させる振動発生手段とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の選別装置。
  4. 前記整列手段の前記複数の溝の各々の底面に孔部が設けられ、各溝内の孔部の側方に前記被選別品が通過可能な底面領域が形成されるように孔部の幅が設定されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の選別装置。
  5. 前記整列手段の各孔部を通して落下する前記被選別品を回収して前記整列手段の上流側に供給する回収手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の選別装置。
  6. 前記搬送手段は、前記第1の方向に移動する搬送面を有し、
    前記整列手段は、前記複数列の被選別品を前記搬送面上に供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の選別装置。
  7. 前記制御手段は、各列の被選別品が前記判定手段により選択と判定された時点から所定時間経過後に、対応する前記吸引部の吸引動作を実行させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の選別装置。
  8. 前記判定手段は、前記ラインセンサの出力信号に基づいて前記被選別品の前記第2の方向の幅を検出し、所定回数連続して前記第2の方向の幅が所定値よりも大きい場合に、前記搬送手段により前記被選別品が搬送されていると判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の選別装置。
  9. 前記判定手段は、前記搬送手段により前記被選別品が搬送されていると判定した後、前記測定領域の輝度の分布を測定し、最も頻度の高い輝度に基づいて被選別品の各々の選択および非選択を判定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の選別装置。
  10. 複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させるステップと、
    前記複数の被選別品を複数列の状態で前記第1の方向に搬送するステップと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った直線状の測定領域をラインセンサにより撮像するステップと、
    前記ラインセンサの出力信号に基づいて前記複数列の被選別品の各々の選択および非選択を判定するステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記測定領域よりも下流側において前記第2の方向に沿って配列される複数の吸引部により、前記複数列の被選別品をそれぞれ吸引するステップとを含むことを特徴とする選別方法。
  11. 複数の被選別品を第1の方向に搬送しつつ複数列に整列させる整列装置であって、
    前記第1の方向に沿って互いに平行に延びる複数の溝を有する整列部材と、
    前記整列部材上に供給される複数の前記被選別品が前記複数の溝に沿って移動するように前記整列部材を振動させる振動発生手段とを含み、
    前記複数の溝の各々の底面に孔部が設けられ、各溝内の孔部の側方に前記被選別品が通過可能な底面領域が形成されるように孔部の幅が設定され、
    前記複数の溝の各々の前記底面領域の延長線上における底面の先端に切り欠きが設けられたことを特徴とする整列装置。
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