JP4353871B2 - 粘着性を有する小塊状物体の検査方法及び検査装置 - Google Patents

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本発明は、ベルトコンベヤ上を搬送される小塊状の被検査物に混入する異物を検査して排除する方法及び装置、特に柔らかく粘着性のある小塊状物体を被検査物とする検査方法及び検査装置に関する。
例えば、アロエの葉肉や蜜柑のさのう等の小塊状物体を加工して製品化する際、小塊状物体に混入する異物を検査して排除することが要求される。
このような被検査物中の異物除去技術として、べルト上を搬送される粒体をテレビカメラで撮影して異物を検出し、べルトの下流側で落下させて、空気噴出ノズルから高圧空気を噴出して異物を除去する技術がある(特許文献1参照。)。しかし、この技術は岩塩、穀類、鉱物等硬度が高く粘着性の低い粒体を検査対象としており、アロエの葉肉や蜜柑のさのう等柔らかく粘着性のある小塊状物体を被検査物とした場合には、小塊状物体がべルトに付着するため小塊状物体が円滑にべルトから落下せず、テレビカメラで撮影した状態から異物の位置が変動して、高圧空気のジェットで的確に異物を排除できなかった。また、被検査物が柔らかい場合、高圧空気のジェットにより異物とともに排除される被検査物が損傷して製品として選別再利用し難い課題があった。
また、農産物選別箱詰装置あるいはカレットの色別選別機として、移送される選別対象物をカメラで撮影及び識別し、識別結果に従って選別対象物を吸着後、移動して対象物を分類する技術がある(特許文献2、特許文献3参照。)。しかし、この種の技術は選別対象物を吸着装置の先端に吸付けて吸着装置と一体に装置外に移動させる必要があり、幅広のコンべヤ上を搬送される多数の選別対象物を連続して高能力で選別することに限界があった。また、小さい選別対象品や柔らかい小塊状物体を吸着装置の先端に吸着保持して、装置外に移動することは困難であった。
また、小塊状物体の検査方法及び装置として本発明と同一出願人による、小塊状の被検査物物体をべルトコンべヤ上に分散配置させ、カメラで撮像検査して混入する異物を移動自在な吸引部材(ロボット)によって、ベルトコンベヤ外に吸引して排除する技術がある(特許文献4参照。)。この技術は柔らかく粘着性のある小塊状物体中の異物検査に際して、異物を直接ベルトコンベヤ上から吸引排除するため.被検査物のベルトコンベヤへの付着の間題を解消し、また、小塊状物体損傷が少ない特徴があった。しかし、異物の排除に利用されている移動自在な吸引部材(ロボット)及びその制御装置が複雑かつ高価で、操作及び保守が困難な問題があった。また、幅広のベルトコンベヤ上を搬送される被検査物中に多数の異物が集中して検出されたとき、吸引部材(ロボット)の異物排除能力に制約があり検査装置の能力を高くできない課題があった。
特開平7−113751号公報 特開平7−237521号公報 特開平5−96250号公報 特開2001−70891号公報
本発明は、前述の状況に鑑み提案されたものであって、小塊状の被検査物、特に柔らかく粘着性を有する小塊状の被検査物を対象として、被検査物中に混在する各種の異物を精度良く検出して高能力で排除し、また、異物とともに排除された被検査物体の損傷を防止し、必要に応じて異物とともに排除された粘着性を有する小塊状物体を選別処埋して製品としての利用を可能ならしめる、簡易で使い勝手の良い粘着性を有する小塊状物体の検査方法及び装置を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の発明は、粘着性を有する小塊状の被検査物を進行するベルトコンベヤ上に分散配置させ、被検査物を上方から撮像して前記被検査物中に混入する異物を検査し、前記撮像位置の下流において、ベルトコンベヤの幅方向を分担すべく配設され前記異物のべルトコンべヤ幅方向位置に対応して吸引部先端を該ベルトコンベヤに上下移動可能に構成した複数の角型形状の吸引排除部材を個別に作動させて、ベルトコンベヤ上から前記異物を吸引及び排除することを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査方法に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記被検査物が光透過性を有する小塊状物質であることを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査方法に係る。
請求項3の発明は、粘着性を有する小塊状の被検査物をベルトコンベヤ上で搬送する被検査物搬送手段と、前記被検査物をベルトコンベヤ上に分散配置させる被検査物分散手段と、ベルトコンベヤ上を搬送される被検査物を上方から撮像して画像データを取得する画像データ取得手段と、前記撮像位置の下流側に配設されて、ベルトコンベヤの幅方向を複数の角型形状の吸引排除部材で分担して、前記被検査物に混入する異物を吸引排除する吸引部先端を該ベルトコンベヤに上下移動可能に構成した吸引排除手段と、前記画像データ及びベルトコンベヤの進行速度データを演算処理して、混入している異物の吸引排除に関する信号を前記吸引排除手段に伝達するデータ処理手段とを備えたことを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査装置に係る。
請求項1に記載の発明によれば、粘着性を有する小塊状の被検査物を進行するベルトコンベヤ上に分散配置させて、被検査物を上方から撮像して前記被検査物中に混入する異物を検査するため、異物がベルトコンベヤ上に露出する機会が増大して、異物の検出確度を高めることができる。また、ベルトコンベヤの下流の指定箇所上方に設置された複数吸引排除部材を利用し、異物のベルトコンベヤ幅方向位置に対応する吸引排除部材を個別に作動させて、進行する異物をべルトコンべヤ上から吸引排除する。
このため、異物は前記吸引排除部材によってベルトコンベヤ上から直接吸引され、特許文献1に記載される如くベルトの下流側で落下させないので、ベルトコンベヤに粘着する性質を有する被検査物も、検査時の画像データに基く異物排除位置から変動することなく、精度良く異物を吸引排除することができる。
また、ベルトコンベヤの幅方向全領域を複数吸引排除部材が分担し、異物の進行下流位置にある吸引排除部材が異物を吸引して、外部の指定箇所に異物を搬送してベルトコンベヤ上から排除する。このため、前記吸引排除部材は、特許文献2、4に記載される異物位置に対応した吸着装置の平面的な移動、並びに、前記特許文献2、3に記載される選別対象物の装置外ヘの排除のための吸着装置の移動が不要となる。この結果、前記吸引排除手段の構造及び制御がいちじるしく簡易になり、安価で操作並びに保守が容易に実施できる。
また、幅広のベルトコンベヤ上を搬送される被検査物中に多数の異物が集中して検出されたときも、複数の吸引排除部材が複数の異物に対応して個々に作動するため、特許文献4に記載の移動自在な吸引部材(ロボット)の如き、多数の異物排除に対する多方面への急激な移動を要求されず、異物の排除能力を向上させることができる。この結果、吸引排除部材の耐久性が向上して保守が容易になるとともに、検査排除装置全体としての能力が向上する効果がある。
また、請求項2に記載の発明によれば、該被検査物が光透過性有する粘着性の小塊状の物質の場合、表面が白色等で光反射性の高いベルトコンベヤを利用する、あるいは、光透過性の高いベルトコンベヤを利用して照明光源をベルトコンベヤの下側に設置することにより、被検査物を上方から撮像した際に該被検査物の内部や裏側に混入している異物を精度良く高能力で検査して異物を排除することができる。このため、従来、異物混入の検査及び排除が困難であった各種の果肉、葉肉等の柔らかく粘着性と光透過性を有する多くの産品に対して、精度の良い高能力の検査方法を提供できる効果がある。
また、請求項3に記載の発明によれば、被検査物搬送手段のベルトコンベヤ上に粘着性を有する小塊状の被検査物を分散配置させる被検査物分散手段と、被検査物を撮像して画像データを取得する画像データ取得手段と、ベルトコンベヤの幅方向全領域を分担して覆う複数吸引排除部材を備えた吸引排除手段と、前記吸引排除手段に異物の吸引排除信号を出すデータ処理手段を備えた小塊状物体の検査装置により、ベルトコンベヤに粘着する性質のある被検査物に対しても、画像データに基く演算位置からの位置ずれなしに精度良く異物を吸引して排除することができる。
また、特許文献4に記載される移動自在な吸引部材(ロボット等)を利用した場合に較べて、異物吸引排除手段の構造及び制御が簡単安価になり、操作並びに保守が容易に実施できる。さらに、幅広のベルトコンベヤ上を搬送される被検査物中に多数の異物が集中して検出されたときも、複数吸引排除部材で分担して吸引排除するため、複数の異物を平行して容易に処理することが可能で、吸引排除部材の能力向上を通して検査装置全体としての能力を向上できる。また、粘着性を有する小塊状の被検査物の検査を精度良く実施できる。
以下、添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る粘着性を有する小塊状物体の検査装置の実施例としての平面図、図2は一部断面図を含む図1の正面図、図3は図1の吸引排除手段の拡大平面図、図4は吸引排除部材の作動状態を示す図3のX−X断面図、図5は図4のY−Y断面図である。
図1の平面図に示す如く、粘着性を有する小塊状物体の検査装置10は、被検査物搬送手段11と、被検査物搬送手段11を構成するベルトコンベヤ12に被検査物Pを分散配置させる被検査物分散手段20と、ベルトコンベヤ12上を搬送される被検査物Pを上方から撮像して画像データを取得する画像データ取得手段30と、ベルトコンベヤ12上から異物PIを吸引排除する吸引排除手段40と、前記画像データ及びベルトコンベヤ12の進行速度データを演算して、異物PIの排除信号を吸引排除手段40に伝達するデータ処理手段50から構成されている。また、真空ポンプ15及び異物貯留タンク16は詳細後述の如く、吸引排除手段40の一部として、べルトコンべヤ12上の異物を吸引する。
図2の正面図において、コンベヤフレ−ム13及び被検査物分散手段20はそれぞれ内部断面を示しているが、被検査物搬送手段11は架台14上のコンベヤフレーム13と幅広のベルトコンベヤ12を備え、ベルトコンベヤ12は図示省略の駆動装置で駆動されて所定の速度で矢印方向に進行している。
被検査物分散手段20は、水槽21と給水配管22、並びに水面高さを制御する図示省略の水面制御装置を備え、水槽21内の水面高さを公知の手段で検知し水供給量を制御して、水と浮遊する小塊状の被検査物Pを堰23からベルトコンベヤ12上にオーバーフローさせる。また、水槽21の上部の配管24から被検査物Pが、単位時間当たり略所定量ずつ水槽21内に投入される。なお、必要に応じて水槽21内には攪拌装置を備えて、投入された被検査物Pの水中における均等混合を図る。
前記の構成により、被検査物Pは水と一体に堰23からオーバーフローして、ベルトコンベヤ12上に略均等に分散して落下する。このとき、ベルトコンベヤ12上における被検査物Pの分散密度は、水中に浮遊する被検査物Pの混合率、オーバーフロー水量及びベルトコンベヤ12の進行速度等の運転条件によって決まり、被検査物Pが過密であれば異物PIが小塊状物体の影に隠れる確度が高くなって検査精度が低下し、分散が過疎であれば異物検査装置の処理能力が低下する。このため、異物検査装置の運転能力と要求される検査精度を考慮して、適正な分散状態となるよう前記運転条件を設定する。なお、ベルトコンベヤ12上に流下した水によって、被検査物Pがベルトコンベヤ12の進行横方向に大幅に移動しないよう水槽出口ガイド21aを設けるとともに、ベルトコンベヤ12の表面に小孔を設ける等により水が下方に透過する構成としている。
図2において、画像データ取得手段30を構成するカメラ31は、ベルトコンベヤ12の上方に設置されて、搬送される被検査物Pを撮像して画像データをデータ処理手段50に送信する。また、データ処理手段50は、被検査物P中に混入する異物PIを検出して、異物PIの位置や排除するタイミング等、異物PIの吸引排除に必要なデータを吸引排除手段40に送信する。なお、画像データの取得方法には、カメラ31による矩形領域の撮像の他、ラインセンサーによる線状領域の画像データの取得方法があり、また、異物PIの検出には前記画像データの種類に対応して多くの公知の手段が利用できる。
また、カメラ31による撮像に際して、本実施例では被検査物Pの上方から光を照射し、表面の光反射性の高いベルトコンベヤ12を利用して、光透過性有するとともに粘着性を有する小塊状の物質の内部や裏側に隠れている異物も検出可能としているが、光透過性の高いベルトコンベヤ12を利用し、照明光源をベルトコンベヤ12の下側に設置して被検査物Pを上方から撮像することにより、被検査物Pの内部や裏側に混入している異物の検出精度をさらに高めることもできる。
図2及び図3に示す如く、吸引排除手段40を構成する吸引排除手段本体41は、ベルトコンベヤ12の下流側に配置され、構成要素としての複数の吸引排除部材45が、吸気配管17及び異物貯留タンク16を介して真空ポンプ15(図1)に接続されている。また、図3の拡大平面図に示す如く、ベルトコンベヤ12の幅方向全域の異物を排除するために、複数の吸引排除部材45は吸引排除部材部材45a、45bの如く2列で千鳥状に配設きれている。なお、吸引排除部材45の配列は特に2列の千鳥状の配置に限定されるものではなく、対象とする被検査物Pの性質や装置の運転能力等に応じて、隣接する吸引排除部材45を密着させて1列の配置とすることもできる。
また、図4(a)に示す断面図は、吸引排除部材45を構成する吸引部品46が上昇してベルトコンベヤ12から離れた状態を示し、図4(b)は吸引部品46が下降して、吸引部品先端46aがベルトコンベヤ7に接近して異物PIが吸引排除可能な状態を示す。図4(a)に示す如く、吸引部品46は支持板42に固定されたガイド部材43に上下移動可能に保持されており、吸引部品46の上部で結合されたエアシリンダ44に駆動されて上下方向に移動する。また、吸引部品46と気体の連通部を有するガイド部材43には、配管部品47が固定されてチューブ48と接続しており、チューブ48は図2に示した吸気配管17を経由して真空ポンプ15に接続されている。また、吸引排除部材46の各チューブ48の配管上流側には、データ処理手段50からの指示に基づき、吸気配管17からチューブ48への負圧空気の接続または遮断を行う図示省略のソレノイドバルブが配置されている。
なお、図5の断面図に示される如く、吸引排除部材45は異物PIをコンベヤ上から効率良く吸引排除するために角型形状となっている。図3に示した如く、ベルトコンベヤ12の上面においては、前記説明の角型形状の吸引部品46の先端46aがベルトコンベヤ12の幅方向に等間隔で一列に配置され、そのピッチ間を他の―列の吸引部品先端46aが千鳥状に配置されて、ベルトコンベヤ12の幅方向全域において異物PIを漏れなく吸引排除可能としている。
前記説明の構成により、本発明に係る粘着性を有する小塊状物質の検査装置10は、ベルトコンベヤ12上を搬送される分散した被検査物Pをカメラ31で撮像してデータ処理手段50に送信し、データ処理手段50は画像データを処理して異物PIを検出して、ベルトコンベヤ12上における異物PIの幅方向位置に従って、作動させる各吸引排除部材45を選定する。そして、その異物PIが選定した吸引排除部材45の下方を進行するタイミングで、データ処理手段50の信号にもとづいてエアシリンダ44を作動させて、図4(b)に示す如く吸引部品46を下降させるとともに、対応するソレノイドバルブを作動させて吸引部品先端46aから異物PIを負圧で吸引し、内部の配管を通してベルトコンベヤ12上から排除する。
そして、吸引部品先端46aから吸引された異物PIは、配管部品47、チューブ48及び吸気配管17内を空気とともに搬送され、空気の流速が低下する異物貯蔵タンク16内に落下して内部に貯留される。前記の如く、本発明に係る粘着性を有する小塊状物質の検査装置10においては、被検査物Pに混入している異物PIを検出し、下流部所で複数吸引排除部材45を、異物PIのベルトコンベヤ12幅方向の位置に対応して、個別に作動させて分担して異物PIを吸引して排除する。
このため、幅広のベルトコンベヤ12上を搬送される被検査物P中に多数の異物PIが集中して検出されたときも、複数の吸引排除部材45がそれぞれ分担して複数の異物を無埋なく排除して、異物の排除能力を向上させることができる。この結果、従来の技術に較べて異物の排除能力が向上し、検査排除装置としての能力を向上させることができる効果がある。また、吸引排除部材45を平面的に移動させる必要がないため、ロボット等を使用した場合に較べて吸引排除部材45の動作に無理がなく、異物吸引排除手段40の構造及び制御がいちじるしく簡易になり、操作並びに保守が容易に実施できる。
また、異物PIが吸引排除部材45によってベルトコンベヤ12上から直接吸引排除されるため、粘着しやすい被検査物Pも撮像時のベルトコンベヤ12の位置から変動せず、精度良く異物PIを吸引排除することができる。また、被検査物Pが光透過性有する場合、光反射性の高いベルトコンベヤ等を利用して、被検査物Pの内部や裏側に混入している異物PIを検出することができる。また、従来の高圧ジェットによる排除手段に較べて、異物PIとともに吸引により排除された粘着性を有する小塊状物質は、柔らかい物質であっても損傷が少なく、必要に応じて異物貯蔵タンク16内の良好な小塊状物質を別途、選別処理して製品として再利用することができる。
なお、前記説明において、粘着性の高い被検査物Pの分散手段20として水槽21を利用する方法を説明したが、粘着性が低い被検査物Pに対しては、水槽21等を利用しないで小塊状物質を供給配管、あるいは上流のベルトコンベヤ等から直接ベルトコンベヤ12上に供給して、被検査物Pの検査及び排除を実施することもできる。
また、本発明の技術は必要に応じて、ベルトコンベヤ12上への被検査物Pの分散配置工程を含めて、本発明の検査工程を複数回繰り返して、異物PIの検出精度を向上させることもできる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で実施される種々の変更、修正、改良等を加えた態様を含むものである。
本発明に係る粘着性を有する小塊状物体の検査装置の実施例としての平面図。 一部断面図を含む図1の正面図。 図1の吸引排除手段の拡大平面図。 吸引排除部材の作動状態を示す図3のX‐X断面図。 図4のY‐Y断面図である。
10 検査装置
11 被検査物搬送手段
12 ベルトコンベヤ
13 コンベヤフレーム
14 架台
15 真空ポンプ
16 異物貯留タンク
17 吸気配管
20 被検査物分散手段
21 水槽
21a 水槽出口ガイド
22 給水配管
23 堰
24 配管
30 画像データ取得手段
31 カメラ
40 吸引排除手段
41 吸引排除手段本体
42 支持板
43 ガイド部材
44 エアシリンダ
45,45a,45b 吸引排除部材
46 吸引部品
46a 吸引部品先端
47 配管部品
48 チューブ
50 データ処理手段
P 被検査物
PI 異物

Claims (3)

  1. 粘着性を有する小塊状の被検査物を進行するベルトコンベヤ上に分散配置させ、
    被検査物を上方から撮像して前記被検査物中に混入する異物を検査し、
    前記撮像位置の下流において、ベルトコンベヤの幅方向を分担すべく配設され前記異物のべルトコンべヤ幅方向位置に対応して吸引部先端を該ベルトコンベヤに上下移動可能に構成した複数の角型形状の吸引排除部材を個別に作動させて、ベルトコンベヤ上から前記異物を吸引及び排除することを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査方法。
  2. 請求項1において、前記被検査物が光透過性を有する小塊状物質であることを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査方法。
  3. 粘着性を有する小塊状の被検査物をベルトコンベヤ上で搬送する被検査物搬送手段と、
    前記被検査物をベルトコンベヤ上に分散配置させる被検査物分散手段と、
    ベルトコンベヤ上を搬送される被検査物を上方から撮像して画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記撮像位置の下流側に配設されて、ベルトコンベヤの幅方向を複数の角型形状の吸引排除部材で分担して、前記被検査物に混入する異物を吸引排除する吸引部先端を該ベルトコンベヤに上下移動可能に構成した吸引排除手段と、
    前記画像データ及びベルトコンベヤの進行速度データを演算処理して、混入している異物の吸引排除に関する信号を前記吸引排除手段に伝達するデータ処理手段
    とを備えたことを特徴とする粘着性を有する小塊状物体の検査装置。
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